JPH0530084Y2 - - Google Patents

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JPH0530084Y2
JPH0530084Y2 JP1988086080U JP8608088U JPH0530084Y2 JP H0530084 Y2 JPH0530084 Y2 JP H0530084Y2 JP 1988086080 U JP1988086080 U JP 1988086080U JP 8608088 U JP8608088 U JP 8608088U JP H0530084 Y2 JPH0530084 Y2 JP H0530084Y2
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light
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conversion element
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は平行光を用いた寸法測定器、特にそ
の誤動作防止に関するものである。
[従来の技術] 第5図に、平行光を用いた寸法測定器の基本的
構成を示す。筐体2の中には、レーザ4が設けら
れている。その出力光は、レンズ6,8によつ
て、平行光10にされる。この平行光10は、保
護ガラス11を通つて、測定用凹部2aを横切
り、保護ガラス17を通つて、イメージセンサ1
8に入射する。イメージセンサ18には一定の間
隔(例えば20μm)で、上から下まで光電変換素
子が列状に配置されている。第5図の状態におい
て、イメージセンサ18の受光量は、上から下ま
で同じである。
第6図に、この装置の平面断面図を示す。な
お、11,17は、保護用のガラスである。
この装置を用いて、寸法測定を行う場合には、
測定用凹部2aの平行光10をさえぎるように被
測定物を保持する。その状態を、側断面図として
示したのが第7図である。被測定物20によつて
平行光10がさえぎられ、18aの部分では平行
光は受光されない。イメージセンサ18の各素子
の出力を、上から順にプロツトすると、第9図の
ようになる。したがつて、このグラフから受光さ
れていない部分の寸法を求めることにより、被測
定物20の直径が測定できる。なお、回折によ
り、グラフは垂直に立ち下がらない。しかし、図
に示すように、出力電圧が4分の1になつたとこ
ろを閾値として、W1,W2を求めればよいことが
明らかにされている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、従来の測定器では、第8図に示すよ
うな問題点があつた。まず、平行光10がセンサ
18で反射して矢印Aの方向へ進む。この光は、
レンズ8で屈折してレンズ6に向い(矢印B)、
レンズ6の後端6aにおいて再反射する。この再
反射光は、レンズ8で屈折されて、センサ18の
中央部18aに入射する(矢印D)。このため、
センサ18の出力は、第10図のようになり、3
つの被測定物が存在するかのような誤つた測定が
なされる。
この考案は、上記の課題を解決して、誤動作が
なく、精度の高い測定を行うことのできる寸法測
定器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、請求項1の寸法測
定器では、光電変換素子の列方向を中心軸として
光電変換素子群を僅かな角度回転させ、光電変換
素子において反射された平行光が投光レンズ系へ
逆入射しないようにしている。
請求項2の寸法測定器では、これに加えて付加
スリツトを光電変換素子群の直前または投光レン
ズ系の直後に設け、光電変換素子群の必要な回転
角度を小さくしている。
また、請求項3の寸法測定器では、光電変換素
子の受光表面に反射防止処理を施している。
また、請求項4の寸法測定器では、光電変換素
子群において反射された平行光が、さらに投光レ
ンズ系において再反射するとき、この再反射光が
分散するように、投光レンズ系のフアクターを選
択している。
[作用] 光電変換素子群には光電変換素子が列状に並べ
られている。この列方向を中心軸として、光電変
換素子群を僅かに傾けることにより、光電変換素
子群において反射した光が、再び投光レンズ系に
もどることがない。一方、上記列方向と垂直な方
向には、光電変換素子群を傾けないので、測定は
正確に行うことができる。
スリツトを光電変換素子群の直前または投光レ
ンズ系の直後に設けることにより、光電変換素子
群の傾け角を小さくできる。
光電変換素子の受光表面の反射防止処理によ
り、光電変換素子における平行光の反射を抑えら
れる。
光電変換素子群において反射した平行光が、さ
らに投光レンズ系において再反射するとき、この
再反射光が分散するように、投光レンズ系のフア
クターを選択すれば、再反射光が光電変換素子に
大きな電圧を生じさせることがない。
[実施例] 第1図に、この考案の一実施例による寸法測定
器の平面断面図を示す。光源であるレーザ4の出
力光は、レンズ6,8によつて、平行光10にさ
れる。この平行光10は、保護ガラス11を通つ
て、測定用凹部2aを横切り、保護ガラス17を
通つて、イメージセンサ18に入射する。
イメージセンサ18は、図に示すように傾けら
れている。このため、センサ18において反射し
た光10aは、レンズ6,8には戻らないので、
反射光によつてもたらされる悪影響も排除され
る。
なお、部品配置、製造工程の上から、センサ1
8の傾き角度はできるだけ小さい方が好ましい。
この傾き角を小さくするため、レンズ8の直後
にスリツト板30を設けた実施例を第2図に示
す。レンズ8からの平行光10は、スリツト30
aによつて、紙面に垂直な方向に長い帯状平行光
10cとなる。図に示すように、センサ18をわ
ずかに傾けるだけで、反射光10dはスリツト板
30によりさえぎられ、レンズ8には戻らない。
すなわち、このスリツト板30を設けることによ
り、センサ18の必要な傾き角θを小さくするこ
とができる。センサ18の傾き角θは次式によつ
て表わされる。
θ≧(1/2)tan-1・(e+d)/2l ただし、eは反射光10bの幅、dはレンズ8
の有効系、lはレンズ8直後からセンサ18まで
の距離である。
なお、スリツト板30の材質としては粗く黒い
表面をもつた樹脂等の反射しない材質が好まし
い。
また、スリツト板30はセンサ18の直後に設
けてもよい。
次に他の実施例を第3図に示す。第3図はセン
サ18近傍を水平断面図として示したものであ
る。この実施例では、センサ18のチツプ180
の表面180aおよび底部表面180bに、誘電
体(例えば、フツ化マグネシウム)を蒸着し、反
射防止処理を行つている。したがつて、平行光1
