JPH0379359B2 - - Google Patents

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JPH0379359B2
JPH0379359B2 JP58177710A JP17771083A JPH0379359B2 JP H0379359 B2 JPH0379359 B2 JP H0379359B2 JP 58177710 A JP58177710 A JP 58177710A JP 17771083 A JP17771083 A JP 17771083A JP H0379359 B2 JPH0379359 B2 JP H0379359B2
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carbon atoms
formula
alkyl group
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Kyotomo Seto
Sakuya Tanaka
Ryozo Sakota
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Nissan Chemical Corp
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Priority to EP84111187A priority patent/EP0141222B1/en
Priority to EP84111185A priority patent/EP0141221A1/en
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【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式() 〔式中、XはO、CH=NまたはCH=CHを意
味する。 R2、R3は同一または相異なる炭素数1ない
し16のアルキル基を意味する。 または、R2はR3は一緒になつて、炭素数1
ないし6によつて任意に置換されていてもよい
1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基ま
たは1,4−ブチレン基を意味する。 R4はメチル基、フエニル基またはスチリル
基を意味する。 R5は炭素数1ないし6のアルキル基または
−A−N(R6)(R7){Aは炭素数1ないし6の
アルキレンを意味し、R6、R7は同一または相
異なり、水素原子、炭素数1ないし6のアルキ
ル基、フエニル基、またはベンジル基を意味す
る。} を意味する。 R1はX,R2,R3,R4の種類によつて意味が
異なり、 (a) XがOまたはCH=Nの場合、R4がフエニル
基またはスチリル基の場合、R2またはR3の少
なくとも一つが炭素数11ないし16のアルキル基
の場合、またはR2とR3が一緒になつて、炭素
数1ないし6によつて任意に置換されていても
よい1,2−エチレン基、1,3−プロピレン
基または1,4−ブチレン基を意味する場合の
いずれか一つでも条件を満足する時、R1は水
素原子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、フ
ツ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等
のハロゲン原子、水酸基、ニトリル基、炭素数
1ないし6のアルキル基、R8(R9)N−{R8
R9は同一または相異なり、水素原子または炭
素数1ないし6のアルキル基を意味する。}、
HC(O)NH−、R8C(O)NH−、R8C(O)
−、R8C(O)O−、R8S(O)n{nは0,1
または2を意味する。}またはR8OC(O)−を
意味する。 (b) XがCH=CHで、かつR4がメチル基であり、
さらにR2,R3のいずれも炭素数1ないし10の
アルキル基である場合には、R1は炭素数1な
いし6のアルキル基またはアルコキシ基を意味
する。 なお、上記の化合物群から下記構造式()−
2によつて示される化合物は除かれる。〕 で示される化合物群及び塩基性の窒素原子を有す
る場合の一般式()で示される化合物の医薬的
に許容されうる塩に関する発明である。 〔式中、Bは水素原子またはメトキシ基を意味
する。〕 なお、一般式()で示される化合物には、光
学異性体やジアステレオマー等が存在する場合が
あるが、本発明は、これら及びこれらのうちの塩
基性の窒素原子を有する場合の化合物の医薬的に
許容されうる塩も包含する。 また、本発明は一般式()で示される化合物
またはその塩の製造法に関するものである。 一般式() 〔式中、X,R1,R2,R3及びR4は上述の一般
式()の説明と同じ意味である。〕 で示されるホスホネート誘導体と一般式() 〔式中、R5は、上述の一般式()の説明と
同じ意味である。〕 で示される化合物を不活性溶媒中で反応させると
