JPS6372672A - 2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造法 - Google Patents

2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造法

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JPS6372672A
JPS6372672A JP21725586A JP21725586A JPS6372672A JP S6372672 A JPS6372672 A JP S6372672A JP 21725586 A JP21725586 A JP 21725586A JP 21725586 A JP21725586 A JP 21725586A JP S6372672 A JPS6372672 A JP S6372672A
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hydroxy
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cyclopentenones
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JP21725586A
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Atsuo Hasato
篤夫 羽里
Seiji Kurozumi
精二 黒住
Masaaki Suzuki
正昭 鈴木
Ryoji Noyori
良治 野依
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は2−フルオロ−4−ヒトOキシー2−シクロペ
ンテノン類およびその製造法に関する。
更に詳しくは、本発明は優れた制癌作用、抗ウィルス作
用、抗菌作用等の薬理作用を右りるブロスタブランジン
へ様の構造を持つ2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−
シクロペンテノン類およびその製造法に関する。
〈従来の技術〉 プロスタグランジンは、血小板凝集抑制作用。
血圧降下作用等の特異な生物活性を有する化合物であり
、近年医療の領域において末梢循環♂系疾患治療薬とし
て用いられている有用な天然物である。プロスタグラン
ジンのなかで、そのシクロペンタン環に二重結合を有す
るものとしてブOスタグランジンA類が知られており、
例えばプロスタグランジンA2は血圧降下作用を有する
薬物として期待されている[イー・ジエー・コーリー(
E。
J、 Gorev)ら、ジャーナル・オプ・ザ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエティー(J、Aier。
Chew 、 Soc、 ) 、 95.6831 (
1973)参照]。
他方、プロスタグランジンA類がDNA合成を強く抑制
することからプロスタグランジンA類の抗腫瘍剤として
の可能性が報告されている[バイオケミカル・アンド・
バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション(B
 iochem、 B 1ophys。
Res、 Cogvun 、 ) 、 87. 795
.1979:ダブリュー・ニー・ターナ−(W、 A、
 Turner )ら、プロスタグランジンズパアンド
・リレイテツド・リビング(Prostaglandi
ns 、 Re1at、l 1pids ) 。
2、 365〜8(1982)参照]。
また下記式 で表わされる10−ハロプロスタグランジンA類が報告
されており、その用途としては気管支拡張作用及び降圧
作用が示唆されている。(tJ、S。
Patent No、3,755,426 )。
一方近年、下記式 で表わされるプロスタグランジンA類が沖縄産サンゴ[
オキナワ・ソフト・コーラル(Q kinaWanso
ft  coral ) :クラブラリア・ビリディス
(clavularia  viridis ) ]か
ら単離され、生理作用として抗炎症作用、111ガン作
用を有することが知られている[菊池ら、テトラヘドロ
ン・レターズ(Tetrahedron  Lett 
、) 、 23.5171(1982) :小林ら、テ
トラヘドロン・レターズ(Tetrahedron  
Lett 、 ) 、 23.5331 (1982)
 :福島雅典、癌と化学療法、 10.1930(19
83)参照]。
さらに近年オアフ島で採集された川底に着生するテレス
ト・リーセイ(T elesto  ri 1sei 
)から下記式 %式% で表わされるプロスタグランジン類縁物質(プナグラン
ジン)が単離され[ショイヤーら、ジャーナル・オブ・
ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ−(J、 A
m 、 Chew 、 Soc、  ) 、  107
゜297B (1985)参照コ、生理作用として強い
