JPS6358605A - 磁界発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、光磁気記録媒体に情報信号の記録や消去を行
うための磁界発生装置に関する。

Ｂ３発明の概要 本発明は、光磁気記録媒体に対向して配設され光学系と
共に用いられる磁界発生装置において、光磁気記録媒体
対向面に若しくは該光磁気記録媒体対向面より先行した
部分に滑性部材を配設することにより、当該磁界発生装
置を何ら複雑化することなく支持して良好な記録特性を
実現するものである。

Ｃ３従来の技術 光磁気記録再生において、実時間でオーバーライドを可
能にする方法の一つとして、磁界変調方式で記録を行う
方法がある。

ここで、磁界変調方式による情報信号の記録・消去方法
について、第・８図を参照しながら簡単に説明すると、
まず、レンズ１０２を介してレーザービームで光磁気記
録媒体１００を加熱するためのレーザー装置１０１と、
入力信号に応じて変調する磁界を発生させる磁界発生装
置１０３によって記録・消去が行われる。すなわち、上
記レーザー装置１０１により光磁気記録媒体１００の記
録すべき部分が加熱され、この加熱された部分に磁界発
生装置１０３によって磁界を印加することで、所定の方
向に磁化され、この磁化によって記録・消去が行われる
。

Ｄ１発明が解決しようとする問題点 発生磁界の強度は、光磁気記録媒体と変調磁界発生装置
の間の距離の増大に従って減少することから、この距離
を一定に保つために、使用に際して、サーボ機構が用い
られている。

しかし、サーボ機構を光磁気記録媒体に対して高精度に
動作させるためには、装置を複雑化せざるを得す、装置
の複雑化によっては、製品コスト等の点で問題がある。

一方、号−ボ機構を用いずに、磁界発生装置と光磁気記
録媒体との距離を大きくとり、強力な磁界を発生させて
やれば、光磁気記録が可能となる。

しかし、この場合には、強力な磁界の発生のための大電
流を供給する必要が生じ、低消費電力を実現できない。

また、発熱が生じて磁極の特性劣化が起きたり、キュリ
ー点以上の温度となったときには、本来加熱すべき領域
以外も加熱されてしまう弊害が生ずることになる。

そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、消費電力や製品
コストの面で有益であり、装置を何ら複雑化することも
なく、光磁気記録媒体への確実なオーバーライド動作を
実現する磁界発生装置の提供を目的とする。

Ｅ９問題点を解決するための手段 本発明は、基体の一生面に記録層が形成され該記録層が
保護層により被覆されてなる光磁気記録媒体に対向して
配設され、光の照射のために用いられる光学系と共に用
いられ、磁界を発生させることにより上記記録層へ情報
信号を記録若しくは消去するための磁界発生装置におい
て、上記磁界発生装置の光磁気記録媒体対向面に若しく
は該光磁気記録媒体対向面より先行した部分に滑性部材
を配設したことを特徴とする磁界発生装置により上述の
問題点を解決する。

Ｆ３作用 本発明の磁界発生装置における滑性部材は、当該磁界発
生装置の光磁気記録媒体との接触性を改善する。

これは、光磁気記録では、磁気記録方式のように磁気ヘ
ッドと記録媒体を密着させて記録するのではな（、ある
一定の距離（０，１ｎ〜３１１）を以て磁界を印加すれ
ば良いことに起因する。そして、磁気記録に比し、記録
に際して十倍〜数百倍の距離が一定に維持される必要が
あるが、機構が複雑となるサーボ機構等による非接触で
はなく、定常的でソフトな接触によって磁界発生装置と
光磁気記録媒体との一定距離を維持することで良好な光
磁気記録を実現できる。

そこで接触性が問題となるが、剛体である光磁気記録媒
体との関係で、磁界発生装置側に滑性部材を設けること
ができ、このような磁界発生装置に滑性部材を取り付け
ることで、円滑な記録・消去動作を行わせることができ
、また、長期の信頼性も獲得し得るものである。

この滑性部材は、磁界発生装置の光磁気記録媒体対向面
に若しくは該光磁気記録媒体対向面より先行した部分に
配設され、光磁気記録媒体に対する定常的でソフトな接
触を得ることができ、したがって、容易に良好な光磁気
記録を実現することができることになる。

Ｇ、実施例 本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明する。

第１の実施例 本発明の第１の実施例の磁界発生装置１は、第１図に示
すように、磁界を発生させるための磁極や電流を供給す
るための巻線等が組み込まれてなるヘッド部３の光磁気
記録媒体対向面１０に、ダンパ一部４を介して滑性部材
としての滑性部２が形成されている。この滑性部２には
、定常的でソフトな接触がなされる光磁気記録媒体１１
の記録面側が対向しており、当該磁界発生装置１の上記
光磁気記録媒体１１の対向側には、図示を省略している
が、光磁気記録のための光学系が配設される。