一般式()で表されるジヒドロピリジン−5−
ホスホネート誘導体を得ることができる。 原料化合物()は既知の技術を応用すること
によつてβ−ケトホスホネート誘導体とアルデヒ
ドとの反応から得ることができ、原料化合物
()は対応するカルボニル化合物とアンモニア
との反応で容易に得られる。原料化合物()は
対応するカルボニル化合物とアンモニアを混合す
ることで反応系内で生成させてもよく、必ずしも
単離する必要はない。 また、一般式()で表されるジヒドロピリジ
ン−5−ホスホネート誘導体は、一般式() 〔式中、R2,R3及びR4は上述の一般式()
の説明と同じ意味である。〕 で示される化合物と一般式() 〔式中、X,R1及びR5は、上述の一般式()
の説明と同じ意味である。〕 で示される化合物を不活性溶媒中で反応させても
得ることができる。 原料化合物()及び()は、既知である
か、又は未知であつても既存の技術を応用するこ
とによつてβ−ケトホスホネート誘導体とアンモ
ニアの反応から得ることができる。 不活性溶媒とはメタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノールなどのアルコール系
溶媒、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロ
トルフランなどのエーテル系溶媒、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、ア
セトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶
媒、N−ジメチルアセトアミド、ジメチルホルム
アミド、N−メチルピロリドンなどのアミド系溶
媒、ジメチルスルホキシド、スルホラン等のスル
ホキシド系溶媒、酢酸エチルや、ブチロラクトン
等のエステル系溶媒の他にピリジン等も利用する
ことが可能である。 反応は、室温〜200℃の間、好ましは60〜140℃
の間で、1〜100時間、好ましくは5〜20時間加
熱することによつて行われる。 1,4−ジヒドロピリジン類は、カルシウム拮
抗作用により、平滑筋及び心筋の収縮を抑制させ
るので、冠疾患、脳疾患、高血圧症及び不整脈の
治療に使用できることが知られている(A.
Fleckenstein,Annu.Rev.Pharmacol.
Toxicol.17,149−166(1977)参照)。 しかし、既存薬または開発中の1,4−ジヒド
ロピリジン類は3,5位がカルボン酸エステル基
によつて置換されたものが大部分である。また、
これらの1,4−ジヒドロピリジン類には、いろ
いろの副作用(たとえば心悸亢進、体液貯留等)
があり、また、効力の持続時間も比較的短い。 本発明者らは、ジヒドロピリジン類について検
討した。その結果、以外にも本発明化合物のジヒ
ドロピリジン−5−ホスホネート誘導体がカルシ
ウム拮抗作用により心筋の収縮を抑制させるだけ
でなく、既存のジヒドロピリジン類の上述の諸副
作用を伴わないことを発見した。 本発明化合物の長所を以下に記した。 1 カルシウム拮抗作用により、平滑筋及び心筋
の収縮を抑制させるので、冠疾患、脳疾患及び
高血圧症の治療に使用できる。 2 毒性が低い。 3 利尿作用があるので、体液が貯留しにくく活
性発現が容易である。 4 従来薬よりも効力の持続時間が、長い。 ヒドララジン(Hydralazine)のごとき血管拡
張剤は、投与初期においては明確な降圧作用を示
すが、次第に増加する体液の貯留のため、その効
果は減弱するので、単独で降圧剤として用いられ
ることは少なく、利尿剤等と併用されることが多
い。しかし、本発明化合物は本来の血管拡張作用
と共に強い利尿作用を併せもつており(試験例2
を参照)、この血管拡張剤の大きな欠点をみごと
に解決している。 また、本発明化合物は既存の1,4−ジヒドロ
ピリジン系薬剤であるニフエジピン
(NifedIpine)やニカルジピン(Nicardipine)に
比較して強い経口活性を有し(試験例1を参照)
毒性も低下している等、数々の特長を有してお
り、医薬品の活性成分として利用価値が極めて高
い。 ジヒドロピリジン−5−ホスホネート誘導体に
ついては、数件の文献に記載があるが、それらは
本発明の構成を予測させるものではない。即ち、
エー・アイ・ラズモフ(A.I.Razumov)らは、
ジヒドロピリジン−4−アルキル−5−ホスホネ
ート誘導体を合成し〔ズルナール・オブシチエ
イ・キミー(Zh.obshch.Khim.)47,1190−1191
(1977)及びibid.51,547−552(1981)〕、また、
フオン・ケイ・イスライブ(Von K.Issleib)ら
はジヒドロピリジン−4−アリル−5−ホスホネ
ート誘導体〔さらには具体的には、ジエチル
2,6−ジメチル−4−フエニル−3−エトキシ
カルボニル−1,4−ジヒドロピリジン−5−ホ
スホネート及びジエチル 2,6−ジメチル−4