細胞増殖抑制効果を示すことが知られている(福島ら。
第43回日本癌学会要旨1905 (1984)参照)
一方、クラごリア・ビリディス(C1avul 1av
iridis )からもプナグランジン型化合物である
下記式 で表わされるクロロブロン類が単離され、このものち強
い細胞増殖抑制効果を示すことが知られているとともに
塩素原子のかわりに臭素原子、ヨウ素原子が置換した化
合物も知られている(山田ら。
第27回天然物討論会講演要旨集405 (1985)
参照)。
〈発明の目的〉 本発明者らは、かかる点に着目し、フッ素原子が導入さ
れた新たなプナグランジン類縁化合物を得ることを目的
として鋭意研究した結果、2−フルオロ−4−ヒドロキ
シ−4−アルキル(又はアルケニル〉−2−シクロペン
テノン類にアルデヒド類をアルドール縮合せしめること
によって、プロスタグランジンA様の構造を有する新規
なプナグランジン類似化合物が工業的に有利に得られ、
その生物活性を検討した所、強いガン増殖抑制活性を示
し、このものが新しいタイプの医薬品として有用である
ことを見出し本発明に到達したものである。
しかして、本発明の目的は、優れた制節作用等を有する
2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル(又はア
ルケニル)−2−シクロペンテノン類およびその工業的
に有利な製造法を提供することにある。
〈発明の構成〉 本発明は、下記式[I] で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類およびその製造法に関する。
上記式[I]において、R1は置換もしくは非置換の炭
素数1〜10のアルキル基を表わす。
非置換の炭素数1〜10のアルキル基としては、例えば
、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、S−ブチル、t−ブチル。
n−ペンチル、n−ヘキシル、n−へブチル、n−オク
チル、n−ノニル、n−デシル等の直鎖状又は分岐状の
ものを挙げることができる。
かかる非置換の炭素数1〜10のアルキル基の置換基と
しては、例えば−〇〇OR”  (ここでR4は水素原
子、炭素数1〜10のアルキル基又は1当量のカチオン
を表わす)を挙げることができる。
R4の炭素数1〜10のアルキル基としては、上記した
ものと同様のアルキル基をあげることができる。1当量
のカチオンとしては、例えばNH4”、テトラメチルア
ンモニウム、モノメルチアンモニウム、トリメチルアン
モニウムなどのアンモニウムカチオン:Na ” 、K
” 、1/2Ca 2” 、  1/3 A旦3+など
の金属カチオン等を挙げることができる。
これらのうち、R4としては水素原子又はメチル基を好
ましいものとして挙げることができる。
上記式[I]において、R2Sよ買換もしくは非置換の
炭素数1〜10のアルキル基又はアルケニル基を表わす
。炭素数1〜10のアルキル基としては、例えばメチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ローブチル、
t−ブヂル、0−ペンチル。
n−ヘキシル、2−メチルヘキシル、n−へブチル、n
−オクチル、3,7−シメチルオクヂル等を挙げること
ができる。
アルケニル基としては、例えば、3.7−シメチルー2
.6−オクタジエン、3,7−シメチルー〇−オクテン
等を挙げることができる。なかでもM鎖状のアルキル基
が好ましく、特にn−ブチル、n−ペンデル、n−ヘプ
チル、n−オクチルが好ましい。置換基としては、水i
S!2i:メトキシ、エトキシ、プロポキシ等のアルコ
キシ基;アセチル。
プロピオニル、n−ブチリル、カプロイル等のアシルl
;塩素、弗素、臭素等のハロゲン原子:フェニル基;フ
ェノキシ基;ナフチル基などが挙げられる。上記アルキ
ル基はこれらの置換塁を1〜3個有していてもよい。
上記式[I]において、R3は水素原子、トリ(C+〜
Cy )炭化水素シリル基、または自分が結合している
水酸基由来の酸素原子とともにアセタール結合を形成す
る基を表わす。
トリ(C+〜Cy )炭化水素シリル基としては、例え
ばトリメチルシリル、トリエチルシリル。
℃−ブチルジメチルシリル基の如きトリ(C+〜C7)
アルキルシリル;t−ブチルジフェニルシリル基の如き
ジフェニル(C+〜C4)アルキルシリル又はトリベン
ジルシリル慕等を好ましいものとして挙げることができ
る。
水酸基由来の酸素原子と共にアセタール結合を形成する
基としては、例えばメトキシメチル、1−1トキシエチ
ル、メトキシジメチルメチル、2−メトキシ−2−プロ
ピル、2−エトキシ−2−プロピル、(2−メトキシエ
トキシ)メチル、ベンジルオキシメチル、2−テトラヒ
ドロピラニル。
2−テトラヒドロフラニル又は6.6−シメチルー3−
オキサ−2−オキソ−ビシクロ[3,1,0]へキス−
4−イル基を挙げることができる。これらのうち、2−
テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフラニル、1
−エトキシエチル、2−メトキシ−2−プロピル、(2
