JP3276493B2 - 回復機構及び該機構を備えたインクジェット装置 - Google Patents

回復機構及び該機構を備えたインクジェット装置

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JP3276493B2 JP34234893A JP34234893A JP3276493B2 JP 3276493 B2 JP3276493 B2 JP 3276493B2 JP 34234893 A JP34234893 A JP 34234893A JP 34234893 A JP34234893 A JP 34234893A JP 3276493 B2 JP3276493 B2 JP 3276493B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッド
の吐出口配置面を覆うキャップの前記インクジェットヘ
ッドとの当接面を清掃するキャップクリーニング部材を
備えた回復機構、及び該回復機構を備えたインクジェッ
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置は、近年
モノクロの単色記録を行える単色インクジェット記録装
置と、カラー記録を行うカラーインクジェット記録装置
と、が発売されている。これらのインクジェット記録装
置では、インクジェットヘッドの長期放置に対応したキ
ャップ機構が設けられており、通常、弾性ゴム材で成形
されたキャップがヘッドの表面(オリフィス面)に圧接
することで大気から密閉された空間をヘッド表面に対し
て形成して、インクの乾燥によるオリフィス(吐出口)
の目詰まりを防止している。
【0003】このキャップ機構を利用し、インクジェッ
トヘッドの吐出安定性を維持したり、吐出不良を改善す
る等のためのヘッドの回復機能を持たせたインク吸引装
置やインク加圧装置を付加したものも実用化されてい
る。このインク吸引装置を備えた回復装置の代表的な構
成は、図24、図25に例示するように、走査型の記録
ヘッド32がホームプジションにある状態に対して前
進、後退する弾性体のキャップ28が備えられ、前進し
た時にキャップ28が記録ヘッドを圧接してキャップ2
8と記録ヘッド32で形成される空間を密閉状態にする
キャッピング機構と、このキャップ28に連結部材であ
るチューブ30で接続された手動型負圧発生源29が備
えられ、記録ヘッドを圧接して密閉状態にあるキャップ
28を介して手動型負圧発生源29を作動させること
で、記録ヘッド32からインクを吸引することや大気に
解放状態にあるキャップ28を介して手動型負圧発生源
29を作動させることで、キャップ内インクを吸引する
ことを実行するためのポンプ機構とが設けられている。
手動型負圧発生源29は自動的に作動制御される自動型
負圧発生源としてもよいことは言うまでもない。
【0004】ここで、記録ヘッド32は、印字を行わな
い非印字時に、キャップ28によりキャッピングされ、
密閉状態に維持され、その吐出口を乾燥及び外気中のゴ
ミ当の付着から防止され、吐出の安定化が図られてい
る。また、何らかの原因、例えば、記録ヘッド内のイン
ク流路に泡が発生したり、インク吐出口にゴミが付着し
たり、或いは、インクが増粘したりして、通常の吐出が
できなくなった状態、即ち、インク吐出不良が発生した
場合には、キャップ28によりキャッピングされた記録
ヘッド32の密閉状態で、上述したポンプ機構を作動さ
せる。これにより記録ヘッドのインク吐出口からインク
を吸引して、記録ヘッドの吐出能力を回復し、吐出安定
化が図られる。
【0005】他方、記録ヘッド表面(オリフィス面)に
対しては、インクの吐出時に発生するインクミストのよ
うな微小な液状付着物が付着するために、通常吐出が乱
れることがあるために所定の記録を達成した後に、記録
ヘッド表面を接触清掃するクリーニングブレードが用い
られている。いずれにしても、従来のキャピング機構や
クリーニング機構は、インクジェット記録ヘッドに対し
て直接作用するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記従来
のキャピング機構やクリーニング機構による効果として
記録ヘッド32の吐出安定化が長期的に達成できること
は認めていたが、従来では認識されていない新たな課題
を見い出すに至った。即ち、従来では、キャップのヘッ
ド側面の状態に注目しているものがなかったが、本発明
者は、キャップのヘッド側面にインクの固着物やゴミや
紙けば等が蓄積したりして、キャップ28による記録ヘ
ッドの密閉状態が不完全になって、待機時のキャッピン
グ効果が十分ではなくなり、吐出口の乾燥やインクの増
粘を引き起こして、記録ヘッドの吐出状態が不安定にな
ったり、記録ヘッドの回復に余分な時間と無駄なインク
消費がもたらされることを解明した。この状態を図25
に示してあるので、これを参照しながら本発明の新規な
課題を詳細に説明する。
【0007】図25のように、キャップ28の記録ヘッ
ド32に当接する部分(ヘッド側面)にゴミや紙けば3
1が付着した場合では、図25のようなキャッピング状
態では、キャップ28と記録ヘッド32との間にゴミや
紙けば31が介在した付近に隙間33が発生してしま
う。従って、キャッピング状態におけるキャップ28と
記録ヘッド32との密閉状態が得られず、記録ヘッドの
乾燥が防止できない。また、記録ヘッドを吸引や加圧回
復する上で、十分な吸引ができず、或は、インク漏れの
現象が発生したりして、記録ヘッド表面をかえって汚し
てしまう場合さえ見られた。特に、吸引回復を行う上で
は、吸引直後はある程度の吸引ができても吸引継続中に
外気を吸引してしまい記録ヘッド内部からの吸引が全く
できない状態になることも見られた。これを改善するた
めに、ヘッド表面をクリーニングする回数を増加するこ
とが考えられるが、根本的な改善効果は見られなかっ
た。
【0008】このように、本発明の新規な課題を解決す
ることは、記録ヘッドのキャッピング状態を確実にする
だけでなく、回復に費やされる時間やインクの無駄をな
くすことができるので、インクジェット技術として意義
深いことである。更に、本発明は、インクジェットヘッ
ドのインク吐出安定性を一層確保でき、同時に上述した
キャップの不都合を解決することを、加えて、その合理
的な構成を提供することを更なる解決すべき課題とする
ものである。
【0009】この本発明の技術課題は、フルライン型の
インクジェットヘッド用キャップにおいても共通する内
容であり、特に、2乃至4個のインクジェットヘッド部
を備えたヘッド部に対して個別にキャップを作用させる
ものよりも複数のキャップ部を一体化したようなキャッ
プではヘッド面に対する圧力分布が均一でなくなるため
に上記キャップの問題がヘッドのそれぞれに影響してし
