JPH01240598A - 磁気記憶体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記憶体およびその製造方法

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JPH01240598A
JPH01240598A JP6646388A JP6646388A JPH01240598A JP H01240598 A JPH01240598 A JP H01240598A JP 6646388 A JP6646388 A JP 6646388A JP 6646388 A JP6646388 A JP 6646388A JP H01240598 A JPH01240598 A JP H01240598A
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JP
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coated
layer
inorganic oxide
mirror
head
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Shigeyoshi Suzuki
成嘉 鈴木
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は磁気記憶装置(磁気ディスク装置および磁気
ドラム装置等)にもちいられる磁気記憶体およびその製
造方法に関するものである。
(従来の技術) 一般に記録再生磁気ヘッド(以下ヘッドと呼ぶ)と磁気
記憶体とを主構成部とする磁気記憶装置の記録再生方法
には、大別して次のような二種類の方法がある。第一の
方法は、操作開始時にヘッドと磁気記憶体面との間に空
気層分の空間を作り、この状態で記録再生をする方法で
ある。この方法では、操作終了時に磁気記憶体の回転が
止まり、この時ヘッドと磁気記憶体面は操作開始時と同
様に接触摩擦状態にある。第二の方法は磁気記憶体に予
め所要の回転を与えておき、急激にヘッドを磁気記憶体
面に押しつけることにより前記ヘッドと前記磁気記憶体
との間に空気層分の空間を作り、この状態で記録再生す
る方法である。このように第一の方法では操作開始時お
よび終了時にヘッドと磁気記憶体面は接触摩擦状態にあ
り、第二の方法ではヘッドを磁気記憶体面に押しつける
際に接触摩擦状態にある。これらの接触摩擦状態におけ
るヘッドと磁気記憶体の間に生じる摩擦力は、ヘッドお
よび磁気記憶体を摩耗させ、ついにはヘッドおよび金属
磁性薄膜媒体に傷を作ることがある。
また前記接触状態においてヘッドのわずがな姿勢の変化
がヘッドにかかる加重を不均一にさせヘッドおよび磁気
記憶体表面に傷をつくることもある。
また更に前記接触摩擦状態におけるヘッドと磁気記憶体
間に生じる摩擦力は、特に多くのヘッドを取りつけた場
合に大きなトルクを生じ磁気記憶体を回転させるモータ
ーに好ましがらぬ負担をかける。
また記録再生中に突発的にヘッドが磁気記憶体に接触し
、ヘッドと磁気記憶体間に大きな摩擦力が働き、ヘッド
および磁気記憶体が破壊されることがしばしば起こる。
この様なヘッドと磁気記憶体との接触摩擦力からヘッド
および磁気記憶体を保護するために磁気記憶体の表面に
保護皮膜を被覆することが必要であり、またこの保護皮
膜は前記ヘッドと磁気記憶体間に生じる接触摩擦力を小
さく(すなわち摩擦力を小さく)することが要求される
磁気記憶体の表面に潤滑層を設けることは上記接触摩擦
力を小さくするための一つの方法である。上記潤滑層は
その下地体と十分に結合していなければならない。潤滑
層がその下地と十分に結合していないと、ヘッドと磁気
記憶体の接触摩耗により下地体から取り去られるかある
いはヘッドのまわりおよびヘッドと磁気記憶体の間に毛
管現象により潤滑剤が多量にあつまり、記録再生時のヘ
ッドの浮揚安定性に悪影響をおよぼす。
上記潤滑層のヘッドとの接触摩擦力を小さくする効果は
ヘッドと磁気記憶体の界面に吸着ないし凝着が起こりに
くい非極性の分子層が介在することによりなされる。す
なわち潤滑層は磁気記憶体と結合する部分とヘッドと吸
着しにくい非極性部分とに配向していることが望ましい
このような潤滑層としてシリコンオイル、フ・ノ素油、
フロロシリコンなどのオイル類やオクタデシルトリクロ
ロシラン、ヘキサメチルジシランザンなどのシランまた
はシラザン類が提案されている(特公昭55−4093
