JPS6379632A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は三原色の各色画像データを用いて表示画面上に
色彩表示を行なう電子内視鏡装置に関し、特に被写体が
造影剤により変化する様子を観察するのに適した内視鏡
装置に関する。

（従来の技術） 従来、電子内視鏡装置を用いて胃等の臓器内部の疾患部
位例えば癌の部位を観察する場合には、患者の静脈に螢
光造影剤を注ｔｉ４後、医師が電子内視鏡装置の表示画
面上の癌の部位を観察し、その癌の部位に集中する血管
の恐を目視によって定性的に観察した。

しかしながら、従来の電子内視鏡装置の表示画面上に表
わされる癌の部位は、螢光造影剤を患者の静脈に注射後
における血管の色の変化が微小ではつきりしない。その
ため、従来にあっては、螢光造影剤により癌の色の変化
した部分を医師により正確に判断することが困難であっ
た。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように、従来の電子内視鏡装置では、その表示
画面上に表わされる癌の部位の螢光造影剤による変化が
はっきりせず、癌の部位の進行程度等を正確に判断する
ことが困難であった。

しかも、患者の静脈に螢光造影剤を注射した時刻を医師
が記憶するか、あるいはその注射と同時に医師がストッ
プウォッチを動作させることを必要とするため、医師の
作業負担量が大きいという不具合もあった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、取扱い容易であり、且つ疾患部位が造影剤により
変化する様子を鮮明に表示することができる電子内視ｔ
Ａ装置を提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明の電子内視鏡装置は、
被写体が造影剤により変化する様子を撮像して得られる
三原色の各色画像データを色相。

彩度及び明度の色の三属性空間に変化する処理と、この
変化された色の三属性空間データから三原色の各色画像
データを復元する処理とを行なう画像変換手段と、前記
画像変換手段で色の三属性空間データが得られる毎に、
変調ｒＩＩＪ数データに基づいてその他の三属性空間デ
ータに対し色彩の選択処理及び／又は色彩による画像の
特徴強調処理を行ない、この処理された色の三属性空間
データを前記画像変換手段に戻す色彩変調手段とを具備
したことを特徴とする。

（作用） 本発明の電子内視鏡装置にあっては、三原色の例えば、
赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）の画像データを用いて、
表示装置の画面上に色彩表示を行なう際、その表示画面
上に表わされる疾患部位が造影剤により変化する様子を
表示するために、第１図に示す画像変換手段ａと色彩変
調手段すとの機能ブロックの構成を要部として適用して
いる。

即ち、画像変換手段ａにおいて、被写体が造影剤により
変化する様子を撮像して得られる三原色の各色画像デー
タが含まれる映像信号を受けると、この画像変換手段ａ
は三原色の各色画像データを人間の把握しやすい形であ
る色相、彩度及び明度の空間に変換し、この変換信号を
色彩変調手段ａに送出する。

すると、色彩変調手段すは、造影剤に対応する変調関数
データに基づいて、その色の三属性空間データに対し、
色彩の選択及び／又は色彩による画像の特徴強調を行な
い、この処理された色の三属性空間データを画像変換手
段ａに戻す。

そのため、画像変換手段ａにおいて復元処理する対象の
色のＩ三属性空間データは、色彩変調手段すにより色彩
の選択及び／又は色彩による画像の特徴強調処理がなさ
れたものとなる。従って、画像変換手段ａにより三原色
の各色画像データに復元後、この復元による三原色画像
信号を受けて表示装置では、画面上に疾患部位を造影剤
により変化する様子を鮮明に表示することるができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第２図は本発明が適用された一実施例の電子内視鏡装置
の要部構成を示すブロック図である。

この−実施例の電子内視鏡装置にあっては、制御中枢と
して制御装置ｔ１１を設置しており、このｖＪ１１１装
置ｆ１１ニハ、指示ＨＨ１２、スコープ１４搭載のＣＣ
Ｄカメラ１３用のカメラ制御装置１５、切換装Ｗｔ１６
、Ｒｉｉ像メモリ１７．０画像メモリ１８、Ｂｉｉｍ）
＋（−ＩＪｌ　９ＲＧＢ、！：　（色相、　彩ＩＩ。

明度）との変換装置２０．色相画像メモリ２１、彩度画
像メモリ２２、明度画像メモリ２３、マスキング及び色
彩変換装置２４、螢光造影剤選択装置２５、面積計算装
置２６、白黒表示インターフェース２８が接続されてい
る。また、２７は螢光剤テーブル、２９はタイマ、３０
は表示装置、３１はデコーダである。

