JPH10254365A - 電鋳銘板 - Google Patents

電鋳銘板

Info

Publication number
JPH10254365A
JPH10254365A JP6896197A JP6896197A JPH10254365A JP H10254365 A JPH10254365 A JP H10254365A JP 6896197 A JP6896197 A JP 6896197A JP 6896197 A JP6896197 A JP 6896197A JP H10254365 A JPH10254365 A JP H10254365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive film
nameplate
transparent adhesive
adhesive
adhesives
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6896197A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Watanabe
瑛二 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ODENSHA KK
OUDENSHIYA KK
Original Assignee
ODENSHA KK
OUDENSHIYA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ODENSHA KK, OUDENSHIYA KK filed Critical ODENSHA KK
Priority to JP6896197A priority Critical patent/JPH10254365A/ja
Publication of JPH10254365A publication Critical patent/JPH10254365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被接着物への接着剤として従来の感圧性接着
剤に替えてUV感圧性接着剤を用い、UV光を照射して
おき、被接着物に圧着後、表面の透明接着フィルムを剥
がすと同時にUV光露出部分の接着剤を透明接着フィル
ム側に付着させて取り除くことにより、二次作業を不要
として生産性を大幅に改善するとともに文字部の接着に
必要な部分を二次作業で損なうことのない電鋳銘板を得
る。 【解決手段】 上面が透明接着フィルム1に接着された
ニッケルメッキ4の下面側にUV感圧性接着剤2を塗布
し、さらにその上に離型紙3を接着する。透明接着フィ
ルム1の上方からUV光5を照射して文字部4の間およ
び周囲の接着剤2を硬化させる。この銘板を被接着物に
付けるには、離型紙3を剥がして圧着を行い、その後に
透明接着フィルム1を剥がす。透明接着フィルム1には
硬化した接着剤2が付着し、被接着物に接着した文字の
間および周囲の余分な接着剤2が取り除かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属基板上に文
字,図形などを形成し、この文字,図形の上に透明接着
フィルムを圧着して電鋳基板を外した後に、文字,図形
の下側に接着剤を塗布してその上に離型紙を接着してな
る電鋳銘板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電鋳によるネームプレートの製造
工程を図2によって説明する。まず、ステンレス基板に
感光乳剤を塗る。乳剤は液状の場合もあれば、シートフ
ィルム状のものを圧着することもある。ステンレス基板
は電鋳終了後の剥離を容易にするために用いられる。黒
文字で例えば「TOKYO」と記載した透明写真フィル
ムを上記の乳剤面に密着し光源下で露光する。文字の部
分が露光しない部分となり、この部分だけが溶解され、
ステンレス基板12の地肌が導電部分すなわち文字形成
部11となりメッキができるようになる(図2
(a))。
【0003】文字以外の部分は乳剤層16が残り絶縁性
を保つのでメッキされず、乳剤層16の厚みがメッキの
成長の制限となり、寸法精度的に有利である。図2
(b)は文字形成部11にニッケルメッキ10を施した
状態を示している。メッキ厚は例えば数十〜100μm
程度である。つぎに図2(c)に示すように残った乳剤
層16を溶解除去する。そして、文字の表面に透明フィ
ルム13aと接着剤層13bからなる透明接着フィルム
13を圧着する(図2(d))。ニッケルメッキ10を
透明接着フィルムに接着した状態でステンレス基板12
を剥離する(図2(e))。
【0004】これによって剥離されたステンレス基板1
2の役目は終了し、図2(f)に示すように裏面に接着
剤14を塗布する。さらに図2(g)に示すように、接
着剤14の裏面を離型紙15でカバーし完成品となる。
この状態がユーザに供給される商品であり、図3にその
一例を示してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4は、図2(g)で
示す完成品の使用工程を説明するための図である。上記
完成品の離型紙15を剥がし、被接着物(対象商品)1
7に圧着した後、透明接着フィルム13を剥がす(図4
(a))。これにより、被接着物17には文字を固定で
