JPS636097A

JPS636097A - ビリルビン汚れのしみ抜き剤

Info

Publication number: JPS636097A
Application number: JP14928486A
Authority: JP
Inventors: 哲深澤
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1986-06-24
Filing date: 1986-06-24
Publication date: 1988-01-12
Anticipated expiration: 2010-07-26
Also published as: JPH0768539B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕本発明は、人等の排泄物中に含まれるビリルビン等の黄
色成分による汚れを布類から効率よく除去するための洗
浄剤組成物に関するものである。

〔従来技術〕

従来、オムツ、下着等の布類に付着した人等の排泄物中
に含まれるビリルビン等の黄色の汚れを除去する洗浄剤
とｒ−１では、通常の衣類用洗浄剤が用いられており、
またその洗浄方法としては、洗濯機を使用する方法や洗
浄剤を溶かした液中に漬けてからすすぎを行う方法等が
一般的であった。

しかしながら、従来の洗浄剤での洗浄では、布類に付着
したビリルビン等の汚れを十分に除去することができな
いため、次第に汚れが蓄積して布類に黄ばみを生じると
いう欠点があった。

〔構　　成〕

本発明によれば、下記成分（Ａ）、成分（Ｂ）及び成分
（Ｃ）を含有することを特徴とするビリルビン汚れ落し
用洗浄剤が提供される。

（Ａ）アニオン界面活性剤１両性界面活性剤及び非イオ
ン界面活性剤から選ばれた１種又は２種以上の界面活性
剤１〜５０重量〆（Ｂ）分子構造中に少なくとも２つ以上のカルボキシル
基を有するアミノカルボン酸及びその塩から選ばれた１
種又は２種以上を５〜５０重量％（Ｃ）アルカリ剤０．
５〜５０重量２本発明者は、尿が付着することによって生じる布類の黄
ばみを除去する洗浄剤を開発すべく研究を重ね、尿中に
含まれるヘモクロビンの分解産物であるビリルビンに注
目し、このビリルビンを人工的に付着させた汚染布を用
いて、従来の洗浄剤に用いられるでいる界面活性剤、キ
レート剤、アルカリ剤について、その種類、量を種々に
組み合せた洗浄剤について実験を重ねた結果、前記本発
明の洗浄剤が、従来の洗浄剤に比べ、ビリルビン等の黄
色の汚れを布類より効率よく除去できることを見い出し
１本発明を完成するに至ったものである。

本発明の洗浄剤組成物の（Ａ）成分としては、従来の洗
浄剤に常用されているアニオン界面活性剤。

両性界面活性剤およびノニオン界面活性剤の１種又は２
種以上を併用して用いることが出来る。これらの界面活
性剤の配合量は洗浄剤全量の１〜５０重量％であり、好
ましくは１〜３０重量２の範囲である。界面活性剤の配
合量が１重量％未満であると洗浄効果が低下し、また５
０重量％を超えると均質な洗浄剤組成物を得るのが困難
となるので好ましくない。

本発明で用いられる（Ａ）成分としては、たとえば下記
に示されるような（１）アニオン界面活性剤、（２）両
性界面活性剤及び（３）非イオン界面活性剤が挙げられ
る。

（１）アニオン界面活性剤 ■平均炭素数１〜１８の直鎖または分枝鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸塩 ■平均炭素数８〜１６の直鎖または分枝鎖アルキル基ま
たはアルケニル基を有し、１分子中に平均０．５〜１０
モルの炭素数２〜３のアルキレンオキシドを付加したア
ルキルまたはアルケニルエトキシ硫酸塩 ■平均炭素数１０〜２０のアルキルまたはアルケニル硫
酸塩 ■平均炭素数１０〜２０のオレフィンスルホン酸塩■平
均炭素数１０〜２０のアルカンスルホン酸塩■平均炭素
数１０〜２４の飽和または不飽和脂肪酸塩■平均炭素数
１０〜２０のアルキル基またはアルケニル基を有するα
−スルホ脂肪酸塩また、アニオン界面活性剤の対イオンとしては、ナトリ
ウム、カリウムなどのアルカリ金属イオン、カルシウム
、マグネシウムなどのアルカリ土類金属イオン、アンモ
ニウムイオン、炭素数２〜３のアルカノール基を有する
アルカノールアミンなどを例示できる。また−部未中和
のスルホン酸、硫酸脂肪酸が含まれていてもよい。

