JPS6354353B2 - - Google Patents

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JPS6354353B2
JPS6354353B2 JP55055437A JP5543780A JPS6354353B2 JP S6354353 B2 JPS6354353 B2 JP S6354353B2 JP 55055437 A JP55055437 A JP 55055437A JP 5543780 A JP5543780 A JP 5543780A JP S6354353 B2 JPS6354353 B2 JP S6354353B2
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JP
Japan
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oil
lactalbumin
gum
composition according
weight
Prior art date
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Expired
Application number
JP55055437A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56151479A (en
Inventor
Naoaki Sakamoto
Satoshi Utsuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUNOORU SHOKUHIN KK
Original Assignee
KUNOORU SHOKUHIN KK
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Publication date
Application filed by KUNOORU SHOKUHIN KK filed Critical KUNOORU SHOKUHIN KK
Priority to JP5543780A priority Critical patent/JPS56151479A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は酸性を有するO/W型乳化組成物、即
ち、マヨネーズ風組成物に関するものである。 更に詳細には、本発明は、低コレステロールで
あり、組織が著しく改善されたマヨネーズ風組成
物に関するものである。 一般に、マヨネーズは卵黄、卵白を用い、これ
に食用油、食酢、調味料等を加え、O/W型にエ
マルジヨンを形成し、製造されている。卵黄、卵
白はマヨネーズの組織及び風味のためには不可欠
のものである。 しかしながら、近年になつて、卵黄に多量含有
されているコレステロールがそのままマヨネーズ
に移行しているため、これを食することによるコ
レステロールの過剰摂取が問題となり、コレステ
ロールを含有しないマヨネーズが要望されるよう
になつた。 そこで、卵黄に代る乳化剤として乳蛋白、カゼ
イン、大豆蛋白等が提案されている。しかしなが
ら、乳蛋白やカゼインは製品の酸性領域で不溶解
物が生成される傾向があつて、食したとき、舌に
ざらつきが残るなど、食感上好ましくない欠点が
ある。また、大豆蛋白は組織上かなりよい製品を
得ることができるが、長時間の保存中に大豆独特
の臭がもどつてくることがあり、好ましくない。 本発明者らは、コレステロールが極めて少な
く、風味、食感の優れたマヨネーズ様食品を求め
て研究した結果、意外にも、乳蛋白から分離され
た単純タンパク質(以下ラクトアルブミンと称
す)特に未変性ラクトアルブミンを使用すること
によつて風味、食感のきわめて優れたマヨネーズ
様食品を得ることができた。 本発明は酸性、好ましくは3.5〜5.5のPHを有
し、25〜90重量%、好ましくは30〜85重量%の
油、0.1〜7重量%、好ましくは1〜5重量%の
ラクトアルブミン、及び必要とされる調味料及び
添加物からなる酸性を有する低コレステロールの
O/W型乳化組成物である。 本発明における特色は、マヨネーズ風組成物の
乳化剤としてラクトアルブミンを使用する点にあ
る。ラクトアルブミンの使用は乳蛋白やラクトカ
ゼインの使用の場合よりより微細な粒子を与え、
すぐれた食感を得ることができる。 本発明に使用するラクトアルブミンは牛乳中に
含まれるものであるが、完全に精製されたもので
なくてもよい。一般に、ラクトアルブミンは脱脂
乳に酸を添加してカゼインを分離したとき、或る
いはチーズを製造したとき得られるホエー中に含
まれており、このホエーを限外過することによ
つて得ることができる。ここに得られるラクトア
ルブミンはラクトグロブリンを含むこともある
が、ラクトアルブミンの特性をそこなわない限
り、更に精製する必要はない。 ホエーから分離されたラクトアルブミンは未変
性の活性ラクトアルブミンであるが、特に65℃以
上で加熱しなければ未変性の活性を維持する。そ
して本発明においては、熱変性したラクトアルブ
ミンより未変性のものの方が、粒子が小さく、な
めらかな食感を与えるので、より好ましいもので
ある。 本発明のO/W型乳化組成物においては、ラク
トアルブミンが0.1〜7重量%好ましくは1〜5
重量%添加される。 本発明のO/W型乳化組成物の主たる成分は油
で、これは一般的に植物油で、大豆油、とうもろ
こし油、米油、ひまわり油、なたね油等がある
が、なかでもとうもろこし油が最も好ましい。油
は25〜90重量%、好ましくは30〜85重量%添加使
用される。 本発明のO/W型乳化組成物は酸性、好ましく
は3.5〜5.5のPHを有しているが、これは酢又はそ
の代替物の添加によつて行なわれる。酢には米
酢、西洋酢、濃縮酢、粉末酢等多くの酢がある
が、いずれを用いてもよい。また、酢の代替物で
ある酢酸、クエン酸、レモン汁、ユズ汁等でも有
効に使用することができる。 本発明のO/W型乳化組成物には、その外に調
味料及び添加物が加えられる調味料としては食
塩、グルタミン酸ソーダ、薬味料、香料などがあ
り、そのうち薬味料としてはわさび、しようが、
とうがらし、トマト、カレーなどがあり、これら
が適宜加えられる。また、添加物には増粘剤や乳
化安定剤があるが、例えばでん粉糊、グアーガ
ム、ローカストビーンガム、トラガントガム、タ
マリンドシードガム、キサンタンガム、ペクチ
ン、カラギーナンなどで、これらから選択して、
乳化状態を安定化するために適宜添加される。 本発明のO/W型乳化組成物を製造するには、
まず、未変性ラクトアルブミンを10〜30倍重量の
水に添加して撹拌機で混合し、均一に溶解させ
