JPS635143Y2 - - Google Patents

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JPS635143Y2
JPS635143Y2 JP12861181U JP12861181U JPS635143Y2 JP S635143 Y2 JPS635143 Y2 JP S635143Y2 JP 12861181 U JP12861181 U JP 12861181U JP 12861181 U JP12861181 U JP 12861181U JP S635143 Y2 JPS635143 Y2 JP S635143Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、列車に複数個備えられ、そのいず
れか1つを操作することにより、列車の全扉を開
閉する列車の扉開閉スイツチに関する。
従来の列車の扉開閉スイツチは、扉開用押釦と
扉閉用押釦を軸によつて一体化し、この軸に引張
りばねによつて連結された腕が、軸の上下運動に
よつて転換して電気接点を開閉するようになつて
いる。そして、扉開用押釦を押上げると、腕が転
換して接点が開となり扉開閉用電磁弁に通電され
て扉が開き、操作している手を離しても種々の機
構によつて、スイツチは扉開状態を保持し、つぎ
に、扉閉用押釦を押下げると、腕が復帰して接点
が開き、扉開閉用電磁弁への通電が停止して扉は
閉じる。
ところで、上記の扉開閉スイツチは列車に複数
個備えられた場合、どのスイツチによつても扉を
開き得るようになつているが、扉を閉じる際は、
扉開操作をしたスイツチでしか扉開操作をするこ
とができない。
そこで、扉開閉用押釦を自己復帰型とした扉開
閉スイツチを使用し、扉開閉用電磁弁との間に自
己保持作用をする回路を継電器により構成し、任
意のスイツチによつて扉を開き、任意のスイツチ
によつて扉を閉じ得る扉開閉装置が考案されてい
る。しかしながら、自己復帰型スイツチを使用す
ると、扉開操作をしたスイツチがどの位置のもの
か、いわゆる履歴が残らない。この履歴が残らな
いことは、扉が異常時、例えば列車走行時等に開
いた場合の検査、修理に非常に不都合である。
この考案は、扉開用押釦と扉閉用押釦を一体化
する軸の移動を、電磁コイルにより阻止し得るよ
うにするとともに、その電磁コイルの励磁を別の
コイルで打消し得るようにし、任意のスイツチで
扉の開閉を行ない得るとともに、履歴が残る扉開
閉スイツチを提供しようとするものである。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図および第2図に示すように、この考案の
扉開閉スイツチAは、スイツチ基板1上に作動軸
2が軸受3,4を介してその軸方向にのみ移動自
在に設けられ、この軸2の外周における軸受4と
一端に形成されたストツパー5との間には、ばね
6が設けられ、このばね6によつて、軸2が一端
方向(図において下方)に付勢されている。
軸2の一端には扉開用釦7の取付リング8が回
転自在に嵌め込まれ、このリング8に形成された
回転方向の長孔9にストツパーピン10が通され
て軸2に挿し込まれ、このピン10によつて、軸
2に扉開用押釦7が一体に取付けられている。リ
ング8の外周面には軸方向の突条11が形成さ
れ、この突条11の先端が軸受3の内面に形成さ
れた円周方向の溝12に嵌まり込み、この溝12
の一側には軸受3の両端面に開口する案内溝13
が形成され、突条11を案内溝13に対応させ
て、扉開用釦7を押上げることにより、軸2がば
ね6に抗して上方に移動する。また、軸2と扉開
用釦7との間には第2図に示すように捻りばね1
4が設けられ、このばね14′は、軸2に対し扉
開用釦7を第1図において左方に回転するように
付勢し、釦7をばね14′に抗して右に回して押
上げないかぎり、軸2が移動しないようになつて
いる。
作動軸2の中央部には巻回方向が逆にされた保
持コイル14とリセツトコイル15が設けられ、
保持コイル14に通電されると、軸2の移動が阻
止され、すなわち、ばね6に抗して軸2が押上げ
られた状態が保持され、その状態で、リセツトコ
イル15が通電されると、このリセツトコイル1
5の磁束によつて保持コイル14の励束が打消さ
れて、軸2の移動阻止作用が解消される。なお、
両コイル14、15は基板1上に固定された磁気
枠16に設けられ、この枠16に上述の軸受4が
設けられている。
さらに、作動軸2の他端には対向する面に貫通
する軸方向の長孔17が形成され、この長孔17
に軸受4に固定したピン18が挿通されて軸2の
回転が阻止されている。また、軸2の他端には扉
閉用釦19が軸方向に移動自在に嵌め込まれ、こ
の釦19の先端に長孔17を貫通したピン20が
固定されて、軸2からの釦19の離脱が防止さ
れ、さらに、釦19はばね21によつて常に第2
図において上方に付勢されている。
扉閉用釦19の外面には凸部22が形成され、
この凸部22を含む外面に面して扉開用接片23
およびリセツト接片24が設けられ、両接片2
