JPS637162Y2 - - Google Patents

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JPS637162Y2
JPS637162Y2 JP18031883U JP18031883U JPS637162Y2 JP S637162 Y2 JPS637162 Y2 JP S637162Y2 JP 18031883 U JP18031883 U JP 18031883U JP 18031883 U JP18031883 U JP 18031883U JP S637162 Y2 JPS637162 Y2 JP S637162Y2
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JP18031883U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はポツト、特に、電気ヒータを内蔵しポ
ツト本体内の内容物を加熱保温するようにした電
気保温ポツトに関する。
従来技術 一般に、電気保温ポツトにおいては、転倒時に
ポツト本体内の熱湯等が流出するのを防止する
為、ポツト本体の口部とその口部を閉じる蓋との
間にシール材を介在させ、これらを押圧すること
によりシールすることが行なわれている。例え
ば、実公昭58−27718号公報には、外筒に収容し
た広口内容器の開口部上端に外方に突設した環状
鍔部を環状パツキングで覆い、該パツキングの下
面を外筒に設けた肩部材の環状平坦面に押圧する
と共に、前記パツキングの上面に蓋体を押圧する
ことにより内容器からの液漏れや流出を防止する
ことが開示されている。しかしながら、電気保温
ポツトでは、湯沸かし後そのまま保温するため、
蒸気の発生に伴ない内容器内の圧力が上昇するこ
とから、これを防止すべく蓋に蒸気抜き穴が設け
られてはいるが、湯沸かし直後は内容器内の蒸気
圧が高くなることと、この状態で転倒すると熱湯
中に蒸気抜き穴が没してしまうこととが相俟つ
て、内容器内圧が一段と上昇し、蒸気抜き穴から
熱湯等が流出し、使用者に火傷を負わせたり感電
させるなどの危険があり、これは、特に、水等を
沸騰させてから保温するようにした沸騰式電気保
温ポツトにおいて著しい。
考案の目的 本考案は、電気保温ポツトが湯沸かし直後ある
いは保温中に転倒しても、ポツト本体内の内圧が
上昇するのを防止すると共に、蒸気抜き穴を介し
て多量の熱湯等が流出するのを防止することを目
的とする。
考案の構成 本考案は、前記目的達成の為、ポツト本体容器
内部と外部を連通させる通気口を、蓋体に回転可
能に装着された通気路形成部材の一端側に設け、
該通気路形成部材を介してポツト本体内部を外部
に連通させる一方、ポツトが転倒した際、通気路
形成部材に設けた通気口が、転倒方向の如何にか
かわらず、常にポツト本体容器内の気相中に位置
しうるように、通気路形成部材の回転軸を中心に
して前記通気口と反対側の位置に錘部を形成し、
重力の作用により通気路形成部材を回転させるよ
うにしたものである。
以下、本考案の実施例を示す添付図面を参照し
て具体的に説明する。
第1図は本考案を適用した電気保温エアーポツ
トの一実施例を示し、ポツト本体は金属製外装体
1と金属製容器3とから構成され、容器3は外装
体1内に配設され、その下部外壁に電気ヒータ、
例えば、バンドヒータ4が装着され、そのバンド
ヒータ4と共に断熱材2で外壁を包囲されてい
る。容器3の底壁には給水孔5が穿設され、該給
水孔5には接続管6の一端が溶接その他の手段に
より接続されている。この接続管6はU字状に湾
曲させてあり、その他端には分岐管7を介して給
水管8と水位管11とが接続され、給水管8の先
端に設けられた安全弁9および注水管10を介し
て外部へ湯を注ぐことができるようにする一方、
水位管11をガラス等の耐熱性透明材料で形成
し、外部から水位を観察できるようにしてある。
なお、21は注水管10を延長する導水管で、導
水管カバー22と共に着脱自在にしてあり、23
は容器3の底壁の温度を検出する温度センサ、2
4は給電プラグである。
外装体1の上端部には肩体12が装着され、肩
体12と内容器3の上端フランジ部との間は弾性
シール材25を介在させてシールしてある。蓋体
14はポツト本体の背面側でピン13により肩体
12に回動自在に装着され、蓋体14の内部には
押体15の操作により伸縮し容器3内に加圧空気
を供給するエアーポンプ16が収容されている。
このエアーポンプ16は、その送気孔16bのあ
るベローズ16aの下端部を蓋体14の底壁に設
けた中央貫通孔14aに嵌合され、ベローズ16
aの送気孔16bに環状のシールゴム17を介し
て、中蓋18の中央に設けた円筒状突出部18a
を圧入することにより中蓋18が蓋体14に一体
的に装着されている。中蓋18の外周部には環状
シールゴム19が装着され、蓋体14を閉じた時
容器3の上端フランジ部に圧接して容器3と中蓋
18との間をシールするようにしてある。
