JPS637672Y2 - - Google Patents

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JPS637672Y2
JPS637672Y2 JP1985163725U JP16372585U JPS637672Y2 JP S637672 Y2 JPS637672 Y2 JP S637672Y2 JP 1985163725 U JP1985163725 U JP 1985163725U JP 16372585 U JP16372585 U JP 16372585U JP S637672 Y2 JPS637672 Y2 JP S637672Y2
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JP
Japan
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rotor
pin
key
lock
lock body
Prior art date
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JP1985163725U
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English (en)
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JPS6183757U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、施錠用のピンがロータの回転中心軸
線と平行に配設された軸方向ピンタンブラ錠に関
するものである。
(従来の技術) 実開昭52−34789号公報に開示されているよう
に、この種の軸方向ピンタンブラ錠では、錠本体
側に形成した軸方向のピン孔とロータ側に形成し
た軸方向のピン孔に駆動ピンと従動ピンを摺動自
在に挿入し、錠本体側ピン孔底部に挿入したバネ
で駆動ピンを前進付勢して、駆動ピンの前端部を
ロータ側ピン孔に係合させることによつて、ロー
タを錠本体に対して回転不能に錠止させている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、ロータの後端部には止め金を装着
し、この止め金を建物や箱本体等の固定枠体側の
受金と係合させることによつて、錠本体が装着さ
れた扉を前記固定枠体に錠止するのであるが、扉
を固定枠体に密着させるために、前記止め金と受
金の係合は一般に、せり合わせによつて行われて
いる。そのため、止め金が施錠位置に来たときに
は、せり合わせからの反発力によつて、ロータに
は解錠方向への逆回転モーメントが働いている。
この逆回転モーメントにより、従動ピンは大きな
側圧を受け、ロータ側のピン孔内周面に強く押し
付けられているので、施錠操作後鍵を錠本体から
引抜いても従動ピンが所要ストローク摺動せず、
駆動ピンが錠本体側のピン孔内に留まつてしまう
ことがある。
このように駆動ピンが錠本体側のピン孔内に全
長が没入しているときには、錠本体に対するロー
タの錠止は不成立であるが、前記止め金と受金の
せり合わせ掛止によつて、ロータは一応回転停止
状態にある。このロータの回転停止によつて鎖錠
完成と誤信して、錠を再操作せずにそのまま放置
したときには、次の致命的な事態を招くことにな
る。
即ち、振動や打撃等によつて止め金と受金のせ
り合せ掛止が弛み、ロータが解錠位置までには到
底及ばない範囲内で若干回転したときには、ロー
タ側のピン孔と錠本体側のピン孔の位置がずれて
しまうことになる。
このような場合、所定の挿込み位置により角度
をずらせて鍵を挿入し、鍵でロータを正規位置に
戻そうとしても、鍵外周面に突設してある挿込み
位置決め用の爪部が錠本体の軸孔の縁部に突当つ
てしまうため、鍵の挿入は不可能である。そのた
め、最早、鍵によつては錠は作動不能となり、扉
は錠を取外し又は破壊しなければ開放不可能とな
つてしまう。
従つて本考案の目的は、錠本体の軸孔に対する
鍵の挿入がどのような位置でも可能であり、ロー
タを正規位置に簡単に戻すことができる、軸方向
ピンタンブラ錠を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 以下、図面に基いて説明すると本考案の要旨
は、錠本体1と;錠本体1の軸孔2に収容された
ロータ3と;錠本体1側に形成された軸方向のピ
ン孔4及びロータ3側に形成された軸方向のピン
孔5に挿入される駆動ピン6及び従動ピン7と;
前記駆動ピン6を前記ピン孔4より一部突出する
よう付勢するバネ8と;前記ロータ3の後端部に
装着された止め金9と;前記従動ピン7を介して
前記駆動ピン6を前記ピン孔4に全部没入させ
て、錠本体1に対するロータ3の錠止を解く鍵1
0と;錠本体1に装着され、ロータ3の軸線を中
心として回転しない規制体11と;前記規制体1
1に設けられ、ロータ3の前端の突部13が回転
不能に係合する受部12とから成り、前記止め金
9が施錠位置に来るよう前記鍵10でロータ3を
回転操作した後、規制体11の受部12にロータ
3の突部13を係合させる軸方向ピンタンブラ錠
において、ロータ3の突部13が回転不能に係合
する盲孔19を前記鍵10の内底部に設け、該盲
孔19に突部13を係合させてロータ3を鍵10
で回転操作することである。
(実施例) 図示の実施例では、前記規制体11は防塵防水
キヤツプを兼ねて錠本体1の前端面に被着される
矩形蓋板状のものであり、前記受部12は規制体
11の背面中央部に設けた十文字状凹部によつて
構成されている。ロータ3の前端には縦断面矩形
状の突部13が形成されている。これに対応し
て、鍵10の内底部の盲孔19も矩形状に形成さ
れている。
規制体11の一側端部には軸受筒部14が設け
られ、錠本体1の前端面側部には軸受筒部15が
設けられ、該軸受筒部14と15に枢軸ピン16
を挿入することによつて、規制体11は錠本体1
に対し開閉自在に枢着されている。
該枢軸ピン16は、ロータ3の回転中心軸線に
