JPS6361785A - タンデムポンプを有する流体圧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、動力舵取装置ならびにファン駆動モータ等複
数の流体圧応動装置に対して圧力流体を供給する複数の
ポンプからなるタンデムポンプに関する。

〈従来の技術〉 従来のこの種のタンデムポンプは、各ポンプのそれぞれ
に対して吸込管を設け、この吸込管を介して流体を吸込
むとともにこの吸込まれた圧力流体を供給管を介して動
力舵取装置ならびにファン駆動用モータ等の流体圧応動
装置のそれぞれに対して供給し、また流体圧応動装置か
らの戻り流をそれぞれ戻り管を介してリザーバ内に回収
する構造となっている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 かかる従来装置において、例えば低温時あるいは吸込流
量が多い場合、吸込管の管路抵抗等によって吸込性能が
低下して流体の吸込不足が生じ、これによってキャビテ
ーションが発生し、騒音あるいはサージ圧による壊食を
引起す問題がある。

この問題に対処するためには、例えば戻り流の巻込み効
果を利用して吸込流体をスーパチャージする方法もある
が、上記戻り流による過給作用のみでは巻込み作用が弱
く、また戻り流のも・つ速度エネルギーを十分に活用し
ておらず、十分なスーパチャージ効果が期待できなかっ
た。

く問題点を解決するための手段〉 本発明はかかる従来の問題を解決すべく強力な巻込みを
行わせて効果的なスーパチャージを行うためになされた
もので、その特徴とするとごろはリザーバ内の流出孔に
通じる吸込管を途中で複数に分岐させて複数のポンプの
それぞれに接続し、また圧力応動装置のそれぞれに通じ
る戻し７管を合流させその合流した戻し管の先端を前記
リザーバ内に挿入して流出孔に臨）［せたタンデムポン
プを有する流体圧装置に関する。

〈作用〉 」二記本発明装置によると、複数の圧力応動装置からの
戻り流を合流させることで戻り流の速度エネルギーを相
乗的に増大し、この戻り流で強力な過給作用が働く。そ
の結果この過給された状態の流体を吸込むとともにその
吸込管の途中でタンデムポンプを構成する各ポンプに均
等に分流さＵ′るごとで、各ポンプば吸込不足を発生す
ることなく作動できる。

〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図面に示すように本発明は、流体を貯溜するリザーバ′
「と、このリザーバＴから流体を吸込むタンデムポンプ
Ｐと、このタンデムポンプＰからの吐出流体が供給され
る動力舵取装置Ａならびにファン駆動用油圧で−タＢを
主要構成要素とする。

前記タンデムポンプＰは自動車用エンジン１０によって
駆動される複数のヘーンボンプＰａ、Ｐｂを備え、この
各・＼−ンポンプＰａ、Ｐｂと前記リザーハゴとの間を
吸込＠２０にて接続している。

この吸込管２０ばＹ字状の分岐管２０ａと、この分岐管
２０ａに通じる第１．第２．第３吸込管２０１、）、２
０Ｃ，２０ｄよりなり、この第１吸込管２０１）は前記
リザーバＴの流出孔２３に接続され、また第２．第３吸
込管２０ｃ、２０ｄは前記ヘーンボンブＰａ、Ｐｂの吸
込ボー１−２４ａ、２４ｂと接続されている。

また前記複数のヘーンボンプＰａ、Ｐｂの吐出ボート３
３ａ、３３ｂは供給管３４ａ、３ｄｈを介して動力舵取
装置Ａならびにファン駆動用油圧モータＢ等の圧力応動
装置と接続され、この供給管３４．ａ、３４ｂの途中に
流量制御弁３５；１．　３５ｂならびに逃がし弁３６ａ
、３６ｂが介挿されている。この流量制御弁３５ａ、３
５ｂはオリフィス４０前後の圧力差に応じてスプール４
１を摺動させ、余分の流量をバイパス通路４２−５逃か
すことによって一定流量の流体を前記圧力応動装置に供
給するものである。また逃がし弁３ｆｉａ、３６ｂはこ
の吐出圧が−・定収」−になる七吐出流体をバイパス通
路４２へ逃がして吐出流体の流体圧が過度に上昇するの
を防止するものである。

