JPS6368746A - 電歪アクチユエ−タ駆動装置 - Google Patents

電歪アクチユエ−タ駆動装置

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JPS6368746A
JPS6368746A JP21273886A JP21273886A JPS6368746A JP S6368746 A JPS6368746 A JP S6368746A JP 21273886 A JP21273886 A JP 21273886A JP 21273886 A JP21273886 A JP 21273886A JP S6368746 A JPS6368746 A JP S6368746A
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JP
Japan
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electrostrictive actuator
switch
current
transistor
voltage
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Pending
Application number
JP21273886A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Sakakibara
榊原 康行
Toshihiko Ito
猪頭 敏彦
Masayuki Abe
誠幸 阿部
Akihiro Izawa
井沢 明宏
Keizo Natsume
夏目 慶三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば内燃機関へ燃料を噴射供給する燃料噴射
ポンプの噴射率制御装置に用いる圧電素子の駆動装置、
特に電歪アクチュエータの駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関における噴射率制御装置に使用される電歪アク
チュエータの駆動回路としては、電歪アクチュエータの
発生電圧を単に短絡するだけの回路があるが、この回路
は電歪アクチュエータの荷重が大きい場合には、その荷
重により電歪アクチュエータの分極が劣化し、初期の効
果が薄れてしまうという問題がある。
この問題に対処し、同時に電歪アクチュエータの伸1f
fiを増大する方式として、電歪アクチュエータを収縮
させる際、電歪アクチュエータの発生電圧を短絡せずに
、一旦コンデンサに抜き取り、このコンデンサに蓄えた
電圧を再利用することで、電歪アクチュエータの再分極
を行い、伸縮量の拡大をする方式も提案されている。
しかしながら、この方式においても、直噴ディーゼル用
噴射ポンプのような高圧、高噴射率のポンプにおいては
、過大な荷重が加わり、分極劣化、伸縮量の減少によっ
てパイロット噴射の効果に影響を与えるという問題が残
っている。
さらに、外部にDCDCコンバータのような静的な高電
圧電源を用意し、この高電圧で電歪アクチュエータを駆
動する回路も提案されているが、DCDCコンバータあ
るいは高耐圧コンデンサが不可欠であり高価なものとな
ってしまうことは避けられない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述のような従来技術の現状にかんがみ、外部に高電圧
発生回路を設け、高電圧が必要な時期にこれを発生させ
、電歪アクチュエータを駆動するという着想に基づき、
電歪アクチュエータの分極劣化を防止し、伸縮量を拡大
し、パイロット噴射に用いてその効果を格段に向上させ
ることを本発明の目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の第1の形態においては、直流電流を供給するバ
ッテリ、該バッテリがらの電流を受けるインダクタ手段
、該インダクタ手段に供給される電流をオン・オフする
第1のスイッチ手段、該インダクタ手段の電流遮断によ
り発生する高電圧を受ける電歪アクチュエータ、所定の
荷重を受けて該電歪アクチュエータの端子電圧が所定の
電圧に達した時電歪アクチュエータの放電を行い、該電
歪アクチュエータを縮小して燃料噴射ポンプにおけるパ
イロット噴射を行うための第2のスイッチ手段を含む放
電手段、および、該第1のスイッチ手段および該第2の
スイッチ手段の動作を制御する制御手段、を具備する電
歪アクチュエータ駆動装置が提供される。
本発明の第2の形態においては、直流電流を供給するバ
ッテリ、該バッテリからの電流を受けるインダクタ手段
、該インダクタ手段とダイオードを介して直列に接続さ
れたスイッチおよび定電流手段、該ダイオードと該スイ
ッチおよび定電流手段の接続点から高電圧を供給される
電歪アクチュエータ、および、所定の荷重を受けて該電
歪アクチュエータの端子電圧が所定の電圧に達した時放
電を行い、該電歪アクチュエータを縮小して燃料噴射ポ
ンプにおけるパイロット噴射を行うべ(該スイッチおよ
び定電流手段を動作させる制御手段、を具備する電歪ア
クチュエータ駆動装置が提供される。
本発明の第3の形態においては、直流電流を供給するバ
ッテリ、該バッテリからの電流を1次巻線の一方の端子
に受ける昇圧用変圧器、該変圧器の1次巻線の他方の端
子から第1のダイオードを介して接続されたスイッチお
よび定電流手段、該変圧器の2次巻線から第2のダイオ
ードを介して高電圧を供給される電歪アクチュエータ、
該電歪アクチュエータの放電を行うためのスイッチ手段
を含む放電手段、および所定の荷重を受けて該電歪アク
チュエータの端子電圧が所定の電圧に達した時電歪アク
