JPS5856631B2 - マヨネ−ズ様食品の製造法 - Google Patents
マヨネ−ズ様食品の製造法Info
- Publication number
- JPS5856631B2 JPS5856631B2 JP56048466A JP4846681A JPS5856631B2 JP S5856631 B2 JPS5856631 B2 JP S5856631B2 JP 56048466 A JP56048466 A JP 56048466A JP 4846681 A JP4846681 A JP 4846681A JP S5856631 B2 JPS5856631 B2 JP S5856631B2
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- Japan
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- mayonnaise
- food
- magnesium chloride
- salt
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマヨネーズ又はマヨネーズ様酸性乳化食品(以
下両者をマヨネーズ様食品と総称する)の製造に際し、
塩化マグネシウムを添加「ることにより、健康性に富み
かつ風味がよく、さらに保存安定性にすぐれたマヨネー
ズ様食品を製造する方法に関するものである。
下両者をマヨネーズ様食品と総称する)の製造に際し、
塩化マグネシウムを添加「ることにより、健康性に富み
かつ風味がよく、さらに保存安定性にすぐれたマヨネー
ズ様食品を製造する方法に関するものである。
近年健康に対する意識が高まり、とくに食品中の食塩分
を減らすことが望まれているが、マヨネーズ様食品の場
合、食塩分を減らすことが困難であった。
を減らすことが望まれているが、マヨネーズ様食品の場
合、食塩分を減らすことが困難であった。
即ち通常マヨネーズ中には2ψ前後の食塩が配合されて
おり、これは調味料としてばかりでなく、保存安定性と
くに防腐性の効果も期待しているものであるため食塩の
添加量を減少させると風味や保存性の低下を招くことに
なる。
おり、これは調味料としてばかりでなく、保存安定性と
くに防腐性の効果も期待しているものであるため食塩の
添加量を減少させると風味や保存性の低下を招くことに
なる。
従ってこれまで食塩分を減らすために、マヨネーズ中の
油相外を増し、食塩を含有する水相弁を減らす方法がと
られている場合があるが、この様な場合は食品の単位重
量当りのカロリーが増し、また風味の劣化も速く、今日
では必ずしも健康性志向食品とは云えない。
油相外を増し、食塩を含有する水相弁を減らす方法がと
られている場合があるが、この様な場合は食品の単位重
量当りのカロリーが増し、また風味の劣化も速く、今日
では必ずしも健康性志向食品とは云えない。
欧米では食塩の代替品として塩化カリウムが用いられる
ことがあるが、本邦では、このものは医薬品としては差
支えないが、食品添加物としては許可されていない。
ことがあるが、本邦では、このものは医薬品としては差
支えないが、食品添加物としては許可されていない。
本発明者らは上記の現状に鑑み、マヨネーズ様食品中の
食塩分を減らすべく鋭意研究の結果、塩化マグネシウム
を用いると、かかる目的が達成されることを見い出した
。
食塩分を減らすべく鋭意研究の結果、塩化マグネシウム
を用いると、かかる目的が達成されることを見い出した
。
本発明はこの知見に基づいて完成されたもので、塩化マ
グネシウムを添加することを特徴とするマヨネーズ様食
品の製造法である。
グネシウムを添加することを特徴とするマヨネーズ様食
品の製造法である。
本発明でいうマヨネーズ様食品とは、マヨネーズ類ドレ
ッシング類、スプレッド類、その化ソース類など酸性乳
化食品あるいは酸性乳化性食品である。
ッシング類、スプレッド類、その化ソース類など酸性乳
化食品あるいは酸性乳化性食品である。
これらマヨネーズ様食品への塩化マグネシウムの添加量
は0.01%以上、7優以下、好ましくは0.05%以
上、3%以下がよい。
は0.01%以上、7優以下、好ましくは0.05%以
上、3%以下がよい。
塩化マグネシウムの添加量がo、oi%以下では効果が
なく、7%以上では苦味が強く、食品としての風味が劣
る。
なく、7%以上では苦味が強く、食品としての風味が劣
る。
マヨネーズ様食品への塩化マグネシウムの添加方法は、
予め水相に塩化マグネシウムを溶解し、乳化剤と油相と
を加えて乳化する方法でも、また予め0/W型の乳化製
品をつくり、その中に塩化マグネシウムの水溶液、また
は酸性水溶液を添加し、再乳化を行う方法のいずれの方
法でもよい。
予め水相に塩化マグネシウムを溶解し、乳化剤と油相と
を加えて乳化する方法でも、また予め0/W型の乳化製
品をつくり、その中に塩化マグネシウムの水溶液、また
