JPS636931Y2 - - Google Patents

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JPS636931Y2
JPS636931Y2 JP1980003142U JP314280U JPS636931Y2 JP S636931 Y2 JPS636931 Y2 JP S636931Y2 JP 1980003142 U JP1980003142 U JP 1980003142U JP 314280 U JP314280 U JP 314280U JP S636931 Y2 JPS636931 Y2 JP S636931Y2
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video
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【考案の詳細な説明】 本考案はビデオ・カメラとビデオ・レコーダと
の組み合わせからなるビデオシステムに関するも
のである。
ビデオカメラとビデオ・レコーダーとの組み合
わせから成るビデオ・レコーデイング・システム
は今や正にその隆盛期を向えつつある。
ところで斯かるビデオ・レコーデイング・シス
テムの中、例えばカセツト式ビデオ・テープ・レ
コーダーを使用する簡易式ビデオ・レコーデイン
グ・システムにあつてはその殆んどのものがレコ
ーデイングに際してはカメラをレコーダーに接続
すると、或いは、接続した状態でレコーダー側の
レコーデイング・ボタンを操作すると、レコーダ
ーが録画待期状態に設定されると共にカメラ側で
はその全ての回路が給電されて作動を開始する様
になり、そしてこの状態でカメラ側のトリガ・ボ
タンを操作すると、カメラ側からレコーダー側に
レコーデイング・スタート信号が出力されてレコ
ーダーが作動を開始し、従つて、この時のカメラ
側からのビデオ出力がレコーダー側でテープに記
録される様になつているものである。
即ち、斯かる構成を採る理由は、カメラが撮像
手段として撮像管を使用しており、そして撮像管
の場合は周知の様にそのヒーター回路への給電の
開始からその定常動作状態に達するまでに比較的
長い立ち上り時間を要し、従つていつ何時でも即
時に録画を行ない得る様にするために、レコーダ
ーの録画待期状態への設定と共にカメラの全回路
に予め給電を開始しておくと云うものである。
さて一方、今日、写真用カメラ、8mmシネ・カ
メラ等に於ては、撮影操作の自動化で最後に残さ
れたものとして撮影レンズの焦点調節の自動化が
盛んに行なわれているが、斯かる時流の中にあつ
て、ビデオ・カメラに於てもその撮影レンズの焦
点調節の自動化が再びクローズ・アツプされる様
になつて来ている。ところで、上述した様なビデ
オ・レコーデイング・システムに適用されるビデ
オ・カメラに自動焦点調節装置を装備する場合、
次の様なことが問題になる。即ち、それは、自動
焦点調節装置は多くの場合、何らかの形でその検
出部に光電的な手段を備えており、従つて、その
作動の開始から撮影レンズを被写体に対して正し
く焦点合わせさせ終るまでの時間が、撮影条件、
特に被写体条件に依つて大きく左右されて、被写
体条件があまり良くない場合には焦点合わせを終
了するまでに比較的長い時間を要し、従つて、斯
かる自動焦点調節装置を上述した様なビデオ・レ
コーデイング・システムに適用されるビデオ・カ
メラに装備した場合、カメラを被写体に対して照
準して録画を行なうべくトリガ・ボタンを直ちに
操作しても意図する被写体に対する撮影レンズの
焦点合わせが終了するまでに或る程度の時間を要
するために特にシーンの最初の部分の映像が悪化
し易くなると言つた不都合の問題である。
本考案は斯かる事情に鑑みて為されたもので、
