JPS637793A - 突然変異細菌株の培養によるたんぱく質の微生物学的製造方法 - Google Patents

突然変異細菌株の培養によるたんぱく質の微生物学的製造方法

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JPS637793A
JPS637793A JP62088603A JP8860387A JPS637793A JP S637793 A JPS637793 A JP S637793A JP 62088603 A JP62088603 A JP 62088603A JP 8860387 A JP8860387 A JP 8860387A JP S637793 A JPS637793 A JP S637793A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、当該たんぱく質の前駆体をコードするDNA
配列体を当該細菌に導入して、特定の型の突然変異を担
う(carry )グラム陰性菌を培養することによっ
て、たんぱく質を得ることを可能にする微生物学的方法
に関する。
本発明は、多くの技術分野で適用でき、特に有効成分が
たんぱく質である医薬の製造に適用できる。
多数のたんぱく質は、翻訳後の成熟を受けた後にのみ、
生物学的活性を獲得することが知られている。細胞質中
で前駆体の形で生合成され、それから細胞質から運び出
されるたんぱく質の場合には、この成熟の第1段階は、
シグナルペプチドと称されるN末端をこの前駆体から酵
素的に除去することであることが多い。前駆体の形で生
合成されたこの型のたんぱく質は、原核生物と真核生物
の両方について知られている。このようなたんぱく質と
して特に言及できるものには、例えば、大腸菌(E 5
cherichia  colt)の種などにより産生
されるβ−ラクタマーゼ TEM−1とアルカリ性 ホ
スファターゼ、黄色ブドウ球菌 (Staphylococcus  aureus )
の種により産生されるプロティンA1デンプン液化バチ
ルス(B acillus  aIIlyloliqu
efaclens)の柾などにより産生されるα−アミ
ラーゼ(これらは原核生物由来のたんぱく質である)、
また、ヒト成長ホルモン、ヒトインシュリン、組織プラ
スミノーゲン活性化因子、上皮成長因子(これらは真核
細胞により産生されるたんぱく質である)などがある。
更に、当該たんぱく質を製造するために、天然のたんぱ
く質前駆体をコードするDNA配列体を担うプラスミド
を用いて形質転換したグラム陰性菌を、使用できること
が知られている(G、L。
Gray  et  al、、  Blotechno
logy  2  (1984)181−185  ;
 G、  L、 Gray  et  at、、 Ge
ne  39(1985) 247−254 )。この
場合には、細胞機構によって次の過程が確実に行われる
。細胞質区画で、DNA配列体が転写され、それから対
応するメツセンジャーRNAが翻訳される。このように
して生合成された前駆体は、細胞質膜を横切って移動す
る間または移動の後、酵素開裂または分解、シグナルペ
プチドの除去を受ける。シグナルペプチドのない前駆体
に対応するこのたんぱく質は、細菌のペリプラズムに蓄
積される。ここからこのたんぱく質を得ることができる
上記のDNA配列体が、シグナルペプチドに関して、天
然の前駆体(つまり、通常の産生を行う細胞で合成され
る形)と異なる前駆体をコードする場合にも、類似する
結果が得られている。例えば、真核生物由来のたんぱく
質に、細菌由来のたんぱく質のシグナルペプチドが結合
した前駆体が合成された( K 、 T almadg
e  et  at、、  P roe。
Natl、  Acad、  Sc1.  USA、 
77(1980) 3988−3992;G、  L、
 Gray  et  al、、  Gene  39
(1985) 247−254 )。
また、細菌に、オペロンの発現を制限するまたは抑制さ
えも行う突然変異を起こせることが知られている。この
オペロンの転写は、アデノシン3’ 、5’ −環状リ
ン酸(cAMP)がCRP(環状AMPレセプタたんぱ
く質)(これはCAP (カタボライト活性化たんぱく
質)とも称される)と会合して生じるcAM’P−CR
P複合体が、このオペロンの調節要素へ固定された後に
のみ開始されるような転写である。これらのオペロンの
機能に関しては、「オペロンJ(TheOperon、
  J、 H,Miller  and  W、  S
Reznikof’f’、  Co1d   Sprl
ng   Harbor   L%boratory、
  1980)中のrLacLa上−タ」(W、  S
、  Reznikoff’  and  J、  N
、 Abelson)の章に説明されている。
そのような生合成能が減少した細菌(阻害されたオペロ
ンは、多くの酵素゛の合成を支配するので)が、始めか
ら、たんぱく質工業生産用の好ましい宿主を形成できな