チュエータの充電を行うと共に、その直後に該放電を行
い、該電歪アクチュエータを伸長、縮小して燃料噴射ポ
ンプおけるパイロット噴射を行うために該スイッチ手段
および該スイッチおよび定電流手段の動作を制御する制
御手段、を具備する電歪アクチュエータ駆動装置、が提
供される。
〔作 用〕
本発明の第1の形態は、例えば第1図に示されるような
手段を具備し、第1のスイッチ手段3がオンされるとイ
ンダクタ手段2に電流が流れ、エネルギーが蓄えられる
。所定の時期に第1のスイッチ手段をオフすると、イン
ダクタ手段2に高電圧が発生し、例えばダイオード4を
介して電歪アクチュエータ200を高電圧で充電する。
これにより電歪アクチュエータ200は伸長する。その
後電歪アクチュエータの端子電圧が所定の電圧に達した
時第2のスイッチ手段8をオンすることにより、例えば
電流制限素子7を介して電歪アクチュエータ200を短
絡する。これにより電歪アクチュエータは収縮する。こ
の伸長、収縮を用いて燃料噴射ポンプのポンプ室の容積
を変化させ噴射率の制御を行う。
本発明の第2の形態は、前述の第1の形態に比較し、第
1のスイッチ手段の代りにスイッチおよび定電流手段を
設け、第2のスイッチ手段を省略し電歪アクチュエータ
の放電はスイッチおよび定電流手段の例えばトランジス
タを介して行う。まず電歪アクチュエータ200に高電
圧が印加されており、ポンプ圧送に伴なってさらに電圧
が上昇して、所定値(例えば900 V )に達すると
制御手段により制御されて上記トランジスタ(第13図
におけるトランジスタ233に相当)が導通し電歪アク
チュエータ200が短絡される。これにより電歪アクチ
ュエータは収縮する。上記トランジスタが導通するとイ
ンダクタ手段に電流が流れ始め、時間と共に上昇し、所
定のt流値で定電流制御される。この電流によりインダ
クタ手段にエネルギーが蓄積される。次いで制御手段か
らの信号によ″って上記トランジスタがオフされ高電圧
を電歪アクチュエータに供給し、その形状を伸長させる
この行程を繰り返す。
本発明の第3の形態は、第1の形態と比較し、インダク
タ手段として昇圧用変圧器を用い、第1のスイッチ手段
の代りに第2の形態と同様なスイッチおよび定電圧手段
を用いる。まず所定の時期にスイッチおよび定電圧手段
の例えばトランジスタ(第16図トランジスタ152に
対応)がオンされると、変圧器の1次巻線の電流は時間
と共に増加し、電流制限値まで達しエネルギーが変圧器
のインダクタンスに蓄積される。一方ポンプ室の圧送行
程が開始され、高圧室内の圧力が上界すると電歪アクチ
ュエータ200は押圧され電圧を発生する。この発生電
圧が所定値に到達すると制御手段により上記トランジス
タがオフされ蓄えられていたエネルギーが高電圧として
電歪アクチュエータ200に印加される。これにより電
歪アクチュエータは伸長し、可変容積室の圧力は上昇し
、パイロット噴射が行われる。次いでその直後に制御手
段よりの制御信号によりスイッチ手段がオンされ電歪ア
クチュエータが短絡され収縮する。次いで制御手段は設
定された時間の後上記トランジスタをオンする制御信号
を供給し、この行程を繰り返す。
〔実施例〕
本発明の実施例について図面を用いて説明する。
第2図は本発明の第1実施例としての電歪アクチュエー
タ駆動装置の回路図である。第3図は本発明を噴射ポン
プの噴射率制御に適用した場合の噴射率制御装置の構成
を示す図である。
まず燃料噴射ポンプPについて説明する。ケーシング6
04のシリンダボア605内に摺動自在に支持されたプ
ランジャ606は、エンジン回転数の2分の1に同期し
て回転往復運動を行う。すなわち、エンジンの回転はギ
ヤまたはタイミングベルトを介して駆動軸(図示せず)
に伝達され、プランジャ606はこの駆動軸により同軸
的に回転駆動されるとともに、フェイスカム607がロ
ーラ608に係合することにより往復運動する。フェイ
スカム607はばね(図示せず)により常時図の左方に
付勢されてローラ60Bに係合しており、プランジャ6
0Gの往復運動は、軸心周りに回転してフェイスカム6
07のカム面の形状に従うことにより行われる。プラン
ジャ606はその外周に、1個の分配ポート609とエ
ンジン気筒数と同数の吸入ポート6J、Oa 、 61
0bとが形成され、プランジャ606の先端面とシリン
ダボア605との間にはポンプ室602が形成される。
ケーシング604には、低圧室611とこの低圧室61
1をシリンダボア605に連Jする吸入通路612と、
外部の各噴射弁813をシリンダボア605に導通可能
な分配通路614が形成される。分配通路614はエン
ジン気筒数と同数設けられるとともに、その途中にはそ
れぞれデリバリ弁615が設けられる。デリバリ弁61
5はばね616に抗して開放可能であり、逆止弁として
の機能および吸戻し弁としての機能を有する。
プランジャ606が左行してポンプ室602が膨張する
時、いずれかの吸入ボートが吸入通路612に導通して
低圧室611内の燃料がポンプ室602に吸入され、こ
れとは逆に、プランジ+606が右行してポンプ室60
2が加圧される時、分配ボート609がいずれかの分配
通路614に導通してポンプ室602内の燃料が外部に
送出される。燃料の送出はプランジャ606が右行を始
めた時に始まり、さらにプランジャ606が右けしてス
ピルボート617がスピルリング618の右端面より低
圧室611内へと開放された時に終わる。
ここでスピルボート617とはプランジャ606に設け
られて、ポンプ室602と低圧室611 とを導通する
為の開口であり、スピルリング618は、短いシリンダ
状であって、その内孔をプランジャ606が摺動するも
のである。スピルリング618はレバー619によって
