JPH0777882A - 発熱体 - Google Patents
発熱体Info
- Publication number
- JPH0777882A JPH0777882A JP22255393A JP22255393A JPH0777882A JP H0777882 A JPH0777882 A JP H0777882A JP 22255393 A JP22255393 A JP 22255393A JP 22255393 A JP22255393 A JP 22255393A JP H0777882 A JPH0777882 A JP H0777882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- insulator
- electrodes
- heat generating
- heating element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】熱応答性が高く放熱部の温度バラツキが少なく
発熱効率が高い発熱体を提供する。 【構成】正の抵抗温度特性を有する長尺状の基板と、該
基板の上面の長辺側両端部に平行して設けられた電極
と、該電極間の前記基板が露出した部分を覆うように取
り付けられた絶縁体とを備え、該絶縁体より放熱するこ
とを特徴とするものである。
発熱効率が高い発熱体を提供する。 【構成】正の抵抗温度特性を有する長尺状の基板と、該
基板の上面の長辺側両端部に平行して設けられた電極
と、該電極間の前記基板が露出した部分を覆うように取
り付けられた絶縁体とを備え、該絶縁体より放熱するこ
とを特徴とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に複写機およびプリ
ンターのトナー定着用に使用される発熱体に関するもの
である。
ンターのトナー定着用に使用される発熱体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の発熱体を図面を用いて説明する。
図5に示すように、長尺状に成形された、正の抵抗温度
特性を有する基板(以下PTC基板という)41の表裏
面に、電極42a,42bを設け発熱素子43を形成
し、発熱素子43の上面に、金属性の電極板44を介し
て絶縁体からなる放熱板45を取り付けて発熱体47を
構成している。そして、下面から金属性のバネ端子46
を押し当て、電極板44とバネ端子46間に電圧を印加
し、発熱素子43の電極42a,42b間を発熱させ、
電極板44を通じて放熱板45に熱を伝え、放熱板45
上で用紙に印刷されたトナーを焼き付け定着させるもの
である。
図5に示すように、長尺状に成形された、正の抵抗温度
特性を有する基板(以下PTC基板という)41の表裏
面に、電極42a,42bを設け発熱素子43を形成
し、発熱素子43の上面に、金属性の電極板44を介し
て絶縁体からなる放熱板45を取り付けて発熱体47を
構成している。そして、下面から金属性のバネ端子46
を押し当て、電極板44とバネ端子46間に電圧を印加
し、発熱素子43の電極42a,42b間を発熱させ、
電極板44を通じて放熱板45に熱を伝え、放熱板45
上で用紙に印刷されたトナーを焼き付け定着させるもの
である。
【0003】発熱素子43は、正の抵抗温度特性を有す
るため、温度が上昇すると抵抗値が増加し電流を抑制し
て温度を低下させ、また、温度が低下すると抵抗値が減
少し電流が増加して温度を上昇させ、常に一定の温度に
保つ自己温度制御機能を有するものである。
るため、温度が上昇すると抵抗値が増加し電流を抑制し
て温度を低下させ、また、温度が低下すると抵抗値が減
少し電流が増加して温度を上昇させ、常に一定の温度に
保つ自己温度制御機能を有するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例の発熱体47においては、放熱板45の温度が低下し
た場合、電極板44の熱抵抗が大きいと、発熱素子43
の温度はすぐには低下しないため、自己温度制御機能に
より放熱板45の温度を上昇させるまでに時間がかか
り、熱応答性が悪くなっていた。その結果、放熱板45
の温度バラツキが大きくなり、印刷されたトナーの定着
不良が起こるという問題があった。また、発熱素子43
の放熱は、電極板44と接している一方の電極42aか
ら放熱しているため、他方の電極42b付近および発熱
素子43の中央部の温度が高くなり、発熱素子43内部
で温度分布が生じ、発熱効率が悪くなっていた。
例の発熱体47においては、放熱板45の温度が低下し
た場合、電極板44の熱抵抗が大きいと、発熱素子43
の温度はすぐには低下しないため、自己温度制御機能に
より放熱板45の温度を上昇させるまでに時間がかか