いことは明らかであった。
グレイらによる1984年と1985年の報告(上記)
には、当該たんぱく質の前駆体をコードするDNA配列
体を導入した細菌を培養することによって、たんぱく質
を製造するこれまでの研究が、調節要素(特にプロモー
タ)を特に選択することによりプラスミド構造の効率を
高めることに向けられていたことが示されている。
本発明者は細菌宿主に関心を払い、別の方向の研究を行
った。驚くべきことに、転写がcAMP−CRP複合体
の固定に依存するオペロンの発現を制限するまたは抑制
さえも行う少なくとも1つの突然変異を担うクロモソー
ムを有するグラム陰性菌が、前駆体の形で生合成される
たんぱく質の工業生産のための好ましい宿主を構成する
ことが見出された。
第1の特徴によれば、本発明は、当該たんぱく質の前駆
体をコードするDNA配列体を導入したグラム陰性菌を
培養することによって、たんぱく質を生産する微生物学
的方法に関する。この方法は、転写がcAMP−CRP
複合体の固定に依存するオペロンの発現を制限するまた
は抑制さえも行う少なくとも1つの突然変異を担うクロ
モソームを有する細菌種の使用を包含する。
この突然変異は、cAMPの細胞内濃度を減少する傾向
があるもの;機能形のCRP合成を制限または抑制する
もの;突然変異形のCRPの合成を導き、DNAへの固
定が妨げられるまたは比較的に効率が落ちるようなcA
MP−CRP複合体の形成を起こすもの;および、当該
複合体の固定が妨げられるまたは比較的に効率が落ちる
ような仕方に、DNAに対するcAMP−CRPI合体
の固定の部位を修飾するものである。これらは、発現が
温度などのパラメータに依存する条件突然変異であって
よい。
これらの突然変異の中で、クロモソーム遺伝子り」−自
身またはその発現を調節するDNA配列体に、この遺伝
子がコードするアデニル酸シクラーゼが合成されないか
、またはその特異的な活性、すなわちアデノシン 三リ
ン酸(ATP)のcAMPへの変換を行うことができな
い形で合成するように影響を及ぼす突然変異が、特に特
徴づけられる。クロモソーム遺伝子crp自身またはそ
の発現を調節するDNA配列体に、この遺伝子がコード
するCRPが合成されないか、またはDNAへの効率的
な固定を可能にする十分に安定すc A M P −C
RP複合体が形成されないような突然変異形で合成する
ように影響を及ぼす突然変異も、同様である。便宜上、
これらの突然変異をここではり」−突然変異およびり」
−突然変異と称する。
虱およびcrp突然変異は任意の種類のものでよいが、
特に可能なものは、置換による突然変異、挿入による突
然変異、変換による突然変異、または例えば欠失による
突然変異である。突然変異は、−対のヌクレオチドのみ
に影響を与えるものであってよいが、この型の点突然変
異は可逆的なので、幾対かのヌクレオチドに同時に影響
を与える不可逆的突然変異が好ましい。多重点突然変異
が更に可能性がある。Q7a突然変異の場合には、cA
MPは合成されず、cAMP−CRPI合体の形成は起
き得ない。外来性c A M Pの添加によって、この
合成の欠如を克服し、乱された細胞機能を回復すること
が可能となる。す」−突然変異の場合には、CRPはも
はや機能形では合成されず、同様に、cAMP−CRP
複合体の形成は起き得ない。ここでは、外来性cAMP
の添加は、乱された細胞機能の回復には無力である。
本発明は、cya遺伝子およびその発現を調節するDN
A配列体により形成される系、ま・たはcrp遺伝子お
よびその発現を調節するDNA配列体により形成される
系、またはその両方の系に影響を及ぼす少なくとも1つ
の突然変異を担うクロモソームを有する細菌株を使用す
る上に定めた微生物学的方法に、有利に関連している。
本発明では、c A M Pが、種々のオペロンの発現
の制御を行うCRPとカップリングしている任意のグラ
ム陰性菌の種に属する細菌株を使用できる。この型の細
菌株は、多くのバクテリオファージの作用に対して驚く
程に耐性なので、工業生産での使用は一層有利となる(
 S ushil  K umar。
J 、’ B act、 125 (197B) 54
5−555 ) 、好ましい細菌の種は大腸菌である。
他の特徴によれば、本発明は、使用する突然変異細菌株
が大腸菌の種の菌株である上記の微生物学的方法に関す
る。
本発明者は特に、1986年2月17日に国立微生物寄
託機関(Cof Iection  N ationa
le  deCultures  de  M icr
oorganismes (C、N 、  C。
M、 ) 、  Paris、  France )に
寄託した大腸菌の2つの突然変異菌株を選択した。菌株
の1つは点crp突然変異を担い(寄託番号 1−52
8)、他の菌株は欠失による非点cya突然変異を担う
(寄託番号 1−529)。
本発明は、好ましくは、突然変異菌株が、寄託番号l−
528およびl−529としてC,N、C,M。
に寄託された菌株の一方または他方の特性を有する上記