その固定位置を変えることができ、スピルリング618
の位置によってポンプ室602の吐出量を変えることが
できる。レバー619は間接的にアクセルレバ−と連動
している。
次に噴射率制御装置について説明する。
噴射率制御装置700はケーシング720の中に、第3
図の右から電歪アクチュエータ200、ピストン722
、皿ばね723、ディスタンスピース624ヲ収納して
構成されている。ケーシング720は底のある円筒の形
、すなわち袋状であって、その開放端部の雄ねじ729
によって噴射ポンプPに取り付は固定しである。
この実施例の電歪アクチュエータ200は薄い円盤状(
φ15XtO,5)mmの電歪素子を約50積層層して
円柱状となしたものである。この電歪素子はPZTと呼
ばれるセラミック材であり、チタン酸ジルコン酸鉛を主
成分としており、その厚み方向に500 V程度の電圧
を印加すると0,5μm程度伸びる。これを50枚積層
して各々の素子の厚み方向に500V印加すると全体と
して25μmの伸長が得られる。この電圧を解除するか
又は若干の負電圧を印加すれば25μmの縮小を起こし
て元の長さに戻る。
また、この電歪アクチュエータ200に軸方向圧縮の荷
重をかけた時1枚1枚の電歪素子には第4図のような電
圧が発生する、すなわち500kgの負荷で500■の
電圧が発生する。更に、500■の電圧が加わっている
状態で電歪アクチュエータ200をショートさせると第
5図より25μmの縮小を生じる。
電歪アクチュエータ200へ所定の時期における電圧の
印加、ショート、オープン等の操作はリード線725を
介して外部の制御手段であるコントローラC0NTによ
って制御される。
電歪アクチュエータ200の伸縮作用はビス]・ン72
2に伝えられ、ピストン722とディスタンスピース6
24とケーシング720を室壁として形成される可変容
積室726の容積を拡大・縮小する。皿ばね723は可
変容積室726の中にあって、電歪アクチュエータ20
0を縮小する方向に付勢している。
ディスタンスピース624は円盤状であって、その中央
には貫通孔627を有している。ディスタンスピース6
24の直径はピストン722の直径よりも−回り大きく
、ケーシング720の雄ねじ729を締め込んで行くと
、ケーシング720とケーシング604とにはさみ込ま
れるようになってシールを行う。可変容積室726は貫
通孔627を介してポンプ室602と導通している。
可変容積室726の圧力がピストン722を介して電歪
アクチュエータ200側に漏洩しないようにOリング7
28がピストン722の外周に配設されている。
以上の構成における作動を第6図を参照して説明すると
、噴射ポンプの吸入行程において電歪アクチュエータ2
00に第2図の駆動回路により450■の電圧を印加し
た後オープン状態にしておく。
ポンプが圧送を開始するとポンプ室602および可変容
積室726の圧力は上昇していき、第6図の上方の曲&
1(a) となる。
第6図中に示す凸の部分が吐出行程であって、すなわち
、プランジャ606が右行しっつがっ、スピルボー)6
17 、スピルリング618によっておおわれている時
である。このうち、噴射弁813の開弁圧より高い部分
が噴射に寄与する部分である。
すなわち、この期間、噴射弁813は開弁しており、そ
の開弁リフトはその圧力と比例している。よって噴射量
もその圧力とおおむね比例している。
また、電歪アクチュエータ200にはポンプ室602の
圧力に比例した電荷が生じ、第4図の電圧が発生する。
なお、ポンプ室602の圧力を第4図の圧縮荷重に換算
するには、圧力にピストン722の受圧面積をかけてや
ればよ(、第3図の場合、ピストン722の受圧面積は
4 ctA程度であり、噴射弁8130開弁圧は100
 kg / eaに設定しであるので、噴射開始時に電
歪アクチュエータ200によって発生する電圧は400
Vである。すなわち電歪アク千ユエータ200の端子電
圧は450V +400V =850Vとなる。
またコントローラC0NTは電歪アクチュエータ200
に発生した電圧がさらに上昇して端子電圧が900■に
達した時、すなわち、噴射弁813が噴射を開始した直
後の所定の時期に、電歪アクチェ1−夕200を短絡(
ショート)シて電圧をOVに落とすように制御する。
この時電歪アクチュエータ200は第5図に示すように
45μmの縮小を起こすので、可変容積室726は4c
nlX 45 μm= 18mIn’の膨張を生じる。
よってポンプ室602の圧力は低下して噴射弁813か
らの噴射圧は低下する。またはポンプ室602の圧力は
第6図の下方の曲線(b)となる。後述の場合、噴射弁
813からの噴射は一時中断され、パイロ7I・噴射の
形態を実現することができる。
ここで、電歪アクチュエータには繰り返し荷重がかか、
っているので分極劣化し、次第に伸縮量が低)し、その
結果パイロット噴射の形態を実現できなくなる可能性が
あるが、本発明の構成では前記コントローラC0NT 
(第2図装置)によって450■の電圧を電歪アクチュ
エータに印加してやるので分極劣化した電歪アクチュエ
ータを再び分穫させ、パイロット噴射を可能にすること
ができる。
次に第2図装置における電歪アクチュエータの駆動につ
いて説明する。10は例えば12Vの車載用バッテリで
、キースイッチ11を介してコントローラC0NTに供
給されている。この供給された電源は、例えばけい素鋼
板を多数枚積層してなる鉄心トランス (変圧器)10
3の1次コイル100に接続されている。1次コイル1
00の他端は逆流防止用ダイオード101を介してトラ
ンジスタ102のコレクタに接続されており、トランジ
スタ102のオン・オフにより1次コイル100に流れ
る電流をスイッチする。トランス103には2次コイル