（２）両性界面活性剤 ■アミノ酸型両性界面活性剤ＲｌＮＨＣ）１２ＣＯＯＨＲｌＮＨ（ＣＨｚＣＯＯＨ）ｚＲＩＮＨ（ＣＨｚ）ｎｃＯＯＨＲｌＮＨＣＨ，ＣＨ２ＮＨＣＨ，Ｃ００Ｈ（ＲＩＮＨＣ
Ｈ，ＣＨ２）、ＮＣ口、Ｃ００）！（式中、Ｒ１は炭素
数８〜１８の直鎖または分枝アルキル基、ｎは１〜５の
整数を表わす）■ベタイン型両性界面活性剤（式中、Ｒ□及びｎは前記の通り、） ■イミダシリン型両性界面活性剤（式中、Ｒ１は前記のとおり。）（３）ノニオン界面活性剤 ■ポリオキシアルキレンアルキルエーテル（炭素数８〜
１６の直鎖アルコールもしくは分枝鎖アルコールに炭素
数２〜３のアルキレンオキシド５〜５０モル付加したも
の）、 ■ポリ°オキシアルキレンアルキルフェニルエーテル（
炭素数８〜１５のアルキルフェノールに炭素数２〜３の
アルキレンオキシド５〜５０モル付加したもの）本発明の洗浄剤組成物の（Ｂ）成分としては、その分子
中に少なくとも２つ以上のカルボキシル基を有するアミ
ノカルボン酸又はその塩から選ばれた１種又は２種以上
を併用することができ、その配合量は洗浄剤全量の５〜
５０重量２であり、好ましくは１０〜３００〜３０重量
％ある。この配合量が５重量算未満であると、洗浄効果
が低下し、また５０重量％を超えると均質な洗浄剤組成
物を得るのが困難となるので好ましくない。

（Ａ）成分に加えて、カチオン活性剤を柔軟性、帯電防
止効果の賦与を目的として必要量を併用することは、本
発明の効果には影響しない、使用できるカチオン界面活
性剤としは。

〔式中のＲ１及びＲ２は炭素数１４〜２２のアルキル基
又はアルケニル基、Ｒ３及びＲ４はメチル基、エチル基
、ベンジル基又は−般式式、Ｈ４０）ｎＨ又はｚ、Ｈ，ｃｙｈＨ（ただし、ｎと
踵は１〜２０の整数）で表わされる基、Ｘ″″は陰イオンを示す〕で表わされ
る第四級アンモニウム塩が例示できる。

本発明で用いられる（Ｂ）成分としては、たとえばエチ
レンジアミン四酢酸（ＥＤＴＡ）、ジエチレントリアミ
ン五酢酸（ＤＴＰＡ）、ニトロトリ酢酸（ＮＴＡ）、Ｎ
−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸（）ＩＥ
ＤＴＡ）およびそれらの塩体（例えばＮａ、　Ｋ、　Ｎ
Ｈ４塩）が例示できる。

本発明の洗浄剤組成物の（Ｃ）成分としては、従来の洗
浄剤に常用されているアルカリ剤の１種または２種以上
を併用して用いることができる。その配合量は洗浄剤全
量の０．５〜５０重量％であり、好ましくは１〜３０重
量％の範囲である。配合量が０．５重量％未満であると
洗浄効果が低下し、また５０重量％を超えると均質な洗
浄剤組成物を得るのが困厳となるので好ましくない。