の微生物学的方法に関する。
本発明の方法によって、多くのたんぱく質を得ることが
可能となる。製造を望むたんぱく質が、前駆体の形で天
然に生合成されるか否かはほとんど重要でないことを理
解する必要がある。また、この方法は非天然のたんぱく
質の製造にも適している。例えば、1次構造を2つまた
はそれ以上の既知のたんぱく質から選択したハイブリッ
ドたんぱく質でもよい。いずれの場合も、この方法は、
N末端にシグナルペプチドとして挙動するペプチドが結
合した上記のたんぱく質をコードするDNA配列体の製
造を満足する。
本発明による方法は、ヒト成長ホルモン(以後、hGH
と称する)の製造に対して特に有利である。
第1図は、hGHが合成される下垂体細胞から単離され
た天然hGH前駆体の1つをコードするDNA配列体、
および、この前駆体のアミノ酸配列体を示している。最
初の26のアミノ酸(図中の一26位のアミノ酸から数
える)がシグナルペプチドを構成し、他の 191のア
ミノ酸(ここでは1から 191までの番号を付ける)
は実際のhGH(以後、「成熟hGHJと称する)のア
ミノ酸である。
次の第1表に第1図中で使用したアミノ酸の略語を説明
する。
第1表 アミノ酸          略語 アラニン           A アルギニン          R アスパラギン          N アスパラギン酸        D システィン          C グルタミン          Q グルタミン酸          E グリシン           G ヒスチジン          H イソロイシン         ■ ロイシン            L リジン            K メチオニン          M フェニルアラニン       F プロリン            P セリン           S トレオニン          T トリプトファン        W チロシン           Y バリン           ■ 第1図に示したDNA配列体のコドンでは、通常の意味
でASCXT、Gを使用している。これらはそれぞれ、
アデニン、シトシン、チミン、グアニンの塩基を示す。
本発明を実施するためには、突然変異細菌が、所望のた
んぱく質の前駆体をコードするDNA配列体を含むこと
が必要である。「前駆体」の語は、それが存在する場合
は天然のたんぱく質前駆体を、また、シグナルペプチド
を修飾して得られた上記の天然前駆体の任意の誘導体を
、更に、シグナルペプチドとして挙動できるペプチドが
上記のたんぱく質と結合した任意の前駆体を意味するも
のとして理解される。前駆体は特に、既知の原核および
真核生物のシグナルペプチドまたはその誘導体を包含す
る群から選択できる。
上記たんぱく質の前駆体をコードするDNA配列体を、
プラスミドなどの複製可能な発現ベクターにより細菌に
導入できる。上記配列体の発現に必要な調節要素(特に
、プロモータ)が、その機能を行うためにその配列体の
付近に位置することが必要であることは明白である。
例えば、使用する細菌株内で復製できることを条件とし
て、従来技術(G、  L、 Gray  et  a
l、。
Gene  39  (1985) 247−254 
)に説明されているプラスミドを使用できる。これらの
プラスミドの選択に関しては、使用する構造体内で、所
望のたんぱく質の前駆体をコードするDNA配列体が誘
導可能である必要はないことが示された。上記の配列体
が幾つかの複写として存在することも重要である。
本発明者は、実際に、細菌細胞内での複製の後、細胞当
り50ないし300の比率で複写が存在し、それぞれの
複写が所望のたんぱく質の前駆体をコードするDNA配
列体の複写を担うことができる幾つかのプラスミドを構
築し、選択した。これらのプラスミドの1つによって形
質転換された大腸菌M Cfoet株を、1986年2
月17日にC,N、C,M。
に寄託した。この菌株は寄託番号1−530である。
便宜上、以後の説明では、寄託番号1−530としてC
,N、C,M、  に寄託されたこのプラスミドを参照
する。このプラスミド(以後、内部参照によりplB3
.1とも称する)は、hGHの天然の前駆体の1つをコ
ードするDNA配列体を担う。第1図に示すこの配列体
は、ヒト下垂体細胞で合成された前駆体の1つから決定
された配列体と同一である。これを、 1) 5′末端から始まり、RNAポリメラーゼ認識部
位(−35位に位置するそのヌクレオチドの中央の部位
、文献(M 、  T akanaIIli  et 
 at、。
Nature  260 (197B) 297−30
2 )に定められている)を含むトリプトファン プロ
モーターの断片、および、 2)  RNAポリメラーゼ認識部位(−35位に位置
するそのヌクレオチドの中央の部位)と、固定部位(−
10位に位置するそのヌクレオチドの中央の部位、文t
d (D 、  P ribnow、  P roe、
  N atl。
