JPS6366142A - シクロペンタデカノンの製造方法 - Google Patents

シクロペンタデカノンの製造方法

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JPS6366142A
JPS6366142A JP61209117A JP20911786A JPS6366142A JP S6366142 A JPS6366142 A JP S6366142A JP 61209117 A JP61209117 A JP 61209117A JP 20911786 A JP20911786 A JP 20911786A JP S6366142 A JPS6366142 A JP S6366142A
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JP
Japan
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ketone
hydrogen iodide
cyclopentadecanone
reaction system
reaction
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JP61209117A
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Masakatsu Matsumoto
正勝 松本
Emiko Ejiri
江尻 恵美子
Tamotsu Fujimoto
保 藤本
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Sagami Chemical Research Institute
Eneos Corp
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Nippon Mining Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童束上傅科朋光顆 本発明は、それ自体高級香料として重要であるのみなら
ず、他の香料の原料としても利用されるシクロペンタデ
カノンの効率的な製造方法に関する。
鴛】qえ青 従来、シクロペンタデカノンの製造法としては、2−ヒ
ドロキシペンタデカノンを粉末状もしくはウール状にし
た亜鉛と塩酸により還元する方法〔スイス国特許第27
2,568(1951) ;英国特許663.183(
1951) ;H,Yonetani and M、K
ubo  rコウリョウ」(Koryo)、tt48.
22(195B) ; [インディアン ジャーナルケ
ミストリイJ (Indian J、Chem、、)4
.524(1966) )が知られている。
しかし、上記方法はシクロペンタデカノンの収率が70
%程度と低く、また、反応を固−液の不均一系で行わな
ければならないので、工業的規模での製造を行う場合に
は後処理を含めて操作が頬雑となる問題がある。
また、近年、シクロペンタデカノンのより効率的な製造
法として、2−ヒドロキシペンタデカノンを、ヨウ化水
素及び有機酸と混合し、この混合物を125〜130℃
の加熱還流下に反応させて2−ヒドロキシペンタデカノ
ンをヨウ化水素により還元することによって、シクロペ
ンタデカノンを製造する方法が提案されティる(V、V
、 DHEKNE、 etal、+ rインディアンジ
ャーナルオブケミストリイJ (Indian J、C
hem、、)Vol 5 、353−356(1967
) )。
しかし、この方法は操作が簡易であるものの、目的とす
るシクロペンタデカノンの収率が余り向上しないという
実施上の問題がある(因に、上記文献では約70〜80
%の収率と報告している)。
■が”しようとする課 本発明者らは、上記2−ヒドロキシペンタデカノンをヨ
ウ化水素により還元する方法において、シクロペンタデ
カノンの収率を向上させることについて検討した結果、
出発物質としての上記ケトンを、ヨウ化水素と有機酸と
からなる反応系に逐次的に添加して反応系におけるケト
ン/ヨウ化水素のモル比を化学量論比より常時小さく維
持すると、目的のシクロペンタデカノンの収率を著しく
向上し得る知見を得て、本発明をなすに至った。
したがって、本発明は、シクロペンタデカノンを効率良
く、しかも高選択的に高い収率で製造し得る方法を提供
することを課題とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
光里■穐底 本発明の構成上の特徴は、下記一般式(1)(式中、X
がOHであるときはYは水素原子(H)であり、XとY
で1個の酵素原子を示してもよい)で表わされるケトン
を、ヨウ化水素と有機酸とからなる反応系に逐次的に添
加して、反応系におけるケトン/ヨウ化水素のモル比を
化学量論比よりも常時小さく維持しながら反応を行って
上記ケトンをヨウ化水素により効率的に還元させること
により、目的のシクロペンタデカノンを製造することに
ある。
−を解 するための手 本発明において出発物質として用いる上記一般式(1)
で表わされるケトン化合物のうち、2−ヒドロキシシク
ロペンタデカノンは、I+15−ペンタデカノイル酸ジ
エステルのアシロイン縮合により容易に得られる化合物
であり、また、一方、1.2−シクロペンタデカンジオ
ンは、よく知られるように、上記2−ヒドロキシシクロ
ペンタデカノン中に副生物として共存することのある化
