JP2585495Y2 - 変位測定装置 - Google Patents

変位測定装置

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JP2585495Y2
JP2585495Y2 JP7088292U JP7088292U JP2585495Y2 JP 2585495 Y2 JP2585495 Y2 JP 2585495Y2 JP 7088292 U JP7088292 U JP 7088292U JP 7088292 U JP7088292 U JP 7088292U JP 2585495 Y2 JP2585495 Y2 JP 2585495Y2
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憲司 松丸
敦郎 田沼
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、測定対象の変位を光学
的に非接触で測定する変位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、本出願人と同一出願人による特
開平2−93316号公報に開示された光学的変位測定
装置の要部を示す図である。この装置によれば、光検出
器50の受光面51は、測定対象の反射光の光軸Cに対
して所定角度θ傾けた構成である。これにより、透明プ
ラスチックまたはガラス部材によりなる保護面52での
2次反射光の発生を防止でき、測定対象の変位測定精度
への影響を防止できる。
【0003】また、図7に示すものも、本出願人と同一
出願人による実開平1−144809号公報に開示され
た変位測定装置の要部を示す図である。この装置によれ
ば、光検出素子60の受光面前面には、結像点の移動方
向に沿ってスリット61を設けた構成であり、測定対象
の表面状態が大きく異なる境界付近(例えば金属蒸着面
とガラス面の境界)を測定する際においても低反射率の
ガラス面を測定する際、高反射率の金属蒸着面からの周
辺不要光を遮断でき、正確な変位測定を行える。
【0004】このように、いずれの場合においても夫々
効果を得られるため、考案者はこれらを組み合わせるこ
とにより、光検出器部分での2次反射光の発生を防止し
つつ、測定対象の明暗の境界部分も精度良く測定できる
と思われる装置を試作してみた。この構成は、図8に示
すように、光検出器70を光軸に対し所定角度傾けると
ともに、光検出器70の受光面前面にスリット71を設
けたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この図
8に示す構成では、図中1点鎖線で示す如く、光検出器
70に入射後の光がスリット71で反射し、その反射し
た光の一部が光検出器70に戻ってしまい、正確な測定
を行うことができなかった。
【0006】本考案は、上記問題点に鑑みて考案された
ものであり、光検出器での2次反射光の発生を防止で
き、かつ、測定対象の明暗の境界部分も精度良く測定で
きる変位測定装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の変位測定装置は、測定対象の表面に照射し
たレーザ光の反射・散乱光を光検出器1の受光面2上に
結像させ、前記測定対象の表面の変位を、前記受光面に
おける結像点の移動に対応した光検出器の検出出力とし
て測定する変位測定装置において、請求項1では、前記
光検出器の受光面を光軸に対し所定角度θ1傾斜して設
けるとともに、前記光検出器の受光面前面に該光検出器
に対し所定角度θ2傾斜して設けられ、結像点の移動方
向に沿った開口部4,11を有するスリット部材3,1
0を配置したことを特徴としている。
【0008】また請求項2では、請求項1記載のスリッ
ト部材に代えて、前記受光面2前面には、並行に波長板
20および検光子21の重合体からなるスリットを配置
した構成である。
【0009】
【作用】図1に示すように、光検出器1の受光面2は、
光軸Cに対し所定角度θ1傾斜しており、かつスリット
部材3がこの光検出器1に対しθ2傾斜しているため、
受光面2での反射光は、スリット部材3に反射した後、
光検出器1から遠ざかる方向に反射し、再び受光面2に
入射することがなく、光検出器1の直線性を向上でき
る。また、スリット部材3により、このスリットと交差
する方向の周辺不要光は、このスリットによって遮られ
るので、測定点周辺の表面状態の影響を受けることがな
い。
【0010】
【実施例】図1は、本考案の変位測定装置の第1実施例
を示す側断面図、図2は同斜視図である。これらの図に
示す如く、光検出器1の受光面2は、測定光の光軸Cに
対して所定角度θ1傾けた構成である。また、受光面2
の前面には、透明プラスチックまたはガラス部材により
なる保護面5が設けられる。
【0011】また、光検出器1の受光面2前面には、ス
リット部材3が設けられる。このスリット部材3には、
受光面2における結像点の移動方向に沿ってスリットと
しての開口部4が開口形成されている。この開口部4の