Acad、  Set、 USA  72(1975)
 784−789 )に定められている)とを分離して
いる領域と5′末端との間の部分を除いたプロモーター
オペレータ(promoter −operator)
  ラクトース UV5が結合したハイブリッド プロ
モーターオペレータの制御下に置いた。
第2図に、上記のプラスミドについて、主要なりNA配
列体の位置と配向を示す機能地図を示す。
図中に使用した記°号の意味は次の通りである。
□プラスミドル B R322 一一一−−−−−−−−−−−−−−−一−−由来のD
NA切片含むDNA切片 DNA切片 一ラクトース UV5を 含むDNA切片 CApR:アンビシリン耐性) この地図は、また、−定の制限酵素、つまり、  5a
ll 、 BamHI、HlndIII、p st r
、EcoRI、  ;XhoI、およびPvulの酵素
の作用部位を示して  =いる。
プラスミドplB3.1中に突然変異UV5(rオペロ
ン」中のrLacLa上−タ」の章(前記参照)に説明
されている)が存在するために、hGH前駆体をコード
するDNA配列体の発現が、cAMPおよびCRPの併
合作用に不感受性となる。このプラスミドは、その−船
釣特性を仮定して、天然のhGH前駆体の1つをコード
するDNA配列体を、他の前駆体特に他のたんぱく質の
前駆体をコードする配列体に置換することによって、他
のプラスミドを構築するために使用でき  “る。
他の特徴によれば、本発明は、所望のたんぱく  ′質
の前駆体をコードするDNA配列体が、その発  。
現を可能にする調節要素と共に、プラスミドに担  (
われる上記の微生物学的方法に関する。特に、上記のD
NA配列体が、C,N、C,M、に寄託さhた寄託番号
l−530のプラスミドの一般的特性を町するプラスミ
ドによって担われる上記の微生物を内方法に関する。
他の特徴によれば、本発明は、上記細菌株が、hGH前
駆体をコードするDNA配列体を含有する上記の微生物
学的方法に関する。
他の特徴によれば、本発明は、寄託番号I −528b
よびl−529としてC,N、C,M、 に寄託され辷
細菌株に関する。
更に他の特徴によれば、本発明は、寄託番号l−530
としてC,N、C,M、  に寄託されたプラスミドに
関する。
次に、具体例を用いて本発明を説明する。当然、本発明
は、これらの例で説明されている本発明のη法の適用に
は制限されない。本発明には、特許請求の範囲によって
定められる範囲の変法の全てう(含まれる。
列 1、使用する細菌およびプラスミド 4つの細菌株および4つのプラスミドを使用した。
これらの例では、C,N、C,M、に寄託した寄託番号
1−528およびl−529の菌株とは別に、他に次の
2つの大腸菌の菌株に言及する。
・欠失による非点cya突然変異および欠失による非点
り四−突然変異の両方を担う菌株。以後、内部参照によ
りAと称する。C,N、C,M、l−529株はこの菌
株から誘導される。
・cAMP−CRP複合体の固定後にのみ転写が開始さ
れるオペロンの発現を、制限または抑制できる突然変異
を担わない菌株。M C1081(大腸菌、G ene
tic  S oak  Center、  N ew
 −Haven。
Connecticut、 U S A )として知ら
れている。以後、内部参照によりTと称する。C,N、
C,M。
1−528株はこの菌株から誘導される。
これらの例では、C,N、C,M、に寄託した寄託番号
!−530のプラスミドとは別に、他に3つのプラスミ
ドに言及する。これらは内部参照により、り164.l
、 p2G0,3、p212.8と称する。
プラスミドp184.1はプラスミドptaa、tと非
常に類似しており、本質的な相違は突然変異UV5が存
在しないことである。
プラスミドp212,8はプラスミドptea、tと類
似している。第3図に、これについて、主要なりNA配
列体の位置と配向を示す機能地図を示す。図中に使用し
た記号の意味は次の通りである。
□プラスミドル B R322 一+−+−+−+−+−+−由来のDNA切片含むDN
A切片 DNA切片 DNA切片 ハイブリッド プロモータ 含むDNA切片 第2図に示したプラスミドplB3.1と同様に、−定
の制限酵素の作用部位を第3図に示す。
プラスミドp200,3はプラスミドp2L2,6と等
価であり、hGH前駆体をコードするDNA配列体の発
現に関する非抑制特性のために選択した。
天然のhGH前駆体の1つをコードし、プラスミドp2
12.8およびp200.3により担われるDNA配列
体は、第1図に示す配列体と、2つの置換において異な
っている。つまり、コドンACCは、−24位に位置す
るアミノ酸をコードするコドンACAに置換され、同様
に、コドンTCTは、−22位に位置するアミノ酸をコ
ードするコドンTCCに置換された。
■、−般的方法論 行なった実験は、問題の宿主ベクター対を予め調製しく
 g 2.1参照)、宿主がhGH前駆体をコードする
DNA配列体を発現できるような条件下に培養しく !
