JPS6363936A - 工業用ガス濃度測定装置 - Google Patents

工業用ガス濃度測定装置

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JPS6363936A
JPS6363936A JP61206685A JP20668586A JPS6363936A JP S6363936 A JPS6363936 A JP S6363936A JP 61206685 A JP61206685 A JP 61206685A JP 20668586 A JP20668586 A JP 20668586A JP S6363936 A JPS6363936 A JP S6363936A
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JP
Japan
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gas
oxygen
measured
calibration
measurement
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JP61206685A
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Toru Kodachi
小太刀 徹
Jun Usami
宇佐美 諄
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工業用ガス濃度測定装置に関し、特に雰囲気
ガス中のガス成分濃度測定、工業炉あるいは各種燃焼炉
の炉内または煙道内に挿入して燃焼排ガス中のガス成分
濃度の測定等に用いて好適な工業用ガス濃度測定装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
この種の従来装置において、被測定ガスを採取するプロ
ーブに取り付けられる測定小室等の構造は、第12図に
示される。次に、この構造を同図を参照しつつ説明する
有底円筒形状の固体電解質70には、その内外面に夫々
内面電極71と外面電極72とが塗布後焼付されている
。なお、この内面電極71は、固体電解質70の開口端
で折返してその固体電解質70の開口端外面に露出して
塗布後焼付されている。これら内面電極71と外面電極
72とが塗布後焼付された固体電解質70は、金属性の
円筒管73内に収納されているとともに、この円筒管7
3との隙間にアルミナ。
シリカなどの金属酸化物の繊維より成るセラミック繊維
74が緻密に充填されることにより支持されている。な
お、75は、内面電極71および外面電極72からのリ
ード線を挿通させて保護するリード線保護管である。
前記固体型N質70の有底円筒内部には、大気などの基
準空気を導入するための基準空気導入管76が設けられ
ているとともに、この基準空気導入管76は、固定金具
77に支持されている。この基準空気導入管76内には
、固体電解¥t70の温度を測定する例えば白金−白金
ロジウム熱電対のような測温素子78が挿設されている
前記円筒管73の先端開口部には、被測定ガスが拡散に
より通過するセラミックフィルタ79が嵌着されている
。なお、80 、81夫々は、前記固体電解質71の外
面電極72に校正ガスを噴出して接触させるための校正
ガス導入管と、被測定ガスおよび/または基準空気を排
出するための排出口とである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このものにおいては、検出部を校正する
有底円筒形状の固体電解質70における閉塞端部の酸素
検知部分りが、その形状のために大きくて高張るもので
あった。したがって、この酸素検知部分りを収納する、
前記円筒管73およびセラミック繊維74より形成され
て入口部にフィルタ79を有する測定小室Aを、ある一
定収上に小さくすることは不可能であった。
このために、装置の検出出力の校正を行う際には、多量
に校正ガスを測定小室Aに供給しなければならないとと
もに、校正ガスの供給に時間がかかることによって校正
時間が長くなり、測定中に簡単に校正を行なうことがで
きないという問題点があった。
本発明は、この問題点を解決する目的でなされたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の工業用ガス)濃度測定装置は、前記目的を達成
するために、センシングセルと、加熱体および/または
温度検知体とを板状に積層一体に成形した検出部の少な
くともガス成分検知部分を収納し、かつ入口部にフィル