被写体像を電気信号に変換して出力するビデオ・
カメラと、該ビデオ・カメラより出力される上記
電気信号を記録媒体に記録するビデオ・レコーダ
ーとを含むビデオシステムとして、これに自動焦
点調節装置を装備する場合に懸念される上述の如
き不都合、即ち、特にシーンの最初の部分の映像
が悪化し易くなると言つた不都合の問題を良好に
回避して、常にシーンの最初から良好な映像を録
画させ得るより改良されたビデオシステムを提供
することを目的とし、そしてその特徴とする処
は、撮影レンズを被写体に対して自動的に焦点合
わせするための自動焦点調節装置と、記録ヘツド
と記録媒体とが相対的に移動する録画待機状態に
上記ビデオ・レコーダーを設定する第1のスイツ
チと、トリガ部材に依つて操作される第2のスイ
ツチと、上記自動焦点調節装置から出力される、
上記撮影レンズの焦点調節完了を表わす信号及び
上記第2のスイツチの操作信号を受けるレコーダ
ー・トリガ回路とを備え、該レコーダー・トリガ
回路は、上記第1のスイツチにより上記ビデオ・
レコーダーが上記録画待機状態に設定されている
時、上記第2のスイツチが操作され、且つ、上記
撮影レンズの焦点調節が完了したという条件で、
上記ビデオ・レコーダーによる記録を開始せしめ
る様にしたビデオシステムの構成に存するもので
ある。
尚、以下に説明する実施例に依れば、上記した
システムの構成に於て、上記自動焦点調節装置を
上記第2のスイツチの操作に依つて作動させる様
にしたり、或いは第2のスイツチとしてトリガ部
材に依り順次操作される第1及び第2のトリガ・
スイツチを設けて、第1のトリガ・スイツチの操
作に依り上記自動焦点調節装置が単独で、若しく
は他のカメラ回路と共に作動させられ、続く第2
のトリガ・スイツチの操作信号が上記レコーダ
ー・トリガ回路に附与される様にしたり、或いは
上記第2のトリガ・スイツチの操作に依り上記自
動焦点調節装置が作動させられると共に該第2の
トリガ・スイツチの操作信号が上記レコーダー・
トリガ回路に附与され、これに先立つ上記第1の
トリガ・スイツチの操作に依り他のカメラ回路が
作動させられる様にした構成が提案されている
が、これらはレコーダーが録画待期状態に設定さ
れている状態で自動焦点調節装置が常時作動状態
におかれてしまうことに依る不都合を解消させ
得、又、電力ロスを軽減させ得ると云う点で更に
有益なものである。
以下、添附図面に示す実施例について詳細に説
明する。
先ず第1図は本考案に係るビデオ・カメラとカ
セツト式ビデオ・テープ・レコーダーとを組み合
わせて成るビデオ・レコーデイング・システムの
一形態例を示すもので、ビデオ・カメラCAとビ
デオ・テープ・レコーダーVTRとは接続ケーブ
ルCCにて接続され、そして該ケーブルCCを介し
て、レコーダーVTR側からはこれに装備された
電源EEからカメラCA側に電力が供給され、一
方、カメラCA側からはビデオ信号並びに後述す
る回路構成に依つて得られるレコーダー・トリガ
信号、即ち、レコーデイング・スタート信号がレ
コーダーVTR側に附与される。
ここで本考案に係るビデオ・カメラCAとビデ
オ・テープ・レコーダーVTRとを組み合わせて
成るこの第1図に示すビデオ・レコーデイング・
システムの録画時の動作の概略を説明すると、以
下の通りである即ち、先ずカメラCAとレコーダ
ーVTRとをケーブルCCにて接続すると、或い
は、接続した状態で本発明の第1のスイツチに係
るレコーダーVTR側のレコーデイング・ボタン
RBを操作すると、これに依りレコーダーVTR側
に装備された電源EEからカメラCA内の全ての回
路系に給電されて、例えば撮像管ITのヒーテイ
ングが開始されると共に自動焦点調節装置AFU
が他のカメラ回路と共に作動状態におかれる様に