92.2参照)、必要ならば発現を誘導(II 2.3
参照)することと、細胞周辺腔に含まれるたんぱく質を
採取することと(g 2.4参照)、ペリプラズムhG
Hを同定すること(82,5参照)とからなる。
2.1.宿主ベクター対の調製 当業者に知られており、特に以下の著書に記載されてい
る細菌形質転換技術で宿主ベクター対を調製した。
・ 「分子クローニング(実験室マニアル)」(M o
lecular   Cloning  −A    
L  aboratoryManual、  T、 M
aniatis、  E、  F、  Fr1tsch
and J 、  S ambrook、  Cold
  S prlngHarbor  L aborat
ory、  1982)0 「分子遺伝学の実験J  
 (E xperiments  Inmolecul
ar  genetics、  J、  H,Mill
er。
Cold  S prir+g  Harbor  L
 aboratory12.2.培養 a)接種 固体培地(LB培地十寒天)で得られた分離コロニーを
、以下の特性を有し、かつ100μg / dlのアン
ピシリンを添加した5mlの培地(LB培地)中に懸濁
させる。即ち、 ・加圧滅菌前に培養培地に導入した基本成分は、カゼイ
ンのパンクレアチンによる 加水分解物(DIFCOからの   1ogバクトドリ
プトン) 酵母抽出物            5g塩化ナトリウ
ム           5g蒸蒸水水添加     
      II!であり、 ・加圧滅菌前にpHを7.3に調節した。
b)−次インキュベーション 37℃、18時間で培養菌が定常的な成長相に達する。
C)希釈 800nfflにおける読み(分光光度計 B aus
ch−Lomb 5pectronic 20 )での
光学密度、即ちOD  600na+が約0,05にな
るように、細菌懸濁液をLB培地中で希釈する。
d)二次インキュベーション 2.2.cに従って得られた細菌懸濁液5htc+を、
OD 600nmが約0.2になるまで37℃でインキ
ュベーションした。
2.3.誘導 2.2.dに従って得られた細菌懸濁液中に、イソプロ
ピル−β−D−チオガラクトース(IPTG)をその最
゛終、Q度が1mMになる量だけ添加する。
ここで、I PTGはリプレッサー(通常はラクトース
 オペレータに結合する)の作用を中和することによっ
て、hGH前駆体の合成を開始し、かつ維持するために
用いる。
2.4.浸透圧ショック (文献(T he  J ournal  orB i
ologicalChemistry  241  (
1911i6) 3055−3062)において、N、
 G、 No5salおよびL 、 A 、 Hepp
elが発表したプロトコールを参照してもよい) a)細菌懸濁液の3!1製 2.2.d  (誘導が必要とされない場合)のように
して得られた懸濁液、または所定の誘導期間後に得られ
た懸濁液の試料を採取し、OD [100r+mが約1
0になるようにこれを処理(GOOOgで5分間遠心分
離、上澄みを除去、細菌をLB培地中に再度懸濁)する
b)洗浄 2.4.aて得られた懸濁液を6000 gで5分間遠
心分離する。
一定容量の残渣を、次の組成を有する溶液A中に採取す
る。即ち、溶液Aは蒸溜水に下記のものを添加すること
によって調製されたpH−7の緩衝液である。
・トリ (ヒドロキシメチル)アミノエタン−HCノ、
即ち、T ris−HCノ 最終濃度が30m Mのように添加する。
・エチレンジアミン四酢酸、即ち、EDTA最終濃度が
1mMになるように添加する。
C)スクロースの作用 2.4.bで得られた懸濁液を6000 gで5分間遠
心分離する。
溶液Aに対応する組成を有し、かつ15g/1001の
スクロースを添加した溶液B中に、残渣の一定量を注意
深く採取し、直ちに用いる。
その懸濁液を20°Cで10分間放置する。
それから、eooo gで5分間遠心分離する。
遠心管を氷水中に静置する。
上澄みを注意深く除去し、氷水温度に保たれた脱イオン
水中に再度静置する(−定容量で)。
この方法で調製された懸濁液(OD 800nmは約1
0)を0℃で5分間放置する。
d)細胞周辺腔に存在するたんぱく質の採集2.4.c
で得られた懸濁液を、18,000gで10分間遠心分
離する。
上澄みを集める。これには細胞周辺腔に存在するたんぱ
く質が含まれる。
2.5.ペリプラズムhGHの同定 a)方法論 2.4.aで得られた上澄みを、ヒト成長ホルモンのラ
ジオイムノアッセイにかける(COATRIAR” 2
51− hにHkit −BioLlerieux。
F rance ) o   ’ この同定は、次の操作を連続して行なうことからなる。
