JPS6368591A - 光学活性なジヒドロピリジン−5−ホスホン酸エステル - Google Patents

光学活性なジヒドロピリジン−5−ホスホン酸エステル

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JPS6368591A
JPS6368591A JP61213412A JP21341286A JPS6368591A JP S6368591 A JPS6368591 A JP S6368591A JP 61213412 A JP61213412 A JP 61213412A JP 21341286 A JP21341286 A JP 21341286A JP S6368591 A JPS6368591 A JP S6368591A
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瀬戸 浄智
Ryozo Sakota
迫田 良三
Hiroo Matsumoto
浩郎 松本
Masumasa Kamikawaji
上川路 益昌
Sakuya Tanaka
田中 作彌
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    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/6564Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、血管拡張作用を有する光学活性な1.4−ジ
ヒドロピリジン−5−ホスホン酸誘吉体、およびその薬
理学的に許容される塩に関する。
(発明の背景) で表わされる化合物(以下、化合物(1)という。)は
、LIS 4,576.934 (同格の日本特許公開
公報、特開昭6l−63688)  (文献a)に記載
されている化合物である。
また、化合物(1)は、心拍数にほとんど形容を与える
ことなく、血圧を緩徐に低下させ、しかもその作用の持
続時間が長いという優れた特長を有している。〔第73
回日本薬理学会関東部会、講演番号A −9(’85.
10.13発表)(以下、文献(b)という。〕 化合物(1)は、3ケの不斉炭素を有しているので、化
合物(1)には、光学的、立体的な異性体が存在し得る
。然るに、上記文献(a)と(b)には、これら異性体
に就いての記載がない。
(発明が解決しようとする問題点) 化合物(1)には、3個の不斉炭素があるので8個の光
学異性体の存在が推測される。本発明者らは、meso
体(17,S体)と61体(R,l?体、S、S体温合
物)の2.4−ベンタンジオールを原料として、このう
ちの2つの異性体を合成しその薬理作用を試験したとこ
ろ、meso体から合成した異性体(n)のみに強い心
臓抑制作用があることが判った。
(式(II)中、ジオキサホスホリナン環の4,6位に
置換されている2個のメチル基は、互いにシスの配位に
なっている。) 62体 (式(1)中、ジオキサホスホリナン環の4.6位に置
換されている2個のメチル基は、互いにトランスの配位
になっている。) そこで、本発明者らは、よりすぐれた医薬品を探索する
ため61体の全ての光学異性体を合成次いで分割し、そ
の薬理作用を試験したところ、後述する薬理試験結果か
ら明らかなように左旋光性の異性体(V)、(■〕が、
右旋光性の異性体(Vl)、  (IX)に比較して著
しくすぐれた効果を有していることを見出して本発明を
完成した。
品、    R,R体 次に、本発明化合物の合成法について説明する。
本発明化合物の合成のステップを下記した。
(下記の各ステップに於て、l?、R体の原料からは、
R,R体の生成物が、S、S体の原料からは、S、S体
の生成物が得られる。) R,R体またはS、S体      R,R体またはS
、S体R,R体またはS、S体 R,R体またはS、S体 (D) R,R体(IV)またはS、S体〔■〕上記工程(A)
、 (B)、 (C)は下達した参考例に準じた常法に
よって行われる。(C)工程において得られる生成物を
精製分離することなしに、次の工程(D)に用いること
も可能である。
工程(D)では不活性の溶媒を用いる。
不活性溶媒とは、メタノール、エタノール、プロパツー
ル、イソプロパツールなどのアルコール系溶媒、1.2
−ジメトキシエタン、THFなどのエーテル系溶媒、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶
媒、アセトニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル系
溶媒、DAM 、DMF、N−メチルピロリドンなどの