タを有する測定小室を設け、この測定小室に校正ガスを
供給する校正ガス導入管を設けるとともに、この測定小
室を被測定ガスを採取するプローブに直接的あるいは間
接的に取り付けることを特徴とするものである。
〔作 用〕
検出部を、センシングセルと、加熱体および/または温
度検知体とを板状に積層一体に成形したことより、ガス
成分検知部分はもとより検出部の全体が軽量になるとと
もに非常に小型化されたために、測定小室は極めて小さ
くなる。
(実施例) 次に、本発明による工業用ガス濃度測定装置の具体的一
実施例として、工業用酸素濃度測定装置に通用した場合
につき、図面を参照しつつ説明する。
第1図において、被測定ガスである燃焼排ガスを採取す
るプローブ1は、例えば燃焼炉の煙道の炉壁2に形成さ
れる開口3に挿通位置されて設けられているとともに、
取付はフランジ4を介して炉壁2に取り付けられている
。また、このプローブ1の基部5には、ガス検出具6が
設けられている。
前記プローブ1は、両端が閉塞された外管7と、両端が
開口された内管8との内外2重管構造によって構成され
ている。この外管7の先端部側壁には、煙道内に流動す
る燃焼排ガスに面する位置にガス採取孔9が穿設されて
いるとともに、このガス採取孔9に先端側開口10を臨
ませて、前記内管8が外管7内に設けられている。この
内管8は、その内部空間が、前記先端側開口10を介し
て外管7と内管8とで形成される空間との間での導通を
遮ぎるために、支持板を兼ねる隔壁11によって、外管
7の軸心部分に支持されている。この隔壁11より基部
側の外管7の側壁において、煙道に流動する燃焼排ガス
に対して負圧となる位置に、ガス排出孔12が穿設され
ている。したがって、ガス採取孔9から採取された煙道
からの被測定ガスである燃焼排ガス(以下「被測定ガス
」と称す)は、矢印で図示されるように、まず内管8の
内部空間を通り、次に外管7と内管8との間に形成され
る空間を通って、ガス排出孔12を介して煙道に排出さ
れる。
前記ガス検出具6は、酸素検出センサー13と、測定小
室Aを形成する筒状管14と、この筒状管14の測定小
室Aの入口部である先端部に嵌着されるセラミックフィ
ルタ15とから構成されている。この酸素検出センサー
13は、筒状管14の基端側からねじ込みにより、酸素
検出センサー13を構成する検出部である酸素センサー
素子Sの酸素検知部分りが前記測定小室Aに収納される
ようにして固着されている。また、ガス検出具6は、前
記外管7の基壁16の開口17と筒状管14の先端外周
とを螺合させることにより外管7、すなわちプローブ1
に固着されている。なお、18は、装置の検出出力の校
正を行う校正ガスを測定小室Aに供給する校正ガス導入
管である。また、前記フィルタ15は、被測定ガスを前
記測定小室Aに拡散によってプローブl、詳しくは外管
7から侵入させるとともに、この測定小室Aに校正ガス
が供給された場合に、その測定小室Aの圧力が高くなる
ような通気抵抗を有している。
次に、前記酸素検出センサー13の構造について、第2
図を参照しつつ説明する。
ジルコニアを主成分とする狭巾な長手形状の固体電解質
より構成される酸素センサ素子S(寸法;約5m+/s
(巾) Xl、5m/+m (厚み)×30〜6抛/l
11(長さ))には、その先端部に酸素検知部分りが形
成されている。この酸素センサ素子Sは、その中央部が
両スペーサ部材19.’19間に圧入された粉体シール
材30によって支持された状態で、円筒状の金属製保護
管21内に、前記酸素検知部分りを残して収納されてい
る。なお、保護管21の右端部に形成される空間22に
は、酸素センサ素子S内に形成された後述する空気通路
51の出口が位置されている。また、この空間22には
、酸素センサ素子Sの同様に後述する電気接触端子Mが
印刷された基端部を挿入することにより、電気的接続が
行われるコネクタ23が設けられている。このコネクタ
23からのリード線24は、前記保護管21の右端に嵌
入されて固定されるゴム栓25を貫いて外部に引き出さ
れている。なお、26は、前記空気通路51の出口に基
準空気を供給するための孔である。
前記保護管21の左端側の外周面には、酸素検出センサ
ー13を前記筒状管14にねじ込みにより固着するため
のハウジング27が、外挿により装着されている。した
がって、酸素センサ素子Sの酸素検知部分りを筒状管1
4内の測定小室Aに挿入位置させた状態で、保護管21
を筒状管14に気密に接続し得るようになっている。な
お、28 、29夫々は、保護管21とハウジング27
との間を気密に保つための金属性メタルリング、および
筒状管14とハウジング27との間を気密に保つための
環状のメタルパツキンである。