−メトキシエトキシ)メチル又は6.6−シメチルー3
−オキサ−2−オキソ−ビシクロ[3,1,0]へキス
−4−イル基が好ましい。
これらのうちR3としては水素原子、トリメチルシリル
基が特に好ましい。
AおよびBは、Aが水素原子であるときBが水Fi!基
であるか、またはAおよびBが互いに結合し1本の結合
手を表わす。すなわち、上記式[I]で表わされる2−
フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類は
A、Bの定義により、下記式[Ia ] で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4−アル
キル(又はアルケニル)−5−(1−ヒドロキシアルキ
ル)−2−シクロペンテノン類と下記式[Ib ] で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4−アル
ギル〈又はアルケニル)−5−アルキリデン−2−シク
ロペンテノン類を表わす。
上記式[Ia ]で表わされる2−フルオロ−4−ヒド
ロキシ−4−アルキル(又はアルケニル)−5−(1−
ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類におい
ては、五員環上の4位、すなわちR2、OR3が置換し
た炭素原子、五員環上の5位、すなわちヒドロキシアル
キル基が置換した炭素原子および水f1基とR1が買換
した炭素原子の不斉に由来する8種の立体異性体が存在
するが、本発明においてはそれらの立体異性体のいずれ
かのひとつであるか、それらの任意の割合の混合物であ
る。
上記式[Ib ]で表わされる2−フルオロ−4−ヒド
ロキシ−4−アルキル(又はアルケニル)−5−アルキ
リデン−2−シクロペンテノン類においては五員環上の
4俊、すなわちR2,OR3が置換した炭素原子の不斉
およびR1が結合した炭素原子へ結合手の向きに由来す
る4種の立体異性体が存在するが、本発明においてはそ
れらの立体異性体のいずれかのひとつであるか、それら
の任意の割合の混合物である。
本発明の2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペ
ンテノン類は、特に下記式[nlで表わされる化合物が
好ましい。上記式[IIにおいて、R4は水素原子、炭
素数1〜10のアルキル基または1当岳のカチオンを表
わす。これらの具体例は前記したものと同様である。ま
たR2゜R3、A、Bも前記したものと同様である。
上記式[Ia ]あるいは[II]で表わされる2−フ
ルオロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル(又はアルケニ
ル)−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペ
ンテノン類の具体例としては例えば以下のものが挙げら
れるが本発明はこれに限定されるものでは無い。
(1):2−フルオo−4−ヒドロキシー4−オクチル
−5−(1−ヒドロキシ−6−カルボキシヘキシル)−
2−シクロペンテノン (2):2−フルオロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−オクチル−5−(1−ヒドロキシ−6−カルボキシ
ヘキシル)−2−シクロペンテノン (3) :  (1)又は(2のメチルエステル上記式
[Ib ]あるいは[II]で表わされる2−フルオo
−4−ヒドロキシー4−アルキル(又はアルケニル)−
5−アルキリデン−2−シフペンチノン類の具体例とし
ては例えば以下のものが挙げられる。
[4):2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−5−[(’E)−6−カルボキシへキシリデン]−2
−シクOベンテノン (5):2−フルオa−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−5−[(Z)−6−カルポキシヘキシリデンコー2−
シクロペンテノン (6]:2−フルオロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−オクチル−5−[(E)−6−カルポキシヘギシリ
デン]−2−シクロペンテノン (7):2−フルオロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−オクチル−5−[(Z)−6−カルポキシヘキシリ
デンコー2−シクロペンテノン (8) ;  i4)〜(71のメチルエステル本発明
の2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノ
ン類で上記式[Ia ]で表わされる2−フルオロ−4
−ヒドロキシ−4−アルキル(又はアルケニル)、−5
−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン
類tよ、下記式[111で表わされる2−フルオロ−4
−ヒドロキシ−4−アルキル(又はアルケニル)−2−