アミド系溶媒、D?’ISOやスルホランなどのスルホ
キシド系溶媒、酢酸エチルやブチロラクトンなどのエス
テル系溶媒の他にピリジンなども利用することが可能で
ある。
反応は、室温〜200℃の間、好ましくは60〜140
℃の間で、1時間〜100時間、好ましくは5時間〜2
0時間加温することによって行われる。
工程(D)で得られた化合物(IV)または〔■〕に塩
酸を反応せしめて、化合物(IV)または〔■〕の塩酸
塩とする(工程(E))。
次いで、それぞれの塩酸塩をエタノールに加熱溶解、冷
却すると、l?、R体については(−)一体が析出し、
S、S体については(+)一体が析出した。それぞれの
エタノールからの析出物を取得し、それぞれを必要に応
じて、エタノールから再結すれば純度の高い該当の(−
)−R,R体または(+)−5,S体が得られた(工程
(F))。
エタノールからの析出物を取得した後のそれぞれのエタ
ノール濾液を、減圧下、溶媒を留去、乾個し、アセトン
から再結するとR,R一体のアセトン液からは、(+)
−R,R体が得られた。また、S、S一体のアセトン液
からは、(−)−5,S体が得られた。こらを更に精製
するのには、これらアセトンからの再結物をエタノール
に溶解、溶媒を減圧下乾個し、アセトンから再結した。
薬理学的に許容される塩は、薬理学的に不活性な酸との
1酸塩または2酸塩を意味する。例として、塩酸塩、硫
酸塩、硝酸塩、乳酸塩またはコハク酸塩を挙げうる。
これらの塩は、例えば上記の方法によって取得した塩酸
塩を中和し、該当する酸を添加することにより取得し得
る。
本発明化合物は、後記の降圧試験の結果から明らかなよ
うに血管拡張作用があるのでは乳動物の狭心症、脳血行
障害、高血圧症等の循環器系疾病の治療に有用である。
本発明化合物を、上記治療の目的に使用する場合、この
種のジヒドロピリジン類と、薬学的に、または獣医学的
に許容可能の希釈剤または担体とからなる薬学的または
獣医学的組成物に形成される。
これらの組成物は経口投与に適した形たとえば錠剤また
はカプセル剤、経皮投与に適した形たとえば軟膏または
湿布剤、吸入剤に適した形たとえばスプレーに適したエ
アロゾルまたは?8液、非経口投与に適した形たとえば
注射剤として使用するのに適した無菌の水溶液剤、また
は肛門または膣、直腸等内に使用するのに適した坐剤の
形で使用することができる。
本発明化合物を含有する上記組成物は、全組成物の重量
に対して、本発明化合物を約0.1〜99.5%、好ま
しくは約0.5〜95%を含有する。
本発明化合物にまたは本発明化合物を含有する組成物に
加えて他の薬学的にまたは獣医学的に活性な化合物を含
ませることができる。また、これらの組成物は本発明化
合物の複数を含ませることができる。
本発明化合物を含有する薬物の1日当りの投薬量は、治
療する症状の種類と程度および個人差(年齢、性別、感
受性等)によって差がある。静脈内投与による1日当り
の投薬量は、体重1kg当り活性成分0.0001〜1
0■、好ましくはo、ooos〜1■である。経口投与
および経皮投与による1日当りの投薬量は同様に、体重
1 kg当り活性成分o、oot〜100■である。ま
た、膣、直腸等内に生薬の形で投与する場合の1日当り
の投薬量は、体重1 kg当り活性成分0.001〜2
00■、好ましくはo、oos〜100■である。吸入
剤の活性成分の含有量は0.1〜10%好ましくは0.
1〜2%である。これら1日当りの投薬量を必要に応じ
て、1日当り2回以上に分けて投与することができる。
本発明化合物を含有する上記組成物は、常法で製造する
ことができ、かつ常用の賦形剤を配合することができる
(試験例、参考例、実施例、製剤例) 以下に本発明を試験例、参考例、実施例および製剤例に
よりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれら
に制限されるものではない。なお、下記構造式中のph
はフェニル基を意味する。
(試験例) (1)  カルシウム拮抗作用 モルモット摘出盲腸紐を栄養液中に1gの張力をかけて
つるし、安定するを待つ。栄養液をカルシウムフリー高
カリウム溶液に置換し10〜20分後塩化カルシウム1
0n+Mを加えて収縮させ、張力が安定してから被検薬
を累積的に投与し、50%弛緩させるのに必要な被検薬
の濃度10.。(M)を求めその逆対数根(plDs。
)を算出した。その結果を表1に記載した。
(2)降圧作用(静注法) 本発明化合物の血圧降下作用をウレタン−α−クロラロ
ースで麻酔したSHR(自然発生高血圧ラット)を用い
て試験した。この試験は、3〜5匹のSHRを一群とし
、各ラットの大腿動脈における血圧を残血的に測定した
