JPH034832A

JPH034832A - 電子内視鏡装置

Info

Publication number: JPH034832A
Application number: JP1137454A
Authority: JP
Inventors: Takaichi Kamaga; 隆市釜賀; Katsuya Kikuchi; 菊池　克也
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-06-01
Filing date: 1989-06-01
Publication date: 1991-01-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、撮像素子で得られる画像信号に信号処理を施
し画像表示を行う電子内視鏡装置に関し、特に、彩度画
像を強調する機構の改良に関する。

（従来の技術）この種の電子内視鏡装置は、一般に、生体腔内等の観察
・診断に利用されている。

そして、この種の電子内視鏡装置においては、スコープ
部先端に配設される固体撮像素子（以下、ＣＣＤと称す
る）を用いて前記検査部位を撮像しており、ＣＣＤから
送られてくる電気信号を色分離処理してＲ，Ｇ、Ｂの各
原色画像を得、これらの画像により表示画面にカラー表
示する構成がとられている。

また、この種の電子内視鏡装置においては、前記Ｒ，Ｇ
、Ｂの各原色信号をそのまま用いてカラー表示するだけ
でなく、３原色の各色画像をＨ８Ｉ色空間変換処理また
はＨ３Ｖ色空間変換処理して色相、彩度および明度の各
画像を得、この彩度画像にヒストグラムフラットニング
等の色調強調処理を施し、得られる彩度画像を前記色相
画像。

明度画像とともに前記ＨＳＩまたはＨ３Ｖ色空間変換処
理と逆の変換処理（以下、色空間逆変換処理という）し
てＲ，Ｇ、Ｂの各原色信号に戻し、これを画像表示する
方法も行われている。

このように彩度画像を色調強調する方法は、彩度情報に
おいて、ガン等の病変部とその周囲とで違いが表れ易い
ため行われているものであり、この方法により、病原部
の観察・診断が容易になる。

このような従来の電子内視鏡装置において、彩度画像を
色調強調処理しても、自家蛍光や間接照明など照明がな
いあるいは暗いなど画像全体が暗く明度が小さい際には
、ＲＧＢ画像に戻すと画１象全体が暗く、強調した度合
いを識別できないという問題があった。

〈発明が解決しようとする課題）すなわち、従来にあっては、ガン部等の病変部に集中し
易い物質に蛍光を付着して得られるガンマーカを被検体
に投与し撮影を行う場合、あるいは内視鏡スコープライ
トガイドからの直接照明光により検査部位の反射光を撮
像することを避ける場合等に、ライトガイドをＯＦＦす
るあるいは間接照明で撮像を行っており、このような場
合には、画像全体が暗く明度が小さいため、彩度画像が
色調強調処理されていてもＲＧＢ画像に戻すとその強調
が打ち消され、彩度情報を観像し難くなっていた。

本発明はこのような従来技術の問題を考慮してなされた
ものであり、明度の低い画像であっても彩度情報を生か
した画像を得ることのできる電子内視鏡装置を提供する
ことを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために本発明にかかる電子内視鏡装
置においては、第１図に示すように、撮像素子により得
られる映像信号を色相、彩度および明度の各画像に変換
する処理と、この変換された色相、彩度および明度の各
画像から３原色の各画像に変換する処理とを行う色空間
変換処理部１と、前記彩度画像に色調強調処理を施す強
調処理部２と、前記明度画像の全体の値を持ち上げるレ
ベルアップ部３と、前記色空間変換処理部で得ちれる画
像を表示する画像表示部４と、を具備することを要旨と
している。

さらに、前記レベルアップ部３で行われる明度画像の値
の持上げる度合いを、前記撮像素子で得られる映像信号
の信号レベルに応じて設定するレベル設定部５を具備す
ることを要旨としている。

（牛用）上述の構成によれば、以下のような作用を奏する。すな
わち、色空間変換処理部１により撮像素子により得られ
る映像信号を色相、彩度および明度の各画像変換処理し
、この変換処理により得ちれる彩度画像に強調処理部２
により色調強調処理を施し、前記変換処理により得られ
る明度画像の全体の値をレベルアップ部３により持ち上
げ、前記色調強調処理が施された彩度画像および全体の
値が持ち上げられた明度画像を、例えば前記色相画像と
ともに３原色の各画像に変換処理してこれを画像表示部
４で画像表示すると、明度の低い画像であっても、レベ
ルアップ部３により明度画像の全体の値が持ち上げられ
ているため、明度の高い画像において彩度画像に色調強
調処理を施して得られる画像と同様な彩度情報を生かし
た画ｆｉを得ることができる。

さらに、前記レベルアップ部で行われる明度画像の値の
持上げの度合いを、前記撮像素子で得られる映像信号の
信号レベルに応じてレベル設定部５により設定すれば、
どのような明度状態で得られた画像であっても、彩度情
報を同程度に生かした画像を得ることができる。

（実施例）以下、本発明の実施例について詳細に説明する。

第２図は、本発明が適用されな一実施例の電子内視鏡装
置の要部構成を示すブロック図である。

図中、１１は制御中枢として設定された制御装置である
。この制御装置１１の命令に応答してそれぞれが駆動さ
れるように、制御装置１１には制御用コンソール１２、
スコープ１４搭載のＣＣＤカメラ１３用のカメラ制御装
置１５、切換装置１６．８画像メモリ１７．０画像メモ
リ１８．８画像メモリ１９、ＲＧＢ画像を色相、彩度、
明度画像に変換処理する色空間変換処理装置２０、この
色空間変換処理装置２０と逆の変換処理を行う色空間逆
変換処理装置２１、色相画像メモリ２２、彩度画像メモ
リ２３、明度画像メモリ２４、強調処理装置２５、レベ
ルアップ装置２６、レベル設定装置２７が接続される。