なり、又、一方、この時、レコーダーVTR側で
はレコーデイング・ボタンRBの操作に依りカセ
ツトに収容されているビデオ・テープの、信号記
録装置系に対するローデイング並びに該信号記録
装置系の動作状態への設定、即ち、録画ヘツド・
シリンダー駆動用モーター、キヤプスタン駆動用
モーター等の作動並びに各種回路系への給電等が
行なわれる様になる(尚、テープ・カセツトの、
レコーダーVTRへの装填時にテープの、信号記
録装置系に対するローデイングが行なわれている
ものにあつては該信号記録装置系の動作状態への
設定のみが行なわれる)。尚、この状態ではレコ
ーダーVTR側ではテープ走行系が不作動状態に
あつてテープの走行は行なわれていない(斯かる
録画のための準備状態をレコーダーVTRの録画
待期状態と称する)。又、この場合、カメラCA側
での撮像管付のヒーテイングが完了すれば、その
時点でカメラCAからはビデオ信号が出力される
様になり、そしてこれはケーブルCCを通じてレ
コーダーVTR側の上記信号記録装置系に附与さ
れる様になる。この状態で、カメラCAを意図す
る被写体に対して照準すると、自動焦点調節装置
AFUの働きに依り撮影レンズLがこの意図する
被写体に対して自動的に焦点合わせされ、そして
トリガ・ボタンTBの操作に依り本発明の第2の
スイツチに係るトリガ・スイツチSWTを投入す
ると、この時、本考案に従つてカメラCA内に設
けられたレコーダー・トリガ回路(後述)は、ト
リガ・スイツチSWTが操作され、且つ、撮影レ
ンズの、被写体に対する焦点合わせが完了したと
云う条件でレコーダー・トリガ信号、即ち、レコ
ーデイング・スタート信号を出力し、そしてこれ
はケーブルCCを通じてレコーダーVTR側に入力
され、これに依りレコーダーVTR側ではテープ
走行系が作動させられて、即ち、例えば、ピン
チ・ローラーがテープを挾んでキヤプスタンに圧
着させられると共にテープ・テイク・アツプ・リ
ールの駆動等が開始されてテープの走行が開始さ
れ、斯くして、この時のカメラCAからのビデオ
信号が周知の如くしてレコーダーVTR側でテー
プに記録される様になる。
さてそれでは次に以上にその概略を説明した本
考案に係るビデオシステムの実施例のより具体的
な構成例について説明する。
第2図を参照するに、同図は第1図で説明した
システムの構成に於て、本考案に関係する要部の
電気回路系の構成を示すもので、同図に於て、先
ずカメラCA中、HCは撮像管ITのヒーター回路、
VRは電圧調整用可変抵抗、TCCは高圧発生回路
及び偏向回路等を含む撮像管制御回路、VPCは
撮像管ITからの像走査信号を受けて標準ビデオ
信号を出力するビデオ・プロセス回路、AECは
該ビデオ・プロセス回路VPCからの輝度信号に
基づいて絞りDを制御するための絞り制御信号を
出力する自動絞り制御回路、AFCは撮影レンズ
Lの焦点調節信号を出力する上記自動焦点調節装
置AFUに於ける自動焦点調節回路で、これらは
レコーダーVTR側のレコーデイング・ボタンRB
に依つて操作されるレコーデイング・スイツチ
SWRの投入に依り該レコーダーVTR側に装備さ
れている電源EEからケーブルCCを通じて給電さ
れる様にカメラCA内の電源ラインPLに接続され
ている。尚、ビデオ・プロセス回路VPCから出
力されるビデオ信号はビデオ信号出力ラインVL
及びケーブルCCを通じてレコーダーVTR側の信
号記録装置系RSに附与される。又、AEMは自動
絞り制御回路AECの出力に基づいて絞りDを駆
動する自動絞り調節用モーター、AFMは自動焦
点調節回路AFCの出力に基づいて撮影レンズL
を駆動する上記自動焦点調節装置AFUに於ける
自動焦点調節用モーターである。RTCはトリ
ガ・スイツチSWTの操作信号と自動焦点調節回
路AFCから出力される、撮影レンズLの焦点調
