JPH0655751B2 - ジヒドロピリジンホスホン酸環状エステル - Google Patents
ジヒドロピリジンホスホン酸環状エステルInfo
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- JPH0655751B2 JPH0655751B2 JP61011255A JP1125586A JPH0655751B2 JP H0655751 B2 JPH0655751 B2 JP H0655751B2 JP 61011255 A JP61011255 A JP 61011255A JP 1125586 A JP1125586 A JP 1125586A JP H0655751 B2 JPH0655751 B2 JP H0655751B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、経口抗高圧作用があり,人間を含めたほ乳動
物の狭心症,脳血行障害,高血圧症等の循環器系疾病の
治療に有用である5−ホスホン酸環状エステル−3−カ
ルボン酸エステル−ジヒドロピリジンに関する。
物の狭心症,脳血行障害,高血圧症等の循環器系疾病の
治療に有用である5−ホスホン酸環状エステル−3−カ
ルボン酸エステル−ジヒドロピリジンに関する。
また,上記化合物を含有することを特徴とする抗高圧剤
および上記化合物の製造法に関する。
および上記化合物の製造法に関する。
(従来の技術) ヨーロッパ特許公開公報0141222号(以下,文献aとい
う。)および0159040号(以下,文献bという。)に本
発明化合物と類似した5−ホスホン酸環状エステル−3
−カルボン酸エステル−ジヒドロピリジン類の記述があ
る。
う。)および0159040号(以下,文献bという。)に本
発明化合物と類似した5−ホスホン酸環状エステル−3
−カルボン酸エステル−ジヒドロピリジン類の記述があ
る。
(発明が解決しようとする問題) 上記文献aとbに記載された化合物より更に経口的抗高
圧活性が高く,作用の持続が長く,心悸昂進が弱い5−
ホスホン酸環状エステル−3−カルボン酸エステル−ジ
ヒドロピリジン類を探索した。
圧活性が高く,作用の持続が長く,心悸昂進が弱い5−
ホスホン酸環状エステル−3−カルボン酸エステル−ジ
ヒドロピリジン類を探索した。
その結果,以外にも本発明化合物群がこれらの条件を満
すと期待されることを見出した。
すと期待されることを見出した。
(問題点を解決するための手段) 本発明の化合物は,一般式(I) 〔式中,Aは1ない4コのC1〜C3アルキル基によっ
て置換されていてもよい1,3−プロピレン基を意味
し; X1,X2の一方が水素原子であり,残りの一方がニト
ロ基,ハロゲン基またはトルフルオロメチル基であると
きは,YはY1を意味し,更にY1はC13〜C20のアル
キル基, (R1はC1〜C3のアルキル基であり,DはC2〜C
6のアルキレン基である),−D−N(R2)2(R2は無置換
のまたはメチル基によって置換されたシクロペンチルま
たはシクロヘキシル基である), (Bは,芳香族基またはアラルキル基によって置換され
た1,5−ペンチレン基または1,4−ブチレン基であ
る), (は0または1であり,mは2または3である), (R3は1ケまたは2ケの芳香族基によって置換された
アルキル基である), (D,R1は上述と同意味である),-CH2CH2CN, (R1,R3は上述と同意味であり,Kは3または4で
ある) または (R3は上述と同意味である)であり, であるときは,YはY1(Y1は上述と同意味である)
またはY2であり,Y2は (D,R3は上述と同意味である)であり, であるときは,YはY1,Y2(Y1とY2は上述と同
意味である)またはY3であり、Y3は (R4,R5は,C1〜C6のアルキル基,芳香族基ま
たは1ケまたは2ケの芳香族基によって置換されたアル
キル基であり,Dは上述と同意味である)である。〕で
示される化合物または可能な場合はその薬理的に許容さ
れる塩である。
て置換されていてもよい1,3−プロピレン基を意味
