JPS63502573A - インキ印字ヘツドにおけるインキ出口開口の密閉と掃除とを行なうための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 インキ印字ヘッドにおけるインキ出口開口の密閉と掃除とを行なうための方法及 び装置本発明は請求の範囲第１項と第３項の上位概念部に口の密閉と掃除とを行 なうための方法及び装置に関する。

インキ印字ヘッドのインキ圧が零であるがそれ以下であるいわゆる低圧方法で作 動させられるインキ印字装置の確実な運転にとっては、インキ通路が常に完全に インキで充たされていることがきわめて重要である。

通路及び（又Ｆｉ）ノズル範囲における汚れ及び空気又はガスの気泡はインキ印 字ヘッドの機能を著しく妨げ、完全な故障を惹起することも少なくない。時間的 に制限された過圧によってインキを通路及びノズル範囲を通過させる掃除過程に ょυ前述の機能障害は除かれ得る。

印字ヘッドにおける圧力ポンチをマニアル操作することによって短詩的に過圧を 生ぜしめる掃除装置は既に公知である（西ドイツ国特許第２６１０５１８号明細 書）。静的な負圧を改めて形成すると各ノズル開口においては改めて所望の負の インキメニスカスが形成される。しかし、掃除過程によって消費されたインキ量 は大きな範囲で変動し、著しい損失もしくは供給問題をもたらす。

インキ印字ヘッドを掃除しかつ印字過程の間で密閉するためには西ドイツ国特許 出願公開第３２０７０７２号明細書によればインキ印字ヘッドのための密閉兼掃 除装置が公知である。この密閉兼掃除装置はノズルプレートの前に旋回可能に配 置されたシールプレートを有シ、このシールプレートがノズルプレートの出口開 口の範囲にシャープな縁を有しかつシールプレートとノズルプレートとに圧着力 を生ぜしめる締付は部材によって保持されている。シールシレー）ｔ−駆動する ためにはクランク機構が設けられ、このクランク機構のクランクピンはシールプ レートのスリット内に係合しかつ２つのストッパの間で往復運動可能である。掻 取部材はこの場合にはプラスチックから成っていることができる。

西ドイツ国特許出願公開第３５０８５６１号明細書に開示されたインキ印字ヘッ ドのためのコンビネーションされた密閉兼掃除装置はインキ印字ヘッドの出口範 囲にモータで接触させられる可動なスライダから構成されている。このスライダ は掃除インキを受容するための通路と切欠きを有している。第１の運転状態では この切欠きは出口ノズルの前にあシ、これを開放する。掃除状態ではスライダは 順次出口ノズルの上にもたらされ、出口ノズルが掃除される。この場合にはスラ イダの通路は掃除インキを排出させる。

さらに西ドイツ国特許出願公開第３００５３９４号明細書によれば印字ノズルの 出口範囲をインキで見たされたギャップを介してシールすることが公知である。

本発明の課題は冑頭に述べた形式の方法と装置を改良し、大きな費用なしで一方 ではインキ出口開口の密閉が可能であシ、他方ではインキ出口開口の残滓のない 掃除が可能であるようにすることである。

この課題は冒頭に述べた方法と装置とにおいて請求の範囲第１項と第３項の特徴 部分に記載された構成によって解決された。

本発明の有利な実施態様は請求の範囲第２項又は第４項以下に記載されている。

インキ印字ヘッドにおけるインキ出口開口がインキで充たされた間隙によって覆 われることにょシ、一方では静止状態でインキ出口開口の完全でかつ確実な密閉 が行なわれ、他方では乾燥した残滓が形成されなくなる。何故ならばインキ自体 が場合によっては乾燥したこの残滓を再び溶解するからである。

インキギャップを充填するためには単に、インキ印字ヘッドをパーキング位置に もたらし、インキ印字ノズルを改めて作動することでこのインキギャップを再び 充たすことしか必要ではない。

本発明の有利な１実施例においてはインキギャップからインキを除くために利用 される掻取部材をインキ出口ノズルを密閉するためにも利用されている。

この場合には掻取部材とカバ一部材はインキ印字ヘッドに配属され、かつインキ 印字ヘッドに配置されたモータ装置により作動させられるが、密閉兼掻取部材は 印字ドラムの外側でインキ印字ヘッドのパーキング位置に配置しかつ別個の作動 装置にょシ作動させることも可能である。

本発明の別の１実施例においては密閉兼掻取部材はカバークッションを有し、こ のカバークッションが網目の細かい、毛細管作用を有する織物から構成されてい る。密閉するためにはこのクッションがインキ出口開口の前にもたらされ、そこ でクッションは毛細管作用によってインキ出口開口からインキを一杯に吸込み、 インキ膜で出口開口を閉鎖する。

