JP2011079185A - インクジェットプリンター - Google Patents

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【課題】 インクジェットプリンターの大型化を抑えつつ、ワイパークリーナーを洗浄することができる構成を備えるインクジェットプリンターを提供すること。
【解決手段】プリンター1は、インクヘッド5のノズル面7を払拭するワイパー9と、このワイパー9を払拭するワイパー22とを備えている。そして、プリンター1は、ワイパー22に洗浄液を供給する洗浄液供給機構25と、ノズル面7に形成されるノズルからノズル内のインクを吸引する吸引機構2とを有し、ワイパー9によりノズル面7を払拭するノズル面払拭動作を実行した後、ワイパー9をワイパー22により払拭するワイパー払拭動作を実行し、さらに、ワイパー払拭動作を実行した後、吸引機構2によりワイパー22の周囲を負圧とすることで、洗浄液供給機構25から洗浄液をワイパー22に吸引する洗浄液吸引動作を実行するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェットプリンターに関する。
インクジェットプリンターの中には、インク噴射ヘッドのノズル面を払拭するクリーニングワイパーに付着したインクを、ワイパークリーナーによって払拭し、クリーニングワイパーによってノズル面を払拭する際の払拭性を向上させる構成を備えるものがある。また、かかる構成を備えるインクジェットプリンターとして、特許文献1には、ワイパークリーナーを洗浄液容器内の洗浄液に浸漬することで、ワイパークリーナーを洗浄する構成が開示されている。ワイパークリーナーを洗浄することで、ワイパークリーナーによるクリーニングワイパーに付着したインクの払拭性が向上し、その結果、クリーニングワイパーによるノズル面の払拭性を向上させることができる。
特開平11−157087号公報
しかしながら、特許文献1の構成による場合は、ワイパークリーナーを洗浄する洗浄液容器を備える必要があり、インクジェットプリンターの大型化を招くという問題がある。
そこで、本発明は、インクジェットプリンターの大型化を抑えつつ、ワイパークリーナーを洗浄することができる構成を備えるインクジェットプリンターを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、インク噴射ヘッドのノズル面を払拭するクリーニングワイパーと、クリーニングワイパーを払拭するワイパークリーナーとを備えるインクジェットプリンターにおいて、ワイパークリーナーに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、ノズル面に形成されるノズルからノズル内のインクを吸引するノズル吸引手段とを有し、クリーニングワイパーによりノズル面を払拭するノズル面払拭動作を実行した後、ワイパークリーナーによりクリーニングワイパーを払拭するワイパー払拭動作を実行し、さらに、ワイパー払拭動作を実行した後、ノズル吸引手段によりワイパークリーナーの周囲を負圧とすることで洗浄液を上記ワイパークリーナーに吸引する洗浄液吸引動作を実行することとする。
上記発明に加えて、インクジェットプリンターは、洗浄液吸引動作を実行した後、ワイパークリーナーの周囲を密閉することができるキャップを有することとする。
上記発明に加えて、インクジェットプリンターのキャップは、ノズル吸引手段によりノズル内のインクを吸引する際にノズル面を覆うキャップであり、記録動作を休止中に、ノズル面をキャップにより覆うこととする。
上記発明に加えて、インクジェットプリンターのワイパークリーナーは、インク噴射ヘッドの移動に対して独立していることとする。
本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンターの概略の構成を示す斜視図である。 図1に示す吸引機構の概略の構成を示す断面概略図である。 図1に示すインクジェットプリンターの電気的な構成を示すブロック図である。 図1に示すインクジェットプリンターの動作を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターの動作を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターの動作を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターの動作を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターの動作を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターの動作を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターの動作を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターの動作を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンター支持板とキャップとの当接状態を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンター(以下、単に、プリンターと記載する。)