は酸性水溶液を添加し、再乳化を行う方法のいずれの方
法でもよい。
本発明のマヨネーズ様食品を製造するには、食用油脂の
他に乳化剤、蛋白質、有機酸、調味料等を使用する。
他に乳化剤、蛋白質、有機酸、調味料等を使用する。
乳化剤としては、蔗糖エステル、クリセリンエステル、
ソルビトールエステル等の一般の乳化剤のほかにキサン
クンガム、グアガム、トラガントガム等のガム類やでん
ぷんなどの糊料も含まれる。
ソルビトールエステル等の一般の乳化剤のほかにキサン
クンガム、グアガム、トラガントガム等のガム類やでん
ぷんなどの糊料も含まれる。
蛋白質としては卵黄、卵白、カゼイン、ラクトアルブミ
ン等の動物性蛋白質及び大豆蛋白、小麦蛋白等の植物性
蛋白質等が含まれる。
ン等の動物性蛋白質及び大豆蛋白、小麦蛋白等の植物性
蛋白質等が含まれる。
また有機酸としては、天然及び合成の食げ巨、クエン酸
、リンゴ酸、酒石酸、グルコン酸等、調味料としては甘
味、旨味成分等を夫々挙げることができる。
、リンゴ酸、酒石酸、グルコン酸等、調味料としては甘
味、旨味成分等を夫々挙げることができる。
マグネシウムは人体においては、骨組織、筋肉組織など
に分布しており、無機質栄養成分として必須成分である
。
に分布しており、無機質栄養成分として必須成分である
。
また塩化マグネシウムは豆腐製造時のいわゆる凝固剤に
ガリ)として使用されたり、食卓塩中にも極微量含有し
ているものがあるが、このものは苦味があって、酸性乳
化食品に配合した例はなく、風味的にはもちろん、乳化
安定性や保存安定性に及ぼす影響については全く知られ
ておらず、一般には無機塩は乳化安定性を害するので敬
遠されている。
ガリ)として使用されたり、食卓塩中にも極微量含有し
ているものがあるが、このものは苦味があって、酸性乳
化食品に配合した例はなく、風味的にはもちろん、乳化
安定性や保存安定性に及ぼす影響については全く知られ
ておらず、一般には無機塩は乳化安定性を害するので敬
遠されている。
本発明では前述のように栄養的に所要な塩化マグネシウ
ムを用いることにより、食塩分を通常品の3/4以下に
抑えることができ、しかも風味、乳化安定性、保存安定
性にすぐれた健康性志向のマヨネーズ様食品を製造でき
るという効果を奏する。
ムを用いることにより、食塩分を通常品の3/4以下に
抑えることができ、しかも風味、乳化安定性、保存安定
性にすぐれた健康性志向のマヨネーズ様食品を製造でき
るという効果を奏する。
また塩化マグネシウムを添加することにより、マヨネー
ズ様ムうな酸性乳化食品における酸味をやわらげ、マイ
ルドな風味にすることができる効果がある。
ズ様ムうな酸性乳化食品における酸味をやわらげ、マイ
ルドな風味にすることができる効果がある。
さらに塩化マグネシウムは食品添加物として許可されて
いるという利点もある。
いるという利点もある。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1
次の配合に従ってマヨネーズ様食品をつくった。
サラダ油 550.9食酢
150〃 塩化マグネシウム 5例 食塩 1011 調味料 15〃 香辛料 1011精製大豆蛋白
質 15〃 タマリンドガム 2〃 水 243〃計
1,000g 塩化マグネシウム、食塩、調味料、香辛料、精製大豆蛋
白質、クマリンドガムを予め水に分散溶解し、これにサ
ラダ油を滴加してホモミキサーで乳化させ、次いで食酢
を添加してさらに乳化をつづけてマヨネーズ様食品を1
kg得た。
150〃 塩化マグネシウム 5例 食塩 1011 調味料 15〃 香辛料 1011精製大豆蛋白
質 15〃 タマリンドガム 2〃 水 243〃計
1,000g 塩化マグネシウム、食塩、調味料、香辛料、精製大豆蛋
白質、クマリンドガムを予め水に分散溶解し、これにサ
ラダ油を滴加してホモミキサーで乳化させ、次いで食酢
を添加してさらに乳化をつづけてマヨネーズ様食品を1
kg得た。
このものと、塩化マグネシウムのみを添加しないで同様
の方法でつくった対照について比較試験した結果は表−
1のとおりであった。
の方法でつくった対照について比較試験した結果は表−
1のとおりであった。
表−1の結果から、本発明の方法のものは減塩をしない
対照品と比べ同等の食品適性であり、かつ単純に減塩し
たものと比べ風味、防腐性の点ですぐれていることがわ
かる。
対照品と比べ同等の食品適性であり、かつ単純に減塩し
たものと比べ風味、防腐性の点ですぐれていることがわ
かる。
実施例 2
実施例1と同−組成で、塩化マグネシウムを食酢に溶解
し、最後に添加して乳化しマヨネーズ様食品をつくった
。
し、最後に添加して乳化しマヨネーズ様食品をつくった
。
風味、安定性、防腐性などは実施例1と同様すぐれてい
た。
た。
実施例 3
キサンタンガム0.2部(重量。
以下同じ)、砂糖3部を混ぜ合わせてから、水41部の
中に加え、撹拌しながら80℃に加熱してガム分散溶液
をつくり、この分散液を冷却後、食酢12部と食塩1.
