JPS635445Y2 - - Google Patents

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JPS635445Y2
JPS635445Y2 JP1980123658U JP12365880U JPS635445Y2 JP S635445 Y2 JPS635445 Y2 JP S635445Y2 JP 1980123658 U JP1980123658 U JP 1980123658U JP 12365880 U JP12365880 U JP 12365880U JP S635445 Y2 JPS635445 Y2 JP S635445Y2
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JP
Japan
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arm
swing arm
inner wire
vehicle body
wire
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JP1980123658U
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JPS5747108U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、作業機昇降装置に関し、ボーデンワ
イヤーの切損を防止することを目的とする。
農用トラクタ等の移動車輛において、車体の下
腹部にミツドマウントモアー等の作業機を装着す
る場合がある。例えば、このミツドマウントモア
ーでは、車体の下腹部に昇降リンク機構を介して
地面に追従昇降すべく上下動自在に装着し、その
昇降リンク機構等、モアー側と揺動アームとの間
をボーデンワイヤーで連結し、揺動アームを油圧
装置のリフトアームに連結して、油圧装置により
モアーを昇降させるようにしている。しかし、従
来は、リフトアームとモアー側との間に、モアー
の上下動に伴なうインナーワイヤーの摺動を許す
ような遊び機構がなかつたので、インナーワイヤ
ーに押上げ力が作用すれば、アウターワイヤーか
ら露出した部分でインナーワイヤーが屈曲するの
で、インナーワイヤーのアウターワイヤーの端部
と接触する箇所が摩耗し、モアーを持上げた際
に、インナーワイヤーが切損する惧れがあつた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑み、作業
の上下動に伴なつてインナーワイヤーをアウター
ワイヤー内で自在に摺動させ、その切損を防止す
るようにしたものであり、その特徴とするところ
は、車体1に、地面に追従して上下動自在に作業
機7を装着し、この作業機7を両端固定のアウタ
ーワイヤー22に挿通されたインナーワイヤー2
3と、車体1に横軸29により枢着されかつイン
ナーワイヤー23に連結された揺動アーム27と
を介して、車体1後部上に設けられた油圧装置4
のリフトアーム6に連結し、該油圧装置4により
作業機7を昇降させるようにした作業機昇降装置
において、揺動アーム27をリフトアーム6の下
方で車体1の後端側上部に枢着し、アウターワイ
ヤー22及びインナーワイヤー23の一端側を下
方に向けて上下方向に、他端側を車体1の上部側
で揺動アーム27に対向するように後方に向けて
前後方向に夫々配置すると共に、このアウターワ
イヤー22及びインナーワイヤー23の中途部を
円弧状に緩やかに弯曲させ、リフトアーム6と揺
動アーム27とを、作業機7の地面に追従した上
下動時に揺動アーム27が横軸29廻りに自在に
回動しかつリフトアーム6の上下動時に揺動アー
ム27が連動して回動するように連結部材30,
33を介して連結し、揺動アーム27を作業機7
上昇方向に付勢するバネ31を前記連結部材3
0,33とは別に設けた点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図は農用トラクタにミツドマウントモア
ーを装着したものを例示する。第1図において、
1はトラクタ車体、2は前輪、3は後輪である。
4はトラクタ車体1の後部に搭載された油圧装置
で、アーム軸5廻りに回動するリフトアーム6を
有する。7はミツドマウントモアーで、モアー本
体8、縦軸廻りに回転する刈刃体9、刈高さ調整
可能なゲージ輪10等を備え、左右一対の昇降リ
ンク機構11を介してトラクタ車体1の下腹部に
昇降自在に装着されている。なお、刈刃体9は前
部PTO装置12、伝動軸13等を介してトラク
タ車体1の搭載エンジンにより駆動される。昇降
