JPS6365885B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6365885B2 JPS6365885B2 JP19282082A JP19282082A JPS6365885B2 JP S6365885 B2 JPS6365885 B2 JP S6365885B2 JP 19282082 A JP19282082 A JP 19282082A JP 19282082 A JP19282082 A JP 19282082A JP S6365885 B2 JPS6365885 B2 JP S6365885B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light beam
- measured
- parallel scanning
- light
- scanning light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 43
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 18
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 26
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 9
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 101001031591 Mus musculus Heart- and neural crest derivatives-expressed protein 2 Proteins 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B11/00—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
- G01B11/02—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
- G01B11/028—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by measuring lateral position of a boundary of the object
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
本発明は、光学式測定機に係り、特に、反射率
の高い平滑な表面を有する被測定物の寸法を測定
する際に用いるのに好適な、平行走査光線ビーム
発生手段と、被測定物通過後の平行走査光線ビー
ムの明暗を感知して電気信号とする受光手段とを
有し、前記平行走査光線ビーム発生手段と受光手
段との間に配置した被測定物により前記平行走査
光線ビームが遮ぎられて生じる暗部又は明部の長
さから被測定物の寸法を測定するようにした光学
式測定機の改良に関する。
の高い平滑な表面を有する被測定物の寸法を測定
する際に用いるのに好適な、平行走査光線ビーム
発生手段と、被測定物通過後の平行走査光線ビー
ムの明暗を感知して電気信号とする受光手段とを
有し、前記平行走査光線ビーム発生手段と受光手
段との間に配置した被測定物により前記平行走査
光線ビームが遮ぎられて生じる暗部又は明部の長
さから被測定物の寸法を測定するようにした光学
式測定機の改良に関する。
従来から、回転走査線ビーム(レーザビーム)
を、コリメータレンズにより、このコリメータレ
ンズと集光レンズ間を通る平行走査光線ビームに
変換し、該コリメータレンズと集光レンズの間に
被測定物を置き、この被測定物によつて前記平行
走査光線ビームが遮ぎられて生じる暗部又は明部
の時間の長さから被測定物の寸法を測定する高速
度走査型レーザ測長機が知られている。 これは、例えば第1図に示す如く、レーザ光源
10からレーザビーム12を固定ミラー14に向
けて発振し、この固定ミラー14により反射され
たレーザビーム12を回転ミラー16によつて走
査ビーム17に変換し、この走査ビーム17をコ
リメータレンズ18によつて平行走査光線ビーム
20に変換し、この平行走査光線ビーム20によ
りコリメータレンズ18と集光レンズ22の間に
配置した被測定物24を高速走査し、その時被測
定物24によつて生じる暗部又は明部の時間の長
さから、被測定物24の走査方向寸法を測定する
ものである。 即ち、平行走査光線ビーム20の明暗は、集光
レンズ22の焦点位置にある受光素子26の出力
電圧の変化となつて検出され、該受光素子26か
らの信号は、プリアンプ28に入力され、ここで
増幅された後、セグメント選択回路30に送られ
る。 このセグメント選択回路30は、測定セグメン
トに対応する前記暗部又は明部の時間の長さを測