り、熱応答性が悪くなっていた。その結果、放熱板45
の温度バラツキが大きくなり、印刷されたトナーの定着
不良が起こるという問題があった。また、発熱素子43
の放熱は、電極板44と接している一方の電極42aか
ら放熱しているため、他方の電極42b付近および発熱
素子43の中央部の温度が高くなり、発熱素子43内部
で温度分布が生じ、発熱効率が悪くなっていた。
【0005】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、熱応答性が高く放熱部の温度バ
ラツキが少なく発熱効率が高い発熱体を提供することを
目的とするものである。
になされたものであり、熱応答性が高く放熱部の温度バ
ラツキが少なく発熱効率が高い発熱体を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、長尺状のPTC基板と、該P
TC基板の上面の長辺側両端部に平行して設けられた電
極と、該電極間の前記PTC基板が露出した部分を覆う
ように取り付けられた絶縁体とを備えたことを特徴とす
るものである。
めに、本発明においては、長尺状のPTC基板と、該P
TC基板の上面の長辺側両端部に平行して設けられた電
極と、該電極間の前記PTC基板が露出した部分を覆う
ように取り付けられた絶縁体とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0007】また、短尺状のPTC基板と、該PTC基
板の上面の両端部に平行して設けられた電極とを備え、
該電極が連続して平行するように前記PTC基板を複数
個長尺状に配置し、前記電極間のPTC基板が露出した
部分を覆うように絶縁体を取り付けたことを特徴とする
ものである。
板の上面の両端部に平行して設けられた電極とを備え、
該電極が連続して平行するように前記PTC基板を複数
個長尺状に配置し、前記電極間のPTC基板が露出した
部分を覆うように絶縁体を取り付けたことを特徴とする
ものである。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、発熱素子の電極間上の絶
縁体より放熱することにより、発熱部と絶縁体間に電極
板を必要としないため熱抵抗が低くなり、絶縁体上の温
度変化に発熱素子が迅速に反応し熱応答性が向上する。
また、発熱素子の電極間の発熱部より直接絶縁体を介し
て放熱するため、発熱素子内で温度分布が生じない。
縁体より放熱することにより、発熱部と絶縁体間に電極
板を必要としないため熱抵抗が低くなり、絶縁体上の温
度変化に発熱素子が迅速に反応し熱応答性が向上する。
また、発熱素子の電極間の発熱部より直接絶縁体を介し
て放熱するため、発熱素子内で温度分布が生じない。
【0009】
【実施例】以下に、本発明による発熱体の実施例を図面
を用いて説明する。図1に示すように、長尺状で断面が
半円形のPTC基板1の円弧面の長辺側の両端部に、平
行して電極2,2を設け発熱素子3を形成し、発熱素子
3の発熱部である電極2,2間のPTC基板1が露出し
た部分に、フッ素系樹脂からなる絶縁体4を取り付け放
熱部とし発熱体5を構成している。そして、電極2,2
間に電圧を印加し、発熱素子3を発熱させ、絶縁体4よ
り放熱し、絶縁体4上で用紙に印刷されたトナーを焼き
付け定着させるものである。
を用いて説明する。図1に示すように、長尺状で断面が
半円形のPTC基板1の円弧面の長辺側の両端部に、平
行して電極2,2を設け発熱素子3を形成し、発熱素子
3の発熱部である電極2,2間のPTC基板1が露出し
た部分に、フッ素系樹脂からなる絶縁体4を取り付け放
熱部とし発熱体5を構成している。そして、電極2,2
間に電圧を印加し、発熱素子3を発熱させ、絶縁体4よ
り放熱し、絶縁体4上で用紙に印刷されたトナーを焼き
付け定着させるものである。
【0010】以上の構成により、発熱部と絶縁体4の間
に電極板が介在しないため熱容量が低くなり、絶縁体4
上の温度変化に発熱素子3が迅速に反応し熱応答性が向
上する。また、電極2,2間の発熱部に設けた絶縁体4
より放熱するため、発熱素子3内で温度分布が起こらず
発熱効率が向上する。
に電極板が介在しないため熱容量が低くなり、絶縁体4
上の温度変化に発熱素子3が迅速に反応し熱応答性が向
上する。また、電極2,2間の発熱部に設けた絶縁体4
より放熱するため、発熱素子3内で温度分布が起こらず
発熱効率が向上する。
【0011】また、図2に示すように、長尺状で断面が
平形のPTC基板11の上面長辺側の両端部に、平行し
て電極12,12を設け発熱素子13を形成し、発熱素
子13の電極12,12間のPTC基板11が露出して
いる部分に、フッ素系樹脂からなる絶縁体14を取り付
けて構成した発熱体15を用いてもよい。
平形のPTC基板11の上面長辺側の両端部に、平行し