1について、図1から図3を参照しながら説明をする。図1は、プリンター1の全体的な概略の構成を示す斜視図である。図2は、ノズル吸引手段としての吸引機構2とワイパークリーニング装置3の概略の構成を示す断面概略図である。図3は、図1に示すプリンター1の概略の構成を示すブロック図である。図4から図11は、プリンター1の動作を説明するための図である。なお、以下の説明において、図1に図中矢印Xで示す方向を前方(前側)、その反対側を後方(後側)とし、前方から後方を見て、左手側を左方(左側)、右手側を右方(右側)として説明を行う。また、図中矢印Yで示す方向を上方(上側)、その反対側を下方(下側)とし説明をする。
(プリンター1の全体構成)
図1に示すように、プリンター1は、外装筐体4を有し、この外装筐体4の内部に、インク噴射ヘッド(以下、単に、インクヘッドと記載する。)5と、このインクヘッド5が搭載されるキャリッジ6と、インクヘッド5のノズル面7の拭き取り等を行うクリーニング装置8と、このクリーニング装置8に備えられるクリーニングワイパー(以下、単に、ワイパーと記載する。)9をクリーニングするワイパークリーニング装置3等が備えられている。また、外装筐体4の内部には、キャリッジ6の左右方向への移動をガイドするガイド部材10と、このガイド部材10に平行に左右に掛け渡されるタイミングベルト11とが備えられている。
タイミングベルト11は、アイドルプーリー12Aと駆動プーリー12Bとに掛け渡され、駆動プーリー12Bがキャリッジモーター12Cにより左右に往復回転させられる。キャリッジ6は、タイミングベルト11の一部に結合され、タイミングベルト11の左右方向への往復回転と共に左右方向に往復移動可能となっている。タイミングベルト11の下方には、搬送モーター13により回転させられ、記録紙Pを搬送するための搬送ローラー14が配設されている。また、インクヘッド5の下方には、搬送ローラー14の回転により後方から前方に向かって搬送される記録紙Pの下側を支持するプラテン15が配設されている。
インクヘッド5の記録紙Pと対向する面であるノズル面7には、インクヘッド5内に形成されるノズル内のインクが記録紙Pに向かって噴射される噴射口であるノズル開口(図示省略)が形成されている。インクヘッド5は、キャリッジ6と共に左右方向(主走査方向)に往復移動しながら、搬送ローラー14により後方から前方に向かって(副走査方向に)搬送される記録紙Pに対してインクを噴射し、パソコンPC(図3参照)等から送られる画像データ等に基づく所望の画像を記録紙Pに対して記録する。なお、インクヘッド5が記録紙Pに記録を行う際のインクヘッド5の左右方向への往復移動は、記録紙Pの左右幅に対応した記録領域Rで行われる。
一方、記録を行っている間にノズル面7がインクや紙粉等で汚れたりノズル内のインクが増粘したとき、あるいは一定量の記録を行った後等の所定のタイミングで、インクヘッド5は、記録領域Rの左側に設定されている非記録領域Sに移動させられる。非記録領域Sには、クリーニング装置8およびワイパークリーニング装置3が配置されている。プリンター1は、インクヘッド5が非記録領域Sに移動したときに、クリーニング装置8により、ノズル面7のクリーニングを行うクリーニング動作を行うことができる構成となっている。
クリーニング動作では、ノズル内のインクを吸引するノズル吸引動作およびノズル面7の拭き取りを行うノズル面払拭動作が実行される。また、プリンター1は、ワイパークリーニング装置3によって、クリーニング装置8のワイパー9をクリーニングするワイパー払拭動作を行うことができるように構成されている。
(クリーニング装置8の構成)
クリーニング装置8は、インクヘッド5が非記録領域Sに移動したときに、インクヘッド5の下方となる位置に配置されている。そして、クリーニング装置8は、ワイパー9と、ノズル面7を覆うことができるキャップ16等を備えている。
ワイパー9は、ワイパー昇降モーター17(図3参照)等により構成されるワイパー昇降機構(図示省略)によって、上下に昇降することができる。つまり、ワイパー9は、ワイパー昇降機構(図示省略)によって、後述するように、ワイパー9の上端部9Aがノズル面7に当接する上方位置(たとえば、図5、図7等参照)と、ワイパー9の上端部9Aがノズル面7よりも下方の位置となる下方位置(たとえば、図4、図8等参照)とに移動させられる。