本実施例の磁界発生装置１は、光磁気記録媒体１１に所
定の発生磁界を以て磁界を印加するためのものであり、
上記滑性部２がヘッド部３の対向面側に形成されている
ため、直接光磁気記録媒体１１と接触して支持されるこ
とができ、特に複雑なサーボ機構を不要として光磁気記
録媒体１１との一定の距離を維持することができる。こ
の磁界発生装置１は、光磁気記録媒体１１をディスク上
とした場合において、例えばトラック送りモーター等に
よってトランク送りが可能であり、そのためガイド軸１
２に沿って基台部１３が平行移動して、トランク送りが
行われる。そして、この基台部１３と上記ヘッド部３は
、一体ではなく、中間に巻きバネ５を介しており、この
巻きバネ５と上記ダンパ一部４によって、上記滑性部２
による定常的な接触が保たれ、且つその圧力は所定の弾
撥力からの圧力である。

ここで、上記滑性部２は、例えば合成樹脂等をコーティ
ングしたもの、薄膜として被着形成したもの或いは部材
として取り付けたものであって、フッ素樹脂、ＢＮ（窒
化硼素）、グラファイト。

或いはこれらをヘースとした複合材料、更に脂肪酸、高
級アルコール、脂肪酸エステル等の滑剤等を用いること
ができる。

上記ダンパ一部４としては、所定の弾性を示す材料であ
って、例えばウレタンゴム、シリコーンゴム、またはこ
れらの発泡材等を用いることができる。また、これら滑
性部２とダンパ一部４の厚みは、５０μｍ〜１００１１
ｍ程度とすることができ、このような薄膜とすることで
、発生する磁界を十分に光磁気記録媒体１１へ印加する
ことができる。

上記ヘッド部３は、例えば第２図に断面図で示すような
構造とすることができ、ヘッド部ホルダー２１に、主磁
極２２とヨーク部２３及び巻線２４が取り付けられ、そ
の光磁気記録媒体対向面１０に上記ダンパ一部４と滑性
部２の各層が被着形成される。このヘッド部３の主磁極
２２の一端から印加すべき磁界が発生して、この磁界に
よって光磁気記録が行われるが、この光磁気記録媒体対
向面１０は、必ずしも平面である必要はなく、湾曲した
曲面等であっても良い。

また、上記ダンパ一部４と共に上記ヘッド部３の押圧を
するための上記巻きバネ５は、例えば鋼やリン青銅、或
いはグラファイトのような部材によって構成することが
できる。

尚、上記光磁気記録媒体１１は、例えばポリカーボネー
日月脂、メタクリル樹脂、ガラス等の材料からなる基板
上に、−例としてＴｂ−Ｆｅ−Ｃ０膜等の記録層を形成
し、更に保護膜を被覆したものである。

次に、本実施例の磁界発生装置１をシステム中に配置し
たときは、第３図或いは第４図に示すようなシステムに
配置することができる。

第３図は、本実施例の磁界発生装置１の使用のｐ様であ
って、光磁気記録媒体１１を介して対向する位置には、
該光磁気記録媒体１１の所定の部分に光を照射するため
の光学系３１が配されている。

記録・消去の際には、光学系３１からの信号によってア
ンプ４０を介した光学サーボ回路３２の信号から光学系
３１が操作されると共に、線速度一定サーボ回路３３に
よってスピンドルモーター３４も制御されるが、更に光
学サーボ回路３２からの信号によって、それぞれのトラ
ック送りモーター制御駆動回路３５．３６を介して、磁
界発生装置１と光学系３１のトラック送りを実現するこ
とができる。上記磁界発生装置１のトラック送りは、磁
界発生装置角のトラック送りモーター制御駆動回路３５
によって行われ、上述のように上記磁界発生装置１は滑
性部２によって定常的な接触操作を行っても円滑に動作
して一定の距離を維持することができるため、単にガイ
ド軸１２を有してガイドされる基台１３を当該トラック
送りモーター制御駆動回路３５によって制御するのみで
、何ら複雑な機構とすることもなく、確実な光磁気記録
を実現することができる。また、光学系３１も同時に相
対向する位置に制御されるが、共通の信号に基づいて同
様に制御することができる。

なお、磁界の発生のための信号は、Ａ／Ｄ変換回路３７
．信号変調回路３８．アンプ３９によって上記ヘッド部
３の巻線２４に送られ、また、再生出力は、光学系３１
からアンプ４０．信号変調回路４１．Ｄ／Ａ変換回路４
２を介して取り出される。

また、基台１３自体に、ヘッド部３の突出量を調整する
関節機構部４３を設けても良い。

第４図は、他の使用態様であって、第３図のシステムと
異なるところは、アーム４５を介して、磁界発生装置１
と光学系３１が共通の操作をされるシステムとなってい
る。即ち、上述のように本実施例の磁界発生装置１では
、滑性部２によって定當的に接触するように当該磁界発
生装置１が操作されることから、簡単な構造で一定の媒
体との距離を確保することができ、このため同期して制
ｆｉｌすべき光学系３１とアーム４５によって結合して
操作することができる。