きるため初期の目的は達成できるものの、図4(a)か
ら明らかなように文字の間に不要の接着剤部分14aが
露出し、汚れ易く、文字の背景を損う等、外観上、著し
く商品価値を低下させる。そのため、文字の接着に直接
必要な部分以外の接着剤部分14aを二次作業によって
除去する必要があった。この作業は手作業であるため、
時間がかかり生産効率が低下し、また、接着に必要な部
分を損なうおそれが少なくなかった。図4(b)に二次
作業により接着剤部分14aを取り除いた後の対象商品
を示す。
【0006】本発明の課題は、被接着物への接着剤とし
て従来の感圧性接着剤に替えてUV感圧性接着剤を用
い、UV光を照射し被接着物に圧着後、表面の透明接着
フィルムをはがすと同時にUV光露出部分の接着剤を透
明接着フィルム側に付着させて取り除くことにより、二
次作業を不要として生産性を大幅に改善するとともに文
字部の接着に必要な部分を二次作業で損なうことのない
電鋳銘板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による電鋳銘板は、金属基板に金属メッキの文
字,図形などを形成し、前記金属メッキの上面に透明接
着フィルムを圧着した後、前記電鋳基板を外し、前記金
属メッキの下面側に接着剤を塗布し、前記接着剤の上に
離型紙を接着してなる電鋳銘板において、前記接着剤と
してUV感圧性接着剤を用い、前記透明接着フィルムを
通してUV光を照射し、前記金属メッキ部以外に存在す
る前記UV感圧性接着剤を硬化させることにより、前記
離型紙を剥がして銘板を被接着物に圧着させ、前記透明
接着フィルムを剥がしたとき、該透明接着フィルムに前
記硬化させた部分のUV感圧性接着剤を付着させて取り
除くように構成してある。前記金属メッキは、ニッケル
にすることができる。
【0008】
【作用】前記構成によれば、被接着物側に接着剤が残ら
ないため、従来の接着剤除去作業を省略することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明による電鋳
銘板の実施の形態を示す図である。この図は従来の製造
工程で製造した完成品(図2(g))と図2(f)の工
程で用いられる接着剤を除いて同じである。文字,図形
などが形成されるニッケル電着の文字部4の上面には透
明フィルム1aと接着剤層1bの二層構造の透明接着フ
ィルム1が圧着され、文字部4の下面側にはUV(紫外
線)感圧性接着剤2が塗布されている。さらに離型紙3
が接着されている。
【0010】従来は図2(g)の工程で完成したものを
商品として出荷していた。しかしながら、本発明では、
図1(b)の工程で上方よりUV光5を照射し透明接着
フィルム1を通してUV(紫外線)感圧性接着剤2の一
部を硬化させたものを出荷する。文字部4の裏面側のU
V感圧性接着剤2の2bはUV光5が当たらないため、
硬化せず、文字部4の間や周囲のUV光5の照射を受け
たUV感圧性接着剤2の2aが硬化する。
【0011】露光されない文字の裏側のUV感圧性接着
剤2の2bは接着剤としての機能が維持される。この状
態でユーザに供給されることとなる。ユーザサイドでは
離型紙3を剥がし、目的の被接着物すなわち対象商品6
に圧着した後、透明接着フィルム1を剥がすと、硬化部
2aは透明接着フィルム1に付着して取り除かれ、従来
の作業が省略できる。
【0012】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、被接着
部への接着剤にUV感圧性接着剤を用い、文字,図形の
間や周囲のUV感圧性接着剤をUV光を照射して予め硬
化させておくことにより、ユーザサイドでは目的の被接
着物に離型紙を剥がして圧着した後、透明接着フィルム
を剥がすだけで,汚れが付き易く、文字,図形の背景を
損う、文字,図形間や周囲の不要な接着剤を取り除くこ
とができる。そのため、文字,図形などの文字部以外に
付着した接着剤の除去作業を省略でき、また、作業によ
り文字を接着する部分に傷などを付けてしまうというよ
うな問題を解決でき、生産性の向上と外観品質の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインレット処理による電鋳銘板の
実施の形態を示す図である。
【図2】従来の銘板の製造工程を説明するための図であ
る。
【図3】完成した銘板の一例を示す図である。
【図4】図2の工程で製造した銘板を被接着物に接着す
る工程を説明するための図である。
【符号の説明】
1,13…透明接着フィルム(一体の接着シート) 1a,13a…透明フィルム 1b,13b…接着剤層 2…UV感圧性接着剤 2a…露光による硬化部 3,15…離型紙 4,10…ニッケル電着(文字,図形などの文字部) 5…UV光 6,17…被接着物(対象商品) 11…文字形成部 12…ステンレス基板(電鋳銘板) 14…接着剤 15…離型紙 16…乳剤層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離処理をほどこした金属基板上または
    プラスチックの表面をメタライズ化した基板上に金属メ
    ッキの文字,図形などを形成し、前記金属メッキの上面
    に透明接着フィルムを圧着した後、前記電鋳基板を外
    し、前記金属メッキの下面側に接着剤を塗布し、前記接
    着剤の上に離型紙を接着してなる電鋳銘板において、 前記接着剤としてUV感圧性接着剤を用い、前記透明接