−・方前記リザーバＴと前記動力舵取装置△ならびにフ
ァン駆動用油圧モータ１３間は戻り管４０にて接続され
ている。この戻し管４０はＹ字状の合流管４．　Ｏａと
、この合流管４０＋１に通じる第１゜第２．第３戻し管
４０ｂ、４０（：、４０（ｌよりなり、この第１．第２
戻し管４（ｌｂ、４０ｃは前記動力舵取装置Ａならびに
ファン駆動用油圧モータＢに接続され、また第３戻り管
４０ｄは前記リザーバＴ内に挿入され、その先端を細く
して前記流出孔２３に臨ませである。

なお、５０は前記駆動用油圧モータＢにて駆動されるフ
ァン、５１はこのファン４１の前方に配設されるラシェ
ーク、５２は前記ファン駆動用油圧モータＢへ供給され
る流体をリザーバＴ側へ逃がし、その供給流体の圧力が
一定収」−に」二昇しないようにする逃がし弁、５３　
ｃｔ：　ｌ・レーンパイプである。

上記構成の流体圧装置において、自動車用エンジンＥを
起動してタンデムポンプＰを駆動すると、このタンデム
ポンプＰを構成する複数のヘーンポンプＰａ、Ｐｂは吸
込管２０を介してリザーバＴより流体を吸込み、流量制
御弁３５ａ、３５ｂにて−・定流量に制御したのち、供
給管３４ａ、３４ｂを介して動力舵取装置Ａならびにフ
ァン駆動用油圧モータＢに供給される。

その後これら流体圧応動装置にて所定の仕事をした圧力
流体は第１．第２戻し管４０ｂ、４０ｃ：を介して戻さ
れた後、合流管４．０　ａにで合流される。この合流管
４０ａは７字形をしているため、両方の戻り流が衝突す
ることなく、しかも両方の戻り流がほぼ同じ方向で合流
することから速度エネルギが相乗的に増大された後、第
３戻し管４０ｄを介してリザーバＴ内の流出孔２３に向
けて流出される。この戻り流は第３戻し管４０ｄより勢
いよく流出するため、流出孔２３の周辺の流体は、この
戻り流の巻き込み作用によって第１吸込管２０ｂ内に吸
引され、より強力な過給作用が働く。

そしてこの第１吸込管２０ｂ内に吸い込まれた流体は分
岐管２０ａによって第２．第３吸込管２ＱＣ，２０ｄに
分流されたのちヘーンポンプｐａｌ。

ｐｂの吸込ボー１−２’４．ａ、２４ｂに吸込まれる。

このとき前記分岐管２０ａは７字形をしているため、吸
込流はスムーズかつ均等に第２．第３吸込管２０Ｃ，２
０ｄに分流され、しかもこの第２゜第３吸込管２０ｃ、
２０ｄには過給された流体が吸い込まれるため、ヘーン
ボンプＰａ、Ｐａに吸込み不足は生じない。

〈発明の効果〉 上記詳述したように本発明装置は、リザーバ内の流出孔
に通じる吸込管を途中で複数に分岐させて複数のポンプ
のそれぞれに接続し、また圧力応動装置のそれぞれに通
じる戻し管を合流させその合流した戻し管の先端を前記
リザーバ内に挿入して流出孔に臨ませた構成であるため
、複数の流体圧応動装置からの戻り流を合流することに
よってその速度エネルギが相乗的に増大し、より効果的
に過給効果が働くようになり、その結果ダンデムポンプ
の吸込不足を防止することができる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実地例を示す油圧回路図である。 Ａ・・・動力舵取装置、Ｂ・・・ファン駆動用油圧モー
タ、Ｐ・・・ダンデムポンプ、２０・・・吸込管、２３
・・・流出孔、４０・・・戻し管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リザーバ内に貯溜された流体を複数のポンプからなるタ
   ンデムポンプにより前記リザーバの流出孔より吸込管を
   介して吸込むとともにこのポンプより供給管を介して接
   続された圧力応動装置からの戻り流を戻し管を介してリ
   ザーバに回収する流体圧装置において、前記リザーバ内
   の流出孔に通じる吸込管を途中で複数に分岐させて前記
   複数のポンプのそれぞれに接続し、また前記圧力応動装
   置のそれぞれに通じる戻し管を合流させその合流した戻
   し管の先端を前記リザーバ内に挿入して前記流出孔に臨
   ませたことを特徴とするタンデムポンプを有する流体圧
   装置。