JPS6378788A - 受像シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は主として色校正用のカラープルーフに用いられ
る受像シートに関するものである。

〈従来の技術〉 仮支持体上に有機重合体よりなる剥離層及び感光性樹脂
層を設けてなる感光性積層物を、露光、現像して剥離層
上に画像を形成した後、任意の支持体に転写する方法は
公知であり、特公昭！４−１！Ｊ２を号、特公昭ｌター
４ｔＦ／号等に記載されている。これらの方法はカラー
プルーフとじてオーバーレイタイプにも、サーブリント
タイプにも使用できる長所を持っているが、転写の際、
１回ごとに接着剤を用いる為プロセスが煩雑であり、又
各色を転写する際の位置合わせの精度が難しいという欠
点を有している。

これらのプロセスの煩雑さを除く方法として、画像形成
後、その画像を受像シートと密着せしめ受像シート上に
熱と圧力をかけて該画像を転写する方法が特開昭＄７−
ｕＩＪＪＯ号、特開昭ｐ、ｒ−２３３３７号、及び特開
昭ｊ１−１１０／号に記載されている。特に特開昭ｊｌ
−よ１０１号には、永久支持体上に熱溶融性のポリマ一
層を接着剤として設ける方法が記載されており、又特開
昭４４７一４１ｒＪＯ号にも、アート紙ヤニｌ−ト紙等
の永久支持体に画像を直接転写する方法が記載されてい
る。

しかしながら、これらの方法は以下の欠点を有している
。１つは最終画像が原稿に対して左右が逆になる事であ
シ、他の１つは熱溶融性ポリマーを用いた場合は、一般
に融点が高く転写温度が高くなるために、熱により支持
体の寸度安定性が悪くなり各色の転写の位置合わせのズ
レが生じてくる事である。又融点の低いポリマーを用い
た場合には、画像形成後の接着が起こり易かったり、キ
ズがつき易いなどの欠点を有する。特開昭ｊタータフ／
４ｔＯ号には、上記の欠点を改良する方法として、永久
支持体上に各色の画像を転写する前に、一旦、光重合性
画像受容層を設けた受像シート上に各色の画像を転写し
、その後、永久支持体上に再転写し、更に全面露光によ
り光重合性画像受容層を固める方法が開示されている。

この方法ではマスク原稿に対して正像の像ができ、又転
写時にエチレン性の多官能モノマーが入っているため、
光重合性画像受容層自体が柔らかく、低い温度で転写が
可能であシながら、後に露光により光重合性画像受容層
を固めてしまう為、耐接着性が良好でキズに強く、前記
の欠点は殆ど解消される。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、画像形成材料から受像シートへ画像を転写し
た後、金属板の如き転写支持板から受像シートを剥がす
際、あるいは受像シートから画像を永久支持体上に再転
写した後、受像シートから支持体を剥がす際支持体が帯
電し、人体も帯電するので不快な電撃ショックを受ける
事がある。従って、本発明の目的は、帯電による電撃シ
ョックを感じさせない受像シートを提供する事にある。

く問題点を解決する為の手段〉 本発明の目的は、支持体とこの上に設けられた画像受容
層とから実質的に構成された受像シートにおいて、支持
体の少なくとも一方の面に導電層を設けるか又は支持体
に導電性を付与することにより該導１こ層又は導電性を
付与した支持体の表面電気抵抗がＩＯΩ以下であること
を特徴とする受像シートによって達成された。

本発明の受像シートは、支持体の少くとも一方の面に導
電層を設けて、その表面電気抵抗を７０１３Ω以下とす
るかあるいは支持体自体に導電性を付与して、その表面
電気抵抗を７０１３Ω以下とすることが特徴であり、こ
れにより受像シートを取扱う際、帯電による不快な電撃
ショックを受けることを軽減できる。

以下に本発明の受像シートについて詳しく説明する。

本発明の受像シートの支持体としては、化学的及び熱的
に安定な可撓性の物質である事が好ましく、具体的には
ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の薄いシート或いはこれら
の積層物が好ましい。

これらの支持体には、導電層との接着力をあげる目的で
、コロナ処理やグロー放電処理、表面マット化や紫外線
照射等の表面処理をしたり、アンダーコート層を設ける
事も可能である。表面マット化を施す目的で支持体中に
微粒子等を練シ込むこともできる。支持体の厚みは１０
μ〜３００μ程度が適当であり、好ましくは７ｊμ〜／
ｊＯμ程度である。