これ等の各部を備えた構成において、８画像メモリ１７
，０画像メモリ１８，８画像メモリ１９゜変換装置２０
９色相画像メモリ２１．彩度画像メモリ２２．明度画像
メモリ２３を制御装置１１によって動作させるシステム
構成で画像変換手段として機能される。

そのため、ＣＣＤカメラ１１から得られた信号がデコー
ダ３１を通してフレームメモリを構成する８画像メモリ
１７，０画像メモリ１８及び８画像メモリ１９に記録さ
れる毎に、これ等のＲＧＢ画像データは変換装＠２０に
よりそれぞれ計算処理されて、・色相画像メモリ２１．
彩度画像メモリ２２及び明度画像メモリ２３内にそれぞ
れ色相画像、彩度画像及び明度画像の各−像データに変
換された形で記憶される。

こうしてその色の三属性画像データが得られる毎に、マ
スキング及び色彩変換装置２４が色彩変調手段として機
能される。

即ち、マスキング及び色彩度換装δ２４は、螢光造影剤
に対応する変調関数データに基づいて、色相画像メモリ
２１の色相画像データの色彩の選択処理を行なって表示
装置３０の画面上に表示される疾患部位が色別されるよ
うにし、またはマスキングによって特定の色彩だけを残
し、他の無彩色にする色彩強調を行なう。

この際に使用される変調ｖＪ数データは、螢光剤テーブ
ル２７に格納された各種変調関数データの中から選択さ
れる。この選択は、指示袋［１２にて螢光造影剤指定の
ための入力操作が行なわれたとき、これに応答して螢光
造影剤選択装置２５がその指定された螢光造影剤に対応
する変調関数データを選択使用する旨、マスキング及び
色彩変換装置２４に指示を与えると、その指示を受けた
マスキング及び変換装［２５によって達成される。

例えば、患者の静脈に注射する螢光造影剤と°してフル
オレサイト注射液１号を用いた場合には、螢光造影剤が
癌などの疾患部位に到達すると、色相画像データのうち
色相の角度１２７°から１２９°の部分に、螢光造影剤
による色の変化が表われる。従って、この場合には、指
示装置１２からフルオレサイト注射液１号を指定するた
めの入力操作が行なわれたとき、螢光造影剤選択袋Ｗ１
２５はマスキング及び色調変換装置ｔ２４に対し、蛍光
剤テーブル２６より色相の角度として１２７°から１２
９°を選択使用するように指令を与える。

更に、この一実施例にあっては、図示しない周知の手段
でスコープ先端から胃壁までの距離を測定し、この測定
結果に基づいてＭ’ｆＢ装置１１はレンズ系による画面
の拡大率を求め、内蔵したメモリ（不図示）にその画面
の拡大率データを記憶しておく。

また、表示装置３０の画面上で螢光造影剤のために色が
変化される疾患部位の面積を計算する面積計算装置２６
を備えており、この面積計算装置２６の計算結果を表示
装Ｗ１３０の画面上に表示させることができるようにし
ている。

また、白黒インターフェース装置２８によって、表示装
置３０の画面上の画像を適宜に白黒の画像として表示さ
せることができるようにしている。

また、通常行なわれているようＣＣＤカメラ１１から得
られた映像信号は、フレームメモリに供給されるだけで
なく、ＮＴＳＣ信号のまま切換装置１６を介して表示装
置３ｏに供給される。

また、患者の静脈に螢光造影剤を注射したとき注射筒の
動作に同期して、あるいは医師が図示しない注射開始ボ
タンを押したとき、指示袋ｆｉｔ１２によりタイマ２９
が起動され、表示装置３０の画面上に経過時刻が表示さ
れるものである。

次に、この一実施例の作用を述べる。

今、患者の胃に癌らしき疾患部位が存在し、この疾患部
位を表示装置３０の画面上で観察しているとする。

ここで、螢光造影剤としてフルオレサイト注射液１号を
用いる旨の指示が指示装置２１２から螢光造影剤選択装
置２５に発せられると、マスキン°グ及び変換装置２４
において造影剤テーブル２７より色相の角度として１２
７°から１２９−’選択使用するように、螢光造影剤選
択装置２５が起動される。

こうして、マスキング及び変換装置２４に色相の角度１
２７″′から１２９°がセットされるとスタンバイ状態
となり、患者の静脈に螢光造影剤を注射してもよいとい
う指示が表示装置３０の画面上に表示される。