る。この未変性ラクトアルブミン液は、好ましく
は、前以て60〜63℃で殺菌しておくとよい。60〜
63℃であれば未変性ラクトアルブミンは変性する
ことなく殺菌される。 ここに得られる未変性ラクトアルブミン液に調
味料、香辛料、乳化安定剤等を添加し、全体をよ
く撹拌して均一にし、酢を添加した後、油を加え
て乳化させる。得られる混合液はO/W型の乳化
組成物となつている。 得られた乳化組成物を乳化機にかけて、均一な
乳化液にされる。 本発明のO/W型乳化組成物における粒子の平
均粒径は2.7〜5.5μで、きわめて微細であり、そ
の食感は著じるしくなめらかなものがある。 次に本発明の試験例及び実施例を示す。 なおここにおける%はすべて重量%を示す。 試験例 本発明品 油 40% 未変性ラクトアルブミン 1,2,3,5% 食 塩 2% 酢 18% 香辛料(コシヨウ,カラシ) 0.6% キサンタンガム 0.4% スターチ 4.0% 対照品 油 40% Na―カゼイネート 1,2,3,5% 食 塩 2% 酢 18% 香辛料(コシヨウ,カラシ) 0.6% キサンタンガム 0.4% スターチ 4.0% 上記本発明品について、未変性ラクトアルブミ
ンを水に溶解し、63℃に加熱した後冷却し、これ
に食塩、香辛料、酢を添加し油を加えて乳化物を
得て、乳化機にかけて製品とした。 また、対照品については未変性ラクトアルブミ
ンの代りにNa―カゼイネートを使用する外は全
く同様にして乳化して製品とした。 各製品について、プルミツト(m/m)、粘度
(×103cp)、平均粒径(μ)を調べた。 (試験法) プルミツト(m/m):錘り(14.5g)をマヨ
ネーズ中に落下させて沈んだ深さを測定し
た。 粘度(×103cp):Brookfield viscometer
Model RVT Helipath stand,T―
spindle 平均粒径(μ):Coulter Counter Model Te
体積%の平均値 得られた結果は次の表に示されるが、未変性ラ
クトアルブミンを使用すればNa−カゼイネート
を使用するより著じるしく粒径が小さいことが分
る。
【表】 実施例 1 組 成 とうもろこし油 70% 未変性ラクトアルブミン 2% 食 塩 2% 酢 10% 調味料(グルタミン酸ソーダ) 0.3% 香辛料(コシヨウ,カラシ) 0.3% 水 15.4% 上記組成物において、未変性ラクトアルブミン
を水に添加し、混合し、62℃に2分加熱殺菌し
た。 これに食塩、調味料、香辛料次いで酢を加えて
混合し、油を加えて乳化し乳化機を通してO/W
型乳化組成物を得た。 得られた製品の粘度は100×103cpで、平均粒径
は5.5μで、食感はきわめてなめらかであつた。 実施例 2 組 成 とうもろこし油 35% 未変性ラクトアルブミン 2% 食 塩 2% 砂 糖 2% 酢 18% 調味料(グルタミン酸ソーダ) 0.3% 香辛料(コシヨウ,カラシ) 0.3% スターチ 4% キサンタンガム 0.3% 水 36.1% 上記組成物において、未変性ラクトアルブミン
を水に添加し、混合し、60℃2分加熱殺菌した。 これに食塩、砂糖、調味料、香辛料、スター
チ、キサンタンガムを順次加え、次いで酢を加え
て混合し、油を加えて乳化し、乳化機を通して
O/W型乳化組成物を得た。 得られた製品の粘度は110×103cpで、平均粒径
は3.8μで、食感はきわめてなめらかで、やわらか
なものであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸性を有し、25〜90重量%の油、0.1〜7重
    量%の乳ホエイから分離した単純タンパク質、及
    び必要とされる調味料及び添加物からなる酸性を
    有する低コレステロールのO/W型乳化組成物。 2 乳ホエイから分離した単純タンパク質が未変
    性の単純タンパク質である特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。 3 必要とされる添加物が増粘剤又は乳化安定剤
    である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4 油がとうもろこし油である特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 5 増粘剤又は乳化安定剤がでん粉糊、グアーガ
    ム、ローカストビーンガム、トラガントガム、タ
    マリンドシードガム、キサンタンガム、ペクチ
    ン、又はカラギーナンである特許請求の範囲第3
    項記載の組成物。 6 乳ホエイから分離した単純タンパク質が未変
    性の単純蛋白質を前以つて水溶液とし、60〜63℃
    で変性させることなく殺菌されたものである特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
JP5543780A 1980-04-28 1980-04-28 O/w type emulsified composition having acidity Granted JPS56151479A (en)

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JP5543780A JPS56151479A (en) 1980-04-28 1980-04-28 O/w type emulsified composition having acidity

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Publication Number Publication Date
JPS56151479A JPS56151479A (en) 1981-11-24
JPS6354353B2 true JPS6354353B2 (ja) 1988-10-27

Family

ID=12998563

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JP5543780A Granted JPS56151479A (en) 1980-04-28 1980-04-28 O/w type emulsified composition having acidity

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Non-Patent Citations (3)

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Title
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