JPH09314852A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH09314852A
JPH09314852A JP13400296A JP13400296A JPH09314852A JP H09314852 A JPH09314852 A JP H09314852A JP 13400296 A JP13400296 A JP 13400296A JP 13400296 A JP13400296 A JP 13400296A JP H09314852 A JPH09314852 A JP H09314852A
Authority
JP
Japan
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wiper
ink
cleaning
holder
recording apparatus
Prior art date
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Application number
JP13400296A
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English (en)
Inventor
Masaichi Muranaka
政一 村中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッド表面の残留インクや塵埃等の異物の除
去等を行なったワイパ−部材を清掃した後に、その清掃
されたインクによって、記録媒体が汚れてしまうことの
ないインクジェット記録装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 インクを記録用紙に向けて吐出するための吐
出口を有する記録ヘッドと、弾性部材から構成され吐出
口に付着したインクを拭き払うためのブレ−ド部材と、
ブレ−ド部材に隣りあって配置されるとともにブレ−ド
部材と同一の材質の弾性部材から構成される、ブレ−ド
部材をクリ−ニングするためのブレ−ドクリ−ニング部
材と、ブレ−ド部材及びブレ−ドクリ−ニング部材を保
持するホルダ−部材とを備え、記録ヘッドを一方向へ移
動させることにより、ブレ−ド部材によって吐出口に付
着したインクを拭き払わせた後、記録ヘッドを逆の方向
へ移動させて、ブレ−ド部材をブレ−ドクリ−ニング部
材側に撓ませることにより、ブレ−ド部材に付着したイ
ンクをブレ−ドクリ−ニング部材によってクリ−ニング
させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイパ−部材によっ
て、インク吐出口の残留インクのワイピングを行なわせ
るインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られているインクジェット記
録装置として、用紙等の記録媒体の搬送方向を横切る方
向に、記録ヘッドを搭載しているキャリッジを往復移動
させ、そのキャリッジの往復移動の際に、記録ヘッドの
インク吐出口から記録信号に従ったインクを吐出させ
て、記録媒体に記録を行なう構成のものがある。またさ
らにその場合、ホ−ムポジションには、インク吐出口を
密閉するためのキャツプ部材が設けられている構成のも
のがある。インク吐出口をこのキャツプ部材で覆った後
に、その内部を負圧にすることにより、吐出口から液体
を吸引させることができるので、これにより、吐出口で
の目づまりの発生を防止したり、たとえ目づまりが生じ
てしまってもその目づまりを解消して回復させることが
できたり、新しい液体カ−トリッジを装置に取り付けた
際には吐出口に液体を充満させることができる。
【0003】また、このようなキャツプ部材近傍の記録
領域外にはシリコンゴムやウレタンゴム等で構成されて
いる板状の弾性体からなるワイパ−部材が、ホルダ−に
とりつけられている構成のものがある。そしてこのワイ
パ−部材が、記録ヘッドの吐出口が設けられている表面
を摺接し、拭き払うことにより、ヘッド表面の残留イン
クや塵埃等の異物の除去を行ない、吐出口の目づまりを
防ぎ、インクの吐出不良の発生を防止することができ
る。
【0004】しかしながら、ワイパ−部材がヘッド表面
の残留インクや塵埃等の異物の除去を行なったままの汚
れた状態で、引き続き吐出口を拭き払った場合には、吐