104が巻回されている。1次コイル100と2次コイ
ル1040巻数比は、2次側の発生電圧、2次電圧の立
上り時間等を考慮して決められており、1次側の約4倍
の巻数となっている。
2次コイル104の一端は接地されており他端は、逆流
防止用ダイオード105を介して、電歪アクチュエータ
200へ接続されている。電歪アクチュエータ200は
抵抗106を介してサイリスタ107にてショートされ
るようになっている。108は電歪アクチュエータ20
0に逆方向の電圧がかかるのを防ぐためのダイオードで
、電歪アクチュエータ200が伸長する時の電荷を供給
する役目もする。電歪アクチュエータ200の電圧は抵
抗110 、111により分圧されて、コンパレータ1
12の非反転入力に接続されている。
コンパレータ112の反転入力は基準電圧■8が接続さ
れており、電歪アクチュエータ200の端子電圧が90
0V以上になった時コンパレータ112の出力ばrlJ
レベルとなる。コンパレータ112の出力はリトリガラ
ブルの第1ワンシヨツトマルチ113の立上りトリガ入
力に接続されている。第1ワンシヨツトマルチ113の
出力パルス幅は、コンデンサ114、抵抗115により
決定され、本実施例ではこのパルス幅を約5msにしで
ある。この理由は、高負荷時には圧送期間が長くなり、
かっ圧送圧力も高くなるため、パイロ−/ )噴射のた
めの第1回目のショート以後においても電歪アクチュエ
ータの発生電圧が前述の基準電圧をこえる恐れがあり、
複数回のショート動作を行ってしまうのを防止するため
である。すなわち、第1ワンシヨツトマルチ113の信
号発生期間中は、不必要な信号はマスクされるようにな
っている。第1ワンシヨツトマルチ113のQ出力は第
2ワンシヨツトマルチ116の立上りトリガ入力に接続
されている。
第2ワンシヨツトマルチ116の出力パルス幅は、コン
デンサ117、抵抗118により決定される。このパル
ス幅はサイリスタ107のトリガ信号であるので短かく
てよく、約30μsに設定しである。
第2ワンシヨツトマルチ116のQ出力は、30μsの
間「1」レベルとなり、サイリスタ107をトリガする
。第1ワンシヨツトマルチ113のQ出力は、第3ワン
シヨツトマルチ119の立上り入力にも接続されている
第3ワンシヨツトマルチ119の出力パルス幅は、コン
デンサ120、抵抗121により決定される。このパル
ス幅は電歪アクチュエータ200をショートした後、ト
ランジスタ102をオンするときまでの間隔であり、本
実施例では約4msとしである。
第3ワンシヨツトマルチ119のQ出力は第4ワンシヨ
ツトマルチ122の立下りトリガ入力に接続されている
。第4ワンシヨツトマルチ122の出力パルス幅は、コ
ンデンサ123、抵抗124により決定される。このパ
ルス幅は、トランジスタ102をオンしている時間、す
なわち1次コイル101に電流が流れている時間であり
、トランジスタ102がオフした時点での1次コイル1
01に流れていた電流値により、2次側の発生電圧が変
わってくる。本実施例では、このパルス幅を約1.3 
m sとし、遮断電流を約15Aとした。第4ワンシヨ
ツトマルチ122のQ出力はトランジスタ102のベー
スに接続されており、Q出力が「1」レベルの間、トラ
ンジスタ102は導通する。
以上の構成における作動について説明する。第7図は説
明に供する各部波形図である。所定のタイミングにてト
ランジスタ102をオンすると、1次コイル101に電
流が流れ始め、時間とともに増加していく (第7図(
G))。1次コイル101に流れる電流をiとし、1次
コイルのインダクタンスをLとすると1/2Li”なる
エネルギーが、トランス103に蓄えられる。所定の時
期にトランジスタ102を遮断すると1次コイルの電流
は急激に減少するため2次コイル104に高電圧を誘起
する。この高電圧はダイオード105を経て電歪アクチ
ュエータ200に印加される (第7図(A))。電歪
アクチュエータ200の静電容量をCとすると1/2L
 i” = 1/2CV” となるから、電歪アクチュ
エータ200の電圧はv=、/”Tπi となる。本実
施例ではこの電圧を450 Vとなるようにしである。
この状態の後、噴射ポンプPの圧送が始まると、油圧に
より電歪アクチュエータ200は圧縮され、その荷重に
応じた電圧を発生する。この発生電圧が400vになっ
た時、すなわち電歪アクチュエータ200の端子電圧が
450+400 = 850Vに達したときに、ノズル
813より噴射が行われることは前述のとおりである。
噴射開始直後、電歪アクチュエータ200の端子電圧が
900■に達した時、コンパレータ112の出力は「1
」レベルとなり(第7図(B))第1ワンシヨツトマル
チ113をトリガする(第7図(C))。これにより第
2ワンシヨツトマルチ116がトリガされ(第7図(D
))さらにサイリスタ107がトリガされオンとなる。
このため電歪アクチュエータ200は抵抗106により
ショートされ(第7図(A))、約45μm収縮する。
この結果可変容積室の圧力が低下し噴射が中断すること
でパイロット噴射が実現されることは前述のとおりであ
る。
第1ワンシヨツト113の出力により第3ワンシヨツト
マルチ119もトリガされ(第7図(E))、所定の時
間酸第4ワンショットマルチ122がトリガされる(第
7図(F))。この出力により、トランジスタ102が
オンし、1次コイル101に電流が流れ始め(第7図(
G))、トランジスタ102がオフすると電歪アクチュ
エータ200に再び高電圧が印加される。
第8図は第1実施例の変形例である。第2図においては
電歪アクチュエータ200の放電を抵抗106、サイリ
スタ107により地気(GND)に放電していた。この
