JPS6359472B2 - - Google Patents

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JPS6359472B2
JPS6359472B2 JP19643981A JP19643981A JPS6359472B2 JP S6359472 B2 JPS6359472 B2 JP S6359472B2 JP 19643981 A JP19643981 A JP 19643981A JP 19643981 A JP19643981 A JP 19643981A JP S6359472 B2 JPS6359472 B2 JP S6359472B2
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JP19643981A
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は時計用文字板の製造方法に関する。更
に詳しくは低コストの文字板を提供する文字板の
製造方法に関する。
現行文字板の製造方法において、低コスト化す
るためのネツクになつている工程は文字の植字工
程である。
現行の文字板の植字工程は完成した文字板に複
数個の文字を手作業で文字板ベース板に植えてお
り、機械化、自動化が出来ないためである。
文字の植字工程が機械化、自動化出来ない理由
は文字の自動給材が難しいことによる。文字は複
雑な形状をしており整列がしにくゝ、又文字同志
が接触すると傷がついてしまい外観的に不良にな
つてしまうために文字の自動給材は非常に難し
い。本発明の文字板の製造方法は文字の植字工程
を中心に工程を簡略化し、機械化、自動化し易い
文字板の製造方法を提供するものである。
現行文字板の植字工程を中心とした製造方法に
ついて更に詳しく説明する。
まず、現行の文字の製造方法について述べる。
黄銅板にプレスで面押しをして、文字足と文字を
成形する。第1図―1),4) 次に文字をプレスで打ち抜く。第1図―2),
5) 次にバレル研摩をしてプレス抜きのカエリを取
り除く。次にNiの下地メツキをする。次に文字
の上面をダイヤカツトし、仕上げメツキをすると
文字が完成する。第1図―3,6) 次に、完成した文字1を完成した文字板ベース
板2に植字する工程を説明する。
まず、手作業で、完成した文字1をピンセツト
でつかみ、完成した文字板ベース板2の文字穴に
文字足を入れ込む。
次に、完全した文字板ベース板2の裏側から、
文字板ベース板の文字穴に接着剤を流し、文字1
と完成した文字板ベース板に固定させると文字板
が完成する。第2図 上記の如く、文字を手作業で植え込む作業は、
文字板1枚に対して最低でも11個とたくさんの文
字を植えこまなければならないこと、及び最近は
デザインの多様化に伴なつて文字の巾、厚みが小
さくなつてきていることで文字の植字工程は非常
に時間を要し、作業内容も非常に大変な仕事にな
つている。
本発明は上記の現行の手作業による植字工程
を、機械化、自動化出来る製造工程にしたもので
ある。
本発明の文字板の製造方法について説明する。
文字の部分が凹になつている文字成形型を用いて
その上に感光性樹脂を流し込み、更にその上にプ
ラスチツクフイルムと文字の部分が白抜きのマス
クを重ね合わせ、紫外線を照射後、現像する。
次に、透明プラスチツクフイルムを用意し、そ
の上に、文字が形成されている部分のみ接着剤を
部分塗布する。
次に、上記透明プラスチツクフイルムに、文字
成形型に成形されたプラスチツク文字を接着す
る。
次に、上記プラスチツク文字が形成された透明
プラスチツクフイルムを塩化第1錫で活性化処理
する。
次に、上記透明プラスチツクフイルムに接着さ
れたプラスチツク文字を、文字成形型に移し替
え、更に、文字が接着していない透明プラスチツ
クフイルム側に、文字の部分が黒抜きのマスクを
重ね合わせ、紫外線を照射する。
次に、透明プラスチツクフイルムを文字成形型
からはがし、紫外線の照射されていない文字部の
み、無電解メツキする。
最後に、上記プラスチツク文字の部分のみ金属
化処理された透明プラスチツクフイルムを、完成
された文字板ベース板に接着したことを特徴とす
る時計用文字板の製造方法である。
以上の如く本発明の文字板の製造方法は、最低
でも1枚の文字板に使用される文字は同時にでき
ること、植字工程が最低でも文字板1枚に対して