節完了を表わす信号とを受けて、トリガ・スイツ
チSWTが操作され、且つ、撮影レンズLの焦点
調節が完了したと云う条件でレコーダー・トリガ
信号、即ち、レコーデイング・スタート信号を出
力するレコーダー・トリガ回路で図示の如く、ト
リガ・スイツチSWTに接続されたインバーター
IVと、該インバーターIVと、該インバーターIV
の出力をそのリセツト入力Rに受け、上記自動焦
点調節回路AFCからの、撮影レンズLの焦点調
節完了を表わす信号をそのセツト入力Sに受ける
様に為されたリセツト優先型のR−Sフリツプ・
フロツプFFとから成り、そしてここでは該フリ
ツプ・フロツプFFのQ出力がレコーダー・トリ
ガ信号としてトリガ信号出力ラインTL及びケー
ブルCCを通じてレコーダーVTR側の信号記録装
置系制御回路RCCに附与される。尚、ここで、
上記トリガ・スイツチSWTは本実施例ではトリ
ガ・ボタンTBの操作に依つて投入される常開型
のスイツチで、図示の如く電源ラインPLに接続
されており、従つて、レコーダー・トリガ回路
RTCに附与される該トリガ・スイツチSWTの信
号は、トリガ・ボタンTBが操作されていない状
態ではロウ・レベルであり、トリガ・ボタンTB
の操作に依つてトリガ・スイツチSWTが投入さ
れるとハイ・レベルとなるものである。又、上記
自動焦点調節回路AFCとしては種々のものが適
用可能であるが、好ましくは、撮影レンズLを被
写体に対する合焦位置に調節し終つた際に、モー
ターAFMを停止させるためにモーター停止信号
としてハイ・レベル信号を出力する様に構成され
ている様なものが良く、そしてこの場合のハイ・
レベル信号が撮影レンズLの焦点調節完了を表わ
す信号としてレコーダー・トリガ回路RTCに附
与される様に為されるものである。尚、具体的に
は、該自動焦点調節回路AFCとしは、一例とし
て例えば本件出願人が先に特願昭54−22906号で
提案したものに開示されている様な構成を採用す
ることが出来、そしてこの場合、撮影レンズLが
被写体に対する合焦位置に達した時点自動焦点調
節用モーターを停止させるべく、そのモーター制
御回路に対して出力されるハイ・レベル信号が、
撮影レンズLの焦点調節完了を表わす信号として
レコーダー・トリガ回路RTCに附与される様に
為されるものである。又、ここではフリツプ・フ
ロツプFFのQ出力からのハイ・レベル信号がレ
コーダーVTRに対するトリガ信号となるもので
ある。
尚、カメラCAに於て、GLはグランド接続ライ
ンである。又、レコーダVTRに於て、PCは電源
EEとレコーデイング・スイツチSWRとを含む電
源回路を示すものである。
さて斯かる構成のビデオ・カメラCAとビデ
オ・テープ・レコーダーVTRとの組み合わせよ
り成るビデオ・レコーデイング・システムにあつ
ては、カメラCAとレコーダーVTRとをケーブル
CCにて接続すると、この時、カメラCA側の電源
ラインPL及びグラウンド接続ラインGLがレコー
ダーVTR側の、電源EE及びレコーデイング・ス
イツチSWRを含む電源回路PCに、又、カメラ
CA側のビデオ信号出力ラインVL及びトリガ信号
出力ラインTLが夫々レコーダーVTR側の信号記
録装置系RS及び信号記録装置系制御回路RCCに、
ケーブルCC内の各対応する接続ラインを介して
接続される様になる。この状態で、レコーダー
VTR側のレコーデイング・ボタンRBを操作して
レコーデイング・スイツチSWRを投入すると、
レコーダーVTR側に装備されている電源EEより
カメラCA側の各回路HC,TCC,VPC,AEC,
AFC及びRTC等に給電が行なわれてカメラCAが
作動状態となり、又、一方、レコーダーVTR側
ではレコーデイング・スイツチSWRの投入に依
り信号記録装置系制御回路RCCが作動して信号