し; X1,X2の一方が水素原子であり,残りの一方がニト
ロ基,ハロゲン基またはトルフルオロメチル基であると
きは,YはY1を意味し,更にY1はC13〜C20のアル
キル基, (R1はC1〜C3のアルキル基であり,DはC2〜C
6のアルキレン基である),−D−N(R2)2(R2は無置換
のまたはメチル基によって置換されたシクロペンチルま
たはシクロヘキシル基である), (Bは,芳香族基またはアラルキル基によって置換され
た1,5−ペンチレン基または1,4−ブチレン基であ
る), (は0または1であり,mは2または3である), (R3は1ケまたは2ケの芳香族基によって置換された
アルキル基である), (D,R1は上述と同意味である),-CH2CH2CN, (R1,R3は上述と同意味であり,Kは3または4で
ある) または (R3は上述と同意味である)であり, であるときは,YはY1(Y1は上述と同意味である)
またはY2であり,Y2は (D,R3は上述と同意味である)であり, であるときは,YはY1,Y2(Y1とY2は上述と同
意味である)またはY3であり、Y3は (R4,R5は,C1〜C6のアルキル基,芳香族基ま
たは1ケまたは2ケの芳香族基によって置換されたアル
キル基であり,Dは上述と同意味である)である。〕で
示される化合物または可能な場合はその薬理的に許容さ
れる塩である。
また、一般式(I)で示される化合物は1ケ以上の不整炭
素原子を有するが,本発明はこれらの光学異性体の全て
をも包含する。
素原子を有するが,本発明はこれらの光学異性体の全て
をも包含する。
次に,各置換基について更に具体的に説明する。なお,
本発明は下記の具体例によって限定されるものではな
い。
本発明は下記の具体例によって限定されるものではな
い。
Aは,1ないし4コのメチル基によって置換されていて
もよい1,3−プロピレン基を意味する。その具体例と
しては,-CH2C(CH3)2CH2-,-C(CH3)2CH2C(CH3)2-等が挙
げられる。
もよい1,3−プロピレン基を意味する。その具体例と
しては,-CH2C(CH3)2CH2-,-C(CH3)2CH2C(CH3)2-等が挙
げられる。
X1,X2の具体例としては,水素原子,塩素原子,フ
ッ素原子,臭素原子,ヨウ素原子,トリフルオロメチル
基またはジフルオロメトキシ基,更に として が挙げられる。
ッ素原子,臭素原子,ヨウ素原子,トリフルオロメチル
基またはジフルオロメトキシ基,更に として が挙げられる。
R1の具体例としては,メチル基,エチル基,プロピル
基,イソプロビル基等,が挙げられる。
基,イソプロビル基等,が挙げられる。
Dの具体例としては無置換のまたは1乃至2コのメチル
基またはエチル基によって置換された炭素鎖数2乃至6
コのアルキレン基が挙げられる。
基またはエチル基によって置換された炭素鎖数2乃至6
コのアルキレン基が挙げられる。
Bの具体例としては,フェニル基またはベンジル基によ
って置換された1,5−ベンチレン基または1,4−ブ
チレン基が挙げられる。
って置換された1,5−ベンチレン基または1,4−ブ
チレン基が挙げられる。
R3の具体例としは,無置換のまたは置換されたベンゼ
ン環の1乃至2コによって置換されたメチル基,エチル
基,n−プロピル基等が挙げられる。
ン環の1乃至2コによって置換されたメチル基,エチル
基,n−プロピル基等が挙げられる。
R4,R5の例としては,炭素数1から6のアルキル
基,無置換のまたは置換された5〜6員環の含窒素,含
酸素または含硫黄芳香環またはベンゼン環,更にこれら
芳香環1乃至2コによって置換された炭素数1乃至4の
アルキル基が挙げられる。
基,無置換のまたは置換された5〜6員環の含窒素,含
酸素または含硫黄芳香環またはベンゼン環,更にこれら
芳香環1乃至2コによって置換された炭素数1乃至4の
アルキル基が挙げられる。
R4,R5の更に具体的な例としては,直鎖のまたは分
枝した炭素数1乃至6のアルキル基,ベンジル基,β−
フェネチル基およびγ−フェニルプロピル基が挙げられ
る。
枝した炭素数1乃至6のアルキル基,ベンジル基,β−
フェネチル基およびγ−フェニルプロピル基が挙げられ