ため、電歪アクチュエータに蓄電していたエネルギーが
全て無駄に消費されていた。第8図は放電光をバッテリ
10にしたものである。サイリスタ130の電流制限用
に抵抗131を直列に挿入し、サイリスタ130のカソ
ードはバッテリ10に接続されている。サイリスタ13
0のトリガ信号は、直流レベルが高くなるためパルスト
ランス135をトランジスタ134によりドライブする
ことにより得ている。作動に関しては第2図と同様であ
るが、電歪アクチュエータに蓄電した電荷をバッテリに
戻している分だけ、消費電力の低減がはかれるという効
果がある。
第9図は第1実施例の他の変形例である。第8図の電流
制限抵抗131の代わりにトランス103の1次コイル
100を使用したものである。電歪アクチュエータ20
0に蓄電した電荷はサイリスク140.1次コイル10
0を介してバッテリ10へ放電される。第8図と異なる
のは第8図では抵抗131に大電流が流れるため発熱が
多く、蓄電エネルギーの半分は無駄になるのに対し、第
9図のコイルを使った場合は損失がないため発熱を抑え
ることができ、装置の小型化、高効率化ができるという
効果がある。
次に本発明の第2実施例について説明する。
第10図に電歪アクチュエータ駆動回路の構成を示す。
第1実施例(第2図)と異なる点は、2次コイル104
が無く、インダクタ手段としての1次コイル20により
直接高電圧を得ている点である。1次コイルの遮断電流
とi、バ・7テリ10の電圧を■8とすると、電歪アク
チュエータ200へ印加される電圧はV = V m 
+ 、/UE”” i  となる。
第2実施例においては第1実施例における効果に加えて
、2次コイル104が不要であるためさらに簡単になる
ことである。
第11図は第2実施例第10図の変形例である。
第8図と同様に、電歪アクチュエータの放電光をパンテ
リlOにしたものである。第12図は電流制限を抵抗1
31の代わりにコイル20で代用したものであり第1実
施例と同様な効果がある。
次に第3実施例について説明する。第13図は第3実施
例における電歪アクチュエータ駆動回路を示す。インダ
クタ手段としてのコイル231、ダイオード232、ト
ランジスタ233は直列に接続される。スイッチおよび
定電流手段はトランジスタ233 .235および抵抗
234から構成される。トランジスタ233のエミッタ
には電流検出用抵抗234が直列に挿入され、トランジ
スタ235のベースに接続される。トランジスタ235
のコレクタは、トランジスタ233のベースに接続され
ている。今、トランジスタ233を流れる電流が大きく
なったとすると、抵抗234による電圧降下が増加し、
トランジスタ235のベースエミッタ間電圧が大きくな
るため、トランジスタ235は導通ずる。これによりト
ランジスタ233のベース電流は減少し、トランジスタ
233に流れていた電流は減少する。電流がある値以下
になると抵抗234による電圧降下は減りトランジスタ
235はオフとなるため、トランジスタ233のベース
電流は増加し、トランジスタ233に流れる電流は回復
する。すなわち、トランジスタ233は定電流特性を有
するように作動する。
トランジスタ233のコレクタは、電歪アクチュエータ
200に接続されている。ダイオード236は第1実施
例と同じく、逆電圧防止と電歪アクチュエータ200の
伸長時の電荷供給用である。
電歪アクチュエータ200の端子電圧は抵抗240゜2
41にて分圧され、コンパレータ242の非反転入力に
接続されている。コンパレータ242の反転入力は基準
電圧VRに接続されている。コンパレータ242の出力
は第5ワンシヨツトマルチ243の立上りトリガ入力に
接続されている。第5ワンシヨツトマルチ243の出力
パルス幅はコンデンサ244、抵抗245により決定さ
れ、5msにしである。この理由は第1実施例で説明し
たのと同じく不要な信号のマスクのためである。第5ワ
ンシヨツトマルチ243のQ出力はセントリセットフリ
ップフロフプ246のセット入力に接続されている。す
なわち第5ワンシヨツトマルチ243のQ出力が「1」
レベルになるとフリップフロップ246はセントされる
第5ワンシヨツトマルチ243のQ出力は第6ワンシヨ
・ノドマルチ247の立上りトリガ入力にも接続されて
いる。第6ワンシヨツトマルチ247の出力パルス幅は
、コンデンサ248、抵抗249により決まり、本実施
例では約5.3 m sとしである。この理由は第1実
施例で説明したように、電歪アクチュエータへの高電圧
印加タイミングとして、電歪アクチュエータのショート
後5.3 m sがよいからである。第6ワンシヨツト
マルチ247のd出力は、フリップフロップ246のリ
セット入力に接続されており、第6ワンシヨツトマルチ
247がトリガされ5.3 m sのパルスを出し終わ
った時点で百出力が「1」レベルとなりフリップフロッ
プ246はリセットされる。すなわち、電歪アクチュエ
ータ200の端子電圧が所定の電圧(900V )に達
したら、フリップフロップ246はセットされ、その5
.3 m s後すセットされる。フリップフロップ24
6のQ出力はトランジスタ233のベースに接続されて
おりこれをオン・オフする。
以上の構成による作動について第14図を参照して説明
する。電歪アクチュエータ200には450Vの電圧が
印加されているとする。ポンプ圧送に伴ない電歪アクチ
ュエータ200の電圧は上昇し、噴射開始直後の900
■に達するとコンパレータ242の出力は「1」レベル
となる(第14図(B))。これにより第5ワンシヨツ
トマルチ243がトリガされ(第14図(C))、その
Q出力によりフリップフロップ246がセットされ、そ
のQ出力は「1」レベルとなる(第14図(E))。こ