シクロペンテノン類に下記式[TV] OHC−R10・[IV ] で表わされるアルデヒド類をアルドール縮合反応せしめ
、必要に応じて脱保護、加水分解、塩生成反応に付すこ
とによって得られる。
上記式[II[]において、R2は買換もしくは非置換
の炭素数1〜10のアルキル基又はアルケニル基を表わ
し、かかるR2の具体例は、前記したものと同様のもの
が挙げられる。R′aは水酸基の保護基を表わし、かか
るR”具体例としてはR3の水酸基の保護基として例示
したものと同様のものが挙げられる。
上記式[IV ]においてR10は置換もしくは非置換
の炭素数1〜10のアルキル基を表わす。
かかるR +aの具体例としてはR1として例示したも
のと同様のものが挙げられるが、かかる炭素類1〜10
のアルキル基の置換基としては例えば−〇〇OR4(こ
こでR′6は、炭素類1〜10のアルキル基を表わす。
)を挙げることができ、Rとしてはメチル基が好ましい
出発原料[]1[]は本発明者らが別途提案した方法に
よりそれ自体公知の化合物である3−ハロゲン化−4−
ヒドロキシ−2−シクロペンテノン(W −R1cha
rdsら、J、C,S、Chew −Conv  12
1 (1979) )から下記反応スキーム八に示され
るような経路で製造することができる。
[R2、R−は上記定義に同じである。]上記式[11
[]の化合物と上記式[rV]のアルデヒド類とはアル
ドール綜合反応に付される。反応は塩基性化合物の存在
下、溶媒中で行なわれる。
塩基性化合物1反応溶媒としてはたとえば文献:A、 
T、N1elsen、 W、 J、 Houlinan
 、 Org。
React、、16.  [1968) :H,O,H
ouse、  ”Modern 3ynthetic 
 Reactions、 ” 2nd  E、d 、。
Benjamin  (1972) 、 P 629:
新実験化学講座旦。
II  73B、 III 851等記載ののちのが選
ばれる。アルドール縮合反応は、リチウムジイソプロピ
ルアミド、リチウムジエチルアミド、リチウムビストリ
メチルシリルアミド等の金属アミド類;あるいはトリエ
チルアミン、シイツブOビルエチルアミン。
トリブチルアミン等の三級アミン類の存在下ジブチルホ
ウ素トリフルオロメタンスルホン酸等のジアルキルホウ
素トリフルオロメタンスルホン酸類が用いられるが好ま
しくはリチウムジイソプロピルアミド等の金属アミドを
用いる。
アルドール縮合反応を金属アミド類を用いて行なうとき
、その使用量は、上記式[II[]の]2−フルオロー
4−ヒドロキシー4−アルキル(又はアルケニル)−2
−シクロペンテノン類に対し0.5〜30当品、好まし
くは0.9〜10当足が用いられる。反応溶媒としては
、エーテル、テトラヒドロフランの如きエーテル類:石
油エーテル、ヘキサン、ペンタン等の炭化水素類が用い
られる。反応温度は好ましくは−100℃〜50℃、特
に好ましくは一り0℃〜O℃の範囲である。
アルデヒド類[TV]は、上記式[I[[]の]2−フ
ルオロー4−ヒドロキシー4アルキル(又はアルケニル
)−2−シクロペンテノン類に対し0.5〜10当量、
好ましくは0.8〜2当量が用いられる。
反応時間は使用する原料化合物、試薬1反応溶媒等によ
って異なるが、通常5分〜1日の範囲で行なわれ、好ま
しくは10分〜12時間の範囲である。
反応終了後、生成物は通常の手段、例えば抽出。
水洗、乾燥、りOマドグラフィー等で精製分取りること
ができる。生成物は必要に応じて脱保護。
加水分解、塩生成反応に付される。
水酸基の保護基の脱保護は、次のようにして行うことが
できる。
保護基が水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成
する基の場合には、例えば酢酸、p−トルエンスルホン
酸のピリジニウム塩又は陽イオン交換樹脂等を触媒とし
、例えば水、テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジ
オキサン、アセトン。
アセトニトリル等を反応溶媒とすることにより好適に実
施される。反応は通常−78℃〜+30℃の温度範囲で
10分〜3日間程度行なわれる。また、保護基がトリ(
C+〜Cy )炭化水素−シリル塁の場合には、例えば
酢酸、テトラブチルアンモニウムフルオライド、セシウ
ムフルオライド等の存在下に、上記した如き反応溶媒中
で同様の温度で同様の時間実施される。
目的化合物中にエステル基がある場合、これを加水分解
に付することができ、例えばリパーゼ等の酵素を用い、
水又は水を合む溶媒中で一10℃〜+60℃の温度範囲
で10分〜24時間程度行なわれる。
かくして下記式[Ia ] で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4−アル
キルく又はアルケニル)−5−(1−ヒドロキシアルキ
ル)−2−シクロペンテノン類が得られる。
本発明の2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペ
ンテノン類で上記式[Ib ]で表わされる2−フルオ
ロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル(又はアルケニル)
−5−アルキリデン−2−シクロペンテノン類は、下記
式[Ia’1[式中R1@ 、 R2、R51は前記定
義に同じ。]で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキ
シ−4−アルキル(又はアルケニル)−5−(1−ヒド
ロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類を脱水反応
せしめ、必要に応じて脱保護、加水分解。
塩生成反応に付すことによって得られる。
上記式[Ia’]において、RIQは置換もしくは非置
換の炭素数1〜10のアルキル基を表わし、R2は置換
もしくは非置換の炭素数1〜10のアルキル基又はアル
ケニル基を表わし、R2″は水IIIの保護基を表わす
。かかるRIG 、R2、RNの具体例は前記したもの
と同様のものが挙げられる。
上記式[Ia’]で表わされる2−フルオロ−4−ヒド
ロキシ−4−アルキル(又はアルケニル)−5−(1−
ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類の脱水
反応は、上記式[Ia’]の2−フルオロ−4−ヒトO
キシー4−アルキル(又はアルケニル)−5−<1−ヒ
ドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類と有機ス
ルボン酸の反応性誘導体とを塩基性化合物の存在下に反
応せしめて、対応する有機スルホニルオキシ誘導体とし
、次いで塩基性化合物で処理することによって実施され
る。
上記式[Ia’]の化合物と有機スルホン酸の反応性誘
導体とを反応せしめる際に用いられる塩基性化合物とし
ては、アミン類が好ましく、かかるアミン類としては、
例えば、とリジン、4−ジメチルアミノビリジン。トリ
エチルアミン、ジイソプロピルシクロヘキシルアミン、
1.5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノン−5−エン
(以下DBNと略す)、1.8−ジアザビシクロ[5,
4,0]ウンデク−7−エン(以下、OSUと略す)、
キヌクリジン、トリエチレンジアミン、イソプロピルジ
メチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げ
られ、なかでも特にピリジン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、DBU、DBNが好ましい。
有機スルホン酸の反応性誘導体としては、例えばメタン
スルホニルクロリド、エタンスルホニルクロリド、n−
ブタンスルホニルクロリド、1−ブタンスルホニルクロ
リド、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、ベンゼ
ンスルホニルクロリド、p−トリエンスルホニルクロリ
ドなどの有機スルホン酸ハロゲン化物:無水メタンスル
ホン酸。
無水エタンスルホン酸、無水トリフルオロメタンスルホ
ン酸、無水ベンゼンスルホン酸、無水p−トルエンスル
ホン酸などの無水有機スルホン酸などが挙げられる。
使用する溶媒としては前記の塩基性化合物自身を用いて
もよいが、例えばツク00メタン、クロ0ホルム、四塩
化炭素、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類:エ
ーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類:ベンゼン
、トルエン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン等の
炭化水素類を用いても良い。好ましくはピリジン、ジク
Oロメタンが用いられる。
反応は一般式[Ia’ ]で表わされる2−フルオロ−
4−ヒドロキシ−4−アルキル(又はアルケニル)−5
−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン
類の5位のアルキル基上の水酸基と有機スルホン酸の反
応性誘導体との反応であり、化学量論的には両名の化合
物は等モルで反応する。実際に反応を行なうには、通常
、一般式%式% −アルキル(又はアルケニル)−5−(1−ヒドロキシ
アルキル)−2−シクロペンテノン類に対し有機スルホ
ン酸の反応性誘導体を1〜10当mの割合で用いる。
塩基性化合物は、使用する有機スルホン酸の反応性誘導
体に対し1当量以上、好ましくは2当量以上で用いられ
る。
使用する溶媒の口は、通常、上記式[Ia’]で表わさ
れる2−フルオロ−4−ヒトOキシー4−アルキル(又
はアルケニル)−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2
−シクロペンテノン類に対し、1〜1000倍容口、好
ましくは5〜100倍容爪が用いられる。反応温度は使
用する原料化合物。
塩基性化合物、溶媒等によって異なるが、通常、−10
℃から50℃の範囲であり、好ましくは0℃から30℃