る。
更に,Yの例を具体的に挙げる。(以下Phはフェニル基
を意味する。)Y1の例としては炭素数13乃至16のアル
キル基, が挙げられる。
を意味する。)Y1の例としては炭素数13乃至16のアル
キル基, が挙げられる。
Y2の例としては, が挙げられる。
Y3の例としては, -(CH2)3N(Ph)2または-(CH2)3N(CH2Ph)2が挙げられる。
本発明化合物は下記のスキーム1に従って合成される。
〔スキーム1〕 (スキーム1中のA,X1,X2およびYは一般式(I)
の説明と同意味である。) 本発明は,スキーム1によって示されるように一般式(I
I)によって示される化合物に,一般式(III)によって示
される化合物を不活性溶媒中反応させることを特徴とす
る一般式(I)の製造法にも関する。
の説明と同意味である。) 本発明は,スキーム1によって示されるように一般式(I
I)によって示される化合物に,一般式(III)によって示
される化合物を不活性溶媒中反応させることを特徴とす
る一般式(I)の製造法にも関する。
原料化合物(II)は既知の技術を応用することによってア
セトニルホスホン酸環状エステル(a)とベズアルデヒド
類との反応から得ることができ、原料化合物(III)は対
応するカルボニル化合物とアンモニアとの反応で容易に
得られる。原料化合物(III)は対応するカルボニル化合
物とアンモニアを混合することで反応系内で生成させて
もよく,必ずしも単離する必要はない。
セトニルホスホン酸環状エステル(a)とベズアルデヒド
類との反応から得ることができ、原料化合物(III)は対
応するカルボニル化合物とアンモニアとの反応で容易に
得られる。原料化合物(III)は対応するカルボニル化合
物とアンモニアを混合することで反応系内で生成させて
もよく,必ずしも単離する必要はない。
不活性溶媒とは,メタノール,エタノール,プロパノー
ル,イソプロパノールなどのアルコール系溶媒,1,2
−ジメトキシエタン,THFなどのエーテル系溶媒,ベ
ンゼン,トルエン,キシレンなどの芳香族炭化水素系溶
媒,アセトニトリル,ベンゾニトリルなどのニトリル系
溶媒,DAM,DMF,N−メチルピロリドンなどのア
ミド系溶媒,DMSOやスルホランなどのスルホキシド
系溶媒,酢酸エチルやブチロラクトンなどのエステル系
溶媒の他にピリジンなども利用することが可能である。
ル,イソプロパノールなどのアルコール系溶媒,1,2
−ジメトキシエタン,THFなどのエーテル系溶媒,ベ
ンゼン,トルエン,キシレンなどの芳香族炭化水素系溶
媒,アセトニトリル,ベンゾニトリルなどのニトリル系
溶媒,DAM,DMF,N−メチルピロリドンなどのア
ミド系溶媒,DMSOやスルホランなどのスルホキシド
系溶媒,酢酸エチルやブチロラクトンなどのエステル系
溶媒の他にピリジンなども利用することが可能である。
反応は,室温〜200℃の間,好ましくは60〜140
℃の間で,1時間〜100時間,好ましくは5時間〜2
0時間加温することによって行なわれる。
℃の間で,1時間〜100時間,好ましくは5時間〜2
0時間加温することによって行なわれる。
本発明化合物は,下述の発明の効果の試験例に示したよ
うに経口的抗高圧作用を示すので,血管拡張によるほ乳
動物の狭心症,脳血行障害,高血圧症等の循環器系疾病
の治療に有用である。
うに経口的抗高圧作用を示すので,血管拡張によるほ乳
動物の狭心症,脳血行障害,高血圧症等の循環器系疾病
の治療に有用である。
本発明化合物を,上記治療の目的に使用する場合,この
種のジヒドロピリジン類と,薬学的に,または獣医学的
に許容可能の希釈剤または坦体とからなる薬学的また獣
医学的組成物に形成される。
種のジヒドロピリジン類と,薬学的に,または獣医学的
に許容可能の希釈剤または坦体とからなる薬学的また獣
医学的組成物に形成される。
これらの組成物は経口投与に適した形たとえば錠剤また
はカプセネル剤,経皮投与に適した形たとえば軟膏また
は湿布剤,吸入剤に適した形たとえばスプレーに適した
エアロゾルまたは溶液,非経口投与に適した形たとえば
注射剤として使用するのに適した無菌の水溶液剤,また
