JPS636538B2 - - Google Patents

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JPS636538B2
JPS636538B2 JP54104193A JP10419379A JPS636538B2 JP S636538 B2 JPS636538 B2 JP S636538B2 JP 54104193 A JP54104193 A JP 54104193A JP 10419379 A JP10419379 A JP 10419379A JP S636538 B2 JPS636538 B2 JP S636538B2
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diol
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JP54104193A
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Fuiige Herumuuto
Furiito Ueedemaieru Karuru
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Bayer AG
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Bayer AG
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Publication of JPS636538B2 publication Critical patent/JPS636538B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/23Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of oxygen-containing groups to carboxyl groups
    • C07C51/235Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of oxygen-containing groups to carboxyl groups of —CHO groups or primary alcohol groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/255Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、アリールエタン−1・2−ジオール
化合物の酸化による、或種のアリールグリオキシ
ル酸の新規な製法に関する。 アリールグリオキシル酸は有機合成例えば植物
保護剤の製造のための価値ある中間体である。 フエニルエタン−1・2−ジオールからフエニ
ル−グリオキシル酸への酸化は、下記の中間段階
を経て起こり得る(Rodd′s Chemistry of
Carbon Compounds、第巻、第E部、第2編
(1974)、頁71以降参照)。 これらの化合物の各々は構造上、多くの副反応
特に酸化分断(1つまたはそれ以上のベンズアル
デヒド、安息香酸、ホルムアルデヒド、蟻酸およ
びCO2への分断)をする。かように、フエニルエ
タン−1・2−ジオールの酸化により1段階にて
フエニルグリオキシル酸に選択的に到達する機会
は極めて低い。このことは文献から既知の結果に
より確認される。即ち、マンデル酸は低い収率に
てではあるがフエニルグリオキシル酸へ酸化され
ることができるが(Organic Synthesis、Coll.第
巻、第2編、1956、頁241−245)、フエニルエ
タン−1・2−ジオールを過マンガン酸カリウム
で酸化すると、実質的に完全に安息香酸が生ずる
(J.Am.Chem.Soc.第35巻(1913)、頁54−68)。
実質的に酸化による分断はまた、クロム酸、フエ
リシアン化カリウム、酸化銀または臭素(前記の
参考文献参照)によるフエニルエタン−1・2−
ジオールの酸化、または過酸化ニツケル(Chem.