幅は、スポット径と同一に形成されている。また、スリ
ット部材3は、側面でみて折曲形成されており、開口部
4を挟んで下方のスリット部材3aは、光検出器1と並
行に設けられるとともに、開口部4を挟んで上方のスリ
ット部材3bは、光検出器1の傾斜方向とは逆方向に所
定角度θ2傾斜して設けられる。
【0012】これにより、スリット部材3の開口部4に
より、測定対象の表面状態が大きく異なる境界付近(例
えば金属蒸着面とガラス面の境界)を測定する際におい
ても低反射率のガラス面を測定する際、高反射率の金属
蒸着面からの周辺不要光を遮断でき、正確な変位測定を
行える。
【0013】また、光検出器1が光軸Cに対し所定角度
θ1傾斜しているため、保護面52での2次反射光が受
光面に入ることを防止でき、測定対象の変位測定精度へ
の影響を防止できる。
【0014】さらに、光検出器1に入射した光の反射光
は、再び外方に反射するが、この反射光は、図1の一点
鎖線で示す如く、一方のスリット部材3b側に向かう
が、このスリット部材3bは、所定角度θ2外方に傾斜
しているため、スリット部材3bでの反射光は、光検出
器1の受光面2から遠ざかる方向に反射し、受光面2に
再度入射せず、測定対象の変位測定精度への影響を防止
できる。これにより、スリット部材3bでの再反射がな
くなり、光検出器1の直線性(受光面2上での光軸の移
動方向に対する検出出力の誤差特性)が大幅に改善され
た。
【0015】次に、図3は本考案の第2実施例を示す図
である。この図に示すように、開口部11を有するスリ
ット部材10が側面でみて直線状の構成であってもよ
く、このスリット部材10が光検出器1に対し所定角度
θ2傾斜した構成としても良い。この場合でも、第1実
施例同様の作用効果を得ることができる。
【0016】また、図4の側断面図および図5の斜視図
に示す第3実施例では、光検出器1と並行にλ/2板で
成る波長板20および検光子21の重合体スリットを配
置し、これら波長板20と検光子21の中央には開口部
22を開口形成する。光検出器1で反射した光は、波長
板20通過後、偏光方向が90度回転して検出子21を
通過するので、重合体スリットで光が反射し再び光検出
器に入るという現象は発生しない。また、重合体スリッ
トに入射する周辺不要光は、X1の偏光方向の光を遮断
しX1と直交する偏光方向の光を通過するように設定し
てある検出子21で遮断されるので、第1実施例同様の
作用効果を得ることができる。
【0017】
【考案の効果】本考案の変位測定装置によれば、光検出
器の受光面は、光軸に対し所定角度傾斜し、かつスリッ
ト部材がこの光検出器に対し傾斜した構成であるため、
受光面での反射光は、スリット部材に反射した後、光検
出器から遠ざかる方向に反射し、再び受光面に入射する
ことがなく、光検出器の直性性を向上できる効果があ
る。また、スリット部材により、このスリットと交差す
る方向の周辺不要光は、このスリットによって遮られる
ので、測定点周辺の表面状態の影響を受けることがな
く、測定対象の明暗の境界部分も精度良く測定できる効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の変位測定装置の第1実施例を示す側断
面図。
【図2】同実施例の斜視図。
【図3】第2実施例を示す斜視図。
【図4】第3実施例の側断面図。
【図5】同第3実施例の斜視図。
【図6】従来例である検出器を傾けた状態を示す側断面
図。
【図7】同従来の光検出器前面にスリットを設けた状態
を示す斜視図。
【図8】同従来技術による光検出器を傾けスリットを設
けた状態を示す側断面図。
【符号の説明】
1…光検出器、2…受光面、3,10…スリット部材、
4,11…開口部、20…波長板、21…検光子。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 3/00 - 3/32 G01B 11/00 - 11/30

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象の表面に照射したレーザ光の反
    射・散乱光を光検出器(1)の受光面(2)上に結像さ
    せ、前記測定対象の表面の変位を、前記受光面における
    結像点の移動に対応した光検出器の検出出力として測定
    する変位測定装置において、 前記光検出器の受光面を光軸に対し所定角度(θ1)傾
    斜して設けるとともに、 前記光検出器の受光面前面に該光検出器に対し所定角度
    (θ2)傾斜して設けられ、結像点の移動方向に沿った
    開口部(4,11)を有するスリット部材(3,10)
    を配置したことを特徴とする変位測定装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載のスリット部材に代え
    て、前記受光面(2)前面には、並行に波長板(20)
    および検光子(21)の重合体からなるスリットを配置
    した変位測定装置。
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