0がセンサ18において反射し、レンズ6,8に
戻ることがない。特に、チツプ表面180aにお
ける反射が大きい場合には、この部分にのみ反射
防止処理を行うだけでも、十分な効果が得られ
る。
なお、反射防止処理としてはフツ化マグネシウ
ムの他、反射防止効果の高い材質を用いることが
できる。
さらに他の実施例を第4図に示す。この実施例
ではレンズ6の後端面6aの曲率半径を大きくし
ている。このためセンサ18からの反射光Bがレ
ンズ6の後端面6aで再び反射しても、その反射
光の光路はF,Fに示すように分散する。したが
つて、レンズ6からの反射光がセンサ18に収束
せず、測定に誤差を与えない。
[考案の効果] 請求項1の寸法測定器では、光電変換素子の列
方向を中心軸として光電変換素子群をわずかな角
度回転させている。したがつて、光電素子におい
て反射された平行光が投光レンズ系へ逆入射せ
ず、測定に誤差を与える再反射光を生じることが
ない。
請求項2の寸法測定器では、上記に加えてスリ
ツトを光電変換素子群の直前または投光レンズ系
の直後に設けている。したがつて、光電変換素子
群の必要な回転角度が小さくてすむ。
請求項3の寸法測定器では光電変換素子の受光
表面に反射防止処理を施している。したがつて、
レンズ系からの平行光の反射が抑えられ、測定に
誤差を与える再反射光を生じることがない。
請求項4の寸法測定器では、光電変換素子群に
おいて反射した平行光がさらに投光レンズ系にお
いて再反射するとき、この再反射光が分散するよ
うに投光レンズ系のフアクターを選択している。
したがつて、再反射光が光電変換素子群上で収束
しないので、測定に誤差を生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はセンサ18を傾けた場合の実施例を示
す平面断面図、第2図は第1図にさらにスリツト
板30を設けた実施例を示す平面断面図、第3図
はセンサ18の受光表面にフツ化マグネシウムを
蒸着して反射防止処理を行つた場合を示す平面断
面図、第4図はレンズ系のフアクターを選択しレ
ンズ系からの再反射光を分散させた場合を示す側
面断面図、第5図は従来の寸法測定器を示す斜視
図、第6図は従来の寸法測定器を示す平面断面
図、第7図は従来の寸法測定器を示す側面断面
図、第8図は従来の寸法測定器においてレンズ系
からの再反射光が測定に誤差をもたらすことを示
す側面断面図、第9図は再反射光の影響のない場
合のイメージセンサの出力を示す図、第10図は
再反射光の影響がある場合のイメージセンサの出
力を示す図である。 4……レーザ、6,8……レンズ、18……イ
メージセンサ、30……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 光源、 光源からの光を平行光にする投光レンズ系、 投光レンズ系より出た平行光を所定の距離を
    おいて受光し電気信号に変換する光電変換素子
    が、列状に配された光電変換素子群、 を備え、平行光をさえぎるようにおいた被測定
    物により変化する光電変換素子群の出力に基づ
    き、被測定物の寸法を測定する機器において、 光電変換素子の列方向を中心軸として光電変
    換素子群を僅かな角度回転させ、光電変換素子
    において反射された平行光が投光レンズ系へ逆
    入射しなようにしたことを特徴とする寸法測定
    器。 (2) 請求項1記載の寸法測定器において、 光電変換素子群の直前または投光レンズ系の
    直後にスリツトを設け、前記逆入射防止のため
    に必要な光電変換素子群の回転角度を小さくし
    たことを特徴とするもの。 (3) 光源、 光源からの光を平行光にする投光レンズ系、 投光レンズ系より出た平行光を所定の距離を
    おいて受光し電気信号に変換する光電変換素子
    が、列状に配された光電変換素子群、 を備え、平行光をさえぎるようにおいた被測定
    物により変化する光電変換素子群の出力に基づ
    き、被測定物の寸法を測定する機器において、 光電変換素子の受光表面に反射防止処理を施
    したことを特徴とする寸法測定器。 (4) 光源、 光源からの光を平行光にする投光レンズ系、 投光レンズ系より出た平行光を所定の距離を
    おいて受光し電気信号に変換する光電変換素子
    が、列状に配された光電変換素子群、 を備え、平行光をさえぎるようにおいた被測定
    物により変化する光電変換素子群の出力に基づ
    き、被測定物の寸法を測定する機器において、 光電変換素子群において反射した平行光が、
    さらに投光レンズ系において再反射する部位の
    レンズの曲率半径を、再反射光を分散させるよ
    うに選択したことを特徴とする寸法測定器。
JP1988086080U 1988-06-28 1988-06-28 Expired - Lifetime JPH0530084Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988086080U JPH0530084Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28

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JP1988086080U JPH0530084Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28

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JPH027507U JPH027507U (ja) 1990-01-18
JPH0530084Y2 true JPH0530084Y2 (ja) 1993-08-02

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JP1988086080U Expired - Lifetime JPH0530084Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159103A (en) * 1979-05-31 1980-12-11 Fujitsu Ltd Outside diameter measuring device
JPS5983007A (ja) * 1982-11-02 1984-05-14 Mitsutoyo Mfg Co Ltd 光学式測定機
JPS59200907A (ja) * 1983-04-28 1984-11-14 Riide Denki Kk 光学式外寸測定方法

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