次に、前記酸素センサ素子Sの構造について、第3図(
A) 、 (B)および第4図を参照しつつ説明する。
まず、上部には、固体電解質体40と、この固体電解質
体40の上下両側に配される上側ポンプ電極41および
下側ポンプ電極42とから成る酸素ポンプ部Pが設けら
れている。なお、この酸素ポンプ部Pの上面側には、前
記上側ポンプ電極41を囲むようにして上部加熱部H1
が設けられている。
次に、前記酸素ポンプ部Pと同様に、固体電解質体43
と、この固体電解質体43の上下両側に配される測定電
極44および基準電極45とから成る酸素濃淡電池部B
が設けられている。
なお、これら酸素ポンプ部Pと酸素濃淡電池部Bとの間
には、所定の拡散抵抗のもとに被測定ガスを導く細隙平
坦空間の拡散室46が形成されるように、絶縁体から成
る所定厚さのスペース部材47(47a 、 47b)
が介在されている。また、前記酸素ポンプ部Pにおける
拡散室46の中央部に相当する位置には、この拡散室4
6を外部の被測定ガスの存在空間と連通させるガス導入
孔48(48a 、 48b 。
48c 、 48d)が形成されている。したがって、
このガス導入孔4B(48a 、 48b 、 4.8
c 、 48d)により被測定ガスは導かれて、拡散室
46内において所定の拡散抵抗のもとに拡散されて、酸
素ポンプ部Bの下側ポンプ電極42に接触する。また、
酸素濃淡電池部Bの測定電極44にも、前記下側ポンプ
電極42の付近で被測定ガスに接触する。
次に、酸素濃淡電池部Bの下側には、順次に固体電解質
体から成るスペース部材49、および固体電解質体50
が設けられている。これにより、前記基準電極45が露
呈される空気通路51が形成されている。この空気通路
51は、酸素センサ素子Sの基部において大気に連通し
ている。この空気通路51を通じて大気である前記基準
空気が導かれて、基準電極45に接触するようになって
いる。
なお、空気通路51内には、固体電解質体43の下面で
基準電極45の両側部に近接した位置に、温度検知部T
が設けられている。
更に、下側には、下部加熱部H2が設けられている。し
たがって、この加熱部H2と前記上部加熱部Illとが
、酸素ポンプ部Pおよび酸素濃淡電池部Bの両側におい
て、これら酸素ポンプ部Pおよび酸素濃淡電池部Bを挟
むようにして、両側から所定温度(例えば600℃以上
)に加熱できるようになっている。
前記固体電解質体40 、43 、50およびスペース
部材49は、高温において酸素イオン導電性を示す安定
化または部分安定化ジルコニア磁器から構成さている。
この安定化または部分安定化ジルコニア磁器は、良く知
られているように、酸化ジルコニウムに酸化イツトリウ
ムあるいは酸化カルシウム等を固溶させることによって
得られる。また、電極41 、42 、44 、45夫
々は、多孔質白金等から構成されている。これら電極4
1 、42 、44 、45のうち、被測定ガスに接触
する上側ポンプ電極41、下側ポンプ電極42および測
定電極44夫々には、アルミナ等から成るポーラスセラ
ミック層52.53 。
54が積層された状態で設けられている。したがって、
これらポーラスセラミックJ152 、53 、54を
通じて被測定ガスが、電極41.42.44夫々に接触
されるようになる。
一方、前記加熱部旧、 82は、ヒータ素子であるヒー
タエレメント55 、56の周りを、電気絶縁性を有す
るアルミナ等から成る多孔質層57(57a 。
57b) 、 5B(58a 、 58b)によって覆
われた状Gにおいて設けられている。これら多孔質層5
7 (57a 。
57b) 、 58(58a 、 58b)上には、更
にジル:1ニー’7等の固体電解質から成る気密層59
 、60が設けられている。これにより、ヒータエレメ
ント55 、56夫々を外部の被測定ガスから遮断もし
くは隔離し得るようになっている。なお、ヒータエレメ
ント55 、56は、例えばアルミナ粉末と、白金粉と
を主成分とするサーメット状にしたフィルムを配置する
か、またはサーメット状にしたフィルムを配置する等の
手法によって形成される。
また、前記温度検知部Tは、温度変化によって電気抵抗
が大きく変化して正または負の温度係数をもつ抵抗体等
から成る構成を有している。温度検知素子61は、電気
絶縁性を有するアルミナ等から成る多孔質層62内に埋
設されて構成され、周囲の固体電解質体43およびスペ
ース部材49から電気的に絶縁されるようになっている
。なお、抵抗体の温度検知素子61は、ジルコニア、ア
ルミナ等のセラミック粉末と白金粉末とを主成分とした
ペーストまたはサーメット、ジルコニア、アルミナ等の
セラミック粉末と白金粉末とを主成分とするものに0.
