JP2006051679A - インクヘッドのメンテナンス装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のインクヘッドのメンテナンス装置は、装置全体が搬送ベルト上から横方向に退避しているため、画像形成装置全体が大型化しており、設置面積の縮小が難しいという問題があった。
【解決手段】本発明は、1A〜1D間のスペースSにおいて支持体22の下面にキャップカバー部材82を設けている。このキャップカバー部材82はキャップ7の外周よりも一回り大きくなっており、キャップカバー部材82がキャップ7に直接接触しないように構成されている。すなわち、キャップ7の上面はキャップカバー部材82によって粉塵が付着しにくくなっており、さらにはキャップ7がキャップカバー部材82に直接接触しないためキャップカバー部材82を清掃する手段は不要となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、1A〜1D間のスペースSにおいて支持体22の下面にキャップカバー部材82を設けている。このキャップカバー部材82はキャップ7の外周よりも一回り大きくなっており、キャップカバー部材82がキャップ7に直接接触しないように構成されている。すなわち、キャップ7の上面はキャップカバー部材82によって粉塵が付着しにくくなっており、さらにはキャップ7がキャップカバー部材82に直接接触しないためキャップカバー部材82を清掃する手段は不要となっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成媒体にインクを吐出させて画像を形成する画像形成装置のインクヘッド及びノズルをメンテナンスするメンテナンス装置に関する。
一般に、インクジェットヘッド方式を用いた画像形成装置は、走査移動しつつ搬送された記録媒体上にインクヘッドのヘッドノズルからインクを吐出して画像形成を行う。このようなインクを吐出して行う画像形成は、ヘッド内のインクが長時間吐出されないとノズル内でインクの乾燥化が進み、インクの粘性が増加して、次の画像形成時にインクが適正な位置に吐出されなくなり着弾ズレが起こる場合がある。従って、ノズル内におけるインク詰まりを防止するためには、定期的、ユーザの設定もしくは画像形成枚数に応じてメンテナンスが必要となる。
メンテナンス方法は、ノズル内に残留するインクを吸引してノズルの目詰まりを除去及び防止する吸引メンテナンス、ノズル形成面の汚れや吸引メンテナンスにより付着したインク滴を除去するためのワイピングメンテナンス、専用に設けたインク受けに強制的にインクを吐出させるスピッティングメンテナンス、又はノズルの乾燥防止をするためのキャッピング等がある。
従来技術として、例えば、キャップ自身の洗浄を行う特許文献1が公知である。以下、図19を参照して説明する。
インクジェット記録ヘッド101のインク吐出口102を外気から遮断するヘッドキャップ103と、このヘッドキャップ103に連通する吸引手段104とを備え、インク吐出口102内に保持されたインク105をヘッドキャップ103内に強制的に吸引するプライミングによりインク吐出口102の清浄を行う構成である。プライミング終了後のヘッドキャップ103が当接するクリーニングプレート106を設けると共に、クリーニングプレート106にはヘッドキャップ103内の雰囲気を大気に連通する吸気通路107を形成し、ヘッドキャップ103をクリーニングプレート106に当接させた状態で吸引手段104を機能させることにより、ヘッドキャップ103をクリーニングしている。更には図示しない洗浄液を用いて洗浄効果を高めている。
また、特許文献2は、キャップ内に残留する気泡を消去するためキャップ上面に密着するように接着させるクリーナー片を備える装置を開示している。以下、図20を参照して説明する。本装置は、クリーニングユニット112、記録ヘッド111及びクリーナー片114を備える。クリーニングユニット112は記録ヘッド111からインクを強制的に吸引する。吸引後、クリーニングユニット112はクリーナー片114に密着するためにエアシリンダー116に押し出され移動する。このとき、クリーニングユニット112上に残存する気泡は、エアシリンダー115によりクリーニングユニット112が上昇した際にクリーナー片114により押しつぶされて消滅する。
また、非稼動中は記録ヘッド111の動きに対応した移動手段により、クリーニングユニット112はキャップ本体113が待機しているクリーナー片114に密着するように移動する。ここで、キャップとクリーナー片114が密着することによりクリーナー片114はキャップ本体内の清掃を行う。
特開平06−293137号公報
特開2003−191481公報
従来技術として前述した特許文献1は、クリーニングプレート106が装置内で記録媒体から発生した紙粉等が付着することで汚れる可能性が高い。汚れたクリーニングプレート106を用いてキャップに接触し洗浄すると逆にキャップを汚染してしまう。また、クリーニングプレード106の汚れに対して洗浄液を用いることで洗浄効果を高めて吸引除去している。しかし、一度付着した微細な粉塵を吸引除去することは多大な吸引力を必要とするため洗浄することは非常に困難である。さらに、インク以外に洗浄液を使用するため設置スペースを必要とし装置が大型化してしまう。