定するために、受光素子26の出力を時分割し
て、被測定物24の測定セグメントが走査されて
いる時間tの間だけゲート回路32を開くための
電圧Vを発生して、ゲート回路32に出力するよ
うにされている。 このゲート回路32には、クロツクパルス発振
器34からクロツクパルスCPが入力されている
ので、ゲート回路32は、被測定物24の測定セ
グメントの走査方向寸法に対応した時間tに対応
するクロツクパルスPを計数回路36に入力す
る。 計数回路36は、このクロツクパルスPを計数
して、デジタル表示器38に計数信号を出力し、
デジタル表示器38は被測定物24の測定セグメ
ントの走査寸法をデジタル表示することになる。 一方、前記回転ミラー16は、前記クロツクパ
ルス発振器34出力と同期して正弦波を発生する
同期正弦波発振器40及びパワーアンプ42の出
力により同期駆動されている同期モータ44によ
り、前記クロツクパルス発振器34出力のクロツ
クパルスCPと同期して回転され、測定精度を維
持するようにされている。 このような高速度走査型レーザ測長機におい
て、前記同期モータ44、回転ミラー16、コリ
メータレンズ18等を含む平行走査光線ビーム発
生手段は、例えば第2図に示す如く、高速度走査
型レーザ測長機50の発光側ユニツト52に収納
され、又、前記集光レンズ22、受光素子26等
を含む受光手段は、同じく第2図に示す如く、受
光側ユニツト54に収納されており、被測定物2
4を前記発光側ユニツト52と受光側ユニツト5
4間に配置して、被測定物24の走査方向寸法を
測定するようにされている。 このような高速度走査型レーザ測長機は、移動
する物体、高温物体の長さ、厚み等を非接触で高
精度で測定できるので広く利用されつつある。 しかしながら、例えば前記発光側ユニツト52
の出口側と受光側ユニツト54の入口側の表面
に、前記コリメータレンズ18や集光レンズ22
を保護するための保護ガラス56,58を設けた
場合には、被測定物24の表面と保護ガラス5
6,58の表面による反射光が受光素子26に入
射して、寸法測定精度を低下させる恐れがあつ
た。 即ち、一般に平行走査光線ビーム20の断面形
状は、例えば所定面積を有する円形とされてお
り、その波形の中間レベルにより被測定物24の
エツジ位置を検出するようにしている。従つて、
保護ガラス56,58を使用せず、例えば第1図
の上側(入側)のエツジ位置に図示した如く、被
測定物24の表面と保護ガラス56,58の表面
による反射光が受光素子26に入射することがな
い場合には、受光素子26における受光波形が、
第3図に実線Aで示す如くとなり、精度の高いエ
ツジ検出を行うことができる。 しかしながら、保護ガラス56を使用して、例
えば第1図の下側(出側)エツジ位置に図示した
如く、被測定物24の表側表面と保護ガラス56
の表面による反射光が受光素子26に入射する場
合には、該反射光の影響により、第4図に破線B
で示す如く、受光波形の立上りが、反射光のない
場合(実線A)より早くなり(出側エツジの場
合)、これによつて、例えば出側エツジの検出位
置もδだけずれて、測定精度が低下してしまう。
又、入側エツジに関しては、反射光のある場合
は、無い場合に比べて、受光波形の立上りが逆に
遅くなつてしまう。このような問題点は、平行走
査光線ビーム20の断面形状や平行度に拘らず存
在する。 一方、保護ガラス58についても、受光素子2
6に届いたビーム20が、該受光素子26の表面
によつて反射され、該反射光が、被測定物24の
裏面により再度反射されて、保護ガラス58を通
して受光素子26に再度入射して、エツジ検出位
置をずらすことがある。又、平行走査光線ビーム
20の平行度不良や、保護ガラス58の平行走査
光線ビーム20に対する配設角度の垂直位置から
の微小なずれ等があると、被測定物24の外側
(第1図の入側エツジ上方又は出側エツジ下方)
を通過した光線ビーム20が、保護ガラス58の
表面により被測定物24の裏側表面に向けて反射
されることもある。すると、この光が被測定物2
4の裏面で反射され、保護ガラス58及び集光レ
ンズ22を介して、本来、光が入射してはならな
い被測定物24の影の位置で受光素子26に入射
することとなるため、やはり受光波形が乱れると
いう問題点があつた。
を、コリメータレンズにより、このコリメータレ
ンズと集光レンズ間を通る平行走査光線ビームに
変換し、該コリメータレンズと集光レンズの間に
被測定物を置き、この被測定物によつて前記平行
走査光線ビームが遮ぎられて生じる暗部又は明部
の時間の長さから被測定物の寸法を測定する高速
度走査型レーザ測長機が知られている。 これは、例えば第1図に示す如く、レーザ光源
10からレーザビーム12を固定ミラー14に向
けて発振し、この固定ミラー14により反射され
たレーザビーム12を回転ミラー16によつて走
査ビーム17に変換し、この走査ビーム17をコ
リメータレンズ18によつて平行走査光線ビーム