・ヨウ素125で標識されたhGHを予め定められた量
だけ導入し、予め定められた量の第一の抗−hGH抗体
を目当てとして、同定されるべき分析試料中に含まれる
hGHとの間で競合させる反応。
・第一の抗体を前記第一の抗体に対する第二の抗体に結
合させ、固体物質に固定する反応。
インキュベーション後には、ヨウ素125で標識したh
GHの比率は、分析試料中のhGHの量に逆比例する。
266、ペリプラズムhGHの特性チエツク1)方法論 2.4.dで得られた上澄みから採集したhGHの性質
をチエツクした。
これは、次の操作を連続して行なうことにより実施した
・上澄み中に含まれる異なったたんぱく質の、ポリアク
リルアミドゲル上での電気泳動による分離(文献(U 
、 K 、  L aemml’i、  N atur
e  227(1970) 680−885 )中にt
、aemm++により記載されたプロトコールによる)
この方法では、成熟形のhGHおよびhGH前駆体が、
それぞれの見かけの分子量に応じて2つの異なった点に
移動する。
・ゲル中に含まれる前記たんぱく質の、ニトロセルロー
スフィルター上への移動(文献(H。
Towbin  et  at、、  Proc、Na
tl、Acad、Sci。
U S A  7B (1979) 4350−435
4) 17)技術に従う)。
・バーネットの技術(W、 W、 B urnette
Anal、Biochem、 112  (1981)
 195−203 )に従って行なわれる免疫検出。こ
れには次のような連続的工程が含まれる。
・ニトロセルロースフィルターを緩衝液A(T rls
−HC) 10mM、  N a Cノ 170m M
 。
K11mM)で10分間濯ぐ。
・ニトロセルロースフィルターを、37℃で30分間、
緩衝液B (3g/100 rniの割合で牛血清アル
ブミンを添加した緩衝液A)に接触させる。
・ニトロセルロースフィルターを、20℃で18時間、
免疫血清(成熟hGHおよびその前駆体を認識する多ク
ローン性抗体)に接触させる。
・ニトロセルロースフィルターを緩衝液Bで濯ぐ。
・ニトロセルロースフィルターを、20℃で6時間、1
d当り0.1マイクロキユリーのヨウ素125で標識さ
れたプロティンAの溶液と接触させる。
・フィルターを緩衝液Aで濯ぐ。
・フィルターを2枚の吸収性シートの間で乾燥する。
・X線フィルムに接触させる。
・フィルムを現像する。
2)結果 処理条件を選択することによって、使用する細菌株およ
びプラスミドと関係なく、ペリプラズムhGHは分とそ
の約98%が成熟形で存在することに注目すべきである
■、結果 3.19例A 宿主ベクター対である大腸菌T株/p212,8と、大
腸菌CN CM  l−528株/p212,6によっ
てそれぞれ生産されたペリプラズムhGHのレベルの比
較。
誘導時間を3時間30分とし、浸透圧シヨ・ツクおよび
濁度をOD  800nm= 1に調節した後に採取し
た上澄み1d当りのペリプラズムhGHの量を測定した
ところ、次の結果が得られた。
ペリプラズムhGHの量 (浸透圧ショックおよびOD600nm −1となるよ
うに濁度を調節した後に収集 した上澄み11当りのμg数) T株/I)212,8         0.88CN
CM            2.00これらの結果は
、突然変異株(CNCMl−528株)の方が、非突然
変異株(T株)よりも2倍以上高い効率で、ペリプラズ
ムhGHを生産  ・できることを示している。
3.20例B 宿主ベクター対である大腸菌T株/p183.1と、大
腸菌CN CM  l−528株/p183.1と、大
腸菌T株/plB4.1と、大腸菌CN CM  I 
−528株/plB4.1によってそれぞれ生産された
ペリプラズムhGHのレベルの比較。
誘導時間を3時間とし、浸透圧ショックおよび濁度を0
D800n−一1に調節した後に採取した上澄み111
i当りのペリプラズムhGHの量を測定たところ、次の
結果が得られた。
ペリプラズムhGHの量 (浸透圧ショックおよび0D600rua −1となる
ように濁度を調節した後に収集 T株         5.8    8.4hGH前
駆体をコードするDNA配列体が、その発現に関して、
シグナルの制御下においてc A M PおよびCRP
の併合作用に感受性であると考えられるか否かにかかわ
らず、突然変異株(CN CM  l−528株)は著
しく増大した量のペリプラズムhGHを生産できると考
えられる(−例では約30%の増加、他の例では70%
の増加)。
3.32例C 宿主ベクター対である大腸菌T株/p200,3と、大
腸菌CN CM  I −528株/ p200.3に