また特許文献2に示した従来のメンテナンス装置は、クリーナー片114をキャップに接触させることでキャップ内の気泡を消去している。しかし装置内に浮遊する紙粉や装置内に侵入した大気中のダストといった粉塵が付着することで汚れたクリーナー片114はキャップに粉塵を付着させてしまう。これにより不吐出や飛行曲がりを発生させる虞がある。
そこで本発明は、画像形成時はメンテナンスユニット及びキャップ部材に対して画像形成媒体の搬送方向に沿って設けたスペースに退避し、非画像形成時はメンテナンスユニットがそのスペースからヘッド部に移動し密着することでノズルの乾燥化及び粉塵の付着を防止し、長期間に渡り良好な画質を得ることができる小型なメンテナンス装置を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、記録媒体ヘ複数のノズルからインクを吐出して画像を記録する記録手段と、記録手段に対し搬送方向に沿って配置されるスペースを設け、記録手段を吊り下げるヘッド支持体と、を有する画像形成装置に搭載され、記録手段が稼動時はスペースに退避し、非稼動時は記録手段の前期ノズルの吐出口と対向して密着されるキャップ部材と、記録手段が稼動時にキャップ部材を覆い、空気の流れを抑制するキャップカバー部材と、を具備することを特徴とするインクヘッドのメンテナンス装置を提供する。
本発明は、画像形成時はメンテナンスユニット及びキャップがヘッドに対して搬送方向に沿って設けたスペースに退避し、非画像形成時はメンテナンスユニットがそのスペースからヘッド部に移動し密着することでノズルの乾燥化及び粉塵の付着を防止し、長期間に渡り高精度な画質を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2を参照して、本発明のインクヘッドのメンテナンス装置に係る一実施形態の構成例を示し説明する。尚、以下の説明において、図中、記録媒体の搬送方向をX軸方向又は副走査方向とし、この搬送方向と直交する方向をY軸方向又は主走査方向又は記録媒体の幅方向としている。X軸及びY軸方向に直行する方向をZ軸方向又は上下方向とする。
また、画像形成のためにインクを吐出するものをノズル、複数のノズルが列状に配置されたものをノズル列、ノズル列が設けられた面をノズル形成面、ノズル形成面とその周辺部(ヘッドフレーム面)をノズル形成領域、又はインク吐出面、1つのノズル形成領域が設けられたものをインクヘッド、2つのインクヘッドが一体的に成っているものをヘッドユニット、複数のヘッドユニットが配列されたものをヘッド列、及び複数のヘッド列が2次元的に配置されたものをヘッド、又はインク吐出部とする。
また、画像形成のためにインクを吐出するものをノズル、複数のノズルが列状に配置されたものをノズル列、ノズル列が設けられた面をノズル形成面、ノズル形成面とその周辺部(ヘッドフレーム面)をノズル形成領域、又はインク吐出面、1つのノズル形成領域が設けられたものをインクヘッド、2つのインクヘッドが一体的に成っているものをヘッドユニット、複数のヘッドユニットが配列されたものをヘッド列、及び複数のヘッド列が2次元的に配置されたものをヘッド、又はインク吐出部とする。
図1はインクヘッドのメンテナンス装置の概観構成を示す図である。図2はメンテナンス装置のメンテナンスユニットが退避した状態を示す側面図である。
本発明の画像形成装置におけるヘッドユニット2は、記録媒体幅にわたり配列された複数色のノズルから記録媒体41に微小インク滴を吐出し画像を形成するインクジェット方式画像形成装置である。画像形成装置の媒体搬送系は、記録体供給部40、プラテン部50及び記録媒体排出部60に大別される。
本発明の画像形成装置におけるヘッドユニット2は、記録媒体幅にわたり配列された複数色のノズルから記録媒体41に微小インク滴を吐出し画像を形成するインクジェット方式画像形成装置である。画像形成装置の媒体搬送系は、記録体供給部40、プラテン部50及び記録媒体排出部60に大別される。
プラテン部50に対向配置されたヘッドユニット2は、複数色のインク、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)等をそれぞれに吐出してカラー画像を記録することができる複数のヘッド列1A、1B、1C、1Dを有してブロック分割されている。ヘッドユニット2の各色のノズル列は搬送方向に重なるように配置される。各ヘッド列1A〜1Dは、6個のヘッドユニット2がY軸方向に3個ずつ2列で、画像形成時に隙間ができないようにノズル3の列が重なるように互い違いに配置され1本のラインを形成することができる。また、ヘッドユニット2はインク供給系11から供給されたインクを重力方向(垂直下方向)ヘインクを吐出し、支持体22に吊り下げられて配置される。この時、ヘッド列1A〜1Dごとの間隔は、副走査方向に等間隔のスペースSになるように考慮されて配置される。
メンテナンス装置は、ヘッド列1A〜1Dの配置に対応するように、4つにブロック分割されたメンテナンスユニット4A、4B、4C及び4Dを設けている。これらのメンテナンスユニット4A〜4Dは、ヘッド列1A〜1D間に等間隔に設けられた各スペースSに収まり、メンテナンス動作のためにヘッドユニット2の一方の端側に対向するように配置される。スペースSに配置された吸引部取り付け支持部であるオイルパン5は、オイルパン5の上に6個のメンテナンス吸引部6及びキャップ部材7を備える。6個のメンテナンス吸引部6はヘッドユニット2の配置形態と合致するようにY軸方向に互い違いに3個ずつ2列で、ノズル3の列と重なるように互い違いに配置される。オイルパン5は、メンテナンスの際に吐出されたインクが他の構成部位に飛散しないように回収するために設けられている。