−(4−メトキシフエニル)−3−エトキシカルボ
ニル−1,4−ジヒドロピリジン−5−ホスホネ
ートの2種類のみの1,2−ジヒドロピリジン−
4−アリル−5−ホスホネートである。〕を合成
〔ジヤーナル・ヒユール・プラクテイシエ・ヒエ
ミー(J.Prakt.Chem.)318巻、207−220(1976)〕
しているが、いずれの文献にも薬理活性を予測さ
せる記載はない。また、日本特許公開公報:特開
昭58−26872号には、1,4−ジヒドロピリジン
−5−ホスホネート誘導体の記載があるが、この
特許出願の明細書には、1,4−ジヒドロピリジ
ン−5−ホスホネート誘導体を具体的に合成した
実施例の記載または具体的に試験した生理活性試
験例の記載がない。本発明化合物は、上述のよう
にカルシウム拮抗作用により、平滑筋及び心筋の
収縮を抑制させるので、哺乳動物の冠疾患、脳疾
患、高血圧症の治療に有用である。 本発明化合物を、上記疾患の治療に使用する場
合、この種のジヒドロピリジン類と、薬学的に、
または獣医学的に許容可能の希釈剤または担体と
からなる薬学的または獣医学的組成物に形成され
る。 これらの組成物は経口投与に適した形例えば錠
剤またはカプセル剤、経皮吸収に適した形例えば
軟膏または湿布剤、吸収剤に適した形例えばスプ
レーに適したエアロゾルまたは溶液、非経口投与
に適した形例えば注射剤として使用するのに適し
た無菌の水溶液剤、または肛門、膣または直腸等
に使用するのに適した坐剤の形で使用することが
できる。 本発明化合物を含有する上記組成物は、全組成
物の重量に対して、本発明化合物を約0.1〜99.5
%、好ましくは約0.5〜95%を含有する。 本発明化合物にまたは本発明化合物を含有する
組成物に加えて、他の薬学的にまたは獣医学的に
活性な化合物を含ませることができる。また、こ
れらの組成物は本発明化合物の複数を含ませるこ
とができる。 本発明化合物を含有する薬物の1日当りの投薬
量は、治療する症状の種類と程度及び個人差(年
令、性別、感受性等)によつて差がある。静脈内
投与による1日当りの投薬量は、体重1Kg当り活
性成分0.0001〜1mg、好ましくは0.0005〜1mgで
ある。経口投与および経皮投与による1日当りの
投薬量は同様に、体重1Kg当り活性成分0.001〜
100mgである。また、膣、直腸等内に坐剤の形で
投与する場合の1日当りの投薬量は、体重1Kg当
り活性成分0.001〜200mg、好ましくは0.005〜100
mgである。吸入剤の活性成分の含有量は0.1〜10
%、好ましくは0.1〜2%である。 これら1日当りの投薬量は必要に応じて、1日
当り2回以上に分けて投与することができる。 本発明化合物を含有する上記組成物は、常法で
製造することができ、かつ常用の賦形剤を配合す
ることができる。 試験例1 経口投与による降圧作用 自然発生高血圧ラツト(SHR)に対し、化合
物を経口投与し、血圧は尾動脈から非観血的に測
定した。結果を表1に示した。
【表】
【表】 試験例2 利尿作用 SD系ラツトを16時間絶食後、被検化合物を経
口投与したのち水負荷(25ml/Kg)し、直ちに代
謝ケージに入れた。投与後4時間までの自然排泄
尿を集めて計量し、Na+は炎光光度計により測定
した。結果を表2に示した。
【表】 以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれらに制限されるも
のではない。 実施例 1 ジエチル 3−(N−ベンジル−N−メチル−
β−アミノエトキシカルボニル)−1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−4−(2−メチル
フエニル)−ピリジン−5−ホスホネートの合
成 ジエチル α−アセチル−2−メチル−スチリ
ルホスホネート1.48gと3−アミノクロトン酸ー
β−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)エチル
1.24gをトルエン30mlに溶解し、10時間還流した。
この間、生成する水は共沸脱水法によつて除去し
た。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーによつて精製して表記化
合物を得た。 収率 58%,褐色油状物. MS,m/e(強度比)91(34),134(100),148
(92), 288(50),435(38),526(13). NMR(CDCl3)δ7.53〜6.89(10H,m),5.92 (1H,broad s),4.86(1H,d,J=12
Hz), 4.27〜2.90(6H,m),3.45(2H,s),2.60 (2H,t,J=7Hz),2.30(6H,s),
2.16 (3H,s),1.37〜0.80(6H,m). 対応するジエチル α−アセチル−置換スチリ
ルホスホネートを用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、実施例2〜6の化合物が得ら
