JPS6352319A - 磁気記憶体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記憶体およびその製造方法

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JPS6352319A
JPS6352319A JP19610186A JP19610186A JPS6352319A JP S6352319 A JPS6352319 A JP S6352319A JP 19610186 A JP19610186 A JP 19610186A JP 19610186 A JP19610186 A JP 19610186A JP S6352319 A JPS6352319 A JP S6352319A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は磁気記憶装置(磁気ディスク装置および磁気
ドラム装置)等にもちいられる磁気記憶体およびその製
造方法に関するものである。
(従来の技術) 一般に記録再生磁気ヘッド(以下ヘッドと呼ぶ)と磁気
記憶体とを主構成部とする磁気記憶装置の記録再生方法
には、大別して次のような二種類の方法がある。第一の
方法は、操作開始時にヘッドと磁気記憶体面との間に空
気層分の空間を作り、この状態で記録再生をする方法で
ある。この方法では、操作終了時に磁気記憶体の回転が
止まり、この時ヘッドと磁気記憶体面は操作開始時と同
様に接触摩擦状態にある。第二の方法は磁気記憶体に予
め所要の回転を与えておき、急激にへ・ノドを磁気記憶
体面上に押しつけることにより前記ヘッドと前記磁気記
憶体との間に空気層分の空間を作り、この状態で記録再
生する方法である。このように第一の方法では操作開始
時および終了時にヘッドと磁気記憶体面は接触摩擦状態
にあり、第二の方法ではヘッドを磁気記憶体面に押しつ
ける際に接触摩擦状態にある。これらの接触摩擦状態に
おけるヘッドと磁気記憶体の間に生じる摩擦力は、ヘッ
ドおよび磁気記憶体を摩耗させ、ついにはヘッドおよび
金属磁性薄膜媒体に傷を作ることがある。
また前記接触状態においてへ・ノドのわずかな姿勢の変
化がヘッドにかかる加重を不均一にさせヘッドおよび磁
気記憶体表面に傷を作ることもある。
また更に前記接触摩擦状態におけるヘッドと磁気記憶体
間に生じる@棒刀は、特に多くのヘッドを取りつけた場
合に大きなトルクを生じ磁気記憶体を回転させるモータ
ーに好ましからぬ負担をかける。
また記録再生中に突発的にヘッドが磁気記憶体に接触し
、ヘッドと磁気記憶体間に大きな摩擦力が働き、へ・ノ
ドおよび磁気記憶体が破壊されることがしばしば起こる
この様なヘッドと磁気記憶体との接触摩擦力からヘッド
および磁気記憶体を保護するために磁気記憶体の表面に
保護皮膜を被覆することが必要であり、またこの保護皮
膜は前記ヘッドと磁気記憶体間に生じる接触摩擦力を小
さく(すなわち摩擦力を小さく)することが要求される
磁気記憶体の表面に潤滑層を設けることは上記接触摩擦
力を小さくするための一つの方法である。上記潤滑層は
その下地体と十分に結合していなければならない。潤滑
層がその下地と十分に結合していないと、ヘッドと磁気
記憶体の接触摩擦により下地体から取り去られるかある
いはへ・・ノドのまわりおよびヘッドと磁気記憶体の間
に毛管現象により潤滑剤が多量にあつまり、記録再生時
のヘッドの浮揚安定性に悪影響をおよぼす。
上記潤滑層のヘッドとの接触摩擦力を小さくする効果は
ヘッドと磁気記憶体の界面に吸着ないし凝着が起こりに
くい非極性の分子層か介在することによりなされる。す
なわち潤滑層は磁気記憶体と結合する部分とヘッドと吸
着しにくい非極性部分とに配向していることが望ましい
このような潤滑層としてシリコンオイル、フッ素油、フ
ロロシリコンなどのオイル類やオクタデシルトリクロロ
シラン、ヘキサメチルジシラザンなどのシランまたはシ
ラザン類が提案されている(特公昭55−40932号
公報)。これらの潤滑層は、各々優れた特性を示すもの
の、オイル類においては非晶質無機酸化物と化学結合す