5部、塩化マグネシウム0.3部、香辛料1部を撹拌し
ながら加え、次いでサラダ油40部を添加、乳化撹拌し
、酸性乳化食品(ドレッシング)を得た。
中に加え、撹拌しながら80℃に加熱してガム分散溶液
をつくり、この分散液を冷却後、食酢12部と食塩1.
5部、塩化マグネシウム0.3部、香辛料1部を撹拌し
ながら加え、次いでサラダ油40部を添加、乳化撹拌し
、酸性乳化食品(ドレッシング)を得た。
このものは通常品の食塩含有量の1/、であるが、風味
、及び乳化安定性、保存安定性は、実施7例1の場合と
同様に適性のすぐれた減塩食品であった。
、及び乳化安定性、保存安定性は、実施7例1の場合と
同様に適性のすぐれた減塩食品であった。
実施例 4
卵黄750g、食塩20g、砂糖50g、化学調味料3
0g、マスタード末50g1および塩化マグネシウム1
00gをパドルミキサーにより撹拌混合し、これに綿実
サラダ油7.5に9とリンゴ酢(酸度5 % ) 1.
5に9を交互に加え予備乳化を行ない、次いでコロイド
ミルにより本乳化を行ない、マヨネーズ119を得た。
0g、マスタード末50g1および塩化マグネシウム1
00gをパドルミキサーにより撹拌混合し、これに綿実
サラダ油7.5に9とリンゴ酢(酸度5 % ) 1.
5に9を交互に加え予備乳化を行ない、次いでコロイド
ミルにより本乳化を行ない、マヨネーズ119を得た。
これと塩化マグネシウムを添加しないで製造した対照品
とを比較した結果、2点識別試験法により有意差が認め
られ、本発明品の方が風味が良いという結果が得られた
。
とを比較した結果、2点識別試験法により有意差が認め
られ、本発明品の方が風味が良いという結果が得られた
。
実施例 5
デン粉300g、キサンタンガム2(B9を清水41に
分散し、80’Cで加熱溶解後、冷却し、次いで全卵6
20g、食塩30,9’、化学調味料20g、マスター
ド末31、塩化マグネシウム80gを添加した。
分散し、80’Cで加熱溶解後、冷却し、次いで全卵6
20g、食塩30,9’、化学調味料20g、マスター
ド末31、塩化マグネシウム80gを添加した。
これに大豆サラダ油3.5に9を加えて予備乳化を行な
い、次いでワイン酢(酸度5%)1.4に9を加え、コ
ロイドミルにより本乳化を行ない、サラダドレッシング
10に9を得た。
い、次いでワイン酢(酸度5%)1.4に9を加え、コ
ロイドミルにより本乳化を行ない、サラダドレッシング
10に9を得た。
これと、塩化マグネシウムを加えず、食塩220gで製
造したサラダドレッシングと風味比較を行なった結果、
両者間等の塩味と判定され、本発明の効果が実証された
。
造したサラダドレッシングと風味比較を行なった結果、
両者間等の塩味と判定され、本発明の効果が実証された
。
Claims (1)
- 1 塩化マグネシウムを添加することを特徴とするマヨ
ネーズ様食品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56048466A JPS5856631B2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | マヨネ−ズ様食品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56048466A JPS5856631B2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | マヨネ−ズ様食品の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57163466A JPS57163466A (en) | 1982-10-07 |
JPS5856631B2 true JPS5856631B2 (ja) | 1983-12-15 |
Family
ID=12804144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56048466A Expired JPS5856631B2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | マヨネ−ズ様食品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5856631B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07143863A (ja) * | 1993-11-24 | 1995-06-06 | Maguoole Sci Kk | マグネシウム強化食品の製造方法 |
FR2834460A1 (fr) * | 2002-01-07 | 2003-07-11 | Dominique Guenin | Lotion capillaire anti-chute et brillantante, mise en volume en eau de rincage en trois flacons |
CN107212364A (zh) * | 2017-06-02 | 2017-09-29 | 无悠树(大连)餐饮管理有限公司 | 一种无蛋无奶健康型沙拉酱及其制备方法 |
-
1981
- 1981-04-02 JP JP56048466A patent/JPS5856631B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57163466A (en) | 1982-10-07 |
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