JPH01223996A - 洗たく物の部分洗い方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、洗たく物の部分洗い方法、さらに詳細には、
Ｙシャツのえり、そで、あるいはソックスのかかとやつ
ま先など、普通の洗たくでは落ちない汚れを手洗いによ
ることなく、洗たく機によって部分洗いすることのでき
る、洗たく物の部分洗い方法に関する。

〔従来の技術〕

洗たく槽内に回転自在に軸支された撹拌翼の上端に部分
洗い用のブラシを取り付ける技術が、先に実開昭６０−
５３２８２号公報に開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかして、−前記した従来提案に係る撹拌式洗たく機は
、撹拌翼の中央に立上がる棒状の先端に部分洗い用のブ
ラシを取り付け、この回転ブラシに洗たく物の頑固な汚
れ部分を押し付けて洗たくするというものであるが、同
公報に示されている撹拌式洗濯機によって洗たく物を部
分洗いする場合、以下に列挙するような問題があり、こ
の点で改善が望まれる。

すなわち、 （１）洗たく物の汚れ部分を回転ブラシに押し付け、　
る際、その洗たく物の下方部分がたれ下がり、回転中の
撹拌翼に巻き付いたり、振り回されたりするおそれがあ
り、洗たく物が不必要に傷められると同時に、この種作
業にわずられしさを伴うばかりでなく、危険でもある。

（２）また、他の洗たく物を普通の洗たく方法によって
洗たくしているとき、これと同時に回転ブラシによって
部分洗いをおこなうに際しては、前記（１）と同様、回
転ブラシに押し付けられている被洗たく物の下方部分が
たれ五かり、回転中の撹拌翼に巻き付くのみならず、洗
たく中の洗たく物にも巻き込まれるおそれがある。

（３）洗たく機撹拌翼の回転数は、洗たく物の布傷みを
考慮して、一般に、１００〜２０Ｏｒｐｍ程度の比較的
低速一定な値に設定されているが、撹拌翼に取り付けた
前記部分洗い用のブラシを１００〜２００ｒｐｍ程度の
低速で回転させた場合には、頑固な汚れを部分洗いする
回転類としては低過ぎ、作業が長くなる傾向を示す。

これとは逆に、部分洗い用ブラシを取り付けた撹拌翼の
回転数を、前記ブラシによる部分洗いに適した比較的高
速一定な値に設定すると、通常の洗たくに際し、撹拌翼
による洗たく物の布傷みが進むという不具合を生じる。

本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、
その目的とするところは、まず第１に、洗たく機によっ
て洗たく物を部分洗いするにあたり、この洗たく物の汚
れ部分をブラシなどの回転摩擦体に押し付ける場合に、
その洗たく物の下方部分がたれ下がり、回転中の撹拌翼
に巻き付いたり、振り回されたり、洗たく中の洗たく物
に巻き込まれたりすることがなく、ひいては、洗たく物
が不必要に傷められたり、この種作業にわずられしさを
伴うことなく、シかも危険のない洗たく物の部分洗い方
法を提供しようとするものである。

また、本発明は、頑固な汚れを短時間のうちに部分洗い
することができ、しかも通常の洗たくに際し、撹拌翼に
よる洗たく物の布傷みを防止することのできる、使い勝
手の点ですぐれた洗たく物の部分洗い方法を提供しよう
とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的は、洗たく槽内に回転自在に軸支された撹拌翼
の上方に部分洗い用の摩擦体を取り付け、この部分洗い
用摩擦体に洗たく物を押し付けて汚れを落とす洗たく物
の部分洗い洗たく方法において、前記部分洗い用摩擦体
と当該摩擦体を取り付けた撹拌翼との間を仕切板で仕切
り、かつ前記撹拌翼を回転駆動するモータの回転数を可
変として、前記部分洗い用摩擦体に洗たく物を接触させ
ることによって達成される。

〔作用〕

しかして、本発明によれば、部分洗い用摩擦体と当該摩
擦体を取り付けた撹拌翼との間を仕切板で仕切ることに
より、洗たく機によって洗たく物を部分洗いするにあた
り、この洗たく物の汚れ部分を回転摩擦体に押し付ける
場合に、その洗たく物の下方部分がたれ下がり、回転中
の撹拌翼に巻き付いたり、振り回されたり、洗たく中の
洗たく物に巻き込まれたりすることがなくなる。