まうことがあるので、より重要な解決すべき課題とな
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の主たる目的は、
本発明者によって初めて解明された課題、即ち、キャッ
プのヘッド側の面にインクの固着物やゴミや紙けば等が
蓄積したりして、キャップによるインクジェットヘッド
の密閉状態が不完全になる課題を解決できるキャップ機
構及びそれを備えたインクジェット装置を提供すること
にある。本発明の別の目的は、本発明者によって初めて
解明された課題、即ち、キャップを介して加圧や吸引回
復を行う上で、急激に回復不良を生じる問題を解決でき
るキャップ機構及びそれを備えたインクジェット装置を
提供することにある。本発明の他の目的は、上記目的を
達成すると共に、インクジェットヘッド自体のクリーニ
ング機能も兼ね備えたクリーニング機構、クリーニング
部材を備えた回復機構及び該回復機構を備えたインクジ
ェット装置を提供することである。
【0011】本発明は、インクジェットヘッドに対して
接触することでヘッドをキャッピングするキャップを備
えたキャップ機構であって、該キャップのヘッド側表面
を清掃するクリーニング手段を備えたことを特徴とする
インクジェットヘッド用キャップ機構を提供するもので
ある。ここで言う、「キャップのヘッド側表面を清掃す
るクリーニング手段」は、キャップのインクジェットヘ
ッド当接領域を接触、又は間接的(或いはこれらの複合
等)に清掃できる構成すべてを含むもので、具体的に
は、以下の実施例で挙げているブレードクリーニング手
段や空気、圧縮気体或いは水蒸気、水等の液体をキャッ
プのインクジェットヘッド当接領域に与える手段などを
含み、これら以外に清掃効果を与えるものすべてを挙げ
ることができる。いずれにしても、本発明は、この構成
によって、キャップによるインクジェットヘッドの密閉
状態が不完全になることを解決できた。
【0012】上記本発明は、上記キャップによる上記イ
ンクジェットヘッドのキャッピング工程の前に、上記ク
リーニング手段を用いて上記キャップのヘッド側表面を
清掃する工程を実行する制御手段を有するインクジェッ
ト装置とすることで、本発明の効果をより確実ならしめ
ることができる。本発明は、上記本発明効果の長期的安
定性を確保する目的を加えた発明としては、上記クリー
ニング手段として上記キャップのヘッド側表面清掃用ブ
レードと該ヘッド側表面清掃用ブレードを清掃する手段
を備えた構成とすることが良い。これにより、キャップ
清掃能力を長期的に維持でき、特に、インクジェット装
置としては、キャップ清掃ブレードの交換間隔を極めて
長期化できる利点がある。
【0013】又、本発明は、上記本発明効果を周辺環境
に適合しやすくするためには、好ましくは、上記クリー
ニング手段のヘッド側表面清掃用ブレードの上方から下
方への移動工程中に、上記キャップのヘッド側表面を清
掃する構成を採用することが好ましい。これにより、ヘ
ッド側表面清掃用ブレードが清掃した汚れを下方に落下
させることができるので、上方に飛散させるよりは周辺
を汚さずに済む利点がある。特に、この上方から下方へ
の移動工程中に上記ヘッド側表面清掃用ブレードを清掃
する手段をヘッド側表面清掃用ブレードに作用させるこ
とは、効率よく、ヘッド側表面清掃用ブレードを清掃で
きるので、好ましいものである。
【0014】本発明をより完全にする目的を達成するた
めには、ヘッド表面自体を考慮することが好ましく、こ
のために、上記クリーニング手段が上記キャップのヘッ
ド側表面清掃用ブレードと該ヘッド側表面清掃用ブレー
ドに連動してインクジェットヘッド表面を清掃するため
のヘッド用ブレード清掃手段を有しているインクジェッ
トヘッド用キャップ機構が好ましい。ここにおける「連
動の概念」は、それぞれの清掃がキャッピング状態の前
後に分けても、あるいは、その前工程に両方が又は、そ
の後工程に両方が、実行されてもよいことを含むもの
で、インクジェット装置としては、これらの清掃が、清
掃されたヘッド表面に、清掃されたキャップを用いて、
キャッピング状態を形成するようにするものすべてが含
まれる。
【0015】更に、本発明は、インクジェットヘッドに
対して接触することでヘッドをキャッピングするキャッ
プを備え、該キャップのヘッド側表面を清掃するクリー
ニング手段と該クリーニング手段による該キャップのヘ
ッド側表面清掃後に該キャップ内を吸引する手段と備え
たことを特徴とするインクジェットヘッド用キャップ機
構及びインクジェット装置を提供するものである。この
構成は、キャップのヘッド側表面から清掃された汚れを
キャップ内方へ回収することができ、キャッピング時に
ヘッド表面へ汚れを移動させることをより効果的に防止
できる。キャップ内のインク回収路が小径の場合は、繊
維のようなごみが目詰まりを引き起こすことがあるの
で、キャップ内にスポンジやフィルターのような多孔質
体を設けておくことが好ましい。
【0016】尚、本発明における、上記キャップのヘッ
ド側表面清掃用ブレードと該ヘッド自体の清掃用ブレー
ドとは、別個に夫々設ける構成とすることが好ましい
が、簡易な構成とするために、同一のブレードとした
り、同一のブレードでキャップとヘッド夫々の清掃部分
を異なる位置にした構成にしても本発明に含まれるもの
である。本発明のさらなる詳細は、以下の実施例の説明
から理解できよう。
【0017】
【実施例】以下の実施例は、本発明の代表的な構成とし
て、キャップのヘッド側表面を清掃するクリーニング手
段をブレードワイピング構成として説明するものである
が、キャップのインクジェットヘッド当接領域を接触、
又は間接的(或いはこれらの複合等)に清掃できる構成
すべてを含むもので、具体的には、空気、圧縮気体或い
は水蒸気、水等の液体をキャップのインクジェットヘッ
ド当接領域に与える手段などを含み、これら以外に清掃
効果を与えるものすべてが含まれることは言うまでもな
い。以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
【0018】図1は、本発明に関連する構成を有する第
1参考例としてのインクジェット装置の要部を示す模式
的平面図である。図1において、インクジェット記録ヘ
ッド1は、キャリッジ2に搭載され、キャリッジ2はガ
イドシャフト3、4に案内され、プラテンローラPに沿
って案内される記録媒体であるシートSHに対して所定
の記録間隙Eを介して記録領域(記録ヘッド1´の破線
表示範囲)と図示のホームポジションである実線状態と
に記録ヘッド1を往復移動させる。キャリッジ2の移動
は、不図示の駆動手段としてのキャリッジモータ、この
モータに駆動連結されたプーリ、及びこのプーリに巻回
されたタイミングベルト等を介して行われ、キャリッジ