Pharm.Bull.(Tokyo)第12巻(1964)、403−7
参照)、過沃素酸カリウム(Talanta、第23巻
(1976)、頁237−9参照)、または鉛テトラアセテ
ート(Rodd′s Chemistry of Carbon
Compounds、第巻、第E部、第2編(1974)、
頁74)による酸化においても起こる。硝酸を用い
ると、酸化はおだやかな条件下ではベンゾイルメ
タノールの段階で停止し、工業的には魅力のあま
りないより一層過酷な条件下では安息香酸と共に
ベンゾイル蟻酸が定量的に検出された(Liebigs
Hnnalen der Chemie第216巻(1883)、頁313;
Ber.Dtsch.Chem.Ges.第10巻(1877)、頁1488)。
フエニルエタン−1・2−ジオールの電気化学酸
化を用いると、最も有利な条件下(白金鍍白金陽
極)にても、フエニルグリオキシル酸は少量得ら
れるのみであつた(マンデル酸、安息香酸、蟻酸
およびCO2と共に)(Ann.Acad.Sci.fenn.〔A〕第
39巻、No.11(1934)、頁63参照)。 したがつて工業的に興味ある条件下でフエニル
エチレン−1・2−グリコールからフエニルグリ
オキシル酸への選択的酸化を可能とする方法はま
だ知られていない。 本発明は今や、アリールグリオキシル酸の製法
において、一般式 (式中Arは置換または非置換のアリールを示す)
にて示されるアリールエタン−1・2−ジオール
を、酸素または分子状酸素含有ガスで、アルカリ
性水性媒体中で、白金および/またはパラジウム
含有触媒の存在下におよび同時に活性剤としての
鉛および/または鉛化合物および/またはビスマ
スおよび/またはビスマス化合物の存在下に、反
応混合物の沸点までの温度にて酸化することを特
徴とする製法を提供する。 アリールエタン−1・2−ジオール()はR
−、S−または(±)−型にて存在し得る。異な
るアリールエタン−1・2−ジオールの混合物も
また酸化のために使用できる。 先行技術から考えると、本発明の製法の条件下
で通常の酸化分断が実質的に生ぜず、そして技術
的に簡単な工合にアリールエタン−1・2−ジオ
ール例えばフエニルエタン−1・2−ジオール
(フエニルエチレン−1・2−グリコール)をア
リールグリオキシル酸例えばフエニルグリオキシ
ル酸に、非常に高い収率および純度にて、即ち高
度の選択性にて転化し得ることが判明したこと
は、明らかに意外である。 さらに、本発明の製法は多くの他の長所を有す
る。使用酸化剤は酸素であり、これは全般的に入
手可能であり、安価であり、そして環境を汚染す
る酸化剤の二次生成物を生じない。高選択性の結
果として、分離除去されなければならない副生物
の形成は少なく、このことは同時に、価値ある原
料の浪費が避けられることを意味する。さらに、
反応条件は良好な熱除去を許すものであり、反応
媒体のPH値は鋼製装置内での反応実施を可能とす
るものであり、そして酸素消費量によつて酸化を
効果的に制御し得るという技術的長所がある。 出発化合物としてフエニルエチレン−1・2−
グリコールを用いた場合の全反応経路は次式にて
示し得る: 式()は本発明に従つて出発材料として用い
られるべきアリールエタン−1・2−ジオールを
全般的に定義する。該式においてArは好適には
フエニルを示す。基Arはさらに、置換アリール
を示し、置換基は好適にはアルキル(好適には炭
素原子数1−6)、シクロアルキル(好適には炭
素原子数3−6)、アリール(好適にはフエニ
ル)、アルアルキル(好適にはベンジル)、アルコ
キシ(好適には炭素原子数1−6)、シクロアル
コキシ(好適には炭素原子数3−6)、アリール
オキシ(好適にはフエノキシ)、ヒドロキシル、
カルボキシル、ハロゲン(特に弗素、塩素および
臭素)、およびメチレンジオキシ基から別個に選
択される。アリール基がフエニルを示す場合に
は、置換基は好適には3−および/または4−お
よび/または5−位置にある。 出発化合物として必要な式()にて示される
アリールエタン−1・2−ジオールはそれ自体既
知であるかまたは既知法により製造され得る。か
ように、フエニルエチレン−1・2−グリコール
は、例えば過酸化水素でスチレンを水酸基置換す
ることにより(Helv.Chim.Acta第50巻(1967)、