なお、前記した仕切板は、洗たく物を回転摩擦体に押し
付けるに際し、必要に応じて一方の手の固定場所ともな
り、この種作業を安定的におこなう場合の一助となる。

また、本発明によれば、前記撹拌翼を回転駆動するモー
タの回転数を可変として、前記部分洗い用摩擦体に洗た
く物を接触させることにより、頑固な汚れを部分洗いす
る場合には、撹拌翼を回転駆動するモータの回転数を３
００〜６０Ｏｒｐｍ程度に大きくして、その作業を短時
間の内に済ませることができ、また通常の洗たくに際し
ては、従来と同様、撹拌翼を回転駆動するモータの回転
数を、１００〜２０Ｏｒｐｍ程度の低速に落とすことが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明を、図面にもとづいて説明すると、第１図
は本発明方法の実施に供される２槽式洗たく機の全体構
成を示す縦断正面図、第２図は第１図に符号２１で示す
仕切板の斜視図、第３図は本発明方法によって洗たく物
を部分洗いしている状態の斜視図である。

しかして、第１図において、洗たく機の外殻を構成する
外枠１には、洗たく槽２と水受槽３とが並設されており
、外枠１の下方には、本体ベース４が取り付けられてい
る。また、洗たく槽２および水受槽３の上方には、洗た
く機全体の制御を司る制御パネル５が取り付けられてお
り、前記本体ベース４には、極数変換などによって回転
数が変更可能な洗たくモータ６、さらには、これと並設
して、脱水モータ７がそれぞれ防振支持されている。

ここで、洗たく側に注目すると、８は洗たくモータ６の
上方に軸支された駆動プーリ、９は洗たく槽２の底部に
水密に固定され、かつ内部に規定の減速比を有する減速
機を示し、前記駆動プーリ８は、減速機９の入力側に軸
支された従動プーリ１０と伝達ベルト１１を介して連結
されている。

一方、減速機９の出力軸１２には、中空筒体１３および
その外周に上下に伸びる縦羽根１４を有する撹拌翼１５
が軸支され、洗たくモータ６の回転は、駆動プーリ８お
よび従動プーリ１０部分における伝達ベルト１１の巻径
の比率に、減速機９内部の減速比を乗じた値で減速され
、撹拌翼１５に伝達されて洗たく作用がおこなわれる。

洗たく槽２と水受槽３との槽壁を兼ねた仕切壁１６を除
く洗たく槽２の槽壁全周には、その上方に段部１７が形
成されており、この段部１７に載置する形で、第２図に
も示す仕切板２１、すなわち中央付近に突出口１８を有
し、外周に剛性を確保するためのフランジ１９および表
面に多数の突条２０を有する仕切板２１が着脱自在に取
り付けられている。また、中空筒体１３の上端には、こ
れと嵌合する形で、表面が網状あるいはブラシ状の摩擦
体２２が、そのヘッド部２３のみを仕切板２１の突出口
１８から突出して着脱自在に取り付けられている。摩擦
体２２と中空筒体１３との双方は、スプライン結合によ
って嵌合されており、中空筒体１３の回転力が摩擦体２
２に伝達される。

制御パネル５には、洗たく時間を制御する洗たくタイマ
ー２４と、洗たく時に水流の０Ｎ−ＯＦ　Ｆ時限サイク
ルを変化させる水流ボタン２５、さらには洗たくモータ
６の回転数を変化させる部分洗いボタン２６が配置され
ている。

しかして、図示実施例に示す洗たく機を用いて洗たく物
を部分洗いする場合の動作は以下のとおりである。

すなわち、まず、洗たく槽２に仕切板２１をセットし、
部分洗い用の摩擦体２２を中空筒体１３の先端にはめ込
む。次に、部分洗いボタン２６を押して、洗たくタイマ
ー２４を回し、第３図に示すように、洗たく物を摩擦体
２２のヘッド２３部分に押し付けるものであって、摩擦
体２２は、前もって設定しである部分洗いに適当な３０
０〜６０Ｏｒｐｍ程度の回転数で回動する。なお、摩擦
体２２、ひいては撹拌翼２４を回転駆動する洗たくモー
タ６に対し、部分洗い専用の回転数を１段あるいは複数
段に設定しておけば、部分洗いボタン２６、さらには通
常洗たく時における水流ボタン２５の選択操作をワンタ
ッチでおこなうことができ、洗たく機の操作性が損われ
るものではない。