出口に増粘インク薄膜が形成されたり、塵埃が押し込ま
れたりして、吐出口からのインクの吐出不良が生じてし
まうおそれがある。さらには、異なる色毎に吐出口を有
するカラ−記録の場合には、インクの混色が生じてしま
うおそれもある。
【0005】そこで、従来では、例えば、特開昭61−
230949号公報に記載されているように、キャリッ
ジに搭載された記録ヘッドを保持するヘッドホルダ−に
突出部を設け、ブレ−ド支持板に取り付けられているブ
レ−ド(ワイパ−部材)が吐出口を清掃した後には、ま
ず、その吐出口を拭き払ったブレ−ドを突出部に摺接さ
せることにより、ブレ−ドの表面の付着物をクリ−ニン
グした後、さらにそのブレ−ドで再び吐出口を拭き払う
構成が知られている。
【0006】また、例えば、特開平02−286349
号公報のカラ−記録装置には、板状弾性体であるワイパ
−部材をホルダ−に取り付け、キャリッジに搭載された
各色毎の記録ヘッドのヘッド表面(吐出口形成面)及び
吐出口を同じワイパ−部材で拭き払う構成が記載されて
いるが、その公報に述べられているワイパ−部材を清掃
するための一つの実施例は、各色毎の記録ヘッドの先端
部に、ホルダ−側へ突出する突出部を設け、カラ−記録
を行なう際に、ワイパ−部材が一色のヘッド表面を拭き
払った後には、まずその汚れたワイパ−部材を突出部に
摺接させてワイパ−部材を清掃してから、次の色のヘッ
ド表面を拭き払うという動作を繰り返す構成となってい
る。
【0007】また、この公報に述べられている他の実施
例は、各色毎の記録ヘッドの先端部の側方に、インク吸
収体で構成されているクリ−ニング部材であるインク吸
収部材を設け、カラ−記録を行なう際に、ワイパ−部材
が一色のヘッド表面を拭き払った後には、まずその汚れ
たワイパ−部材をインク吸収部材に摺接させてワイパ−
部材をクリ−ニングしてから、次の色のヘッド表面を拭
き払うという動作を繰り返していく構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開昭61−230949号公報に記載されているような
構成や、特開平02−286349号公報に記載されて
いる、記録ヘッドの先端部にホルダ−側へ突出する突出
部を設けた実施例の構成では、ワイパ−部材は突出部に
よって清掃できたとしても、突出部が、吐出口が設けら
れている表面よりも突出して設けられているために、こ
んどは突出部に付着したインクが記録媒体に転移して、
記録媒体が汚れてしまうおそれがあるという新たな問題
点が生じてしまう。
【0009】また、特開平02−286349号公報に
記載されている、各色毎の記録ヘッドの先端部材の側方
にインク吸収部材を設けた実施例の構成の場合にも、イ
ンク吸収部材に溜ったインクがそのまま保持されている
ために、インク吸収部材のインクが記録媒体に転移し
て、記録媒体が汚れてしまうおそれがあるという新たな
問題点が生じてしまう。
【0010】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものであって、ヘッド表面の残留インクや
塵埃等の異物の除去等を行なったワイパ−部材を清掃し
た後に、その清掃されたインクによって、記録媒体が汚
れてしまうことのないインクジェット記録装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、請求項1のインクジェット記録装置で
は、インクを記録媒体に向けて吐出するための吐出口を
有する記録ヘッドと、弾性部材から構成され前記吐出口
に付着したインクを拭き払うためのワイパ−部材とを備
えたインクジェット記録装置において、ワイパ−部材に
隣りあって配置されるとともに弾性部材から構成され
る、ワイパ−部材をクリ−ニングするためのワイパ−ク
リ−ニング部材と、ワイパ−部材及びワイパ−クリ−ニ
ング部材を保持するホルダ−部材と、記録ヘッドまたは
ホルダ−部材のうち少なくとも一方の駆動を制御する駆
動制御手段とを備え、駆動制御手段による制御に基づい
て、吐出口を拭き払われたインクがワイパ−部材のワイ
パ−クリ−ニング部材側に付着するようにワイパ−部材
によって吐出口を拭き払わせた後に、ワイパ−部材をワ
イパ−クリ−ニング部材側に撓ませることにより、ワイ
パ−部材に付着したインクをワイパ−クリ−ニング部材
によってクリ−ニング可能に構成したことを特徴とする
インクジェット記録装置を提案するものである。
【0012】請求項2のインクジェット記録装置では、