支持体に導電性を付与するには、支持体に導電性物質を
含有させればよい。例えば、下記の導電層に用いられる
如き金属酸化物の微粒子や帯℃防止剤を練シ込んでおく
方法が好適である。帯電防止剤としては各種のものが用
いられる。例えば、アニオン界面活性剤としてアルキル
リン酸塩系〔例えば、化工石鹸■のエレクトロストリッ
パーＡ、第−工業製薬（−のニレノンＡ／り、等〕が、
両性界面活性剤としてベタイン系〔例えば、第一工業製
薬■のアモーゲンＫ、等〕が、非イオン界面活性剤とし
てポリオキシエチレン脂肪酸エステル系〔例えば、日本
油脂■のニラサンノニオンＬ、等〕、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル系〔例えば、化工石鹸■のエマルゲ
ン１０６、／！０、／≠７、弘、２０，２２０．　　タ
Ｏｊ１２１０１日本油脂■のニラサンノニオンＥ、ｌが
有用である。その他、非イオン界面活性剤としてポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテル系、多価アル
コール脂肪酸エステル系、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル系、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン系等のものが用いられる。

本発明において、支持体上に導電層を設ける場合、導電
層としては公知のものの中から適宜選択して用いる事が
できるが、特に導電性物質として、ＺｎＯ，ＴｉＯ２、
Ｓ　ｎ　Ｏ２、Ａｌ２Ｏ３、Ｉ　ｎ　２０３、Ｓ　ｉ　
Ｏ２、ＭｇＯｌＢａｄ％ＭｏＯ３の中から選ばれた少な
くとも７種の結晶性金属酸化物、及び／又はその複合酸
化物の微粒子を含有させる方法が、湿度に影響されない
導電性を示すので好ましい。結晶性金属酸化物又はその
複合酸化物の微粒子は、その体積抵抗がｌＯ７Ω・α以
下である事が好ましく、特にｌＯ５Ω・（７）以下であ
る事が好ましい。

又、その粒子サイズは０．０／〜０．７μ、特に０．０
２〜Ｏ０ｊμである事が好ましい。

導電性の結晶性金属酸化物及びその複合酸化物の微粒子
の製造方法については、特開昭１４−／≠３≠３０号に
詳細に記載されているが、それらについて略述すれば、
第７に金属酸化物微粒子を焼成により作製し、導電性を
向上させる異種原子の存在下で熱処理する方法、第２に
焼成により金属酸化物微粒子を製造するときに導電性を
向上させる為の異種原子を共存させる方法、第３に焼成
によシ金属微粒子を製造する際に雰囲気中の酸素濃度を
下げて、酸素欠陥を導入する方法等である。

異種原子を含む例としてはＺｎＯに対してＡｌ、Ｉｎ等
、Ｔ　ｉ　Ｏ２に対してはＮｂ、Ｔａ等、Ｓ　ｎ　Ｏ２
に対してはＳｂ、Ｎｂ、ハロゲン元素等が挙げられる。

異種原子の添加量は０．Ｏ／〜３０ｍｏ１％の範囲が好
ましく、０．／−ＩＯｍＯ１係が特に好ましい。

導電性粒子の使用量は０．０　、ｉ　ｇ／ｍ２〜λＯｇ
　／　ｚ　２がよく、Ｑ、１ｇ／ｍ２〜ｌＯｇ／ｍ２が
特に好ましい。

本発明に係る導電層には、バインダーとして、ゼラチン
、セルロースナイトレート、セルローストリアセテート
、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチ
レート、セルロースアセテートフロビオネート等のよう
なセルロースエステル、塩化ビニリデン、塩化ビニル、
スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アルキル（
アルキル基Ｃ１〜Ｃ４）アクリレート、ビニルピロリド
ン等を含むホモポリマー又は共重合体、可溶性ポリエス
テル、ポリカーボネート、可溶性ポリアミド等を使用す
ることができる。これらのバインダー中への導電性粒子
の分散に際しては、チタン系分散剤或いはシラン系分散
剤のような分散液を添加してもよい。又バインダー架橋
剤等を加えても何らさしつかえない。