のためトランジスタ233は専通し、電歪アクチュエー
タ200をショートする(第14図(A))。これによ
り電歪アクチュエータ200は収縮し、パイロット噴射
を行う。
トランジスタ233が導通すると、コイル231にも電
流が流れ始め、時間とともに電流値は上昇していくが、
この電流値が15Aに達すると前述の説明にあるように
トランジスタ233は定電流制御され、この電流を維持
する(第14図(F))。電歪アクチュエータ200の
ショートa 5.3 m sたつとフリップフロ・ノブ
246がリセットされ、トランジスタ233はオフする
。するとコイル231に蓄えられていたエネルギーが、
ダイオード232を介して電歪アクチュエータへ移動し
、高電圧が印加される。
第3実施例の効果は第1、第2実施例のそれGこ加えて
、さらに電歪アクチュエータを・−7ヨートするための
素子も兼用しており、回路が極めて簡単になることであ
る。
次に第4実施例について説明する。第1ないし3実施例
においては、パイロット噴射を行うためにノズル813
から噴射が行われた直後に電歪アクチュエータを収縮さ
せ、噴射圧を下げることにより、噴射を中断させていた
。第4実施例においては、これを変更し、噴射前に電歪
アクチュエータに電圧を印加することによりこれを伸長
させ、可変容積室の圧力を高め積極的に燃料を押し出し
てパイロット噴射を行おうというものである。
噴射ポンプおよび噴射率制御装置の構成は第3図のもの
と同じであるため説明を省略する。作動については第1
5図を用いて説明する。ポンプが圧送を開始するとポン
プ室602および可変容積室726の圧力は上昇してい
き第15図(A)の曲線となる。この時、電歪アクチュ
エータ200に油圧に比例した押圧力が加わるため、電
歪アクチュエータ200の端子電圧は第15図(B)の
如(上昇していく。この端子電圧が所定の(開弁圧前の
所定の圧力に相当する)電圧になった時に、電歪アクチ
ュエータ200に外部より高電圧を印加してやると、電
歪アクチュエータ200は伸長し、可変容積室726の
圧力は第15図(A)の曲線(b)のように急に高(な
り開弁圧を越える。したがってノズル813より燃料を
噴射するが、電歪アクチュエータ200の伸長による仕
事の大半は油圧を開弁圧以上に加圧されるのに費やされ
、吐出量としては1〜2mm’にすぎない。電歪アクチ
ュエータ200が伸長してパイロット噴射を行った直後
、電歪アクチュエータ200の印加電圧を解除すると(
第15図(B))、電歪アクチュエータ200は収縮し
、可変容積室の圧力は低下するため、噴射が中断する(
第15図(C))。このようにしてパイロット噴射を実
現している。その後は、プランジャ606の右行により
再びポンプ室602の圧力は高くなりメイン部の噴射が
行われる。
この方式の優れている点は、第1から第3の各実施例に
比べ、パイロット噴射制御有無の噴射量の差がわずかで
あるため、制御のつなぎが良好であることである。第1
ないし第3実施例においては、第6図の如く、制御無の
(a)のカーブと、制御有の(b)カーブとの差に対応
する左上部の燃料量だけ噴射量に差が生ずる。一方、第
4実施例では第15図の如く制御無しの場合の(a)カ
ーブにパイロット部が付加されただけであるため、有無
の差はパイロット部の噴射量だけですむ。
第4実施例の電歪アクチュエータ駆動回路を第16図に
示す。この実施例は第1実施例および第3実施例で説明
したものを組み合わせである。1次コイル151は抵抗
153 、)ランジスタ154により定電流制御される
トランジスタ152のコレクタに接続されている。トラ
ンス15502次コイル156の出力は逆流防止用ダイ
オード157を介して、電歪アクチュエータ200に接
続される。電歪アクチュエータ200は抵抗158を介
してサイリスタ159によりショートされるようになっ
ている。160は電歪アクチュエータ200に逆電圧が
かかるのを防止し、電歪アクチュエータ200が伸長す
る際の電荷供給用である。
電歪アクチュエータ200の端子電圧は抵抗161゜1
62により分圧され、コンパレータ163の非反転入力
に接続されている。コンパレータ163の反転入力には
所定の基準電圧■、が接続されている。
この電圧■、は電歪アクチュエータ200の端子電圧の
300Vに相当する。コンパレータ163の出力は、第
7ワンシヨツトマルチ164の立上りトリガ入力に接続
されている。第7ワンシヨ7)マルチ164の出力パル
ス幅はコンデンサ165、抵抗166により決定され約
5msに設定しである。この理由は前実施例と同様にマ
スクの効果をもたせるためである。
第7ワンシヨツトマルチ164のて出力はトランジスタ
152のベースに接続されており、−ζ−出力がrOJ
レベルになるとトランジスタ152が遮断し高電圧が電
歪アクチュエータ200に印加される。
第7ワンシヨツトマルチ164のτ出力は第8ワンシツ
ツトマルチ167の立上りトリガ入力に接続されている
。第8ワンシヨツトマルチ167の出力パルス幅はコン
デンサ168、抵抗169により決定され、約500μ
sに設定しである。この時間は後述の如く、電歪アクチ
ュエータ200に高電圧が印加されている時間であり、
この時間だけ、電歪アクチュエータ200が伸長し、燃
料を押し出すごとになる。第8ワンシヨツトマルチ16
7のQ出力は第9ワンシヨツトマルチ170の立下リト
リガ入力に接続されている。
第9ワンシヨツトマルチ170の出力パルス幅はコンデ
ンサ171、抵抗172により決定され、30μsに設
定しである。第9ワンシヨツトマルチ170のQ出力は
サイリスタ159のゲート端子に接続されており、第9
ワンシジツトマルチ170のQ出力が「1」レベルにな