さらに、ホルダ−部材が、前記ワイパ−部材及び前記ワ
イパ−クリ−ニング部材を一体的に保持している構成を
提案するものである。
【0013】請求項3のインクジェット記録装置では、
さらに、ワイパ−部材及びワイパ−クリ−ニング部材
を、同一の材質の弾性部材で、かつブレ−ド状に形成し
た構成を提案するものである。
【0014】請求項4のインクジェット記録装置では、
さらに、記録ヘッドを一方向へ移動させることにより、
ワイパ−部材による前記吐出口に付着したインクの拭き
払いを行なわせた後、ワイパ−部材と記録ヘッドとを一
度離し、その後、記録ヘッドを一方向とは逆の方向へ移
動させることによりワイパ−部材をワイパ−クリ−ニン
グ部材側に撓ませて、その直後にワイパ−部材を記録ヘ
ッドから離間させるように、前記駆動制御手段によって
制御した構成を提案するものである。
【0015】請求項5のインクジェット記録装置では、
さらに、ワイパ−部材に付着したインクをワイパ−クリ
−ニング部材によってクリ−ニングした後、そのクリ−
ニングしたインクを溜めるためのインク溜め部をホルダ
−部材に設けた構成を提案するものである。
【0016】請求項6のインクジェット記録装置ではさ
らに、ワイパ−部材に付着したインクをワイパ−クリ−
ニング部材によってクリ−ニングしたインクが、ワイパ
−部材及びワイパ−クリ−ニング部材の間のすき間を通
ってホルダ−部材内部に設けたインク溜めに溜るととも
に、ホルダ−部材上面部に設けたインク溜めに溜るよう
にした構成を提案するものである。
【0017】
【作用】この発明によれば、吐出口を拭き払ったワイパ
−部材に付着したインクを、ワイパ−クリ−ニング部材
によって簡単に除去することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例であり、吐出口
を含む表面部に残留インクが付着している記録ヘッドを
ワイパ−部材に向けて移動している状態をあらわした概
略構成図である。図中、1は記録ヘッド、2は残留付着
インク、3はワイパ−部材、4はワイパ−クリ−ニング
部材、5はワイパ−ホ−ルダ−、6はワイパ−ホ−ルダ
−内部のインク溜めである。
【0020】キャツプ部材(図示せず)近傍の記録領域
(図示せず)外には、シリコンゴムやウレタンゴム等か
らなる板状(ブレ−ド状)の弾性体から構成されてい
る、吐出口を拭き払う(ワイピングする)ための部材と
してのワイパ−部材3が、ワイパ−ホ−ルダ−5に取り
付けられている。またワイパ−部材3の隣りには、ワイ
パ−部材3と同様の弾性体から構成されている板状(ブ
レ−ド状)のワイパ−クリ−ニング部材4が、ワイパ−
ホ−ルダ−5に取り付けられている。図1では、記録ヘ
ッド1は右側から左側に進入してきており、この場合に
ワイパ−クリ−ニング部材4を右側に配置し、ワイパ−
部材3を左側に配置している。そしてワイパ−クリ−ニ
ング部材4は、ワイパ−部材3が記録ヘッド1を拭き取
っている時を含め常に記録ヘッド1に接することのない
よう、即ちワイパ−クリ−ニング部材4の記録ヘッド1
側の先端部の位置が、ワイパ−部材3の記録ヘッド1側
の先端部の位置よりも低くなるよう、ワイパ−ホ−ルダ
−5に取り付けられている。
【0021】また、ワイパ−部材3とワイパ−クリ−ニ
ング部材4は、共にワイパ−ホ−ルダ−5に取り付けら
れているが、両方の間には、若干のすき間が存在してお
り、そのすき間は、ワイパ−ホ−ルダ−5内部に設けら
れているインク溜め6につながっている。そして、ワイ
パ−部材3によって吐出口を含むヘッド表面から拭き取
られた(ワイピングされた)残留インクの一部が、ワイ
パ−部材3とワイパ−クリ−ニング部材4との間のすき
間を通って、インク溜め6に溜っていくよう構成されて
いる。
【0022】このような構成のもと、ワイパ−部材3に
よるヘッド表面の残留付着インク2の拭き取り(ワイピ
ング)動作開始にあたり、まず上昇機構(図示せず)に
よってワイパ−ホ−ルダ−5を、a方向(上方向)へ上
昇させるが、ワイパ−部材3の上部先端が残留インク2
が付着しているヘッド表面よりも、やや上の位置までき
たら、上昇を停止して固定させる。キャリッジ(図示せ
ず)に搭載されている記録ヘッド1は、駆動手段によっ
て(図示せず)b方向(左方向)へ移動させるが、記録
ヘッド1は、ワイパ−ホ−ルダ−5の上昇が停止した後
に、ワイパ−部材3との接触位置に到達するよう、駆動