20に変換し、この平行走査光線ビーム20によ
りコリメータレンズ18と集光レンズ22の間に
配置した被測定物24を高速走査し、その時被測
定物24によつて生じる暗部又は明部の時間の長
さから、被測定物24の走査方向寸法を測定する
ものである。 即ち、平行走査光線ビーム20の明暗は、集光
レンズ22の焦点位置にある受光素子26の出力
電圧の変化となつて検出され、該受光素子26か
らの信号は、プリアンプ28に入力され、ここで
増幅された後、セグメント選択回路30に送られ
る。 このセグメント選択回路30は、測定セグメン
トに対応する前記暗部又は明部の時間の長さを測
定するために、受光素子26の出力を時分割し
て、被測定物24の測定セグメントが走査されて
いる時間tの間だけゲート回路32を開くための
電圧Vを発生して、ゲート回路32に出力するよ
うにされている。 このゲート回路32には、クロツクパルス発振
器34からクロツクパルスCPが入力されている
ので、ゲート回路32は、被測定物24の測定セ
グメントの走査方向寸法に対応した時間tに対応
するクロツクパルスPを計数回路36に入力す
る。 計数回路36は、このクロツクパルスPを計数
して、デジタル表示器38に計数信号を出力し、
デジタル表示器38は被測定物24の測定セグメ
ントの走査寸法をデジタル表示することになる。 一方、前記回転ミラー16は、前記クロツクパ
ルス発振器34出力と同期して正弦波を発生する
同期正弦波発振器40及びパワーアンプ42の出
力により同期駆動されている同期モータ44によ
り、前記クロツクパルス発振器34出力のクロツ
クパルスCPと同期して回転され、測定精度を維
持するようにされている。 このような高速度走査型レーザ測長機におい
て、前記同期モータ44、回転ミラー16、コリ
メータレンズ18等を含む平行走査光線ビーム発
生手段は、例えば第2図に示す如く、高速度走査
型レーザ測長機50の発光側ユニツト52に収納
され、又、前記集光レンズ22、受光素子26等
を含む受光手段は、同じく第2図に示す如く、受
光側ユニツト54に収納されており、被測定物2
4を前記発光側ユニツト52と受光側ユニツト5
4間に配置して、被測定物24の走査方向寸法を
測定するようにされている。 このような高速度走査型レーザ測長機は、移動
する物体、高温物体の長さ、厚み等を非接触で高
精度で測定できるので広く利用されつつある。 しかしながら、例えば前記発光側ユニツト52
の出口側と受光側ユニツト54の入口側の表面
に、前記コリメータレンズ18や集光レンズ22
を保護するための保護ガラス56,58を設けた
場合には、被測定物24の表面と保護ガラス5
6,58の表面による反射光が受光素子26に入
射して、寸法測定精度を低下させる恐れがあつ
た。 即ち、一般に平行走査光線ビーム20の断面形
状は、例えば所定面積を有する円形とされてお
り、その波形の中間レベルにより被測定物24の
エツジ位置を検出するようにしている。従つて、
保護ガラス56,58を使用せず、例えば第1図
の上側(入側)のエツジ位置に図示した如く、被
測定物24の表面と保護ガラス56,58の表面
による反射光が受光素子26に入射することがな
い場合には、受光素子26における受光波形が、
第3図に実線Aで示す如くとなり、精度の高いエ
ツジ検出を行うことができる。 しかしながら、保護ガラス56を使用して、例
えば第1図の下側(出側)エツジ位置に図示した
如く、被測定物24の表側表面と保護ガラス56
の表面による反射光が受光素子26に入射する場
合には、該反射光の影響により、第4図に破線B
で示す如く、受光波形の立上りが、反射光のない
場合(実線A)より早くなり(出側エツジの場
合)、これによつて、例えば出側エツジの検出位
置もδだけずれて、測定精度が低下してしまう。
又、入側エツジに関しては、反射光のある場合
は、無い場合に比べて、受光波形の立上りが逆に
遅くなつてしまう。このような問題点は、平行走
査光線ビーム20の断面形状や平行度に拘らず存
在する。 一方、保護ガラス58についても、受光素子2
6に届いたビーム20が、該受光素子26の表面
によつて反射され、該反射光が、被測定物24の
裏面により再度反射されて、保護ガラス58を通
して受光素子26に再度入射して、エツジ検出位
置をずらすことがある。又、平行走査光線ビーム
20の平行度不良や、保護ガラス58の平行走査
光線ビーム20に対する配設角度の垂直位置から
の微小なずれ等があると、被測定物24の外側
(第1図の入側エツジ上方又は出側エツジ下方)
を通過した光線ビーム20が、保護ガラス58の
表面により被測定物24の裏側表面に向けて反射
されることもある。すると、この光が被測定物2
4の裏面で反射され、保護ガラス58及び集光レ
ンズ22を介して、本来、光が入射してはならな
い被測定物24の影の位置で受光素子26に入射
することとなるため、やはり受光波形が乱れると
いう問題点があつた。