る結合力が十分でなく、シランまたはシラザン類におい
てはヘッドと磁気記憶体の界面に吸着ないし凝着が起こ
りにくい非極性の分子層の分子量が十分でない。このた
めオイル類においては長期間の使用における潤滑剤の損
失、シランまたはシラザン類においてはヘッドと磁気記
憶体間に生じる接触摩擦力を小さくする効果が完全でな
いという問題があった。
本発明の目的はこの問題点を解決した磁気記憶体および
その製造方法を提案することにある。
(問題点を解決するための手段) この発明の要旨とするところは、アルコキシシリル基ま
たはクロロシリル基とアミノ基を有する物質を単分子層
として酸化膜を被覆した磁気記憶体の上に形成した後、
アミノ基と化学結合する官能基をもつフッ素化カーボン
系化合物を塗布することである。すなわち、アルコキシ
シリル基またはクロロシリル基とアミノ基を有する物質
の単分子層を酸化膜とフッ化カーボン系化合物を強固に
結びつけるバインダーとして使用し、フッ素化化合物で
下地体の表面を覆うことによって、下地体面上の表面エ
ネルギーを十分に低下させ、下地体とヘッドとの接触摩
擦力を小さくすることである。このバインダーとしてア
ルコキシシリル基またはクロロシリル基を有する単分子
膜分用いることおよびアミン基と化学結合する官能基を
有するフッ素化化合物を用いることが重要な点である。
(作用) 非晶質無機酸化物としてはポリ珪酸あるいはSiO□、
ガラス、アルミナなどのスパッタ膜を用いるとよい。ア
ルコキシシリル基またはクロロシリル基は反応性に富み
、この非晶質無機酸化物の表面に存在するシラノール基
(5i−OH)や水酸基(−OH)と化学結合し、非晶
質無機酸化物と強固に結びついた単分子層を形成する。
この単分子層はアミン基が基盤と反対側を向いて並んで
いるなめカルボキシル基または酸クロライドを有するフ
ッ素化化合物と化学結合をつくることができ、非晶質無
機酸化物とフッ素(ヒ化合物を強固に結びつけるバイン
ダーの役割を果たすことができる。一方、フッ素か化合
物は表面エネルギーを低下させ、優れた潤滑効果を示す
。したかって、一般式 %式%) <X、Y、Zのうち少なくとも1つはアルコキシ基また
は塩素、池はアルキル基)で表される物質の単分子層と
分子内に少なくとも一つのカルボキシル基または酸クロ
ライドを有するフッ素化化合物を用いれば下地体と強固
に結合した優れた潤滑剤が得られる。このフ・ソ素化化
合物としてはフッ素を含む化合物であればどんな物でも
可能であるが、潤滑剤としての性能を考慮すると炭素数
10〜20の長鎖炭化水素のフッ素置換体が良い。
また、このままでも下地体と高分子の接着性は優れてい
るが、非晶質無機酸化物を形成した後、プラズマ中で処
理してから高分子膜を形成すれば、表面のクリーニング
が完全になること、および、イオンの打ち込みにより高
分子と相互作用するラジカルが生成することなどの理由
で下地体と潤滑剤の接着性はさらに向上する。
更に、記録および再生にとってはスペーシング(記録及
び再生時におけるヘッドと磁気記憶体の間隔)は小さい
方が有利である。このため潤滑層の膜厚はできる限り薄
いほうが望ましいが、この単分子膜とフッ素化化合物は
非常に薄い潤滑層を形成することが可能である。非晶質
無機酸化物の上に単分子層を形成しフッ素化化合物を塗
布した後、化学反応を起こし、単分子膜と化合物とを結
合させた後、フレオン洗浄することにより単分子層と結
合していない余分の潤滑剤が取り去られ、非常に1い潤
滑層が形成される。単分子層との化学反応は塗布後自然
に進行するが焼成すれば短時間ですむ。
(実施例1) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明の磁気記憶体の構成を示す断面図で
ある。図面において本発明の磁気記憶体は、合金円盤1
上に非磁性合金層2が被覆され、この被膜の研磨面上に
金属磁性薄膜媒体3が被覆されており、さらにこの上に
非晶質無機酸化物4が被覆され、さらにこの上に潤滑剤
5が被覆されている。
合金円盤1として旋盤加工および熱矯正によって十分小