1〜0.5%程度の二酸化チタンを添加したペーストま
たはサーメット、あるいはジルコニア。
アルミナ等のセラミック粉末を主成分とするものにマン
ガン、コバルト、ニッケルの酸化物等を添加したペース
トまたはサーメット等のように、積極的に抵抗の温度係
数を高めたペーストを印刷積層すること、またはサーメ
ット状のフィルムを配置すること等の手法を用いること
により形成されたものである。また、抵抗体の温度検知
素子61として、ジルコニア磁器、白金線あるいは白金
薄膜等を用いてもよい、なお、これら白金線あるいは白
金薄膜の印刷積層には、CvD、真空蒸着またはスパッ
タリング等の手法を用いることができる。
さらに、抵抗体の温度検知素子61にかえて、夫々異な
った金属(例えば、白金、金)あるいはこれらの異なっ
た金属を含んだペーストまたはサーメットを組み合わせ
て熱電対として印刷積層することにより熱電対の温度検
知素子61を構成してもよい。
以上のような酸素ポンプ部P、酸素濃淡電池部B、加熱
部H1、I2 、温度検知部Tおよびスペース部材47
が図示されるように積層され、一体内な挟巾な板状の長
手形状の積層構造体にして、これを焼結することにより
一体的な構造に成形されている。なお、Mは、ポンプ電
極41 、42 、測定電極44、基準電極45、ヒー
タエレメント55 、56および温度検知素子61の印
刷された電気接触端子である。
本実施例の場合には、酸素ポンプ部Pと酸素濃淡電池部
Bとが本発明におけるセンシングセルを構成している。
ところで、酸素濃度測定に際しては、温度検出部Tの温
度検知素子61によって検出される温度により、酸素セ
ンサ素子S、具体的には酸素ポンプ部Pおよび酸素濃淡
電池部Bが所定の温度に保たれるように、ヒータ電流゛
が加熱部81 、 I2のヒータエレメント55 、5
6に通電される。そして、酸素ポンプ部Pおよび酸素濃
淡電池部Bが所定温度に保持された状態で、あるいは保
持された時点で測定が始まる。なお、前記酸素センサ素
子Sが通電開始から所定温度に保持されるまでには、約
3分程度要する。また、電力消費量は、約8W程度であ
る。
次に、前記センサ素子Sによる酸素濃度測定の原理につ
いて、第5図のブロック図を参照しつつ説明する。
酸素濃淡電池部Bによって、拡散室46に酸素ポンプ部
Pのガス導入孔48を通じて拡散により侵入した被測定
ガスと、基準空気の大気との比較から、測定電極44と
基準電極45との間に、両者の酸素分圧比に応じた発生
起電力Eが生じる。この発生起電力Eは、比較電圧Vf
 (空気比m#l相当の発生起電力)と比較される。こ
れら両者の差電圧(E−Vf)が、酸素ポンプ電流(I
P)制御器63に供給される。
このポンプ電流(■、)制御器63は、差電圧(E−V
f)に応じて、 i)E<Vfの場合には、 酸素ポンプ部Pによって、第5図に実線の矢印で示され
るように、拡散室46内の酸素を外側に汲み出すように
、 1i)E>Vfの場合には、 酸素ポンプ部Pによって、被測定ガス中の二酸化炭素C
O□、水H,0を電気分解して、第5図に点線の矢印で
示されるように、拡散室46内に酸素を汲み入れるよう
に(拡散室46内では、H,+ ’AOt=H20+ 
CO+ !’So□−COtと反応する。)酸素ポンプ
電流(b ’)を制御している。これにより、拡散室4
6内の酸素濃度を所定値にする。
この所定値の設定方法は、拡散室46内の酸素濃度を、
空気比m#lに相当する酸素濃度、具体的には酸素濃度
を0%に設定する。
なお、被測定ガス中の酸素分子、−酸化炭素および水素
分子夫々は、窒素ガスに対して異った拡散常数を有する
ために、酸素ポンプ電流(■、)は、次式で表わされる
11 = Kl・Pot −Kt・PCo −K:+・
Pnzただし、Kl:酸素分子の拡散に比例した係数K
tコニ−化炭素の拡散に比例した係数に、:水素分子の
拡散に比例した係数 P:酸素分子、−酸化炭素、水素分子の各分圧 である。
したがって、被測定ガスが酸化領域のときには、−酸化
炭素および水素分子の濃度は0%であることから、 1、 = K、−Po。
