JPS6351893A - 洗たく機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は洗たく機に係り、さらに詳細には、普通の洗た
くは勿論のこと、例えばウールのごときデリケートな衣
類をもソフト洗いすることのできる。従来にない新しい
機能を備えた改良された洗たく機に関するものである。

〔従来の技術〕

従来形法たく機に採用されている洗たく水の水流は５例
えば特公昭５８−５０７５９号公報に記載されているよ
うに、強力、標準、ソフト水流の３段式あるいは標準、
ソフト水流の２段式が一般的である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来形法たく機に採用されているソフト
水流は、他の強力、標準水流と撹拌翼の回転数は同一で
、制御時間、つまりオン時限の長さを短くしているのが
一般的である。これを換言すると、従来形法たく機を用
いてソフト洗いをおこなう場合は、洗いのトータル時間
が短くなるのみであり、布と撹拌翼とが接触する際の衝
撃力、つまり布に与えられるダメージは他の強力、標準
水流と変らず１本質的な意味でのソフト洗いとは言い難
い。

一方、近年における衣生活の多様化によるデリケートな
衣類の出現に加え、経費節減の意味で、これらデリケー
トな衣類を家庭の洗たく機で洗たくしたいという要望が
増大している。

しかし、これらデリケートな衣類を現在の家庭用洗たく
機でそのまま洗うにはダメージが大き過ぎ、衣類損傷の
原因となる。

他方、洗たく機には、例えばソックスのかかとやシャツ
のえり、そでなど、いわゆる汚れの目立つ部分をもきれ
いに洗い落とすことが要求されており、したがって前記
したごとき相反する洗たく方法、すなわちソフト洗いと
強力洗浄とを双方満足する洗たく機の開発が望まれてい
る。

ところで、一部の洗たく機には、ソフト洗い時における
撹拌翼の回転数を低下させる方式が採用されているが、
その制御方式は、マイクロコンピュータによる供給電力
制御方式であり、したがって本方式の採用は、専用モー
タとマイクロコンピュータ制御との組み合わせによる高
級機種のみに限られ、一般的ではない。

本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、
その目的とするところは、例えばソックスのかかととシ
ャツのえり、そでなど、普通の汚れは勿論のこと、ウー
ルのごときデリケートな衣類をもソフト洗いすることが
でき、しかも従来−膜形法たく機で採用されているソフ
ト洗いのように、運転時間のみを短くした洗い方と異な
り、布に与えるダメージを本質的に少なくした、従来に
ない新しい機能を備えた改良された洗たく機を低価格で
提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的は、洗たく水と被洗たく物とを正逆回転させる
撹拌翼を洗たく槽底部に備える洗たく機において、上記
に被洗たく物膜入口を有する有底状の洗い容器を、前記
撹拌翼と一体的に回転すべく洗たく槽内に着脱自在に装
着することによって達成される。

〔作用〕

しかして、本発明は、前記構成を採用することにより、
普通の汚れ落としを目的として洗たくをおこなう場合は
、撹拌翼に装着されている有底状の洗い容器を取り外せ
ばよく、洗い容器を取り外すことにより、従来と同様の
洗たくがおこなわれる。

これに対し、ウールなどのデリケートな衣類をソフト洗
いする場合は、前記した有底状の洗い容器を撹拌翼に装
着し、被洗たく物（必要があれば、洗剤をも同時に）を
洗い容器の中に投入して、さらに水を入れ、この状態で
撹拌翼を回転させれば、前記した洗い容器は撹拌翼と一
体的に正逆回転するため、洗い容器内の被洗たく物と撹
拌翼との間の相対的速度差は少なく、また被洗たく物の
外側は洗い容器によって拘束されているため、被洗たく
物は遠心力によって洗い容器の内周壁に成る程度の押付
力を受け、洗い容器とほぼ一体的に回転する。

