JPS603241Y2 - 軸方向ピンタンブラ錠 - Google Patents

軸方向ピンタンブラ錠

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JPS603241Y2
JPS603241Y2 JP4446381U JP4446381U JPS603241Y2 JP S603241 Y2 JPS603241 Y2 JP S603241Y2 JP 4446381 U JP4446381 U JP 4446381U JP 4446381 U JP4446381 U JP 4446381U JP S603241 Y2 JPS603241 Y2 JP S603241Y2
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JP
Japan
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rotor
pin
lock
lock body
key
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Expired
Application number
JP4446381U
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English (en)
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JPS57157661U (ja
Inventor
健一 山田
Original Assignee
タキゲン製造株式会社
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Publication date
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Priority to JP4446381U priority Critical patent/JPS603241Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、施錠用のピンがロータの回転中心軸線と平行
に配設された軸方向ピンタンブラ錠に関するものである
実開昭52−3478峰公報に開示されているように、
この種の軸方向ピンタンブラ錠では、錠本体側に形成し
た軸方向のピン孔とロータ側に形成した軸方向のピン孔
に駆動ピンと従動ピンを摺動自在に挿入し、錠本体側ピ
ン孔底部に挿入したバネで駆動ピンを前進付勢して、駆
動ピンの前端部をロータ側ピン孔に係合させることによ
って、ロータを錠本体に対して回転不能に錠止させてい
る。
ところで、ロータの後端部には止め金を装着し、この止
め金を建物や箱本体等の固定枠体側の受金と係合させる
ことによって、錠本体が装着された扉を前記固定枠体に
錠止するのであるが、扉を固定枠体に密着させるために
、前記止め金と受金の係合は一般に、せり合わせによっ
て行われている。
そのため、止め金が施錠位置に来たときには、せり合わ
せからの反発力によって、ロータには解錠方向への逆回
転モーメントが働いている。
この逆回転モーメントにより、従動ピンは大きな側圧を
受け、ロータ側のピン孔内周面に強く押し付けられてい
るので、施錠操作後備を錠本体から引抜いても従動ピン
が所要ストローク摺動せず、駆動ピンが錠本体側のピン
孔内に留まってしまうことがある。
このように駆動ピンが錠本体側のピン孔内に全長が没入
しているときには、錠本体に対するロータの錠止は不成
立であるが、前記止め金と受金のせり合わせ掛正によっ
て、ロータは一応回転停止状態にある。
このロータの回転停止によって鎖錠完成と誤信して、錠
を再操作せずにそのまま放置したときには、次の致命的
な事態を招くことになる。
即ち、振動や打撃等によって止め金と受金のせり合せ掛
止が弛み、ロータが、解錠位置までには到底及ばない範
囲内で若干回転したとき、ロータ側のピン孔と錠本体側
のピン孔の位置がずれてしまうため、最早、鍵によって
は錠は作動不能となり、扉は錠を取外し又は破壊しなけ
れば開放不可能となってしまうことである。
従って本考案の目的は、止め金による施錠操作後、ロー
タの回転を従動ピンや駆動ピンとは無関係な別の手段に
よって阻止することによって、ロータ側のピン孔と錠本
体側のピン孔との整列状態を確保し、止め金と受金のせ
り合い掛止の弛緩による錠の作動不能を的確に回避でき
る、軸方向ピンタンブラ錠を提供することである。
以下、図面に基いて説明すると、本考案の軸方向ピンタ
ンブラ錠は、錠本体1と、錠本体1の軸孔2に収容され
、後端部に止め金9を装着したロータ3と、錠本体1側
に形成された軸方向のピン孔4及びロータ3側に形成さ
れた軸方向のピン孔5に挿入された駆動ピン6及び従動