なお、他のシステムの部分については、第３図のものと
同様である。

以上のように、本実施例の磁界発生装置１は、当該磁界
発生装置１の光磁気記録媒体対向面１０に滑性部２が設
けられており、このため直接光磁気記録媒体１１と接触
してしかも定常的且つソフトな接触を実現するため、光
磁気記録媒体１１に印加される磁界の強度等はその距離
が一定となることから安定したものとなり、良好かつ確
実な光磁気記録を実現することになる。

また、特にサーボ機構に距離一定に支持するための特殊
な機構は不要となり、部品点数の低減や製品コストの低
減等を実現することができる。

また、上記ダンパ一部４や巻きバネ５によって、所要の
付勢力を得ることができ、定常的な光磁気記録媒体１１
との接触は、理想的なものに調整することが可能となる
。

また、本実施例では、光磁気記録媒体対向面１０に滑性
部２を設けたが、摺動方向に対して先行するように滑性
部２を形成しても良い。

第２の実施例 本発明の第２の実施例の磁界発生装置５１は、第５図に
示すように、ヘッド部５３の光磁気記録媒体１１の対向
面側に、ダンパーとして機能し且つ滑性部材として機能
するダンパー滑性部５２を形成したものである。

このようなダンパー滑性部５２としてダンパー部と滑性
部を一体とすることで、取り付は形成が容易であり、こ
のようなダンパー滑性部５２としては、含油フェルト等
を用いることができる。

なお、他の部分については、第１の実施例と同様のもの
を用いることができ、同じ引用符号を用いて図示し、そ
の説明を省略する。

第３の実施例 本発明の第３の実施例の磁界発生装置６１は、ヘッド部
６３の光磁気記録媒体１１の対向面側に、第１の実施例
と同様な滑性部２を設けているが、ダンパ一部６４はｌ
前件部２とヘッド部６３の間ではなく、巻きバネ５が形
成された基台１３とヘッド部６３の間に配設されて機能
する。

この場合のダンパ一部６４は、上述のダンパー部４と同
様の材料を用いることができ、例えば、ウレタンゴム、
シリコーンゴム、またはこれらの発泡材等を用いること
ができる。

第４の実施例 本発明の第４の実施例の磁界発生装置７１はミ第３の磁
界発生装置６１において、その巻きバネ５を板バネ７２
としたものである。

その他の部分については、同様であって、滑性部２が設
けられていることから、光磁気記録媒体１１に対して定
常的且つソフトな接触をすることができ、このため何ら
送り機構等を複雑化することもな（、良好かつ確実な光
磁気記録を行うことができる。

なお、上述の第２〜第４の実施例においても、光磁気記
録媒体対向面に先行する位置に滑性部を設けても良いこ
とは勿論である。

Ｈ０発明の効果 本発明の磁界発生装置は、その光磁気記録媒体対向面或
いはそれと先行する位置に滑性部材が形成されるため、
光磁気記録媒体と定常的に接触させても弊害なく、且つ
何ら送り機構等を複雑化することもなく一定の距離を維
持して良好な光磁気記録を行うことができる。また、巻
きバネ等のバネ部材やダンパ一部によって、ソフトな当
たり特性を得ることができ、媒体との距離を一定に維持
することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の第１の実施例の磁界発生装置を説明す
るための模式図、第２図はそのヘッド部の拡大断面図、
第３図はシステムとして用いた場合の構成を示すブロッ
ク図、第４図はシステムの他の例を示すブロック図、第
５図は本発明の第２の実施例の磁界発生装置を説明する
ための模式図、第６図は本発明の第３の実施例の磁界発
生装置を説明するための模式図、第７図は本発明の第４
の実施例の磁界発生装置を説明するための模式図、第８
図は磁界変調方式の原理を説明するための模式図である
。 １．５１，６１．７１・・・・磁界発生装置２・・・滑
性部（滑性部材） ３・　・　・ヘッド部 ４・・・ダンパ一部 ５・・・巻きバネ １０・・・光磁気記録媒体対向面 １１・・・光磁気記録媒体 １２・　・　・ガイド軸 １３・・・基台 特　許　出　願　人　　ソニー株式会社代理人　　　弁
理士　　　　　小池　見間　　　　　　　　　田村榮− 第１図 第２図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 基体の一主面に記録層が形成され該記録層が保護層によ
   り被覆されてなる光磁気記録媒体に対向して配設され、
   光の照射のために用いられる光学系と共に用いられ、磁
   界を発生させることにより上記記録層へ情報信号を記録
   若しくは消去するための磁界発生装置において、 上記磁界発生装置の光磁気記録媒体対向面に若しくは該
   光磁気記録媒体対向面より先行した部分に滑性部材を配
   設したことを特徴とする磁界発生装置。