2)。これらの潤滑層は、各々優れた特性を示すものの
、オイル類においては無機酸化物と化学結合する結合力
が十分でなく、シランまたはシラザン類においてはヘッ
ドと磁気記憶体の界面に吸着ないし凝着が起こりにくい
非極性の分子層の分子量が十分でない。このためオイル
類においては長時間の使用における潤滑剤の損失、シラ
ンまたはシラザン類においてはヘッドと磁気記憶体間に
生じる接触摩擦力を小さくする効果が完全でないという
問題があった。
本発明の目的はこの問題点を解決した磁気記(窓体およ
びその製造方法を提供することにある。
(開運点を解決するための手段) この発明の要旨とするところは、Siと結合したアルコ
キシシリル基またはクロロシリル基とアミノ基を有する
物質を単分子層として酸化膜を被覆した磁気記憶体の上
に形成した後、末端にアミノ基と化学結合する官能基を
もつフン素化合物をLangmuir−Blodget
t法を用いて累積することである。そして、アミノ基を
有する単分子層を酸化膜上に形成させる前に、酸化膜を
プラズマ処理すると、本発明の効果はより有効に得られ
る。
(作用) 無機酸化物はポリ珪酸あるいはSiO2、ガラス、アル
ミナなどのスパッタ膜である。Siと結合したアルコキ
シシリル基またはクロロシリル基は反応性に富み、この
無機酸化物の表面に存在するシラノール基(Si−OH
)や水酸基(−OH)と化学結合し、無機酸化物と強固
に結びついた単分子層を形成する。
この単分子層はアミン基が基盤と反対側を向いて並んで
いるためカルボキシル基を有するフッ素系化合物と化学
結合をつくることができ、無機酸化物とフッ素系化合物
を強固に結びつけるバインダーの役割を果たすことがで
きる。一方、フッ素系化合物はLangmuir−Bl
odgett法で累積するため、フッ素原子を含む基が
基板面と反対側に高密度に配向するように成膜できる。
このため、表面エネルギーを低下させ、優れた潤滑効果
を示す。したがって、−形成 (x、y、zのうち少なくとも1つはアルコキシ基また
は塩素、他はアルキル基)で表される物質の単分子層と
一般式 %式%) で表される化合物をLangmuir−Blodget
t法を用いて、前記単分子層上に累積すれば下地体と強
固に結合した優れた潤滑剤が得られる。
更に、記録および再生にとってはスペーシング(記録及
び再生時におけるヘッドと磁気記憶体の間隔)は小さい
方が有利である。このため潤滑層の膜厚はできる限り薄
いほうが望ましいが、この単分子膜とフッ素系化合物は
共に単分子膜であり、非常に薄い潤滑層を形成すること
が可能である。単分子層とフッ素系化合物との化学反応
は累積後、自然に進行するが焼成すれば短時間ですむ。
また、潤滑層を形成させる前にあらかじめ無機酸化物の
表面をプラズマ処理すると、表面が改頁され潤滑層の効
果が有効に再現性よく表われることが、実験より分って
いる。
(実施例1) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
第一図は、この発明の磁気記憶体の構成を示す断面図で
ある。図面において本発明の磁気記憶体7は、合金円盤
1上に非磁性合金層2が被覆され、この被膜の研磨面上
に金属磁性薄膜媒体3が被覆されており、さらにこの上
に無機酸化物4が被覆され、さらにこの上に潤滑剤5が
被覆されている。
合金円盤1として旋盤加工および熱矯正によって十分小
さなうねり(円周方向および半径方向でともに50pm
以下)をもった面に仕上げられたディスク状アルミニウ
ム合金基盤上に非磁性合金層2としてニッケルー燐(N
i−P)合金を焼< 50pmの厚さにメツキし、この
N1−Pメツキ膜を機械的研磨により表面粗さ0.04
pm以下、厚さ約30pmまで鏡面仕上げしたのち、そ
の上に金属磁性薄膜媒体3としてコバルト。
ニッケルー燐(Co−Ni−P)合金を約0.05pm
の厚さにメツキした。さらにこのCo−N1−P合金膜
の上に、下に示した組成の溶液を十分に混合し、ごみま
たは析出しなSiO□を0.5pmのろ過膜を通して取
り除いた後、回転塗布法により塗布した。
テトラヒドロキシシラン11%。
エチルアルコール溶液     =20重量%n−ブチ
ルアルコール      :80重量%その後このディ
スク基盤を200°Cの温度で3時間焼成しCo−N1
−P合金膜の上にポリ珪酸の被膜を形成した。
この基盤を3−アミノプロビリトリメトキシシラン[H
2N(CH2)3Si(OCH3)3]の蒸気中に室温