さなうねり(円周方向および半径方向でともに50μm
以下)をもった面に仕上げられたディスク状アルミニウ
ム合金基水上に非磁性合金層2としてニッケルー憐(N
i−P)合金を焼<50μmの厚さにメッキし、このN
1−Pメッキ膜を機械的研磨により表面粗さ0.04μ
m以下、厚さ約30μmまで鏡面仕上げしたのち、その
上に金属磁性薄膜媒体3としてコバルト−ニッケルー燐
(Co−Ni−P)合金を約0.05μmの厚さにメッ
キした。さらにこのco−Ni−P合金膜の上に、下に
示した組成の溶液を十分に混合し、ごみまたは析出しな
5i02を05μmの濾過膜を通して取り除いた後、回
転塗布法により塗布した。
テトラヒドロキシシラン11% エチルアルコール溶液:20重量% n−ブチルアルコール 二80重量% その後このディスク基板を200°Cの温度で3時間焼
成しCo−N1−P合金膜の上にポリ珪酸の被膜を形成
した。
この基板を3−アミノプロビリトリメトキシシラン[H
2N(CH2hSi(OCHshコの蒸気中に室温で3
0分間保持した後、100℃の温度で30分間焼成し単
分子膜を形成した。ノナデカフルオロデカノイックアシ
ドの5重量%トルエン溶液を0.2μmのフィルターを
通して濾過した。この溶液を3−アミノプロピルトリメ
トキシシランの単分子層を形成した前記ディスク基板に
滴下し、100℃の温度で40分間焼成を行なった後、
フレオンで基板を洗浄し、未反応のノナデカフルオロデ
カノイックアシドを洗い落とした。
フッ素化化合物を塗布する前後の基板表面の表面エネル
ギーを種々の表面張力をもっ液滴の接触角を測定し計算
するとポリ珪酸被膜上の43erg/cm2から重合体
塗布後では15erg/+c+++”と表面エネルギー
が著しく低下しヘッドと下地体との接着を防止する効果
が大きいことがわがっな。
次に、このディスク基盤とヘッドとの間に働く動摩擦係
数を測定した。動摩擦係数はヘッドに歪ゲージを連結し
、ディスクを一定速度で回転させたときに生じるヘッド
とディスク間の動摩擦力を測定し、これをヘッドに加え
た荷重で割ってもとめた。測定は荷重15g、滑り速度
1100n / m inの条件で行なった。その結果
、動中擦係数の値として 0.171が得られ、潤滑層
を形成しない場合の0.546に比べ動摩擦係数の値を
小さくすることができた。
また、この潤滑層を形成したディスク基盤と荷重70g
のモノリシックヘッドを用いてディスクとヘッドの接触
摩擦試験を30000回繰り返し行なったが、ヘッドク
ラッシュおよびヘッドによる接触摩擦によるディスクの
表面状態の変化は皆無であった。
(実施例2) 実施例1と同様の方法で作成し、ポリ珪酸被膜を形成し
たディスク基板を3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ンの蒸気中に30分間保持した後100℃の温度で30
分間焼成し単分子膜を形成した。ノナデカフルオロデカ
ノイックアシドから塩化チオニルを触媒に合成したノナ
デカフルオロデカツイツタアシドクロライトの1重量%
のトルエン溶液を作成し、0.2μmのフィルターを通
して濾過した。3−アミノプロピルトリメトキシシラン
の単分子膜層を形成した前記ディスク基板にこのフッ素
1ヒ化合物を滴下し100℃の温度で40分間焼成した
後フレオンで未反応のノナデカフルオロデカツイツタア
シドクロライトを洗い落とした。
実施例1と同様の方法で表面エネルギーと動摩擦係数の
値を求めた。その結果、フッ素化化合物を塗布すること
により表面エネルギーの値はポリ珪酸被膜上の43er
4/cm2から17erg/cm2に低下し、動摩擦係
数の値は0.546から0.187に小さくすることが
できた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、30000
回の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆
無であった。
(実施例3) 実施例1と同様の方法で作成したディスク基板のCo−
N1−P合金膜の上にポリ珪酸被膜のかわりにA I!