また、オイルパン5上に互い違いに配置されたメンテナンス吸引部6間のY軸方向に空いた6個のスペースには、キャップ部材7がスペースを埋めるように配置される。キャップ部材7は、ヘッドユニット2による画像形成が行われていないスタンバイ状態又は停止状態といった非稼動時にヘッドユニット2のインク吐出面を覆うように配置される。ヘッドユニット2のインク吐出面を覆うように配置されたキャップ部材7は、ノズル3の乾燥を防止し、不用意なインク垂れによる、例えばプラテンベルトといった他の構成部位への汚れを防止する機能を備え、ヘッドユニット2が稼働しているとき以外は常時、インク吐出面を覆うことが好ましい。
メンテナンスユニット4A〜4D、メンテナンス吸引部6及びキャップ部材7は、画像形成の際に、ヘッドユニット2の間隔で副走査方向に配置された等間隔スペースSに退避する。メンテナンス動作の際は、取り出されて各ヘッドユニット2のインク吐出口とそれぞれに対向配置される。メンテナンスの際にメンテナンス吸引部6で吸引したインクとオイルパン5で回収したインクは、図示しない廃液タンク25に回収される。
メンテナンス吸引部6は、上面に複数の吸引口9が配列され、吸引ポンプ等から成る負圧生成部10に連結される。さらに、ノズル3の図示されていないインク吐出面に近接して対向しつつスライドされる際に、吸引口9からインク吐出面上に付着するインクを吸引するように構成される。
また、メンテナンス吸引部6の上面で吸引口9の前方は、スライド移動時にノズル3のインク吐出面を拭き取るため、例えばゴム等の弾性部材や樹脂等により形成されたワイパー14が取り付けられている。本実施形態では、ゴムを板状に形成し、該ゴム先端をノズル3のインク吐出面に曲がった状態で当ててからスライドさせることでインクを払拭させている。また、この吸引口9の配列の中央には、ヘッドユニット2の中央に設けられたガイド溝12に当接してスライド時に吸引口9とインク吐出面との位置関係を保持させるための位置決めガイド13が設けられている。
オイルパン5は、支持部材22により、記録媒体搬送方向にスライド可能となるように、第1の支持部材であるサイドフレーム17にY軸方向の両端を支持されている。サイドフレーム17は、X軸方向における両端側にX軸方向に長い長円形状のスリット18がそれぞれ形成される。またサイドフレーム17によって両端を挟まれたオイルパン5をZ軸方向に昇降するために、昇降フレーム20はZ軸方向に形成されたスリット19を有し、図示しない画像形成装置本体フレームに固定されている。さらに、サイドフレーム17及び昇降フレーム20のスリット18、19を重ね合わせてビス等からなる連結部21により嵌着されている。
上記サイドフレーム17は、モータ及びギヤ等の移動機構から成るスライド移動部24が連結されて、オイルパン5と一体的に搬送方向に沿って移動可能な構成である。また、記録媒体搬送方向にスライド可能に設けられるオイルパン5は、モータやギヤ等からなる移動機構で構成されるメンテナンス移動部8に連結されている。メンテナンスの際は、メンテナンス吸引部6がノズル3のインク吐出面に沿って移動するように駆動される。またオイルパン5又はサイドフレーム17に連結して、メンテナンス吸引部6を上下方向に昇降させるための昇降移動部23が設けられている。尚、本実施形態では、昇降移動部23は、後述するプラテン昇降部55が兼用する。
このような構成により、メンテナンスユニット4A〜4D、メンテナンス吸引部6及びキャップ部材7を載置するオイルパン5がサイドフレーム17を介して昇降フレーム20に吊り下げられた状態となっている。そして、メンテナンスユニット4A〜4Dは、スライド機構部24により搬送方向に沿って移動可能となり、昇降移動部23により、上下方向に移動可能となっている。
図2に示すように、プラテン昇降部55によりプラテン外装フレーム52を介してサイドフレーム17が押し上げられ、メンテナンス吸引部6及びキャップ部材7は、ヘッド列1A〜1D間のスペースSに収納されるように退避されている構成を示す。
前述した1A〜1Dに対向配置されたプラテン部50は、サイドフレーム17の内部に設けられ、搬送される記録媒体41の画像形成基準位置を規定してノズル3と対向し、且つ搬送中の記録媒体41に対する吸引機能を有するプラテンフレーム51と、プラテンフレーム51を収納するプラテン外装フレーム52と、プラテン外装フレーム52の全外周に掛けられプラテンフレーム51に記録媒体41を搬送させるためのプラテンベルト53と、このプラテンベルト53に所定のテンションを与えつつ矢印方向に回転させるためのプラテンベルトローラ54で構成される。プラテン部50に対抗配置された支持体22は前述した等間隔のスペースSを設けて、インク供給系11から供給されたインクをノズル3のインク吐出口から重力下方向に吐出するように吊り下げて配置している。