この実施例ではカバークッション自体が掻取部材として作用することができる。

この場合には付加的な機械的なギャップ形成とインキ系における圧力上昇によっ てギャップをインキで充たすことは不要になる。

本発明は低圧原理で働くすべてのインキ印字ヘッドに使用することができる。こ のインキ印字ヘッドは圧電式の駆動装置ヲ有するものであってもエレクトロチル ミック式の変換器を有するものであってもよい。

図面には本発明の１実施例が示されておシ、以下にこれについて詳述する。この 場合、 第１図はインキ出口開口がインキによって密閉されているインキ印字ヘッドのイ ンキ出口範囲全概略的に示した図、 第２図は同じインキ印字ヘッドを掃除過程において示した概略的な断面図、 第３図は印字台車の上にあるインキ印字ヘッドと力／々−装置と掃除装置とを作 動する所属の装置との概略的な側面図である。

圧電変換器とエレクトロチルミック変換器とのどちらを有していてもよいインキ 印字ヘッド１はインキ印字装置の印字台車２の上で案内レール３に沿ってモータ で移動可能に支承されている。印字台車２の上にはさらに変換可能なインキ貯え 容器４が配置され、しかもインキ印字ヘッド１に所定の静的な負圧が生せしめら れるようにいくらかインキ印字ヘッド１の下側に配置されている。

インキ印字ヘッド１にはインキ出口開口を密閉しかつ掃除するだめの装置が配属 されている。該装置はカバ一部材５と掻取部材６とから構成されている。掻取部 材はカバ一部材と一緒に電気モータ装置７を介してインキ印字ヘッドのインキ出 口開口の上に動かされる。

第１図に示された運転状態、つまシ第３図に示すようにインキ印字ヘッドが印字 台車２で、図示されていない印字ドラムの横の側方のパーキング位置に搬送され た状態では、掻取部材６は小さな間隔ａをおいて、インキ供給通路９を有するイ ンキ印字ヘッド１のインキ出口開口８の前に位置している。この場合にはカバ一 部材５Ｊ／ｉ、インキ出口開口８のすべての出口範囲を覆っている。インキ出口 開口８に対する間隔ａは弾性的な材料から成る掻取部材６０幅に相応して設定さ れている。カバ一部材５はインキ出口開口８を有するノズルプレート１０との間 にギャップ１１を形成している。

カバ一部材５の上方部分にはさらに排気通路１２が配置されている。シールリッ プ１３はギャップ１１を下方に対して遮蔽している。

前記装置は以下の如く作用する： 第６図に相応してインキ印字ヘッドがパーキング位置にもたらされると、ノズル プレート１０は間隔ａをおいてカバ一部材の前に位置するようになる。次いで中 央の印字制御装置を介してインキ印字ヘッド、しかもインキ印字ヘッドにおける すべての変換部材が作動させられ、ギャップ１１がインキ１９で充たされる。

ギャップ１１の幅が狭くかつシールリップ１３でギャップ１１の下部が閉鎖され ていることに基づいてインキがギャップ１１から流出することはない。インキ自 体はインキ出口開口８を適当にシールするために役立つ。排気通路１２が設けら れていることによりギャップ１１はインキで充たされやすくなる。この場合には インキもしくはインキで充たされたギャップ１１の極わずかな範囲しか空気に触 れないので、ギャップの範囲におけるインキの乾燥は実地において生じない。こ の乾燥は比較的に長時間に互って印字装置を稼働させない場合にも発生しない。

印字装置の運転を開始する前には、電気モータ装置７により突子１４を介して、 案内１５で案内されたカバー及び掻取部材が矢印方向で下方に向かって動かされ る。この場合に、弾性材料から成る掻取部材６はインキ出口開口を擦過し、ひい てはギャップ１１内にあるインキを掻取る。例えば弾性的なプラスチックから成 るシールリップ１３は掻取部材６におけるインキを除去する。インキをギャップ １１から掻取る場合には掻取部材に力Ｆが作用させられる。

印字運ｋｔ−きわめて長い時間に亙って中断した場合にはインキ膜の代りにカバ 一部材を第２図に示すようにインキ出口開口の前に配置し、インキ出口開口を掻 取部材により緩うことも可能である。印字装置の運転を再開する前には前述の掃 除過程を繰返すことしか必要ではない。