 203(非晶質アルミナ〉をスパッタ法により被覆し
た。このディスク基板を3−アミノプロピルトリメトキ
シシランの蒸気中に室温で1時間焼成し単分子層を形成
した。実施例1で作成したフッ素化化合物溶液を摘下し
100℃の温度で40分間焼成した後フレオンで未反応
のフッ素化化合物を洗い落とし、実施例1と同様の方法
で表面エネルギー、動摩擦係数の値を求めた。その結果
、表面エネルギーは非晶質アルミナ上の45erz/c
m2からフッ素化化合物上の15er[/cm2に低下
し動摩擦係数の値は0.270から0.175に小さく
することができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、30000
回の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆
無であった。
(実施例4) 実施例1と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランを3−アミノプロピルトリエトキシシラン[N)
I2(CH2hSi(OC2Hsh ]にかえ、他の条
件は全く同様にして実験を行なった。その結果、表面エ
ネルギー値はポリ珪酸上の43erg/cm2から重合
体上の15erg/cm2に低下し、動摩擦係数の値と
してフッ素化化合物塗布後0.173が得られ、ポリ珪
酸被膜上の0.546に比べ、小さくすることができた
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、30000
回の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆
無であった。
(実施例5) 実施例1と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランを3−アミノプロピルトリクロロシラン[Nl2
<CH2hSiCQ 3 ]にかえ、他の条件は全く同
様にして実験を行なった。その結果、表面エネルギーの
値はポリ珪酸上の43erg/cm2から重合体上の1
4erg/cm2に低下し、動摩擦係数の値としてフッ
素化化合物塗布後0.170が得られ、ポリ珪酸被膜上
の0.546に比べ、小さくすることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、30flD
(1回の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化
は皆無であった。
(実施例6) 実施例1と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランをp−アミノフェニルトリメトキシシラン[N)
IzGSi(OCH3b]にかえ、他の条件は全く同様
にして実験を行なった。その結果、表面エネルギーの値
はポリ珪酸上の43erg/cm2からフッ素化化合物
上の16erg/cm2に低下し、動摩擦係数の値とし
て重合体塗布後0.181が得られ、ポリ珪酸被膜上の
0.546に比べ、小さくすることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、30000
回の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆
無であった。
(実施例7) 実施例1と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランを3−アミノプロピルメチルジェトキシシラン[
Nl2(CH2hSi(OC2H5)2C)I3]にか
え、この化合物の蒸気中に基板を室温で保持する時間の
み1時間とし、池の条件は全く同様にして実験3行なっ
た。その結果、表面エネルギーの値はポリ珪酸上の43
erg/cm2から重合体上の18erg10112に
低下し、動摩擦係数の値としてフッ素化化合物塗布後0
.190が得られ、ポリ珪酸被膜上の0546に比べ、
小さくすることかできた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、30000
回の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆
無であった。
(実施例8) 実施例1と同様の方法で作成し、ポリ珪酸被膜を形成し
たディスク基板を平行平板型のエッチ〉′グ装置に入れ
、Arを用いて、流量18secm、電力密度0.35
w/cm2、圧力1.3Pa、バイアス電位IXVの条
件で2分間エツチングを行なった後、実施例1と同様に
3−アミノプロピルトリ、メトキシシランの蒸気中で3
0分間保持し、100°Cの温度で30分間焼成し単分
子層を形成した。このディスク基板に実施例1で作成し
たフッ素化化合物溶液を滴下し、100℃で40分間焼
成した後フレオンで余分のフッ素化化合物3洗い落とし
、実施例1と同様の方法で表面エネルギー、動摩擦係数
の値を求めた。その結果、表面エネルギーの値はArプ
ラズマで処理した後のポリ珪酸被膜上の5oerg/c
I112からフッ素化化合物上の14erg/cm2と
Arプラズマ処理をしない場合よりもさらに低下し、動
摩擦係数の値もポリ珪酸上の0.614から潤滑層形成
後の0、101に小さくすることができた。
なお、実施例1で作成したポリ珪酸の被膜は形成後長時
間放置すると実施例1と同様の処理をおこなっても表面
エネルギー、動摩擦係数の低下は十分てないがArプラ
ズマで処理すると放置時間にかかわらず同じ結果が得ら
れ、Arプラズマ処理による表面の改質が効果的である
ことがわがっな。
また、実施例1と同様に30000回の接触摩擦試験に
よるディスク表面状態の変化は皆無であった。
(実施例9) 実施例3と同様の方法で作成し非晶質アルミナを被覆し
たディスク基板に、実施例8と同様の条件でArプラズ
マによる処理を行なった。その後、この基板を3−アミ
ノプロピルトリエトキシシランの蒸気中に室温で3D分
間保持した後、100℃の温度で30分間焼成し単分子
層を形成した。実施例2で作成したフッ素化化合物溶液