モータの回転方向を変えることで往復駆動される。
【0019】キャリッジには、装置本体に位置固定され
たホームポジション用フォトセンサS2に介入する突起
S1が設けられており、フォトセンサS2が突起S1で
遮られることで、ホームポジションが検知され、キャリ
ッジモータが停止される。これによって、記録ヘッド
1、キャリッジ2がホームポジッションに停止される。
記録ヘッド1は、その前面(吐出口面)1Aに多数の吐
出口が形成さており、また、内部に記録剤であるインク
を収容するインクタンクとインクを吐出する機能を持つ
インクジェトエレメント(好ましくは膜沸騰を生じせし
めるための電気熱変換体)が吐出口夫々に対応してイン
ク路に設けられているヘッド部とが一体となったもので
ある。
【0020】キャップ5は、記録ヘッド1を密閉するた
めのもので、ブチルゴムその他の弾性を有する適宜な材
料で形成されている。6は、キャップホルダーで、キャ
ップ5を内包している。7は、歯車で、図示しないモー
タ(前述したキャリッジモータであっても良い)に駆動
連結されている。8は、バネで、キャップホルダー6、
キャップ5を前方に押すように付勢されている。歯車7
の内壁にはキャップホルダー6に設けた突起6Aが当接
し沿って動くためのカム7A(不図示)が設けられてい
る。前述の不図示のモータにより歯車7が回転すること
で、キャップホルダー6に設けた突起6Aがカム7Aに
沿って動き、キャップ5を内包したキャップホルダー6
を前後進させ、キャリッジ2上の記録ヘッド1にキャッ
プ5を圧接及び離間させる。ここで、前記ホームポジシ
ョンでキャップ5が記録ヘッド1に対して圧接状態とな
ることで、記録ヘッド1の吐出口は大気に対して密閉状
態となる。
【0021】9は、記録ヘッド用ワイパーで、記録領域
とキャッピング機構との間の図示位置に設けられてお
り、キャリッジ2が移動してワイパー9の前を通過する
と記録ヘッド1の吐出口面1Aがワイピングされるよう
なオーバーラップ量で管理されている。ワイパー9は可
とう性のゴムブレードで、ウレタンゴムやシリコーンゴ
ム等の適宜な材料で形成されている。従って、記録ヘッ
ド1のインク吐出口1Aは定期的にキャリッジがホーム
ポジション(キャッピング位置)に戻って来ることでワ
イピングが実施され、インク吐出口1Aには紙ケバやゴ
ミが付着、蓄積されることはない。
【0022】10は、キャップワイパーレバーで、不図
示のモータ(前述したキャリッジモータであっても良
い)からの駆動で、不図示のカムにより図2乃至図6で
図示するように、回転運動する。キャップワイパーレバ
ー10の先端にはキャップの記録ヘッド側面をワイピン
グクリーニングするためのキャップワイパー11が装着
されている。キャップワイパー11は、可とう性のゴム
ブレードで、ウレタンゴムやシリコーンゴム等の適宜な
材料で形成されている。
【0023】ここで、キャップワイパー11の具体的な
動作を図2乃至図6で詳細に説明する。図2は、記録ヘ
ッド1がホームポジションでキャップ5によりキャッピ
ングされている図である。12は負圧発生源であるポン
プで、ポンプレバー14によりピストン13を押し下げ
ることで負圧を発生させチュウブ15、キャップ5を介
してインク吐出口1Aよりインクを吸引することが可能
となる。キャップワイパーレバー10は、軸30に関し
て、不図示のカムにより回転運動することが可能であ
る。ここで、不図示の装置中央制御部CPUからキャッ
プワイピング信号が出ると、図1における歯車7が回転
し、キャップホルダー6がバネ8を縮めながら後退する
(図3)。
【0024】次に、不図示のカムにより、キャップワイ
パーレバー10が矢印A方向に回転を始め、まず、キャ
ップワイパー清掃手段としてのブレード16でキャップ
ワイパー11のゴミ等の付着物をかき落した後、キャッ
プワイパー11がキャップ上方にまで上がっていく。こ
の時、図4に示すように、キャップワイパー11がキャ
ップ下方から上方へ向けてキャップ5の記録ヘッド1に
当接する部分(キャップの記録ヘッド側面FA:図3)
をワイピングしながら上がっていく。この時、キャップ
の記録ヘッド側の表面は、付着していた紙ケバやゴミ等
がキャップワイパー11によって除去されるので、清掃
された良好な状態に回復される。
【0025】更に、本参考例(第1参考例)では、キャ
ップワイパーレバー10が下降する際にも、キャップの
記録ヘッド側面をワイピングする構成を採用している。
これは、清掃効果を向上するものである。つまり、矢印
A方向に更に回転して、キャップワイパー11がキャッ
プ上方点まで達すると、キャップワイパーレバー10の
回転が停止し(図5)、次に、キャップワイパーレバー
10を動かす不図示のカムを逆回転させることで、矢印
B方向へキャップワイパーレバー10が逆回転をする。
従って、キャップワイパー11がキャップ上方から下方
へ向けてキャップ5の記録ヘッド1に当接する部分(キ
ャップの記録ヘッド側面)FAをワイピングしながら下
降する(図6)。この時、キャップの記録ヘッド側の表
面は、清掃されずに付着していた紙ケバやゴミ等が存在
していてもキャップワイパー11によって除去されるの
で、より確実に清掃された良好な状態に回復される。
【0026】本参考例(第1参考例)では、更に、ゴミ
等の付着物をかき落したキャップワイパー11をキャッ
プ清掃工程に引き続いて、ブレード16による清掃を行
う構成にしているので、キャップワイパー11を即座
に、ワイピングに適した状態に復帰せしめることができ
る。つまり、キャップワイパーレバー10が更に矢印B
方向に回転することで、再度、ブレード16でキャップ
ワイパー11のゴミ等の付着物が除去される。そして、
キャップワイパーレバー10が所定の位置に戻ったら、
キャップホルダー6が前進してキャップ5により記録ヘ
ッド1がキャッピングされる(図2)。
【0027】なお、本発明に関連する構成の特徴部分で
ある「キャップの記録ヘッド側面FAのワイピング」
は、上記第1参考例のように記録ヘッドがホームポジシ
ョンにある時や、キャリッジがホームポジションにある
時ではなくて、記録ヘッドが記録領域にある時(印字中
や待機中)に実行されてもよい。以上説明した動作によ
り、キャップの記録ヘッドに当接する面(シール面)を
ワイピングすることにより、キャップに付着する紙ケバ
やゴミ等を除去することが可能になり、キャッピング時
には常に記録ヘッドの密閉性が確保されることになっ
た。特に、キャッピング状態で、記録ヘッドのインク吐
出口の乾燥を防ぐと共に吸引を行う構成を採用する場合
には、インク吐出口からの吸引回復が確実に行えるよう
になった。
【0028】図7(A)(B)、図8は、本発明を適用
したインクジェット装置の回復機構の第1実施例を示す
ものである。本実施例は、本発明のキャップのクリーニ