の範囲で行なわれる。反応時間は、条件により異なるが
、0.1〜10時間程度である。反応のの進行は薄層ク
ロマトグラフィー等の方法により追跡される。
かくして、上記の反応(以下第1の反応という)によれ
ば上記式[Ia’  ]で表わされる2−フルオロ−4
−ヒドロキシ−4−アルキル(又はアルケニル)−5−
(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類
の5位のアルキル基上の水酸基が有機スルホニルオキシ
基に変換された有機スルホニルオキシ誘導体が生成する
。該化合物は次いで塩基性化合物によって処理され(以
下第2の反応という)、相当する有機スルホン酸を脱離
し、下記式[Ib’1 で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4−アル
キル(又はアルケニル)−5−アルキリデン−2−シク
ロペンテノン類に変換される。
この第2の反応に用い得る塩基性化合物は、上記第1の
反応で挙げた塩基性化合物と同様のものが挙げられる。
第2の反応に用いられる塩基性化合物は第1の反応で用
いたものと異なっていても良い。
この第2の反応は、同様の温度の範囲で進行せしめるこ
とができる。また第1の反応で生成゛した有機スルホニ
ルオキシ誘導体を単離した後筒2の反応に付してもよく
、また第1の反応と第2の反応を同じ反応系中で行なっ
てもよい。反応終了後、目的化合物は通常の手段により
積装分取することができる。
かくして得られる4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノ
ン類を更に必要に応じて、前記したと同様の脱保護、加
水分解、塩生成反応に付される。
かくして下記式[Ib ] R3 で表わされる2−フルオロ−4−ヒト0キシ−4−アル
キル(又はアルケニル)−5−アルキリデン−2−シク
ロペンテノン類が製造される。
〈発明の効果〉 本発明の2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペ
ンテノン類は、l 1210白血病細胞に対して低淵麿
、0.5μg/m![2−フルオロ−4−ヒドロキシ−
4−オクチル−5−[(旦)−6−カルボメトキシへキ
シリデン]−2−シクロペンテノン及び2−フルオロ−
4−ヒドロキシ−4−オクチル−5−[(Z)−6−カ
ルボメトキシへキシリデン]−2−シクロペンテノン]
で強力なガン細胞増殖抑a、11作用を示し、抗ガン剤
として期待される。
また本発明の製造法は工業的有利な製法であり、目的と
する2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテ
ノン類を効率よく製造することができる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。尚
、実施例中−OYはトリメチルシリルオキシ基を表わす
実施例1 2−フルオロ−4−オクチル−4−トリメチルシリルオ
キシ−2−シクロペンテノン20.6■(0,069+
uol)のTHF (0,2m!>溶液に、アルゴン気
下−78℃に冷却下、リチウムジイソプロピルアミド−
テトラヒドロフラン溶液(0,4M)を加え20分間撹
拌した。ここに7−オキツヘブタン酸メチル19.4#
I9 (0,123mmol)のTHF (0,3d)
溶液を加え15分間度撹拌た。ここにリン酸緩街液(1
)H7,0,1M)1dを加えエーテル抽出した。
有g1層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
上で乾燥した。濾過濃縮後シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n−ヘキサン:エーテル−20:1→5:1
)に供し、2−フルオロ−5−(1−ヒドロキシ−6−
メドキシカルボニルヘキシル キシ−2−シクロペンテノン14.1■(45%)を得
た。
MS  (  z/z  )  : 458(M” )、440(M” −H2 0)。
:+sauvi゛−Hos*ざ )。
345  (M”  −  Ca  H,り ) 。
255(M  “  − C 3  ト1  7  −
HOS! モ   )’ H−NMR (1)DIll
 、 C6Ds ) :0、85〜1.0(m 、3H
)。
1、0〜1.7 (II 、 22H) 。
2、0 〜2.2(m 、 3H) 。
3、35(3本の3.3H)。
4、2〜4.4(l 、 1 )() 。
ら、2,  6.4,  6.5(3本のS,全部で1
 1−1 )実施例2 実施例1で得られた2−フルオロ−5−(1−ヒドロキ
シ−6−メドキシカルボニルヘキシル−4−オクチル−
4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテノン2
1.5q (  0.047mmol)に室温にてアル
ゴン気下ジメヂルアミノピリジン33■(  0.27
 mmol)の塩化メチレン溶液(  1.2d)を加
えついでジイソプロピルアミン0.05 d(  0.