記録装置系RSが上述の動作状態に設定されるこ
とに依りレコーダーVTRが上述の録画待期状態
に設定される様になる。斯かる設定状態で、カメ
ラCAを意図する被写体に対して照準してそのト
リガボタンTBを操作することに依りトリガ・ス
イツチSWTを投入すると、この時、該トリガ・
スイツチSWTの信号がハイとなることに依りレ
コーダー・トリガ回路RTCではインバーターIV
の出力がハイからロウに変わることに依つてフリ
ツプ・フロツプFFのリセツト状態への保持が解
除され、従つて、この時点で、自動焦点調節装置
AFUに依る撮影レンズLの、上記意図する被写
体に対する焦点合わせが完了していて自動焦点調
節回路AFCからの、フリツプ・フロツプFFに対
するセット入力Sがハイとなつていれば、或い
は、その後、上記自動焦点調節装置AFUに依る
撮影レンズLの、上記意図する被写体に対する焦
点合わせが完了して自動焦点調節回路AFCから
の、フリツプ・フロツプFFに対するセツト入力
Sがハイとなれば、その時点で該フリツプ・フロ
ツプFFがセツトされてそのQ出力はロウからハ
イに変化する様になる。そしてこの時の該フリツ
プ・フロツプFFのQ出力からのハイ・レベル信
号はレコーダー・トリガ信号としてトリガ信号出
力ラインTL及びケーブルCCを通じてレコーダー
VTR側の信号記録装置系制御回路RCCに附与さ
れ、そして該制御回路RCCはこのレコーダー・
トリガ信号、即ち、レコーデイング・スタート信
号に基づいて信号記録装置系RSに作用して上述
した如くテープの走行を開始させ、斯くして、こ
の時点で、カメラCA側のビデオ・プロセス回路
VPCから出力されるビデオ信号がレコーダー
VTR側でテープに記録される様になつて録画が
開始される様になる。
第2図に示す実施例にあつては以上の様にして
カメラCA側からレコーダーVTR側にレコーデイ
ング・スタート信号が出力されるものである。
ここで第2図の実施例にあつては自動焦点調節
回路AFCが電源ラインPLに直接接続されてお
り、従つて、カメラCAをレコーダーVTRに接続
し、且つレコーダーVTR側のレコーデイング・
ボタンRBを操作したままにしておくと、自動焦
点調節回路AFCが他のカメラ回路と共に常時作
動状態におかれているものであるため時として不
都合が危惧されることがあるが、これは、第2図
中、破線で示す接続ブロツクを第3図a〜dに示
す様に変更することに依り解決される様になる。
即ち、先ず第3図aに示す例は自動焦点調節回路
AFCの給電ラインを上記トリガ・スイツチSWT
を介して電源ラインPLに接続することに依り、
自動焦点調節装置AFUがトリガ・スイツチSWT
の投入に依つて作動させられる様にしたものであ
る。次に第3図bに示す例はカメラCAのトリ
ガ・スイツチとしてトリガ・ボタンTBの操作に
依つて順次投入される様に為された第1及び第2
のトリガ・スイツチSWT1及びSWT2を設けて、
第1のトリガ・スイツチSWT1の投入に依り自動
焦点調節装置AFUが作動させられ、一方、レコ
ーダー・トリガ回路RTCに対しては第2のトリ
ガ・スイツチSWT2の操作信号が附与される様に
したものである。
次に第3図cに示す例は第3図bに示した例の
変形として自動焦点調節装置AFUを、第2図中、
ヒーター回路HCを除く他のカメラ回路TCC,
VPC及びAEC等と共に上記第1のトリガ・スイ
ツチSWT1の投入に依つて作動させられる様にし
たものであり、又、第3図dに示す例は上記の、
ヒーター回路HCを除く他のカメラ回路TCC,
VPC及びAEC等を上記第1のトリガ・スイツチ
SWT1の投入に依つて作動させられる様にする一
方、自動焦点調節装置AFUは上記第2のトリ
ガ・スイツチSWT2の投入に依つて作動させられ
る様にしたものである。尚、ここで、例えば第3
