JPS63772Y2 - - Google Patents

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JPS63772Y2
JPS63772Y2 JP9144782U JP9144782U JPS63772Y2 JP S63772 Y2 JPS63772 Y2 JP S63772Y2 JP 9144782 U JP9144782 U JP 9144782U JP 9144782 U JP9144782 U JP 9144782U JP S63772 Y2 JPS63772 Y2 JP S63772Y2
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JP
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air
guide
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air guide
weft
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JP9144782U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空気噴射式織機の空気案内装置に関す
る。
従来の空気噴射式織機の空気案内装置として
は、例えば特公昭35−10224号公報に示されるも
のがある。これは、緯入れ方向に先すぼまりの空
気案内孔とこれに連なる緯糸脱出用間隙とを有す
る案内子を緯入れ方向に所定の間隔で並べ、空気
案内孔の列によつて緯入れ用ノズルからの噴射空
気の案内通路を形成したものである。
しかしながら、このように空気案内孔の内周面
に先すぼまりのテーパを付した案内子を用いた場
合には、緯入れ用ノズルからの噴射空気が自由膨
張して空気案内孔の内周面に当る部分で、反射さ
れる際、先すぼまりのテーパにより強い収束作用
を受け、言換えれば圧縮作用を受けるため、気栓
が発生し流れ抵抗が大きくなり、これにより流速
が大幅に低下する結果、噴射空気を有効に利用で
きないという問題点があつた。
本考案はこのような従来の問題点に着目し、こ
れを解決することを目的としてなされたもので、
緯入れ用ノズル側の案内子列の端部から反緯入れ
側に中間までの範囲にある案内子の空気案内孔内
周面を案内通路の軸線と平行に形成することによ
り、前記流れ抵抗を小さくする一方、これらより
反緯入れ側にある案内子の空気案内孔内周面に緯
入れ方向に向かつて先すぼまりのテーパを付すこ
とにより、空気の流れが安定した状態では十分な
集束作用が得られるようにしたものである。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示してい
る。
これについて説明すると、揺動運動する筬保持
体1上に筬2の下枠と共に案内子保持体3をボル
ト4により固定し、案内子保持体3上に案内子5
を緯入れ方向に所定の間隔で並べて樹脂6により
固定してある。各案内子5は空気案内孔7とこれ
に連なる緯糸脱出用間隙8とを有しており、上述
の如く並べられる案内子5の空気案内孔7の列に
より空気の案内通路が形成される。また、筬保持
体1の一方の端部(緯入れ側端部)に空気を噴射
し且つこれにより緯糸9を送出する緯入れ用ノズ
ル10を取付け、その空気噴射口を案内通路に指
向させてある。尚、11は経糸、12は織前、1
3は織布である。
こうして、緯入れ用ノズル10からの噴射空気
を空気案内孔7の列により形成される案内通路に
より案内し、この空気流に乗せて緯糸9を飛走さ
せることにより、緯入れを行なうのである。
本考案に係る構成としては、緯入れ用ノズル1
0側から所定区間の案内子5、詳しくは緯入れ用
ノズル10からの噴射空気が自由膨張して案内通
路の内周に至るまでの範囲を基準にしてほぼこの
範囲にある案内子5Aについて、案内孔7A内周
面を案内通路の軸線と平行に形成してある。そし
て、これらより反緯入れ側にある案内子5Bにつ
いては、空気案内孔7B内周面に緯入れ方向に先
すぼまりのテーパを付してある。
作用を第4図イ及びロを参照して説明する。
第4図イは緯入れ側部分でテーパ付空気案内孔
7Bを有する案内子5Bを用いた場合(従来)の
緯入れ用ノズル10からの噴射空気の拡散方向線
(拡散角度θ)と空気案内孔7B内周面とのなす
角度α1を図示したものであり、第4図ロは同じ部
分でストレートな案内孔7Aを有する案内子5A
を用いた場合(本発明)の前記角度α2を図示した
ものである。そして、これらを比較すればα1<α2
である。
また、緯入れ用ノズル10から同一距離のLに
おいて、第4図イの場合の圧力損失△P1>△P2
となる。
実際の実験によれば第5図に示す結果が得られ
た。イは全てテーパ付空気案内孔とした場合(従
来)、ロは緯入れ側の所定区間Mでストレートな
空気案内孔、それより反緯入れ側ではテーパ付空
気案内孔とした場合(本考案)について示し、ま
たハは全てストレートな空気案内孔とした場合に