となる。
また、被測定ガスが還元領域のときには、酸素分子濃度
は、0%であることから、 Ip * −(Kg・Pco+に3・P142〕となる
以上の酸素濃度測定の原理を要約すれば、拡散室46内
の酸素分子濃度が0%〔空気比m=1)になるように酸
素ポンプ電流(I2)を制御して、酸素ポンプ電流(I
F )を基準抵抗(r、)を介して測定すること等によ
り、酸素濃度を測定することである。
これにより、酸化領域における酸素過剰濃度と、還元領
域における酸素不足濃度とが1つの信号によって出力す
ることが可能となり、酸化・還元両頭域にまたがって操
炉する酸化・還元両頭域の工業炉の雰囲気側f11の制
御システムの構築の場合には、大いに役立て得ることに
なる。
次に、酸素センサ素子Sの変形例について説明するが、
前記実施例との同一符号は同一内容を示し、重複する説
明は省略する。
(第1変形例−第6図) 前記実施例から上部加熱部旧と、温度検出部Tとが無く
なったものである。この場合には、下部加熱部H2のヒ
ータエレメント56の抵抗値が温度によって変化するこ
とにより酸素センサ素子Sの温度を検出して、温度制御
を行っている。他は、前記実施例と同様である。
(第2変形例−第7図) センシングセルが酸素濃淡電池部Bのみによって構成さ
れるものであって、温度検出部Tが固体電解質体43の
上面に設けられている。この場合には、酸素濃淡電池機
構により、測定電極44と基準電極45との間の電位差
によって被測定ガス中の酸素濃度を測定する。したがっ
て、基本的には、酸素領域における酸素過剰濃度と、還
元領域における酸素不足濃度とを一つの信号で出力する
ことはできない。
なお、この酸素センサ素子Sは、素子S自身が高温被測
定ガスにより高温化され、温度検出部Tで所定温度以上
になることを検出した後に、測定を始めるようになって
いる。したがって、高温被測定ガスを測定する場合に好
適である。
(第3変形例−第8図) 前記第2変形例に、更に下部加熱部H2を設けたもので
ある。この酸素センサ素子Sは、前記実施例と同様に、
温度検出部Tに検出される温度によって、ヒータ電流が
加熱部H2に通電され、素子が所定温度に保たれるもの
である。したがって、低温被測定ガスを測定する場合に
好適である。他は、第2変形例と同様である。
(第4変形例−第9図) センシングセルが酸素ポンプ部Pのみによって構成され
るものであって、温度検出部Tが固体電解質体40の上
面に設けられている。また、この固体電解質体40の両
側夫々には、拡散抵抗手段としてアルミナ等から成る上
部および下部のポーラスセラミック層64 、65が、
図示されるように積層状に設けられている0両ポーラス
セラミック層64゜65には、被測定ガスが拡散するよ
うになっている。この場合には、酸素ポンプ機構によっ
て、酸素ポンプ電流を測定することにより酸素濃度が測
定される。基本的には、酸化領域における酸素過剰濃度
、あるいは還元領域における酸素不足濃度が測定できる
。温度検出部Tのみを有することで、第2変形例と同様
に、高温被測定ガスを測定する場合に好適である。
(第5変形例−第10図) 前記第4変形例と同様に、センシングセルが酸素ポンプ
部Pのみによって構成されている。この酸素ポンプ部P
と下部加熱部H2との間には、拡散抵抗手段としてアル
ミナ等から成るスペース部材66が介在されている。そ
して、下部加熱部H2の上面には、温度検出部Tが設け
られている。被測定ガスは、ポーラス状のスペース部材
66を介して酸素ポンプ部Pの下面側にも供給される。
したがって、酸素ポンプ部Pの両面側に供給される。な
お、本変形例では、温度検出部Tおよび下部加熱部11
2を有することで、第3変形例と同様に低温被測定ガス
を測定する場合に好適である。他は、第4変形例と同様
である。
本実施例によれば、前記測定小室Aの大きさは、検出部
である酸素センサ素子Sが前述のように非常に小さいこ
とから、約0.3cm”である。なお、本実施例におい
ては、酸素センサ素子Sの酸素検知部分りに保護キャッ
プが被せられてはいないが被せるようにしてもよい、ま