で30分間保持した後、100°Cの温度で30分間焼
成し単分子膜を形成した。ヘブタデカフロロノナデカノ
イックアシド(示威式C8F□7C□。H2oCOOH
)をクロロホルムに溶解し5mMの溶液を作成した。フ
ィードバック機構をそなえた水槽中にこの基盤を保持し
、ヘプタデカフロロノナデカノイックアシドの溶液を水
面上に滴下し、溶媒を蒸発させた後、フィードバック機
構により表面圧を25mN/mに保ちながら、3.アミ
ノプロピルトリメトキシシランの単分子層を形成した前
記ディスク基盤を0.2mm/seeの速さで引き上げ
た。室温から除々に温度を上げ100°Cの温度で40
分間焼成を行なった後、フレオンで基板を洗浄し、余分
のへブタデカフロロノナデカノイックアシドを洗い落と
した。
基盤を3−アミノプロビリトリメトキシシランとへブタ
デカフロロノナデカノイックアシドで処理する前後の基
盤表面の表面エネルギーを種々の表面張力をもつ液滴の
接触角を測定し計算するとポリ珪酸被膜上の43erg
/am2から処理後では17erg/am2と表面エネ
ルギーが著しく低下しヘッドと下地体との接着を防止す
る効果が大きいことがわかった。
次に、このディスク基板とヘッドとの間に働く動摩擦係
数を測定した。動摩擦係数はヘッドに歪ゲージを連結し
、ディスクを一定速度で回転させたときに生じるヘッド
とディスク間の動摩擦力を測定し、これをヘッドに加え
た荷重で割ってもとめた。測定は荷重15g、滑り速度
100mm/minの条件で行なった。その結果、動摩
擦係数の値として0.188が得られ、潤滑層を形成し
ない場合の0.546に比べ動摩擦係数の値を小さくす
ることができた。
また、この潤滑層を形成したディスク基盤と荷重70g
のモノリシックヘッドを用いてディスクとヘッドの接触
摩擦試験を30000回繰り返し行なったが、ヘッドク
ラッシュおよびヘッドによる接触摩擦によるディスクの
表面状態の変化は皆無であった。
(実施例2) 実施例1と同様の方法で作成したディスク基板のCo−
N1−P合金膜の上にポリ珪酸被膜のがわりにA1□0
3(非晶質アルミナ)をスパッタ法により被覆した。こ
のディスク基盤を3−アミノブロピルトリメトキシシラ
ンの蒸気中に室温で1時間焼成し単分子層を形成した。
この基板の上に実施例1と同様にして、ヘプタデカフロ
ロノナデカノイックアシドをデボした。室温から除々に
温度を上げ100°Cの温度で40分間焼成した後フレ
オンで余分のへブタデカフロロノナデカノイックアシド
を洗い落とし、実施例1と同様の方法で表面エネルギー
、動摩擦係数の値を求めた。その結果、表面エネルギー
は非晶質アルミナ上の45erg/cm2からヘブタデ
カフロロノナデカノイツクアシド上の19erg/cm
2に低下し動摩擦係数の値は0.270から0.180
に小さくすることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、3000回
の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆無
であった。
(実施例3) 実施例1と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランを3−アミノプロピルトリエトキシシラン[NF
2(CH2)3Si(OC2H5)3にかえ、他の条件
は全く同様にして実験を行なった。その結果、表面エネ
ルギーの値はポリ珪酸上の43erg/am2からヘプ
タデカフロロノナデカフィックアシド上の20erg/
Cm2に低下し、動摩擦係数の値として重合体塗布後0
.197が得られ、ポリ珪酸被膜上の0.546に比べ
、小さくすることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、3000回
の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆無
であった。
(実施例4) 実施例1と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランを3−アミノプロピルトリクキシシラン[NF2
(CH2)3SiC13]にかえ、他の条件は全く同様
にして実験を行なった。その結果、表面エネルギーの値
はポリ珪酸上の43erg/cm2からヘプタデカフロ
ロノナデカフィックアシド上の16erg/am2に低
下し、動摩擦係数の値として重合体塗布後0.188が
得られ、ポリ珪酸被膜上の0.546に比べ、小さくす
ることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、3000回
の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆無
であった。
(実施例5) 実施例1と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランをp−アミノフェニルトリメトキシシラン[NH
2QSi(oCH3)3]ニカエ、他の条件は全く同様
にして実験を行なった。その結果、表面エネルギーの値
はポリ珪酸上の43erg/cm2からヘプタデカフロ
ロノナデカフィックアシド上の21erg/cm2に低
下し、動摩擦係数の値として重合体塗布後0.223が
得られ、ポリ珪酸被膜上の0.546に比べ、小さくす
ることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、3000回
の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆無
であった。
(実施例6) 実施例1と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランを3−アミノプロピルメチルジェトキシシラン[
NF2(CH2)3Si(OC2H5)2CH3]にか
え、この化合物の蒸気中に基板を室温で保持する時間の
み1時間とし、他の条件は全く同様にして実験を行なっ
た。その結果、表面エネルギーの値はポリ珪酸上の43
erg/cm2からヘブタデカフロロノナデカノイック
アシド上の20erg/am2に低下し、動摩擦係数の
値として重合体塗布後0.217が得られ、ポリ珪酸被
膜上の0.546に比べ、小さくすることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、3000回
の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆無
であった。
(実施例7) 実施例1と同様の方法で作成し、ポリ珪酸被膜を形成し
たディスク基板を平行平板型のエツチング装置に入れ、
Arを用いて、流量18secm、電流密度0.35w
/cm2、圧力1.3Pa、バイアス電位IKVの条件
で2分間エツチングを行なった後、実施例1と同様に3
−アミノプロピルトリメトキシシランの蒸気中で30分
間保持し、100°Cの温度で30分間焼成し単分子層
を形成した。このディスク基板に実施例1と同様の方法
でヘブタデ力フルオロノナデカノイックアシトをデポし
、室温から除々に温度を上げ100°Cで40分間焼成
した後フレオンでヘプタデカフルオロノナデカノイック
アシドを洗い落とし、実施例1と同様の方法で表面エネ
ルギー、動摩擦係数の値を求めた。その結果、表面エネ
ルギーの値はArプラズマで処理した後のポリ珪酸被膜
上の50erg/cm2がら重合体上の15erg/a
m2とArプラズマ処理をしない場合よりもさらに低下
し、動摩擦係数の値もポリ珪酸上の0.614から潤滑
層形成後の0.131に小さくすることができた。
なお、実施例1で作成したポリ珪酸の被よ膜は形成後長
時間放置すると実施例1と同様の処理をおこなっても表
面エネルギー、動摩擦係数の低下は十分でないがArプ
ラズマで処理すると放置時間にかかわらず同じ結果が得
られ、Arプラズマ処理による表面の改質が効果的であ
ることがわかった。
また、実施例1と同様に30000回の接触摩擦試験に
よるディスク表面状態の変化は皆無であった。
(実施例8) 実施例2と同様の方法で作成し非晶質アルミナを被覆し
たディスク基板に、実施例7と同様の条件でArプラズ
マによる処理を行なった。その後、この基板を3.アミ
ノプロピルトリエトキシシランの蒸気中に室温で30分
間保持した後、100°Cの温度で30分間焼成し単分
子層を形成した。実施例1と同様の方法でヘブタデカフ
ルオロノナデヵノイックアシドの膜を形成した後、実施
例1と同様の方法で表面エネルギーと動摩擦係数の値を
求めた。その結果、表面エネルギーの値はArプラズマ
で処理したアルミナ上の52erg/cm2からヘブタ
デ力フルオロノナデカノイックアシド膜形成後の0.1
87に小さくすることができた。
また、実施例1と同様に30000回の接触摩擦試験に
よるディスク表面状態の変化は皆無であった。
(実施例9) 実施例7と同様にして3−アミノプロピルトリメトキシ