チタン系分散剤としては、米国特許弘、ｏｔり。

／Ｐコ号、同！　、０１１０１３！Ｊ号等に記載されて
いるチタネート系カップリング剤、及びプレンアクト（
商品名：味の素■製）等を挙げる事ができる。シラン系
分散剤としては、例えばビニルトリクロルシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリス（β−メトキシエ
トキシ）シラン、γ−グリシドキシプロビルトリメトキ
シシラン、γ−メタアクリロキシプロピルトリメトキシ
シラｙ等が知られており「シランカップリング剤」とし
て信越化学■等から市販されている。

バインダー架橋剤としては、例えば、エポキシ系架橋剤
、インシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、エポ
キシ系架橋剤等を挙げる事ができる。

本発明における好ましい導電層は、導電性微粒子をバイ
ンダーに分散させ支持体上に設けることにより、又は支
持体に下引処理をほどこし、その上に導電性微粒子を被
着させることにより設けることができる。

本発明において導電層が支持体の画像受容層とは反対側
の面に設けられる場合には、耐傷性を良好なものとする
ために、導？！！層の上に更に疎水性重合体層を設ける
事が好ましい。この場合、疎水性重合体層は、有機溶剤
に溶解した溶液又は水性ラテックスの状態で塗布すれば
よく、塗布量は乾燥重量にして０．０ｊｇ／ｍ２〜／　
ｇ／ｍ２程度がよい。

疎水性重合体としては、セルロースエステル（例、ｔば
ニトロセルロース、セルロースアセテート）、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、ビニルアクリレート等を含むビニ
ル系ポリマーや有機溶剤可溶性ポリアミド、ポリエステ
ル等のポリマーを挙げる事ができる。この層には、すベ
シ性を付与するためのすべり剤、例えば特開昭！ｊ−７
２≠３ｊ号に記載があるような有機カルボン酸アミド等
を使用しても差しつかえないし、又マット剤等を加える
事も何ら支障はない。このような疎水性重合体層を設け
ても本発明の導電層の効果は実質的に影響を受けない。

下塗層を設ける場合には、特開昭！／−／Ｊ！！２６号
、米国特許Ｊ、／≠３．≠コ１号、同３゜ｊｉｔ、ｒｏ
ｔ号、同−ｒ　Ａ　Ｐ　Ｉ　＋　−２Ｊ　７号、同３、
ｊｔ７．４Ａ、７２号等に記載されているような塩化ビ
ニリデン系共重合体、特開昭ｊ／−／／ＩｔｌコＯ号、
米国特許３．ｔ／Ｊ、１１６号等に記載されているよう
なブタジェン等のジオレフィン系共重合体、特開昭ｊ／
−４１ｒ４ｔり号等に記載されているようなグリシジル
アクリレート又はグリシジルメタアクリレート含有共重
合体、特開昭弘ｔ−２≠タコ３号等に記載されているよ
うなポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂、特開昭！０
−３２よ３６号に記載されているような無水マレイン酸
含有共重合体等を用いる事ができる。

本発明においては、又、特開昭！ｔ−４２！０ダ号、特
開昭６１−／≠３弘≠３号、特開昭ｊ７−１０μり３／
号、特開昭１７−１／ｒコ≠λ号、特開昭よｒ　−１２
６弘７号、特開昭６Ｏ−２１１ｒｊ弘１号等に示されて
いる導電層も適宜用いる事ができる。

導電層を、支持体フィルムと同−又は異なったプラスチ
ック原料に含有せしめ、支持体用フィルムを押し出す際
に同時に共押し出しした場合には、接着性、耐傷性に優
れた導電層を容易に得る事ができるので、この場合には
前記の疎水性重合体層や下塗層を設ける必要がなく、本
発明における導ｉｉｔ層の特に好ましい実施態様である
。

導電層を塗布する場合には、ローラーコート、エアナイ
フコート、グラビアコート、バーコード、カーテンコー
ト等、通常の方法が採用できる。

本発明の受像シートを使用して帯電による静電ショック
を防止するためには、導電層または導電性を付与した支
持体の表面電気抵抗値を１０１３Ω以下とする事が必要
であυ、特に／（７１２０以下とする事が好ましい。