制御手段(図示せず)によって、その移動タイミングが
制御されている。
【0023】図2は、図1の次の過程であって、記録ヘ
ッドの吐出口を含むヘッド表面にある残留インクを、ワ
イパ−部材によって拭き取り(ワイピング)始めた状態
の概略構成図をあらわしている。
【0024】図1の状態から、さらに記録ヘッド1を搭
載したキャリッジをb方向へ移動させることにより、図
2のように、ワイパ−部材3が撓み、記録ヘッド1の表
面を拭き払い始める。この時、ワイパ−クリ−ニング部
材4の先端部は、記録ヘッド1の表面に接することな
く、ヘッド表面の残留インク2は、ワイパ−部材3のみ
で拭き取り(ワイピング)される。
【0025】図3は、図2の次の過程であって、ワイパ
−部材3が、記録ヘッドの吐出口が設けられている表面
を摺接し、拭き払い終わる直前の状態の概略構成図をあ
らわしている。
【0026】記録ヘッド1を搭載したキャリッジが、図
3の位置までくると、ヘッド1の表面の残留インクは、
すべてワイパ−部材3に移っている。
【0027】図4は、図3の次の過程であって、ワイパ
−部材3による記録ヘッドの表面のワイピングが終了
し、記録ヘッドが、ワイパ−部材3から離れた状態の概
略構成図をあらわしている。
【0028】図4では、ワイパ−部材3及びワイパ−ク
リ−ニング部材4は、共に図1の状態に戻っており、ワ
イパ−部材3に移った残留インク2の一部は、ワイパ−
部材3とワイパ−クリ−ニング部材4の間のすき間に入
り込み、ワイパ−ホ−ルダ−5内部に設けられているイ
ンク溜め6に流れていく。また、ワイパ−部材3が拭き
取った残留インク2の一部は、図4に示すように、ワイ
パ−部材3の先端からワイパ−クリ−ニング部材4の先
端までのあいだのワイパ−部材3の側面に固まって付着
する。
【0029】図5は、図4の次の過程であって、ワイパ
−クリ−ニング部材4によってワイパ−部材3の清掃
(クリ−ニング)を開始する直前の状態の概略構成図を
あらわしている。
【0030】図5は、記録ヘッド1を搭載したキャリッ
ジが、駆動制御手段(図示せず)による制御に基づい
て、図4までの移動方向とは逆の方向であるc方向(右
方向)へ向かって移動し、再びワイパ−部材3に当接し
た時の状態をあらわしている。この時、ワイパ−ホ−ル
ダ−5は、図1から図4までと同じ位置に固定されてい
る。
【0031】図6は、図5の次の過程であって、ワイパ
−クリ−ニング部材4によってワイパ−部材3の清掃
(クリ−ニング)を行なっている状態の概略構成図をあ
らわしている。
【0032】図6では、c方向へ向かって移動してきた
記録ヘッド1が、ワイパ−部材3を大きく撓ませると共
に、ワイパ−クリ−ニング部材4を僅かに撓ませてい
る。このワイパ−部材3が撓む際に、ワイパ−クリ−ニ
ング部材4の先端部が、残留インク2が付着しているワ
イパ−部材3の側面を掻き上げながら僅かに撓んで湾曲
するので、ワイパ−部材3の側面に付着していた残留イ
ンク2は、ワイパ−クリ−ニング部材4に移行する。
【0033】図7は、図6の次の過程であって、ワイパ
−部材3のクリ−ニングが終了した後に記録ヘッド1の
移動を停止し、ワイパ−ホ−ルダ−5をd方向(下方
向)へ移動させた状態の概略構成図をあらわしている。
【0034】図7では、図6において、ワイパ−部材3
の側面からワイパ−クリ−ニング部材4に移行した残留
インク2が、ワイパ−クリ−ニング部材4の側面をつた
わったり落下したりして、ワイパ−ホ−ルダ−5の上部
のインク溜め7に溜った状態を示している。また、ワイ
パ−部材3とワイパ−クリ−ニング部材4の間のすき間
に入り込んだ残留インク2が、ワイパ−ホ−ルダ−5内
部に設けられているインク溜め6に溜った状態も示して
いる。
【0035】以上の動作を行なうことにより、ワイパ−
部材3は清掃(クリ−ニング)される。また、ワイパ−
ホ−ルダ−5に溜ったインクは適宜廃棄すればよい。
【0036】なお、本実施例では、1つのヘッドをワイ
ピングする場合を説明したが、例えば色毎にヘッドを3
つまたは4つ有しているというような、カラ−記録の場
合であっても、ヘッド毎に上述の動作を繰り返していけ
ば、ワイパ−部材が1つしかなくとも、混色することな
く、すべてのヘッドのワイピングを行なうことが可能と
なる。
【0037】また、本実施例では、記録ヘッド1を搭載
したキャリッジ側を左右方向に移動させ、ワイパ−ホ−
ルダ−5側を上下方向に移動させているが、本発明と同