また、プラテン部50は、画像形成位置、キャップ位置、メンテナンス位置又はスタンバイ[停止]位置及び、記録媒体41を除去といった補修等を行うジャム処理位置の4段階の高さに昇降されるプラテン昇降部55を備える。尚、ジャム処理位置は、図示していないが、プラテンフレーム51が最も下がった位置としている。
このプラテン昇降部55は、少なくとも4つの上端部56aが同時に同じ高さになるように回動するアーム56を備え、4つの上端部56aがプラテン外装フレーム52の底面を移動可能に支持する。
また、このプラテン外装フレーム52にメンテナンス装置のサイドフレーム17を載置させておくことにより、プラテン外装フレーム52の昇降に伴い、昇降フレーム20のスリット19にガイドされつつサイドフレーム17を昇降させることができる。
また、プラテン部50は、画像形成位置、キャップ位置、メンテナンス位置又はスタンバイ[停止]位置及び、記録媒体41を除去といった補修等を行うジャム処理位置の4段階の高さに昇降されるプラテン昇降部55を備える。尚、ジャム処理位置は、図示していないが、プラテンフレーム51が最も下がった位置としている。
このプラテン昇降部55は、少なくとも4つの上端部56aが同時に同じ高さになるように回動するアーム56を備え、4つの上端部56aがプラテン外装フレーム52の底面を移動可能に支持する。
また、このプラテン外装フレーム52にメンテナンス装置のサイドフレーム17を載置させておくことにより、プラテン外装フレーム52の昇降に伴い、昇降フレーム20のスリット19にガイドされつつサイドフレーム17を昇降させることができる。
ヘッド列1A〜1Dとそれに対向配置されたプラテン部50の周辺には記録媒体供給部40と記録媒体排出部60が配置される。
画像形成媒体供給部40においては、記録媒体41を収納する媒体トレイ42、媒体トレイ42から記録媒体41を取り出すピックアップローラ43、取り出された記録媒体41の傾きを無くし搬送方向に沿うように修正するレジストレーションローラ対44と、プラテン部50側へ記録媒体41を供給する供給ローラ対45とで構成される。
また媒体排出部60は、画像形成された記録媒体41を収納する排出トレイ59、プラテン部40から画像形成された記録媒体41を排出する排出部搬送ローラ57、排出トレイ59に記録媒体41を収納させる排出部排出ローラ58とで構成される。
また媒体排出部60は、画像形成された記録媒体41を収納する排出トレイ59、プラテン部40から画像形成された記録媒体41を排出する排出部搬送ローラ57、排出トレイ59に記録媒体41を収納させる排出部排出ローラ58とで構成される。
図3、図4及び図5を参照してキャップ部材7の構成について詳細に説明をする。
図3はキャップ部材7の概観構成図を示し、図4はヘッドユニット2にキャップ部材7が当接紙した際の構成図を示し、図5はヘッドユニット2にメンテナンス吸引部6が当接した際の構成図を示す。
キャップ部材7は、オイルパン5上に固定されるベース部31と、2つのコイルばね32をそれぞれ固定するベース部31上に設けられたばね固定部31aと、コイルばね32に連結されるキャップベース部33と、キャップベース部33に着脱可能に被せられたフッ素ゴム等の耐腐食性を有する弾性部材からなるキャップ34とで構成される。
図3はキャップ部材7の概観構成図を示し、図4はヘッドユニット2にキャップ部材7が当接紙した際の構成図を示し、図5はヘッドユニット2にメンテナンス吸引部6が当接した際の構成図を示す。
キャップ部材7は、オイルパン5上に固定されるベース部31と、2つのコイルばね32をそれぞれ固定するベース部31上に設けられたばね固定部31aと、コイルばね32に連結されるキャップベース部33と、キャップベース部33に着脱可能に被せられたフッ素ゴム等の耐腐食性を有する弾性部材からなるキャップ34とで構成される。
キャップベース部33は、その上面にキャップ34を保持するための突起形状の保持部33aが長手方向両端に2箇所設けられている。そのためキャップ34には、これらの保持部33aと嵌合する穴が開口されており、図4に示すようにキャップベース部33に被せられた際に、保持部33aと嵌合して固定される。また、この保持部33aの上面には、図1に示されるヘッドユニット2のガイド溝12と当接する突起が設けられており、位置合わせのために用いられる。
またキャップ34上面には、密閉後のヘッドユニット2と離しやすくするために、空気穴又は、ヘッドユニット2から滴下したインクをオイルパン5に流し出す排出穴として利用される3つの穴35が保持部33aの間に挟まれて開口されている。更に、キャップ34上面には、ヘッドユニット2と当接した際に、各ノズル列と対向する2本の溝36が長手方向にそれぞれ設けられている。
設置された溝36は、ヘッドユニット2にキャップ部材7が当接した後に、ノズル3からインクが溝36に落ちるため、インク吐出面に付着してインクが固まることを防止する機能を備えている
さらに、コイルばね32の弾性力によりインク吐出面に押しつけられたキャップ34は、ノズルとキャップ面とが非接触で且つ、ノズル列を密封状態にすることができ、乾燥を防止する機能を有する。
さらに、コイルばね32の弾性力によりインク吐出面に押しつけられたキャップ34は、ノズルとキャップ面とが非接触で且つ、ノズル列を密封状態にすることができ、乾燥を防止する機能を有する。