た、被測定ガスを測定小室Aに侵入させるに際して拡散
の手段を用いたが、エジェクタ装置等により強制的に侵
入させる手段を用いてもよい。さらに、前記ガス検出具
6を第11図に示されるように、間接的にプローブ1か
らポンプによって導出される被測定ガスの導出管67に
設けてもよい。
〔発明の効果〕
測定小室が極めて小さくなることから、供給する校正ガ
ス量は極めて少なくて済む。また、測定小室が小さいこ
とにより、直ぐに校正ガスを測定小室に充満できて測定
中でも簡単に校正ができるとともに、校正ガスの供給に
よって測定小室の室圧を直ぐに上昇させ得るために、校
正ガスによってフィルタのブローバンクパージが簡単に
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本発明による工業用ガス濃度測定
装置の具体的一実施例を説明するための図面であって、 第1図は全体図、 第2図は酸素検出センサーの断面図、 第3図は(A) 、 (B)夫々は酸素センサ素子の分
解斜視図および全体図、 第4図は第3図(A)におけるIV−I’/横断面図、
第5図はブロック図 である。 また第6図乃至第10図は、酸素センサ素子の変形例を
説明するための第4図に相当する図面であるとともに、
第11図は別の実施例を説明するための図面である。 さらに、第12図は、従来例を説明するための図面であ
る。 1・・・プローブ     15・・・フィルタ18・
・・校正ガス導入管  A・・・測定小室B・・・酸素
濃淡電池部  D・・・Sの酸素検知部分H1,+12
・・・上部および下部加熱部P・・・酸素ポンプ部 S・・・酸素センサ素子(検出部) T・・・温度検知部 第3図 (B) 第7図 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、センシングセルと、加熱体および/または温度検知
    体とを板状に積層一体に成形した検出部の少なくともガ
    ス成分検知部分を収納し、かつ入口部にフィルタを有す
    る測定小室を設け、この測定小室に校正ガスを供給する
    校正ガス導入管を設けるとともに、この測定小室を被測
    定ガスを採取するプローブに直接的あるいは間接的に取
    り付けることを特徴とする工業用ガス濃度測定装置。 2、前記フィルタは、被測定ガスを前記測定小室に拡散
    によって侵入させることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の工業用ガス濃度測定装置。 3、前記フィルタは、前記測定小室に校正ガスを供給し
    た場合に、この測定小室の圧力が高くなるような通気抵
    抗を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の工業用ガス濃度測定装置。
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EP87307543A EP0259093B1 (en) 1986-08-28 1987-08-26 An oxygen concentration measuring device
DE87307543T DE3786127T2 (de) 1986-08-28 1987-08-26 Sauerstoffkonzentrationsmessvorrichtung.

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FR2640381A1 (fr) * 1988-11-02 1990-06-15 Vaisala Oy Procede d'etalonnage pour la mesure de la concentration relative de gaz ou de vapeur et capteur etalonnable pour effectuer cette mesure
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