ング手段をキャリッジに搭載させたもので、前記実施例
と異なりキャップにこのクリーニング手段が対向した時
にのみ、キャップの記録ヘッド側面FAのワイピングが
実行されるものである。なお、前記第1参考例と共通す
る構成については説明を省略する。
【0029】図7(A)(B)、図8において、17は
キャップワイパで、図7に示すようなヘッドの両側に位
置するコの字形部分18Aと開口を持つワイパ支持部分
18Bとが図示の角度で一体化されたキャップワイパー
レバー18のワイパ支持部分先端に取り付けられてい
る。このキャップワイパ17は図7(B)に示すよう
に、キャリッジに搭載されるインクジェット記録ヘッド
1のヘッド部分を通過させるため、ワイパ支持部分18
Bの開口に連続する長さFの開口部と、キャップ23の
記録ヘッド側面FAを全面的に清掃できる幅のブレード
部分とを備えている。
【0030】キャップワイパーレバー18は、キャリッ
ジ19に設けられた支柱19Aの軸20に対して回転可
能に支持されている。なお、ワイパーレバー18は、不
図示のネジリコイルバネにより図7(A)の状態になる
ように付勢されており、支柱19Aに設けられているス
トッパー21によってその移動上限が規制されている。
従って、キャップワイパーレバー18は、外部から力が
加わっていない状態では、図7(A)の位置で回転が止
まっている。コの字形部分18Aは、先端部に外力を受
けるための突起部を図7(A)で垂直な状態に備え、キ
ャップホルダー22の前進移動によって前進してくる突
起部22Aの外力を回転力に変化させ、ワイパーレバー
18全体を時計回りに回転させる。
【0031】ここで、不図示の装置中央制御部CPUか
らキャッピワイピング信号が出ると、キャリッジ19が
ホームポジションに戻り、キャップホルダー22が矢印
AA方向に前進する。この時、キャップホルダー22に
設けられている突起部22Aがキャップワイパーレバー
18の突起部を押し、キャップワイパーレバー18は軸
20に関して回転を始め、前進してきたキャップ23を
キャップワイパ17がワイピングする(図8)。更に、
キャップホルダー22が前進し、キャップ23の記録ヘ
ッド側の表面を清掃終了すると、キャップワイパ17は
キャップ23と記録ヘッドとの間の空間から下方へ移動
してしまうので、キャッピングを妨害することがない。
本実施例は、キャッピングの状態を形成する前に必ずキ
ャップの清掃を行うので、キャピングの不都合が確実に
解消される。
【0032】印字信号等が入り、キャッピングが解除さ
れる時には、キャップホルダー22の後退が行われ、こ
れに伴って、キャップワイパーレバー18が不図示のネ
ジリコイルバネにより反時計方向に回転せしめられるか
ら、本実施例においてもキャップワイパー17がキャッ
プ下方から上方へ向けてキャップ23の記録ヘッド1に
当接する部分FAをワイピングしながら上昇する。
【0033】このように、本実施例のようにキャリッジ
上にワイピング機構を設け、ワイピングの駆動をキャッ
プホルダーの前後進で行う構成を取ることで、前述の実
施例に比べ、ワイピングレバーのカム等が不要になり、
部品点数が減り、コストダウンが図られる。また、回復
系の機構が簡略化されるので組立性が向上した。尚、本
実施例のキャリッジ上のクリーニング機構の作動制御を
キャップのホルダーではなく、別の部材の移動や駆動手
段によって行うものも本実施例の範疇に含まれるもので
ある。
【0034】図9乃至図11に本発明に関連する構成を
有する第2参考例を示す。本参考例は、前述の第1参考
例及び第1実施例と異なる構成にした点は、キャップ清
掃を一方向のみにして、キャップ清掃した際のゴミやイ
ンクの飛散を低減できる点にある。本参考例は、特に、
上方から下方への下降工程でキャップ清掃を行うもので
ある。なお、本参考例も前記参考例及び前記実施例と共
通する構成については説明を省略する。
【0035】図9乃至図11のように、キャップワイパ
ーレバー24がキャップ5の下方にある時及びキャップ
ワイパーレバー24の上昇中は、キャップワイパー25
はキャップワイパーレバー24内に収納されていて、キ
ャップ5を清掃することはない。本参考例(第2参考
例)は、キャップワイパーレバー内に収納されているキ
ャップワイパー25は、不図示の手段、例えば、キャッ
プワイパーレバーが上死点に達すると、キャップワイパ
ーレバー回転用のカムが逆回転することで、トリガーが
かかり、ワイパーセットレバーによりキャップワイパー
25がキャップワイパーレバー24から図11のごとく
突出するというような手段によって、キャップ清掃可能
状態になる。
【0036】この状態で、キャップワイパーレバー24
がB方向へ回転することでキャップ5は、上方から下方
へ向けて記録ヘッド1に当接する部分(キャップの記録
ヘッド側面)FAがワイピングされる。そして、キャッ
プワイパーレバー24の下死点で、ワイパーセットレバ
ーにリセットがかかり、キャップワイパー25は再度、
キャップワイパーレバー24内に収納され、キャップ5
による記録ヘッドのキャッピングが行われる。本参考例
(第2参考例)のように、キャップ清掃を一方向のみに
限定することで、キャップ清掃した際のゴミやインクの
飛散を著しく減少でき、特に、上方から下方への下降工
程でキャップ清掃を行うことで、一層ゴミやインクの飛
散が装置内外を汚すことを防止できる。
【0037】上述した第1参考例、第1実施例及び第2
参考例の説明でわかるように、記録ヘッドの吐出面に弾
性体のキャップを圧接し、キャップ内に負圧を生じさせ
て吐出口内のインクを吸引する回復装置を備えたインク
ジェット記録装置において、前述したキャップクリーニ
ング手段を設けたことで、キャップに付着したゴミや紙
ケバを除去することができ、記録ヘッドのキャッピング
時には常にリークすることなく記録ヘッドをキャップに
より密閉することが可能となった。
【0038】次に、前述のキャップクリーニング手段を
インクジェットヘッド清掃手段と関連させた参考例及び
実施例を図12乃至図24を用いて説明する。図12
は、本発明に関連する構成を有する第3参考例としての
インクジェット装置の要部を示す模式的平面図である。
図12において、インクジェット記録ヘッド1は、キャ
リッジ2に搭載され、キャリッジ2はガイドシャフト
3、4に案内され、プラテンローラPに沿って案内され
る記録媒体であるシートSHに対して所定の記録間隙E
を介して記録領域(記録ヘッド1´の破線表示範囲)と
図示のホームポジションである実線状態とに記録ヘッド
1を往復移動させる。
【0039】キャリッジ2の移動は、不図示の駆動手段
としてのキャリッジモータ、このモータに駆動連結され
たプーリ、及びこのプーリに巻回されたタイミングベル
ト等を介して行われ、キャリッジモータの回転方向を変