3,24は釦19方向への付勢力を有し、両接片
23,24に設けられた摺接ローラ23′,2
4′が釦19の外面に摺接することにより、両接
片23,24が釦19に近づいたり、遠ざかつた
りする。両接片23,24にはそれぞれ扉閉用接
点25、リセツト接点26が対応して設けられて
おり、一方のローラ23′が凸部22に当接する
時、扉開用接片23は接点25から離れ、他方の
ローラ24′が凸部22に当接する時、リセツト
接片24は接点26に接するようになつている。
つぎに、扉開閉スイツチA内の電気的接続方法
およびスイツチAを列車に備えた際の電気的接続
方法について説明する。
第5図に示すように、列車の各扉の開閉用電磁
弁27は継電器28のa接点28aを介して電源
に接続され、この継電器28のコイル28bは各
扉開閉スイツチAの扉開用接点25に接続されて
いる。また、各スイツチAの両接片23,24は
電源に接続され、各扉開用接点25は、相互に接
続されているとともに保持コイル14に接続さ
れ、さらに、リセツト接点26も、相互に接続さ
れているとともにリセツトコイル15に接続され
ている。なお、図面においては、2つのスイツチ
Aしか記載されていないが、必要に応じて任意数
のスイツチAが上記接続方法に沿つて接続される
ことは勿論である。
この考案の列車の扉開閉スイツチは以上のよう
に構成されており、つぎにその作用について説明
する。
まず、第1図は扉が閉じられていて何も操作が
なされていない状態、第4図a図は扉開操作時、
同b図は扉閉操作時、同c図はリセツト操作時を
それぞれ示す。
いま、列車の全扉が閉じている第1図の状態に
おいて、扉開用押釦7を右回転させて押圧する
と、突条11が案内溝13を通つて軸2が上方に
移動し、第4図a図に示すように、扉閉用押釦1
9も上方に移動して扉開用接片の摺動コロ23′
が凸部22から降りて接片23が接点25に接触
し、保持コイル14に通電されるとともに、継電
器28のコイル28bに通電される。この継電器
28のコイル28bへの通電によりそのa接点2
8aが閉じて各電磁弁27が作動し、全扉が開か
れる。一方、保持コイル14への通電により磁束
が生じ、その磁束は、作動軸2、磁気枠16と流
れて、軸2は磁気枠16に吸着される。この吸着
力がばね6の付勢力より大きくなるように設定さ
れているので、軸2は磁気枠16に吸着されたま
まで、第4図a図の状態が保持されて、各扉の開
放状態が維持される。
上記第4図a図の状態においては、扉開操作が
なされたスイツチA(第5図の左側)以外のスイ
ツチA(同図の右側)の保持コイル14にも通電
されることとなるが、それらのスイツチAは、第
1図および第2図に示すように作動軸2の中央部
が磁気枠16からずれているとともに、ばね6の
付勢力が働らいているため、軸2が引き上げられ
て扉開操作状態となることはない。
つぎに、扉を閉じる場合において、扉開操作し
たスイツチA(第5図左側)の扉閉用押釦19を
押下げると、第5図b図に示すように、扉開用接
片23のコロ23′が凸部22に乗り上がつて当
接し、接片23が接点25から離れて、保持コイ
ル14への通電が遮断されるとともに、継電器2
8のコイル28bへの通電が遮断される。このコ
イル28bの通電が遮断されると、そのa接点2
8aが開いて扉開閉用電磁弁27の作動が停止し
て扉が閉じる。一方、保持コイル14への通電が
遮断されることにより、軸2は磁気枠16の吸着
力から解放されてばね6の復元力によつて押戻さ
れ、第1図の状態に復帰する。
さらに、扉を閉じる場合において、扉開操作を
しなかつたスイツチA(第5図右側)の扉閉用押
釦19を押下ると、第4図c図に示すように、そ
のスイツチAの両接片23,24のコロ23′,
24′が共に凸部22に当接し、リセツト接片2
4が接点26に接触する。この接触により、接点
24が電源に接続されるため、接点24、接点2
6及びリセツトコイル接続線を介して、全スイツ
チAのリセツトコイル15に通電されて、扉開操
作したスイツチA(第5図左側)のリセツトコイ
ル15が励磁される。この励時により生じた磁束
は、保持コイル14の励磁によつて生じている磁
束を打消す働きをするので、軸2は、磁気枠16
の吸着力から解放され、ばね6によつて押戻さ
れ、第1図の状態に復帰する。この軸2の復帰に
より、第4図a図および第5図左側に示すスイツ
チAの状態から、扉閉用押釦19が下方に下がつ
て、第1図に示す状態となり、扉開用接片23の
コロ23′が凸部に乗り上がつて、接片23が接
点25から離れ、継電器28のコイル28bへの
通電が遮断されて上記と同様に扉が閉じる。
上記リセツト操作時(第4図c図)、全スイツ
チAのリセツトコイル15が励磁されることとな
るが、上述の扉開操作時と同様に扉開操作したス
イツチA以外のスイツチAの軸2は動くことはな
い。
以上のように、この考案の列車の扉開閉スイツ
チによると、扉開用押釦と扉閉用押釦を一体化す
る作動軸の移動を、電磁コイルにより阻止し得る
ようにするとともに、その電磁コイルの励磁を別
