JPS636751Y2 - - Google Patents

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JPS636751Y2
JPS636751Y2 JP1980064124U JP6412480U JPS636751Y2 JP S636751 Y2 JPS636751 Y2 JP S636751Y2 JP 1980064124 U JP1980064124 U JP 1980064124U JP 6412480 U JP6412480 U JP 6412480U JP S636751 Y2 JPS636751 Y2 JP S636751Y2
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JP
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finned
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roll
plate portion
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JP1980064124U
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JPS56164257U (ja
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は正特性サーミスタを使用してロールを
加熱する複写機用ロールヒータに関する。
従来、この種の複写機用ロールヒータは、第1
図に示すように、外周面にテフロンコートもしく
はシリコンライニング等のコーテング1を施した
筒状のロール2の内部に赤外線ランプもしくはハ
ログンランプ等からなる内部ランプ3を設け、こ
の内部ランプ3の熱放射によつてロール2を加熱
し、ロール2と加圧ローラ4との間に感光済のペ
ーパ5を通してこのペーパ5にトナーを定着処理
するようにしている。
複写機用ロールヒータを上記構成とした場合、
発熱源である内部ランプ3からロール2までは空
気を媒体として熱伝導しているため、ロール2の
外周面の温度立上り時間が長くかゝり、複写可能
になるまでの待ち時間が長くかゝるうえ、内部ラ
ンプ3の発熱を制御するためのコントローラが必
要となり、コストが高くなる問題があつた。
上記問題を解消するため、第2図に示すよう
に、円柱状に形成した正特性サーミスタ6,…,
6の軸心部に金属棒7を貫通させ、上記正特性サ
ーミスタ6,…,6の発熱を利用して上記の定着
処理を行うようにしたものも提案されているが、
正特性サーミスタ6,…,6の寸法精度を高くす
ることが困難であり、また、正特性サーミスタ
6,…,6に加圧ローラ4から相当大きな力が
かゝるため、その耐力が不足するという問題があ
り、実用性が殆どないものであつた。
本考案は従来の複写機用ロールヒータにおける
上記問題を解消すべくなされたものであつて、ロ
ールがほぼ一定の温度に自動制御され、ロールの
温度の立下り時間が速く、かつ、外力に対して耐
力の大きな複写機用ロールヒータを提供すること
を目的としている。
このため、本考案は、少なくとも一端に開口を
有する筒状のロールと、上記ロールの内径よりも
小さな幅を有する平板状の端子板部分およびこの
端子板部分の一側にその幅方向の両端に位置する
対向辺から夫々上記ロールの内壁に沿つて伸びる
フインを有し、上記ロール内に収容される第1お
よび第2のフイン付き端子板と、第1のフイン付
き端子板の端子板部分の他側と第2のフイン付き
端子板の端子板部分の他側との間に一定の間隔を
おいて配置され、各々が上記第1のフイン付き端
子板の端子板部分および上記第2のフイン付き端
子板の端子板部分に固定される絶縁スペーサと、
隣り合う絶縁スペーサの間にて上記第1のフイン
付き端子板の端子板部分と上記第2のフイン付き
端子板の端子板部分との間に保持され、相対向す
る両主面に夫々形成されてなる電極が上記第1の
フイン付き端子板の端子板部分の他側および上記
第2のフイン付き端子板の端子板部分の他側に当
接して電気的に導通する複数個の板状の正特性サ
ーミスタと、上記ロール内壁と第1および第2の
フイン付き端子板の各フインとの間に介装されて
なる絶縁層とを備え、上記正特性サーミスタが第
1および第2のフイン付き端子板と絶縁層とによ
りロールに熱的に結合していることを特徴として
いる。
以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を
説明する。
本考案に係る複写機用ロールヒータの一実施例
の分解斜視図を第3図に示す。
上記複写機用ロールヒータは、正の抵抗温度係
数を有する正特性サーミスタ材料よりなる複数個
の板状の正特性サーミスタ11と、これら正特性
サーミスタ11の各々に給電を行なう第1および
第2のフイン付き端子板PaよびPbと、ロール1
4と、絶縁スペーサ18と、上記ロール14内壁
に形成された絶縁層40とを備えている。