れた。 実施例 2 ジエチル 3−(N−ベンジル−N−メチル−
β−アミノエトキシカルボニル)−1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−メチル
フエニル)−ピリジン−5−ホスホネートの合
成 収率 53%,黄色油状物. MS,m/e(強度比)134(65),147(100),148 (92),288(61),378(30),435(25) 526(23). NMR(CDCl3)δ7.23(5H,s),7.16〜6.80 (4H,m),6.39(1H,broad s),4.63
(1H, d,J=12Hz),4.31〜3.16(6H,m),
3.49 (2H,s),2.63(2H,t,J=7Hz),
2.27(6H, s),2.19(3H,s),1.22〜0.88(6H,
m). 実施例 3 ジエチル 3−(N−ベンジル−N−メチル−
β−アミノエトキシカルボニル)−1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−4−(4−メチル
フエニル)−ピリジン−5−ホスホネートの合
成 収率 50%,黄色油状物. MS,m/e(強度比)134(72),147(100),148 (80),288(56),378(40),435(18) 526(20). NMR(CDCl3)δ7.46〜6.84(10H,m),6.12 (1H,broad s),4.63(1H,d,J=12
Hz), 4.31〜3.14(6H,m),3.49(2H,s),2.65 (2H,t,J=7Hz),2.28(3H,s),
2.22(3H,s), 2.20(3H,s),1.37〜0.83(6H,m). 実施例 4 ジエチル 3−(N−ベンジル−N−メチル−
β−アミノエトキシカルボニル)−1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−4−(2−メトキ
シフエニル)−ピリジン−5−ホスホネートの
合成 収率 54%,黄色油状物. MS,m/e(強度比)134(68),147(95),148 (100),288(87),395(70),435(58) 542(25). NMR(CDCl3)δ7.38〜6.63(10H,m),5.95 (1H,broad s),5.03(1H,d,J=12
Hz), 4.25〜3.07(6H,m),3.71(3H,s),3.49 (2H,s),2.61(2H,t,J=7Hz),
2.24(6H,s), 7.20(3H,s),1.23(3H,t,J=8Hz),
0.89 (3H,t,8Hz) 実施例 5 ジエチル 3−(N−ベンジル−N−メチル−
β−アミノエトキシカルボニル)−1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−4−(2−フリル)
−ピリジン−5−ホスホネートの合成 収率 49% MS,m/e(強度比)134(86),147(100),148 (81),218(17),502(25). NMR(CDCl3)δ7.25(5H,s),7.16(1H,broad s),6.20(1H,broad s),6.22〜6.10
(1H,m), 6.06〜5.93(1H,m),4.88(1H,d,J=
12Hz), 4.22(2H,t,J=7Hz),4.09〜3.56
(4H,m), 3.51(2H,s),2.69(2H,t,J=7Hz),
2.30(3H, s),2.21(6H,s),1.22(3H,t,J=
7Hz),1.11 (3H,t,J=7Hz). 実施例 6 ジエチル 3−(N−ベンジル−N−メチル−
β−アミノエトキシカルボニル)−1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−4−(2−ピリジ
ル)−ピリジン−5−ホスホネートの合成 収率 40%. MS,m/e(強度比)91(51),148(100),288 (90),367(58),435(33),513(8). NMR(CDCl3)δ8.70〜8.32(2H,m),7.54〜 6.87(2H,m),7.20(5H,s),4.91(1H,
d, J=10Hz),4.29〜3.55(6H,m),3.44
(2H,s), 2.57(2H,t,J=5Hz),2.20(3H,s),
2.13 (3H,s),2.11(3H,s),1.30〜0.84
(6H,m). 実施例 7 ジエチル 3−メトキシカルボニル−1,4−
ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(o−メト
キシフエニル)−ピリジン−5−ホスホネート
の合成 o−メトキシベンズアルデヒド2.4g(20mmol)、
ジエチル アセトニルホスホネート3.88g
(20mmol)及びピペリジン0.1mlをベンゼン30ml