ると、サイリスタ159が導通し、電歪7クチユエータ
200の電圧を抵抗158を介してショートするため、
電歪アクチュエータ200は収縮する。
以上の構成における第4実施例の作動について以下第1
7図を参照して説明する。
所定の時期にトランジスタ152をオンすると、1次コ
イル151を流れる電流は時間と共に増加していくが、
トランジスタ154による電流制限領域まで上昇した時
点から一定電流となる。この電流値をiとすると、1次
コイルには1/2Li”なるエネルギーが蓄えられてい
ることになる。一方、ポンプの圧送行程が始まり高圧室
内の圧力が上昇すると電歪アクチュエータ200は押圧
され電圧を発生する(第17図(A))。この発生電圧
が所定の値(ノズル開弁圧直前の所定の圧力に相当する
)になったとき、コンパレータ163の出力は「1」レ
ベルとなる(第17図(B))。これにより第7ワンシ
ヨツトマルチ164がトリガされ、その出力頁は5ms
は間「0」レベルとなる(第17図(C))。
このためトランジスタ152はオフし1次コイル151
に蓄えられていたエネルギーが高電圧となりダイオード
157を介して電歪アクチュエータ200に印加される
(第17図(A))。この高電圧印加によって電歪アク
チュエータ200は伸長し、可変容積室の圧力は上昇し
、ノズル開弁圧を越えるため、ノズルより燃料噴射を行
う。
一方、第7ワンシヨツトマルチ164のQ出力は第8ワ
ンシヨツトマルチ167をトリガしく第17図(D))
、さらに500μs後第9ワンシヨツトマルチ170を
トリガするため第9ワンシヨツトマルチ170のQ出力
にパルスが発生する(第17図(E))。
これによりサイリスタ159が導通し、抵抗158を介
して電歪アクチュエータ200をショートする(第17
図(A))。これにより、電歪アクチュエータ200は
収縮し、可変容積室の圧力は下がり噴射が中断する。し
かし、プランジャは依然として右行して圧送を継続して
いるため、高圧室の圧力は再び上界しやがて噴射を再開
する。すなわち、電歪アクチュエータ200に高電圧を
印加することによりパイロット噴射が実現できる。第7
ワンシヨツトマルチ164がトリガされて5 m s後
、で出力は「1」レベルへ戻るため、トランジスタ15
2は再び導通し、1次コイル151に電流を流す(第1
7図(F))。以上のようにして、所定の時期に電歪ア
クチュエータ200に高電圧を印加することでパイロッ
ト噴射を行うことが可能である。
第4実施例では、電歪アクチュエータ200に外部から
高電圧を印加することにより、これを伸長させてパイロ
ット噴射を行っているため、第1ないし第3実施例に比
べると、パイロット噴射可能なエンジン条件が拡大され
るという特長がある。
第4実施例の変形例として第18図、第19図を示す。
第1実施例と同じく電歪アクチュエータ200の電荷の
放電光をバッテリ10にしだ例(第18図)およびサイ
リスタの電流制限を1次コイルを代用することで、損失
を無(し発熱を抑えたもの(第19図)である。構成に
関しては第8図、第9図と同様なので説明は省略する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来形の装置に比較して、電歪アクチ
ュエータの伸縮量を大きくとれるため、パイロット噴射
の効果の向上が可能となり、騒音低減、エミッション低
減効果が大きい。さらに、高電圧により再分極が行われ
るため、直噴用の高圧下においても電歪アクチュエータ
の分極劣化を防止できる。
また、DCDCコンバータを用いた高電圧発生回路を用
いる装置に比べ構成が極めて簡単であり、必要な時のみ
高電圧を発生させるから、整備中に感電の危険が少ない
という付随的な効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する回路図、第2図は本発
明の第1実施例としての電歪アクチュエータ駆動装置の
回路図、第3図は本発明を噴射ポンプの噴射率制御に適
用した場合の噴射率制御装置の構成を示す図、第4図は
電歪アクチュエータの圧縮荷重と発生電圧の関係を示す
特性図、第5図は電歪アクチュエータの端子電圧とショ
ート時の縮小の関係を示す特性図、第6図は第3図の装
置の動作を説明する図、第7図は第2図の装置の動作を
説明する波形図、第8図は本発明の第1実施例の変形例
を示す回路図、第9図は本発明の第1実施例の他の変形
例を示す回路図、第10図は本発明の第2実施例の電歪
アクチュエータ駆動装置の回路図、第11図は第10図
の装置の1つの変形例を示す部分回路図、第12図は第
10図の装置の他の変形例を示す部分回路図、第13図
は本発明の第3実施例の電歪アクチュエータ駆動装置の
回路図、第14図は第13図の装置の動作を説明する波
形図、第15図は本発明の第4実施例の電歪アクチュエ
ータ駆動装置の動作を説明する図、第16図は本発明の
第4実施例の装置の回路図、第17図は第16図の装置
の動作を説明する波形図、第18図は第16図の装置の
1つの変形例を示す部分回路図、および第19図は第1
6図の装置の他の変形例を示す部分回路図である。 2・・・インダクタ、   3・・・第1スイツチ、4
.6・・・ダイオード、7・・・抵抗、8・・・第2ス
イツチ、 10・・・バッテリ、20・・・1次コイル
、 200・・・電歪アクチュエータ、 700・・・噴射制御装置、 P・・・燃料噴射ポンプ、 C0NT 、 C0NT ’ 、 C0NT ’・・・
コントローラ。 2・・・インダクタ 3・・・第1スイツチ 4.6・・・ダイオード 7・・・抵抗 8・・・第2スイツチ 10・・・バッテリ 200・・・電歪アクチュエータ +01・・・1次コイル       +13・・・第