えることで往復駆動される。キャリッジには、装置本体
に位置固定されたホームポジション用フォトセンサS2
に介入する突起S1が設けられており、フォトセンサS
2が突起S1で遮られることで、ホームポジションが検
知され、キャリッジモータが停止される。これによっ
て、記録ヘッド1、キャリッジ2がホームポジッション
に停止される。
【0040】記録ヘッド1は、その前面(吐出口面)1
Aに多数の吐出口が形成さており、また、内部に記録剤
であるインクを収容するインクタンクとインクを吐出す
る機能を持つインクジェトエレメント(好ましくは膜沸
騰を生じせしめるための電気熱変換体)が吐出口夫々に
対応してインク路に設けられているヘッド部とが一体と
なったものである。
【0041】キャップ5は、記録ヘッド1を密閉するた
めのもので、ブチルゴムその他の弾性を有する適宜な材
料で形成されている。6は、キャップホルダーで、キャ
ップ5を内包している。7は、歯車で、図示しないモー
タ(前述したキャリッジモータであっても良い)に駆動
連結されている。8は、バネで、キャップホルダー6、
キャップ5を前方に押すように付勢されている。歯車7
の内壁にはキャップホルダー6に設けた突起6Aが当接
し沿って動くためのカム7A(不図示)が設けられてい
る。前述の不図示のモータにより歯車7が回転すること
で、キャップホルダー6に設けた突起6Aがカム7Aに
沿って動き、キャップ5を内包したキャップホルダー6
を前後進させ、キャリッジ2上の記録ヘッド1にキャッ
プ5を圧接及び離間させる。ここで、前記ホームポジシ
ョンでキャップ5が記録ヘッド1に対して圧接状態とな
ることで、記録ヘッド1の吐出口は大気に対して密閉状
態となる。
【0042】本参考例(第3参考例)では第1参考例
異なり、10は、ワイパーレバーで、不図示のモータ
(前述したキャリッジモータであっても良い)からの駆
動で、不図示のカムにより図13乃至図17で図示する
ように、回転運動する。ワイパーレバー10の先端には
ワイピング機構11として、キャップの記録ヘッド側面
をワイピングクリーニングするためのキャップワイパー
11Aとインクジェット記録ヘッド吐出口面を清掃する
ためのヘッドワイパー11Bとが装着されている。通
常、ワイパー11A,11Bは、同一の材料で形成され
(異なっていてもよい)、具体的には、可とう性のゴム
ブレードで、ウレタンゴムやシリコーンゴム等の適宜な
材料で形成されている。
【0043】ここで、ワイパーレバー10と、ワイパー
11A,11Bの具体的な動作を図13乃至図17で詳
細に説明する。図13は、記録ヘッド1がホームポジシ
ョンでキャップ5によりキャッピングされている図であ
る。12は負圧発生源であるポンプで、ポンプレバー1
4によりピストン13を押し下げることで負圧を発生さ
せチュウブ15、キャップ5を介してインク吐出口1A
よりインクを吸引することが可能となる。ワイパーレバ
ー10は、軸30に関して、不図示のカムにより回転運
動することが可能である。ここで、不図示の装置中央制
御部CPUからワイピング信号が出ると、図12におけ
る歯車7が回転し、キャップホルダー6がバネ8を縮め
ながら後退する(図14)。
【0044】次に、不図示のカムにより、ワイパーレバ
ー10が矢印A方向に回転を始め、まず、ワイパー11
A,11Bは、夫々のワイパー清掃手段としてのブレー
ド16A、16Bに当接する。本参考例(第3参考例)
では、ブレード16A、16Bはインク吸収性のあるス
ポンジを使用したが、勿論その他に、ゴムブレードやプ
ラスチックブレードを使用しても効果はある。
【0045】ワイパーレバー10が矢印A方向に更に、
回転すると、夫々ワイパー11A、11Bはたわみなが
ら、圧接力を持ってブレード16A、16Bを通過し、
この時、ゴミ等の付着物がかき落とされることになる。
このワイパー11A、11Bとブレード16A、16B
とのオーバーラップ量は約1mm程度が好ましいが、ワ
イパー、ブレードの材質及び、ワイパーレバーの回転ス
ピード(拭き取りスピード)等で、ワイパーの汚れの拭
き取り効果の最も良い条件でオーバーラップ量は決定す
れば良い。
【0046】更に、ワイパーレバー10がA方向に進む
と、ワイパー11A、11Bは夫々、キャップ5と記録
ヘッド1に当接し、更に、A方向に回転することで、図
15に示すように、ワイパー11Aがキャップ下方から
上方へ向けてキャップ5の記録ヘッド1に当接する部分
(キャップの記録ヘッド側面FA:図14)をワイピン
グしながら上がり、ワイパー11Bがヘッド下方から上
方へ向けて記録ヘッド1をワイピングしながら上がって
いく。この時、キャップの記録ヘッド側の表面及び記録
ヘッド吐出口面は、付着していた紙ケバやゴミ等がワイ
パー11A,11B夫々によって除去されるので、清掃
された良好な状態に回復される。このワイパー11A、
11Bとキャップ5、記録ヘッド1とのオーバーラップ
量は約1mm程度が好ましいが、ワイパー、記録ヘッ
ド、キャップの材質及び、ワイパーレバーの回転スピー
ド(拭き取りスピード)等で、キャップ5、記録ヘッド
1の汚れの拭き取り効果の最も良い条件でオーバーラッ
プ量は決定すれば良い。
【0047】更に、本参考例(第3参考例)では、ワイ
パーレバー10が下降する際にも、キャップの記録ヘッ
ド側面及びヘッド表面をワイピングする構成を採用して
いる。これは、清掃効果を向上するものである。つま
り、矢印A方向に更に回転して、ワイパー11A、11
Bがキャップ上方点まで達すると、ワイパーレバー10
の回転が停止し(図16)、次に、ワイパーレバー10
を動かす不図示のカムを逆回転させることで、矢印B方
向へワイパーレバー10が逆回転をする。従って、ワイ
パー11A,11Bが上方から下方へ向けてキャップ5
の記録ヘッド1に当接する部分(キャップの記録ヘッド
側面)FA及び記録ヘッド表面をワイピングしながら下
降する(図17)。この時、キャップの記録ヘッド側の
表面及び記録ヘッド表面は、清掃されずに付着していた
紙ケバやゴミ等が存在していてもワイパー11A、11
Bによって夫々除去されるので、より確実に清掃された
良好な状態に回復される。
【0048】本参考例(第3参考例)では、更に、ゴミ
等の付着物をかき落したワイパー11A、11Bをキャ
ップ清掃及び記録ヘッド清掃工程に引き続いて、ブレー
ド16A、16Bによる清掃を行う構成にしているの
で、ワイパー11A、11Bを即座に、ワイピングに適
した状態に復帰せしめることができる。つまり、ワイパ
ーレバー10が更に矢印B方向に回転することで、再
度、ブレード16A、16Bでワイパー11A、11B
のゴミ等の付着物が除去される。そして、ワイパーレバ
ー10が所定の位置に戻ったら、キャップホルダー6が
前進してキャップ5により記録ヘッド1がキャッピング