ところで、図示実施例においては、本発明を、洗たく槽
と脱水槽とを並設した２槽式洗たく機に適用した場合に
ついて例示したが、本発明は、これ以外に、洗たく槽と
脱水槽とを兼用した全自動洗たく機に適用することもで
きる。

〔発明の効果〕

本発明は以上のごときであり、本発明によれば、部分洗
い用摩擦体と当該摩擦体を取り付けた撹拌翼との間を仕
切板で仕切ることにより、洗たく機によって洗たく物を
部分洗いするにあたり、この洗たく物の汚れ部分を回転
摩擦体に押し付ける場合に、その洗たく物の下方部分が
たれ下がり、回転中の撹拌翼に巻き付いたり、振り回さ
れたり、洗たく中の洗たく物に巻き込まれたりすること
がなく、ひいては洗たく物が不必要に傷められたり、こ
の種作業にわずられしさを伴うことなく、しかも危険の
ない部分洗いをおこなうことができる。

なお、前記した仕切板は、洗たく物を回転摩擦体に押し
付けるに際し、必要に応じて一方の手の固定場所ともな
り、この種作業を安定的におこなう場合の御坊となるこ
とは既述したとおりである。

また、本発明によれば、前記撹拌翼を回転駆動するモー
タの回転数を可変として、前記部分洗い用摩擦体に洗た
く物を接触させることにより、頑固な汚れを部分洗いす
る場合には、撹拌翼を回転駆動するモータの回転数を３
００〜６００ｒｐｍ程度に大きくして、その作業を短時
間の内に済ませることができ、また通常の洗たくに際し
ては、従来と同様、撹拌翼を回転駆動するモータの回転
数を、１００〜２００ｒｐｍ程度の低速に落とすことに
より、撹拌翼による洗たく物の布イ３みを防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の実施に供される２槽式洗たく機の
全体構成を示す縦断正面図、第２図は第１図に符号２１
で示す仕切板の斜視図、第３図は本発明方法によって洗
たく物を部分洗いしている状態の斜視図である。 ２・・・洗たく槽、６・・・洗たくモータ、１５・・・
撹拌翼、第１０ ｔ５−ｊ’ｌ評翼

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、洗たく槽内に回転自在に軸支された撹拌翼の上方に
   部分洗い用の摩擦体を取り付け、この部分洗い用摩擦体
   に洗たく物を押し付けて汚れを落とす洗たく物の部分洗
   い方法において、前記部分洗い用摩擦体と当該摩擦体を
   取り付けた撹拌翼との間を仕切板で仕切り、かつ前記撹
   拌翼を回転駆動するモータの回転数を可変として、前記
   部分洗い用摩擦体に洗たく物を接触させることを特徴と
   する洗たく物の部分洗い方法。 ２、特許請求の範囲第１項記載の発明において、洗たく
   槽と脱水槽とを並設した２槽式洗たく機の洗たく槽内に
   位置して、その洗たく槽内に回転自在に軸支された撹拌
   翼の上方に部分洗い用の摩擦体を取り付け、前記部分洗
   い用摩擦体と当該摩擦体を取り付けた攪拌翼との間を仕
   切板で仕切り、かつ前記撹拌翼を回転駆動するモータの
   回転数を可変として、前記部分洗い用摩擦体に洗たく物
   を接触させる洗たく物の部分洗い方法。 ３、特許請求の範囲第１項記載の発明において、洗たく
   槽と脱水槽とを兼用とした全自動洗たく機の洗たく兼脱
   水槽内に位置して、その洗たく兼脱水槽内に回転自在に
   軸支された撹拌翼の上方に部分洗い用の摩擦体を取り付
   け、前記部分洗い用摩擦体と当該摩擦体を取り付けた撹
   拌翼との間を仕切板で仕切り、かつ前記撹拌翼を回転駆
   動するモータの回転数を可変として、前記部分洗い用摩
   擦体に洗たく物を接触させる洗たく物の部分洗い方法。 ４、特許請求の範囲第１項〜第３項のいずれかに記載の
   発明において、攪拌翼を回転駆動するモータに対し、部
   分洗い専用の回転数をあらかじめ設定して、部分洗い用
   摩擦体に洗たく物を接触させる洗たく物の部分洗い方法
   。