しかして、洗たくタイマーが働いて撹拌翼の正回転が中
断されると、撹拌翼と共に動作する洗い容器も回転を停
止するが、このとき、洗たく水の慣性により、成る時間
、洗たく水と被洗たく物とは減速しながら正回転を続け
る。そして、その後、洗たくタイマーによって撹拌翼お
よび洗い容器が逆回転を開始する訳であるが、その際、
被洗たく物には、反転する水の衝突による適度な機械的
作用が働くものであって、以上のサイクルを繰り返しお
こなうことにより、本質的なソフト洗いが実行される。

〔実施例〕

以下、本発明を、自動２槽式洗たく機に適用し、た場合
を例にとり、第１図〜第３図の一実施例にヘ ノと介で説明すると、第１図は本発明洗たく機の全体構
成を示す縦断面図、第２図は本発明の要部である洗い容
器１６の縦断面図、第３図は第２図の平面図である。

本発明洗たく機の全体構成を示す第１図において、洗た
く槽１の底部中央には、減速機２が水封固定されている
。

減速機２の下端には、洗たく槽１の下方に設けられた本
体ベース３上に位置して、洗たくモータ４が防振支持さ
れており、洗たくモータ４の上端に軸支されている駆動
プーリ５からの回転力は、伝達ベルト６を介して従動プ
ーリ７に伝達される。

減速機２には、撹拌翼１１が軸支されており、撹拌翼１
１は、その中央部に位置して上方に突出する中空筒体８
を有し、中空筒体８の側壁には、リブ状の縦羽根９が複
数設けられており、また中空筒体８の底部には、主羽根
１０が複数設けられており、撹拌翼１１の上端には、中
空筒体８の開口部をふさぐキャップ１２が着脱自在に嵌
着されている。洗たく槽１の上方には、洗たく機の制御
を司る制御パネル１３が載置されており、この制御パネ
ル１３上に位置して、洗たくモータ４の通電をオンオフ
制御する洗たくタイマー１４や、洗たくタイマー１４の
オンオフ時限を選択して異なった制御サイクルの洗たく
水流を水流切換ボタン１５、その他の制御つまみ類が配
置されている。

１６は本発明法たく機の要部を構成する有底円筒状の洗
い容器で、洗い容器１６の上方には、被洗たく物膜入口
２４が開口しており、また図示実施例の場合、洗い容器
１６の胴部と底部とには、第２図および第３図に明示す
るように、透孔１７が多数穿設されており、洗い容器１
６は、撹拌翼１１を外包する形で当該撹拌翼１１の中空
筒体８に対し着脱自在に装着されている。すなわち、有
底円筒状洗い容器１６の中央部には、撹拌翼１１の中空
筒体８に挿入する筒体挿入部１８が形成され、また洗い
容器１６には、撹拌翼１１の中空筒体８と主羽根１０の
接続部近傍に設けた凹溝１９と係合する凸部２０が形成
されている。さらに、洗い容器１６には、撹拌翼１１の
中空筒体８に設けられている縦羽根９を避けた形で切込
溝２１が形成されており、また洗い容器１６には、主羽
根１０を避けた形で突体２２、さらには突体２２と対向
する位置に容器羽根２３が形成されており、前記構成よ
りなる洗い容器１６を撹拌翼１１に対して装着するには
、撹拌翼１１側の凹溝１９と洗い容器１６側の凸部２０
とが係合するまで洗い容器１６を押し下げてやわばよく
、この状態で洗い容器１６は、撹拌翼１１の主羽根１０
によって支持され、撹拌翼］１と一体的に正逆回転する
。−方撹拌翼１１から洗い容器１６を取れり外すには、
洗い容器１６を上方に引き上げてやればよい。

本発明は以上のごとき構成よりなり、本発明法たく機を
用いて普通の汚れ落としをおこなう場合は、撹拌翼１１
に装着されている有底状の洗い容器】６を取り外せばよ
く、洗い容器Ｊ６を取り外すことにより、従来と同様の
洗たくがおこなわれる。