本発明の受像シートの画像受容層としては、画像を受容
し得る性質を有するものであればよく、公知のものが用
いられる。特に、画像を転写した後の画像膜強度を強く
する為露光により硬化しうるように光重合性を付与され
た画像受容層（以下、光重合性画像受容層と称す）は有
用である。光重合性を付与したことによるもう一つの効
果として画像受容層に転写された画像は逆像になってお
り最終的には、印刷で使われる様な白色紙に再転写する
ことが、好ましいが、露光によって硬化した画像受容層
は一般的に前述の支持体との密着力が弱くなるので、し
たがって白色紙に再転写時に画像受容層の支持体の剥離
が容易になるという利点を有する。ここで「光重合性」
なる表現は紫外線の照射によって光感受性庖の少なくと
も一成分の分子量がその露光部分のレオロジー的及び熱
的挙動に変化を生ぜしめるのに充分な程に増加する系を
意味している。

本発明に好適な光重合性画像受容層は、（ａ）　　少な
くとも７個の付加重合によって光重合体を形成し得る多
官能ビニル又はビニリデン化合物、 （ｂ）有機重合体結合剤、及び （ｃ）　　活性光線によって活性化される光重合開始剤
から成り、必要に応じて熱重合禁止剤 を含有する。

本発明に使用出来る適当なビニル又はビニリデン化合物
は、例えばポリオールの不飽和エステル、特にアクリル
酸又はメタクリル酸のエステル例えばエチレングリコー
ルジアクリレート、グリセリントリアクリレート、ポリ
アクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
ｌ、３−プロパンジオールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、１．２．弘−ブタン
トリオールトリメタクリレート、トリメチロールエタン
トリアクリレート、ペンタエリトリットジー、トリー及
びテトラ−メタクリレート、ペンタエリトリットジー、
トリー及びテトラ−アクリレート、ジはンタエリトリッ
トポリアクリレート、／、Ｊ−プロノンジオールジアク
リレート、ｌ、！−ベンタンジオールジメタクリレート
、２００〜り。

Ｏの分子量を有するポリエチレングリコールのビス−ア
クリレート及びビス−メタクリレート及び類似の化合物
；不飽和アミド、特にそのアルキレン鎖が酸素原子によ
って中断されていてもよいα。

ω−ジアミンを有するアクリル酸及びメタクリル酸の不
飽和アミド及びエチレンビス−メタクリルアミドである
が、これらに限定されるものではない。

光重合開始剤としては、可視部における吸収の少ないも
のがよシ好ましく、例えば次のものが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。

ベンゾフェノン、ミヒラーケトン（＄、ｌ−ビス−（ジ
メチルアミノ）ベンゾフェノン〕、≠。

参′−ビス（ジエチルアミン）ベンゾフェノン、≠−メ
トキシー参′−ジメチルアミノベンゾフェノン、λ−エ
チルアントラキノン、７エナントラキノン、及びその他
の芳香族ケトン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエー
テル、ペンゾインエテｋｘ−ｆル及ヒペンゾインフェニ
ルエーテルのようなベンゾインエーテル類、メチルベン
ゾイン、エチルベンゾイン及びその他のベンゾイン類、
なうＵＩｌｃ２−（ｏ−クロロフェニル）−１，ｊ−ジ
フェニルイミダゾールニ量体、Ｊ−（ｏ−クロロフェニ
ル）−μｓ　ｊ−（ｍ−メトキシフェニル）イミダゾー
ルニ量体、コー（０−フルオロフェニル）−弘、ｊ−ジ
フェニルイミダゾールニ量体、−２−（ｏ−メトキシフ
ェニル）−弘ｒ１−ジフェニルイミダゾールニ量体、コ
ー（ｐ−メトキシフェニル）−≠、ｚ−ジフェニルイミ
ダゾールニ遺体、Ｊ、仏−ジ（ｐ−メトキシフェニル）
−１−フェニルイミダゾールニ量体、コー（Ｊ、４ＬＬ
−ジメトキシフェニル）−１，ｊ−ジフェニルイミダゾ
ールニ量体、Ｊ−（ｐ−メチルメルカプトフェニル）−
ａ、Ｚ−ジフェニルイミダゾールニ量体及び米国特許３
．弘７り、１１１号、英国特許／。