は肛門または膣,直腸等内に使用するのに適した坐剤の
形で使用することができる。
はカプセネル剤,経皮投与に適した形たとえば軟膏また
は湿布剤,吸入剤に適した形たとえばスプレーに適した
エアロゾルまたは溶液,非経口投与に適した形たとえば
注射剤として使用するのに適した無菌の水溶液剤,また
は肛門または膣,直腸等内に使用するのに適した坐剤の
形で使用することができる。
本発明化合物を含有する上記組成物は,全組成物の重量
に対して,本発明化合物を約0.1〜99.5%,好ま
しくは約0.5〜95%を含有する。
に対して,本発明化合物を約0.1〜99.5%,好ま
しくは約0.5〜95%を含有する。
本発明化合物にまたは本発明化合物を含有する組成物に
加えて,他の薬学的にまたは獣医学的に活性な化合物を
含ませることができる。また,これらの組成物は本発明
化合物の複数を含ませることができる。
加えて,他の薬学的にまたは獣医学的に活性な化合物を
含ませることができる。また,これらの組成物は本発明
化合物の複数を含ませることができる。
本発明化合物を含有する薬物の1日当りの投薬量は、治
療する症状の種類と程度および個人差(年令,性別,感
受性等)によって差がある。静脈内投与による1日当り
の投薬量は,体重1kg当り活性成分0.0001〜10
mg,好ましくは0.0005〜1mgである。経口投与お
よび経皮投与による1日当りの投薬量は同様に,体重1
kg当り活性成分0.001〜100mgである。また,
膣,直腸等内に坐薬の形で投与する場合の1日当りの投
薬量は,体重1kg当り活性成分0.001〜200mg,
好ましくは0.005〜100mgである。吸入剤の活性
成分の含有量は0.1〜10%好ましくは0.1〜2%
である。これら1日当りの投薬量を必要に応じて,1日
当り2回以上に分けて投与することができる。
療する症状の種類と程度および個人差(年令,性別,感
受性等)によって差がある。静脈内投与による1日当り
の投薬量は,体重1kg当り活性成分0.0001〜10
mg,好ましくは0.0005〜1mgである。経口投与お
よび経皮投与による1日当りの投薬量は同様に,体重1
kg当り活性成分0.001〜100mgである。また,
膣,直腸等内に坐薬の形で投与する場合の1日当りの投
薬量は,体重1kg当り活性成分0.001〜200mg,
好ましくは0.005〜100mgである。吸入剤の活性
成分の含有量は0.1〜10%好ましくは0.1〜2%
である。これら1日当りの投薬量を必要に応じて,1日
当り2回以上に分けて投与することができる。
本発明化合物を含有する上記組成物は,常法で製造する
ことができ,かつ常用の賦形剤を配合することができ
る。
ことができ,かつ常用の賦形剤を配合することができ
る。
(実施例,試験例,製剤例) 以下に本発明を実施例,製剤例および試験例によりさら
に具体的に説明するが,本発明の範囲はこれらに制限さ
れるものではない。なお,下記構造式中のPhはフェニル
基を意味する。
に具体的に説明するが,本発明の範囲はこれらに制限さ
れるものではない。なお,下記構造式中のPhはフェニル
基を意味する。
実施例1 5−(2,2−ジメチルトリメチレンジオキシホスフィ
ニル)−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸 2
−(N−(1−インダニル)−N−メチル)−アミノエ
チルエステルの合成 環状(2,2−ジメチルトリメチレン)α−アセチル−
3−ニトロスチリルホスホネート1.0gに3−アミノ
クロトン酸2−(N−(1−インダニル)−N−メチ
ル)−アミノエチルエステル0.82gをトルエン20
mに溶解し,7時間還流した。溶媒を減圧下留去し,
残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:
酢酸エチル)に付し,表記化合物を得た。
ニル)−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸 2
−(N−(1−インダニル)−N−メチル)−アミノエ