。各化合物は3%ツイーン(tween) 80−生理
食塩水に熔解し大腿動脈に注入した。薬量と最大降圧率
の相関から30%降圧するのに要する薬量ED、。(■
/kg)を求めた。結果を表1に記載した。
(3)降圧作用(経口法) 本発明化合物をPEG :lbO= 3 : 1の溶媒
に溶解し一群4匹のSHRに経口投与(15mg/ k
g)  した。血圧の測定は、tail−cuff法(
夏目製作所、KN−210−1を使用)で行った。
結果は、投与前の血圧に対する陪圧率(%)で表わし、
表1に記載した。
(4)毒性試験 4週令の雄性ddY系マウス3匹に被検化合物を0.5
%−MC水溶液に溶解して1 w/−%溶液とし胃ゾン
デで経口投与して7日間観察した。実施例1、 (−)
−R,R体の化合物は600mg/に+rの投与量にお
いても死亡例を認めなかった。
、参考例1゜ (+)−(2S、4S)−ペンタン−2,4−ジオール
10gとトリメチルホスファイト13.6 gを混合し
100℃の油浴上で加温する。メタノールの留去が終了
したら残渣を減圧下で留去して無色透明な2−メトキシ
−(4S、6S)−4,6−シメチルー1,3゜2−ジ
オキサホスホリナンを得た。bp7o〜72’C/ 1
5 wml1g0収17.5gNMR(CDCA 3)
 ;  δ(ppm):4.8−4.0(2H,m) 
3.5(3H,d。
J=12Hz)、 2.2−1.5(2H,m)、 1
.45(3tLd、J=711zL  1.25(31
1,d、J=7Hz)(−)−(2R,4R)−ペンタ
ン−2,4−ジオールを出発原料として同様な操作を行
って、2−メトキシ−(4R,6R)−4,6−シメチ
ルー1.3.2−ジオキサホスホリナンが得られた。
参考例2゜ ヨードアセトン6.2gをベンゼン60nlに?容解し
、80℃の油浴上で加温する。参考例1で得られた2−
メトキシ−(4S、6S)  −4,6−ジメチル−1
,3,2−ジオキサホスホリナン5.5gのベンゼン溶
液(20mf)を10分かけて滴下する。滴下終了後8
0℃で1時間保ったのち減圧下溶媒を  ゛留去する。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒
;酢酸エチル:メタノール−9: I (v/v) 、
Rr値0.4)に付し、目的とする2−アセトニル−(
4S、6S)−4,6−シメチルー1.3.2−ジオキ
サホスホリナン−2−オキシド4.2gを得た。無色透
明な液体。
NMR(CDCE 3) :  δ(ppm):5.0
−4.5(211,m) 3.H211,d。
J=2311z)、 3.3(311,sL 1.95
(211)。
1.5(3tl、dd、J=6.31Lz、J=0.5
11z) 。
1.4 (3ft、 dd、 J=6.3)1z、 J
=1.5Hz)2−メトキシ−(4R,6R)−4,6
−シメチルー1゜3.2−ジオキサホスホリナンを出発
原料として同様な操作を行なって、2−アセトニル−(
4R,6R)−4,6−シメチルー1.3.2−ジオキ
サホスホリナン−2−オキシドが得られた。
参考例3゜ ll0 COCH:1 2−アセトニル−(4R,6R)−4,6−シメチルー
1.3.2−ジオキサホスホリナン−2−オキシド3.
38gとm−ニトロヘンズアルデヒド2.4gをベンゼ
ン15mzに溶解し、これに0.5m6のピペリジンを
加えて5時間還流した。反応液をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸エチル:メタノール−9: 
1 (V/V) 、Rf:値0.4)に付し、目的とす
る2−(1−アセチル−2−(3−ニトロフェニル)−
エチニル)  −(4R,6R) −4,6−シメチル
ー1.3.2−ジオキサホスホリナン−2−オキシド1
.78gを得た。黄色粘稠な液体。
NMR’(CDCR:l) ;  δ(ppm): 8
.5〜7.3(511,m)、5.2〜4.4(2Lm
)、 2.3(3H,s)、 2.0(211,m)。
1.55(31Ld、J=611z)、 1.45(3
H,d、、J=611z) 2−アセトニル−(4S、6S)−4,6−ジメチルー
1.3.2−ジオキサホスホリナン−2−オキシドを出
発原料として同様な操作を行なって、2−(1−アセチ
ル−2−(3−ニトロフェニル)−エチニル) −(4
S、6S) −4,6−シメチルー1.3.2−ジオキ
サホスホリナン−2−オキシドが得られた。
実施例1゜ 0CH3 CH:l  HCH3 2−(1−アセチル−2−(3−ニトロフェニル)−エ
チニル’) −(4R,6R) −4,6−シメチルー
1.3.2−ジオキサホスホリナン−2−オキシド1.
