JPS61160563A - 電歪式流体噴射制御装置 - Google Patents

電歪式流体噴射制御装置

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JPS61160563A
JPS61160563A JP60002769A JP276985A JPS61160563A JP S61160563 A JPS61160563 A JP S61160563A JP 60002769 A JP60002769 A JP 60002769A JP 276985 A JP276985 A JP 276985A JP S61160563 A JPS61160563 A JP S61160563A
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JP
Japan
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electrostrictive element
injection
electrostrictive
valve body
fluid
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Application number
JP60002769A
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English (en)
Inventor
Toru Yoshinaga
融 吉永
Toshihiko Ito
猪頭 敏彦
Yasuyuki Sakakibara
榊原 康行
Masayuki Abe
誠幸 阿部
Yukihiro Natsuyama
夏山 幸弘
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Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/06Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/065Large signal circuits, e.g. final stages
    • H02N2/067Large signal circuits, e.g. final stages generating drive pulses

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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば内燃機関の燃料供給装置に用いられる
電歪式流体噴射制御装置に関し、特にディーゼルエンジ
ンの燃料噴射ノズルへの燃料供給開始、及び停止を行う
為のスピル機構を有した制御装置に好適なものである。
〔従来の技術〕
内fiffl関、特にディーゼルエンジンの燃料噴射シ
ステムにおいて、噴射量の高精度化を行う為に電子制御
化が望まれている。噴射ポンプのスピル制御に関しても
、機械式のスピルリングに変わるスピル(溢流)用燃料
制御弁が提案されている(たとえば特公昭51−349
36号公報)。又、騒音、エミッシロン改善の為に、噴
射率制御(パイロット噴射)の可能な燃料制御弁が望ま
れている。しかし、これらの制御を可能にする為には高
速応答に極めて優れた燃料制御弁を使用する必要がある
。ところが、ディーゼルエンジンにおいては、燃料圧が
高圧である為、従来の制御弁は大型となり、従って応答
性に一定の限界があった。従って、パイロット噴射も満
足な性能を得られなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は以上の点に鑑み、制御弁の形状を小型化すると
ともに応答性を向上させ、かつ流体の噴射開始、終了を
制御可能にすると共に、噴射率制御(パイロット噴射)
も可能にすることを目的とし、また、制御弁を駆動する
に際して、外部電源を用いずに駆動することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、高圧流体を低圧側に溢流させる流体通路(1
31,132)と、この高圧流体を外部噴射する噴射通