０４１７．７４２号及び米国特許！、、７１弘、５１７
号に記載の同様の二量体のよりなコ、≠、！−トリアリ
ールイミダゾールニ量体。

有機重合体結合剤としては、熱可塑性である事が良好な
画像転写性を得る為に必要であるが、前述、モノマー化
合物及び光重合開始剤との相溶性の点で特にビニル系高
分子物質が好適である。ビニル系高分子物質としては、
ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチ
ル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル、ポ
リメタアクリル酸、ポリメタアクリル酸メチル、ポリビ
ニルエーテル、ポリビニルアセタール及びこれらの共重
合物等種々のものがあげられるがこれらに限定されるも
のではない。ここで、モノマー化合物と有機重合体結合
剤（バインダー）の混合比は、使用される七ツマー化合
物と有機重合体結合剤の組み合せによってその適性比は
異なるが、一般的には、モノマー：バインダー比が０．
／：／、０〜２．ｏ：ｔ、ｏ（重量比）が好ましい。光
重合開始剤の添加量はモノマー化合物に対して０．０１
−２０２量係が好ましい。

黙重合禁止剤の例としては、ｐ−メトキシフェノール、
ハイドロキノン、アルキル又はアリール置換ハイドロキ
ノン、ターシャリ−ブチルカテコール、ピロガロール、
ナフチルアミン、β−ナフトール、ツェナチアジン、ピ
リジン、ニトロベンゼン、０−）ルキノン、アリールホ
スファイトなどがあるがこれらに限定されるものではな
い。

光重合性画像受容層の膜厚は、画像形成材料からの憂色
の色像が埋め込まれて転写されるのに、充分な厚さが最
低あれば良い。光重合性画像受容層の塗布量は、色像の
膜厚によって異なるが４！１／　ｍ　２〜≠□　ｐ　／
　ｍ　２が好適である。このような光重合性画像受容層
については特開昭ｊタータフＩｕＯ号の記載を参照する
ことができる。

また、特開昭４／−１ｔり５３３号に開示された二層構
成の画像受容層も有用である。その詳細については同公
報の記載を参照することができる。

本発明の受像シートに画像形成材料に形成された画像を
転写する工程、受像シート上に転写された画像をアート
紙やコート紙等の永久支持体上に再転写する工程には公
知の方法が用いられる。例えば、特開昭！タータフ１参
θ号に記載された方法が適用できる。

〈発明の効果〉 画像形成材料から受像シートへ画像を転写した後、金属
板の如き転写支持板から受像シートを剥がす際、あるい
は受像シートから画像を永久支持体上に再転写した後、
受像シートから支持体を剥がす際に帯電に起因する電撃
ショックを防止することができる。

〈実施例〉 以下本発明を実施例により更に詳述するが、本発明はこ
れによって限定されるものではない。

実施例１ 受像シートを下記のようにして作製した。まず、表面抵
抗の異なる導電層を設けた試料（ａ）〜（ｆ）を作製し
た。

塩化第二スズ水利物ｔ！重量部と三塩化アンチモン／、
ｊ重量部をエタノールｔ、ｏｏｏ重ｎ部に溶解し均一溶
液を得た。この溶液に／Ｎ水酸化ナトリウム水溶液を前
記溶液のｐ　Ｈが３になるまで滴下してコロイド状酸化
第二スズと酸化アンチモンの共沈澱を得た。得られた共
沈澱をｊｏ　０ｃに２≠時間放置し赤褐色のコロイド状
沈澱を得た。

赤褐色コロイド状沈澱を遠心分離により分離した。過剰
なイオンを除くため沈澱に水を加え遠心分離によって水
洗した。この操作を３回繰り返し過剰イオンを除去した
。

過剰イオンを除去したコロイド状沈澱物ｉｏ。

重量部を水ｉ、ｏｏｏ重量部に再混合し、ｔｒ。

０Ｃに加熱した焼成炉中へ噴霧し平均粒子ｏ、ｉｊμの
青味がかった微粒子を得た。

上記導電性微粒子を次の処方でペイントシェーカー（■
東洋鞘材製作所製）で！時間分散した。

上記導電性微粒子　　　　　　　　２００重量部サラン
Ｆ−３１０１０Ｎ （塩化ビニＩＪデン系共重合体、旭ダウ四の商品名）メ
チルエチルケトン　　　　　　　１３０重景重量の分散
液を用い次の処方の塗布液を調製し、ポリエチレンテレ
フタレートフィルム支持体（厚みｔｏｏμｍ）に莢膜塗
布量が／、Ｊｇ／ｍ２になるように塗布し、／３００（
：でコ分間乾燥した。