て電極12,12を設け発熱素子13を形成し、発熱素
子13の電極12,12間のPTC基板11が露出して
いる部分に、フッ素系樹脂からなる絶縁体14を取り付
けて構成した発熱体15を用いてもよい。
【0012】また、図3に示すように、長尺状で断面が
略凸状のPTC基板21の肩部に、平行して電極22,
22を設け発熱素子23を形成し、発熱素子23の電極
22,22間のPTC基板21が露出している突起部
に、フッ素系樹脂からなる絶縁体24を取り付けて構成
した発熱体25を用いてもよい。
略凸状のPTC基板21の肩部に、平行して電極22,
22を設け発熱素子23を形成し、発熱素子23の電極
22,22間のPTC基板21が露出している突起部
に、フッ素系樹脂からなる絶縁体24を取り付けて構成
した発熱体25を用いてもよい。
【0013】さらに、図4に示すように、短尺状で断面
が平形のPTC基板31の上面の両端部に平行して電極
32,32を設け発熱素子33を形成し、発熱素子33
の電極32,32間のPTC基板31が露出している部
分に、フッ素系樹脂からなる絶縁体34を取り付けた発
熱体本体35を、各電極32が連続して平行するように
複数個長尺状に配置した発熱体36を用いてもよい。こ
の場合、PTC基板31は、断面が平形に限らず半円形
又は凸型のものを用いてもよい。
が平形のPTC基板31の上面の両端部に平行して電極
32,32を設け発熱素子33を形成し、発熱素子33
の電極32,32間のPTC基板31が露出している部
分に、フッ素系樹脂からなる絶縁体34を取り付けた発
熱体本体35を、各電極32が連続して平行するように
複数個長尺状に配置した発熱体36を用いてもよい。こ
の場合、PTC基板31は、断面が平形に限らず半円形
又は凸型のものを用いてもよい。
【0014】なお、絶縁体4,14,24,34は、電
極2,12,22,32間のPTC基板1,11,2
1,31が露出した部分のみならず、電極2,12,2
2,32を含めて、発熱素子3,13,23,33の全
体を覆ってもよく、また、その材質はフィルム状のもの
を用いてもよい。
極2,12,22,32間のPTC基板1,11,2
1,31が露出した部分のみならず、電極2,12,2
2,32を含めて、発熱素子3,13,23,33の全
体を覆ってもよく、また、その材質はフィルム状のもの
を用いてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる発
熱体によれば、発熱素子の電極間上の絶縁体を放熱部と
することにより、発熱部と絶縁体間に電極板を必要とし
ないため熱容量が低くなり、絶縁体上の温度変化に発熱
素子が迅速に反応し熱応答性が向上して、放熱部の温度
バラツキが低減する。また、発熱素子の電極間の発熱部
より放熱するため、発熱素子内で温度分布が起こらず発
熱効率が向上する。
熱体によれば、発熱素子の電極間上の絶縁体を放熱部と
することにより、発熱部と絶縁体間に電極板を必要とし
ないため熱容量が低くなり、絶縁体上の温度変化に発熱
素子が迅速に反応し熱応答性が向上して、放熱部の温度
バラツキが低減する。また、発熱素子の電極間の発熱部
より放熱するため、発熱素子内で温度分布が起こらず発
熱効率が向上する。
【図1】本発明の第一の実施例における発熱体の斜視図
である。
である。
【図2】本発明の第二の実施例における発熱体の斜視図
である。
である。
【図3】本発明の第三の実施例における発熱体の斜視図
である。
である。
【図4】本発明の第四の実施例における発熱体の斜視図
である。
である。
【図5】従来の発熱体の斜視図である。。
1,11,21,31 PTC基板 2,12,22,32 電極 3,13,23,33 発熱素子 4,14,24,34 絶縁体 5,15,25,36 発熱体 35 発熱体本体
Claims (2)
- 【請求項1】正の抵抗温度特性を有する長尺状の基板
と、該基板の上面の長辺側両端部に平行して設けられた
電極と、該電極間の前記基板が露出した部分を覆うよう
に取り付けられた絶縁体とを備えたことを特徴とする発
熱体。 - 【請求項2】正の抵抗温度特性を有する短尺状の基板
と、該基板の上面の両端部に平行して設けられた電極と
を備え、該電極が連続して平行するように前記基板を複
数個長尺状に配置し、前記電極間の基板が露出した部分
を覆うように絶縁体を取り付けたことを特徴とする発熱