1ワンシヨツトマルチ102・・・トランジスタ   
   116・・・第21104・・・2次コイル  
      119・・・第31+07・・・サイリス
タ       122・・・第4110B・・・ダイ
オード       肛・・・電歪アクチュエータ11
2・・・コンノぐレータ 第3図 700・・・l¥を射1!I御装置 蓮 佃 −田 3   へm−−=−曹O耶÷ 第9図 第1o図 第12図 第13図 第15図 第16図 (CQ  (J  O巴  5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、直流電流を供給するバッテリ、 該バッテリからの電流を受けるインダクタ手段、該イン
    ダクタ手段に供給される電流をオン・オフする第1のス
    イッチ手段、 該インダクタ手段の電流遮断により発生する高電圧を受
    ける電歪アクチュエータ、 所定の荷重を受けて該電歪アクチュエータの端子電圧が
    所定の電圧に達した時電歪アクチュエータの放電を行い
    、該電歪アクチュエータを縮小して燃料噴射ポンプにお
    けるパイロット噴射を行うための第2のスイッチ手段を
    含む放電手段、および 該第1のスイッチ手段および該第2のスイッチ手段の動
    作を制御する制御手段、 を具備する電歪アクチュエータ駆動装置。 2、該インダクタ手段は昇圧作用を有する変圧器である
    特許請求の範囲第1項記載の装置。 3、該放電手段は該第2のスイッチ手段と直列に電流制
    限素子を含む特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    の装置。 4、該放電手段は直列に接続された該第2のスイッチ手
    段および電流制限素子により該電歪アクチュエータの一
    方の端子から該バッテリへ放電するようにした特許請求
    の範囲第2項記載の装置。 5、該放電手段は、該第2のスイッチ手段により該電歪
    アクチュエータの一方の端子から該変圧器の1次巻線の
    該第1のスイッチ手段へ接続される側の端子へ放電する
    よう接続された特許請求の範囲第2項記載の装置。 6、該放電手段は該第2のスイッチ手段により該電歪ア
    クチュエータの一方の端子から該インダクタ手段と該第
    1のスイッチ手段の接続点へ放電するよう接続された特
    許請求の範囲第1項に記載の装置。 7、直流電流を供給するバッテリ、 該バッテリからの電流を受けるインダクタ手段、該イン
    ダクタ手段とダイオードを介して直列に接続されたスイ
    ッチおよび定電流手段、 該ダイオードと該スイッチおよび定電流手段の接続点か
    ら高電圧を供給される電歪アクチュエータ、および 所定の荷重を受けて該電歪アクチュエータの端子電圧が
    所定の電圧に達した時放電を行い、該電歪アクチュエー
    タを縮小して燃料噴射ポンプにおけるパイロット噴射を
    行うべく該スイッチおよび定電流手段を動作させる制御
    手段、 を具備する電歪アクチュエータ駆動装置。 8、該スイッチおよび定電流手段は、該制御手段からの
    制御信号をベースに受け該インダクタ手段からの電流を
    コレクタに受ける第1のトランジスタ、該第1のトラン
    ジスタのエミッタに一端が接続された抵抗、および、該
    第1のトランジスタのエミッタから接続されたベース、
    該抵抗の他端に接続されたエミッタ、および該第1のト
    ランジスタのベースから接続されたコレクタを有する第
    2のトランジスタを具備する特許請求の範囲第7項記載
    の装置。 9、直流電流を供給するバッテリ、 該バッテリからの電流を1次巻線の一方の端子に受ける
    昇圧用変圧器、 該変圧器の1次巻線の他方の端子から第1のダイオード
    を介して接続されたスイッチおよび定電流手段、 該変圧器の2次巻線から第2のダイオードを介して高電
    圧を供給される電歪アクチュエータ、該電歪アクチュエ
    ータの放電を行うためのスイッチ手段を含む放電手段、
    および 所定の荷重を受けて該電歪アクチュエータの端子電圧が
    所定の電圧に達した時電歪アクチュエータの充電を行う
    と共に、その直後に該放電を行い、該電歪アクチュエー
    タを伸長、縮小して燃料噴射ポンプにおけるパイロット
    噴射を行うために該スイッチ手段および該スイッチおよ
    び定電流手段の動作を制御する制御手段、 を具備する電歪アクチュエータ駆動装置。 10、該放電手段は該スイッチ手段および電流制限素子
    の直列回路を含む特許請求の範囲第9項記載の装置。 11、該放電手段は該電歪アクチュエータ端子から該バ
    ッテリへと放電するようにした特許請求の範囲第10項
    記載の装置。 12、該放電手段は該電歪アクチュエータ端子から該変
    圧器と該第1のダイオードの接続点へ放電するようにし
    た特許請求の範囲第9項記載の装置。 13、該スイッチおよび定電流手段は、該制御手段から
    の制御信号をベースに受け、該変圧器の1次巻線からの
    電流をコレクタに受ける第1のトランジスタ、該第1の
    トランジスタのエミッタに一端が接続された抵抗、およ
    び、該第1のトランジスタのエミッタから接続されたベ
    ース、該抵抗の他端に接続されたエミッタ、および該第
    1のトランジスタのベースから接続されたコレクタを有
    する第2のトランジスタを具備する特許請求の範囲第9
    項から12項までのいずれか一項に記載の装置。
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