上記分散液　　　　　　　　　　　　１ｊｔ重量部サラ
ンＦ−３１０ＪＩ メチルエチルケトン　　　　　　　１００　　Ｎシクロ
へキサノン　　　　　　　　　　コＱ１ｍ−クレゾール
　　　　　　　　　　　　ｊｏ更にこの層の上に次の処
方の液を莢膜塗布量がｏ　、　、２　ｇ　／　ｒｎ　２
になるように塗布し、／３００Ｃで１分間乾燥した。

セルローストリアセテート　　　　　　１重量部メチレ
ンジクロライド　　　　　　　ｚＯＩエチレンジクロラ
イド　　　　　　　≠Ｑｌエルカ酸アミド　　　　　　
　　　０．０／　　１この試料（ａ）の表面抵抗値を絶
縁抵抗測定器（用ロ電極社製ＶＥ−３０型）で測定した
ところ２ｊ０Ｃ，コｊ％ＲＨで７×１０８Ωであった。

表面抵抗が１０　Ωとなる様に導電性微粒子の量を減ら
した他は、試料（ａ）の場合と全く同様にして試料（ｂ
）を作製した。

試料（ｃ）の作製 導電性微粒子の量を減らして導電層の表面抵抗が１０　
Ωとなる様に塗布した他は、試料（ａ）の場合と全く同
様にして試料（ｃ）を作製した。

試料（ｄ）の作製 導電性微粒子の量を減らして導電層の表面抵抗が１０１
２Ωとなる様に塗布した他は、試料（ａ）の場合と全く
同様にして試料（ｄ）を作製した。

試料（ｅ）の作製 導電性微粒子の量を減らして導電層の表面抵抗がｌＯΩ
となる様に塗布した他は、試料（ａ）の場合と全く同様
にして試料（ｅ）を作製した。

導電性微粒子の量を減らして導電層の表面抵抗が１０１
４Ωとなる様に塗布した他は、試料（ａ）の場合と全く
同様にして試料（ｆ）を作製した。

上記試料（ａ）〜（ｆ）の導電層とは反対側の支持体面
に、下記組成の塗布液を塗布乾燥して、乾燥膜厚が２ｇ
μｍの画像受容層を設は受像シート（ａ）〜（ｆ）を作
製した。

メタクリル酸メチルポリマー　　　　　２ＱＦ（平均分
子量１００．０００、和光紬薬■製）ペンタエリスリト
ールテトラアクリレートタｏｙ ミヒラーズケトン　　　　　　　　０．１ｊｐベンゾフ
エノン　　　　　　　　　３・／Ｊ’Ｐノでラメトキシ
フェノール　　　　　　０．０タタメチルエチルケトン
　　　　　　　　λ２０！！一方、支持体上に剥離層お
よび感光性樹脂層を設けた画像形成材料を下記のように
して作製した。

下記組成を有する剥離層用塗布液を、ポリエチレンテレ
フタレートフィルム支持体（厚さ二１０１００ｐ上に塗
布乾燥して、乾燥膜厚が０．３μｍの剥離層を設けた。

アルコール可溶性ポリアミド　　　　　７．２ｙ（ＣＭ
−ｒｏｏｏ：東し■製） η：２３ｃ、りＳ、　　（−２０’ｃ−１０ｗｔ％メタ
ノール溶液） ′ポリヒドロキシスチレン　　　　　　　ｉ、１ｒｙ（
レジンＭ：平均分子量：Ｊ、ＺＯＯ 丸善石油■製） メタノール　　　　　　　　　　　　　≠ｏｏｙメチル
セロソルブ　　　　　　　　　　１ｏｏｙ剥離層を有す
るＶ枚のフィルム支持体上に、下記組成のイエロー（Ｙ
）、マゼンタ（Ｍ　）　、シアン（Ｃ）およびブラック
（Ｂ）の憂色の感光液を各々塗布乾燥して、乾燥膜厚が
２．≠μｍの感光性樹脂層を設けた。

更に、この感光性樹脂層の上に、下記組成を有する保護
層用塗布液を塗布乾燥して、乾燥膜厚が１．１μｍの保
訝層を設けた。

ポリビニルアルコール　　　　　　　　　　ｔｏｙ（Ｑ
：［、−０３、日本合成化学工業■製）水　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　タフ０ｙメタノー
ル　　　　　　　　　　　　　　ＪＯｐこのようにして
Ｖ色の画像形成材料を作製した。