対して交叉する方向に配置されており、前記突部
13を前記受部12に係合させたとき、ロータ3
は規制体11に対して回転不能となり、規制体1
1は錠本体1に対して回転不能となる。
円筒状鍵10の先端部外周面には、従動ピン7
を押すも鍵違い用の半円形状段面18を設けてあ
るだけであり、突出物は何等設けられていない。
本実施例の軸方向ピンタンブラ錠では、止め金
9が施錠位置に来るように鍵10でロータ3を回
転操作した後、規制体11の受部12にロータ3
の突部13を係合させることによつて、ロータ3
の回転は内蔵の従動ピン及び駆動ピン6とは無関
係に阻止される。
そのため、固定枠体26側の受金27と止め金
9とのせり合せ掛止によつてロータ3に逆回転モ
ーメントが働き、前記のように鍵10を抜取つた
ときに駆動ピン6がロータ3側のピン孔5に所定
通り突入せず、該駆動ピン6による錠本体1に対
するロータ3の回転制止が不成立であつたとして
も、ロータ側のピン孔5と錠本体側のピン孔4は
同一直線上に整列、保持されることになる。その
ため、止め金9と受金27のせり合せ掛止が弛緩
した時、前記ピン孔4と5の位置がずれることが
ない。
(考案の効果) 以上のように本考案の軸方向ピンタンブラ錠で
は、ロータ3の突部13が回転不能に係合する盲
孔19を鍵10の内底部に設けてあり、該突部1
3と盲孔19が鍵10の挿込み位置を決定しその
案内となるので、従来装置のように鍵外周面に挿
込み位置決め用の爪部を突設する必要がない。
そのため、錠本体1の軸孔2に対する鍵10の
挿入は、どのような位置でも可能であり、ロータ
3が正規位置よりずれているときには、鍵10を
所要角度位置で挿入し、盲孔19の内壁面よりロ
ータ3の突部13へ回転力を働かせて、ロータ3
を正規位置へ簡単に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係る軸方向ピンタン
ブラ錠を示し、第1図は規制体閉鎖時における該
軸方向ピンタンブラ錠の正面図であり、、第2図
は規制体閉鎖時における該軸方向ピンタンブラ錠
の底面図である。第3図は規制体開放時における
該軸方向ピンタンブラ錠の正面図であり、第4図
は規制体開放時における該軸方向ピンタンブラ錠
の底面図である。第5図は第2図のA−A′線切
断部端面図であり、第6図は第3図のB−B′線
断面図である。第7図は鍵の背面図であり、第8
図は鍵の右側面図であり、第9図は第7図のC−
C′線断面図である。 1……錠本体、2……軸孔、3……ロータ、4
……錠本体側のピン孔、5……ロータ側のピン
孔、6……駆動ピン、7……従動ピン、8……ピ
ン付勢用バネ、9……止め金、10……鍵、11
……規制体、12……受部、13……突部、17
……扉、19……盲孔、26……固定枠体、27
……受金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 錠本体1と;錠本体1の軸孔2に収容されたロ
    ータ3と;錠本体1側に形成された軸方向のピン
    孔4及びロータ3側に形成された軸方向のピン孔
    5に挿入される駆動ピン6及び従動ピン7と;前
    記駆動ピン6を前記ピン孔4より一部突出するよ
    う付勢するバネ8と;前記ロータ3の後端部に装
    着された止め金9と;前記従動ピン7を介して前
    記駆動ピン6を前記ピン孔4に全部没入させて、
    錠本体1に対するロータ3の錠止を解く鍵10
    と;錠本体1に装着され、ロータ3の軸線を中心
    として回転しない規制体11と;前記規制体11
    に設けられ、ロータ3の前端の突部13が回転不
    能に係合する受部12とから成り、前記止め金9
    が施錠位置に来るよう前記鍵10でロータ3を回
    転操作した後、規制体11の受部12にロータ3
    の突部13を係合させる軸方向ピンタンブラ錠に
    おいて、ロータ3の突部13が回転不能に係合す
    る盲孔19を前記鍵10の内底部に設け、該盲孔
    19に突部13を係合させてロータ3を鍵10で
    回転操作することを特徴とする軸方向ピンタンブ
    ラ錠。
JP1985163725U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPS637672Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985163725U JPS637672Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985163725U JPS637672Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6183757U JPS6183757U (ja) 1986-06-03
JPS637672Y2 true JPS637672Y2 (ja) 1988-03-04

Family

ID=30721587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985163725U Expired JPS637672Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS637672Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103529U (ja) * 1977-12-13 1979-07-21
JPS603241Y2 (ja) * 1981-03-31 1985-01-29 タキゲン製造株式会社 軸方向ピンタンブラ錠
JPS5990193U (ja) * 1982-12-09 1984-06-19 三菱電機株式会社 直列ギヤツプ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6183757U (ja) 1986-06-03

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