JPS61145806A - 感温材料 - Google Patents

感温材料

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JPS61145806A
JPS61145806A JP26896584A JP26896584A JPS61145806A JP S61145806 A JPS61145806 A JP S61145806A JP 26896584 A JP26896584 A JP 26896584A JP 26896584 A JP26896584 A JP 26896584A JP S61145806 A JPS61145806 A JP S61145806A
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JP
Japan
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temperature
sensitive
polymer
humidity
resistance
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Application number
JP26896584A
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English (en)
Inventor
英興 内川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電気抵抗値の変化によって雰囲気の温度を検
知でき、空調機、調理器、乾燥機などの温度検出に用い
られる感温素子用の感温材料に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、感温素子用の感温材料としては、大別するとセラ
ミックタイプのものと高分子タイプのものとがある。前
者としては9例えは特公昭57−25961号公報記載
のもの、後者とじ又は、特公昭57−59603号公報
、第43回応用物理学会講演会予稿集P 560 (1
9112)記載のものなどがろる〇第5図は感温素子の
一般的な構成を示す断面図で。
特公昭5F−25961号公報に示されているものであ
る。因において、(1)は絶縁基板wt2+a電極、(
3すは感温部である。セラミックなどの絶縁基板(1)
上に電極+2)を形成し、電極(2)上に上記のような
感温材料を塗布するなどして感温部(3)を形成する。
感温部(3)は雰囲気の温度によって電気抵抗値が変化
するという特性を有しており、この電気抵抗値の変化を
電極(2;で検知して雰囲気温度を検出するものである
ただしこの発明は感温素子としての構成を規定するもの
ではなく、感温素子用の新規な感温材料を提案するもの
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のセラミックタイプのものは機械的強度を得るため
にセラミック粒子同士を結合焼結する必要があるので、
高温(一般に700〜1400℃)での焼成が不可欠で
あり、かつ感温特性が雰囲気の湿度の影響を受けやす(
・という問題点があった。また従来の高分子もしくはカ
ーボン添加高分子(樹脂)タイプのものは、高温雰囲気
では高分子が分解してしまうため通常検知温度範囲が狭
い(一般に160℃以下)という問題点があり、しかも
セラミックタイプのものと同じく湿度の影響を受けると
いう問題点がめった。この原因は水分によって高分子(
樹脂)が膨潤することに基づくものと考えられる。
この発明は上記のような問題点を解消するため罠なされ
たもので、比較的低温焼成によって製造でき、感温特性
の雰囲気湿度に対する依存性が小さく、かつ比較的高い
温度まで検知が可能な感温材料を得ることを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の感温材料は、炭素粉および金属粉の少なくと
も一種と有機けい素化合物重合体を含有する組成物から
成る。
〔作用〕
この発明においては、有機けい素化合物重合体が、主た
る感温成分である炭素粉あるいは金属粉を被覆結合し1
機械的強度を与える作用をなすとともに、良好な耐水性
を有するため感温特性の湿度依存性を小さくする。
〔実施例〕
この発明に係わる炭素粉としては、グラファイト、活性
炭およびカーボンブラック等が用(・られる。
この発明に係わる金属粉としてはl ’/ t Cul
Ni 、 Or 、 Pt 、 AgおよびAu等の粉
末又は粉末を適当な樹脂やオイルなどに分散させたペー
スト状のものが用いられる。
この発明に係わる有機けい素化合物重合体としては2例