上記ロール14はアルミニウムなどのパイプか
らなるもので、その外周面にはテフロンコートも
しくはシリコンゴムライニング等のコーテング2
3を施している。そして、上記ロール14内に
は、正特性サーミスタ11、第1および第2のフ
イン付き端子板Pa,Pbよび絶縁スペーサ18が
収容される。
上記第1および第2のフイン付き端子板Pa,
Pbはいずれも電気伝導性および熱伝導性が良好
で弾性を有する銅もしくは真ちゆう等の金属板か
らなるものである。第1のフイン付き端子板Pa
は端子板部分12aとフイン13aとからなる。
上記端子板部分12aはロール14の内径よりも
小さい幅を有する平板状のもので、その一端から
は給電用端子部29aが突出している。また、上
記フイン13aは端子板部分12aの一側にてそ
の幅方向の両端に位置する対向辺から夫々上記ロ
ール14の内壁に沿つて伸びる円弧形状を有す
る。一方、第2のフイン付き端子板Pbも、第1
フイン付き端子板Pbと同様に、端子板部分12
bとフイン13aとからなり、上記端子板部分1
2bの一端からは給電用の端子部29bが突出し
ている。
上記第1のフイン付き端子板Paの端子板部分
12aの他側と上記第2のフイン付き端子板Pb
の端子板部分12bの他側との間には、アルミナ
(Al2O3)等からなる直方体状の絶縁スペーサ1
8が一定の間隔をおいて配置され、固定される。
すなわち、各絶縁スペーサ18には2つの小孔
HaおよびHbが形成されるとともに、これら2つ
の小孔HaおよびHbに夫々対応して、第1のフイ
ン付き端子板Paの端子板部分12aおよび第2
のフイン付き端子板Pbの端子部分12b側にも
小孔Ha1およびHb1が形成される。そして、第1
のフイン付き端子板Pa側の小孔Ha1および絶縁
スペーサ18の小孔Haには共通のハトメ30が
挿通されてカシメられる。また、第2のフイン付
き端子板Pb側の小孔Hb1および絶縁スペーサ1
8の小孔Hbにも共通のハトメ30が挿通してカ
シメられる。
なお、上記第1のフイン付き端子板Paの端子
板部分12aおよび第2のフイン付き端子板Pb
の端子板部分12bには、各ハトメ30に対する
逃げの切込み21を設け、この切込み21によ
り、上記第1および第2のフイン付き端子板Pa
およびPbが互いに電気的に導通するのを防止し
ている。
各正特性サーミスタ11は、隣り合う絶縁スペ
ーサ18,18の間にて、上記第1のフイン付き
端子板Paの端子板部分12aの他側および上記
第2のフイン付き端子板Pbの端子板部分12b
の他側に電極11aおよび11bが夫々当接して
保持される。そして、上記第1および第2フイン
付き端子板PaおよびPbのフイン13aは、自身
が有している弾性力により、ロール40内にてそ
の内壁面に形成されたポリイミドフイルム、シリ
コンゴムシートもしくはシリコンゴムライニング
等からなる絶縁層40に圧接する。
複写機用ロールヒータを上記構成とし、端子部
29a,29bに夫々導通するたとえば図示しな
いリングとこのリングの外周に摺接するブラシと
により、第1および第2のフイン付き端子板Pa
およびPbに電源から給電を行なえば、上記の正
特性サーミスタ11,…,11は自身が有してい
る性質により一定温度で発熱する。
正特性サーミスタ11,…,11から発生した
熱は第1および第2のフイン付き端子板Pa,Pb
および絶縁層40を介してロール14に伝達さ
れ、このロール14はほゞ一定温度に加熱され
る。
この実施例では、第1および第2のフイン付き
端子板PaおよびPbの絶縁が絶縁層40によつて
正特性サーミスタ11から最も位置で行われるた
め熱効率が向上する利点があり、また、第1およ
び第2のフイン付き端子板Pa,Pbは各正特性サ
ーミスタ11への給電用の端子板と放熱板とを兼
用する構成を有しているので、正特性サーミスタ
11とロール14との間に介在する部品が少なく
なり、その分正特性サーミスタ11の熱負荷が軽
くなつてロール14の温度の立上りが速くなる。
なお、上記実施例において、第1および第2の
フイン付き端子板Pa,Pbに設ける放熱用のフイ
ン13aは、第4図に示すように相隣る2つのフ
イン13a,13a同志をその上側部で互いに結
合したものを使用して、ロール14内への給電ユ
ニツト20の挿入を容易にするようにしてもよ
い。
また、ロール14に絶縁層40をコーテングす
る代わりに、第5図に示すように、第1および第
2フイン付き端子板Pa,Pbのフイン13a,…,
13aの外周面に直接絶縁シート41,41を巻
き付け、これら絶縁シート41,41を止め金4
2,…,42で上記フイン13a,…,13aの
先端部に固定してロール14内に収容し、形成の
困難な絶縁層40を省略するとともに、ロール1
4内面へのフイン13a,…,13aの熱的な密
着を図るようにしてもよい。
以上、詳細に説明したことからも明らかなよう
に、本考案は、筒状のロール内壁に板状の複数個
の正特性サーミスタをフイン付き端子板と絶縁層
を介して熱的に接触させるようにしたので、製造
が容易な板状の正特性サーミスタとフイン付き端
子板の使用により、複写機用ロールヒータのコス