路と、前記流体通路を連通もしくは遮断する弁体と、こ
の弁体の位IRを制御すると共に上記流体通路の流体圧
を受けて電荷を発生する電歪素子(14)と、この電歪
素子(14)を駆動する駆動手段(25’)とを備え、
この駆動手段(25’)は、上記電歪素子(14)に発
生する電荷を第1のスイッチング手段<250)により
所定の時期に放出させることによって、上記電歪素子(
14)を縮小させ上記弁体(19)を開弁位置に制御し
、また、第2のスイッチング手段(246,247>に
より、上記電歪素子(14)に発生した電荷を所定の時
期に移動させ電歪素子を縮小し上記弁体を開弁位置に制
御すると共に蓄電手段(24B)に電荷を蓄電し、所定
の時期に再び上記蓄電手段に蓄電された電荷を電歪素子
(14)に供給することで電歪素子(14)を伸長させ
、上記弁体(19)を閉弁位置に制御するようにしてい
る。
〔実施例〕
以下図示実施例により本発明を説明する。第1図は、ボ
ッシュVE型として公知の分配型燃料噴射ポンプに本発
明の第1実施例に係る構成を示す。
まず公知の部分について説明する。ポンプケーシング1
1のシリンダポア113内に摺動自在に支持されたプラ
ンジャ1は、エンジン回転数のl/2に同期して回転往
復運動を行う。すなわち、エンジン回転はギヤまたはタ
イミングベルトを介して駆動軸2に伝達され、プランジ
ャ1は、この駆動軸2により同軸的に回転駆動されると
ともに、フェイスカム3がローラ4に係合することによ
り往復運動をする。フェイスカム3は、連結部材114
を介してばね5により常時図の左方に付勢されてローラ
4に係合しており、プランジャ1の往復運動は、軸心周
りに回転してフェイスカム3のカム面の形状に従うこと
により行われる。
プランジャ1はその外周に、1個の分配ポート101と
エンジン気筒数と同数の吸入ポート102とが形成され
、このプランジャlの先端面とシリンダボア113との
間にはポンプ室6が形成される。ケーシング11には、
低圧室111と、この低圧室111をシリンダボア11
3に連通ずる吸入通路8と、外部の各噴射弁10をシリ
ンダボア113に導通可能な分配通路7が形成される。
分配通路7はエンジン気筒数と同数設けられるとともに
、その途中にはそれぞれデリバリ弁9が設けられる。デ
リバリ弁9はばね91に抗して開放可能であり、逆止弁
としての機能および吸戻し弁としての機能を有する。
しかしてプランジャ1が左行してポンプ室6が膨張する
時、いずれかの吸入ポート102が吸入通路8に導通し
て低圧室111内の燃料がポンプ室6に吸入され、これ
とは逆に、プランジャ1が右行してポンプ室6が圧縮さ
れる時、分配ポート101がいずれかの分配通路7に導
通してポンプ室6内の燃料が外部に吐出される。
さて本実施例においては、ポンプ室6内の燃料圧を制御
するために、制御弁12が設けられている。
制御弁12は、ポンプケーシング11に設けられ、ポン
プ室6と低圧室111との通路を開閉する。制御弁12
はバルブハウジング13と、電歪素子積層体14と、ピ
ストン15と、皿ばね16と、アッパーピース17と、
シリンダ18と、弁体19と、ロアピース20とナツト
21を具備する。
ナツト21及びロアピース20には、ポンプ室6と高圧
燃料通路131を介して導通する高圧通路132が形成
される。又バルブハウジング13にはポンプケーシング
11に穿設された通路112を介して低圧室111と導
通する低圧燃料通路133.133’と、これら低圧燃
料通路133゜133′が開口するシリンダポアとが形
成される。
このシリンダボアは、小径の第1シリンダボア134と
大径のシリンダボア135とから成る。小径のシリンダ
ボア134内に電歪素子積層体14、ピストン15、皿
バネ16が装入される。前記低圧燃料通路133の一端
はこの電歪素子積層体14の装入されている小径のシリ
ンダボア134のピストン15の近傍に開口している。
他端は大径のシリンダポア135の環状溝136に開口
している。もう一方の低圧燃料通路133′の一端は小
径のシリンダポア134の上方に開口しており、他端は
バルブハウジング13の外部に開口し、低圧室111と
導通する。
大径のシリンダボア135内にアッパーピース17、シ
リンダ18、ロアピース20が挿入されナツト21で固
定される。
シリンダ18には環状溝181、環状溝181からシリ