本考案に係る電気保温エアーポツトは、前記一
般的構成に加え、転倒時にポツト本体内の液体が
蒸気抜き穴および送気孔としての中蓋18の円筒
状突出部18aを介して流出するのを防止する液
体流出防止装置が装備されている。この液体流出
防止装置は、通気路形成部材26と該部材を回動
自在に蓋体14に装着する通気管27とから構成
されている。通気路形成部材26は容器3の内径
より若干小さい直径を有する円盤状中空体からな
り、その一周縁部には通気路形成部材26の内部
空間26aと容器3の気相3bとを連通させる通
気口28が穿設され、通気路形成部材26の中心
にある回転軸に対して略対称の位置に錘29が装
着されている。通気管27は通気路形成部材26
の上側中央に設けられた開口部に溶接その他の手
段により一端を取り付けられ、その他端側はスペ
ーサ30および中蓋18の円筒状突出部18aに
回動自在に貫通され、先端部に切れ目を形成した
舌状片27a(第4図参照)を放射状に外方へ折
り曲げて全体を吊着するようにしてある。
前記構成の電気保温エアーポツトを使用する場
合、正立状態では容器3内の蒸気は通気口28か
ら通気路形成部材26の内部空間26aおよび通
気管27を経てエアーポンプ16内に入り、その
ベローズ16aの上部と弁体16cとの間に形成
される通路を介して外部に放出される。他方、押
体15を押すと弁体16cによつて前記通路が閉
じられ、ベローズ内の空気は通気管27および通
気路形成部材26内を経て通気口28から容器3
内に入り、容器3内の液体、例えば、熱湯が給水
管8および注水管10を経て外部に放出される。
前記ポツトが転倒すると、その転倒開始と同時
に重力によつて錘29を転倒方向に向かつて変位
させる力が作用するため、通気路形成部材26が
回転し、錘29側が下に、通気口28が上になる
位置で停止する(第3図参照)。従つて、通気口
28は転倒過程においても、又転倒後において
も、液量が規定量以下であれば、常に気相中に位
置することになり、容器3内の圧力上昇および熱
湯の通気口28からの流出を防止することができ
る。
第2図〜第4図は本考案を自然落下式電気保温
ポツトに適用した実施例を示し、このポツトは外
装体1に設けた円弧状断面形状の脚部1aの凹所
1bに急須等を置き、注水管10に配設した弁
(図示せず)を押しボタンを押圧して開放し、重
力の作用により容器3内の熱湯等が自然落下する
ようにしたもので、第1図のものと同様、電気ヒ
ータが装備されている。蓋体14は2つの部材3
3,34を螺合あるいは接着させることにより一
体化され、内装部材34に設けた爪31を肩体1
2に設けた爪32にバヨネツト式に係合させるこ
とにより装着されている。部材33,34の中央
には蒸気抜き穴33a,34aが形成され、両者
の間はシールゴム35を介在させてシールしてあ
り、外装部材33の蒸気抜き穴33aには多数の
孔36を有する金属製保護カバー37が嵌着され
ている。内装部材34の内側にはその蒸気抜き穴
34aと同軸に中蓋保持部材38が取付けられて
いる。中蓋18はその円筒状突出部18aを円筒
状留め部材39に圧入固定され、弾性舌片40を
有する円筒状金具41と一体化され、この円筒状
金具41と円筒状留め部材39を中蓋保持部材3
8の中央貫通孔38aに圧入することにより着脱
自在に固定されている。円筒状金具41に通気路
形成部材26の通気管27を回動自在に装着する
ことにより液体流出防止装置が取付けられてい
る。この液体流出防止装置は、第1図のものと同
様、円盤状中空体からなる通気路形成部材26と
通気管27とからなり、該通気管27はプレス加
工により円盤状上部部材26bと一体的に形成さ
れ、先端部の舌状片27aを外方へ折り曲げるこ
とにより液体流出防止装置を吊着するようにして
ある。通気路形成部材26の底部材26cには一
周縁部に通気口28が形成されると共に、その中
心に対して対称の位置に凹所26dが形成され、
該凹所に錘29を収容するようにしてあり、上部
部材26bと底部材26cとはかしめその他の手
段により接合され、通気路26aを形成してい
る。
この実施例においても、通気路形成部材26の
通気口28は、電気保温ポツトの転倒方向の如何
にかかわらず、第1図のものと同様にして常に容
器3の気相3b中に保持され、熱湯等の流出を防
止することができる。
なお、第2図の実施例においては、液体流出防
止装置を中蓋18と一体的に着脱できるように構
成しているが、これは第5図に示すように、通気
管27と通気路形成部材26とを別体とし、通気
管27の下端部に突部27bを形成する一方、通
気路形成部材26の上部部材26bの中央に形成
した開口にシールリング42を装着し、これを通
気管27の下端部に圧入して着脱できるようにし
てもよい。
また、前記実施例においては、通気路形成部材
26を円盤状中空体で構成しているが、これは第
6図に示すように、金属あるいは樹脂で管状に形
成し、その一端側に錘29を装着してその一端を
閉塞し、他端を通気口28として使用するように