ピン7と、駆動ピン6を前記ピン孔4より一部突出する
よう摺動付勢するバネ8と、前記従動ピン7を介して駆
動ピン6をピン孔4に全部没入させて、錠本体1に対す
るロータ3の錠止を解く鍵10とから成るものであって
、前記ロータ3の軸線を中心として回転不能の規制体1
1を錠本体1に装着し、該規制体11には、ロータ3が
回転不能に係合する受部12を設け、前記止め金9を施
錠位置まで回転操作した後、前記受部12をロータ3に
係合させるようにしたものである。
図示の実施例では、前記規制体11は、防塵防水キャッ
プを兼ねて錠本体1の前端面に被着される矩形蓋板状の
ものであり、前記受部12は、規制体11の背面中央部
に設けた十文字状凹部によって構成されている。
ロータ3の前端には、縦断面矩形状の突部13が形成さ
れている。
規制体11の一側端部には軸受筒部14が2個設けられ
、錠本体1の前端面側部には軸受筒部15が3個設けら
れ、軸受筒部14と15を互いに入り組ませた後に枢軸
ピン16を挿入することによって、規制体11は錠本体
1に対し開閉自在に枢着されている。
この枢軸ピン16は、ロータ3の回転中心軸線に対して
交叉する方向に配置されており、前・記ロータの突部1
3を前記十文字状受部12に係合させたとき、ロータ3
は規制体11に対して回転不能となり、また、規制体1
1は錠本体1に対して回転不能となる。
本例では、規制体の受部12を十文字状に形成しである
ので、扉17に対する錠本体1の装置は、使用状件に応
じて縦横に位置を逆転して行なうことができる。
また、いずれの態様で使用しても、規制体11が開き、
ロータ3との係合が解かれることのないように、規制体
11の軸受筒部14と錠本体1の軸受筒部15間にはバ
ネ座金28が挿入され、規制体11の自然開放を阻止す
るに十分な摩擦抵抗力を生じさせである。
円筒状の鍵10は、その外周面に鍵違い用の半円形状段
面18を設け、この段面18によって従動ピン7を押す
ものであるが、鍵10の内底部には、前記ロータの突部
13が係合する矩形状盲孔19を設けである。
これら突部13と盲孔19は鍵10の挿込み位置を決定
し、その案内となるものである。
従って、本例の鍵では、前記実開昭52−3478吋公
報に示された従来装置のように鍵外周面に位置決め用爪
部を突設する必要がないため、錠本体1の軸孔2に対す
る鍵10の挿入は、どのような位置でも可能である。
そのため、ロータ3が正規位置よりずれているとき、鍵
10を挿入してその盲孔19よりロータ突部13へ回転
力を働かせ、ロータ3を正規位置へ戻すことができる。
また、本例では、ロータの突部13の前面中央に突子2
0を更に突設し、これを前記盲孔19内底面の窪み21
と係合させて、ロータ3と鍵1゜の芯合わせを行なえる
ので、ロータ等の部品の製作にあたって、寸法誤差の許
容範囲を拡大することができる。
かくして、不良品発生率をより低く抑えられるので、製
作コストの低減が可能である。
上記実施例では、規制体11の受部12を凹部とし、ロ
ータ3側に突部13を形成したが、これとは逆に、第1
0図に示したように規制体11側の受部12を突部とし
、ロータ3側に凹部13aを形成してもよい。
また、これら凹部や突部の形状としては、真円以外の全
ての形状、例えば、一部切欠き円形、楕円形、角形等と
いった形状を採用できる。
また、凹部と突部は単独ではなく、これらを同時に組合
せ使用してもよい。
更に、規制体11は、上記実施例のように枢軸ピン16
で装着した蓋板形のものに限定されず、第11図と第1
2図に示したように錠本体1の前面の角形枠部22に嵌
着され、バネ23等の手段によって係止保持される蓋板
形のものであってもよい。
また、第13図と第14図に示したように錠本体1とロ
ータ3の割溝部24.25に嵌着されるOリング29付
きの棒形のものでもよい。
以上のように本考案の軸方向ピンタンブラ錠は、ロータ
3の軸線を中心として回転し得ない規制体11を備え、
この規制体11にはロータ3が回転不能に係合する受部
12を設け、止め金9が施錠位置に来るよう鍵10でロ
ータ3を回転操作した後、前記受部12をロータ3に係
合させるようにしたので、ロータ3の回転は、内蔵の従
動ピン7及び駆動ピン6とは無関係に、的確に阻止され
ている。
従って、固定枠体26側の受金27と止め金9とのせり
合せ掛正によってロータ3に逆回転モーメントが働き、
前記のように鍵10を抜取ったとき駆動ピン6がロータ
3側のピン孔5に所定通り突入せず、該駆動ピン6によ
る錠本体1に対するロータ3の錠止、即ち回転制止が不
成立であったとしても、上記した別系統の規制体11に
よるロータ3の回転制止が成立しているため、ロータ側
のピン孔5と錠本体側のピン孔4は同一直線上に整列、
保持されることになり、かくして、止め金9と受金27
のせり合せ掛止が弛緩した時、前記ピン孔4と5の位置