ついて示している。
すなわち、全てテープ付空気案内孔とした従来
のものでは、前記角度α1が小さいため、ノズルか
らの噴射空気が反射される際強い集束作用を受け
て圧縮されるので、気栓が発生し流れ抵抗が大き
くなり、その分流速低下も大きい。
これに対し、少なくとも前記区間Mにおいてス
トレートな空気案内孔とすれば、前記角度α2が大
きいため、流れ抵抗を小さくすることができ、流
速の低下を抑制することができる。
しかし、ノズルからの距離が離れ、空気流が安
定した状態のもとではストレートな空気案内孔で
は空気の集束作用が無いため、これによる流速の
低下を生じる。このため、途中からは、言換えれ
ば空気流が安定した状態のものでは、テーパ付空
気案内孔とすることにより、集束作用を生じさせ
て、流速の抵下を抑制するものが良い。
従つて、本考案では緯入れ用ノズル10近傍部
分(噴射空気が自由膨張して案内通路の内周に至
るまでの範囲を基準にしてほぼこの範囲内)では
流れ抵抗の小さいストレートな空気案内孔7Aを
有する案内子5Aを並べ、それより反緯入れ側で
は集速性の良好なテーパ付空気案内孔7Bを有す
る案内子5Bを並べたのである。
これにより、同一条件(圧力)で噴射した空気
の速度が上昇し、同時に緯糸の飛走速度も上り、
緯入れの安定化の向上が図れる。
尚、ストレートな空気案内孔7Aを有する案内
子5Aからテーパ付空気案内孔7Bを有する案内
子5Bに移る過程においてテーパ付空気案内孔7
Bのテーパ角を徐々に大きくするようにしてもよ
い。
さて、前述の説明において、ストレートな空気
案内孔の有する案内子を配置する位置を緯入れ用
ノズルからの噴射空気が自由膨張して案内通路の
内周に至るまでの範囲を基準にしてほぼこの範囲
内としたのは、次の理由にある。即ち、案内子の
空気案内孔は実際には緯入れ用ノズルとは同心を
なす円形をしておらずほぼ円錐状に自由膨張した
噴射空気が1つの案内子の内周面に1度に達する
ということは考えられず、その達する位置が案内
子の内周面の部位によつては前記1つの案内孔の
前後の案内孔に及ぶことになる。よつて本考案に
おいてはこれら前後の案内孔も含める意味でほぼ
としたのである。
以上説明したように本考案によれば、緯入れ用
ノズル側の一部の範囲には流れ抵抗の小さいスト
レートな空気案内孔を有する案内子を用い、それ
以降は空気の集束性の良いテーパ付空気案内孔を
有する案内子を用いるようにしたため、案内通路
内での空気流速の低下を最小限に止めて、緯入れ
の安定化と、緯入れ速度の上昇による織機の高速
化とを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は同上の側面断面図、第3図は第2図の−
断面に相当する平面断面図、第4図イ,ロは従来
の場合と本考案の場合の緯入れ側での噴射空気と
案内孔との関係を示す断面図、第5図は案内通路
上でのノズルからの距離と流速との関係を示す線
図である。 5,5A,5B…案内子、7…空気案内孔、7
A…ストレートな空気案内孔、7B…テーパ付空
気案内孔、8…緯糸脱出用間隙、10…緯入れ用
ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気案内孔7と緯糸脱出用間隙8とを有する案
    内子5を緯入れ方向に並べて、空気案内孔7の列
    により緯入れ用ノズル10からの噴射空気の案内
    通路を形成するようにした空気噴射式織機の空気
    案内装置において、緯入れ用ノズル10側の案内
    子列の端部から反緯入れ側の中間までの範囲にあ
    る案内子5Aの空気案内孔7A内周面を案内通路
    の軸線と平行に形成する一方、これらより反緯入
    れ側にある案内子5Bの空気案内孔7B内周面に
    緯入れ方向に向かつて先すぼまりのテーパを付し
    たことを特徴とする空気噴射式織機の空気案内装
    置。
JP9144782U 1982-06-21 1982-06-21 空気噴射式織機の空気案内装置 Granted JPS58192976U (ja)

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JP9144782U JPS58192976U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 空気噴射式織機の空気案内装置

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Publication Number Publication Date
JPS58192976U JPS58192976U (ja) 1983-12-22
JPS63772Y2 true JPS63772Y2 (ja) 1988-01-09

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ID=30099822

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