してもよい。この場合でも、通気管27は必ずし
も円筒状通気路形成部材26の中央に取り付ける
必要はなく、他の実施例と同様、その重心よりも
通気口よりに取り付けるようにしてもよい。
以上説明したように、本考案は、一端側に通気
口を有し、他端側に錘部を有する通気路形成部材
と、該通気路形成部材にその通気口と錘部とを結
ぶ線上に接続された通気管とからなり、該通気管
を通気路形成部材の通気口に連通させてなる液体
流出防止装置を前記蓋体に回動自在に、かつ前記
通気管が蓋体を介して外部と連通するように装着
し、ポツトの転倒に応じて液体流出防止装置を回
転させて、その通気口をポツトの正立時のみなら
ず転倒時にもポツト内部の気相中に位置させるよ
うにしたので、ポツトが転倒してもポツト内部の
蒸気が前記通気口から通気管を経て外部に排出さ
れ、従つてポツト内部の圧力の上昇を防止できる
と共に、蒸気抜き穴あるいは送気孔としての通気
口から熱湯等が流出することがないなど優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気保温ポツ
トの断面図、第2図は他の実施例を示す電気保温
ポツトの一部切欠側面図、第3図はその転倒時の
状態を示す要部拡大断面図、第4図は第3図の部
分拡大図、第5図は本考案の変形例を示す要部拡
大断面図、第6図は本考案の他の実施例を示す液
体流出防止装置の一部切欠斜視図である。 1……外装体、3……容器、4……電気ヒー
タ、14……蓋体、16……エアーポンプ、18
……中蓋、26……通気路形成部材、27……通
気管、28……通気口、29……錘。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ポツト本体容器と、該ポツト本体容器の口部
    を閉鎖する蓋体とからなるポツトにおいて、一
    端側に通気口を、他端側に錘部をそれぞれ有す
    る通気路形成部材と、該通気路形成部材にその
    通気口と錘部を結ぶ線上に接続された通気管と
    からなり、該通気管を前記通気口に連通させて
    なる液体流出防止装置を、前記通気管を介して
    前記蓋体に回動自在に、かつ、前記通気管が蓋
    体を介して外部と連通するように装着してなる
    ことを特徴とする液体流出防止装置付ポツト。 (2) 前記通気路形成部材が円盤状中空体である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のポツト。 (3) 前記通気路形成部材が管体からなり、その一
    端側に錘が装着されている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のポツト。
JP18031883U 1983-11-22 1983-11-22 液体流出防止装置付ポツト Granted JPS6086232U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18031883U JPS6086232U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 液体流出防止装置付ポツト

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JP18031883U JPS6086232U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 液体流出防止装置付ポツト

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Publication Number Publication Date
JPS6086232U JPS6086232U (ja) 1985-06-13
JPS637162Y2 true JPS637162Y2 (ja) 1988-03-01

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JP18031883U Granted JPS6086232U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 液体流出防止装置付ポツト

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JP6649965B2 (ja) * 2016-09-09 2020-02-19 広東美的生活電器制造有限公司Guangdong Midea Consumer Electrics Manufacturing Co., Ltd. 蒸気バルブ、容器カバーおよび液体加熱容器

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JPS6086232U (ja) 1985-06-13

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