JP2002200762A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002200762A
JP2002200762A JP2000403294A JP2000403294A JP2002200762A JP 2002200762 A JP2002200762 A JP 2002200762A JP 2000403294 A JP2000403294 A JP 2000403294A JP 2000403294 A JP2000403294 A JP 2000403294A JP 2002200762 A JP2002200762 A JP 2002200762A
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JP
Japan
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cap
movable member
cover
head
carriage
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JP2000403294A
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Kojiro Iizuka
浩二郎 飯塚
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャップに埃が溜まることを簡単な構成で防ぐ
ことができるインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】左右方向に往復移動可能に配設されたキャ
リッジ2の下部にはヘッド3が形成されている。支持盤
4上にはテーブル5が左右方向に往復移動可能に支持さ
れ、テーブル5上にはキャップ6が形成されている。キ
ャリッジ2の右方に配設された可動部材23の下部にはキ
ャップカバー24が形成されている。支持板25には斜め右
下がりに延びるようにガイド孔26が形成され、可動部材
23の右側上部には、ガイド孔26に貫通するように棒状突
部27が形成されている。可動部材23の左上部には引張バ
ネ28の一端が取り付けられ、他端は一端より左上方でイ
ンクジェット記録装置のフレームに取り付けられてい
る。可動部材23の右端部には、テーブル5と係合可能な
高さまで延びるように腕部30が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に係り、詳しくは、インクジェット記録装置のキャ
リッジに装着されているインク吐出部としてのヘッド
が、該ヘッドが退避位置に停止しているときにキャップ
により覆われるインクジェット記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置では、非
印字時等にキャリッジが退避位置に配置された状態でイ
ンク吐出部にキャップを被せ、インク吐出部内のインク
が乾いて目詰まりが発生することを防いでいる。
【0003】そして、印字中等、キャップがインク吐出
部から離れている状態では、キャップは上向きに露出さ
れているため、キャップに埃が溜まる。埃が溜まったキ
ャップをインク吐出部に被せると、インク吐出部に埃が
付着して印字の質が低下する。
【0004】そこで、キャップに埃が溜まることを防ぐ
ため、印字中等にキャップにキャップカバーを被せる構
成として、例えば特開平11−291509号公報や特
開平8−267773号公報にて開示される構成が知ら
れている。
【0005】特開平8−267773号公報で開示され
る構成では、図5(a)に示すように、キャップ41は
キャリッジ42の下部に形成されているインク吐出部4
2aに被せられている。図5(a)の状態からキャリッ
ジ42が左方に移動されると、インク吐出部42aがキ
ャップ41から外れるとともに、キャリッジ42とスラ
イドレバー43の間の係合が外れる。スライドレバー4
3はスプリング44により付勢されて左方に移動され
る。そして、スライドレバー43に形成されている押し
当て部材43aと、キャップ41を支持する支持部材4
5との間の係合が外れる。支持部材45は下部がスプリ
ング46によって右方に付勢されているため、中心部に
連結されているピン47回りに反時計方向に所定角度回
転され、キャップ41が移動される。
【0006】そして、図示しないモータが駆動されて、
該モータの出力軸に連結されているロッド48が時計方
向に回転され、該ロッド48に連結されているキャップ
カバー49が右方に移動されて、図5(b)に示すよう
に、キャップカバー49がキャップ41に被せられる。
キャップカバー49がキャップ41から外され、インク
吐出部42aにキャップ41が被せられる際には、上記
した順序と逆に動作が行われる。
【0007】又、特開平11−291509号公報で開
示される構成では、キャップカバーがキャップと非接触
の状態で、キャップの上面を覆う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な特開平8−267773号公報で開示される構成は複
雑であり、キャップカバー49は、キャリッジ42の移
動により自動的に移動されるのではなく、別に前記モー
タを駆動させる必要がある。特開平11−291509