がずれて鍵10による作動が不可能になることがないの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実止例を示し、第1図と第2図は蓋状規
制体閉鎖時の軸方向ピンタンブラ錠の正面図と底面図、
第3図と第4図は規制体開放時における前記錠の正面図
と底面図、第5図は第2図におけるA−A’線切断部端
面図、第6図は第3図の13−B’線断面図、第7図と
第8図は鍵の背面図と右側面図、第9図は第7図のC−
C’線断面図である。 第10図は本考案の別の実施例における規制体とロータ
前端部の係合時の断面図、第11図は更に別の実施例に
おける規制体装着時の軸方向ピンタンブラ錠の正面図、
第12図は第11図の1)−D’線断面図である。 第13図は本考案の更に他の実施例における規制体装着
時の軸方向ピンタンブラ錠の正面図、第14図は第13
図に示した軸方向ピンタンブラ錠の前端部分の中央縦断
面図である。 1・・・・・・錠本体、2・・・・・・軸孔、3・・・
・・・ロータ、4・・・・・・錠本体側のピン孔、5・
・・・・・ロータ側のピン孔、6・・・・・・駆動ピン
、7・・・・・・従動ピン、訃・・・・イン付勢用バネ
、9・・・・・・止め金、10・・・・・・鍵、11・
・・・・・規制体、12・・・・・・受部、17・・・
・・・扉、26・・・・・・固定枠体、27・・・・・
・受金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 錠本体1と、錠本体1の軸孔2に収容されたロータ3と
    、錠本体1側に形成された軸方向のピン孔4及びロータ
    3側に形成された軸方向のピン孔5に挿入される駆動ピ
    ン6及び従動ピン7と、前記駆動ピン6を前記ピン孔4
    より一部突出するよう付勢するバネ8と、前記ロータ3
    の後端部に装着された止め金9と、前記従動ピン7を介
    して前記駆動ピン6を前記ピン孔4に全部没入させて、
    錠本体1に対するロータ3の錠止を解く鍵10とから戒
    る軸方向ピンタンブラ錠であって、ロータ3の軸線を中
    心として回転しない規制体11を錠本体1に装着し、前
    記規制体11には、ロータ3が回転不能に係合する受部
    12を設け、前記止め金9が施錠位置に来るよう前記鍵
    10でロータ3を回転操作した後、規制体11の前記受
    部12をロータ3に係合させるようにした軸方向ピンタ
    ンブラ錠。
JP4446381U 1981-03-31 1981-03-31 軸方向ピンタンブラ錠 Expired JPS603241Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4446381U JPS603241Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31 軸方向ピンタンブラ錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4446381U JPS603241Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31 軸方向ピンタンブラ錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57157661U JPS57157661U (ja) 1982-10-04
JPS603241Y2 true JPS603241Y2 (ja) 1985-01-29

Family

ID=29841386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4446381U Expired JPS603241Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31 軸方向ピンタンブラ錠

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JP (1) JPS603241Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637670Y2 (ja) * 1985-10-25 1988-03-04
JPS637671Y2 (ja) * 1985-10-25 1988-03-04
JPS637672Y2 (ja) * 1985-10-25 1988-03-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57157661U (ja) 1982-10-04

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