また、２８はデコーダ。

２つはカラーデイスプレィである。

ＣＣＤカメラ１３から得られた映像信号は、デコーダ２
８を通してＲ，Ｇ、８画像に分離されるが、このＲ，Ｇ
、８画像は、制御用コンソール１２の操作に基づく制御
装置１１の選択命令に応答し、切換装置１６を介してカ
ラーデイスプレィ２９にその内容が表示されるか、ある
いはもう一方の経路を辿る。

すなわちＲ，Ｇ、８画像は、色空間変換処理装置２０で
色相、彩度および明度の各画像（Ｈ３Ｉ画像またはＨ３
Ｖ画像）に変換され、それぞれ色相画像メモリ２２．彩
度画像メモリ２３．明度画像メモリ２４に記憶される。

こうした状態下にあって、制御用コンソール１２を操１
ヤすることにより、制御装置１１から命令が発せられる
と、強調処理装置２５．レベルアップ装置２６．レベル
設定装置２７が起動される。

この起動により１強調処理装置２５は、彩度画像にヒス
トグラムフラットニング等の色調強調処理を施す。また
、レベルアップ装置２６は、ＣＣＤカメラ１３で得られ
る映像信号の信号レベルに応じて変化するレベル設定装
置２７からの信号に応じ、画像が晴〈明度が低い際には
、明度画像全体の値を持ち上げる処理を行う。すなわち
、この持ち上げる度合いは、前期映像信号の信号レベル
が低いほど高く持ち上げられる。

なお、前記レベル設定装置２７を設けず、ＣＣＤカメラ
で得られる映像信号の信号レベルが所定値以下となった
際に、レベルアップ装置２６で明度画像全体の値を、例
えば最大等の所定レベルまで持ち上げる構成としてもよ
い。また、この持ち上げる度合いをマニュアルで切り換
える構成としても良いこのようにして、彩度画像および明度画像のそれぞれに
ついて上述の各処理が終了した時点で。

この各処理された彩度画（象、明度画像、および色相画
像に対し、制御装置１１は、色空間逆変換処理装置２１
を起動して、８画像、０画像および８画像に変換し、こ
れらの変換データを８画像メモリ１７，０画像メモリ１
８．Ｂ画像メモリｌりに記憶させる。

その後、Ｒ１ｎ１メモリ１７，０画像メモリ１８および
８画像メモリ１９に格納された変換データをカラーデイ
スプレィ２つに転送すべき旨の命令が制御装置１１から
発せられ、この命令に対応するように切換装置１６が切
り換えると、８画像メモリ１７．０画像メモリ１８およ
び８画像メモリ１９に格納された変換データに対応する
画像がカラーデイスプレィ２９上に表示される。

したがって本実施例においては、明度の低い画像であっ
ても、レベルアップ装置２６により明度。画像の全体の
値が持ち上げられ、この持ち上げられた明度画像と色調
強調処理が施された彩度画像と用いて画像表示している
ため、自家蛍光や間接照明なと、暗い画１象でも彩度の
情報を生かした画像が得られる。

さらに、前記レベルアップ装置２６で行われる明度画像
の値の持上げの度合いを、ＣＣＤカメラ１３で得られる
映像信号の信号レベルに応じてレベル設定装置２７で設
定しているなめ、明度の程度に関係なく、彩度情報が皆
同じ程度に生ｆ・された画像を得ることができる。

［発明の効果］以上詳細に説明したように、本発明にかかる電子内視鏡
装置においては１色空間変換処理部により撮像素子によ
り得られる映像信号を色相、彩度および明度の各画像変
換処理し、この変換処理により得られる彩度画像に強調
処理部により色調強調処理を施し、前記変換処理により
得られる明度画像の全体の値をレベルアップ部により持
ち上げ、前記色調強調処理が施された彩度画ｆ象および
全体の値が持ち上げられた明度画像を、例えば前記色相
画像とともに３原色の各画像に変換処理してこれを画像
表示部で画像表示すると、明度の低い画像であっても、
レベルアップ部により明度画像の全体の値が持ち上げら
れているため、明度の高い画像において彩度画像に色調
強調処理を施して得られる画像と同様な彩度情報を生か
した画像を得ることができる。

さらに、前記レベルアップ部で行われる明度画像の値の
持上げの度合いを、前記撮像素子で得られる映像信号の
信号レベルに応じてレベル設定部により設定すれば、ど
のような明度状態で得られた画像であっても、彩度情報
を同程度に生かした画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかるクレーム対応図、第２図は本発
明にかかる電子内視鏡装置の一実施例の要部構成を示す
ブロック図である。１１・・・制量装置　　　　　１３・・・ＣＣＤカメラ
０・・・色空間変換処理装置１・・・色空間逆変換処理装置２・・・色相画像メモリ　　２３・・・彩度画像メモリ
４°・・・明度画像メモリ　　２５・・・強調処理装置
６・・・レベルアップ装置　２７・・・レベル設定装置
８・・・カラーデイスプレィ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）撮像素子により得られる映像信号を色相、彩度お
よび明度の各画像に変換する処理と、この変換された色
相、彩度および明度の各画像から３原色の各画像に変換
する処理とを行う色空間変換処理部と、前記彩度画像に
色調強調処理を施す強調処理部と、前記明度画像の全体
の値を持ち上げるレベルアップ部と、前記色空間変換処
理部で得られる画像を表示する画像表示部と、を具備す
ることを特徴とする電子内視鏡装置。
（２）前記レベルアップ部で行われる明度画像の値の持
上げる度合いを、前記撮像素子で得られる映像信号の信
号レベルに応じて設定するレベル設定部と、を具備する
ことを特徴とする請求項１記載の電子内視鏡装置。