JPS6350533A - 紡機用メタリツクワイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は紡績１穆の主として梳綿機に使用する、紡機用
メタリックワイヤの改良ｔこ関するものである。

従来の技術および問題点 従来、梳綿機は１時間当シの生産量がａＯＫＰ程度の条
件で紡出されていた。

しかし、最近の高速高生産領域のきびしい紡出条件下で
は、紡出したスライバの品質向上と摩針周期の延長、つ
まり省力化が要求され、また安定操業と経済的な面から
高耐摩耗性で寿命が長く、スライバ中のネップが少ない
ことが要求されている。従って、従来この耐摩耗性、摩
針周期の延長を図るためｔこα８％〜Ｌ１％の炭素鋼材
に焼入を施したものが使用されているが、耐摩耗性が不
十分で寿命の点で上記要件を満足するものが得られない
という問題点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解消するものであ）、０、Ｏｒ、
Ｗ、Ｖ元素を含有する合金鋼線を素材として、熱処理に
よりマルテンサイト基地中をこ炭化物を分散させた耐摩
耗性の高いメタリックワイヤを提供するものである。

以下本発明の１実施例を説明する。

実施例 ＣをＬ１５％、Ｃｒをα２％、Ｗを０．８％、Ｖをα２
％含んだ合金鋼を、球状化焼鈍し、所定のメタリックワ
イヤの形状に成珍し、８５０〜９００℃の条件下で焼入
れし、２００〜２８０’Ｃ４こて焼戻しを行って耐摩耗
性をこ優れたメタリックワイヤを得九。

メタリックワイヤ形成素材として用いる合金鋼線中ｔこ
含まれるｃ量はＬＯ〜１２％、Ｃｒ量は１ｌＬｌ〜α８
％、Ｗ量はα５〜１５％、ｖ−Ｈは１０５〜０．６％の
範囲内−こあることが望ましく、少ないと耐摩耗性向上
に有効なる炭化物が少なくなり、又それ以上に多いと加
工性が悪くなる。

作　　用 上記本発明の紡機用メタリックワイヤを用いて、下記の
条件下で高速高生産紡出を行なった結果について説明す
る。

シリンダ回転数　　４５　Ｏｒｐｍ ドツファ回転数　　　３６　ｒｐｍ 紡出ゲレン　　　　５００　ｇｒ／６ＹＤ生　　産　　
量　　　　　　　５　０　Ｋ９／ｈｒ糸　　番　　手　
　　　　　綿　１０〜２０′８本発明の詳細な説明する
ために、図面※こ梳綿機の生産量とスライバ中のネップ
数の関係を示す。Ａは本発明の紡機用メタリックワイヤ
、Ｂは従来のメタリックワイヤの場合を示す。

スライバ中のネップ数が管理限界ｔこ来た時１こメタリ
ックワイヤの歯先を砥石にて置針するが、本発明の紡機
用メタリックワイヤを用いると置針周期が従来の３倍以
上になることがわかる。

又、従来の紡機用メタリックワイヤはネップ数が急速ｔ
こ多く、歯先を置針しても働面稜紳の摩耗のために使用
初期の如き少ないネップ数と々らないが、本発明の紡機
用メタリックワイヤは歯先の置針によシ著しくネップ数
を減少させることができる。

発明の効果 本発明の紡機用メタリックワイヤは上記の構成よシなる
ため耐摩耗性を著るしく向上し、スライバ品質を長らく
維持することができる。

また、メタリックワイヤの歯先の置針周期が従来の３倍
以上となるため梳綿機の保全を容昌とする等の優れた効
果を有する発明である。

【図面の簡単な説明】

図面は梳綿機の生産量とネップ数との関係を示す曲線図
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｃ含有量１．０〜１．２％、Ｃｒ含有量０．１〜０．８
   ％、Ｗ含有０．５〜１．５％、Ｖ含有量０．０５〜０．
   ６％である合金鋼線材を所定のメタリックワイヤ形状に
   成形し、熱処理によって該メタリックワイヤのマルテン
   サイト基地中に炭化物を分散せしめてなることを特徴と
   する紡機用メタリックワイヤ。