本発明は、前記従来の欠点を解消するべくなさ
れたもので、被測定物の表面性状に拘らず精度の
高い測定を行うことができる光学式測定機を提供
することを目的とする。
れたもので、被測定物の表面性状に拘らず精度の
高い測定を行うことができる光学式測定機を提供
することを目的とする。
本発明は、平行走査光線ビーム発生手段と、被
測定物通過後の平行走査光線ビームの明暗を感知
して電気信号とする受光手段とを有し、前記平行
走査光線ビーム発生手段と受光手段との間に配置
した被測定物により前記平行走査光線ビームが遮
ぎられて生じる暗部又は明部の長さから被測定物
の寸法を測定するようにした光学式測定機におい
て、前記平行走査光線ビーム発生手段と被測定物
の間及び前記受光手段と被測定物の間の少なくと
もいずれか一方に、平行走査光線ビームが透過可
能な略平面状の保護カバーを設けると共に、少な
くともいずれか一方の保護カバーの表面を、平行
走査光線ビームの走査方向と平行な軸を回転中心
として、平行走査光線ビームの光軸に対して傾斜
して配置することにより、被測定物表面と少なく
ともいずれか一方の保護カバー表面による反射光
が受光手段に入射しないようにして、前記目的を
達成したものである。
測定物通過後の平行走査光線ビームの明暗を感知
して電気信号とする受光手段とを有し、前記平行
走査光線ビーム発生手段と受光手段との間に配置
した被測定物により前記平行走査光線ビームが遮
ぎられて生じる暗部又は明部の長さから被測定物
の寸法を測定するようにした光学式測定機におい
て、前記平行走査光線ビーム発生手段と被測定物
の間及び前記受光手段と被測定物の間の少なくと
もいずれか一方に、平行走査光線ビームが透過可
能な略平面状の保護カバーを設けると共に、少な
くともいずれか一方の保護カバーの表面を、平行
走査光線ビームの走査方向と平行な軸を回転中心
として、平行走査光線ビームの光軸に対して傾斜
して配置することにより、被測定物表面と少なく
ともいずれか一方の保護カバー表面による反射光
が受光手段に入射しないようにして、前記目的を
達成したものである。
本発明は、前記のような光学式測定機におい
て、少なくとも前記平行走査光線ビーム発生手段
と被測定物の間に、平行走査光線ビームが透過可
能な略平面状の保護カバーを設けると共に、該保
護カバーの表面を、平行走査光線ビームの走査方
向と平行な軸を回転中心として、平行走査光線ビ
ームの光軸に対して傾斜して配置するようにして
いる。従つて、被測定物の平行走査光線ビーム発
生手段側の表面で反射された光が、受光手段に入
射しなくなり、該反射光の影響を受けることな
く、精度の高いエツジ検出を行うことができる。 本発明は、又、少なくとも前記被測定物と受光
手段の間に、平行走査光線ビームが透過可能な略
平面状の保護カバーを設けると共に、該保護カバ
ーの表面を、平行走査光線ビームの走査方向と平
行な軸を回転中心として、平行走査光線ビームの
光軸に対して傾斜して配置するようにしている。
従つて、受光素子表面による反射光や、平行走査
光線ビームの平行度不良、前記保護ガラスの配設
角度の微少なずれ等による反射光があつても、光
線ビームが、前記保護ガラスにより被測定物の受
光手段側の表面(裏面)に向けて反射されること
がなくなり、従つて、受光手段に入射しなくなる
ので、該反射光の影響を受けることなく、精度の
高いエツジ検出を行うことができる。
て、少なくとも前記平行走査光線ビーム発生手段
と被測定物の間に、平行走査光線ビームが透過可
能な略平面状の保護カバーを設けると共に、該保
護カバーの表面を、平行走査光線ビームの走査方
向と平行な軸を回転中心として、平行走査光線ビ
ームの光軸に対して傾斜して配置するようにして
いる。従つて、被測定物の平行走査光線ビーム発
生手段側の表面で反射された光が、受光手段に入
射しなくなり、該反射光の影響を受けることな
く、精度の高いエツジ検出を行うことができる。 本発明は、又、少なくとも前記被測定物と受光
手段の間に、平行走査光線ビームが透過可能な略
平面状の保護カバーを設けると共に、該保護カバ
ーの表面を、平行走査光線ビームの走査方向と平
行な軸を回転中心として、平行走査光線ビームの
光軸に対して傾斜して配置するようにしている。
従つて、受光素子表面による反射光や、平行走査
光線ビームの平行度不良、前記保護ガラスの配設
角度の微少なずれ等による反射光があつても、光
線ビームが、前記保護ガラスにより被測定物の受
光手段側の表面(裏面)に向けて反射されること
がなくなり、従つて、受光手段に入射しなくなる
ので、該反射光の影響を受けることなく、精度の
高いエツジ検出を行うことができる。
以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細に
説明する。 本実施例は、第5図(正面図を示した第1図の
平面図に対応)に示す如く、前記従来例と同様の
同期モータ44、回転ミラー16、コリメータレ
