JPS6352151A - 静電記録用現像剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、静電写真装置や静電記録体上簀に用いられる
現像剤に関する。

（従来の技術） 従来より静電写真装置や静電記録装置等に適用される現
像方法として、トナー地）末を主体とする現像剤に電荷
を付与し、トナーわ）末を静電潜像に付着さＵて静電潜
像を可視化する方法が知られている。そして静電記録体
上の可視化されたトナー像は転写紙に転写後定石されて
複写物と８れ、一方転写後の静電記録体上に残され転写
に用いられなかった残留トナーは、次の複写工程に備え
てクリーニングされる。

（発明が解決しようとする問題点） この残留トナーのクリーニング法としては、ブレード法
、ブラッシ法、ウェア法等種々の方法が知られているが
、数千回、数万回と複写工程を続けるうちに、これらク
リーニング法では除去しきれないトナー粉末が徐々に記
録体の表面に蓄積固着し、クリーニング不良やトナーノ
ィルミングを生じるという問題があった。

このような難点を改善するため、現像剤組成物にポリフ
ッ化ビニリデン、シリカ、ポリスチレン等の添加剤を混
合する方法が提案されている。これらの方法はクリーニ
ング不良やトナーフィルミングの防止の面ではある程度
の効果を奏するが、その半面これらの添加剤を混合した
現像剤は、トナー粉末への摩擦帯電能が低下して、画＠
濃度の低下やトナー飛散による機内汚れが生じゃずいと
いう難点があった。

本発明者等は、このような従来の難点を解消すべく研究
をすすめたところ、従来の添加剤に代えて乳化重合によ
り合成された重合体微粉末を少量配合することにより、
上記の欠点が解消されることを見出した。

本発明は、かかる知見に基づいてなされたもので、感光
体や静電記録体のクリーニング不良やトナーフィルミン
グを防止し、しかも画＠濃度の低下やトナー飛散の増大
を引起こすことのない静電記録用現像剤を提供すること
を目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段と作用）すなりち本発明
の静電記録用現像剤は、トナー粉末中に、トナー粉末よ
り平均粒径の小さい乳化重合により合成された重合体微
粉末が、１〜２重量％混合されて成ることを特徴として
いる。

本発明に用いられる重合体微粉末は、ポリスチレン、ポ
リメタクリル酸メチル、ポリメタクリル駿ブチル、スチ
レンーメククリル酸メチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸ブチル共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリ
ル酸ブチル共重合体およびスチレン−メタクリル酸メチ
ル−メタクリル酸ブチル共重合体等からなり、これらの
重合体微粉末は、スチレン、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル
等の七ツマ−の１種または２種以上を、水中で過酸化水
素、α−クミルヒドロペルオキシド等の水溶性の開始剤
、およびアニオン性乳化剤、ノニオン性乳化剤、カチオ
ン性乳化剤等の乳化剤の存在下に攪拌することにより、
球形の微粉末として得られる。得られる手合体の平均粒
径は、攪拌速度や攪拌時間を調整することにより、容易
にコントロールすることができる。本発明における重合
体微粉末としてｔよ、かかるトナーの平均粒径よりも小
径の０．１〜２．０μｍ、特に０．２〜０．５μｍ程度
のものが適している。

トナー粉末に対する乳化重合により合成された重合体機
わ）末の添加量は、０．５〜３．０重？％、特に１．０
〜２．０小品％程度が好適している。

本発明における小合体微粉末の平均粒径は、トナー粉末
の平均粒径より小さい必要があり、特に０．１〜０．６
μ■の平均粒径を有するものが好結果を与える。

また本発明における重合体微粉末は、１種類に限らず、
複数種類を併用することもできる。

ざらに本発明の現像剤は、キャリアとトナー粉末を右す
るいわゆる二成分現像剤としても、またキャリアを用い
ない、いわゆる−成分現像剤としても使用可能である。

本発明の現像剤と混合して二成分現像剤を構成するキャ
リアとしては、平均粒径がトナーのそれとほぼ同等ない
し５００μｍの鉄、ニッケル、コバルト、酸化鉄、フェ
ライト、磁性粉等の公知のもが用いられる。

