JP3326504B2 - エンボスシートの製造方法 - Google Patents

エンボスシートの製造方法

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は運動靴の靴底のように防
滑性の突起を具えたシートの製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】近年の運動用具のファッション化は、運
動靴の靴底にも波及し、例えば地味な色のソール素地に
派手な色のエンボスパターンが模様状に形成された靴底
等が、その斬新性が評価されて市場で受入れられてい
る。このようにソール素地とエンボスとの色が異なる靴
底は、ソール素地にエンボスを後で成形して作るのが通
常であり、例えばより肉厚なエンボスを、より経済的に
製造できる方法として、不織布上に孔版を密着させ、ポ
リウレタンエラストマーを孔版に流し込み、スキージし
た後、加熱硬化させてエンボスを成形する方法(特願平
4−185922号、特願平4−185923号参照)
が開発されている。
【0003】またこの特願平4−185922号では、
ポリウレタンエラストマーに増粘剤を含ませて、ポリウ
レタンエラストマーの固化促進を促し、早期の脱版作業
が行えるように工夫がされている。しかしこれら方法に
よりポリウレタンエラストマーの固化を促進したといっ
ても、材料の選択上、硬化時間の短縮には自ずから限界
があり、結局のところ硬化するまでには相当の時間を要
し、量産に適した製法とはいえなかった。
【0004】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景に
鑑みなされたものであって、素地シートとエンボスとの
色が異なるエンボスシートを製造するに当たり、製造時
間の短縮を目的としたエンボスシートの製造方法の開発
を試みたものである。
【0005】
【発明の構成】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る第一の発明たるエ
ンボスシートの製造方法は、靴のソールとして適用され
素地シートに対して、素地色との対比色のインクを用
いてパターンを印刷し、このパターンに対応した位置に
孔部が形成された孔版を、前記パターンの印刷された素
地シートに、前記孔部と前記パターンとが一致するよう
に密着させ、前記孔部に光硬化樹脂を流し込んで印刷面
上の前記パターンに対応した位置に、硬化前及び硬化後
において透明ないし半透明である光硬化樹脂を重ねて存
在させ、その後光を照射して光硬化樹脂を硬化させて孔
版を離版することにより、肉厚であり且つ透明ないし半
透明のエンボスを、前記パターンの色のものとして視認
できるようにすることを特徴として成るものである。
【0006】また本出願に係る第二の発明たるエンボス
シートの製造方法は、前記要件に加えて前記光硬化樹脂
は紫外線硬化樹脂であり、前記光は紫外線であることを
特徴として成るものである。これら発明により前記目的
を達成せんとするものである。
【0007】
【発明の作用】本発明では、素地シートに素地の色と対
比する色のインクを用いてパターンを印刷し、その上に
孔版を用いて透明ないし半透明の光硬化樹脂を印刷し、
光でこれを硬化させてエンボスを形成するようにしたか
ら、透明ないし半透明のエンボスを透してパターンの色
が目視でき、素地色との対比でエンボスパターンを模様
状にはっきりと浮かび上がらせることができるととも
に、エンボス形成のための時間を大幅に短縮することが
できる。
【0008】
【実施例】以下本発明を運動靴1の靴底2を例にとり図
示の実施例に基づいて説明する。 i)素地シートへのパターンの印刷 まずエンボスを形成するための素地シート3を用意す
る。この素地シート3は例えば合成樹脂、ゴム、不織布
など従来使用されている素材が適用できる。尚、素地シ
ート3として不織布を適用する場合には、熱可塑性繊
維、熱硬化性繊維のいずれによるものでもよく、その一
例としてバックスキン状人工皮革である東レ株式会社製
のエクセーヌ(登録商標)などを適用することができ
る。
【0009】この他、引裂強度、引張強度、耐磨耗性の
ある通常の不織布シートをはじめ、厚手のフィルムシー
ト等も適用できる。通常の不織布シートとしては、ウレ
タン等の弾性長繊維を自己接着させたものが好適であ
る。尚、フィルムシートを素地シート3として用いると
きは、人工皮革や不織布に比較すると素材の対比を意匠
的に表現しにくいが、色彩的なコントラストにより意匠
性を高めることができる。
【0010】次にこの素地シート3に対して、インク4
を用いて図2(a)に示すように所定のパターン5を印
刷する。ここで素地シート3の色とインク4の色との関
係は、例えば素地シート3を黒色とし、インク4を黄
色、オレンジ色などの鮮やかな色としたり、また素地シ
ート3を赤色とし、インク4を青色とするなど、素地シ