を滴下し100℃の温度で40分間焼成した後フレオン
で余分の重合体を洗い落とした。実施r!AIと同様の
方法で表面エネルギーと動摩擦係数の値を求めた。その
結果、表面エネルギーの値はArプラズマで処理したア
ルミナ上の52erg/c+++2からフッ素化化合物
滴下後の0.177に小さくすることができた。
また、実施例1と同様に30000回の接触摩擦試験に
よるディスク表面状態の変化は皆無であった。
(実施例10) 実施例8と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランのみ3−アミノプロピルメチルジェトキシシラン
にかえ、他の条件は全く同様にして実験を行なった。そ
の結果、表面エネルギーの値はポリ珪酸被膜上の50e
rg/c+m2がら重合体上の11erg/Cf12に
低下し、動摩擦係数の値としてフッ素化化合物塗布後の
0.171が得られ、ポリ珪酸被膜上の0.546に比
べ、小さくすることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、30000
回の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆
無であった。
(実施例11) 実施例1と同様にして、ノナデカフルオロデカノイック
アシドのみペンタデカフルオロオクタノイックアシドに
かえその他の条件は実施例1と全く同様にして実験を行
なった。その結果、表面エネルギーの値はポリ珪酸上の
43eB/cm2がら重合体上の18erg/cm2に
低下し、動摩擦係数の値としてフッ素化化合物塗布後0
.190が得られ、ポリ珪酸被膜上の0.546に比べ
、小さくすることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、30000
回の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆
無であった。
(発明の効果) この様に本発明に置ける磁気記憶体はヘッドと磁気記憶
体間に生じる接触摩擦力を小さくする効果が大きく、磁
気ディスク装置および磁気ドラム装置等にその応用が期
待されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記憶体の断面を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鏡面研磨された非磁性合金層が被覆された合金円盤
    上または鏡面研磨された合金円盤上に金属磁性薄膜媒体
    が被覆されており、この上に非晶質無機酸化物層が被覆
    され、さらにこの上に前記非晶質無機酸化物層と固着可
    能な配向性潤滑剤が被覆されている磁気記憶体において
    、前記配向性潤滑剤が、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(m、nは0または
    自然数) (X、Y、Zのうち少なくとも1つはアルコキシ基また
    は塩素、他はアルキル基)で表される物質の単分子層と
    分子内に少なくとも一つのカルボキシル基または酸クロ
    ライドを含むフッ素化カーボン系化合物との反応生成物
    からなることを特徴とする磁気記憶体。 2、鏡面研磨された非磁性合金層を被覆した合金円盤上
    または鏡面研磨された合金円盤上に金属磁性薄膜媒体を
    被覆し、この上に非晶質無機酸化物層を被覆し、さらに
    前記非晶質無機酸化物の上に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(m、nは0または
    自然数) (X、Y、Zのうち少なくとも1つはアルコキシ基また
    は塩素、他はアルキル基)で表される物質の単分子層を
    気相成長させた後、分子内に少なくとも一つのカルボキ
    シル基または酸クロライドを含むフッ素化カーボン系化
    合物を塗布しまたは塗布後焼成して前記非晶質無機酸化
    物層と前記化合物を結合させることを特徴とする磁気記
    憶体の製造方法。 3、鏡面研磨された非磁性合金層を被覆した合金円盤上
    または鏡面研磨された合金円盤上に金属磁性薄膜媒体を
    被覆し、この上に非晶質無機酸化物層を被覆し、プラズ
    マ中で処理し、前記非晶質無機酸化物層の上に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(m、nは0または
    自然数) (X、Y、Zのうち少なくとも1つはアルコキシ基また
    は塩素、他はアルキル基)で表される物質の単分子層を
    気相成長させた後、分子内に少なくとも一つのカルボキ
    シル基または酸クロライドを含むフッ素化カーボン系化
    合物を塗布し、または塗布後焼成して前記非晶質無機酸
    化物層と前記化合物を結合させることを特徴とする磁気
    記憶体の製造方法。
JP19610186A 1986-08-20 1986-08-20 磁気記憶体およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0673177B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03134818A (ja) * 1989-10-20 1991-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録媒体の製造方法
SG141229A1 (en) * 2003-06-25 2008-04-28 Fuji Elec Device Tech Co Ltd Magnetic recording medium and manufacturing method thereof

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JPH0673177B2 (ja) 1994-09-14

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