ンダ1日外周面へ導通する4ケの放射状通路182が設
けてあり、この放射状通路182は、前記シリンダポア
135の環状?R136と導通する。
弁体19は、シリンダ18の内に摺動自在に挿入される
。弁体19の中心軸上には小孔191があり小孔191
の一部に小孔の絞り192が形成されている。小孔19
1の下端は高圧通路132に開口し、小孔191の上端
は、アッパーピース17の中心を貫通じた制御通路17
1に開口している。
弁体19の上端面193、下端面194はそれぞれアッ
パーピース17の下端面172、ロアピース20の上端
面201に弁体19の着座位置で密着可能となる。通常
弁体19は第1図に示す如(スプリング23でロアピー
ス20に付勢されている。なお、密着させる為に、弁体
19の上端面193、下端面172、ロアピース20の
上端面201は鏡面仕上としである。
電歪素子積層体14は、薄い(約0.5m)円盤状の素
子を約80枚積層して円柱状としたものである。電歪素
子はPZTと呼ばれるセラミックであり、チタン酸ジル
コン酸鉛を主成分としている。
通常このPZTをアクチュエータとして使用するには、
外部の電源からPZTに電圧を印加し、その印加電圧に
応じて伸縮する性質を利用している。
しかし、本発明においては、PZTを駆動する為に外部
の電源を使用する必要はない。
このPZTは、PZTに蓄えられた電荷の状態により材
料特性が変化するという性質を持っている。例えば、電
荷が多く蓄積された状態でのヤング率と、電荷がM積さ
れていない状態でのヤング率が異なるのである。後者が
ヤング率が大きく、同じPZTでありながら軟らかくな
る。
本発明は、この性質を利用したものである。プランジャ
lが右行してポンプ室6の圧力が上昇する時、弁体19
の絞り192を介して、電歪素子積層体14には燃料圧
による力が作用する。この力に応じて電歪素子積層体1
4には電圧が発生、つまり電荷が発生する。
噴射停止時、発生した電荷をショート等により放出させ
ると、前述の如くヤング率が大となり、  ゛つまり、
急に柔らかくなり、その分、収縮をする。
この制御は、リード線241.242により、第2図に
示す駆動回路25′を含む外部のコントローラ25によ
って行われる。
電歪素子積層体14が縮小した時、ピストン15は皿バ
ネ16で上昇し、制御室22の容積が急激に拡大、同時
に、制御室22の油圧は急激に低下し弁体19を吸い上
げる。
弁体19のストロークは、150μmに規制されており
、弁体19がアッパーピース17に密着すると、弁体1
9の下端面の受圧力の方が上端面の受圧力より大となり
その位置を維持する。
又、電歪素子積層体14に発生した電荷を放出する際、
他のコンデンサ等の蓄電装置に一時蓄電しておき、ある
タイミングで電歪素子積層体14に戻すと、伸長する。
この為、制御室22の圧力は上昇し、弁体19と閉弁方
向に押し戻すことが可能となる。
本実施例では、電歪素子積層体14の電荷を放出させ、
電歪素子を収縮させた直後、別の後述する蓄電装置(コ
ンデンサ)に蓄えられた電荷を電歪素子積層体14に加
えると、電歪素子積層体14が伸長する。即ち、弁体1
9は開弁方向へ移動開始した直後、再び閉弁方向へ戻る
。この為、ポンプ室6の圧力は上昇する途中で、一端低
下し、再び上昇する。このタイミングをうまくとると、
ノズル10からの噴射を一時停止することが可能となり
、この方法によりパイロット噴射が可能となる。この時
の弁体19のストロールは約15μm程度である。
ここで注意しなければならないのは、加える電荷を放出
した電荷以上にしないと弁体19をもとの位置まで戻す
ことができない。この為、放出した電荷以上を蓄電装置
から供給する。
また、噴射終了時には、ポンプ室6内の燃料は瞬時にス
ピルされなければならない。本実施例では、この条件を
満足させる為に150μmのストロークを要し、この為
に電圧素子積層体14の縮み量をなるべく多くする必要
がある。本実施例では、メイン噴射開始時に蓄電装置か
ら電荷を電歪素子積層体14に加える為、その分電荷が
蓄電されていることになる。この状態からポンプ室6の
圧力がプランジャ1の右行と共にさらに上昇すると電歪
素子積層体14の電荷はさらにM電される。
この状態で電歪素子積層体14の電荷を蓄電装置に放出
