JPS6355902A - 感湿素子の製造法 - Google Patents

感湿素子の製造法

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JPS6355902A
JPS6355902A JP61199632A JP19963286A JPS6355902A JP S6355902 A JPS6355902 A JP S6355902A JP 61199632 A JP61199632 A JP 61199632A JP 19963286 A JP19963286 A JP 19963286A JP S6355902 A JPS6355902 A JP S6355902A
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JP
Japan
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moisture
sensitive element
humidity
raw material
manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP61199632A
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English (en)
Inventor
大迎 淑三
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空調、乾燥、食品加工などに用いられる感湿素
子の製造法に係る。
従来の技術 従来から感湿材料に金属酸化物セラミックを使用する感
湿素子が知られている。これらは原料のセラミック粉体
に有機バインダー添加して金型で圧縮成形し、1ooo
′C前後の高温(例えば、特開昭56−23701号公
報記載の実施例の場合は1150’02時間)で焼成あ
るいは焼結してチップ状の感湿体を得、この感湿体に電
極などを付けて感湿素子としていた。
このような従来の製造法によると、薄い膜状の感湿体を
得ることは不可能であり、このために環境湿度の急変に
対する素子の応答性が遅い欠点を有していた。また長期
の使用、特に高湿中での使用に当たって経時的に抵抗が
増加する欠点を有するため、使用中に感湿体を高温に加
熱するりIJ +Hニングを繰り返さねばならない欠点
があった。また、加熱クリーニングの必要性を減少また
は除去した感湿素子として特開昭59−147402号
公報記載のものが知られているが、この場合は500−
1300℃(実施例では900″010時間)での高温
長時間の焼成を必要とする点、さらに関係部分使用材料
も上記の高温に耐えるものを使用する必要があり、コス
トの高価を避は得なかった。
発明が解決しようとする問題点 本発明においては、上記の従来例の問題点、即ち、応答
性が遅い欠点、経時変化によシ抵抗値が増大する欠点、
加熱クリーニングを必要とする欠点、製造時に高温での
焼成を必要とする欠点などの問題点を解決し、安価にし
て高信頼性の感湿素子を提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段 本発明においては、原料液体を基板表面で液体膜とし、
300℃以下の低温下で固形化した膜状感湿体を用いる
作用 本発明の感湿体は原料液体を固形化して得られるので、
感湿体厚さを極めて薄く製作することが容易に可能であ
り、例えば1μm以下から数100μm程度の極めて薄
い膜を容易に製作し得る。従って、環境での湿度変化に
対する応答性は極めて速い。
また、従来例における経時変化の原因は、製造時の焼成
あるいは焼結時に与えられる高温によシ、欠乏状態にな
った金属酸化物表面の水酸基が、その後経時的に増加す
ることにより生じるものとされているみこの点、本発明
においては原料肢体より300℃以下の熱履歴で得られ
る感湿体を使用し、従来のように例えば1oOo″C前
後の高温の焼成、焼結を行なわないので、表面水酸基は
安定した状態に製作され、従来のように経時的に水酸基
が増加し、抵抗値が増大する欠点を生じない。
実施例 第1図は本発明実施例の感湿素子の要部を示したもので
外部端子、ケースなどは省略されている。
ここで、1はアルミナなどの絶縁性材料からなる基板で
一対の櫛形電極2を備えている。3は感湿体で、この感
湿部の抵抗値を読み取ることにより周囲空気の湿度を知
ることが出来る。この感湿体の製作に当たっては、まず
、基板1を予め調整した原料液に浸漬引上げて櫛形部表
面に薄い液膜を付着せしめ、次いで液膜の固形化処理を
行なった。
使用した原料液は次の通りである。
実施例1 テトラエトキシシラン26g1エタノール37 、6 
ji sシリカ超微粒子20%を水に分散せしめたシリ
カコロイド29.6g、酸化チタン超微粒子12gから
なる原料液を使用した。
実施例2 テトラエトキシシラン25g、エタノールs7.eji
、I)fユウムシリケ−1−水溶液(Si02/LiO
2モル比s、s)32g、酸化チタン超微粒子12gか
らなる原料液を用いた。
実施例3 ベーマイト系アルミナ水和物コロイドso9、実施例1
と同様のシリカコロイド50g、酸化チタン超微粒子1
2gからなる原料液を使用した。
上記の実施例に使用したシリカと酸化チタン超微粒子は
平均粒径約2om1i、アルミナ水和物は短辺長さが約