クリーニング装置8は、ノズル吸引手段としての吸引機構2を備えている。図2に示すように吸引機構2は、キャップ16、キャップ昇降モーター18(図3参照)を有するキャップ昇降機構19、廃液タンク20および吸引ポンプ21等により構成される。吸引機構2は、キャップ16によってノズル面7を覆った状態(図6参照)で、吸引ポンプ21を駆動することで、ノズル(図示省略)内のインクを吸引し、廃液タンク20に排出する動作であるノズル吸引動作を実行する。キャップ16は、キャップ昇降機構19によって、上下に昇降することができる。つまり、キャップ16は、キャップ昇降機構19によって、後述するように、ノズル面7を覆ったり、または、ワイパー22を覆うことができる上方位置(たとえば、図6、図10等参照)と、キャップ16の上縁部16Aが、ノズル面7およびワイパー22よりも下方の位置となる下方位置(たとえば、図4等参照)とに移動させられる。キャップ16の内部には、水分を吸収することができる保湿材16Cが備えられている。保湿材16Cは、例えば、フェルト、スポンジ等の多孔質材から形成されている。
また、クリーニング装置8は、クリーニング装置移動用モーター(以下、単に、移動用モーターと記載する。)23(図3参照)等により構成されるクリーニング装置移動機構(以下、単に、移動機構と記載する。)24によって、左右方向に移動することができるように構成されている。
(ワイパークリーニング装置3の構成)
ワイパークリーニング装置3は、ワイパー9を払拭することができるワイパークリーナーとしてのワイパー22と、このワイパー22に対して洗浄液を供給する洗浄液供給手段としての洗浄液供給機構25等を備えている。ワイパー22は、支持板26の下面に、下方に向けて突出するように設けられている。洗浄液供給機構25は、洗浄液タンク25Aとこの洗浄液タンク25A内の洗浄液をワイパー22に供給するパイプ25B等を有している。パイプ25Bは、支持板26を介してワイパー22に接続されている。支持板26は、パイプ25Bとワイパー22とを接続するシール部材としても機能している。ワイパー22は、スポンジ等の多孔質材から形成されている。そのため、ワイパー22は、洗浄液供給機構25から供給される洗浄液を吸収することができる。
図3に示すように、プリンター1は、ワイパー22をキャップ16により覆った状態で、吸引ポンプ21を動作し、キャップ16の内部を負圧とすると、洗浄液供給機構25からワイパー22に対して洗浄液の供給を行うことができる構成となっている。洗浄液供給機構25からワイパー22に供給された洗浄液は、吸引機構2の廃液タンク20に排出される。つまり、プリンター1は、ワイパー22を洗浄液によって洗浄することができる構成となっている。
次に、図3を参照しながら図1に示すプリンター1の電気的な構成の概略を説明する。
図3において、プリンター1は、パソコンPCから入力された画像データ等を受け取るインターフェイス28と、制御部29と、インクヘッド5およびこのインクヘッド5を駆動するインク噴射ヘッドドライバー30と、キャリッジモーター12Cおよびこのキャリッジモーター12Cを駆動するキャリッジモータードライバー31と、搬送モーター13およびこの搬送モーター13を駆動する搬送モータードライバー32等を備える。
また、プリンター1は、ワイパー昇降モーター17およびこのワイパー昇降モーター17を駆動するワイパー昇降モータードライバー33と、キャップ昇降モーター18およびこのキャップ昇降モーター18を駆動するキャップ昇降モータードライバー34と、吸引ポンプ21およびこの吸引ポンプ21を駆動する吸引ポンプドライバー36と、移動用モーター23およびこの移動用モーター23を駆動するクリーニング装置移動用モータードライバー37等を備える。
制御部29は、記録開始信号や、画像データー等に基づいてインクヘッド5、搬送モーター13、キャリッジモーター12C、キャップ昇降モーター18等の駆動の他、プリンター1の様々な動作制御を司る機能を有し、CPU(Central Processing Unit)38あるいはマイクロコンピュータ等により構成される。また、制御部29には、プリンター1の各種動作に係る処理プログラム等が記憶されているPROM(Programmable Read−Only Memory)39と、パソコンPCからインターフェイス28を介して入力される画像データ等を格納・記憶したり、作業用のメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)40と、プリンター1に関する諸情報を記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)41等を備える。
(ノズル面払拭動作、ノズル吸引動作、ワイパー払拭動作、クリーナー吸引動作)