ート3の色とインク4の色とが、彩度、明度、色相のい
ずれかまたはこれらの組合せにおいて合い相違すること
により、インク4の色が相対的に目立つような対比色の
関係にするのが望ましい。尚、上記エクセーヌ(登録商
標)には、黄色、オレンジ色など種々の色があるので、
エンボスを形成する箇所に黒色系の印刷をしておけば色
彩的なコントラストによる意匠を靴底に施すことができ
る。
【0011】ii)孔版の作成 本実施例では、図4に示すように孔版を用いて所定の位
置にエンボスを形成する手法を採るため、そのための準
備としての孔版を作成する手法について幾つか掲げる。
尚、孔版と素地シート3との密着性が悪いとエンボスを
形成する樹脂が滲み出すので、本実施例では両者を密着
させる一手段として、孔版6側と素地シート3側とに磁
性体を設けて、両者の磁力吸引作用を利用する方法を採
用する。因みに密着方法には、バキュームを利用した
り、粘着による方法等が考えられるが、バキュームによ
るとマスクされていない孔部分ばかりから吸引され、こ
の状態でエラストマーを流し込むとそれを不織布内に吸
引してしまう。そのため結局、版全体を均一に吸引する
のは困難である。また粘着による方法では、その都度粘
着剤を塗布し直す必要が生じる。これに対し磁力による
方法では、吸引作用の断通が確実に制御でき、全面にほ
ぼ均一に吸引作用を及ぼすことができるという利点があ
る。尚、もちろん粘着糊を使用する等、この他の密着手
段も採り得る。
【0012】イ)マスター型を利用する方法 ここでは磁力吸引作用を利用する方法の具体例を示す
と、その一例として図5(a)に示すように靴底2のエ
ンボス形状と同様な形状のマスター型7を用意し、これ
に鉄、ニッケル等の磁性体金属8を溶射する。そしてこ
のマスター型7の各エンボス型9間に型用樹脂10を流
し込んで熱硬化させ、図5(b)のように表面を削って
マスター型7のエンボス型9天面に付着している磁性体
金属8をとり去る。最後にマスター型7をはずすことに
より、図5(c)に示すような孔部6aを有する孔版6
が得られる。
【0013】またこのような方法において孔版6に磁性
を帯びさせるための類似技術として、孔版6に磁性粉を
担持させる手法を採ることもできる。その具体的手法と
して、型用樹脂10が液状の段階で、これに磁性粉を混
入し、これをマスター型7に流し込んで孔版6を製作す
る方法や、磁性を有しない孔版に後から磁性粉を付着さ
せる方法が採り得る。因みに磁性粉を付着させるには、
ガス炎、アーク炎、プラズマ等により磁性体を細かい溶
滴状にして孔版に溶射する方法で容易に行なえる。尚、
この方法では、磁性粉が孔版の孔部にも付着して脱版が
行い難くなるおそれがあるから、マスク等をして孔部に
磁性体が付着しないようにする手立てが必要となる。
【0014】ロ)光硬化樹脂フィルムを利用する方法 まず光硬化樹脂を2mm厚のフィルム状に乾燥成形し
て、光硬化樹脂フィルム20を作成する。このものは親
水性で水現像可能なネガ型のフィルムであり、一例とし
てスチリルピリジニウム基を感光基としてポリ酢酸ビニ
ル・ポリビニルアルコールエマルジョンに導入したもの
を原料とする。この露光前の光硬化樹脂フィルム20
を、図6(a)に示すように下面を水で濡らした後、ガ
ラス、アルミ板等の基板21に接着し、70℃前後で5
〜10分間乾燥し、両者を一体化する。その後図6
(b)(c)に示すように、露光前の光硬化樹脂フィル
ム20の上に靴底のエンボス模様を形成したマスク22
を密着し、超高圧水銀灯ブロードハンド(365nm、
5.7mW/cm2 )で10〜15分露光後、マスク2
2を外して、ブラシ等を用いて温水シャワー中で未露光
部20aを取り除く。次に70℃前後で約30分程乾燥
し、フィルムを基板21から剥がした後、磁性体金属8
を溶射して図6に示すように未露光部20aに孔部6a
を形成した孔版6を作成する。尚、孔版6に磁性を帯び
させるために、前記同様磁性粉を適用してもよく、また
光硬化樹脂はフィルムの他、液体状のものを塗布乾燥し
て用いてもよい。
【0015】なお磁性粉を適用する場合には、光硬化樹
脂の光硬化特性はその透明度に大きく依存するため、透
明度の許す範囲内で磁力吸引力との兼ね合いをみて磁性
粉の添加量を調整する他、よりエネルギーレベルの高い
電子線を用いて硬化させる必要がある。また水現像にお
ける水とは、中性は勿論のことアルカリ性、酸性でも構
わない。
【0016】更に光硬化樹脂には、上記感光性の樹脂の
他、カラギナン、ゼラチン等の天然水溶性ポリマー、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸アンモン、でん
ぷんメチルアミノプロピルエーテル等の半合成水溶性ポ
リマー及びベンゾフェノン、チオキサントン、ベンゾイ
ンエーテル等の光重合開始剤、そしてモノマーとから成
る光重合型のものや、重クロム酸塩、ジアゾ樹脂、ビス