様の効果が得られるのであれば、例えば、記録ヘッド1
側を固定させ、ワイパ−ホ−ルダ−5側を上下及び左右
方向に移動させて、記録ヘッド1表面のワイピング及び
ワイパ−部材3のクリ−ニングを行なわせても良いし、
ワイパ−ホ−ルダ−5側を完全に固定し、記録ヘッド1
側を上下及び左右方向に移動させて記録ヘッド1表面の
ワイピング及び、ワイパ−部材3のクリ−ニングを行な
わせても良い。
【0038】さらには、本発明が適用される記録装置と
しては、圧電素子の変形を利用して記録を行なったり、
気泡の発生を利用して記録を行なったりするタイプのも
のに限定されるわけではなく、インクを用いて記録を行
なう記録装置すべてに適用可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1のインクジェット記録装置によ
れば、簡単な構成で、ワイパ−部材を清掃することがで
き、また、ワイパ−部材を、記録ヘッドではなくホルダ
−部材に設けているので、ワイパ−部材を清掃した後
に、その清掃されたインクによって記録媒体が汚れてし
まう、というようなことが発生することを防ぐことが可
能となる。
【0040】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、請求項1のインクジェット記録装置において、ホル
ダ−部材によって、ワイパ−部材及びワイパ−クリ−ニ
ング部材を一体的に保持しているので、必要とするスペ
−スが少なくて済むとともにコストを低く抑えることが
できる。
【0041】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、請求項1のインクジェット記録装置において、ワイ
パ−部材及びワイパ−クリ−ニング部材が同一の材質の
弾性部材で構成されているためコストを低く抑えること
ができる。また、ブレ−ド状に形成しているため、確実
かつ容易にワイパ−部材をクリ−ニングすることができ
る。
【0042】請求項4のインクジェット記録装置によれ
ば、請求項1のインクジェット記録装置において、ワイ
パ−クリ−ニング部材を用いたワイパ−部材のクリ−ニ
ング動作を、記録ヘッドの逆方向への移動動作に連動さ
せているので、簡単な構成でワイパ−部材のクリ−ニン
グを行なわせることができ、信頼性も高く、また、コス
トも低く抑えることができる。
【0043】請求項5のインクジェット記録装置によれ
ば、請求項2のインクジェット記録装置において、クリ
−ニングしたインクを溜めるためのインク溜め部をホル
ダ−部材に設けているため、効率良く残留インクを回収
することができる。
【0044】請求項6のインクジェット記録装置によれ
ば、請求項5のインクジェット記録装置において、クリ
−ニングしたインクを、ホルダ−部材内部に設けたイン
ク溜めに溜るとともに、ホルダ−部材上面部に設けたイ
ンク溜めに溜るようにしたので、さらに効率良く残留イ
ンクを回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、吐出口を含む表面部
に残留インクが付着している記録ヘッドをワイパ−部材
に向けて移動している状態をあらわした概略構成図であ
る。
【図2】図1の次の過程であって、記録ヘッドの吐出口
を含むヘッド表面にある残留インクを、ワイパ−部材に
よって拭き取り(ワイピング)始めた状態をあらわした
概略構成図である。
【図3】図2の次の過程であって、記録ヘッドの吐出口
が設けられている表面を摺接し拭き払い終わる直前の状
態をあらわした概略構成図である。
【図4】図3の次の過程であって、ワイパ−部材による
記録ヘッドの表面のワイピングが終了し、記録ヘッド
が、ワイパ−部材から離れた状態をあらわした概略構成
図である。
【図5】図4の次の過程であって、ワイパ−クリ−ニン
グ部材によってワイパ−部材の清掃(クリ−ニング)を
開始する直前の状態をあらわした概略構成図である。
【図6】図5の次の過程であって、ワイパ−クリ−ニン
グ部材によってワイパ−部材の清掃(クリ−ニング)を
行なっている状態をあらわした概略構成図である。
【図7】図6の次の過程であって、ワイパ−部材のクリ
−ニングが終了した後に記録ヘッドの移動を停止し、ワ
イパ−ホ−ルダ−をd方向(下方向)へ移動させた状態
をあらわした概略構成図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 残留付着インク 3 ワイパ−部材 4 ワイパ−クリ−ニング部材 5 ワイパ−ホ−ルダ− 6 ワイパ−ホ−ルダ−内部のインク溜め 7 ワイパ−ホ−ルダ−上部のインク溜め