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22255393A JPH0777882A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22255393A JPH0777882A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 発熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0777882A true JPH0777882A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16784257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22255393A Pending JPH0777882A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0777882A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010135717A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Hyundai Motor Co Ltd | Ptcロード組立体及びこれを用いた車両用ptcヒーター |
US8872075B2 (en) | 2008-12-05 | 2014-10-28 | Hyundai Motor Company | Positive temperature coefficient (PTC) rod assembly |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP22255393A patent/JPH0777882A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010135717A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Hyundai Motor Co Ltd | Ptcロード組立体及びこれを用いた車両用ptcヒーター |
US8872075B2 (en) | 2008-12-05 | 2014-10-28 | Hyundai Motor Company | Positive temperature coefficient (PTC) rod assembly |
US8895898B2 (en) | 2008-12-05 | 2014-11-25 | Hyundai Motor Company | Positive temperature coefficient (PTC) rod assembly and PTC heater using the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6307188B1 (en) | Heater with PTC element an buss system | |
EP0716559B1 (en) | Planar heating device for use with mirrors | |
JPH0855673A (ja) | 正特性サーミスタ発熱装置 | |
JPH0529067A (ja) | 加熱体の構造及びoa機器の加熱装置 | |
JP2532502Y2 (ja) | 発熱ユニット | |
KR960012761B1 (ko) | 시이트재료를 가열하기 위한 히터 | |
JPH07153555A (ja) | 正特性サーミスタヒータ及びそれを用いた正特性サーミスタヒータ装置 | |
JP2982327B2 (ja) | 複写機の定着用ヒータ装置 | |
JPH0777882A (ja) | 発熱体 | |
JP3060968B2 (ja) | 正特性サーミスタ及び正特性サーミスタ装置 | |
JPH0611981A (ja) | ライン型加熱体の構造 | |
JPH02155189A (ja) | Ptcプレートヒータ | |
JPH08185069A (ja) | 定着ヒータ,定着装置および画像形成装置 | |
JPH09293581A (ja) | 正特性サーミスタ発熱体 | |
JPS6143821B2 (ja) | ||
JPH0582304A (ja) | セラミツクヒータユニツト | |
JP2820804B2 (ja) | 平面用ptcヒーター | |
JPS636751Y2 (ja) | ||
JP4289085B2 (ja) | Ptc面状ヒータ及びこれを備えた床暖房パネル | |
JPS6157672B2 (ja) | ||
JPH0945503A (ja) | 正特性サーミスタ発熱装置 | |
JPS6019347Y2 (ja) | 正特性サ−ミスタを用いた発熱体装置 | |
JPH08214755A (ja) | 薬剤蒸散用ヒータ | |
JP3183136B2 (ja) | 正特性サーミスタ発熱体 | |
JPS6316273B2 (ja) |