チルエステルの合成 環状(2,2−ジメチルトリメチレン)α−アセチル−
3−ニトロスチリルホスホネート1.0gに3−アミノ
クロトン酸2−(N−(1−インダニル)−N−メチ
ル)−アミノエチルエステル0.82gをトルエン20
mに溶解し,7時間還流した。溶媒を減圧下留去し,
残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:
酢酸エチル)に付し,表記化合物を得た。
以下同様な方法で実施例2〜47の化合物を得た。得ら
れた化合物の構造,収率,性状,及びマススペクトルを
表1〜4に掲載した。
れた化合物の構造,収率,性状,及びマススペクトルを
表1〜4に掲載した。
製剤例1:錠剤 上記成分分量を計り,V型混合機に入れ,均一に混合す
る。この混合粉末を直接打錠法で錠剤とする。一錠当た
りの重量は300mgである。
る。この混合粉末を直接打錠法で錠剤とする。一錠当た
りの重量は300mgである。
製剤例2:カプセル剤 上記成分分量を計り,V型混合機に入れ,均一に混合す
る。この混合粉末を硬カプセルに充填する。1カプセル
当りの内容物は300mgである。
る。この混合粉末を硬カプセルに充填する。1カプセル
当りの内容物は300mgである。
製剤例3:シロップ剤 成分(2%液) 実施例1の化合物の塩酸塩 2.0(g) 白 糖 30.0 グリセリン 5.0 香味剤 0.1 96%エタノール 10.0 p−オキシ安息香酸メチル 0.03 蒸留水 全量100.0gにする量 白糖および実施例1の化合物の塩酸塩を60gの温水に
溶解した後,冷却後,グリセリンおよびエタノールに溶
解した香味剤溶液を加えた。ついでこの混合物に水を加
えて全量100.0gにした。
溶解した後,冷却後,グリセリンおよびエタノールに溶
解した香味剤溶液を加えた。ついでこの混合物に水を加
えて全量100.0gにした。
製剤例4:散剤 上記の成分分量を計り,V型混合機に入れ均一に混合し
た。
た。
(発明の効果) (i)降圧作用 自然発生高血圧ラット(SHR)に対し,化合物を経口
投与し,血圧は尾動脈から悲観血的に測定した。結果を
表5に記載した。
投与し,血圧は尾動脈から悲観血的に測定した。結果を
表5に記載した。
(ii)急性毒性試験 一群の5匹のddyマウス を用い経口投与による7日後の致死率からリッチフィー
ルド・ウィルコクソン法によってLD50を算出した。結果
を表5に示した。
ルド・ウィルコクソン法によってLD50を算出した。結果
を表5に示した。
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(I) 〔式中、Aは1ないし4コのC1〜C3アルキル基によ
って置換されていてもよい1,3−プロピレン基を意味
し; X1、X2の一方が水素原子であり、残りの一方がニト
ロ基、ハロゲン基またはトリフルオロメチル基であると
きは、YはY1を意味し、 更にT1はC13〜C20のアルキル基、 (R1はC1〜C3のアルキル基であり、DはC2〜C
6のアルキレン基である)、−D−N(R2)2(R2は無置換
のまたはメチル基によって置換されたシクロペンチルま
たはシクロヘキシル基である)、 (Bは、芳香族基またはアラルキル基によって置換され
た1,5−ペンチレン基または1,4−ブチレン基であ
る)、 (1は0または1であり、mは2または3である)、 (R3は1ケまたは2ケの芳香族基によって置換された
アルキル基である)、 (D、R1は上述と同意味である)、 -CH2CH2CN、 (R1、R3は上述と同意味であり、kは3または4で
ある) (R3は上述と同意味である)であり、 であるときは、YはY1(Y1は上述と同意味である)
またはY2であり、Y2は (D、R3は上述と同意味である)であり、 であるときは、YはY1、Y2(Y1とY2は上述と同
意味である)またはY3であり、Y3は (R4、R5はC1〜C6のアルキル基、芳香族基また
は1ケまたは2ケの芳香族基によって置換されたアルキ
ル基であり、Dは上述と同意味である)である。〕で示
される化合物または可能な場合はその薬理的に許容され