リンク機構11は第2図に示すように前後一対の
上部リンク14及び下部リンク15と、前後方向
の連結軸16とを備え、上部リンク14は下端が
連結軸16の前後両端部に一体に固設されると共
に、上端がトラクタ車体1の両側面に突設された
前後一対の取付腕17の突出端部に支軸18によ
り揺動自在に枢着されている。下部リンク15は
上端が連結軸16の前後両端に回動自在に套嵌さ
れると共に、下端がモアー本体8上に装着された
ブラケツト19に支軸20により揺動自在に枢着
されている。従つて、モアー7は昇降リンク機構
11の屈折動作により地面に追従して上下動自在
である。21はボーデンワイヤーで、アウターワ
イヤー22とインナーワイヤー23とから成り、
そのアウターワイヤー22の一端は後方の取付腕
17に固設されたブラケツト24に、他端はトラ
クタ車体1の後端部側に取付けられたブラケツト
25に夫々固定されている。インナーワイヤー2
3の一端は連結軸16に突設されたブラケツト2
6に連結され、他端は揺動アーム27に連結され
ている。アウターワイヤー22及びインナーワイ
ヤー23は一端側が下方に向けて上下方向に、他
端側が車体1の上部側で揺動アーム27に対向し
て後方に向けて前後方向に夫々配置されており、
またこれらの中途部が円弧状に緩やかに弯曲され
ている。揺動アーム27は第3図に示すようにト
ラクタ車体1の後部両側に装着された取付板28
に横軸29を介して上下揺動自在に枢着されてい
る。揺動アーム27は側面視略く字状であつて、
一端には前述の如くインナーワイヤー23が連結
されており、また該揺動アーム27の他端は、鎖
30及び引張バネ31を介してリフトアーム6に
連結されている。従つて、揺動アーム27はリフ
トアーム6の上昇動作にのみ連動し、かつ引張バ
ネ31により上昇方向に付勢されている。なお、
ボーデンワイヤー21、揺動アーム27等は左右
に一対ある。
上記構成において、油圧装置4を上昇方向に作
動させると、リフトアーム6が反時計方向に回動
し、鎖30を上昇方向に引張るので、揺動アーム
27が横軸29廻りに反時計方向に揺動し、イン
ナーワイヤー23を介して連結軸16を引上げ
る。このため左右の各昇降リンク機構11が屈折
し、モアー7が上昇する。
作業時には、モアー7はゲージ輪10が接地し
地面に追従して自在に上下動する。この場合、当
然昇降リンク機構11が屈折動作を繰返し、連結
軸16が上下動するので、モアー7が上昇した時
には、インナーワイヤー23に対して押上げ力が
作用し、従来であれば、アウターワイヤー22の
下方露出部分でインナーワイヤー23が屈曲する
ことがあつた。しかし、揺動アーム27は屈折自
在な鎖30を介してリフトアーム6に連結されて
おり、しかも、引張バネ31のバネ力が反時計方
向に作用しているので、インナーワイヤー23に
押上げ力が作用すれば、揺動アーム27が反時計
方向に揺動し、インナーワイヤー23の露出部分
が屈曲することはない。また特に引張バネ31が
揺動アーム27の揺動を助ける機能を果すので、
インナーワイヤー23はアウターワイヤー22内
を円滑に摺動でき、従つて、インナーワイヤー2
3の屈曲摩耗による切損を防止することができ
る。
なお上記実施例では、連結部材として鎖30を
使用したが、第4図に示すようにリフトアーム6
に連結ピン32を介してリンク33を連結し、こ
のリンク33に長孔34を形成し、その長孔34
に嵌合する連結ピン35を揺動アーム27に設け
ても良い。
また引張バネ31に代えて、横軸29部分につ
る巻バネを組込み、これによつて揺動アーム27
を上昇方向に付勢するようにしても良い。
作業機はモアー以外のものであつても同様であ
り、またミツドマウント型に限定されるものでは
ない。
本考案では、リフトアームと揺動アームとを、
作業機の地面に追従した上下動時に揺動アームが
横軸廻りに自在に回動しかつリフトアームの上下
動時に揺動アームが連動して回動するように連結
部材を介して連結しているので、インナーワイヤ
ーの屈曲を防止でき、従つて、従来のようなイン
ナーワイヤーの摩耗による切損事故を解消でき
る。また揺動アームを上昇方向に付勢するバネを
設けているので、このバネが揺動アームの揺動を
補助する機能を果し、インナーワイヤーの摺動が
非常に円滑になる。更にバネは連結部材とは別に
設けているので、作業機を上昇させる際に、作業
機の荷重がバネに諸にかかることはなく、従つ
て、バネとしては揺動アームの揺動を補助し得る
だけの弱いものを使用できる。しかも、リフトア
ームと揺動アームとの間に、上昇兼用の強大なバ
ネを介装した場合であれば、地面に追従して作業
機が下がる時にバネがその下降方向への抵抗とな