トが低く特性も安定化されるうえ、ロールの温度
の立上りが早く、しかも温度コントローラを使用
しなくてもロールの温度を一定に制御できる利点
がある。また、温度コントローラを使用しないた
め、温度コントローラによるノイズで複写機に装
備されるデイジタル機器の誤動作が発生すること
はない。さらに、ロール内に正特性サーミスタを
収容するようにしているため、複写機の加圧ロー
ラの圧力が直接正特性サーミスタに印加されるこ
とがなく、正特性サーミスタが加圧ローラの上記
圧力によつて破壊されることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々従来の複写機用ロール
ヒータの構造説明図、第3図は本考案に係る複写
機用ロールヒータの分解斜視図、第4図はフイン
付き端子板の変形例の斜視図、第5図は第3図の
変形例の横断面図である。 11……正特性サーミスタ、12a,12b…
…端子板部分、13a……フイン、14……ロー
ル、18……絶縁スペーサ、21……切込み、3
0……ハトメ、40……絶縁層、Pa……第1の
フイン付き端子板、Pb……第2のフイン付き端
子板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一端に開口を有する筒状のロール
    と、上記ロールの内径よりも小さな幅を有する平
    板状の端子板部分およびこの端子板部分の一側に
    てその幅方向の両端に位置する対向辺から夫々上
    記ロールの内壁に沿つて伸びるフインを有し、上
    記ロール内に収容される第1および第2のフイン
    付き端子板と、第1のフイン付き端子板の端子板
    部分の他側と第2のフイン付き端子板の端子板部
    分の他側との間に一定の間隔をおいて配置され、
    各々が上記第1のフイン付き端子板の端子板部分
    および上記第2のフイン付き端子板の端子板部分
    に固定される絶縁スペーサと、隣り合う絶縁スペ
    ーサの間にて上記第1のフイン付き端子板の端子
    板部分と上記第2のフイン付き端子板の端子板部
    分との間に保持され、相対向する両主面に夫々形
    成されてなる電極が上記第1のフイン付き端子板
    の端子板部分の他側および上記第2のフイン付き
    端子板の端子板部分の他側に当接して電気的に導
    通する複数個の板状の正特性サーミスタと、上記
    ロール内壁と第1および第2のフイン付き端子板
    の各フインとの間に介装されてなる絶縁層とを備
    え、上記正特性サーミスタが第1および第2のフ
    イン付き端子板と絶縁層とによりロールに熱的に
    結合していることを特徴とする複写機用ロールヒ
    ータ。
JP1980064124U 1980-05-09 1980-05-09 Expired JPS636751Y2 (ja)

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JP1980064124U JPS636751Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09

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Publication Number Publication Date
JPS56164257U JPS56164257U (ja) 1981-12-05
JPS636751Y2 true JPS636751Y2 (ja) 1988-02-26

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JP1980064124U Expired JPS636751Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09

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Families Citing this family (1)

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320934A (en) * 1976-08-11 1978-02-25 Hitachi Ltd Thermal roller device for copier

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58180Y2 (ja) * 1977-09-05 1983-01-05 ティーディーケイ株式会社 熱ロ−ル

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JPS5320934A (en) * 1976-08-11 1978-02-25 Hitachi Ltd Thermal roller device for copier

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