る塩。 - 【請求項2】一般式(II) 〔式中、Aは1ないし4コのC1〜C3アルキル基によ
って置換されていてもよい1,3−プロピレン基を意味
し; X1、X2の一方が水素原子のとき、残りの一方がニト
ロ基、ハロゲン基、もしくはトリフルオロメチル基を表
すか、X1が水素原子でかつX2がジフルオロメトキシ
基を表すか、X1、X2の両者がハロゲンを表すか、ま
たはX1とX2が一緒になって両者が結合するフェニル
基とともに を表す。〕 で示される化合物と、 一般式(III) 〔式中Yは、 X1、X2の一方が水素原子であり、残りの一方がニト
ロ基、ハロゲン基またはトリフルオロメチル基であると
きは、YはY1を意味し、 更にY1はC13〜C20のアルキル基、 (R1はC1〜C3のアルキル基であり、DはC2〜C
6のアルキレン基である)、−D−N(R2)2(R2は無置換
のまたはメチル基によって置換されたシクロペンチルま
たはシクロヘキシル基である)、 (Bは、芳香族基またはアラルキル基によって置換され
た1,5−ペンチレン基または1,4−ブチレン基であ
る)、 (1は0または1であり、mは2または3である)、 (R3は1ケまたは2ケの芳香族基によって置換された
アルキル基である)、 (D、R1は上述と同意味である)、-CH2CH2CN、 (R1、R3は上述と同意味であり、kは3または4で
ある) (R3は上述と同意味である)であり、 であるときは、YはY1(Y1は上述と同意味である)
またはY2であり、Y2は (D、R3は上述と同意味である)であり、 であるときは、YはY1、Y2(Y1とY2は上述と同
意味である)またはY3であり、Y3は (R4、R5はC1〜C6のアルキル基、芳香族基また
は1ケまたは2ケの芳香族基によって置換されたアルキ
ル基であり、Dは上述と同意味である)である。〕で示
される化合物とを反応させることを特徴とする一般式
(I) (式中、A、X1、X2およびYは上述と同意味であ
る。) で示される化合物の製造法。 - 【請求項3】一般式(I) 〔式中、Aは1ないし4コのC1〜C3アルキル基によ
って置換されていてもよい1,3−プロピレン基を意味
し; X1、X2の一方が水素原子であり、残り一方がニトロ
基、ハロゲン基またはトリフルオロメチル基であるとき
は、YはY1を意味し、 更にY1はC13〜C20のアルキル基、 (R1はC1〜C3のアルキル基であり、DはC2〜C
6のアルキレン基である)、−D−N(R2)2(R2は無置換
のまたはメチル基によって置換されたシクロペンチルま
たはシクロヘキシル基である)、 (Bは、芳香族基またはアラルキル基によって置換され
た1,5−ペンチレン基または1,4−ブチレン基であ
る)、 (1は0または1であり、mは2または3である)、 (R3は1ケまたは2ケの芳香族基によって置換された
アルキル基である)、 (D、R1は上述と同意味である)、-CH2CH2CN、 (R1、R3は上述と同意味であり、kは3または4で
ある) (R3は上述と同意味である)であり、 であるときは、YはY1(Y1は上述と同意味である)
またはY2であり、Y2は (D、R3は上述と同意味である)であり、 であるときは、YはY1、Y2(Y1とY2は上述と同
意味である)またはY3であり、Y3は (R4、R5はC1〜C6のアルキル基、芳香族基また
は1ケまたは2ケの芳香族基によって置換されたアルキ
ル基であり、Dは上述と同意味である)である。〕で示
される化合物または可能な場合はその薬理的に許容し得
る塩から選ばれた1種または2種以上を含有することを
特徴とする循環器系障害改善薬。
Priority Applications (21)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61011255A JPH0655751B2 (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | ジヒドロピリジンホスホン酸環状エステル |
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