図5に示すように、キャップベース部33のインク受滴面は、メンテナンス吸引部6のインク吐出面に対して、Y軸方向に傾きθを有するように設けられている。傾きθは、キャップ34上に垂れたインク滴をオイルパン5に流し落とし易くするために設けられている。傾きθは例えば、1〜数度でよく、ヘッドユニット2との当接を考慮して1度程度の傾きを有するように設けられている。この傾きθは、原則的には、キャップベース部33の受滴面が傾いていれば、どちらの方向であってもよい。本実施形態では、保持部33aを設けているため、長手方向の後側に傾いている。
図6、図7及び図8を参照して通常の画像形成時における装置内に浮遊する粉塵からのキャップ汚染を防止する方法を詳細に説明する。
図6はキャップカバー部材82を備えたメンテナンス装置の側面図、図7はキャップカバー部材82がキャップ部材7を覆った際の構成図、及び図8は図7における矢印Y方向からの見た際の断面図を示す。
図6はキャップカバー部材82を備えたメンテナンス装置の側面図、図7はキャップカバー部材82がキャップ部材7を覆った際の構成図、及び図8は図7における矢印Y方向からの見た際の断面図を示す。
支持体22の下面に設けられたヘッド列1A〜1D間の等間隔のスペースS内にキャップカバー部材82が備えられている。図8に示すようにキャップカバー部材82はプラテン部50に対向する側が開口されている箱型形状であり、開口側からキャップ部材7を覆うことができる。そのキャップカバー部材82の側壁はキャップ7の外周よりも一回り大きくなっており、キャップカバー部材82をキャップ部材7を被せた際に、キャップ部材7の幅方向の隙間が1mm以下となるように設定してある。また、上下方向においても1〜2mm程度の隙間として、キャップ34の上面及び側面がキャップカバー部材82の下面及び側面と離間するように構成されている。
以上のような構成により、キャップ部材7周辺に対してエアーの流入が少なくなり、キャップ7上面に紙粉や大気中のダストといった粉塵が付着しにくくなる。キャップ7がキャップカバー部材82に直接接触しないためキャップカバー部材82を清掃する手段は不要となる。また、キャップカバー部材82の開口部は重力方向下向きとなっているため、キャップカバー部材82のキャップ7の上面に対向する面に粉塵が入り難いため蓄積しにくくなっている。
以上のようにキャップカバー部材82はヘッド列1A〜lD間の支持体22に直接、取り付けてあるため装置の大型化なくしてキャップ7の汚れ防止を実現することができる。
以上のようにキャップカバー部材82はヘッド列1A〜lD間の支持体22に直接、取り付けてあるため装置の大型化なくしてキャップ7の汚れ防止を実現することができる。
次に図9、図10及び図11を参照して、本実施形態のメンテナンス装置の動作方法について説明する。
主電源を入れると、前述した図6に示す画像記録状態となり、キャップ部材7は、キャップカバー部材82内に収納された状態となっている。
図9は、図示しない画像形成装置の操作パネルでユーザがメンテナンスを指示した場合、又は定期的、又は記録処理枚数及び処理時間累計といったユーザ設定により自動的にメンテナンス操作が実行された状態を示す。プラテン昇降部55のアーム56が立ち下がるように回動されアーム上端部56aが下がる。これにより、プラテン外装フレーム52及びサイドフレーム17が下降する。フレーム17の下降は、メンテナンス吸引部6及びキャップ部材7の上面がキャップカバー部材82から外れてヘッドユニット2のインク吐出面より僅かに下がった位置において一旦停止する。
その後、図10に示すように、サイドフレーム17がスライド移動部24により、搬送方向の上流側に移動され、メンテナンス吸引部6の上面がヘッドユニット2のインク吐出面と対向した位置で停止される。
次に図11に示すように、プラテン昇降部55のアーム56が回動されてアーム上端部56aが上がり、これと共にサイドフレーム17が上昇して、図4に示すようにヘッドユニット2にキャップ部材7が当接してキャップ位置に停止する。
主電源を入れると、前述した図6に示す画像記録状態となり、キャップ部材7は、キャップカバー部材82内に収納された状態となっている。
図9は、図示しない画像形成装置の操作パネルでユーザがメンテナンスを指示した場合、又は定期的、又は記録処理枚数及び処理時間累計といったユーザ設定により自動的にメンテナンス操作が実行された状態を示す。プラテン昇降部55のアーム56が立ち下がるように回動されアーム上端部56aが下がる。これにより、プラテン外装フレーム52及びサイドフレーム17が下降する。フレーム17の下降は、メンテナンス吸引部6及びキャップ部材7の上面がキャップカバー部材82から外れてヘッドユニット2のインク吐出面より僅かに下がった位置において一旦停止する。
その後、図10に示すように、サイドフレーム17がスライド移動部24により、搬送方向の上流側に移動され、メンテナンス吸引部6の上面がヘッドユニット2のインク吐出面と対向した位置で停止される。
次に図11に示すように、プラテン昇降部55のアーム56が回動されてアーム上端部56aが上がり、これと共にサイドフレーム17が上昇して、図4に示すようにヘッドユニット2にキャップ部材7が当接してキャップ位置に停止する。