よってそれぞれ生産されたペリプラズムhGHのレベル
の比較。
実験は誘導なしで行なった。浸透圧ショックおよび濁度
をOD  800nm= 1に調節した後に採取した上
澄み1m77当りのペリプラズムhGHの量を測定した
ところ、次の結果が得られた。
ペリプラズムhGHの量 (浸透圧ショックおよびOD800nm −1となるよ
うに濁度を調節した後に収集 した上澄み1d当りのng数) T株/p200,3         200CNCM
             5121−528株/p2
00.3 突然変異株(CN CM  l−528株)は、非突然
変異株(T株)よりも2倍以上高い効率で、ペリプラズ
ムhGHを生産できると考えられる。
この実験は、前駆体の合成が誘導可能であるか否かにか
かわらず、得られる効果が同じオーダーであることを示
している。
3.41例り 宿主ベクター対である大腸菌CN CM  I −52
9株/9212.8によって、cAMPの存在下または
非存在下でそれぞれ生産されたペリプラズムhGHのレ
ベルの比較。
誘導時間を30分〜120分の間で変化させたところ、
次の結果が得られた。これらの結果は、いずれも浸透圧
ショックおよび濁度をOD 600nm−1に調節した
後に、採取した上澄み1d当りの成熟ペリプラズムhG
Hの量(μg)を測定したものである。
成熟hGHの量 (浸透圧ショックおよびOD 600nm −1となる
ように濁度を調節した後に収集 した上澄み1ml!当りのμg数) cAMP非存在  cAMP存在 表現型[cya−1表現型[cya” ] *30分後
     0.153        0.10060
分後     0.870        0.243
120分後   1.850      0.975*
cAMPの存在下ではり」工変異の効果は発現せず、菌
株は野生型[cya” ]を有している。
:それは、cya特性に関して変異を受けていない菌株
の特徴を有している。
突然変異株(CN CM  l−529株)は、処理条
件の選択下でり」−変異の発現においてのみ異なる親株
よりも高い効率で、ペリプラズムhGHを生産できると
考えられる。
3.58例E 与えられた宿主ベクター対によって生産されるペリプラ
ズムhGHレベル、および全てのペリプラズムたんぱく
質レベルの比較。
この実験は誘導時間3時間で行ない、次の結果が得られ
た。
ペリプラズムhGHの値は、浸透圧ショックおよび濁度
をOD  600nm−1に調節した後に採取した上澄
み1IIiF当りのペリプラズムhGHのμ9数で表し
た。
全ペリプラズムたんぱく質はブラッドフォードの方法(
M 、 M 、 B radford、  A nal
ytlcalB iochemlstry 72 (1
97B) 248−284 )で測定し、浸透圧ショッ
クおよび濁度をOD  800nm −1に調節した後
に採取した上澄み11!11当りのペリプラズムhGH
の篤数で表した。
この実験は、細胞周辺”腔内に存在するたんぱく質レベ
ルの測定で評価された細菌の成熟形のペリプラズム酵素
の生産が、野生型菌株の存在により得られた値およびク
ロモソームがり」−変異(外因性cAMP添加のないC
N CM  l−529株)またはり」−変異(外因性
cAMP添加のあるA株)を有する菌株の存在下での実
質的な量に比較して、減少することを示している。同時
に、突然変異の一方または他方が発現するとき、ペリプ
ラズムgHGの生産は大幅に増大する。
366、匹ヱ cAMPの非存在下に、宿主ベクター対であるA株/ 
p2L2,8と1−529株/ 9212.6によって
それぞれ生産されたペリプラズムhGHのレベルの比較
誘導時間を2時間とし、浸透圧ショックおよび濁度をO
D HOr+m −1に調節した後に採取した上澄みl
T11当りの成熟したペリプラズムhGHの量(μg)
を測定したところ、次の結果が得られた。
(浸透圧ショックおよびOD600nm = 1となる
ように濁度を調節した後に収集 した上澄み1M当りのμg数) A株/p212.8        2.08CNCM
            2.071−529株/p2
12,13 クロモソームが■L欠失変異およびcrp欠失変異を存
するA株と、クロモソームが同様の■L欠失変異を有す
るl−529株は、同一の挙動をすると考えられる。
これらの例は、cAMP−CRpHj合体の固定後にの
み転写が開始され得るオペロンの発現を制限しまたは抑
制する変異をもった菌株を使用することによって、明白
な利点がもたらされることを示している。:事実、これ
らの菌株は所望のペリプラズムたんぱく質の生産を実質
的に増大(これらの例では、成熟形でのたんぱく質につ
いて98%)させることが可能である。例Eでは、この