ンズ18等を含む発光側ユニツト52と、同じく
前記従来例と同様の、集光レンズ22及び受光素
子26等を含む受光側ユニツト54とを有し、前
記発光側ユニツト52と受光側ユニツト54との
間に配置した被測定物24により平行走査光線ビ
ーム20が遮ぎられて生じる暗部又は明部の長さ
から被測定物24の走査方向寸法(第5図の紙面
と垂直な方向の寸法)を測定するようにした高速
度走査型レーザ測長機50において、前記発光側
ユニツト52及び受光側ユニツト54と被測定物
24の間に、平行走査光線ビーム20が透過可能
な平面状の保護ガラス56,58を設けると共
に、前記保護ガラス56,58の表面を、平行走
査光線ビーム20の走査方向と平行な軸を回転中
心として、平行走査光線ビーム20の光軸に対し
て傾斜して配置することにより、保護ガラス5
6,58の表面が被測定物24の表面と正対しな
いようにして、被測定物24表面と保護ガラス5
6,58の表面による反射光が受光素子26に入
射しないようにしたものである。 他の点については前記従来例と同様であるの
で、説明は省略する。 本実施例においては、被測定物24の表面で反
射された光線ビーム20aは、保護ガラス56の
表面により平行走査光線ビーム20の走査光路外
(第5図の下方)に反射されてしまうため、保護
ガラス58、集光レンズ22を介して受光素子2
6に入射することがない。又、受光素子26の表
面による反射光や、平行走査光線ビーム20の平
行度不良、保護ガラス58の配設角度の微小なず
れ等による反射光の存在にかかわらず、保護ガラ
ス58の表面で反射された光線ビーム20bは、
平行走査光線ビーム20の走査光路外(第5図の
上方)に反射されてしまうため、やはり、集光レ
ンズ22を介して受光素子26に入射することが
ない。従つて、前出第4図に破線Bで示したよう
に、乱入光による影響を受けることなく、実線A
で示したような、正確な受光波形を得ることがで
き、正確なエツジ検出が可能となる。 本実施例においては、保護ガラス56,58と
して平面ガラスを用いているので、従来と同様の
保護ガラスを用いることができ、コストアツプも
ほとんどない。 なお前記実施例においては、発光側ユニツト5
2側及び受光側ユニツト54側の保護ガラス5
6,58を、共に、平行走査光線ビーム20の光
軸に対して傾斜して配置していたが、いずれか一
方、特に保護ガラス58を従来通りとしたり、省
略することも可能である。 又、前記実施例においては、保護カバーとして
保護ガラスが用いられていたが、保護カバーの材
質はガラスに限定されず、平行走査光線ビームが
透過可能な材質であれば、アクリル樹脂等の他の
材質であつても構わない。
説明する。 本実施例は、第5図(正面図を示した第1図の
平面図に対応)に示す如く、前記従来例と同様の
同期モータ44、回転ミラー16、コリメータレ
ンズ18等を含む発光側ユニツト52と、同じく
前記従来例と同様の、集光レンズ22及び受光素
子26等を含む受光側ユニツト54とを有し、前
記発光側ユニツト52と受光側ユニツト54との
間に配置した被測定物24により平行走査光線ビ
ーム20が遮ぎられて生じる暗部又は明部の長さ
から被測定物24の走査方向寸法(第5図の紙面
と垂直な方向の寸法)を測定するようにした高速
度走査型レーザ測長機50において、前記発光側
ユニツト52及び受光側ユニツト54と被測定物
24の間に、平行走査光線ビーム20が透過可能
な平面状の保護ガラス56,58を設けると共
に、前記保護ガラス56,58の表面を、平行走
査光線ビーム20の走査方向と平行な軸を回転中
心として、平行走査光線ビーム20の光軸に対し
て傾斜して配置することにより、保護ガラス5
6,58の表面が被測定物24の表面と正対しな
いようにして、被測定物24表面と保護ガラス5
6,58の表面による反射光が受光素子26に入
射しないようにしたものである。 他の点については前記従来例と同様であるの
で、説明は省略する。 本実施例においては、被測定物24の表面で反
射された光線ビーム20aは、保護ガラス56の
表面により平行走査光線ビーム20の走査光路外
(第5図の下方)に反射されてしまうため、保護
ガラス58、集光レンズ22を介して受光素子2
6に入射することがない。又、受光素子26の表
面による反射光や、平行走査光線ビーム20の平
行度不良、保護ガラス58の配設角度の微小なず
れ等による反射光の存在にかかわらず、保護ガラ
ス58の表面で反射された光線ビーム20bは、
平行走査光線ビーム20の走査光路外(第5図の
上方)に反射されてしまうため、やはり、集光レ
ンズ22を介して受光素子26に入射することが
ない。従つて、前出第4図に破線Bで示したよう
に、乱入光による影響を受けることなく、実線A
で示したような、正確な受光波形を得ることがで
き、正確なエツジ検出が可能となる。 本実施例においては、保護ガラス56,58と