29 mmol>を加えて撹拌し、次いでメタンスルホ
ニルクロリドをシリンジの先から3滴加えた。
30分間撹拌後ジイソプロピルエチルアミン0.05a
il (0,29m1ol)とメタンスルホニルクロリ
ド(3滴)を加えさらに30分間撹拌した。リン酸緩衝
液(pH7,o、IM>ladを加え、エーテル抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗ひし、無水Ta酪酸マグネ
シウム上乾燥した。罐過濃縮後シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エヂルー50:1に
供し、2−フルオロ−5−[(E)−6−メドキシカル
ボニル ー4ーオクチルー4ートリメチルシリルオキシ−2−シ
クロペンテノン8.21119 (40%)と2−フル
オロ−5− [ (Z)−6−メドキシカルボニルキシ
リデン]ー4ーオクチルー4ートリメチルシリルオキシ
−2−シクロペンテノン3.619(17%)を得た。
Rf  (TLC) −0.40  (n−ヘ*サン:
酢PIiエチル−5:1) I R  (CHCj3 、am−’  ): 172
0.1685’  H   NMR  (CDI  、
  Cs  Ds  )  ニー  0.01  (S
  、  9H)  。
0、(to  (t  、  3H.  J=  6.
611z  )  。
1、0〜 1.9 (1  、22H )。
2、02   (t   、   2H.   J= 
  7.5Hz   )   。
2、19    (m   、   2H)   、 
   3.33    (s   、   3  ト1
 )  。
6、12  (s  、  I H)  。
6、63  (t  、  1 H,   7.5Hz
  )MS(m/z): 440(M”  )、  420(M”−HF)。
350(M”  −HOSie  )。
328 (M”  − Cs  Has  )Rf  
(TLC)= 0.46  (n−へ$サン:MMエチ
ル=5:1) l R  (CH(J3  、atr−’  )  :
 1730,1710.16G0’  l」−NMR 
 (Dt)ill  、  Cs  Da  )  :
0、02   (s   、   9  ト1 )  
0、92  (t  、  3H.  J=  7,’
11−1z  )  。
1、1〜 1.8 (m  、22H >。
2、06   (t   、   21」 、   J
=   7.5Hz   )   。
2、75  (m  、  2H)、  3.33  
(s  、  3H)。
6、05   (d   、   1  ト1.   
J=   2.2Hz   )   。
6i3   (  旧,  1 ト1,   J=  
 3.1,    8.8Hz   )MS(m/z)
: 440  (  M  “  )、420(M  “ 
 − FI F 〉 。
350(M”  −HOSie )。
328 (M”  − 08  HI3  >実施例3 実施例2で得られた2−フルオロ−5−[(E)−6−
メドキシカルボニルヘキシリγンコー4−オクチル−4
−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテノン8R
g( 0.018mmol)に水冷下、酢酸−水一TH
F(6:3:1)0.5af!を加え撹拌した。10分
後室温にして2時間撹拌した。反発後溶媒を真空ポンプ
で留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−
ヘキサン二酢酸エチル=6:1→4:1)に供し、2−
フルオロ−4−ヒドロキシ−5− [ (E)−6−メ
ドキシカルポニルへキシリデン]ー4ーオクチルー2ー
シクロベンテノン4.0ay (so%)を得た。
I R (CHCj3. am−’ ) : 3600
〜3300, 1720。
’ H−NMR (1)I)l 、 Cs Ds ) 
 :0、91   (t   、   3H.   J
=   6.7Hz   >  。
0、95〜1.9 (1m 、 21H ) 。
1.99   (t   、   2H,J−7,0l
−1z   )   。
1.95〜2.11m、1H)。
2.3〜2.5<+e  、  1 H)。
3.28   (s   、   3  ト1 )  
6.01  (s  、  1 H)  。
6.58  (dd、  1 H,J−6,6と 9.