1回ですみ且つ機械化、自動化が容易にできるこ
と、更には多数個の文字板を同時に作るバツチ処
理加工、フープ化による連続加工が可能になる特
徴を有しており、従来にない低コストの文字板が
提供することが可能である。
本発明の製造方法について、図を用いて更に詳
しく説明する。
まず、文字の部分が凹になつている文字成形型
3を用意する。凹になつている文字は完成しよう
とする文字板と同位置、同数配置されている。
型の材質はウレタン系又はシリコン系のゴム型
が望ましい。特に市販のタウユーニング社製のシ
リコンゴム系シルポツト184又は186が透明である
こと、転写性が優れていること、硬化時間が比較
的短かいこと、型の耐用に優れていることにより
最適である。
上記、シルポツト186を用いての文字成形型3
の作り方を説明する。
まず、目的とする文字を機械加工で作り、平ら
な板(例えば金属板)に目的とする文字板と同位
置に文字を12個配置したマスターを用意する。
次に、シルポツト186の主剤と硬化剤を10:1
の割合で混合し、真空脱胞する。次に真空脱胞し
たシルポツト186を上記マスターに流し込み、真
空脱胞後、80℃の雰囲気に60分間放置するとシリ
コンゴムが硬化する。硬化後、マスターをはがす
と文字の部分が凹になつているシリコンゴム製の
文字成形型3が完成する。
上記シリコンゴム型は転写精度、寸法精度が非
常に優れており、例えば文字のダイヤカツト面は
そのまゝ転写できるし、大気圧で低温硬化である
ので歪も非常に少ないので寸法精度の点において
もマスターと殆んど同一の文字を作ることが可能
である。
上記の文字の部分が凹になつている文字成形型
を用いて、その上に感光性樹脂モノマー4を流し
込み、スキージで感光性樹脂モノマー4が型の全
面に均一な厚みになるようにする。
次に、平らに塗布された感光性樹脂モノマー4
の上に厚みが10μのPETフイルム6をセツトす
る。更に、PETフイルム6の上に、文字の部分
が白抜きのマスク7を重ね合わせる。上記マスク
7は文字成形型3の凹になつている文字の部分と
重なり合うようにセツトする。第3図―1) 上記の感光性樹脂モノマーとしては市販の凸板
印刷用の感光性樹脂凸版材の使用が望ましい。
例えば旭化成製APR感光性樹脂がある。
上記作業において、文字成形型3とPETフイ
ルム6の間は感光性樹脂モノマー4のみが充填さ
れ空気が入らないようにすることが重要である。
次に、マスク側7の方からUV(紫外線)を照
射するとマスクの白抜きの部分のみUVが透過
し、光重合で感光性樹脂モノマー4が硬化し、感
光性樹脂ポリマー5が形成される。第3図―2) 旭化成製APR感光性樹脂を用いた場合、紫外
線強度5mmW/cm2の条件で60secで硬化する。
次に、PETフイルム6とマスク7をはがし、
現像液で感光性樹脂モノマー4を溶解すると、文
字成形型3の凹部に光重合した感光性樹脂ポリマ
ー製のプラスチツク文字5が形成される。
APRを使用した場合の現像液はNaOH1%水溶
液を用い、液晶35℃で現像時間は1分である。
次に、透明プラスチツクフイルム8を用意し、
その上に文字が形成される部分のみ接着剤を部分
塗布する。第3図―3)上記で使用する接着剤は
紫外線硬化タイプのものが作業性の面から望まし
い。また部分塗布する方法はスクリーン印刷が望
ましい。
次に、上記透明プラスチツクフイルム8に、文
字成形型3に成形されたプラスチツク文字5を接
着する。第3図―4) この場合、透明プラスチツクフイルムに部分塗
布された接着剤9と文字成形型3に形成されたプ
ラスチツク文字5が重なり合うようにして、透明
プラスチツクフイルムの裏面から紫外線を照射す
ると瞬時に接着剤が硬化し、透明プラスチツクフ
イルム8に、プラスチツク文字が接着される。第
3図―4) 次に、プラスチツク文字5が接着された透明プ
ラスチツクフイルムを文字成形型3からはがす。
第3図―5) 次に、上記プラスチツク文字5が形成された透
明プラスチツクフイルム8を塩化第1錫で活性化
処理する。
活性化処理条件は、塩化第1錫1g/、
HCl1c.c./の組成の水溶液に1分間、常温で浸
漬し水洗後乾燥する。
次に、上記の活性化処理したプラスチツクフイ
ルムを、プラスチツク文字5が文字成形型に入る
ように文字成形型3に移し替え、更に文字が接着
していない透明プラスチツクフイルム側に、文字
の部分が黒抜きのマスクを重ね合せ、マスク7側