される(図13)。
【0049】以上説明した動作により、キャップの記録
ヘッドに当接する面(シール面)及び記録ヘッドの当接
面(シール面)を1つのワイピング手段でワイピングす
ることにより、キャップ及び記録ヘッドに付着する紙ケ
バやゴミ等を除去することが可能になり、キャッピング
時には常に記録ヘッドの密閉性が確保されることになっ
た。特に、キャッピング状態で、記録ヘッドのインク吐
出口の乾燥を防ぐと共に吸引を行う構成を採用する場合
には、インク吐出口からの吸引回復が確実に行えるよう
になった。
【0050】図18、図19は、本発明を適用した回復
機構を有するインクジェット装置の第2実施例を示すも
のである。本実施例は、本発明のキャップ及び記録ヘッ
ドのクリーニング手段をキャリッジに搭載させたもの
で、前述の各参考例と異なりキャップにこのクリーニン
グ手段が対向した時にのみ、キャップの記録ヘッド側面
FAのワイピングが実行されるものである。なお、前述
の各参考例及び前述の第1実施例と共通する構成につい
ては説明を省略する。
【0051】図18、図19において、本実施例ワイピ
ング機構17は、キャップの記録ヘッド側面をワイピン
グクリーニングするためのキャップワイパー17Aとイ
ンクジェット記録ヘッド吐出口面を清掃するためのヘッ
ドワイパー17Bとを、図18に示すようなヘッドの両
側に位置するコの字形部分18Aとワイパ支持部分18
Bとが図示の角度で一体化されたワイパーレバー18の
ワイパ支持部分先端に取り付けた構成となっている。通
常、ワイパー17A,17Bは、同一の材料で形成され
(異なっていてもよい)、具体的には、可とう性のゴム
ブレードで、ウレタンゴムやシリコーンゴム等の適宜な
材料で形成されている。
【0052】ワイパーレバー18は、キャリッジ2に設
けられた支柱2Aの軸20に対して回転可能に支持され
ている。なお、ワイパーレバー18は、不図示のネジリ
コイルバネにより図18の状態になるように付勢されて
おり、支柱2Aに設けられているストッパー21によっ
てその移動上限が規制されている。従って、ワイパーレ
バー18は、外部から力が加わっていない状態では、図
18の位置で回転が止まっている。コの字形部分18A
は、先端部に外力を受けるための突起部を図18で垂直
な状態に備え、キャップホルダー22の前進移動によっ
て前進してくる突起部22Aの外力を回転力に変化さ
せ、ワイパーレバー18全体を時計回りに回転させる。
【0053】ここで、不図示の装置中央制御部CPUか
らキャッピング信号或はワイピング信号が出ると、キャ
リッジ19がホームポジションに戻り、キャップホルダ
ー22が矢印AA方向に前進する。この時、キャップホ
ルダー22に設けられている突起部22Aがの突起部を
押し、ワイパーレバー18は、軸20に関して回転を始
め、前進してきたキャップ5をキャップワイパ17Aが
ワイピングし、ワイパ17Bが記録ヘッド1をワイピン
グする(図19)。更に、キャップホルダー22が前進
し、キャップ5の記録ヘッド側の表面及び記録ヘッド表
面を清掃終了すると、ワイパ17A、17Bはキャップ
5と記録ヘッドとの間の空間から下方へ移動してしまう
ので、キャッピングを妨害することがない。本実施例
は、キャッピングの状態を形成する前に必ずキャップの
清掃及びキャップされる記録ヘッド面の清掃を共に行う
ので、キャピングの不都合が確実に解消される。
【0054】印字信号等が入り、キャッピングが解除さ
れる時には、キャップホルダー22の後退が行われ、こ
れに伴って、不図示のネジリコイルバネにより反時計方
向に回転せしめられるから、本実施例においてもワイパ
ー17A、17Bが下方から上方へ向けてキャップ23
の記録ヘッド1に当接する部分(キャップの記録ヘッド
側面)FA及び記録ヘッド表面をワイピングしながら上
昇する。
【0055】このように、本実施例のようにキャリッジ
上にワイピング機構を設け、ワイピングの駆動をキャッ
プホルダーの前後進で行う構成を取ることで、前述の実
施例に比べ、ワイピングレバーのカム等が不要になり、
部品点数が減り、コストダウンが図られる。また、回復
系の機構が簡略化されるので組立性が向上した。尚、本
実施例のキャリッジ上のクリーニング機構の作動制御を
キャップのホルダーではなく、別の部材の移動や駆動手
段によって行うものも本実施例の範疇に含まれるもので
ある。
【0056】図20乃至図22に本発明に関連する構成
を有する第4参考例を示す。本参考例は、前述の第4参
考例及び第2実施例と異なる構成にした点は、キャップ
清掃を一方向のみにして、キャップ清掃した際のゴミや
インクの飛散を低減できる点にある。本参考例は、特
に、上方から下方への下降工程でキャップ清掃を行うも
のである。なお、本参考例についても、前述の各参考例
及び前述の各実施例と共通する構成については説明を省
略する。
【0057】図20乃至図22のように、ワイパーレバ
ー24がキャップ5の下方にある時及びワイパーレバー
24の上昇中は、ワイパー25A、25Bはワイパーレ
バー24に沿った方向に保持されていて、キャップ5や
記録ヘッドを清掃することはない。本参考例(第4参考
例)においては、ワイパーレバー内に収納されているワ
イパー25A、25Bは、不図示の手段、例えば、ワイ
パーレバーが上死点に達すると、ワイパーレバー回転用
のカムが逆回転することで、トリガーがかかり、ワイパ
ーセットレバーによりワイパー25A、25Bがワイパ
ーレバー24から図22のごとく突出するというような
手段によって、キャップ清掃可能状態になる。この状態
で、ワイパーレバー24がB方向へ回転することで、上
方から下方へ向けて記録ヘッド1に当接する部分(キャ
ップの記録ヘッド側面)FA及び記録ヘッド表面をワイ
ピングしながらがワイパー25A、25Bは回転せずに
移動する。
【0058】本参考例(第4参考例)では、更に、ゴミ
等の付着物をかき落したワイパー25A、25Bをキャ
ップ清掃及び記録ヘッド清掃工程に引き続いて、ブレー
ド16A、16Bによる清掃を行う構成にしているの
で、ワイパー25A、25Bを即座に、ワイピングに適
した状態に復帰せしめることができる。つまり、ワイパ
ーレバー10が更に矢印B方向に回転することで、再
度、ブレード16A、16Bでワイパー25A、25B
のゴミ等の付着物が除去される。そして、キャップワイ
パーレバー24の下死点で、ワイパーセットレバーにリ
セットがかかり、ワイパー25A、25Bは回転して再
度、ワイパーレバー24に沿った状態に変位せしめら
れ、キャップ5による記録ヘッドのキャッピングが行わ
れる(図20)。
【0059】本参考例のように、キャップ清掃を一方向
のみに限定することで、キャップ清掃及び記録ヘッド清
掃した際のゴミやインクの飛散を著しく減少でき、特
に、上方から下方への下降工程でキャップ清掃を行うこ