させると、電歪素子88体体、急激にかつ大量に収縮を
する。この為、弁体19をアッパーピース17に密着す
るまで吸引する。
ポンプ室6の燃料は弁体19を介して低圧室111にス
ピルされ、ノズル10からの噴射は完全に停止される。
この時、弁体19の下端面の受圧力の方が上端面の受圧
力より大となりその位置を維持する。この時、ポンプ室
6の高圧燃料は、高圧燃料通路131、高圧通路132
、環状溝181、放射状通路182、環状溝136、低
圧燃料通路133を経て、電歪素子体積層14を冷却し
、低圧燃料通路133′を経て、低圧室111内へと流
れる。
ポンププランジャ1が吸入行程に入ると、ポンプ室6の
圧力低下により弁体19がポンプ室6側に吸引され、か
つスプリング23の力も加わって弁体19は閉弁する。
この時、電歪素子積層体14は、受圧力低下に応じて伸
長する。
次に、燃料制御弁12の駆動回路25′の詳細を第2図
に示す。電歪素子積層体14は、リード線241,24
2により駆動回路25′に接続され、駆動回路25′は
コントローラ25に接続されている。このコントローラ
25の指令により駆動回路25′を介して電歪素子積層
体14に発生した電荷の放出や、蓄電装置としてのコン
デンサ248との電荷の授受を行う。コントローラ25
は、アクセル開度およびポンプ回転数の各信号により、
適当な時期に電歪素子積層体14に発生した電荷を放出
するサイリスタ250のトリガ信号(トリガ1)、コン
デンサ248へ移動あるいはコンデンサ248から電歪
素子積層体14へ電荷を移動させるサイリスタ246,
247のトリガ信号(トリガ3あるいはトリガ2)を与
える。アクセル開度の信号はアクセルペダル26の支軸
に設けられたポテンショメータ261から入力され、ポ
ンプ回転数の信号は、ポンプケーシング11に設けられ
た2個の磁気抵抗素子(MRE)センサ27.28から
入力される。センサ27,28は駆動軸2に一体的に固
定された円盤29に形成された凹凸を検出するもので、
センサ2Bは円i29の外周面に5°間隔毎に形成され
た凹凸を検出し、センサ27は円盤29の外周近傍に設
けらさた1個の突起291を検出する。これらのセンサ
27.28の出力信号により、従来公知のように、エン
ジンの位相およびポンプ回転数がわかる。
しかして、電歪素子積層体14はコントローラ25及び
駆動回路25′によって、バルブハウジング内で伸縮し
てピストン15を往復動させ、弁体19の進退を行い、
ポンプ室6内の燃料を遮断しノズル10から噴射を行わ
せたり、ポンプ室6内の圧力を一時低下させノズル10
からの噴射を中断つまりパイロット噴射を行ったり、低
圧室111と連通させ、ポンプ室6内の燃料をスピルし
、ノズル10からの噴射を停止する。
なお、ポンプケーシング11の低圧室111には、燃料
フィードポンプ30により燃料タンク31内の燃料が供
給される。
ここで、第2図において、14は前記電歪素子積層体で
あり、243は電歪素子積層体14に負電圧が表れない
様にする為のダイオード、244゜245.249は共
振用コイルで、250,246.247はサイリスタで
ある。248はコンデンサである。サイリスタ250,
246.247のトリガ1、トリガ2、トリガ3、コン
トローラ25で演算したパイロット噴射停止時期、メイ
ン噴射開始時期、メイン噴射停止時期の信号を入れる。
本実施例装置は以上の構成を存し、次の様な作動を行う
通常、燃料制御弁12の弁体19はスプリング23で閉
弁、ロアピース20に当接、ノーマリクローズとなって
いる。
プランジャ1が圧送行程に入り、ポンプ室6の圧力が上
昇、電歪素子積層体14は燃料圧で圧縮され電荷を発生
すると共にノズル10からパイロット噴射が開始される
。パイロット噴射停止時期になった所で、コントローラ
25は駆動回路25のサイリスタ250にトリガ1の信
号を出す。サイリスタ250が導通し、電歪素子積層体
14に発生した電荷が放出されると、電歪素子積層体1
4のヤング率が増大し、急激に収縮を行う。この為制御
室22の圧力が低下、弁体19は15μm程度吸引され
、ポンプ室6の圧力が急激に低下し、ノズル10からの
噴射が一時停止する。
次にコントローラ25は駆動回路25′のサイリスタ2
46にトリガ2の信号を出す。サイリスタ246が導通
し、コンデンサ248に蓄えられた多量の電荷が電歪素