に溶解して15時間還流した後3−アミノクロトン
酸メチル2.53g(22mmol)を加えて、更に34時間
還流した。この間生成する水は共沸脱水法によつ
て除去した。減圧下、溶媒を留去し、残渣はシリ
カゲルカラムクロマトグラフイーによつて精製
し、目的物を含む分画を集め、これを濃縮した。
残渣を酢酸エチルから再結晶して表記化合物を得
た。 収率 48%,無色針状晶,mp178℃ MS,m/e(強度比)272(25),302(100),380
(16), 409(12). NMR(CDCl3)δ7.45〜6.56(4H,m),5.12 (1H,d,J=7Hz),4.26〜3.40(4H,
m), 3.84(3H,s),3.66(3H,s),2.30(6H,
s), 1.34(3H,t,J=5Hz),1.00(3H,t,
J=5Hz). 実施例 8 ジエチル 3−メトキシカルボニル−1,4−
ジヒドロ−2−メチル−4,6−ジフエニル−
ピリジン−5−ホスホネートの合成 ジエチル α−ベンゾイル−スチリルホスホネ
ート0.62g(1.8mmol)と3−アミノクロトン酸メ
チル0.21g(1.8mmol)をエタノール10mlに溶解
し、44時間還流した。減圧下、溶媒を留去し、残
渣はシリカゲルカラムクロマトグラフイーによつ
て精製し、目的物を含む分画を集め、これを濃縮
した。残渣を酢酸エチル−ヘプタンから再結晶し
て表記化合物を得た。 収率 18%,無色針状晶,mp202℃ MS,m/e(強度比)304(42),364(100),365
(21), 412(17),441(20). NMR(CDCl3)δ7.58〜7.00(10H,m), 6.14(1H,broad s),4.94(1H,d,J=
7Hz), 3.90〜3.03(4H,m),3.61(3H,s),2.30 (6H,s),1.17〜0.68(6H,m). 実施例 9 ジエチル 3−メトキシカルボニル−1,4−
ジヒドロ−2−メチル−4−フエニル6−スチ
リル−ピリジン−5−ホスホネートの合成 ジエチル α−シンナモイル−スチリルホスホ
ネート1.21gと3−アミノクロトン酸メチル0.5g
をエタノール10mlに溶解し、14時間還流した。減
圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーによつて精製し、目的物を含む
分画を集め、これを濃縮した。残渣をエタノール
−石油エーテルから再結晶して表記化合物を得
た。 収率 28%,黄色針状晶,mp186〜187℃ MS,m/e(強度比)228(9),252(8),330
(67), 390(100),391(24),467(31). NMR(CDCl3)δ7.95(1H,d,J=9Hz), 7.60〜7.03(5H,m),6.91(1H,d,8
Hz), 6.80(1H,broad s),4.85(1H,d,J=
12Hz), 4.11〜3.30(4H,m),3.66(3H,s),2.42 (3H,s),1.22(3H,t,J=8Hz),
1.00 (3H,t,J=8Hz). 実施例 10 ジメチル 3−メトキシカルボニル−1,4−
ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(2−メト
キシフエニル)−ピリジン−5−ホスホネート
の合成 ジメチル α−アセチル(2−メトキシスチリ
ル)ホスホネート0.52gと3−アミノクロトン酸
メチル0.26gをトルエン5mlに溶解し、26時間還
流した。減圧下、溶媒を留去し、残渣はシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーによつて精製し、目
的物を含む分画を集め、これを濃縮した。残渣を
エタノール−エーテルから再結晶して表記化合物
を得た。 収率 11%,無色針状晶,mp200℃〜201℃ MS,m/e(強度比)272(15),274(100),365
(10), 381(15,M+). NMR(CDCl3)δ7.30〜6.32(5H,m),4.99 (1H,d,J=10Hz),3.77(3H,s),
3.57(3H, s),3.55(3H,d,J=11Hz),3.12(3H,
d,J= 11Hz),2.22(6H,s). 実施例 11 o−セチルーo′−メチル 3−メトキシカルボ
ニル−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
4−(2−クロロフエニル)−ピリジン−5−ホ
スホネートの合成 実施例52と同様にして表記化合物を得た。 淡黄色油状物. MS,m/e(強度比)55(100),260(60),484
(80), 560(10,M+−Cl). NMR(CDCl3)δ7.5〜6.7(4H,m),6.0 (1H,broad s),5.1(1H,d,J=10
Hz), 4.2〜2.9(8H,m),2.25(6H,braod s), 1.8〜0.5(31H,m).