して平面ガラスを用いているので、従来と同様の
保護ガラスを用いることができ、コストアツプも
ほとんどない。 なお前記実施例においては、発光側ユニツト5
2側及び受光側ユニツト54側の保護ガラス5
6,58を、共に、平行走査光線ビーム20の光
軸に対して傾斜して配置していたが、いずれか一
方、特に保護ガラス58を従来通りとしたり、省
略することも可能である。 又、前記実施例においては、保護カバーとして
保護ガラスが用いられていたが、保護カバーの材
質はガラスに限定されず、平行走査光線ビームが
透過可能な材質であれば、アクリル樹脂等の他の
材質であつても構わない。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、被測定物
の表面性状に拘らず、被測定物表面と保護カバー
表面による反射光の影響を受けることなく、精度
の高いエツジ検出を行うことができ、従つて、高
精度の寸法測定を行うことができる。又、平面状
の保護カバーを用いているので、保護カバーの構
成が簡略で、且つ、安価である。更に、保護カバ
ーの表面が、平行走査光線ビームの走査方向と平
行な軸を回転中心として、平行走査光線ビームの
光軸に対して傾斜して配置されているので、少な
い傾斜角度で、被測定物表面と保護カバー表面に
よる反射光が受光手段に入射することを確実に防
止することができる等の優れた効果を有する。
の表面性状に拘らず、被測定物表面と保護カバー
表面による反射光の影響を受けることなく、精度
の高いエツジ検出を行うことができ、従つて、高
精度の寸法測定を行うことができる。又、平面状
の保護カバーを用いているので、保護カバーの構
成が簡略で、且つ、安価である。更に、保護カバ
ーの表面が、平行走査光線ビームの走査方向と平
行な軸を回転中心として、平行走査光線ビームの
光軸に対して傾斜して配置されているので、少な
い傾斜角度で、被測定物表面と保護カバー表面に
よる反射光が受光手段に入射することを確実に防
止することができる等の優れた効果を有する。
第1図は、従来の高速度走査型レーザ測長機の
一例の構成を示す、一部ブロツク線図を含む正面
図、第2図は、同じく、全体構成を示す正面図、
第3図は、高速度走査型レーザ測長機における、
外乱光がない場合の受光波形の一例を示す線図、
第4図は、同じく外乱光がある場合とない場合の
受光波形の例を比較して示す線図、第5図は、本
発明に係る光学式測定機の実施例の構成を模式的
に示す平面図である。 10…レーザ光源、14…固定ミラー、16…
回転ミラー、18…コリメータレンズ、20…平
行走査光線ビーム、22…集光レンズ、24…被
測定物、26…受光素子、50…高速度走査型レ
ーザ測長機、52…発光側ユニツト、54…受光
側ユニツト、56,58…保護ガラス。
一例の構成を示す、一部ブロツク線図を含む正面
図、第2図は、同じく、全体構成を示す正面図、
第3図は、高速度走査型レーザ測長機における、
外乱光がない場合の受光波形の一例を示す線図、
第4図は、同じく外乱光がある場合とない場合の
受光波形の例を比較して示す線図、第5図は、本
発明に係る光学式測定機の実施例の構成を模式的
に示す平面図である。 10…レーザ光源、14…固定ミラー、16…
回転ミラー、18…コリメータレンズ、20…平
行走査光線ビーム、22…集光レンズ、24…被
測定物、26…受光素子、50…高速度走査型レ
ーザ測長機、52…発光側ユニツト、54…受光
側ユニツト、56,58…保護ガラス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 平行走査光線ビーム発生手段と、被測定物通
過後の平行走査光線ビームの明暗を感知して電気
信号とする受光手段とを有し、前記平行走査光線
ビーム発生手段と受光手段との間に配置した被測
定物により前記平行走査光線ビームが遮ぎられて
生じる暗部又は明部の長さから被測定物の寸法を
測定するようにした光学式測定機において、 前記平行走査光線ビーム発生手段と被測定物の
間及び前記受光手段と被測定物の間の少なくとも
いずれか一方に、平行走査光線ビームが透過可能
な略平面状の保護カバーを設けると共に、 少なくともいずれか一方の保護カバーの表面
を、平行走査光線ビームの走査方向と平行な軸を
回転中心として、平行走査光線ビームの光軸に対
して傾斜して配置することにより、 被測定物表面と少なくともいずれか一方の保護
カバー表面による反射光が受光手段に入射しない
ようにしたことを特徴とする光学式測定機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19282082A JPS5983007A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 光学式測定機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19282082A JPS5983007A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 光学式測定機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5983007A JPS5983007A (ja) | 1984-05-14 |