この注射開始指示を見た医師が患者の静脈にフルオレサ
イト注射液１号を注射すると、指示装置１２によりタイ
マ２９が起動され、表示装置３０画面上に注射後の経過
時刻その他必要情報が疾患部位と共に、逐次変化されな
がら第３図に示すように表示される。

そして、フルオレサイト注射液を用いているので、疾患
部位が早期癌の場合には、この早期癌のまわりの血管の
集中した部分に、注射後３０秒。

１分、２分、４分と時間が経過するにつれてフルオレセ
インによる螢光のため、血液の流れている血管の部分の
色が黄色味をおびた赤へと次第に変り、他の部分と少し
異なってくる。

その際、螢光により他の部位と色の異なった部分の撮像
データを変換装置２０により色相、彩度。

明度の色の三属性空間に変換後、マスキング及び色調変
換装置２４において、色相画像メモリ２１の色相画像か
らフルオレサイト注射液１号に対応した色を抽出し、フ
ルオレセインにより生じる螢光の色あるいは血管の変化
した色を強調するか、またはより診断しやすい他の色に
変換することになる。

更に、患者の静脈に螢光造影剤を注射してから一定時間
例えば４分経過摸の色の変った部分を面積計算装置２６
により計算し、単位面積あたりの血管密度に相当する数
値を表示装置３０の画面上に表示することができる。

このようなことから、この一実施例によれば、表示装置
３０上の画面上に表わされる癌の部位及びその周辺が螢
光造影剤により変化する様子を時間表示とともに鮮明に
表示され、しかもその変化される部分の大きさが表示さ
れる。従って、癌の部位の進行程度等を正確に判断する
こと−ができる。

また、この一実施例にあっては、色相画像についてのみ
色彩の強調処理を行なったが、彩度画像を最大値（１，
０）にして、明度画像に構造フィルタをかける処理を行
なうことを付加することができる。この付加が行なわれ
た場合には、表示画面上の血管部分の色が更に鮮やかに
なり、かつ血管像がより明瞭となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明が適用された電子内？！鏡装
置であれば、被写体が造影剤により変化する様子を撮像
する前に、造影剤を指定する操作を行なうだけで、疾患
部位及びその周辺の画像表示上の色彩の選択及び／又は
色彩による画像の特徴強調が行なえる状態となる。そし
て、それらの処理が行なわれた後には、疾患部位及び周
辺が鮮明に表示されるから、医師の診断能が一段と向上
される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子内視鏡装置の概略を示す機能ブロ
ック図、第２図は本発明が適用された一実施例の電子内
ｙｌ鏡装置の要部構成を示すブロック図、第３図ｉその
一実施例の画像表示態様の一例を示す図である。 ａ・・・画像変換手段 ｂ・・・色彩変調手段 １１・・・制御装置 １２・・・指示装置 １３・・・ＣＣＤカメラ １４・・・スコープ １５・・・カメラ制御装置 １６・・・切換装置 １７・・・８画像メモリ １８・・・０画像メモリ １９・・・８画像メモリ ２０・・・ＲＧ８と（色相、彩度、明度）との変換装置 ２１・・・色相画像メモリ ２２・・・彩度画像メモリ ２３・・・明度画像メモリ ２４・・・マスキング及び色彩変換装置２５・・・螢光
造影剤選択装置 ２６・・・面積計算装置 ２７・・・蛍光剤テーブル ２８・・・白黒表示インターフェース装置２９・・・タ
イマ ３０・・・表示装置 ３１・・・デコーダ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）三原色の各色画像データを用いて表示画面上に色
   彩表示を行なう電子内視鏡装置において、被写体が造影
   剤により変化する様子を撮像して得られる三原色の各色
   画像データを色相、彩度及び明度の色の三属性空間に変
   換する処理と、この変換された色の三属性空間データか
   ら三原色の各色画像データを復元する処理とを行なう画
   像変換手段と、 前記画像変換手段の色の三属性空間データが得られる毎
   に、造影剤に対応する変調関数データに基づいて、その
   色の三属性空間データに対し色彩の選択処理及び／又は
   色彩による画像の特徴強調処理を行ない、この処理され
   た色の三属性空間データを前記画像変換手段に戻す色彩
   変調手段と、を具備したことを特徴とする電子内視鏡装
   置。
2. （２）前記色彩変調手段は、各種造影剤の複数の変調関
   数データが格納された記憶手段と、造影剤指定のための
   入力操作に応答して動作され、且つその指定された造影
   剤に対応する変調関数データを前記記憶手段の複数の変
   調関数データの中から選択使用する旨の指示を出す造影
   剤関数指定手段とを含むことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の電子内視鏡装置。