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式()で示される化合物及び医学的に
    許容されうる塩。 〔式中、XはO、CH=NまたはCH=CHを意
    味する。 R2、R3は同一または相異なる炭素数1ないし
    16のアルキル基を意味する。 または、R2はR3は一緒になつて、炭素数1な
    いし6によつて任意に置換されていてもよい1,
    2−エチレン基、1,3−プロピレン基または
    1,4−ブチレン基を意味する。 R4はメチル基、フエニル基またはスチリル基
    を意味する。 R5は炭素数1ないし6のアルキル基または−
    A−N(R6)(R7){Aは炭素数1ないし6のアル
    キレンを意味し、R6、R7は同一または相異なり、
    水素原子、炭素数1ないし6のアルキル基、フエ
    ニル基、またはベンジル基を意味する。} を意味する。 R1はX,R2,R3,R4の種類によつて意味が異
    なり、 (a) XがOまたはCH=Nの場合、R4がフエニル
    基またはスチリル基の場合、R2またはR3の少
    なくとも一つが炭素数11ないし16のアルキル基
    の場合、またはR2とR3が一緒になつて、炭素
    数1ないし6によつて任意に置換されていても
    よい1,2−エチレン基、1,3−プロピレン
    基または1,4−ブチレン基を意味する場合の
    いずれか一つでも条件を満足する時、R1は水
    素原子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、フ
    ツ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等
    のハロゲン原子、水酸基、ニトリル基、炭素数
    1ないし6のアルキル基、R8(R9)N−{R8
    R9は同一または相異なり、水素原子または炭
    素数1ないし6のアルキル基を意味する。}、
    HC(O)NH−、R8C(O)NH−、R8C(O)
    −、R8C(O)O−、R8S(O)n{nは0,1
    または2を意味する。}またはR8OC(O)−を
    意味する。 (b) XがCH=CHで、かつR4がメチル基であり、
    さらにR2,R3のいずれも炭素数1ないし10の
    アルキル基である場合には、R1は炭素数1な
    いし6のアルキル基またはアルコキシ基を意味
    する。 なお、上記の化合物群から下記構造式 ()−2によつて示される化合物は除かれる。〕 〔式中、Bは水素原子またはメトキシ基を意味
    する。〕 2 一般式() 〔式中X,R1,R2,R3及びR4は上述の一般式
    ()の説明と同じ意味である。〕 で示されるホスホネート誘導体と一般式() 〔式中、R5は、上述の一般式()の説明と
    同じ意味である。〕 で示される化合物を反応させることを特徴とする
    上述の一般式() で示されるジヒドロピリジン−5−ホスホネート
    誘導体の製造法。 3 一般式() 〔式中、R2,R3及びR4は上述の一般式()
    の説明と同じ意味である。〕 で示される化合物と一般式() 式中、X,R1及びR5は、上述の一般式()
    の説明と同じ意味である。〕 で示される化合物を反応させることを特徴とする
    上述の一般式() で示されるジヒドロピリジン−5−ホスホネート
    誘導体の製造法。
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