シランのみ3−アミノプロピルメチルジェトキシシラン
にかえ、他の条件は全く同様にして実験を行なった。そ
の結果、表面エネルギーの値はポリ珪酸被膜上の50e
rg1cm2からヘプタデカフルオロノナデカフィック
アシド上の12erg/cm2に低下し、動摩擦係数の
値として重合体塗布後0.165が得られ、ポリ珪酸被
膜上の0.546に比べ、小さくすることができた。
また実施例1同様に耐摩耗性を評価したが、3000回
の接触摩擦試験によるディスクの表面状態の変化は皆無
であった。
以上の実施例において示した分子量の化合物以外でも本
発明は有効であるが、mは5以下、m+nは30以下で
あること及びに+1も30以下であることか再現性の点
から望ましい。
また、実施例で用いたフッ素系化合物はLangmui
にBlodgett法により形成させたため単分子層で
あったが、本発明の耐摩耗性の効果からは必ずしも単分
子層である必要はない。例えば、フッ素系化合物を溶媒
に溶解し、数分子層の膜厚の化合物を形成させても良い
この様に本発明に置ける磁気記憶体はヘッドと磁気記憶
体間に生じる接触摩擦力を小さくする効果が大きく、磁
気ディスク装置および磁気ドラム装置等にその応用か期
待されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記憶体7の断面を示す図である。 図において1は合金円盤、2は鏡面仕上げされた非磁性
合金層、3は金属磁性薄膜媒体、4は無濃酸化物、5は
配向性潤滑剤層、6は保護被膜であり、非晶質無機酸化
物4と配向潤滑層5である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1、)鏡面研磨された非磁性合金層が被覆された合金
    円盤上または鏡面研磨された合金円盤上に金属磁性薄膜
    媒体が被覆されており、この上に無機酸化物層が被覆さ
    れ、さらにこの上に前記無機酸化物層と固着可能な配向
    性潤滑剤が被覆されている磁気記憶体において、前記配
    向性潤滑剤として無機酸化物上に形成された一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(m、nは0または
    自然数) (X、Y、Zのうち少なくとも1つはアルコキシ基また
    は塩素、他はアルキル基)で表される物質の単分子層と
    この単分子層上に一般式 で表される化合物が形成されてあることを特徴とする磁
    気記憶体。 (2、)鏡面研磨された非磁性合金層を被覆した合金円
    盤上または鏡面研磨された合金円盤上に金属磁性薄膜媒
    体を被覆し、この上に無機酸化物層を被覆し、さらに前
    記無機酸化物の上に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(m、nは0または
    自然数) (X、Y、Zのうち少なくとも1つはアルコキシ基また
    は塩素、他はアルキル基)で表される物質の単分子層を
    気相成長させた後、一般式 CF_3(CF_2)_k(CH_2)_lCOOH(
    k、lは0または自然数)で表される化合物をLang
    muir−Blodgett法を用いて、上記単分子層
    上に累積し、または累積後焼成して前記無機酸化物層と
    前記フッ素系化合物を結合させることを特徴とする磁気
    記憶体の製造方法。 (3)鏡面研磨された非磁性合金層を被覆した合金円盤
    上または鏡面研磨された合金円盤上に金属磁性薄膜媒体
    を被覆し、この上に無酸化物層を被覆した後、プラズマ
    中で処理し、前記無機酸化物層の上に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(m、nは0または
    自然数) (X、Y、Zのうち少なくとも1つはアルコキシ基また
    は塩素、他はアルキル基)で表される物質の単分子層を
    気相成長させた後、一般式 CF_3(CF_2)_k(CH_2)_lCOOH(
    k、lは0または自然数)で表される化合物をLang
    muir−Blodgett法を用いて、前記単分子層
    上に累積し、または累積後焼成して前記無機酸化物層と
    前記フッ素系化合物を結合させることを特徴とする磁気
    記憶体の製造方法。
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