JPS6382285A

JPS6382285A - トレイの移送装置

Info

Publication number: JPS6382285A
Application number: JP61222544A
Authority: JP
Inventors: Masaharu Kiriaki; 正治切明
Original assignee: Murata Machinery Ltd
Current assignee: Murata Machinery Ltd
Priority date: 1986-09-20
Filing date: 1986-09-20
Publication date: 1988-04-13
Also published as: US4875572A; DE3731497A1; IT1211789B; IT8748401A0; DE3731497C2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はボビン移送用トレイの移送装置に関する。

〔従来の技術〕

リング精紡機において、精紡スピンドル上の巻上がった
精紡ボビンと空ボビンを交換する’Ａ　７１として、ス
ピンドルに沿って走行するトランスポートバンド上の精
紡スピンドルピッチと等しいか、またはスピンドルピッ
チの半ピツチ間隔で固定したペグに空ボビンを装着して
各スピンドルに対応した位置に空ボビンを整列させ、自
動玉揚装置によって一斉に精紡ボビンと空ボビンを交換
するものがある。

このようなタイプでは、トランスボートバンドは精紡機
台に沿って精紡機域内を回動するのみで、次工程のワイ
ングーへのボビン供給はトランスポートバンド上から精
紡ボビンを抜取り供給するステーションが必要である一
方、上記方法とは異なり、精紡機、ワイングー間を相互
に搬送されるボビン搬送用トレイによって精紡ボビン空
ボビンを直接、精紡機からワイングーへ、ワイングーか
ら精紡機へと搬送するタイプがある。

このような、後者のタイプにおいて適用されるトレイは
円盤状基体にペグを立設し、該ペグにボビを装着して移
送し、トレイと空ボビンが一体のま一精紡機のスピンド
ルに沿って整列するように、トレイの直径はスピンドル
ピッチと等しい径とされ、隣り合うトレイが接触して位
置決めされるようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従って、上記装置では、トレイの移送は単にコンベア上
に載置して先頭のトレイを精紡機の端部スピンドルに対
応する位置に停止させれば次々とトレイ同士が当接して
各スピンドルに対応して整列させることができる。

しかしながら、上記トレイは該トレイが適用される精紡
機専用であり、スピンドルピッチが異なる他の機台への
流用は不可能であった。近年の多品種少量生産システム
においては同一のトレイが機台間で互いに流用可能であ
ることが望まれている。

本発明は上記問題を解決することを目的とする。

ｃ問題を解決するための手段〕本発明は、一定ピツチ間隔でｉ！１置されるトレイの移
送路に沿って摺動する摺動部材を設け、該摺動部材上に
は上記ピッチ毎にトレイ係合部材を設け、上記トレイを
上記係合部材によって一斉にピッチ送りするようにした
ものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図〜第３図において、（１）は例えば精紡機（２）
のスピンドル（３）に沿って配設されたボビントレイ移
送路で、第３図の如く、中央を切り欠いたトレイ載置プ
レート（４ａ）　（４ｂ）と、該プレート上のトレイの
移送方向を規制する一対のガイド板（５ａ）　（５ｂ）
から構成される。

上記トレイ　（Ｔ）　は、例えば円板状基体（６）上に
ボビン挿立用のペグ（７）を形成したもので、該トレイ
　（Ｔ）の下面には後述するトレイの移送装置に適した
凹状の係合部（８）が形成されている。

トレイ移送装置（９）は、精紡機（２）のスピンドルに
沿って一本また複数本に分割された摺動バー（１０）　
（１０）と該バー上にスピンドルピッチで設けられる係
合部材（１１）とがら構成される。上記摺動バー（１０
）　（１０）は流体シリンダ（１２）のピストンロッド
（１３）に連結された往復ロンド（１４）に固定支持さ
れる。

即ち、上記係合部材（１１）は、バー（１０）上に一端
をねしく１５）固定され、他端をトレイの係合部（８）
先端に位置させた一枚または複数枚の仮バネで構成され
る。該各係合部材（１１）の先端間のピッチはスピンド
ルピッチ（Ｐｌ）と等しく形成される。

従って、第１図において、ピストンロッド（１３）が矢
印（１６）方向に一定ストローク（Ｓ）だけ移動すると
、仮バネ（１１）はトレイ　（Ｔ）の下面により固定位
置（１５）を支点に反時計針方向に若干変形して、トレ
イの下面を通過し、１ピツチ右側のトレイ下面に位置し
て保合部（８）内に仮バネ（１１）先端が位置する０次
いで、ピストンロッド（１３）のストローク（Ｓ）の矢
印（１７）方向の運動によって、係合部材（１１）に係
合している全てのトレイが一斉に１ピツチ（Ｐｌ）分だ
け矢印（１６）方向に移送されるのである。なお、流体
シリンダ（１２）によるピストンロッド（１３）ノスト
ローク（Ｓ）　は上記スピンドルピッチ（Ｐｌ）より若
干大とされ、係合部材が元へ戻った時、確実にトレイ下
面の保合部（８）に位置するようになっている。

なお、上記実施例では、隣接するトレイ同士は非接触で
あり、従って、保合部材（１１）によって単に押される
だけでは、慣性によって所定位置に止まらずオーバーラ
ンしたり、あるいは係合部材（１１）　の復帰時におい
て、板バネが変形してトレイ下面を通過する際、トレイ
が逆戻りする恐れがある。従って、上記実施例では、ト
レイのオーバーラン、戻り防止用の位置決めプレート（
１８）が各スピンドル位置に固定設置されている。即ち
、第４．５図において、上記位置決めプレート（１８）
は、移送路のガイド板（５ａ）　（５ｂ）の一方のガイ
ド板（５ａ）上に長ｌ　（１９）　　とネジ（２０）に
よってトレイ移送方向に位置調節自在に固定され、トレ
イ　（Ｔ）の基体（６）の一部に当接いする当接部（２
１）と、前方のトレイの戻りを阻止する戻り阻止ストッ
パ（２２）とが１枚のプレートで折曲げて形成されたも
のである。