から紫外線を照射する。第3図―6) 上記において、紫外線が照射された部分の塩化
第1錫は塩化第2錫に変化する。紫外線が照射さ
れないプラスチツク文字の表面に処理された塩化
第1錫はそのまゝの状態を保つている。
次に、透明プラスチツクフイルムを文字成形型
から再びはがし市販の塩化パラジユーム水溶液
(日立化成レツドシユーマ)に浸漬すると、紫外
線が照射されなかつたプラスチツク文字5の表面
のみ塩化パラジウムが塩化第1錫で還元され、金
属パラジウムが折出する。更に市販の無電解Ni
メツキ液でメツキするとプラスチツク文字5の表
面のみ金属化処理される。第3図―7) 最後に、上記プラスチツク文字5の部分のみ金
属化処理された透明プラスチツクフイルム8を完
成された文字板ベース板2に接着すると本発明の
時計用文字板が完成される。第3図―8) 上記において、使用した接着剤は熱可塑性透明
樹脂であり、熱可塑性透明樹脂をスプレー塗装で
5μの厚みに文字板ベース板2に塗装し、80℃に
加温して、透明プラスチツクフイルム8を熱着法
で文字板ベース板に張りつけた。
上記は、文字の場合であるが、文字以外の窓
枠、マーク類についても文字と同様に可能とな
る。
以上の如く、本発明の文字板の製造方法は、現
行の文字板の製造方法で一番ネツクになつている
手仕事による文字の植字工程を機械化、自動化す
ることが可能になること、更には多数個の文字板
を同時にできるバツジ処理加工、フープ化による
文字板の連続加工が可能になる特徴を有してお
り、従来にない低コストの文字板を提供するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の機械加工法による文字の製造
工程の断面図1),2),3)及びそれに対応する
平面図4),5),6)、第2図は従来の加工法に
よつて作られた文字を用いて完成した文字板の断
面図、第3図の1)〜8)は本発明の文字板の製
造方法による製造工程の断面図を示す。 1は従来の機械加工法による文字、2は従来の
加工法による完成された文字板ベース板、3は文
字成形型、4は感光性樹脂モノマー、5は窓尖性
樹脂ポリマー、6はPETフイルム、7はマスク、
8は透明プラスチツクフイルム、9は接着剤、1
0は金属薄膜層を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 文字の部分が凹になつている文字成形型を用
    いて、その上に感光性樹脂モノマーを流し込み、
    更にその上プラスチツクフイルムと文字の部分が
    白抜きのマスクを重め合わせ、紫外線を照射後、
    現像し、 次に、透明プラスチツクフイルムを用意し、そ
    の上に文字が形成される部分のみ接着剤を部分塗
    布し、 次に、上記透明プラスチツクフイルムに、文字
    成形型に成形されたプラスチツク文字を接着し、 次に、上記プラスチツク文字が形成された透明
    プラスチツクフイルムを塩化第1錫で活性化処理
    し、 次に、上記透明プラスチツクフイルムに接着さ
    れたプラスチツク文字を、文字成形型に移し替
    え、更に、文字が接着していない透明プラスチツ
    クフイルム側に、文字の部分が黒抜きのマスクを
    重ね合わせ、紫外線を照射し、 次に、透明プラスチツクフイルムを文字成形型
    からはがし、紫外線の照射されていない文字部の
    み、無電解メツキし、 最後に、上記プラスチツク文字の部分のみ金属
    化処理された透明プラスチツクフイルムを、完成
    された文字板ベース板に接着したことを特徴とす
    る時計用文字板の製造方法。
JP19643981A 1981-12-07 1981-12-07 時計用文字板の製造方法 Granted JPS5898335A (ja)

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JPS5898335A JPS5898335A (ja) 1983-06-11
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JPS60221581A (ja) * 1984-04-16 1985-11-06 Seiko Epson Corp 時計用文字板及び時計用文字板の製造方法

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