子積層体14に移動し、電歪素子積層体14の両端に電
荷が発生し、電歪素子積層体14が伸長する。この為ピ
ストン15を押下げ、制御室22の油圧が上昇、弁体1
9をロアピース20に密着するまで押下げる。ポンプ圧
力室6の圧力が上昇し、ノズル10からメイン噴射が開
始される。この時、弁体19の上下の圧力は、絞り19
2がある為やがて同じになるが、弁体19がロアピース
20に密着している為、上端面193の受圧面積が、下
端面194により大となり、閉弁状態が維持できる。
この状態で、プランジャ1がさらに右行すると、ノズル
lOから噴射が続行されると共にポンプ室6の圧力がさ
らに上昇し、圧電素子積層体14には、引続き電荷が蓄
積される。
メイン噴射終了時期にコントローラ25で駆動回路25
′のサイリスタ247にトリガ3の信号を入れると、サ
イリスタ247が導通し、電歪素子積層体14に蓄電さ
れた多量の電荷がコンデンサ248に一気に移動する。
この時、電歪素子積層体14のヤング率は急激に大きく
なり、ピストン15は皿バネ16で上昇し、制御室22
内の燃料圧が急激に低下して弁体19を150IIm吸
引開始L、アッパーピース17に密着する。この為、ポ
ンプ室6内の燃料は低圧室111に電歪素子積層体14
を冷却した後、還流され、ポンプ室6の圧力は低下する
為、ノズル1oからの噴射が停止する。
次に上記の電歪素子積層体14の電荷の量に応じて発生
する電圧、ポンプ室6の圧力、噴射率について述べる。
電歪素子積層体14に圧力を加えると電荷が蓄積されそ
れに応じて、電圧が発生する。又コンデンサ248の電
荷を電歪素子積層体14に移動させた場合も電歪素子積
層体14には電圧が発生する。逆に、電歪素子積層体1
4に蓄電した電荷をサイリスタ250で放出した際、又
はサイリスタ247でコンデンサ248は電荷を移動さ
せると電歪素子積層体14の電圧は低下する。
この電歪素子積層体14の両端に発生する電圧を第3図
に示す。第3図(alは、電歪素子積層体14の電極に
発生する電圧、第3図(blはポンプ室6の圧力、第3
図(C1は噴射率を示す。トリガ2で、電荷をコンデン
サ248から電歪素子積層体14に移動させる際の電荷
の量は、トリガ1でサイリスタ246を導通させ放出し
た電荷の量より多い。
この為、電歪素子14は、トリガ1で収縮した量より大
きい量伸長する。この為弁体19を再び閉弁させるこさ
とが出来、メイン噴射を開始できる。
理論的には、トリガ3でサイリスタ247を導通し、電
歪素子積層体14に電荷を移動させる際500v分の電
荷が移動し、次のサイクルでトリガ2により、コンデン
サ248の電荷を電歪素子積層体14に戻すと全量が移
動し、電圧は、5゜O■に再び上昇するはずであるが、
実際には損失があり300v程度までしか上昇しない。
しかし、トリガ1で発生していた200vより高くなる
為に、弁体19を閉弁させることが可能となる。以上の
作動を繰り返すことにより、外部電源を使用せずとも、
パイロット噴射が可能となる。
なお、上記実施例において、運転期間中常時パイロット
噴射を行う必要はなく、低速低負荷時、特にアイドル運
転中にパイロット噴射を行い、高速高負荷時にはメイン
噴射のみを行うようにしても良い。
また、上記実施例においては、パイロット噴射時に、弁
体19が15μmリフトした際、環状溝181が高圧通
路132と導通しない様にロアピース20の上端面20
1より上方に構成し、ポンプ室6の燃料がスピルされな
い様に工夫した。これは、スピルをすると圧力室6内の
圧力が低圧室111の圧力まで低下し、次のメイン噴射
が開始されるまでに圧力が上昇するのに時間がかかって
しまうことに着目し、メイン噴射開始時期の応答性を向
上させる為である。しかしながら、弁体19の開弁と同
時にスピルが開始される構造であっても、パイロット噴
射、メイン噴射の制御は可能である為、弁体19とシリ
ンダ18の構造は、弁体19の開弁と同時にポンプ室6
と低圧室111が連通ずる構造でも良い。
また、上記実施例では分配型ポンプのポンプ室の油圧制
御に本発明を通用したが、エンジンに直接燃料の噴射を
行う電歪式の燃料噴射装置に通用しても良い。
〔発明の効果〕
以上の様に本発明は、電歪素子の伸縮に応動して弁体を
駆動し、これにより流体圧力室の流体圧を制御し、少な