次に、図4から図11を参照しながら、プリンター1の動作について、インクヘッド5が非記録領域Sに位置しているときに実行されるインク面払拭動作等について説明する。
図4に示すように、クリーニング装置8は、インクヘッド5が記録領域Rに配置されている間、ワイパークリーニング装置3よりも記録領域R側となる初期位置IPに配置されている。また、クリーニング装置8は、初期位置IPにおいて、インクヘッド5が記録領域Rに配置されている間、キャップ16およびワイパー9が下方位置に移動されている。インクヘッド5は、記録領域Rに配置されている間、たとえば、記録動作を実行している。
制御部29は、たとえば、インクヘッド5が一定時間の記録動作を行いノズル面7がインクや紙粉等で汚れたり、あるいはノズル内のインクが増粘したと判断したところで、キャリッジモーター12Cを駆動して、図5に示すように、インクヘッド5を、非記録領域Sに配置されるクリーニング位置CPに移動する。クリーニング位置CPは、初期位置IPに配置されるクリーニング装置8のキャップ16の開口部16Bに対して、インクヘッド5のノズル面7が上方で対向する位置である。インクヘッド5が、記録領域Rからクリーニング位置CPに移動する際、ワイパー9は下方位置に移動されている。そのため、移動するインクヘッド5のノズル面7にワイパー9が接触することはない。
続いて、制御部29は、キャップ昇降モーター18を駆動して、図6に示すように、キャップ16の上縁部16Aがノズル面7の周囲に当接し、ノズル面7を覆う(封止する)ことができる上方位置にキャップ16を移動する。さらに、制御部29は、ノズル面7をキャップ16で覆った状態で、吸引ポンプ21を駆動し、ノズル吸引動作を実行する。このノズル吸引動作により、ノズル内のインクが廃液タンク20に排出される。
ノズル吸引動作を終了した後、制御部29は、キャップ昇降モーター18を駆動して、キャップ16を下方位置に移動すると共に、ワイパー昇降モーター17を駆動して、ワイパー9を上方位置に移動する。そして、制御部29は、移動用モーター23を駆動して、クリーニング装置8を、図7に示すように、ワイパー9がワイパー22の左方となるワイパー払拭動作完了位置EPに移動する。
クリーニング装置8が初期位置IPからワイパー払拭動作完了位置EPに移動する際、上述したように、ワイパー9は上方位置に移動されている。そのため、クリーニング装置8が初期位置IPからワイパー払拭動作完了位置EPに向かって移動する際、ワイパー9はノズル面7に対して摺動しながら移動させられる。つまり、クリーニング装置8が、初期位置IPからワイパー払拭動作完了位置EPに向かって移動する際に、ワイパー9によりノズル面7が払拭されるノズル面払拭動作が行われる。
また、ワイパー9は、ノズル面7の払拭を行った後、ワイパー22の左側に配置されるワイパー払拭動作完了位置EPに移動される。ワイパー9は、ワイパー22の右側(インクヘッド5側)から左側(ワイパー22を挟んでインクヘッド5の反対側)に移動する際に、ワイパー22に当接する。つまり、ワイパー9は、ワイパー22の右側から左側(ワイパー22を挟んでインクヘッド5の反対側)に移動する際に、ワイパー9の上端部分が、ワイパー22に擦り付けられる。ワイパー9の上端部分が、ワイパー22に擦り付けられることで、ノズル面払拭動作によりワイパー9に付着したインクや紙粉等がワイパー22により拭き取られるワイパー払拭動作が実行される。
制御部29は、クリーニング装置8をワイパー払拭動作完了位置EPに移動させた後、図8に示すように、ワイパー昇降モーター17を駆動して、ワイパー9を下方位置に移動する。続いて、図9に示すように、クリーニング装置8をワイパー払拭動作完了位置EPからクリーナー吸引位置BPに移動する。クリーナー吸引位置BPは、キャップ16の開口部16Bが、ワイパークリーニング装置3のワイパー22の下方に配置される位置である。そして、制御部29は、キャップ昇降モーター18を駆動して、図10に示すように、キャップ16を、ワイパー22を覆うことができる上方位置に移動する。
ワイパー22は、支持板26の下面26Aに取り付けられている。クリーナー吸引位置BPに配置されているクリーニング装置8のキャップ16を上方位置に移動すると、キャップ16の開口部16Bの周縁部が支持板26に当接する。キャップ16と支持板26とは、キャップ16の上縁部16Aが支持板26の下面26A内に収まり、両者が互いに密着することができるように構成されている。つまり、図12に示すように、支持板26に対して上縁部16Aが当接する当接部26Bが、下面26A内に収まり、当接部26Bにおいて、キャップ16の上縁部16Aが支持板26の下面26Aにおいて密着している。したがって、キャップ16によりワイパー22の周囲が密閉される。