図a,bに示す例にあつてはカメラCAをレコー
ダーVTRに接続し、且つ、レコーデイング・ボ
タンRBを操作したままの状態でも、カメラCA
側では自動焦点調節装置AFUの分だけの電力ロ
スが軽減される様になり、又、例えば第3図c,
dに示す例にあつては更にヒーター回路HCを除
く他のカメラ回路TCC,VPC及びAEC等の分の
電力ロスまでもが大幅に軽減される様になるもの
である。
以上詳述した様に本考案に依れば、ビデオシス
テムとして、これに自動焦点調節装置を装備する
場合に懸念される冒頭に述べた如き不都合、即
ち、特にシーンの最初の部分の映像が悪化し易く
なると言つた不都合の問題が良好に回避されて、
常にシーンの最初から良好な映像を録画させ得る
様になるもので、斯種ビデオ・カメラに於てその
実用上の効果、甚だ大なるものである。
尚、特に第3図に示す実施例は、レコーダーを
録画待期状態に設定している状態で自動焦点調節
装置が常時作動状態におかれてしまうことに伴う
不都合を解消させ得、又、これと共に電力ロスを
軽減させ得ると云う点で更に有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るビデオ・カメラとカセツ
ト式ビデオ・テープ・レコーダーとを組み合わせ
て成るビデオ・レコーデイング・システムの一形
態例を示す模式図。第2図は第1図に示すビデ
オ・レコーデイング・システムの構成に於て、特
に本考案に関係する要部の電気回路系の構成をカ
メラとレコーダーとを接続した状態で示すブロツ
ク回路図、第3図は第2図に示すカメラのカメ
ラ・トリガ部の4つの変形例を示す部分回路図で
ある。 CA……ビデオ・カメラ、AFU……自動焦点調
節装置、AFC……自動焦点調節回路、AFM……
自動焦点調節用モーター、L……撮影レンズ、
TB……トリガ部材、SWT;SWT1,SWT2……
トリガ・スイツチ(第2のスイツチ)、RTC……
レコーダー・トリガ回路、TCC,VPC,AEC…
…カメラ回路、VTR……ビデオ・レコーダー、
PC……電源回路、RB……レコーデイング・ボタ
ン、SWR……レコーデイングスイツチ(第1の
スイツチ)、EE……電源、RS……信号記録装置
系、RCC……信号記録装置系制御回路、CC……
接続ケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被写体像を電気信号に変換して出力するビデ
    オ・カメラと、該ビデオ・カメラより出力される
    上記電気信号を記録媒体に記録するビデオ・レコ
    ーダーとを含むビデオシステムであつて、撮影レ
    ンズを被写体に対して自動的に焦点合わせする自
    動焦点調節装置と、記録ヘツドと記録媒体とが相
    対的に移動する録画待機状態に上記ビデオ・レコ
    ーダーを設定する第1のスイツチと、トリガ部材
    に依つて操作される第2のスイツチと、上記自動
    焦点調節装置から出力される、上記撮影レンズの
    焦点調節完了を表わす信号及び上記第2のスイツ
    チの操作信号を受けるレコーダー・トリガ回路と
    を備え、該レコーダー・トリガ回路は、上記第1
    のスイツチにより上記ビデオ・レコーダーが上記
    録画待機状態に設定されている時、上記第2のス
    イツチが操作され、且つ、上記撮影レンズの焦点
    調節が完了したという条件で、上記ビデオ・レコ
    ーダーによる記録を開始せしめることを特徴とす
    るビデオシステム。
JP1980003142U 1980-01-16 1980-01-16 Expired JPS636931Y2 (ja)

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