JPS6365885B2 true JPS6365885B2 (ja) | 1988-12-19 |
Family
ID=16297522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19282082A Granted JPS5983007A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 光学式測定機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5983007A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018115985A (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 | ガス分布検出光学装置およびガス分布検出装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01206205A (ja) * | 1988-02-12 | 1989-08-18 | Keyence Corp | スペックルパターン干渉計 |
JPH0530084Y2 (ja) * | 1988-06-28 | 1993-08-02 | ||
JP6951107B2 (ja) | 2017-04-18 | 2021-10-20 | 株式会社ミツトヨ | 光学式外径測定装置 |
-
1982
- 1982-11-02 JP JP19282082A patent/JPS5983007A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018115985A (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 | ガス分布検出光学装置およびガス分布検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5983007A (ja) | 1984-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3807870A (en) | Apparatus for measuring the distance between surfaces of transparent material | |
US5175595A (en) | Non-contact measuring device | |
JPS6365885B2 (ja) | ||
JPS6341484B2 (ja) | ||
JPS58179302A (ja) | 光電式測定方法および装置 | |
US3941980A (en) | Scanning photoelectric microscope | |
EP0310231B1 (en) | Optical measuring apparatus | |
US4692629A (en) | Optical type measuring scanner | |
JPH09210639A (ja) | 外径測定装置 | |
JPH0371044B2 (ja) | ||
JP2949853B2 (ja) | 試料の厚さ測定装置 | |
JPH0419455Y2 (ja) | ||
JPH0552523A (ja) | 光学式寸法測定器 | |
JPH0346545A (ja) | 欠陥険出装置 | |
JPH0552521A (ja) | 光学式寸法測定器 | |
JPS61234306A (ja) | 光学式測定装置 | |
JP2674129B2 (ja) | 距離測定装置 | |
JPS58216904A (ja) | 厚さ測定装置 | |
JPH0552522A (ja) | 光学式寸法測定器 | |
JPH0418762B2 (ja) | ||
JPH05223563A (ja) | レーザ変位計 | |
RU2152630C1 (ru) | Устройство для регистрации атмосферной дисперсии | |
JPH0637282Y2 (ja) | 光学式測定機の保護カバー取付構造 | |
JPS59226802A (ja) | 光学式測定機器におけるエツジ検出装置 | |
RU1783300C (ru) | Способ измерени толщины ленты и устройство дл его осуществлени |