のコイルで打消し得るようにしたので、任意のス
イツチで全扉の開閉操作を行なうことができると
ともに、扉開操作の履歴が残り、実用上大なる効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の列車の扉開閉スイツチの実施
例を示し、第1図は扉開閉スイツチの無操作状態
の正面図、第2図は第1図の切断右側面図、第3
図a図は第1図の拡大下面図、同b図は第1図の
要部拡大図、第4図各図はそれぞれ扉開閉スイツ
チの操作状態説明図であり、同a図は扉開操作
時、同b図は扉閉操作時、同c図はリセツト操作
時、第5図は概略配線図である。 A……扉開閉スイツチ、1……スイツチ基板、
2……作動軸、3,4……軸受、6……ばね、7
……扉開用押釦、14……保持コイル、15……
リセツトコイル、19……扉閉用押釦、20……
ストツパー、21……ばね、22……凸部、23
……扉開用接片、24……リセツト接片、25…
…扉開用接点、26……リセツト接点、27……
扉開閉用電磁弁、28……継電器、28a……a
接点、28b……コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スイツチ基板に作動軸を軸受を介してその軸方
    向に移動自在に設け、この作動軸にはストツパー
    を設けて所定距離のみ移動可能とし、作動軸には
    ばねにより一方への復元力を付与し、作動軸の一
    端には前記ばねに抗して作動軸を他方に移動する
    扉開用押釦を一体にし、作動軸の他端には外周面
    に凸部を有する扉閉用押釦を軸方向に移動自在に
    設け、この扉閉用押釦にはばねにより他方への復
    元力を付与するとともに作動軸からの離脱防止用
    ストツパーを設け、扉閉用押釦の外周面には上記
    スイツチ基板に固定された扉開用接片およびリセ
    ツト接片を摺接自在に当てがい、両接片にはそれ
    ぞれに対応する扉開用接点およびリセツト接点を
    臨ませ、上記作動軸には、その軸のばねの復元力
    による移動を阻止する保持コイル及び保持コイル
    の励磁を解消するリセツトコイルをそれぞれ付設
    し、保持コイルは扉開用接点に接続するととも
    に、リセツトコイルはリセツト接点に接続し、か
    つ、扉開用接片およびリセツト接片はそれぞれ電
    源に接続し、扉開用接点は、扉開閉用電磁弁を制
    御する継電器に接続するとともに、リセツト接点
    は列車に備えられた他の全扉開閉スイツチのリセ
    ツト接点に接続し、さらに、上記扉開用接片は扉
    閉用押釦の凸部に当接する際扉開用接片から離
    れ、上記リセツト接片は扉閉用押釦の凸部に当接
    する際リセツト接点に接触することを特徴とする
    列車の扉開閉スイツチ。
JP12861181U 1981-08-27 1981-08-27 列車の扉開閉スイツチ Granted JPS5834245U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12861181U JPS5834245U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 列車の扉開閉スイツチ

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JP12861181U JPS5834245U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 列車の扉開閉スイツチ

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JPS5834245U JPS5834245U (ja) 1983-03-05
JPS635143Y2 true JPS635143Y2 (ja) 1988-02-12

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ID=29922302

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JP12861181U Granted JPS5834245U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 列車の扉開閉スイツチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5805484B2 (ja) * 2011-09-29 2015-11-04 公益財団法人鉄道総合技術研究所 可動式ホーム柵に配置される操作盤装置

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JPS5834245U (ja) 1983-03-05

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