10mμ長辺長さ約100mμの羽毛状粒子である。
上記の実施例はいずれも感湿体原料が溶媒に溶解または
分散した液体の形態をなし、基板表面に原料液の液膜を
形成せしめ、これを固形化することにより極めて容易に
基板に密着した薄い膜状の感湿部を得ることが出来た。
固形化処理は、溶媒の乾燥、有機金属化合物の加水分解
、ゲル化などを内容とする液膜の固形化のための処理で
ある。特に溶媒の乾燥時に本発明の感湿素子感湿体にお
ける最大の熱履歴が与えられるが、その程度は通常10
0〜200°c1時間程度であり、あらゆる場合を通じ
て300 ℃以下である。なお、固形化処理の過程で実
施例1および2で使用したテトラエトキシシランは、シ
リカとエタノールに加水分解し、エタノールは気化消失
して固形化処理後の感湿体には有機成分は痕跡程度ある
いは全く残留しない。
実施例における固形化後の感湿体の厚さは、いずれも1
0μm以下であるが、それ以上厚さのものも必要に応じ
て製作可能である。
上記の実施例1〜3の感湿素子における、相対湿度に対
する抵抗値の変化特性を第2図に示した。
第2図中の実線は実施例1および3の場合を、破線は実
施例2の場合を示すが、抵抗値の変化率および直線性と
もにいずれも充分な特性を有している。
次に、第3図に環境の相対湿度を50%から9Q%に急
増した場合と、その90%から50%に急減した場合の
応答性の試験結果を示した。第3図には実施例1のみの
結果であるが、他の各実施例もほぼ同様の結果を示して
おり、極めて急速な応答性を有している。
さらに、第4図に70’096%RH中での加速経時変
化特性を示したが、この場合も各実施例とも極めて類似
しているので第4図には実施例1の結果を示した。これ
によると、特に高温高湿の試験条件にも関らず、非常に
安定した経時変化特性を示している。
なお、上記の実施例で使用した有機金属化合物は、テト
ラエトキシシランのみであるが、他の有機金属化合物も
多くのものが本発明の本質を損ねることなく使用するこ
とが出来る。
発明の効果 本発明の感湿素子においては、液体の膜状態から固形化
された感湿体を用いる。
従って、薄い膜状の感湿体を作ることは極めて容易であ
り、薄い感湿体を用いるので環境湿度の変化に対する応
答性が非常に速い特長がある。
また、本発明の感湿体の製作法は高温の熱履歴を必要と
せず、300℃以下の加熱処理で質重るため、経時的な
抵抗値の安定性が極めて良好であり、特に高湿度内で使
用された場合も実用上無視し得る程度の変化に留まる高
信頼性を有する特長がある。しかも固形化された感湿体
は有機質を殆ど含まないので、有機質に有り勝ちな耐候
性・耐熱性などの不足に起因する欠点がないので長期の
使用にも充分に耐え得る特長がある。
経年変化が安定した状態にあるため、本発明の感湿素子
には通常の使用条件では加熱クリーニングの必要がなく
、このためのヒータの装備も不要である。しかし、特に
油脂成分などの汚染成分の多い場所での使用に際して、
加熱クリーニングを要する場合もあシ得るが、その場合
も感湿体は有機質を殆ど含まず、充分な耐熱性を有して
いるので、必要によシ加熱クリーニングを実施するよう
に設計することも可能である。
なお、本発明の感湿素子においては高温度の熱履歴がな
いため、各部の使用材料も高熱に耐える材質を用いる必
要がない。上記の低温加工、薄い膜加工の容易性、加熱
クリーニング用ヒータの不要化、低熱特性の材質の可使
用化は、いずれも低コストの効果を有し、加熱クリー二
/グの不要化は感湿素子使用機器のクリー二/グ電源部
とその自動詞脚部を不要化し、これに関する低コスト効
果も大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の感湿素子の要部構成を示す
斜視図、第2図は同実施例の感湿素子の相対湿度に対す
る抵抗値の変化特性図、第3図は同実施例の感湿素子の
応答特性図、第4図は同実施例の感湿素子の経時変化特
性図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・電極、3・・・・・
感湿体。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 注目 対 湿、&(プ、)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感湿体に電気的に導通する少くとも一対の電極を
    設けた感湿素子の製造法において、有機金属化合物・金
    属酸化物超微粒子などの出発原料を適当な溶媒中に溶解
    あるいは分散せしめた感湿体原料液から、300℃以下
    の熱履歴下で固形化処理して得られる無機質多孔膜によ
    り前記感湿体を構成することを特徴とする感湿素子の製
    造法。
  2. (2)感湿体原料液が、テトラエトキシシランなどの有
    機金属化合物、あるいはシリカ・アルミナ・酸化チタン
    などの金属酸化物超微粒子を溶媒中に溶解あるいは分散
    せしめた液体からなる特許請求の範囲第1項記載の感湿
    素子の製造法。
JP61199632A 1986-08-26 1986-08-26 感湿素子の製造法 Pending JPS6355902A (ja)

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