頁319−321参照)、または酸化スチレンの加水分
解により製造され得る(さらにこの方法としては
Rodd′s Chemistry of Carbon Compounds、第
巻、第E部、第2編(1974)、頁72以降参照)。 用語「アルカリ性水性媒体」はアルカリ性とし
て作用する、即ちPH値>7を有する反応混合物を
意味する。アルカリ量は、酸化されるべきアリー
ルエタン−1・2−ジオール1モル当り0.3−5、
好適には0.5−3当量のアルカリを与えるように
選択されることが得策である。酸化されるべきア
リールエタン−1・2−ジオール1モル当り0.9
−2当量のアルカリを用いるのが特に好適であ
る。 アルカリはアリールエタン−1・2−ジオール
の水溶液または水性懸濁液に添加されることがで
き、またはアリールエタン−1・2−ジオールを
アルカリ溶液に溶解または懸濁させ得る。 好適には、アルカリとして水酸化ナトリウムま
たはカリウム、または炭酸ナトリウムまたはカリ
ウムを使用できる。 アルカリ性反応水溶液中の有機化合物の濃度は
全般に、アリールエタン−1・2−ジオールおよ
び形成されるアリールグリオキシル酸の両方が、
反応条件下で溶液中に存在するように選択され
る。適切ならば、アリールエタン−1・2−ジオ
ールを、恐らくは一部のアルカリと共に、酸化混
合物に少量ずつ添加すべきである。5−30重量%
の、反応混合物中の有機化合物の最終濃度が適切
であることが判明した。 本発明の条件下で、液相が存在する全ての温度
にて酸化効果がみられる。したがつて可能な反応
温度は、反応混合物の凝固点がら沸点までであ
る。好適には反応は10゜−100℃にて実施される。 触媒として用いられる白金および/またはパラ
ジウムは、種々の形にて、例えば元素状即ち金属
形態にて、例えば他の白金族金属との組合せとし
ていわゆる「ブラツク」として、または化合物の
形として、例えば酸化物としてまたは他の化合物
の形にて、反応体に添加され得る。 白金および/またはパラジウムは担体に適用さ
れ得る。適切な担体の例としては、活性炭、黒
鉛、多孔質珪藻土、シリカゲル、尖晶石、酸化ア
ルミニウム、石綿、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、硫酸バリウム、または有機担体材料が挙
げられる。活性炭、例えば脱色のために広く用い
られる木材から製造された安価な粉末活性炭が特
に適切であることが判明した。 これらの担持触媒の白金および/またはパラジ
ウム含量は広範囲に変化し得る。10重量%より少
量、特に0.1−5重量%の白金および/またはパ
ラジウム含量を有する担持触媒が特に適切である
ことが判明した。 白金および/またはパラジウム触媒の使用量は
広範囲に変化し得る。この量は所望酸化速度、触
媒の形、活性剤の性質および量等に依存し、そし
て特定の場合において予備実験により容易に決定
され得る。 全般に、アリールエタン−1・2−ジオール1
モル当りの白金および/またはパラジウムの必要
量は1000mgより少なく、そして多くの場合にアリ
ールエタン−1・2−ジオール1モル当り20−
400mgの白金および/またはパラジウムを用いて
充分に高い反応速度が達成される。 前記の活性剤を用いるとタール形成が殆んど完
全に防止されるから、触媒を繰返し使用し得る。
この再利用の結果として、触媒再処理が必要とな
るまでのアリールエタン−1・2−ジオール1モ
ル当りの白金および/またはパラジウム触媒消費
量は5mg以下に減少され得る。 とりわけ鉛およびビスマスが適切な活性剤であ
ることが判明した。本発明にしたがつて用いられ
るべき活性剤の使用量は広範囲に変化し得る。金
属または金属化合物の添加量がアリールエタン−
1・2−ジオール1モル当り1×10-5モルという
少ない場合でも活性剤効果は明らかに示される。
アリールエタン−1・2−ジオール1モル当り
0.1モル以上の活性剤を用いるのも可能であるが、
しかし大量添加しても全般に有利とはならない。
全般に、酸化されるべきアリールエタン−1・2
−ジオール1モル当り5×10-5ないし1×10-1
ル、好適には1×10-4ないし1×10-2モルの金属
の添加が適切であることが判明した。 本発明による活性剤として用い得る金属(Pb