アジド化合物等の光架橋剤とから成る混合型のものがあ
るので、それらの中から上記相性や作業性等を考慮して
用いることができる。
【0017】ハ)その他の方法 以上の方法の他、図7に示すように、未露光の光硬化樹
脂フィルム20と磁性板23とを貼り合わせ、光硬化樹
脂フィルム20側にはエンボス模様を有するマスク22
を密着させて露光後、砂24等を用いたサンドブラスト
加工で非露光部分に磁性板23とともに孔部6aを形成
して孔版6を作成する方法や、金属板、樹脂板などにエ
ッチング、レーザー、パンチング、プレス等による方法
で孔部を形成して孔版を作成してもよい。尚この場合、
樹脂板等磁性体材料を用いない時には、磁性体を埋め込
んだり、接着等すればよい。今日ではエッチング手法に
よれば、金属板に段差を付けた孔部を形成することも比
較的低コストで行なうことができる。
【0018】iii)孔版のセット 以上のようにパターン5に対応して孔部6aが形成され
た孔版6を用いて、図8のように永久磁石板10aとの
間に素地シート3を挟み込み、孔部6aの位置がパター
ン5に一致するようにして磁力作用で素地シート3に孔
版6を密着させる。尚、本実施例では永久磁石板10a
を適用したが、その替わりに電磁石を適用してもよく、
また磁石板は平面研削盤の工作物保持装置として広く利
用されている電磁チャックのような形態を採れば便利で
あり、このようなものを永久磁石板側にセットするのが
よい。
【0019】iv) 孔版印刷作業 孔版6をセットしたら、図2(b)に示すように孔部6
aにインクとして光硬化樹脂を流し込む。ここで光硬化
樹脂の「光硬化」とは、可視光、紫外線、X線、電子線
などのエネルギーの高い電磁波の照射を受けると、エネ
ルギーを吸収して架橋、硬化、不溶化を起こして固化す
る物質全般を指すものであり、同様に「光」とはこれら
エネルギーの高い電磁波を総称するものである。尚この
点は、前述の孔版6を作成する際の光硬化樹脂について
も同様である。本実施例では光硬化樹脂のうち、紫外線
の照射により短時間で硬化する紫外線硬化樹脂11を例
にとって以下説明するが、もちろん他の光硬化樹脂を適
用しても構わない。尚このものは、光重合性プレポリマ
ーと光重合性モノマーと光開始剤とを主成分とする。
【0020】紫外線硬化樹脂11の選択にあたっては、
紫外線が孔部6aの深くまで届くように、あるいは素地
シート3に印刷されたパターン5の色が透けて見えるよ
うに、硬化前および硬化後において透明ないし半透明の
ものを適用する。しかも本実施例のエンボスシートは靴
底として用いられるから、硬化したものが適度な弾力を
有し、引張強度、引き裂き強度、耐磨耗性、その他の要
求されるべき物性面で靴底のエンボスとして耐えられる
ような紫外線硬化樹脂11を適用する。
【0021】尚、上述したように磁力を用いて素地シー
ト3と孔版6との密着性を高めても、紫外線硬化樹脂1
1の浸み出しを生じた場合には、これによって素地シー
ト3とエンボスとの色の境目が不明瞭になることがあ
る。この場合には、溶剤的役割を担う光重合性モノマー
の混合割合を低くした紫外線硬化樹脂11や、粘度の高
い光重合性プレポリマーの混合割合を高くした紫外線硬
化樹脂11を適用すれば、紫外線硬化樹脂11の浸み出
しを防止することができる。
【0022】以上のような紫外線硬化樹脂11を孔部6
aに流し込んだら、図2(c)のようにスキージを行
い、余分な紫外線硬化樹脂11を除く。なお孔部6aの
模様と紫外線硬化樹脂11の流し込み如何によって、孔
部6aに適量が流し込まれた場合には、スキージ作業自
体を省略することも一応可能である。そして図3(a)
に示すように紫外線照射器12により紫外線を照射し
て、比較的短時間のうちに紫外線硬化樹脂11を硬化さ
せてエンボス13を形成させる。
【0023】v)離版および型抜き 紫外線硬化樹脂11が硬化してエンボス13が形成され
たら、孔版6をはずすことで図3(b)のようなエンボ
スシート14が得られる。これを型抜きすれば図1に示
すような靴底2が完成する。
【0024】尚、エンボス13に更に段差を設けたい場
合には、紫外線の露光を短めにして紫外線硬化樹脂を半
硬化状態とし、この状態で孔版の上からエンボス部分に
金型を押し付けたり、一度孔版から外して図9のような
段差のある凹陥部17aを有する金型17を用いてエン
ボス13をプレスしたりして、その後再度の露光で完全
硬化させエンボス13に多少の段差を設けることができ
る。この際、段差を大きくしたり、加圧をし過ぎると、
エンボス全体が座屈気味に偏平化してしまうので、それ
ぞれ適度なものとしなければならない。
【0025】以上が孔版6を適用した本発明の製造方法
であるが、以下に他の実施例について説明する。上記実
施例では孔版6を用いてエンボスを形成したが、本実施
例はエンボスの形成手段が異なる。即ち本実施例では、
上記実施例における素地シートへのパターンの印刷まで