り、追従性が悪くなるが、バネを連結部材と別に
設けることによつて、バネを弱くできるため、バ
ネが作業機の下降の抵抗となることもなく、作業
機の追従性が良好である。また、揺動アームをリ
フトアームの下方で車体の後端側上部に枢着し、
アウターワイヤー及びインナーワイヤーの一端側
を下方に向けて上下方向に、他端側を車体の上部
側で揺動アームに対向するように後方に向けて前
後方向に夫々配置しているから、揺動アーム、ア
ウターワイヤー及びインナーワイヤーの位置が高
くなり、これらに草等が絡み付くことがなく、確
実な動作を維持できる。
更に、アウターワイヤー及びインナーワイヤー
はその中途部を円弧状に緩やかに弯曲させている
ため、作業機の昇降時においても、アウターワイ
ヤーに対するインナーワイヤーの摺動抵抗が小さ
くなり、従つて、揺動アームの自由な回動と相俟
つて作業機の地面に対する追従動作が非常に円滑
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部切欠側面
図、第2図は同昇降リンク機構部分の斜視図、第
3図は同リフトアームと揺動アームとの連結部分
の側面図、第4図は他の実施例を示す側面図であ
る。 1……トラクタ車体、4……油圧装置、6……
リフトアーム、7……ミツドマウントモアー、1
1……昇降リンク機構、21……ボーデンワイヤ
ー、23……インナーワイヤー、27……揺動ア
ーム、30……鎖、31……引張バネ、33……
リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体1に、地面に追従して上下動自在に作業機
    7を装着し、この作業機7を両端固定のアウター
    ワイヤー22に挿通されたインナーワイヤー23
    と、車体1に横軸29により枢着されかつインナ
    ーワイヤー23に連結された揺動アーム27とを
    介して、車体1後部上に設けられた油圧装置4の
    リフトアーム6に連結し、該油圧装置4により作
    業機7を昇降させるようにした作業機昇降装置に
    おいて、揺動アーム27をリフトアーム6の下方
    で車体1の後端側上部に枢着し、アウターワイヤ
    ー22及びインナーワイヤー23の一端側を下方
    に向けて上下方向に、他端側を車体1の上部側で
    揺動アーム27に対向するように後方に向けて前
    後方向に夫々配置すると共に、このアウターワイ
    ヤー22及びインナーワイヤー23の中途部を円
    弧状に緩やかに弯曲させ、リフトアーム6と揺動
    アーム27とを、作業機7の地面に追従した上下
    動時に揺動アーム27が横軸29廻りに自在に回
    動しかつリフトアーム6の上下動時に揺動アーム
    27が連動して回動するように連結部材30,3
    3を介して連結し、揺動アーム27を作業機7上
    昇方向に付勢するバネ31を前記連結部材30,
    33とは別に設けたことを特徴とする作業機昇降
    装置。
JP1980123658U 1980-08-28 1980-08-28 Expired JPS635445Y2 (ja)

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JP1980123658U JPS635445Y2 (ja) 1980-08-28 1980-08-28

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JPS5747108U JPS5747108U (ja) 1982-03-16
JPS635445Y2 true JPS635445Y2 (ja) 1988-02-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335829B2 (ja) * 1975-04-28 1978-09-29

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JPS5719933Y2 (ja) * 1976-08-31 1982-04-27
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JPS5335829B2 (ja) * 1975-04-28 1978-09-29

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JPS5747108U (ja) 1982-03-16

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