OH2)MS(m/z): 368(M”   >、    350(M +  −
F+20)。
255(M“−CgH7,7) 実施例4 実施例2で得られた2−フルオ[1]−5−[(Z)−
6−メドキシカルボニル オクチルー4ートリメチルシリルオキシ−2−シクロペ
ンテノン3.5s+y ( 0.0079 mmol)
に水冷下、酢酸−水−THF(6:3:1)0.3−を
加え10分復交温にして2時間撹拌した。溶媒を真空ポ
ンプで留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(
n−ヘキサン:酢酸エチル−5=1)に供し、2−フル
オロ−4−ヒドロキシ−5−[(Z)−6−メドキシカ
ルボニル クチルー2ーシクロベンテノン2.O#19 (69%
)を得た。
I R ( C HCl2. aa−’ ) : 3B
00 〜3300. 1715。
’ H−NMR (1)I)m 、 Cs D6 ) 
:0、91  (t 、 3)−1. J= 6.7t
−1z > 。
1、0〜1.9 (III 、 21H ) 。
2、02  (t 、 21−1. J= 7.2Hz
 ) 。
2、58〜2.68  (m 、 1 H) 。
2、79〜3.01  (Ill 、 1 H) 。
3、30  (S 、 3H) 。
5、93   (   d,   I  H.   J
  =   1 、3Hz   >MS(ユ/L): 368(M”  )、  350(M”  −82  
0)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I ] 〔式中、R^1は置換もしくは非置換の炭素数1〜10
    のアルキル基を表わし、R^2は置換もしくは非置換の
    アルキル基又はアルケニル基を表わす。R^3は水素原
    子;トリ(C_1〜C_7)炭化水素シリル基、または
    水酸基の酸素原子とともにアセタール結合を形成する基
    を表わす。AおよびBは、Aが水素原子であってBが水
    酸基であるか、またはAおよびBが互いに結合し1本の
    結合手を表わす。〕 で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シク
    ロペンテノン類。 2、上記式[ I ]においてR^1が置換基として−C
    OOR^4(ここでR^4は水素原子、炭素数1〜10
    のアルキル基又は1当量のカチオンを表わす。)を有し
    ていても良い炭素数2〜8のアルキル基である特許請求
    の範囲第1項記載の2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2
    −シクロペンテノン類。 3、上記式[ I ]においてR^2がプロピル、ブチル
    、ペンチル、ヘキシル、またはオクチル基である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の2−フルオロ−4−ヒ
    ドロキシ−2−シクロペンテノン類。 4、上記式[ I ]においてR^3が水素原子、トリメ
    チルシリル基である特許請求の範囲第1項から第3項記
    載のいずれかの2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シ
    クロペンテノン類。 5、下記式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[II] 〔式中、R^2、R^3、A、B、R^4は前記定義に
    同じである。〕 で表わされる特許請求の範囲第1項から第4項記載のい
    ずれかの2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペ
    ンテノン類。 6、R^4が水素原子またはメチル基である特許請求の
    範囲第2項または第5項記載の2−フルオロ−4−ヒド
    ロキシ−2−シクロペンテノン類。 7、下記式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[III] 〔式中、R^2は前記定義に同じである。R^3^0は
    トリ(C_1〜C_7)炭化水素シリル基、または水酸
    基の酸素原子とともにアセタール結合を形成する基を表
    わす。〕 で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シク
    ロペンテノン類に、下記式[IV] OHC−R^1^0・・・[IV] 式中、R^1^0は置換もしくは非置換の炭素数1〜1
    0のアルキル基を表わす。 で表わされるアルデヒド類をアルドール縮合反応せしめ
    、必要に応じて脱保護、加水分解、塩生成反応に付すこ
    とを特徴とする下記式[ I a] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I a] 〔式中、R^1、R^2、R^3は前記定義に同じであ
    る。〕 で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シク
    ロペンテノン類の製造法。 8、アルドール縮合反応をリチウムジイソプロピルアミ
    ドの存在下で行なう特許請求の範囲第7項記載の2−フ
    ルオロ−4−ヒドロキシ−5−(1−ヒドロキシアルキ
    ル)−2−シクロペンテノン類の製造法。 9、下記式[ I a′] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I a′] [式中、R^1^0、R^2、R^3^0は前記定義に
    同じ。] で表わされる2−フルオロ−4−ビトロキシ−5−(1
    −ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類を脱
    水反応せしめ、必要に応じて脱保護、加水分解、塩生成
    反応に付すことを特徴とする、下記式[ I b] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I b] 〔式中、R^1、R^2、R^3は前記定義と同じある
    。表示■は結合手が二重結合に対し、EまたはZ配置ま
    たはそれらの任意の割合の混合物であることを表わす。 〕 で表わされる2−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−アル
    キリデン−2−シクロペンテノン類の製造法。 10、脱水反応を、塩基性化合物の存在下に有機スルホ
    ン酸の反応性誘導体と反応せしめて対応する有機スルホ
    ニルオキシ誘導体とし、次いで脱有機スルホン酸反応せ
    しめる、ことにより行なう特許請求の範囲第9項記載の
    2−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−アルキリデン−2
    −シクロペンテノン類の製造法。
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