7gと3−アミノクロ′トン酸 4−ジフェニルメチル
−1−ピペラジノエチルエステル1.9gをトルエン1
0m#に溶解して10時間還流した。
冷後、反応液をシリカゲルクロマトグラフィー(展開液
;酢酸エチル:メタノール−9: l (v/v)、R
f値0.4)に付し、目的とする5 −((4R,6R
)−4,6−シメチルー1.3.2〜ジオキサホスホリ
ナン−2−イル) −1,4−ジヒドロ−2,6−ジメ
チル−4−(3−ニトロフェニル)−3−ピリジンカル
ボン酸 4−ジフェニルメチル−1−ピペラジノエチル
エステル P−オキシド2.3gが得られた。黄色液体
NMR(CDCl 3) ;  δ(ppm): 8.
1〜7.1(1411,m>、 6.2(LH,bro
ads)、 4.9〜4.H611,m)。
2.7〜2.2(16H,m)、 1.75(211,
m)。
1.5〜1.0(611,m) 2−(l−アセチル−2−(3−ニトロフェニル)−エ
チニル) −(4S、6S) −4,6−シメチルー1
.3.2−ジオキサホスホリナン−2〜オキシドを出発
原料として同様な操作を行なって、5−((4S、6S
)−4,6−シメチルー1.3.2−ジオキサホスホリ
ナン−2−イル) −1,4−ジヒドロ−2゜6−シメ
チルー4−(3−ニトロフェニル)−3−ピリジンカル
ボン酸 4−ジフェニルメチル−1−ピペラジノエチル
エステル P−オキシドがが得られた。
(塩酸塩の合成) 上で得られた5〜((4R,6R)−4,6−シメチル
ー1.3.2−ジオキサホスホリナン−2−イル〕−L
4−ジヒドロー2.6−シメチルー4−(3−ニトロフ
ェニル)−3−ピリジンカルボン酸 4−ジフェニルメ
チル−1−ピペラジノエチルエステル P−オキシド 
5.76 gをエタノール28,8gに溶解させ35%
塩酸1.89 gを加えたのち、減圧下で溶媒を留去す
ると黄色粘稠な塩酸塩が得られた。このものの旋光度は
、〔α)   +8.9゜ひ (c = 1.03 、 MeOII>であった。
(光学分割) 上で得られた塩酸塩を、エタノール43gで2回再結晶
すると、(−)−5−((4R,6R) −4,6−ジ
メチル−1,3,2−ジオキサホスホリナン−2−イル
) −1,4−ジヒドロ−2,6−シメチルー4−(3
−ニトロフェニル)−3−ピリジンカルボン酸 4−ジ
フェニルメチル−1−ピペラジノエチルエステル P−
オキシド 2塩酸塩が得られた。
淡黄色結晶  mp  172−177゜〔α)  −
16,8° (c = 0.51 、 MeOll)上
の再結母液を合わせて減圧下で溶媒を留去し残渣の20
倍量(−八)のアセトンで再結した。得られた淡黄色結
晶を再びエタノールに溶解させ減  ・圧下溶媒を留去
した。残渣の20倍量のアセトンで再結すると(+)−
5−((4R,6R)−4,6−シメチルー1.3.2
−ジオキサホスホリナン−2−イル)  ) −1,4
−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェ
ニル)−3−ピリジンカルボン酸4−ジフェニルメチル
−1−ピペラジノエチルエステル P−オキシド 2塩
酸塩が得られた。
淡黄色結晶  mp  159 164°C〔α)  
 +34.8° (c  = 0.51 、  MeO
II)N門R(CDCl i) ; 各種水素原子の該当NMR値(δ) (ppm)を記載
した。
((−)−R,R体〕 ((+)−R,R体) 5− ((4S、6S)−4,6−シメチルー1.3.