およびBi)はそのままで、即ち元素状にて、お
よび/または化合物例えば酸化物として;または
水素酸の塩例えばクロリド、ブロミド、ヨージ
ド、スルフイド、セレニドおよびテルリドとし
て;または無機酸素酸の塩例えばニトレート、ニ
トリツト、ホスフイツト、ホスフエート、スルフ
エート、カーボネート、ペルクロレート、アンチ
モネート、アーセネート、セレニツト、セレネー
ト、およびボーレートとして;または遷移金属か
ら誘導された酸素酸の塩例えばバナデート、ニオ
ベート、タンタレート、クロメート、モリブデー
ト、タングステート、およびパーマンガネートと
して;または有機脂肪族または芳香族酸の塩例え
ばホルメート、アセテート、アロピオネート、ベ
ンゾエート、サリシレート、ラクテート、マンデ
レート、グリオキシレート、アリールグリオキシ
レートおよびシトレートとして;またはフエノレ
ート等として用いられ得る。各特定の場合におい
て、活性剤は反応混合物に可溶性、部分的に可溶
性、または不活性であり得る。 これらの活性剤相互の組合せおよび/またはこ
れらと活性剤として規定されない他の元素または
化合物との組合せも使用し得る。本発明による活
性剤は、種々の原子価レベルにてまたは原子価レ
ベルの混合として存在でき、さらに反応中に原子
価が変化してもよい。活性剤がまだ酸化物およ
び/または水酸化物として添加されていないなら
ば、これらはアルカリ性媒体中にて酸化物およ
び/または水酸化物に完全にまたは部分的に転化
され得る。反応後に、白金および/またはパラジ
ウム触媒は難溶性活性剤と共に別されることが
でき、そしてさらに酸化反応に再使用され得る。
白金および/またはパラジウム触媒および/また
は活性剤がもし損失したならば、補充しなければ
ならない。 活性剤は固体として、好適には微粉砕形態に
て、または溶液の形にて反応体に添加され得る。
白金および/またはパラジウム触媒をつくる時に
活性剤を添加することもでき、または白金およ
び/またはパラジウム触媒に活性剤を含浸させる
こともできる。活性剤はまた白金金属のための担
体にも作用し得る。 白金と鉛および/またはビスマスとの組合せが
特に適切であることが判明した。 本発明の製法は通常、アルカリ性薬品、白金お
よび/またはパラジウム触媒および活性剤を含む
アリールエタン−1・2−ジオールの溶液に、酸
素または分子状酸素含有ガス例えば空気を良好に
接触させることにより実施される。通常反応は大
気圧(1バール)にて実施されるが、しかし酸化
はまた高圧または低圧にて例えば0.5−10バール
にて実施され得る。反応経路は酸素消費量から追
うことができ、そして所望アリールグリオキシル
酸のために理論的に必要な酸素量が消費された時
に反応を停止する。多くの場合この段階で酸素消
費は自動的に止まりまたは減速する。反応の進行
は、種々の工合に、例えば形成アリールグリオキ
シル酸を測定することにより追うこともできる。 仕上げのために、白金および/またはパラジウ
ム触媒を不溶解活性剤と共に例えば過により反
応混合物から分離する。アリールグリオキシル酸
は6より低いPH値に酸性化することによつてアル
カリ性反応溶液から放出され、既知法例えばデカ
ンテイングおよび/または過および/または抽
出により分離され、そして必要ならば例えば再結
晶、蒸留または抽出によりさらに精製される。 白金および/またはパラジウム触媒、活性剤、
アルカリおよびアリールエタン−1・2−ジオー
ルの添加順序はいずれであつてもよい。かよう
に、白金および/またはパラジウム触媒および活
性剤をアルカリ性アリールエタン−1・2−ジオ
ール水溶液に添加でき;また最初に白金および/
またはパラジウム触媒と活性剤を採取してアルカ
リ性アリールエタン−1・2−ジオール水溶液を
添加することも可能であり;また白金および/ま
たはパラジウム触媒、水性アルカリの1部および
活性剤を採取し、残りのアルカリと共にアリール
エタン−1・2−ジオールを添加することも可能
である。さらに反応体混合物に活性剤を添加する
ことも可能である。 本発明の製法によつて製造され得るアリールグ
リオキシル酸は、価値ある有機中間体でありそし
て例えば植物保護剤および光硬化ラツカーおよび