えはメチルフェニルシリコーン、メチルシリコーンなど
のオルガノポリシロキサンの初期重合物をトルエンおよ
びキシレンなどの溶剤に溶解した市販のシリコーンフェ
スなどが使い易い〇グリース状、オイル状のものでもよ
い。ま九、エポキシ変性シリコーン、アクリル変性シリ
コーン。
ウレタン変性シリコーンなどの変性タイプのものも使用
することができる。
なお、この発明の実施例の感温材料は皮膜の造膜効果、
乾燥および硬化促進、亀裂防止並びに下地基板への接着
性向上の目的で以下に示す金属酸化物等の無機質材料粉
末を添加剤として含有する。
以下実施例を示すことによシ、この発明の詳細な説明す
るが、これによりこの発明を限定するものではない。
実施例1゜ 第1図はこの発明に係わる感温材料を用いた感温素子の
一実施例を示す斜視図で9図において。
(31は感温部で、この発明の下記組成例1の原料を用
いて製造した感温材料からなる。(4)は温度検知用リ
ード線である。
まずα−A1205の絶縁基板+11上KPt−AU系
ペーストにて0.2)11間隔で10対のくし形状の電
極(2)をスクリーン印刷し、ptのリード線(4)を
取υ付は後焼付けを行なった。この上に下記組成例1の
組成物にシンナーを加えて撹拌機にて混線後、混線物に
アミン(硬化促進剤)を少量添加したものを約40μm
の厚さに被膜状に塗布し、メチルフェニルシリコーン初
期重合物を重合硬化させて、第1図のような、この発明
の一実施例の感温材料を用いた感温素子を得た◎ 組成例1゜ 炭素粉:グラファイト      34.6  #添加
剤:ケイ石            87  #ペンナ
イト          5.5Iまた。比較のため従
来あるセラミックタイプおよび高分子タイプのものを感
温材料として用い。
他は第1図の場合と同様にして感温素子を製作した。上
記3種のサングルの乾燥雰囲気(相対湿度10%以下)
における初期の感温特性と、80℃。
95%R,H,の恒温恒湿槽中K 300時間放胃した
後の湿気による感温特性の経時変化、および25℃にお
ける湿度依存性を調べた。
第2図は、初期及び経時変化後の感温特性を示す特性図
で、縦軸は電気抵抗値(Ω)を、横軸はoM度CO)を
表わし1曲線(A)はこの発明の一実施例の感温材料を
用いた感温素子の、破面線(B)は従来のセラミックタ
イプのものの9曲線(0)U従来の高分子タイプのもの
のそれぞれの初期の感温特性を9曲線(A’) 、 (
B’) 、 (C!’)はそれぞれのものの300時間
放置後の感温特性を示すものである。ただし高分子タイ
プの感温材料は180℃以上で熱分解が起こってしまっ
たため測定が不可能となった。これに対して、セラミッ
クタイプおよびこの実施例の感温材料を用いた感温素子
は比較的高温まで測定が可能であり、かつ十分な感度を
有していた。特に、この実施例のものは測定温度範囲全
体にわたって感度が優れ、良好な直線性を示すことがわ
かった。
300時間放置後、従来のセラミックタイプのものは、
材料中に水分を吸収することによって初期と比べると明
らかに感温特性曲線が低抵抗側へ移った。また従来の高
分子タイプのものは、顕著な高抵抗化を示し、しかも感
度が殆どなくなった。この原因は、吸湿によって樹脂が
膨潤したために導電性を有するカーボン粒子間の距離が
長くなってしまったことによるものと考えられる。これ
らに対して、この発明の実施例のものは300時間後も
わずかな低抵抗化が現われたのみで殆ど変化が見られな
いことから、従来のものよりも耐湿性がかなり良好であ
ることが明らかとなった。これはこの発明で用いた有機
けい素化合物の有する良好な耐水性に基づくものと考え
られる@ 第3図社名タイプの抵抗値(感温特性)の25℃におけ
る湿度依存性を示す特性図で、縦軸は抵抗@(旬を、横
軸は相対湿度(−を表わし2曲&l (D)はこの発明
の実施例のもの、(E)は従来のセラミックタイプのも
の、(F)は従来の高分子タイプのものの特性を示して
いる。この図から明らかなように。
従来のセラミックタイプのものは測定温度範囲全般にわ
たって抵抗値が変化し、高分子タイプのものは高湿度側
で顕著□な抵抗値の上昇が見られる〇これらの特性は従
来の両感温材料が吸湿し易いことに起因するものである
。抵抗変化の湿度依存性が大きいため、抵抗指示値が雰
囲気の温度によるものか、湿度によるものか不明確でメ
ジ、感温素子として用いるためには、この点の校正が必
要となる。これに対して、この発明の実施例のものは抵
抗値の湿度依存性は殆どなく、感温素子用材料として良
好なものであることが判明した。
なお、従来の高分子タイプの感温材料では、温度の上昇
に従って抵抗値が上昇する特性を示したが、これは熱に
よって樹脂材料が膨張するため。
導電粒子(炭素粉等)間の距離が長くなることKよるも