は同じであるが、その後は図10に示すように、紫外線
硬化樹脂11を一定水位溜めた容器15を用意し、この
中へ素地シート3をパターン印刷面側を上にして沈め
る。
【0026】そして紫外線硬化樹脂11の上から、素地
シート3のパターン5が印刷されていない部分をマスク
16で覆い隠して上方から紫外線を照射するか、あるい
は紫外線の焦点を絞りパターン5が印刷されている部分
をなぞるように紫外線を走査、ON−OFFさせて照射
し、パターン5の印刷されている部分の上部に存在する
紫外線硬化樹脂11を硬化させる。その後容器15から
素地シート3を取り出して、硬化していない紫外線硬化
樹脂11を洗い流すことでエンボスシート14ができ上
がる。
【0027】また本実施例の応用として、一連の素地シ
ートを連続的に移動させながら、素地シート上面に紫外
線硬化樹脂を連続供給しつつ、回分的にマスクで覆って
紫外線を照射したり、紫外線照射装置を断続的に走査し
たりしてエンボス部分を硬化させ、未硬化部分を洗い流
してゆくというように連続作業とすることもできる。
尚、上記孔版6を用いた方法と、紫外線硬化樹脂11の
中に素地シート3を沈める方法とを併用してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明では、素地シートに素地の色と対
比する色のインクを用いてパターンを印刷し、その上に
透明ないし半透明の光硬化樹脂を設け、光でこれを硬化
させてエンボスを形成するようにしたから、従来法でネ
ックとなっていたエンボスの硬化時間が大幅に短縮さ
れ、この種のエンボスシートの量産を可能にすることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造した運動靴を示す
分解斜視図である。
【図2】本発明の製造方法を段階的に示す説明図であっ
て、このうち素地シートへの印刷、紫外線硬化樹脂の注
入、スキージの各工程を示す斜視図である。
【図3】同上紫外線の照射、孔版の剥離の各工程を示す
縦断側面図並びに斜視図である。
【図4】パターンを印刷した素地シートを孔版と永久磁
石板との間に挾持する様子を示す分解斜視図である。
【図5】孔版の製作過程を段階的に示す説明図である。
【図6】同上孔版の他の製造過程を段階的に示す縦断面
図である。
【図7】同上更に他の製造過程を段階的に示す縦断面図
である。
【図8】孔版と永久磁石板との間に素地シートを挟み、
磁力作用で素地シートを保持するようにした実施例を示
す縦断側面図である。
【図9】脱版後にエンボスに段差を設ける成形手法を、
成形の前後に分けて示す縦断面図である。
【図10】エンボスの形成手段を異ならせた他の実施例
を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 運動靴 2 靴底 3 素地シート 4 インク 5 パターン 6 孔版 6a 孔部 7 マスター型 8 磁性体金属 9 エンボス型 10 型用樹脂 10a 永久磁石板 11 紫外線硬化樹脂 12 紫外線照射器 13 エンボス 14 エンボスシート 15 容器 16 マスク 17 金型 17a 凹陥部 20 光硬化樹脂フィルム 20a 未露光部 21 基板 22 マスク 23 磁性板 24 砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:50 A43B 10/00 101 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/10 A43B 13/22 A43B 13/40 B29D 31/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴のソールとして適用される素地シート
    に対して、素地色との対比色のインクを用いてパターン
    を印刷し、このパターンに対応した位置に孔部が形成さ
    れた孔版を、前記パターンの印刷された素地シートに、
    前記孔部と前記パターンとが一致するように密着させ、
    前記孔部に光硬化樹脂を流し込んで印刷面上の前記パタ
    ーンに対応した位置に、硬化前及び硬化後において透明
    ないし半透明である光硬化樹脂を重ねて存在させ、その
    後光を照射して光硬化樹脂を硬化させて孔版を離版する
    ことにより、肉厚であり且つ透明ないし半透明のエンボ
    スを、前記パターンの色のものとして視認できるように
    することを特徴とするエンボスシートの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記光硬化樹脂は紫外線硬化樹脂であ
    り、前記光は紫外線であることを特徴とする請求項1記
    のエンボスシートの製造方法。
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