2−ジオキサホスホリナン−2−イル)−1,4−ジヒ
ドロ−2,6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)
−3−ピリジンカルボン酸 4−ジフェニルメチル−1
−ピペラジノエチル P−オキシドを出発原料として同
様な操作を行なうと、エタノール液から、(+)−3,
3体が析出し、アセトン液からは(−)−S、3体が析
出した。これらを(+)−3,3体については、エタノ
ールから再結し、(−)−R,R体についてはエタノー
ルに溶解、溶媒留去した後アセトンを添加、アセトンか
ら再結して精製した。
(+)−S、S異性体 淡黄色結晶 mp  172 177℃〔α)  +1
6.9° (c = 0.52 、 MeOH)(−)
−S、S異性体 淡黄色結晶 mp  159−164℃〔α)  −3
4,8° (c = 0.51 、 MeOH)NMR
スペクトルは(+)−5,S異性体が(−)−1?、R
異性体のスペクトルに、また(−)−S、S異性体が(
+)−R,R異性体のスペクトルに全く一致した。
製剤例1:錠剤 成分(1,000錠) 実施例1の(−)−R,R体の塩酸塩    5.0(
g)乳糖       190.0 コーンスターチ           75.0微結晶
セルロース         25.0メチルセルロー
ス          3.0ステアリン酸マグネシウ
ム      2.0300.0 上記成分分量を計り、■型混合機に入れ、均一に混合す
る。この混合粉末を直接打錠法で錠剤とする。−錠当た
りの重量は300■である。
製剤例2:カプセル剤 成分(1,000錠) 実施例1の(−)−R,R体の塩酸塩    5.0(
g)コーンスターチ          145.0微
結晶セルロース         145.0ステアリ
ン酸マグネシウム      5.0300.0 上記成分分量を計り、■型混合機に入れ、均一に混合す
る。この混合粉末を硬カプセルに充填する。lカプセル
当りの内容物は300■である。
製剤例3:シロソプ剤 成分(2%液) 実施例1の(−)−R,12体の塩酸塩    2.0
(g)白  糖                  
      30.0グリセリン          
  5.0香味剤      0.1 96%エタノール           10.Op−
オキシ安息香酸メチル      0.03蒸 溜 水
      全量100.0gにする量白糖および実施
例1の化合物の塩酸塩を60gの温水に溶解した後、冷
却後、グリセリンおよびエタノールに溶解した香味側溶
液を加えた。ついでこの混合物に水を加えて全1100
.0 gにした。
製剤例4:散 剤 実施例1の(−)−R,R体の塩酸塩    1.0(
g)乳糖       88.0 微結晶セルロース          10.0メチル
セルロース          1.0100.0 上記の成分分量を計り、V型混合機に入れ均一に混合し
た。
手続補正書 昭和62年2月 9日 1、事件の表示 昭和61年特許願第213412号 2、発明の名称 光学活性なジヒドロピリジン−5−ホスホン酸エステル 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所(■101)東京都千代田区神田錦町3丁目7番地
14、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 (1)明細書第19頁第3行の「熔解」を「′!!、濁
」に訂正する。
(2)明細♂第19頁第3行の「溶液」を「液」に訂正
する。
(3)明細書第27頁第3行のrNMR(CDI 3>
 Jの前に、「遊離アミンの」を挿入する。
(4)明細書第28頁第6行のrl?、RJをrS、S
 jに訂正する。
(5)明細書第28真下から第6行のrN?IRJO前
に、「遊離アミンの」を挿入する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、ジオキサホスホリナン環の4、6位に置換され
    ている2個のメチル基は互いにトランスの配位になって
    いる。) で表わされる化合物であって、ジヒドロピリジン環の4
    位の不斉炭素にもとづく光学異性体のうち、左旋性の旋
    光度を与える化合物およびその薬理学的に許容される塩
  2. (2)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、ジオキサホスホリナン環の4、6位に置換され
    ている2個のメチル基は互いにトランスの配位になって
    いる。) により表わされる化合物を含有することを特徴とする血
    管拡張剤。
  3. (3)式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、ジオキサホスホリナン環の4、6位に置換され
    ている2個のメチル基は互いにトランスの配位になって
    いる。) により表わされる化合物に式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) により表わされる化合物を反応せしめることを特徴とす
    る、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、ジオキサホスホリナン環の4、6位に置換され
    ている2個のメチル基の配位関係は式(II)と同意味で
    ある。) により表わされる化合物の製法。
  4. (4)式( I −R、R) ▲数式、化学式、表等があります▼( I −R、R) (式中、ジオキサホスホリナン環の4、6位に置換され
    ている2コのメチル基は、(R、R)の配位である。) により表わされる化合物をエタノールに加熱熔解した後
    冷却して、析出物を取得することを特徴とする式( I
    −R、R)により表わされる化合物の左施光性化合物の
    精製法。
  5. (5)式( I −S、S) ▲数式、化学式、表等があります▼( I −S、S) (式中、ジオキサホスホリナン環の4、6位に置換され
    ている2コのメチル基は(S、S)の配位である。) により表わされる化合物エタノールに加熱溶解し、冷却
    して析出物を濾取した後、濾液を乾涸し、乾涸物をアセ
    トンに加熱溶解して、アセトン液から析出せしめること
    を特徴とする式( I )−S、Sにより表わされる化合
    物の左施光性化合物の精製法。
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