上記当接部（２１）はトレイ移送方向と逆方向に傾斜し
た傾斜辺であり、トレイ　（Ｔ）の基体（６）の上部円
周縁（６ａ）が押接し、トレイのオーバーランを阻止す
るのである。また、第５図のトレイ（Ｔ）が係合部材（
１１）によって左方向へ１ピッチ移送される場合、プレ
ー）　（１Ｂ）　はトレイにより押され、固定位置（２
０）を支点に時計針方向に若干変位し、トレイが通過す
れば元位置へ復帰する。即ち、付勢力を有する仮バネ体
で構成されている。

上記摺動バー（１０）は第６図示の如く、係合部材の取
付位置の累積誤差を少なくするために複数に分割され、
各摺動バー（１０）は、複数のロッド（１４）に固定さ
れて一体的に運動する。なお、上記精紡機のスピンドル
数は数百錘にもおよびトレイの一斉移送に大きな駆動力
が必要であり、複数の流体シリンダを用いているが、パ
ワーの大きな１個のシリンダを精紡機の一端部に設ける
ことも可能である。また、摺動バー（ｌＯ）の往復運動
の駆動源としてモータを用い、ラック、ピニオンによる
伝達機構も適用可能である。

第１．２図では、トレイ　（Ｔ）をピッチ（Ｐｌ）間隔
で移送する例を示したが、第６図では同じトレイ　（Ｔ
）　によってスピンドルピッチ（Ｐ２）に合わせて整列
した例を示す、この時、摺動バー（１０）上の係合部材
（１０）の取付位置もスピンドルピッチ（Ｐ２）’？’
アリ、勿論、第２図のトレイ位置決めプレート（１Ｂ）
もスピンドルピッチに合わせて位置調整することが必要
である。しかしながら、精紡スピンドルの各スピンドル
間ピッチ（ＰＬ）　（Ｐ２）がトレイの直径（Ｄ）以上
であれば上記トレイ（Ｔ）がいづれの精紡機にも適用で
きる。

また、一つの精紡機において、ロフト変えを行う際に大
きさの異なるトレイを用いることも可能である。この場
合、トレイの係合部の大きさはトレイによって変わるこ
となく一定にしておけば、保合部材の位置調整は不要で
ある。

第７図に本考案の他の実施例を示す。

即ち、精紡スピンドルピッチ（Ｐｌ）と等しい間隔で保
合片（２３）を昇降フレーム（２４）上に固定し、該フ
レーム（２４）はさらに摺動フレーム（２５）上の垂直
シリンダ（２６）のピストンロッド（２７）上に固定さ
れる。（２８）（２８）はフレーム（２５）上に固定し
たガイド筒で昇降フレーム（２４）下面のガイドロッド
（２９）　（２９）を案内する。上記摺動フレーム（２
５）は水平シリンダ（３０）のピストンロッド（３１）
に］ＩＩｌ　（３２）を介して固定される。即ち、移送
面（４）上のトレイ　（Ｔ）を矢印（３３）方向にピッ
チ送りする場合は、始めに、シリンダ（２６）のピスト
ンロッド（２７）が上昇しく３５）、移送面の下方に没
している係合片（２３）をトレイ　（Ｔ）の内部の係合
部へ進入させ、次いで、シリンダ（３０）　の作動でピ
ストンロッド（３１）が矢印（３４）方向へ一定ストロ
ーク即ち、ピッチ（Ｐｌ）分進出して摺動フレーム（２
５）から上部の部材が一斉に矢印（３３）方向に定ピッ
チ移動し、トレイがピッチ（Ｐｌ）移送される。さらに
、ピストンロッド（３１）の下降（３６）により係合片
（２３）がトレイ（Ｔ）から脱し移送面の下方へ没し、
シリンダ（３０）により摺動フレーム（２５）が矢印（
３７）方向へ定ピッチ（Ｐｌ）戻り、元位置に　・復帰
する。このようにして移送面（４）上のトレイはピッチ
（Ｐｌ）の間隔をあけて一斉に移送されるのである。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明ではスピンドルピッチ毎にトレイ
に係合する係合片を設は該係合片を往復動させることに
より、異種のトレイであってもスピンドルピッチ間隔に
整列させて移送でき、また１ａｌｌｌｊ７のトレイをス
ピンドルピッチの異なる他機台への流用が可能となり、
多品種少ロフト生産システムにおいて特に効果的である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の実施例を示す断面正面図、第２図
は同平面図、第３図は同断面側面図、第４図は一部拡大
平面図、第５図は同一部拡大正面図、第６図はトレイと
スピンドルピッチ、および係合部材の駆動関係を示す概
略説明図、第７図は本発明の他の実施例を示す概略構成
正面図である。（１）−・・トレイ移送路（１０）・・・摺動バー（１１）　−・・保合部材（Ｔ）−）レイ

Claims

【特許請求の範囲】一定ピッチ間隔で載置されるトレイの移送路に沿って、トレイ移送方向に往復動する摺動部材を設
け、該摺動部材上には、上記ピッチに等しいピッチでト
レイ係部材を設け、上記トレイを上記係合部材によって
一斉にピッチ送りするようにしたことを特徴とするトレ
イ移送装置。