ダ色各々の画像形成材料を、レジスターピンを用いて相
応する色分解マスクと重合わせ、２謂の超高圧水銀灯で
ｊＯｃｍの距離から画像露光を行った。露光済みの画像
形成材料を下記組成の現像液を用いて３ｊ０Ｃの温度で
１１秒間現像して弘色のポジ画像を得た。

Ｎ　ａ　２　ＣＯ３／　ｊ　Ｐ ブチルセロソルブ　　　　　　　　　　　　　／ｊ／水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１１次に、先ずブラックの画像を有する画像形成材料
を、画像側が前記受像シートの画像受容層に接するよう
に受像シートにレジスターピンを用いて正確に重合わせ
た後、ラミネーター（ファーストラミネーターｆＢ−４
３０−１０，大成商事■製）を用いて圧力λバール、ロ
ーラ一温度ｌコｏ　’ｃ。

ラミネーター速度り００龍／分の条件でラミネートを行
った。画像形成材料の支持体を剥がすことにより受像シ
ート上にブラックの画像が得られた。

次いで残シの３色の画像形成材料についても同様の操作
を繰シ返して、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエロ
ーの画像が転写された受像シートを得た。

上記の≠色の転写画像を有する受像シートを用いて、以
下のようにしてサーブリント方式用のカラーテストシー
トを作製した。

μ色の転写画像を有する受像７−トを、画像受容層側が
接するように白色アート紙と重合わせ、これをアルミニ
ウム板とポリエチレンテレフタレートフィルムの間には
さんで、前記と同様の条件でラミネートを行った。

次に、この受像シートの支持体と白色アート紙とを剥が
すと、受像シートの支持体と画像受容層た画像が得られ
た。

受像シート（ａ）〜（ｆ）について、受像シートの支持
体を剥がす際の電撃ショックの有無を、次のようにして
調べた。

即ち、２０％ＲＨ１２００Ｃの恒温恒湿室内で白色アー
ト紙への転写作業を行い、２ｏｃｍ／秒の剥離速度で剥
離を行った時の電撃ショックの有無を観察した。結果を
第１表に示す。

第１表の結果から、導？！層の表面電気抵抗を１０１３
０以下とした本発明の受像シートは支持体剥離時の電撃
ショックが防止されることがわかる。

特に導電層の表面電気抵抗が７０　Ω以下で電撃ショッ
ク防止効果が大きい。

実施例２ 実施例１に記載した受像シー）　（ａ）〜（ｆ）の光重
合性画像受容層の代りに下記組成の塗布液Ａ、Ｂを順次
塗布して乾燥膜厚が各々コＯμと１．！μよシなる二層
構成の画像受容層を設け、表面が粘着性の受像シー）（
ａ’）〜（ｆ′）を作製した。

塗布液　Ａ エチレン−酢酸ビニル共重合体　　　　　／！グ（重量
比エチレンＩＩ％、６−［ビニル１９％）（三井ポリケ
ミカル■“エバフレックスφ≠ＩＯ） 塩素化ポリエチレン　　　　　　　０　、０７６７（山
場国策）ξルプ■製 １スーパークロンタ０７ＬＴＡ“） フッ素系界面活性剤　　　　　　　　０．．２ｊｆ（３
Ｍ社製”フロラードＦＣ−≠３０”）トルエン　　　　
　　　　　　　　　　１０ＯＣＣ塗布液　Ｂ ポリビニルブチラール　　　　　　　　　　　４′ノ（
電気化学工業■製“Φ−０００−Ｌ″）フッ素系界面活
性剤　　　　　　　　ｏ、ｏｚり（ＪＭ社製“フロラー
ドＦＣ−≠３０″）メタノール　　　　　　　　　　　
　　　５ｏＣｃメチルエチルケトン　　　　　　　　　
　λｏｒｘメチルセロソルブアセテート　　　　　　コ
ＯＣｃこの受像シー）（ａ’）〜（ｆ′）を用いて実施
例１と同様の操作を行い、電撃ショックの有無を調べた
。その結果を表λ表に示す。

第２表 第−表の結果から、本発明の導電層を有する受層シート
の電撃ショック防止効果が明らかである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持体とこの上に設けられた画像受容層とから実質的に
   構成された受像シートにおいて、支持体の少なくとも一
   方の面に導電層を設けるか又は支持体に導電性を付与す
   ることにより該導電層又は導電性を付与した支持体の表
   面電気抵抗が１０＾１＾３Ω以下であることを特徴とす
   る受像シート。