掻取過程によりギャップ１１から押除けられたインキ１９はシールリップ１３で 掻取られ、適当な残シインキ受は装置１８によって受けられる。

第６図に示された作動装置の代シに、掻取及びカバ一部材を西ドイツ国特許出願 公開第５２０７０７２号に開示されている装置を用いて作動することもできる。

この装置はインキ印字ヘッドに直接的に配設されている。この場合にはインキ出 口開口からのインキの拭い取りは水平方向でも鉛直方向でも行なうことができる 。

構造的には第１図と第２図に相応している１実施例においては、壁厚さａを有す る掻取部材５は厚さが例えば０．１〜０．２闘でかつ網目幅が３０μｍであるフ ィルター織物もしくは高級鋼織物から構成されている。インキ出口開口８を密閉 するためにはカバークッションとして構成されたカバ一部材６はインキ出口開口 の前に移動させられ、そこでカバ一部材６は毛細管作用でインキ１９をインキ出 口開口から吸込む。この結果、インキ出口開口の前には本来のシールを行なうイ ンキ膜が形成される。この場合には掻取部材６自体がカバ一部材（カバークッシ ョン）として作用するのでカバ一部材を介して機械的にギャップを形成する必要 はなくなる。カバ一部材５はカバークッションを介してインキ出口開口８に支え られるのでカバ一部材５ｔｌ−介して付加的にギャップを形成する必要はもはや ない。

国際調査報告 ｍ−＾−ｍｋ　ＰＣＴ／ＤＥ　８フ１０００５フ、−−−−−、、−−−−−、 、−−−−９Ｍ／Ｍ　１１７ノ６６（ｌｓ７ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　、ｄＥ　ｒＮＴ ＥＲＮＡＴｒＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥＰＯＲτ０ＮＤＥ−Ａ−３１１３８１ ６２１／１０／８２　Ｎｏｎｅ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．インキ印字ヘッドにおけるインキ出口開口の密閉と掃除とを、インキ出口開 口（８）を覆うカバー及び掻取部材（６，５）を用いて行なう方法において、（ イ）インキ印字ヘッド（１）とカバー部材（５）との間の相対運動により、ギヤ ップ（１１）を形成する間隔をおいてカバー部材（５）でインキ出口開口（８） を覆うこと、 （ロ）インキ出口開口（８）を介して前記ギヤツプ（１１）をインキで充たすこ と、 （ハ）前記ギヤツプ（１１）におけるインキ（１９）を掻取部材（６）の拭い取 り運動によつて除去すること、 上記（イ）、（ロ）（ハ）の順序で実施される（イ）、（ロ）、（ハ）の方法段 階から成ることを特徴とする、インキ印字ヘッドにおけるインキ出口の密閉と掃 除とを行なうための方法。
2. ２．ギヤップ（１１）におけるインキ（１９）を除去したあとで掻取部材（６） をインキ出口開口（８）に接触させかつインキ出口開口（８）を密閉する、請求 の範囲第１項記載の方法。
3. ３．請求の範囲第１項の方法を実施するための装置において、第１の運転状態で カバー部材（５）たけがギヤツプ（１１）を形成する間隔をおいてインキ出口開 口（８）を覆い、次いでこのギヤツプ（１１）がインキ出口開口（８）を介して インキ（１９）で充たされ得るように、かつ第２の運転状態で掻取部材（６）が インキ出口開口（８）を擦過し、ギヤツプ（１１）内にあるインキ（１９）を除 去するように、カバー及び掻取部材（６，５）とインキ印字ヘッド（８）が相対 的に運動可能に支承されていることを特徴とする、インキ印字ヘッドにおけるイ ンキ出口開口の密閉と掃除とを行なうための装置。
4. ４．掻取部材（６）とカバー部材（５）とが相上下して配置されており、カバー 部材（５）が掻取部材（６）を越えて突出しておりかつギヤップ（１１）を形成 してインキ出口開口（８）を覆うようになっている、請求の範囲第３項記載の装 置。
5. ５．請求の範囲第１項記載の方法を実施するための装置において、カバー及び掻 取部材（５，６）が多孔質の材料から成るカバークッションを有し、このカバー クッションがインキ出口開口を密閉するためにインキ出口開口（８）の前にもた らされ得るようになっており、カバークッションが有利にはインキ出口開口（８ ）からインキ（１９）を毛細管作用で吸込みかつインキ出口開口（８）を液体膜 を介して密閉することを特徴とする、インキ印字ヘッドにおけるインキ出口開口 の密閉と掃除とを行なうための装置。
6. ６．カバークツシヨンが網目の細かいフィルタ又は金網から成る、請求の範囲第 ５項記載の装置。
7. ７．カバー部材（５）と掻取部材（６）とが互いに結合され、共通の電気モータ 作動装置（７）を介して作動可能である、請求の範囲第５項又は第６項記載の装 置。
8. ８．インキ印字ヘッド（１）にインキ出口面を越えて突出する、弾性的な材料か ら成る掻取及びシールリップ（１３）が配置されている、請求の範囲第５項から 第７項までのいずれか１つの項に記載の装置。
9. ９．カバー部材（５）が排気通路（１２）を有している、請求の範囲第５項から 第７項までのいずれか１つの項に記載の装置。