（実施例） 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。

実施例１〜３ ［重合体微粉末の製造］ 重合開始剤としてクメンハイドロキシパーオキサイド、
還元剤としてアスコルビン酸および硫駿第−鉄、乳化剤
としてラウリル硫酸ナトリウムを用いて、温度４０℃の
水中でメタクリル酸メヂルモノマーを１時間攪拌して重
合させ、ポリメタクリル酸メチルの重合体微粉末を１７
だ。得られた重合体微粉末を常法により分離して乾燥さ
せた。１７られた重合体微粉末の平均粒径は、０．４μ
ｍであった。

［現像剤の調整］ このようにして得られた重合体微粉末を、公知のトナー
粉末Ｔ−７０Ｐ−Ｒ（平均粒径１３μｍ、商品名）に外
添吊をかえて外添し、混合殿によりそれぞれ３〜５分間
混合した。外添の終了したトナー粉末に平均粒径１００
〜３５０μｍのフェライトキャリアを、ｌ・ナー混合率
が４．０〜５．０手鼻％となるよう混合し、ミキサーに
より約３０分間攪拌して本発明の現像剤をｊワた。

［特性の評価］ これらの現像剤を用いて約４０．０００枚の実機試験を
行ない、乳化重合により合成された重合体微粉末の添加
効果を評価した。なお評価項目は、クリーニング不良の
発生の有無、感光体のキズ発生の有無、トナー飛散によ
る汚れ発生の０照および帯電ｍである。

なお以上のシ・１価試験は、現像剤の環境依存性を調べ
るために、低湿環境（湿度２０％）および多湿環境（湿
度７５％）で行なった。

次表に実施例および比較例についての評価結果を示す。

（以下余白） これらの実施例および比較例から明らかなように、１−
ナー粉末に対する重合体微粉末の添加ωは、１．０〜２
．０重量％の範囲で特に好適である。またこのような本
発明の静電記録用現像剤は、低湿環境あるいは多湿環境
であってもその効果にはほとｌυど変化がない。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、次のような効果が
１３られる。

（１）クリーニング不良が防止できる。

感光体等に残留するトナー粉末をクリーニングする際、
本発明の静電記録用現像剤によれば、４０．０００枚の
複写後もクリーニング不良が生じない。

（２）感光体をキズをつけにくく、またトナー粉末のフ
ィルミングが生じない。

（３）現像剤の環境依存性が少ない。

低湿環境下においては、現像剤の帯電ｍアップが少なく
、画像濃度ら低下しない。また多湿環境下においては、
帯電１の低下が少なく画像かぶりのないことは勿論層内
のトナー飛散も最小限にすることができる。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）トナー粉末中に、トナー粉末より平均粒径の小さ
   い乳化重合により合成された重合体微粉末が、１〜２重
   量％混合されて成ることを特徴とする静電記録用現像剤
   。
2. （２）乳化重合により合成された重合体微粉末が、ポリ
   スチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
   ブチル、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチ
   レン−メタクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸メチ
   ル−メタクリル酸ブチル共重合体およびスチレン−メタ
   クリル酸メチル−メタクリル酸ブチル共重合体から選ば
   れた１種または２種以上の重合体から成る特許請求の範
   囲第１項記載の静電記録用現像剤。
3. （３）乳化重合により合成された重合体微粉末の平均粒
   径が、トナー粉末のそれより小さい特許請求の範囲第１
   項または第２項記載の静電記録用現像剤。
4. （４）乳化重合により合成された重合体微粉末の平均粒
   径は、０．２〜０．５μｍである特許請求の範囲第１項
   ないし第３項のいずれか１項記載の静電記録用現像剤。
5. （５）球形フェライトキャリアが混合されている特許請
   求の範囲第１項ないし第４項のいずれか１項記載の静電
   記録用現像剤。