医薬品の製造のために非常に重要である。 例えば除草活性化合物3−メチル−4−アミノ
−6−フエニル−1・2・4−トリアジン−5
(4H)−オンはフエニルグリオキシル酸から出発
して製造できる(DE−OS(独国特許出願公開公
報)第2224161号参照)。 下記の製造例により本発明の製法を説明する。 製造例 例 1 2gの白金含有活性炭(白金含量:1重量%)、
1.5mlの0.1モルPb(NO32溶液(鉛量1.5×10-4
ルに対応)および100mlの1.3N水酸化ナトリウム
溶液中に13.8g(0.1モル)の(±)−フエニル−
エチレン−1・2−グリコールを含む溶液を撹拌
機、温度計およびガス入口付の反応器に導入し
た。 酸素によつて反応器内の空気を置き換えた後
に、撹拌機を始動させ、70℃にて常圧にて激しく
撹拌しながら混合物に純粋な酸素を導入した。45
分後に、0.15モルのO2が消費されそして酸素消費
は殆んど止まつた。 触媒を別した後に、液中のフエニルグリオ
キシル酸の含量をデイフアレンシアルパルスポー
ラログラフイにより測定した。使用した塩基電解
液は1N LiOHであつた。測定は既知濃度のフエ
ニルグリオキシル酸溶液に対して実施し、これは
反復測定をする時に内部標準として添加された。
測定により理論量の93%の収率のフエニルグリオ
キシル酸が示された。 フエニルグリオキシル酸を硫酸による酸性化に
よつても放出でき、そして必要ならば同時に少量
(0.6g理論量の5%)形成された安息香酸を
別した後に、例えばエーテルで溶液から抽出で
き、そしてエーテルの蒸発後に遊離形態にて得る
ことができた。別された触媒は再使用できた。 例 2 例1の手順を用い、但し鉛の代りに微粉砕硝酸
塩〔Bi(NO33・5H2O〕の形にてビスマス3×
10-4モルを活性剤として反応混合物に添加した。
60分の酸化時間後に、理論必要量の酸素が消費さ
れ、ポーラログラフイ測定により理論量の90%の
収率のフエニルグリオキシル酸が示された。触媒
は別後に再使用できた。 例 3−15 例1の手順を用い、但し反応を75℃で実施し、
表1に示す種々の活性剤および活性剤量を用い
た。
【表】 (a) 理論量の100%=O21.5モル/(±)−フエニ
ル−エチレン−1・2−グリコール1モル (b) 実質的に反応はこの量のO2が消費された後
に止まつた。 (c) 比較例 (比較)例3に示された如く、活性剤を添加し
ないと酸化は実質的により一層遅く起こつた。酸
素消費は早い時期に止まつてしまい、フエニルグ
リオキシル酸の収率は理論量の10%であつた。 例 16 例1の手順を用いた。100mlの2N水酸化ナトリ
ウム溶液中に13.8g(0.1モル)の(±)−フエニ
ルエチレン−1・2−グリコールを含む溶液を用
いた。5%のパラジウムを含む1.5gの活性炭
(医薬用炭)および2×10-4モルのBi(NO33
5H2Oを溶液に添加した。次に酸化を70℃および
1バールのO2圧力にて実施した。140分後に、
0.15モルのO2が消費され、フエニルグリオキシル
酸の収率は理論量の45%であつた。 ビスマスを添加せず他の条件を同一とした場合
の収率は0.15モルのO2が消費された後に理論量の
10%であつた。 例 17 例16の手順を用い、但しビスマスの代りに1.5
×10-3モルの鉛()硝酸塩を溶液に添加した。
この場合には、反応時間は110分であり、フエニ
ルグリオキシル酸の収率は理論量の40%であつ
た。 鉛を添加せずに他の条件を同じくした場合の収
率は理論量の10%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Arは置換または非置換のアリールを示す)
    にて示されるアリールエタン−1・2−ジオール
    の酸化によるアリールグリオキシル酸の製法にお
    いて、酸素または分子状酸素含有ガスで、アルカ
    リ性水性媒体中で、白金および/またはパラジウ
    ム含有触媒の存在下におよび同時に活性剤として
    の鉛および/または鉛化合物および/またはビス
    マスおよび/またはビスマス化合物の存在下に、
    反応混合物の沸点までの温度にて酸化を実施する
    ことを特徴とする製法。 2 鉛および/またはビスマス含量が、使用アリ