    着フィルムを通してUV光を照射し、前記金属メッキ部
    以外に存在する前記UV感圧性接着剤を硬化させること
    により、 前記離型紙を剥がして銘板を被接着物に圧着させ、前記
    透明接着フィルムを剥がしたとき、該透明接着フィルム
    に前記硬化させた部分のUV感圧性接着剤を付着させて
    取り除くように構成したことを特徴とする電鋳銘板。
  2. 【請求項2】 前記金属メッキは、ニッケルである請求
    項1記載の電鋳銘板。
JP6896197A 1997-03-07 1997-03-07 電鋳銘板 Pending JPH10254365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6896197A JPH10254365A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 電鋳銘板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6896197A JPH10254365A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 電鋳銘板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10254365A true JPH10254365A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13388793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6896197A Pending JPH10254365A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 電鋳銘板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10254365A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290429A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Seiko Instruments Inc 低融点金属を用いた電鋳部品の製造方法
CN102629433A (zh) * 2011-12-05 2012-08-08 上海迈极电子有限公司 一种制作电铸铭牌的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290429A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Seiko Instruments Inc 低融点金属を用いた電鋳部品の製造方法
JP4530262B2 (ja) * 2004-03-31 2010-08-25 セイコーインスツル株式会社 低融点金属を用いた電鋳部品の製造方法
CN102629433A (zh) * 2011-12-05 2012-08-08 上海迈极电子有限公司 一种制作电铸铭牌的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4359791B2 (ja) 微小物品の固着方法
JPH10254365A (ja) 電鋳銘板
WO2003107308A1 (ja) シート状シールおよびその貼付方法、文字板、文字板の製造方法および時計
JP2938767B2 (ja) 電着画像の製造方法
WO2011067851A1 (ja) 圧着型金属製装飾プレート、金属製装飾プレートおよびこれらの製造方法
JP2695752B2 (ja) 電着画像の形成方法
JP2784358B2 (ja) 電着画像の転写方法
KR100310576B1 (ko) 도금스티커를 제조하는 방법
US5501785A (en) Process for manufacturing electroformed patterns
JP2659335B2 (ja) 電着画像の製造方法
JP2005349575A (ja) 装飾用シールの製造方法及びこの製造方法によって製造された装飾用シール
JP3262782B2 (ja) 電鋳品形成用基板、基板付き電鋳品及び電鋳品の製造方法
JP3364195B2 (ja) 模様付電着画像およびその製造方法
JPS6169984A (ja) 車輌表面に貼付されるマ−クの成形方法及びそのマ−ク
KR100453706B1 (ko) 복층의 전착화상을 갖는 전착화상제품의 전사제조방법
JP2004284182A (ja) メタルマスクスクリーン版およびその製造方法
JPH0322230A (ja) スタンパおよびその製造方法
JPS5916989A (ja) 電鋳によるバラ文字の製造方法
JPH0573226B2 (ja)
JP3061206B2 (ja) メタルマスクの製造方法
JP2938827B2 (ja) 電着画像の製造方法
JPS63209838A (ja) パタ−ン保持積層体およびパタ−ンの接着方法
JP2003247093A (ja) 表示用部材、表示用部材シートおよびその製造方法
JPS6331572A (ja) パタ−ンへの接着剤の取付方法
JPS6069650A (ja) 剥離現像方法