のである。
実施例2゜ 上記組成例1の組成物にシンナーを加えて撹拌機にて混
線後、混練物を実施例1と同様に電極(2)を形成した
A/203基板(1)上にハケ塗りにて約40μmの厚
さに塗布した。次いで、80°0,15分間の乾燥後、
45G’0で40分間焼成して感温被膜とし、リード線
(4)を取り付けて第1図と同様の感温素子を得た。
第4図はこの感温素子の感温特性を示すもので。
縦軸は電気抵抗((2)を、横軸は温度CO)を表わす
O実線(G)はこの実施例2による感温素子の感温特性
を。
破線(H)は実施例1のものの感温特性を示す。図から
判るように実施例2によるものは実施例1のものと比べ
て、測定温度範囲全般に低抵抗化し、さらに感度良好と
なっている。これはこの発明の有機けい素化合物初期重
合体が含有する有機基の数十−が分解・消失するために
よるものと考えられるO なお実施例2のものも、実施例1のものと同様。
従来のものより湿気による経時劣化後も優れた感温特性
を示し、湿度依存性も小さかった。また。
上記実施例に限定されるものではなく9例えはメチルシ
リコーン初期重合物、およびCu粉末等の組成物から成
るものも同様の効果を奏し、上記組成物を基板に塗布す
るだけでも製造できるが、概ね450°0以下で低温焼
成することにより、さらに感温感度が上昇する。ただし
、焼成は有機基の一部が分解・消失させるにとどめ、完
全に分解・消失させてはいけない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、炭素粉および金属粉
の内の少なくとも一種と有機けい素化合換型合体を含有
する組成物を用いることKより。
焼成なしもしくは低温焼成で製造できるとともに。
感温特性の雰囲気湿度依存性が小さく、比較的高い温度
まで検知可能な感温材料が得られる効果が、 ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の感温材料を用いた感温素子の一実施
例を示す斜視図、第2図はこの発明の実施例1の感温材
料及び従来タイプの初期及び経時劣化促進後の感温特性
を示す特性図、第3図はこの発明の実施例1の感温材料
及び従来タイプのものの感温特性の湿度依存性を示す特
性図、第4図はこの発明の実施例2の感温特性を示す特
性図。 第5図は従来例に係わる感温素子を示す断面図である。 図において、(1)は基板、(2)は電極、(3)は感
温部。 (4)はリード線である。 なお9図中、同一符号は同−又は相当部分を示すO

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素粉および金属粉の内の少なくとも一種と有機
    けい素化合物重合体を含有する組成物から成る感温材料
  2. (2)組成物の焼成残留物から成る特許請求の範囲第1
    項記載の感温材料。
JP26896584A 1984-12-20 1984-12-20 感温材料 Pending JPS61145806A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5134850A (en) * 1990-02-03 1992-08-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust system of an internal combustion engine
JP2004335731A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Shin Etsu Polymer Co Ltd 有機ntc素子
US7424874B2 (en) 2005-10-03 2008-09-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine with intake valves operated by camshaft

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5134850A (en) * 1990-02-03 1992-08-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust system of an internal combustion engine
JP2004335731A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Shin Etsu Polymer Co Ltd 有機ntc素子
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