とで、一層ゴミやインクの飛散が装置内外を汚すことを
防止できる。
【0060】図23は、本発明に関連した構成を有する
第5参考例を示す。本参考例は、キャップ及び記録ヘッ
ドのワイピングをワイパーの上下方向の移動によるもの
ではなく、ワイパーの回転運動により行うものである。
図23において、ワイパーレバー24は、ワイパーをヘ
ッドキャップ間の清掃可能位置とこの空間から離脱し記
録ヘッドのキャピングを可能にする離脱位置とに移動さ
せる構成ではあるが、清掃可能位置において、ワイパー
26を矢印の様にほぼ半回転程度の往復回転可能に支持
する。ワイパー26が回転すると、一直線状に位置する
ワイパー26A、ワイパー26B夫々が、記録ヘッド1
及びキャップ5をワイピングする。ここで、ワイパーの
回転を制御すれば、ワイパー26Aが記録ヘッド1のみ
をワイピングし、ワイパー26Bがキャップ5のみをワ
イピングする構成とすることができる。
【0061】尚、ワイパー26をヘッドキャップ間の清
掃可能位置に移動する工程中やこの空間から離脱し記録
ヘッドのキャピングを可能にする離脱位置に移動させる
工程中では、ワイパーは記録ヘッド、及びキャップのい
ずれにも接しない位置に制御されている。つまり、ワイ
パー26が不図示のモータやカム等によって回転せしめ
られる時のみにおいて、記録ヘッド、及びキャップの清
掃が、同時もしくは順に実行できることになる。このよ
うに、ワイピングを回転運動にしたことによって、ワイ
パーレバー24の移動範囲を最小化できたり、ワイパー
の回転を自在に制御することにより、ワイピングの回数
やスピード等が容易に選択可能になり、記録ヘッド及び
キャップに付着する拭き取り効果を増強することができ
る。
【0062】上述した第3参考例、第2実施例、第4参
考例、第5参考例の説明でわかるように、記録ヘッドの
吐出面に弾性体のキャップを圧接し、キャップ内に負圧
を生じさせて吐出口内のインクを吸引する回復装置を備
えたインクジェット記録装置において、1回のワイピン
グ動作で記録ヘッドとキャップの両方のクリーニングを
実行できる手段を設けたことで、キャップ及び記録ヘッ
ドの両方に付着したゴミや紙ケバを除去することがで
き、記録ヘッドのキャッピング時には常にリークするこ
となく記録ヘッドをキャップにより密閉することが可能
となった。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の回復機構に係る発明によれば、インクを吐出する吐
出口が設けられたインクジェットヘッドの前記吐出口が
配された吐出口面に当接して前記吐出口を覆うキャップ
と、該キャップを保持して前記インクジェットヘッドに
対して前後進するキャップホルダーと、前記インクジェ
ットヘッドの前記吐出口面に当接する前記キャップの当
接面を清掃するキャップクリーニング部材と、該キャッ
プクリーニング部材が取り付けられたレバーと、を有
し、前記キャップホルダーが前進して前記レバーを押す
を利用して前記キャップクリーニング部材による前記
当接面の清掃を行う構成としたので、キャップによるイ
ンクジェットヘッドの密閉性を確保するために、インク
ジェットヘッドの吐出口面に当接するキャップの当接面
を清掃するに際し、キャップクリーニング部材の駆動を
キャップホルダーの前後進で行うことから、キャップク
リーニング部材を駆動するための専用の駆動機構を無く
すことができ、部品点数の削減、機構の小型軽量化、組
立性の向上、及びコストダウンを図ることができる回復
機構が提供される。また、請求項7のインクジェット装
置に係る発明によれば、インクを吐出する吐出口が設け
られたインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッ
ドの前記吐出口が配された吐出口面に当接して前記吐出
口を覆うキャップと、該キャップを保持して前記インク
ジェットヘッドに対して前後進するキャップホルダー
と、前記インクジェットヘッドの前記吐出口面に当接す
る前記キャップの当接面を清掃するキャップクリーニン
グ部材と、該キャップクリーニング部材が取り付けられ
たレバーと、を有し、前記キャップホルダーが前進して
前記レバーを押す力を利用して前記キャップクリーニン
グ部材による前記当接面の清掃を行う構成としたので、
キャップによるインクジェットヘッドの密閉性を確保す
るために、インクジェットヘッドの吐出口面に当接する
キャップの当接面を清掃するに際し、キャップクリーニ
ング部材の駆動をキャップホルダーの前後進で行うこと
から、キャップクリーニング部材を駆動するための専用
の駆動機構を無くすことができ、部品点数の削減、機構
の小型軽量化、組立性の向上、及びコストダウンを図る
ことができるインクジェット装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する構成を有するインクジェット
装置の回復機構の第1参考例を示す模式的平面図であ
る。
【図2】図1の第1参考例のキャッピング状態を示す側
面図である。
【図3】図1の第1参考例のキャップクリーニング開始
状態を示す側面図である。
【図4】図1の第1参考例のキャップクリーニング状態
を示す側面図である。
【図5】図1の第1参考例の再キャップクリーニング開
始状態を示す側面図である。
【図6】図1の第1参考例の再キャップクリーニング状
態を示す側面図である。
【図7】本発明を適用したインクジェット装置の回復機
構の第1実施例のキャップクリーニング開始状態を示す
側面図である。
【図8】図7の第1実施例のキャップクリーニング状態
を示す側面図である。
【図9】本発明に関連した構成を有するインクジェット
装置の回復機構の第2参考例のキャッピング状態を示す
側面図である。
【図10】図9の第2参考例のキャップクリーニングの
準備段階を示す側面図である。
【図11】図9の第2参考例のキャップクリーニング開
始状態を示す側面図である。
【図12】本発明に関連する構成を有するインクジェッ
ト装置の回復機構の第3参考例を示す模式的平面図であ
る。
【図13】図12の第3参考例のキャッピング状態を示
す側面図である。
【図14】図12の第3参考例のキャップクリーニング
開始状態を示す側面図である。
【図15】図12の第3参考例のキャップクリーニング
状態を示す側面図である。
【図16】図12の第3参考例の再キャップクリーニン
グ開始状態を示す側面図である。
【図17】図12の第3参考例の再キャップクリーニン
グ状態を示す側面図である。
【図18】本発明を適用したインクジェット装置の回復
機構の第2実施例のキャップクリーニング開始状態を示
す側面図である。
【図19】図18の第2実施例のキャップクリーニング
状態を示す側面図である。
【図20】本発明に関連した構成を有するインクジェッ