    ールエタン−1・2−ジオール1モル当り5×
    10-5ないし1×10-1モルである、特許請求の範囲
    第1項記載の製法。 3 鉛および/またはビスマス含量が、使用アリ
    ールエタン−1・2−ジオール1モル当り1×
    10-4ないし1×10-2モルである、特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の製法。 4 鉛および/またはビスマスが元素状形態また
    は酸化物または水素酸、無機酸素酸、遷移金属含
    有酸素酸または有機脂肪族または芳香族酸の塩の
    形である、特許請求の範囲第1、2または3項記
    載の製法。 5 鉛および/またはビスマスを白金および/ま
    たはパラジウム触媒中に組込む、特許請求の範囲
    第1−4項のいずれかに記載の製法。 6 白金および/またはパラジウム触媒が担持触
    媒である、特許請求の範囲第1−5項のいずれか
    に記載の製法。 7 白金および/またはパラジウムのための担体
    として活性炭を用いる、特許請求の範囲第6項記
    載の製法。 8 担持触媒の白金および/またはパラジウム含
    量が10重量%より少量である、特許請求の範囲第
    6または7項記載の製法。 9 担持触媒の白金および/またはパラジウム含
    量が0.1−5重量%である、特許請求の範囲第8
    項記載の製法。 10 アリールエタン−1・2−ジオール1モル
    当り1000mgより少量の白金および/またはパラジ
    ウムを用いる、特許請求の範囲第1−9項のいず
    れかに記載の製法。 11 アリールエタン−1・2−ジオール1モル
    当り20−400mgの白金および/またはパラジウム
    を用いる、特許請求の範囲第10項記載の製法。 12 アルカリとして水酸化ナトリウムまたは水
    酸化カリウムを用いる、特許請求の範囲第1−1
    1項のいずれかに記載の製法。 13 アリールエタン−1・2−ジオール1モル
    当り0.3−5当量の量にてアルカリを用いる、特
    許請求の範囲第1−12項のいずれかに記載の製
    法。 14 アリールエタン−1・2−ジオール1モル
    当り0.5−3当量の量にてアルカリを用いる、特
    許請求の範囲第13項記載の製法。 15 アリールエタン−1・2−ジオール1モル
    当り0.9−2当量の量にてアルカリを用いる、特
    許請求の範囲第14項記載の製法。 16 10゜−100℃にて実施される、特許請求の範
    囲第1−15項のいずれかに記載の製法。 17 0.5−10バールの圧力にて酸素または酸素
    含有ガスを用いて実施される、特許請求の範囲第
    1−16項のいずれかに記載の製法。 18 式()(式中Arは、フエニルを示し、ま
    たは置換基としてのアルキル、シクロアルキル、
    アリール、アルアルキル、アルコキシ、シクロア
    ルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシル、カル
    ボキシル、ハロゲンおよびメチレンジオキシから
    選択される1つまたはそれ以上の置換基を有した
    アリールを示す)にて示される化合物を用いる、
    特許請求の範囲第1−17項のいずれかに記載の
    製法。 19 式()にて示される化合物がフエニルエ
    チレン−1・2−グリコールである、特許請求の
    範囲第18項記載の製法。
JP10419379A 1978-08-19 1979-08-17 Manufacture of arylglyoxylic acid Granted JPS5528989A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19782836327 DE2836327A1 (de) 1978-08-19 1978-08-19 Verfahren zur herstellung von arylglyoxylsaeuren

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