くとも噴射開始、終了を制御する電歪式流体噴射制御装
置であって、流体の圧力を電歪素子に加え、その時発生
する電荷を放出すると共に、蓄電装置に蓄電あるいはこ
の蓄電装置から電歪素子に戻すことにより前記弁体を進
退させ流体通路を開閉しているので、従来必要とされて
いた電歪素子駆動用外部電源を使用せずとも、積度良く
噴射開始、噴射終了、噴射率制御(パイロット噴射)が
可能になるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面構成図、第2図は
第1図におけるコントローラ中の駆動回路の電気回路図
、第3図は本実施例の作動説明に供する波形図である。 6・・・ポンプ室、7・・・分配通路、10・・・噴射
弁、12・・・制御弁、14・・・電歪素子積層体、1
5・・・ピストン、19・・・弁体、22・・・制御室
、25・・・コントローラ、25′・・・駆動回路、1
31・・・高圧燃料通路、132・・・高圧通路、24
6,247,250・・・サイリスタ、248・・・コ
ンデンサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高圧流体を低圧側に溢流させる流体通路と、前記
    高圧流体を外部に噴射する噴射通路と、前記流体通路を
    連通もしくは遮断する弁体と、印加電圧に応じて前記弁
    体を進退動するとともに前記流体通路の流体圧を受けて
    電荷を発生する電歪素子と、 この電歪素子を駆動する駆動手段とを備え、この駆動手
    段は、第1のスイッチング手段により上記電歪素子に発
    生する電荷を放出させることによって、前記電歪素子を
    縮小させ前記弁体を開弁位置に制御し、 第2のスイッチング手段により前記電歪素子に発生した
    電荷を移動させ蓄電手段に蓄電すると共に前記電歪素子
    を縮小させ前記弁体を開弁位置に制御し、かつこの蓄電
    手段に蓄電された電荷を前記電歪素子に供給して電歪素
    子を伸長させ、前記弁体を閉弁位置に制御するようにし
    たことを特徴とした電歪式流体噴射制御装置。
  2. (2)前記流体は内燃機関に供給する燃料であり、前記
    電歪素子の電荷を放出させる第1のスイッチング手段に
    より燃料圧を低下させ燃料の噴射を一旦停止し、前記第
    2のスイッチング手段により前記蓄電手段に蓄えられた
    電荷を電歪素子に供給することで噴射を再開すると共に
    前記電歪素子に発生した電荷を蓄電装置に移動させるこ
    とで噴射を終了させ、パイロット噴射及び主噴射を行う
    ようにしたことを特徴とした特許請求の範囲第1項に記
    載の電歪式流体噴射制御装置。
  3. (3)前記第1および第2のスイッチング手段としてサ
    イリスタを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の電歪式流体噴射制御装置。
  4. (4)前記電荷を蓄電する蓄電装置としてコンデンサを
    用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3
    項のいずれかに記載の電歪式流体噴射制御装置。
  5. (5)前記パイロット噴射終了時に電歪素子から放出さ
    れる電荷の量に比べ、前記主噴射開始時期に前記蓄電手
    段から電歪素子に供給される電荷の量が大であることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の電歪式流体噴
    射制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS623134A (ja) * 1985-06-28 1987-01-09 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPS62117250U (ja) * 1986-01-18 1987-07-25
JPH0518332A (ja) * 1991-07-10 1993-01-26 Toyota Motor Corp デイーゼルエンジンの燃料噴射制御装置

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