（Ｃ）成分のアルカリ剤の具体的としては、苛性ソーダ
、苛性カリのような苛性アルカリ、アルカリ金属のケイ
酸塩または炭酸塩、トリエタノールアミン、ジェタノー
ルアミン、モノエタノールアミン及びグルコン酸、クエ
ン酸、クルコール酸、酒石酸もしくは乳酸等のオキシカ
ルボン酸、トリポリリン酸、ピロリン酸等のポリリン酸
のアルカリ金属塩が例示できる。

本発明の洗浄剤の使用濃度は０．１〜２重量ぶてあり、
好ましくは０．２〜１重量スの範囲である。

また、本発明の検討において、洗浄液のｐＨを変えて洗
浄力を評価した結果、実施例で示すように、洗浄液ｐＨ
が９未満であるとビリルビンを除去するのに有効な効果
が得られないことから、洗浄液のｐＨを９以上とするこ
とが好ましい。

〔効　　果〕

本発明の洗浄剤組成物は、前記（、Ａ）成分、（Ｂ）成
分及び（Ｃ）成分からなり、しかもこれらを特定の割合
で配合した構成からなるので、従来の洗浄剤では困難と
されたオムツ、下着等の布類に付着した尿中に含まれる
黄色のビリルビンを効率よく除去することができる。ま
た、従来、液体洗浄剤においては、粉末洗浄剤に比べ、
製品ｐＨ８〜１１（家庭分品質表示法における弱アルカ
リ性表示）を維持して配合し得るアルカリ剤の量が制限
されていたが１本発明においては、前記（Ａ）成分、（
Ｂ）成分及び（Ｃ）成分を組み合せたことから、製品ｐ
Ｈを９以上とすることができ、洗浄力を向上させうるア
ルカリ剤の添加量を増加することができるため、洗浄力
に優れた液体洗浄剤を得ることが可能となる。

〔実施例〕

本発明を更に詳細に説明するため、以下に実施例を示す
。

実施例１下記表−１に示すような組成の洗浄剤をｍ爬し、その性
状及び洗浄力を評価した。その結果を表−１に示す。

なお、洗浄力の試験・評価方法は以下のようにして行っ
た。

（１）試験布の調整平織り木綿布（市販オムツ布）を市販粉末洗浄剤を用い
て洗浄後、風乾したものを６ｃｍ　Ｘ　６ｃｔｍに裁断
し、それに０．２５％ビリルビン（和光純薬工業製試験
）有機溶媒溶液０．１ｍＱを滴下し、綿布の中央部に約
３ｃｍ径の汚染部をつくり、室内で２時間以上風乾し試
験布とした。

（２）洗浄力試験試験布、各１枚を洗浄剤を水道水（約３°ＤＨ，Ｆｅ約
０．６ｐｐｍ）で溶解した洗浄液約５０ｍ　Ｑ中に入れ
、２５℃で１時間浸漬した後、試験布をとり出し、約１
０００ｍ　ｍの水道水中ですすぎした後アイロンを用い
て乾燥した。

（３）洗浄力評価測色色差計（日本重色＠製；ＮＤ　−１０１０型）を用
いて清浄力の白炭と試験布の洗浄前後の白炭を測定し、
下式より洗浄率（％）を算出した。

実施例２洗浄液ｐＨ／ビリルビン洗浄力の関係表−１に示す本発明洗浄剤の試料Ｎｏ、３について。

その洗浄液のｐＨをＨｌｌｌおよびＮａＯＨを用いてそ
れぞれ８．０．９．０．１０．０．１０．８に調整し、
前記の方法に準じて洗浄力試験を行った。結果を第１図
に示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の洗浄液ｐＨと洗浄率の関係を示すグ
ラフである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）下記成分（Ａ）、成分（Ｂ）及び成分（Ｃ）を含
有することを特徴とするビリルビン汚れ落し用洗浄剤。（Ａ）アニオン界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオ
ン界面活性剤から選ばれた１種又は２種以上の界面活性
剤１〜５０重量％（Ｂ）分子構造中に少なくとも２つ以上のカルボキシル
基を有するアミノカルボン酸及びその塩から選ばれた１
種又は２種以上を５〜５０重量％（Ｃ）アルカリ剤０．
５〜５０重量％