ト装置の回復機構の第4参考例のキャッピング状態を示
す側面図である。
【図21】図20の第4参考例のキャップクリーニング
の準備段階を示す側面図である。
【図22】図20の第4参考例のキャップクリーニング
開始状態を示す側面図である。
【図23】本発明に関連した構成を有するインクジェッ
ト装置の回復機構の第5参考例のキャップクリーニング
開始状態を示す模式的斜視図である。
【図24】本発明の解決すべき課題を説明するために従
来のインクジェット装置の回復機構の概略構成を示す模
式的斜視図である。
【図25】本発明の解決すべき課題を説明するために図
24の回復機構のキャッピング状態を示す模式的側面図
である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド(記録ヘッド) 1A インク吐出口 2 キャリッジ 5 キャップ 6 キャップホルダー6A 突起 8 バネ 9 ヘッドクリーニング部材 10 キャップワイパーレバー 11 キャップワイパー 11A キャップクリーニング部材 11B ヘッドクリーニング部材 16 清掃部材 16A 清掃部材 16B 清掃部材 17 キャップワイパー 17A キャップクリーニング部材 17B ヘッドクリーニング部材 18 キャップワイパーレバー 19 キャリッジ22 キャップホルダー 22A 突起部 23 キャップ 24 キャップワイパーレバー 25 キャップワイパー 25A ワイパー25B ワイパー 26A クリーニング部材(ワイパー) 26B クリーニング部材(ワイパー)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する吐出口が設けられたイ
    ンクジェットヘッドの前記吐出口が配された吐出口面に
    当接して前記吐出口を覆うキャップと、 該キャップを保持して前記インクジェットヘッドに対し
    て前後進するキャップホルダーと、 前記インクジェットヘッドの前記吐出口面に当接する前
    記キャップの当接面を清掃するキャップクリーニング部
    材と、該キャップクリーニング部材が取り付けられたレバー
    と、 を有し、前記キャップホルダーが前進して前記レバーを
    押す力を利用して前記キャップクリーニング部材による
    前記当接面の清掃を行うことを特徴とする回復機構。
  2. 【請求項2】 前記キャップクリーニング部材は弾性を
    有する平板状のワイパーブレード部材であることを特徴
    とする請求項1に記載の回復機構。
  3. 【請求項3】 前記キャップクリーニング部材は、前記
    インクジェットヘッドと前記キャップが対面した状態
    で、前記インクジェットヘッドと前記キャップとの間を
    移動可能に構成され、該移動によって前記キャップの前
    記インクジェットヘッドとの当接面を清掃するものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の回復機構。
  4. 【請求項4】 前記キャップは吸引手段に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回
    復機構。
  5. 【請求項5】 前記インクジェットヘッドの前記吐出口
    面を清掃するヘッドクリーニング部材を更に有し、前記
    キャップホルダー前進を利用して前記ヘッドクリーニ
    ング部材による前記吐出口面の清掃を行うことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の回復機構。
  6. 【請求項6】 前記キャップクリーニング部材と前記ヘ
    ッドクリーニング部材とは一対で構成され、前記キャッ
    プの前記インクジェットヘッドとの当接面と前記インク
    ジェットヘッドの吐出口面とをほぼ同時に清掃すること
    を特徴とする請求項5に記載の回復機構。
  7. 【請求項7】 インクを吐出する吐出口が設けられたイ
    ンクジェットヘッドと、 該インクジェットヘッドの前記吐出口が配された吐出口
    面に当接して前記吐出口を覆うキャップと、 該キャップを保持して前記インクジェットヘッドに対し
    て前後進するキャップホルダーと、 前記インクジェットヘッドの前記吐出口面に当接する前
    記キャップの当接面を清掃するキャップクリーニング部
    材と、該キャップクリーニング部材が取り付けられたレバー
    と、 を有し、前記キャップホルダーが前進して前記レバーを
    押す力を利用して前記キャップクリーニング部材による
    前記当接面の清掃を行うことを特徴とするインクジェッ
    ト装置。
  8. 【請求項8】 前記キャップクリーニング部材は、前記
    インクジェットヘッドと前記キャップが対面した状態
    で、前記インクジェットヘッドと前記キャップとの間を
    移動可能に構成され、該移動によって前記キャップの前
    記インクジェットヘッドとの当接面を清掃するものであ
    り、前記キャップクリーニング部材のクリーニングのタ
    イミングを制御する制御手段を備えていることを特徴と
    する請求項7に記載のインクジェット装置。
  9. 【請求項9】 前記キャップクリーニング部材は、前記
    キャップが前記インクジェットヘッドを覆う前に該キャ
    ップの清掃を行うように制御されることを特徴とする請
    求項8に記載のインクジェット装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェットヘッドの前記吐出
    口面を清掃するヘッドクリーニング部材を更に有し、前
    記キャップホルダー前進を利用して前記ヘッドクリー
    ニング部材による前記吐出口面の清掃を行うことを特徴
    とする請求項7〜9のいずれかに記載のインクジェット
    装置。
  11. 【請求項11】 前記キャップクリーニング部材と前記
    ヘッドクリーニング部材とは一対で構成され、前記キャ
    ップの前記インクジェットヘッドとの当接面と前記イン
    クジェットヘッドの吐出口面とをほぼ同時に清掃するこ
    とを特徴とする請求項10に記載のインクジェット装
    置。
  12. 【請求項12】 前記インクジェットヘッドは、電気熱
    変換体が発生する熱によりインク中に膜沸騰を生じさせ
    て、前記吐出口からインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項7〜11のいずれかに記載のインクジェット装
    置。
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