このとき、ヘッドユニット2のガイド溝12に突起形状の保持部33aが当接して位置決めされ、ヘッドユニット2のノズル列であるインク吐出面を密閉する。またはキャップ位置より下降した位置において、図4に示すようにヘットユニット2にメンテナンス吸引部6が当接してメンテナンス位置に停止する。
このとき、ヘッドユニット2のガイド溝12に位置ガイド13が当接し、インク吐出面とメンテナンス吸引部6の吸引口9とは、僅かに隙間が空くようになっており、ワイパー14のみがインク吐出面に当接している。
このとき、ヘッドユニット2のガイド溝12に位置ガイド13が当接し、インク吐出面とメンテナンス吸引部6の吸引口9とは、僅かに隙間が空くようになっており、ワイパー14のみがインク吐出面に当接している。
次に、メンテナンス移動部8によりオイルパン5に配置されるメンテナンスユニット4A〜4Dがヘッド列の1A〜1D下をY方向にスライド移動する。スライド移動の際は強制的にインクを吐出させるスピッティング処理を行うこともできる。このスライド移動に伴い、ヘッドユニット2のインク吐出面をワイパー14がノズル3のインク吐出面を払拭するワイビングメンテナンスを行いつつ、負圧生成部10により吸引動作している吸引口9がノズル3から残留するインクを吸引する吸引メンテナンスにより、図示しない廃液タンク25に回収する。また、この際に飛散したインクは、ベースフレーム7下方に設けられているオイルパン5で回収されて、図示しない廃液タンク25ヘ送られる。
本実施形態におけるメンテナンス装置は、通常の画像形成時には、メンテナンスユニット4A〜4D及びキャップ部材7がヘッド列1A〜1D間のスペースSに退避しているため、従来のプラテンの横側に退避させた構成の画像形成装置に対して、設置面積で小型化が実現できる。また、ヘッド列1A〜1Dに隣接してキャップ部材7が配置されているため、スタンバイ状態及び、停止状態におけるヘッドユニット2のインク吐出面にキャップを動かす移動距離が短くなり、稼働状態となるまで時間が短縮され、ユーザにとっては、待ち時間が短く使い勝手がよくなる。
さらに、キャップ部材7の昇降がプラテン部50を昇降するプラテン昇降部の駆動部により行われているため、駆動部が簡略化されて構成が簡単になり、装置重量の軽量化やコスト低減が実現できる。また、インクヘッドに一対一に対応させてメンテナンス吸引部6が配置されているため一度のスライド動作により、全てのインクヘッドのメンテナンスが実施できる。
以下に前述したキャップ部材7及びキャップカバー部材部82の変形例を詳細に説明する。
図12は、図3に示したキャップ部材7の第1の変形例を示している。
この第1の変形例のキャップ部材7aは、図3に示されているキャップ34の上面の周囲に凸状の枠部38を設けたキャップ37を用いた構成である。これ以外の構成は、図3に示したキャップ部材7と同等である。キャップ34の上面の周囲に凸状の枠部38を設けたキャップ37を用いることにより、キャップ34に比べインク吐出面においてより密閉性を高めて乾燥を防止し、且つノズル3から垂れ出たインクを溝36に落とすことができ、インク列におけるインクの付着を防止することができる。
図12は、図3に示したキャップ部材7の第1の変形例を示している。
この第1の変形例のキャップ部材7aは、図3に示されているキャップ34の上面の周囲に凸状の枠部38を設けたキャップ37を用いた構成である。これ以外の構成は、図3に示したキャップ部材7と同等である。キャップ34の上面の周囲に凸状の枠部38を設けたキャップ37を用いることにより、キャップ34に比べインク吐出面においてより密閉性を高めて乾燥を防止し、且つノズル3から垂れ出たインクを溝36に落とすことができ、インク列におけるインクの付着を防止することができる。
図13は、図3に示したキャップ部材7の第2の変形例を示している。
本実施形態ではインクヘッドからキャップ部材7b上ヘインクを滴下してキャップ部材7bの洗浄を行っているが、稜線がエッジ状になっていると滴下したインクの表面張力により、キャップ34の上面からインクが流れ落ちない可能性がある。
本実施形態ではインクヘッドからキャップ部材7b上ヘインクを滴下してキャップ部材7bの洗浄を行っているが、稜線がエッジ状になっていると滴下したインクの表面張力により、キャップ34の上面からインクが流れ落ちない可能性がある。
また、キャップ34の上面に大量のインクが溜まるとキャップ34に付着した大気中のダストや紙粉といった粉塵を含んだインクがノズルへ逆流し、不吐出あるいは吐出曲がりを発生させる。第2の変形例のキャップ部材7bは、キャップ34の上面にある4辺に対してコーナー曲部80A、80B、80C、80Dを設け、2つの溝36の間に端部を含む長手方向にスリット81を配置している。これ以外の構成は、図3に示したキャップ部材7と同等である。これらのコーナー曲部を設けることにより、インクヘッドから滴下されたインクはキャップ34の上面からスムーズに流れ落ちインク溜まりが出来るのを防止する。スムーズにインクを流れ落とすためにはR0.3以上が好ましい。更には滴下されたインクをスムーズに流出させるために、キャップ34の上面及びR部80A、80B、80C、80Dの表面に粗し加工を施している。
図14はキャップ34の表面状態の模式図である。凸部84および凹部85により構成され少なくとも凹部85は内部で連通しており、更に直線上に重ならないように一様に分散している。このように表面に粗し加工を施すことにより毛細管現象を誘発させ、キャップ34の上面からスムーズにインクを流れ落としている。表面粗さはキャップの密閉性を考慮して本実施形態では十点平均粗さRzが10μm〜100μmとしている。