ような細菌の使用によって与えられる絶対的な一次的利
点(absolutely first−rate a
dvantage )が強調される。:変異株は細胞周
辺腔内に通常存在する固有のたんぱく質の生産を制限す
るから、観察される増大は絶対的なだけでなく、相対的
である。
これは、目標とするたんぱく質の細胞周辺腔の内容物か
らの精製を容易にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、天然hGH前駆体の1つをコードするDNA
配列体およびこれのアミノ酸配列を示す配列図である。 第2図および第3図は、プラスミドについて、主要なり
NA配列体の位置と配向を示す機能地図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)当該たんぱく質の前駆体をコードするDNA配列
    体を導入されたグラム陰性菌を培養することによってた
    んぱく質を製造する微生物学的方法であって、転写がc
    AMP−CRP複合体の固定に依存するオペロンの発現
    を制限するまたは抑制さえも行う少なくとも1つの突然
    変異を担うクロモソームを有する細菌株を使用すること
    を包含する、たんぱく質を製造する微生物学的方法。
  2. (2)当該細菌のクロモソームが、¥cya¥遺伝子と
    その発現を調節するDNA配列体とにより形成される系
    に影響を及ぼす少なくとも1つの突然変異を担う特許請
    求の範囲第1項記載の微生物学的方法。
  3. (3)当該細菌のクロモソームが、¥crp¥遺伝子と
    その発現を調節するDNA配列体とにより形成される系
    に影響を及ぼす少なくとも1つの突然変異を担う特許請
    求の範囲第1項記載の微生物学的方法。
  4. (4)当該細菌のクロモソームが、¥cya¥遺伝子と
    その発現を調節するDNA配列体とにより形成される系
    に影響を及ぼす少なくとも1つの突然変異、および、¥
    crp¥遺伝子とその発現を調節するDNA配列体とに
    より形成される系に影響を及ぼす少なくとも1つの突然
    変異を担う特許請求の範囲第1項記載の微生物学的方法
  5. (5)使用する突然変異細菌株が大腸菌の種の菌株であ
    る特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項
    に記載する微生物学的方法。
  6. (6)突然変異細菌株がC.N.C.M.に寄託番号I
    −529として寄託した菌株の特性を有する特許請求の
    範囲第2項から第5項までのいずれか1項に記載する微
    生物学的方法。
  7. (7)突然変異細菌株がC.N.C.M.に寄託番号I
    −528として寄託した菌株の特性を有する特許請求の
    範囲第3項から第5項までのいずれか1項に記載する微
    生物学的方法。
  8. (8)クロモソームが2つの欠失を有し、その一方が、
    ¥cya¥遺伝子とその発現を調節するDNA配列体と
    により形成される系に影響を及ぼし、他方が、¥crp
    ¥遺伝子とその発現を調節するDNA配列体とにより形
    成される系に影響を及ぼす大腸菌の菌株を、突然変異細
    菌株として使用する特許請求の範囲第4項または第5項
    に記載する微生物学的方法。
  9. (9)所望のたんぱく質の前駆体をコードするDNA配
    列体が、その発現を可能にする調節要素と共に、プラス
    ミドに担われている特許請求の範囲第1項から第8項ま
    でのいずれか1項に記載する微生物学的方法。
  10. (10)当該細菌株がヒト成長ホルモンの前駆体をコー
    ドするDNA配列体を含有する特許請求の範囲第1項か
    ら第9項までのいずれか第1項に記載する微生物学的方
    法。
  11. (11)C.N.C.M.に寄託番号I−530として
    寄託したプラスミドの一般的特性を有するプラスミドに
    、当該DNA配列体が担われる特許請求の範囲第10項
    記載の微生物学的方法。
  12. (12)C.N.C.M.に寄託番号I−528として
    寄託した菌株の一般的特性を有する細菌株。
  13. (13)C.N.C.M.に寄託番号I−529として
    寄託した菌株の一般的特性を有する細菌株。
  14. (14)C.N.C.M.に寄託番号I−530として
    寄託したプラスミドの一般的特性を有するプラスミド。
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