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを記録媒体に向けて吐出するため
    の吐出口を有する記録ヘッドと、弾性部材から構成され
    前記吐出口に付着したインクを拭き払うためのワイパ−
    部材と、を備えたインクジェット記録装置において、前
    記ワイパ−部材に隣りあって配置されるとともに弾性部
    材から構成される、前記ワイパ−部材をクリ−ニングす
    るためのワイパ−クリ−ニング部材と、前記ワイパ−部
    材及び前記ワイパ−クリ−ニング部材を保持するホルダ
    −部材と、前記記録ヘッドまたは前記ホルダ−部材のう
    ち少なくとも一方の駆動を制御する駆動制御手段と、を
    備え、前記駆動制御手段による制御に基づいて、吐出口
    を拭き払われたインクがワイパ−部材のワイパ−クリ−
    ニング部材側に付着するようにワイパ−部材によって吐
    出口を拭き払わせた後に、ワイパ−部材をワイパ−クリ
    −ニング部材側に撓ませることにより、ワイパ−部材に
    付着したインクをワイパ−クリ−ニング部材によってク
    リ−ニング可能に構成したことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ−部材が、前記ワイパ−部材
    及び前記ワイパ−クリ−ニング部材を一体的に保持して
    いることを特徴とする請求項1項に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイパ−部材及び前記ワイパ−クリ
    −ニング部材を、同一の材質の弾性部材で、かつブレ−
    ド状に形成したことを特徴とする請求項1項に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドを一方向へ移動させるこ
    とにより、前記ワイパ−部材による前記吐出口に付着し
    たインクの拭き払いを行なわせた後、ワイパ−部材と記
    録ヘッドとを一度離し、その後、記録ヘッドを前記一方
    向とは逆の方向へ移動させることによりワイパ−部材を
    前記ワイパ−クリ−ニング部材側に撓ませて、その直後
    にワイパ−部材を記録ヘッドから離間させるように、前
    記駆動制御手段によって制御したことを特徴とする請求
    項1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイパ−部材に付着したインクを前
    記ワイパ−クリ−ニング部材によってクリ−ニングした
    後、そのクリ−ニングしたインクを溜めるためのインク
    溜め部を前記ホルダ−部材に設けたことを特徴とする請
    求項2項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイパ−部材に付着したインクを前
    記ワイパ−クリ−ニング部材によってクリ−ニングした
    インクが、ワイパ−部材及びワイパ−クリ−ニング部材
    の間のすき間を通って前記ホルダ−部材内部に設けた前
    記インク溜めに溜るとともに、ホルダ−部材上面部に設
    けたインク溜めに溜るよう構成したことを特徴とする請
    求項5項に記載のインクジェット記録装置。
JP13400296A 1996-05-28 1996-05-28 インクジェット記録装置 Pending JPH09314852A (ja)

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JP13400296A JPH09314852A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 インクジェット記録装置

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JP13400296A JPH09314852A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 インクジェット記録装置

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