また、キャップ34の上面からスムーズにインクを流れ出させるために2つの溝36の間に設けられたスリット81のスリット深さはスリット幅及びスリット深さは0.5mm以上が望ましい。このスリット81はインクヘッドの密閉性を悪化させない範囲で短手方向に設けても良いしスリットの数を増やしても良い。
また、キャップ34の上面からスムーズにインクを流れ出させるために2つの溝36の間に設けられたスリット81のスリット深さはスリット幅及びスリット深さは0.5mm以上が望ましい。このスリット81はインクヘッドの密閉性を悪化させない範囲で短手方向に設けても良いしスリットの数を増やしても良い。
2つのヘッドを組み合わせて使用する場合、図15の第3の変形例のように中央部分に溝83を設けてもよい。溝の幅はヘッドを密閉するために必要最低限の平面を残せば良い。
この例では、キャップ34の上面に滴下したインクはスムーズに流れ出すような構成としているが、ノズルヘの異物進入を確実に防止するためには、メンテナンス等でキャップ34の上面にインクが滴下した場合は所定時間例えば3分以上放置してからヘッドにキャップ7bを当接するシーケンスとすることが望ましい。所定時間は、使用するインクの粘度、キャップの材質、上面の面積等に応じて適宜設定する。本実施形態では2つのヘッドをノズル間隔のハーフピッチずらして組み合わせており、単ヘッドの倍に相当する解像力を持たせた構成となっている。
しかし、本実施形態は他にも、単ヘッドに対しても適用でき、また2個以上の複数ヘッドを組み合わせた構成でも容易に適用することができる。更には1ユニットで複数色のインクを吐出できるヘッドにおいても同様に適用できる。図16、図17及び図18は、図8に示したキャップカバー部材82の第1,第2及び第3の変形例を示す。
図16に示す第1の変形例は、オイルパン5の周縁に側壁86を設けた構成である。これ以外の構成は、図8に示したキャップ34と同等である。オイルパン5の側壁86がキャップカバー部材82を外下側から覆うと互い違いに重ね合わせることでキャップ34へ付近に流れる空気を遮断し、キャップ7への粉塵付着防止効果を高めることができる。
図16に示す第1の変形例は、オイルパン5の周縁に側壁86を設けた構成である。これ以外の構成は、図8に示したキャップ34と同等である。オイルパン5の側壁86がキャップカバー部材82を外下側から覆うと互い違いに重ね合わせることでキャップ34へ付近に流れる空気を遮断し、キャップ7への粉塵付着防止効果を高めることができる。
図17に示す第2の変形例は、図16の第1の変形例にオイルパンの側壁86とキャップカバー部材82との間に弾性部材、例えば不連続気泡スポンジ87を設けて、外気に対して密封させた構成である。これにより、外気からの空気の流れを確実に遮断することができ、キャップ34への粉塵付着防止効果を高めることができる。本実施形態では弾性部材として不連続気泡のスポンジを用いた例であるが、これに限定されるのではなく、気体を通過させない弾性部材であればよく、他にも軟質ゴム等、多々代用が可能である。
図18に示す第3の変形例は、装置内に浮遊する粉塵からキャップの汚染を防止する例である。支持体22にキャップカバー部材82に代えて弾性部材88例えば、軟質ゴムが設けられている。キャップ34の上端よりも高い位置にオイルパン5の側壁86を設けて、オイルパン5の側壁86上端が弾性部材88に当接する。この構成によりキャップ34付近に流れる外気からの空気を完全に遮断し、キャップ34への粉塵付着を防止することができる。
この第3の変形例では、弾性部材として軟質ゴム88を用いているが、勿論、前述した不連続気泡スポンジでも代用できる。さらに、第3の変形例では、支持体22に弾性部材88を設けてあるが、弾性部材を無くしてオイルパンの側壁86の上端を支持体22に当接、或いは僅かな隙間を開けて設置することでもキャップ34近傍の空気を遮断することは可能である。本変形例ではキャップカバー部材82が不要で構造を簡略化でき、小型化できる。本変形例においては、弾性部材88を設けたが、弾性部材88を廃止し、オイルパンの側壁86の上端を平板状の支持体22に近接、あるいは接触させても良い。
尚、前述した各実施形態や各変形例に限定されるものではなく、開示される要旨を逸脱しない範囲内で、適宜、構成部位について変形及び組み合わせることができる。前述した一実施形態では、キャップ34のみにカバー部材を設けているが、メンテナンス吸引部も同様にカバー部材を設けても良い。
また、本実施形態では2つのヘッドをノズル間隔のハーフピッチずらして組み合わせており、単ヘッドの倍に相当する解像力を持たせた形態となっているが、本発明は単ヘッドにおいても適用できるし、2個以上の複数ヘッドを組み合わせた場合でも適用することができる。更には1ユニットで複数色のインクを吐出できるヘッドにおいても同様に適用できる。
また、本実施形態の様なヘッドを記録媒体41に対して固定している固定のライン型ヘッドではなく、記録媒体の幅方向である主走査方向に走査するヘッドのメンテナンス装置に対しても適用できる。
勿論、記載されている実施形態の各構成部位を組み合わせてもよく、また、構成部位から所望に応じて、いくつかの構成部位を削除して実施することもできる。