キャップ16が上方位置に配置されワイパー22の周囲が密閉された状態で、制御部29が、吸引ポンプ21を駆動すると、キャップ16内が負圧となり、洗浄液タンク25A内の洗浄液がワイパー22に供給される洗浄液吸引動作が実行される。ワイパー22に供給された洗浄液は、廃液タンク20に排出される。このように洗浄液タンク25Aからワイパー22に洗浄液が供給され、ワイパー22に供給された洗浄液が廃液タンク20に排出されることで、ワイパー払拭動作によってインクや紙粉等が付着したワイパー22が洗浄される。ワイパー22から廃液タンク20に排出される洗浄液の一部は、キャップ16内に備えられる保湿材16Cに吸収される。
ワイパー22の洗浄(図10参照)が行われた後、引き続き、記録動作が実行される場合には、インクヘッド5は記録領域Rに移動される。一方、キャップ16は、上方位置に配置され支持板26に当接されたままとされ、ワイパー22の周囲は密閉状態が保持される。そして、制御部29は、次回、インクヘッド5が、記録領域Rから非記録領域Sに移動されるのに併せて、上述の図4に示すように、キャップ16を下方位置に移動させてた状態でクリーニング装置8を初期位置IPに移動する。つまり、インクヘッド5が記録領域Rで記録動作を実行している間、キャップ16が支持板26に当接されていることでワイパー22の周囲はキャップ16により密閉状態とされ、ワイパー22からの洗浄液の蒸発を抑えることができる。そのため、次回、ワイパー払拭動作が行われる際、ワイパー22は湿潤状態であり、ワイパー9を払拭する際の払拭性を高いものとすることができる。キャップ16内には保湿材16Cが備えられている。この保湿材16Cには、ワイパー22から廃液タンク20に洗浄液が排出される際に、その洗浄液の一部が吸収されている。そのため、ワイパー22からの洗浄液の蒸発を効果的に抑えることができる。
ワイパー22の洗浄に引き続いて記録動作が実行されない場合(プリンター1の電源をオンした状態で記録動作を行っていない待機状態とされる場合、またはプリンター1の電源がオフされる場合)、制御部29は、キャップ16を下方位置に一旦移動する。そして、制御部29は、移動用モーター23を駆動して、クリーニング装置8を図11に示すように初期位置IPに移動すると共に、キャップ16を上方位置に移動し、ノズル面7をキャップ16で覆った状態とする。キャップ16内は、洗浄液吸引動作により湿潤となっている。そのため、プリンター1が待機状態となっている間、あるいは電源オフの状態となっている間、ノズル内のインクが凝固することを効果的に抑えることができる。キャップ16内には保湿材16Cが備えられている。この保湿材16Cには、ワイパー22から廃液タンク20に洗浄液が排出される際に、その一部の洗浄液が吸収されている。そのため、ノズル内のインクが凝固することを効果的に抑えることができる。
上述のように本実施の形態のプリンター(インクジェットプリンター)1は、インクヘッド(インク噴射ヘッド)3のノズル面7を払拭するワイパー(クリーニングワイパー)9と、このワイパー9を払拭するワイパー(ワイパークリーナー)22とを備えている。そして、プリンター1は、ワイパー22に洗浄液を供給する洗浄液供給手段しての洗浄液供給機構25と、ノズル面7に形成されるノズルからノズル内のインクを吸引するノズル吸引手段としての吸引機構2とを有し、ワイパー9によりノズル面7を払拭するノズル面払拭動作を実行した後、ワイパー9をワイパー22により払拭するワイパー払拭動作を実行し、さらに、ワイパー払拭動作を実行した後、吸引機構2によりワイパー22の周囲を負圧とすることで、洗浄液供給機構25から洗浄液をワイパー22に吸引する洗浄液吸引動作を実行するように構成されている。
このように構成されるプリンター1は、吸引機構2によりワイパー22の周囲を負圧とすることで、洗浄液供給機構25から洗浄液をワイパー22に吸引する洗浄液吸引動作を実行している。そのため、ワイパークリーナーを洗浄するための洗浄容器を備える必要がなく、プリンター1の大型化を抑えてワイパー22の洗浄を行うことができる。また、プリンター1は、ワイパー払拭動作を実行した後、洗浄液吸引動作を行うことで、洗浄液供給機構25からワイパー22に洗浄液が供給され、ワイパー22を洗浄することができる。そのため、次回、ワイパー払拭動作を行う際のワイパー9に対する払拭性を高めることができる。ワイパー22のワイパー9に対する払拭性を高めることで、ワイパー9をきれいな状態にすることができ、ひいては、ワイパー9によりノズル面7を払拭する際の払拭性(クリーニングの信頼性)を高めることができる。
また、プリンター1は、洗浄液吸引動作を実行した後、ワイパー22の周囲を密閉することができるキャップ16を備える構成とされている。