これに対し、ウールなどのデリケートな衣類をソフト洗
いする場合は、前記した有底状の洗い容器１６を撹拌翼
〕−１に装着し、被洗たく物（必要があれば、洗剤をも
同時に）を洗い容器１６の中に投入して、さらに水を入
れ、この状態で撹拌翼１１を回転させれば、前記した洗
い容器１６は撹拌翼１１と一体的に正逆回転するため、
洗い容器１６内の被洗たく物と撹拌翼１１との間の相対
的速度差は少なく、また被洗たく物の外側は洗い容器１
６によって拘束されているため、被洗たく物は遠心力に
よって洗い容器１６の内周壁に成る程度の押付力を受け
、洗い容器１６とほぼ一体的に回転する。

しかして、洗たくタイマー１４が働いて撹拌翼の正回転
が中断されると、撹拌翼１１と共に動作する洗い容器１
６も回転を停止するが、このとき、洗たく水の慣性によ
り、成る時間、洗たく水と被洗たく物とは減速しながら
正回転を続ける。そして、その後、洗たくタイマー１４
によって撹拌翼］−１および洗い容器１６が逆回転を開
始し、被洗たく物も洗い容器１６の突体や容器羽根２３
と接触して逆転し始める訳であるが、その際、被洗たく
物には、反転する水の衝突による適度な機械的作用が働
くものであって、以上のサイクルを繰り返しおこなうこ
とにより、本質的なソフト洗いが実行され、布に与える
ダメージを少なくすることができる。

また本発明法たく機は、上方に被洗たく物膜入口２４を
有する有底状の洗い容器１６を撹拌翼１１に着脱自在に
装着するというすこぶる簡単な構成を採用し、従来一部
の高級機種に採用されている洗たく機のように、ソフト
洗い時における撹拌翼の回転数低下を、専用モータとマ
イクロコンピュータとの組み合わせによっておこなうも
のではないから、製品の価格を低コストに抑えることが
できる。

なお、図示実施例に示すごとく、洗い容器１６の周囲に
透孔１７を多数穿設しておけば、被洗たく物のソフト洗
い終了後、洗い容器１６を引き上げた場合、洗い容器１
６内の水は速かに洗たく槽１内に排水されるため、洗い
容器１６の引上げに要する力は小さくて済む。

また、第４図に示すように、洗い容器１６に対して把手
２５を付設しておけば、脱水終了後、洗い容器１６を被
洗たく物の受けかごとして利用する場合の取扱性を向上
させることができる。

さらに、第１図〜第３図の実施例においては、本発明を
、自動２槽式洗たく機に適用した場合について例示した
が、本発明を非自動２槽式洗たく機、さらには１槽式の
全自動洗たく機に適用することに問題はない。

〔発明の効果〕

本発明は以上のごときであり、図示実施例の説明からも
明らかなように、本発明によれば、例えばソックスのか
かとやシャツのえり、そでなと、普通の汚れは勿論のこ
と、ウールのごときデリケートな衣類をもソフト洗いす
ることができ、しかも従来刑法たく機で採用されている
ソフト洗いのように、運転時間のみを短した洗い方と異
なり、布に与えるダメージを本質的に少なくした、従来
にない新しい機能を備えた改良された洗たく機を低価格
で提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図は本発明の一実施例を示し、第
１図は本発明法たく機の全体構成を示す縦断面図、第２
図は本発明の要部である洗い容器１６の縦断面図、第３
図は第２図の平面図、第４図は本発明の他の実施例を示
す洗い容器１６の縦断面図である。 １・・・洗たく槽、１１・・・撹拌翼、１６・・・洗い
容器、１７・・・透孔、２５・・・把手。 第３区

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、洗たく水と被洗たく物とを正逆回転させる撹拌翼を
   洗たく槽底部に備える洗たく機において、上方に被洗た
   く物投入口を有する有底状の洗い容器を、前記撹拌翼と
   一体的に回転すべく洗たく槽内に着脱自在に装着してな
   ることを特徴とする洗たく機。 ２、特許請求の範囲第１項記載の発明において、有底状
   洗い容器の周囲に多数の透孔が穿設されている洗たく機
   。 ３、特許請求の範囲第１項または第２項記載の発明にお
   いて、有底状洗い容器に把手が付設されている洗たく機
   。