1A,1B,1C,1D…ヘッド列、2…ヘッドユニット、3…ノズル、4A,4B, 4C,4D…メンテナンスユニット、5…オイルパン、6…メンテナンス吸引部、7…キャップ部材、8…メンテナンス移動部、9…吸引口、10…負圧生成部、11、インク供給系12…ガイド溝、13…位置決めガイド、14…ワイパー、17…サイドフレーム、18,19…スリット、20…昇降フレーム(第2の支持部材)、21…連結部、22…支持体、23…昇降移動部、24…スライド移動部、31…ベース部、31a…ばね固定部、32…コイルばね、33…キャップベース部、33a…突起形状の保持部、34…キャップ、35…穴、36…溝、50…プラテン部、51…プラテンフレーム、52…プラテン外装フレーム、53…プラテンベルト、54…プラテンベルトローラ、55…プラテン昇降部、56…アーム、56a…上端部 、80ABCD…キャップ表面のR部、81…スリット、82…キャップカバー部材、83…キャップ溝、84…キャップ表面凸部、85…キャップ表面凹部、86…オイルパン側壁、87…弾性部材、88…弾性部材。
Claims (12)
- 配列された複数のノズルからインクを吐出して、搬送される記録形成媒体に画像を記録するための少なくとも1つのインクヘッドを具備する画像形成装置のインクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記ノズルのインク吐出口と対向する位置に配置され、該インク吐出口に宛がわれて前記ノズルを含むノズル面を略密閉するキャップ部材と、
記録時には前記ヘッドに対して前記画像形成媒体の搬送方向に沿って配置されるスペースに退避させた前記キャップ部材を覆い保護するキャップカバー部材と、
を具備することを特徴とするインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記キャップ部材及び前記キャップカバー部材は非接触であることを特徴とする請求項1に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記キャップカバー部材は鉛直下方向を開口とすることを特徴とする請求項1に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記記録手段に具備された前記ノズルから吐出されたインクを回収するオイルパンを具備し、前記キャップカバー部材と前記オイルパンの周縁部に設けられたオイルパン側壁の間に空間を具備することを特徴とする請求項1に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記キャップ部材を覆っている前記キャップカバー部材と前記オイルパン周縁に具備されたオイルパン側壁と間の空間に弾性部材を設けることを特徴とする請求項4に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記キャップ部材の表面は凹凸部で構成され少なくとも凹部が連続的に連結し、且つ、凹部と凸部が互いに入り組んでいることを特徴とする請求項1に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記インクヘッドは複数であり、前記複数のインクヘッドの間にはそれぞれ等間隔のスペースを具備する事を特徴とする請求項1に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記キャップカバー部材は前記ヘッド支持体と一体型であることを特徴とする請求項1に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記キャップカバー部材はオイルパン周縁上のオイルパン側壁が平板状であることを特徴とする請求項1に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記キャップカバー部材は平板状部材と前記ヘッド支持体の間に弾性部材を具備することを特徴とする請求項9に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。 - 記録媒体ヘ複数のノズルからインクを吐出して画像を記録する記録手段と、
前記記録手段に対し搬送方向に沿って等間隔に配置されるスペースを設け、前記記録手段を吊り下げるヘッド支持体と、
を有する画像形成装置に搭載され、
前記記録手段が稼動時は前記スペースに退避し、非稼動時は前記記録手段の前記ノズルの吐出口と対向して密着されるキャップ部材と、
前記記録手段が稼動時に前記キャップ部材を覆い、空気の流れを抑制するキャップカバー部材と、
を具備することを特徴とするインクヘッドのメンテナンス装置。 - 前記インクヘッドのメンテナンス装置であって、
前記インク吐出口と対向する前記キャップ部表面に前記ノズルから滴下したインクを溜める溝と、
前記記録手段から滴下したインクを前記オイルパンに流し出す排出穴と、
前記記録手段と前記キャップ部材が当接する際に位置合わせに用いる突起を具備した保持部が嵌合するための穴と、
を具備すること特徴とする請求項1に記載のインクヘッドのメンテナンス装置。
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