プリンター1をこのように構成することで、ワイパー22を湿潤に保つことができ、次回、ワイパー22によりワイパー払拭動作を行う際、ワイパー22によるワイパー9に対する払拭性を高めることができる。ワイパー22の周囲の密閉は、たとえば、インクヘッド5が記録動作を行っている間行われる。そして、記録動作が終わりノズル吸引動作が行われる際には、移動機構24によりクリーニング装置8を移動することで、キャップ16をインクヘッド5側に移動し、ノズル面7をキャップ16により密閉しノズル吸引動作が行われる。
また、プリンター1は、吸引機構2によりノズル内のインクを吸引するノズル吸引動作を行う際にノズル面を覆うキャップ16により、ワイパー22の周囲を密閉し洗浄液吸引動作を行う。そして、プリンター1が待機状態、あるいは電源オフとなっている状態のとき、洗浄液吸引動作により湿潤されたキャップ16によりノズル面7が覆われる構成となっている。
プリンター1をこのように構成することで、プリンター1が待機状態、あるいは電源オフとなっている状態のとき、ノズル内のインクが凝固してしまうことを抑えることができる。
また、プリンター1は、インクヘッド5の移動に対して、ワイパー22が独立している構成となっている。つまり、インクヘッド5の左右方向への移動に対して、ワイパー22は固定された位置であり不動の構成となっている。
プリンター1をこのように構成することで、インクヘッド5が記録動作を行っている間、ワイパー22をキャップ16で覆うことができ、キャップ16内とワイパー22の湿潤状態の維持を図ることができる。
上述の実施の形態に係るプリンター1のワイパー22は、固定された位置に備えられている。これに対し、ワイパー22を、インクヘッド5(キャリッジ6)と一体に移動する構成としてもよい。たとえば、キャリッジ6の下側のインクヘッド5の左側に、インクヘッド5と並置するように備えることができる。
このように構成することで、移動機構24によりクリーニング装置8を左右に移動する代りに、キャリッジ6を移動することで、ワイパー22とクリーニング装置8との位置関係を、クリーニング装置8が、初期位置IP、ワイパー払拭動作完了位置EPおよびクリーナー吸引位置BPに移動したときと同様の位置関係にすることができる。ワイパー22を、インクヘッド5(キャリッジ6)と一体に移動する構成とすることで、移動機構24を不要とすることができる。しかしながら、移動機構24によりクリーニング装置8を左右に移動する構成とすることで、インクヘッド5が記録動作を行っている間、ワイパー22をキャップ16で覆ようにすることで、キャップ16内とワイパー22の湿潤状態の維持を図ることができる。
1 … プリンター(インクジェットプリンター) 2 … 吸引機構(ノズル吸引手段) 5 … インクヘッド(インク噴射ヘッド) 7 … ノズル面 9 … クリーニングワイパー 16 … キャップ 22 … ワイパー(ワイパークリーナー) 25 … 洗浄液供給機構(洗浄液供給手段)

Claims (4)

  1. インク噴射ヘッドのノズル面を払拭するクリーニングワイパーと、
    上記クリーニングワイパーを払拭するワイパークリーナーと、
    を備えるインクジェットプリンターにおいて、
    上記ワイパークリーナーに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
    上記ノズル面に形成されるノズルから上記ノズル内のインクを吸引するノズル吸引手段と、
    を有し、
    上記クリーニングワイパーにより上記ノズル面を払拭するノズル面払拭動作を実行した後、上記ワイパークリーナーにより上記クリーニングワイパーを払拭するワイパー払拭動作を実行し、さらに、上記ワイパー払拭動作を実行した後、上記ノズル吸引手段により上記ワイパークリーナーの周囲を負圧とすることで上記洗浄液を上記ワイパークリーナーに吸引する洗浄液吸引動作を実行すること、
    を特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 請求項1に記載のインクジェットプリンターにおいて、
    前記洗浄液吸引動作を実行した後、前記ワイパークリーナーの周囲を密閉することができるキャップを有すること、
    を特徴とするインクジェットプリンター。
  3. 請求項2に記載のインクジェットプリンターにおいて、
    前記キャップは、前記ノズル吸引手段により上記ノズル内のインクを吸引する際に前記ノズル面を覆うキャップであり、
    記録動作を休止中に、前記ノズル面を前記キャップにより覆うこと、
    を特徴とするインクジェットプリンター。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のプリンターにおいて、
    前記ワイパークリーナーは、前記インク噴射ヘッドの移動に対して独立していること、
    を特徴とするインクジェットプリンター。
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