合物である。
本発明は、上記一般式(1)で表わされるケトンをヨウ
化水素と反応させて還元するものであるが、反応系にお
けるケトン/ヨウ化水素のモル比を化学量論比より常時
小さく維持することが非常に重要である。ケトン/ヨウ
化水素の化学量論的当量は、ケトンが2−ヒドロキシシ
クロペンタデカノンの場合には各、また、ケ1−ンが1
,2−シクロペンタデカンジオンの場合にはχであるが
、実際の反応にあたっては、ケトンが2−ヒドロキシシ
クロペンタデカノンの場合にはヨウ化水素のAモル以下
の量を、またケトンが1.2−シクロペンタデカンジオ
ンの場合はヨウ化水素の2モル以下の量を常時維持する
ようにケトンを添加することになる。
また、反応に際しては、ヨウ化水素と有Ia溶媒として
の有機酸とからなる反応系に上記割合の量のケトンの有
機酸溶液を逐次的に添加(例えば滴下により添加)する
とよい。
ここで有機溶媒として用いる有機酸は、反応を円滑に進
行させるものであって、経済上からは酢酸の使用が好ま
しい。
なお、ヨウ化水素は無水形体であってもよいが市販の水
溶液形体のヨウ化水素酸が好ましい。
反応温度は50℃以上、好゛ましくは120℃付近であ
る。
因に、ヨウ化水素とそれに対応する理論量のケトンを一
挙に反応させても目的とするシクロペンタデカノンは生
成するけれども、収率の大きな向上は期待できない。
以下実施例により本発明及びその効果を具体的に説明す
る。
実施例1 酢酸3+n/にヨウ化水素酸く57%)2.6mfを加
えて加熱還流し、その溶液中に2−ヒドロキシシクロペ
ンタデカノン1.0 g (4,17m mol)の酢
酸溶液5−を1時間かけて滴下した。滴下後、更に1時
間加熱還流を行い反応させた。反応後、反応混合液をチ
オ硫酸ナトリウム水溶液に注ぎ、エーテルで抽出した。
得られた有機層を重炭酸ナトリウムの水溶液、飽和食塩
水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。次いで
溶媒除去後、得られた粗生成物(986■)を、シリカ
ケルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン)により
分離、精製してシクロペンタデカノン881■を得た。
収率94%。
実施例2 酢酸3111/にヨウ化水素酸(57%)1.1mを加
え、加熱還流下に2−ヒドロキシシクロペンタデカノン
1. Og (4,17m mol)の酢酸溶液5−を
1時間かけて滴下し、その後更に1時間加熱還流した。
反応終了後、反応混合液をチオ硫酸ナトリウム水溶液に
注ぎ、エーテルで抽出し、得られた有機層を、重炭酸ナ
トリウム、飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウム
上で乾燥した。得られた粗生成物をガスクロマトグラフ
ィー(内部標準法)で定量したところ、シクロペンタデ
カノンが95%の収率で生成していることがl認された
実施例3 酢酸3−にヨウ化水素酸(57%)2.2mlを加え、
これに、加熱還流下、1.2−シクロペンタデカンジオ
ン410mgとシクロペンタデカノン458mgを含む
混合物992mgの酢酸溶液5Tr11を1時間で滴1
し、その後更に1時間30分加熱還流した。反応終了後
、反応混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液に注ぎ、エー
テルで抽出し、その有機層を重曹水、飽和食塩水で順次
洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥した。得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離
、精製し、シクロペンタデカノン824mgを得た。
比較例 本例ハ、2−ヒドロペンタデカノンとヨウ化水素を一挙
に反応させた場合を比較として示したものである。2−
ヒドロキシシクロペンタデカノン1、0 g (4,1
7m mol)の酢酸溶液8.5 mlに、ヨウ化水素
酸(57%)4.7mlを加え、2時間加熱還流を行っ
た。反応終了後、反応液をチオ硫酸ナトリウム水溶液に
注ぎ、エーテルで抽出し、得られた有機層を、重炭酸ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸マ
グネシウム上で乾燥した。
溶媒除去後、得られた粗生成物(930,2■)をシリ
カカラムクロマトグラフィーにより分離、精製し、シク
ロペンタデカノン780■を得た。収率は84%。
出願人 財団法人相模中央化学研究所 日本鉱業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中XがOHであるときはYは水素原子(H)であり
    、XとYで1個の酵素原子を示してもよい)で表わされ
    るケトンを、ヨウ化水素と有機酸とからなる反応系に逐
    次的に添加して、反応系におけるケトン/ヨウ化水素の
    モル比を化学量論比より小さく維持しながら反応を行っ
    て上記ケトンをヨウ化水素により還元することを特徴と
    するシクロペンタデカノンの製造方法。
JP61209117A 1986-09-05 1986-09-05 シクロペンタデカノンの製造方法 Granted JPS6366142A (ja)

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