号公報で開示される構成では、キャップとキャップカバ
ーの間の隙間から埃が進入し、その埃がキャップに溜ま
るという問題がある。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、キャップに埃が溜ま
ることを簡単な構成で防ぐことができるインクジェット
記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、インク吐出部としての
ヘッドが備えられたキャリッジが走査方向に往復移動可
能に備えられ、該キャリッジが非印字状態において所定
の退避位置に位置する状態で前記ヘッドを覆うキャップ
と、印字状態において前記キャップを覆うキャップカバ
ーとを備えたインクジェット記録装置において、前記退
避位置に対応するキャッピング位置と、前記キャップカ
バーが前記キャップを覆うカバー位置との間を移動可能
に設けられるとともに前記キャップが配設された移動体
と、前記カバー位置と、該カバー位置から離れる待機位
置との間を移動可能に設けられるとともに前記キャップ
カバーが配設された可動部材と、前記可動部材に設けら
れ前記移動体と係合可能な係合部と、前記可動部材を前
記待機位置へ向けて付勢する付勢手段とを備え、前記移
動体の前記カバー位置への移動時に前記可動部材が前記
係合部を介してカバー位置へ移動されることを要旨とす
る。
【0011】この発明によれば、キャリッジが退避位置
に配置された状態で、移動体がキャッピング位置に移動
されてヘッドがキャップにより覆われる。又、キャリッ
ジが印字位置に移動されてキャップが露出されると、移
動体がキャッピング位置からカバー位置へ移動される。
この移動中に、待機位置に配置されている可動部材の係
合部が移動体に係合され、移動体の移動に連れられて可
動部材が待機位置からカバー位置へ移動される。移動体
と可動部材がカバー位置に達すると、キャップがキャッ
プカバーにより覆われる。
【0012】又、キャリッジが印字位置から退避位置に
移動されると、ヘッドにキャップを被せるために移動体
がカバー位置からキャッピング位置へ移動される。可動
部材は、付勢手段の付勢力によりカバー位置から待機位
置へ移動される。従って、キャップに埃が溜まることを
簡単な構成で防ぐことができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記キャリッジが前記退避位置に配置
されるとともに、前記移動体が前記キャッピング位置に
配置された状態で前記ヘッドと前記キャップが上下方向
に離れるように配設され、前記移動体を前記キャッピン
グ位置において昇降させる昇降手段が設けられているこ
とを要旨とする。
【0014】この発明によれば、ヘッドとキャップは、
キャリッジが印字位置と退避位置の間を移動中又は移動
体がカバー位置とキャッピング位置の間を移動中には互
いに接触しない。そして、キャリッジが退避位置に配置
され、移動体がキャッピング位置に配置された状態か
ら、移動体が昇降手段により上昇されて、ヘッドがキャ
ップにより覆われる。従って、ヘッドとキャップが両者
の摺動摩擦によってすり減ることが防止される。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記可動部材及び前記イ
ンクジェット記録装置のフレームのいずれか一方に第1
のガイド部が設けられ、他方に前記第1のガイド部に係
合する第2のガイド部が設けられ、両ガイド部により前
記可動部材が前記カバー位置と待機位置とに案内される
ことを要旨とする。
【0016】この発明によれば、第1のガイド部に第2
のガイド部が係合され、可動部材が両ガイド部によりガ
イドされて待機位置とカバー位置の間で移動される。従
って、可動部材が簡単な構成で確実に待機位置とカバー
位置の間で移動される。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の発明において、前記付勢手段は
引張バネであることを要旨とする。この発明によれば、
前記キャップカバーは引張バネにより付勢されてカバー
位置から待機位置へ移動される。従って、簡単な構成で
キャップカバーがカバー位置から待機位置へ移動され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化したインクジェット記録装置の第1の実施形態
を図1〜図3に従って説明する。
【0019】図1に示すように、インクジェット記録装
置には、キャリッジ2が図示しない駆動装置により走査
方向(図1における左右方向)に往復移動可能に配設さ
れている。キャリッジ2の下部にはインク吐出部として
のヘッド3が形成されている。キャリッジ2にはブラッ
クインク用のカートリッジとカラーインク用のカートリ
ッジが一緒に搭載されている。ヘッド3はブラックイン
クとカラーインクの両方を吐出可能に形成されている。
なお、図1では、キャリッジ2は印字をしない退避位置
に配置されている。
【0020】支持盤4上には移動体としてのテーブル5
が左右方向に往復移動可能に支持されている。図1で
は、テーブル5は前記退避位置と上下方向で対応する位
置に配置されている。テーブル5上には、ヘッド3と対
応する位置にキャップ6が形成されている。テーブル5
上には、キャップ6より左側にワイパー7が立設されて
いる。図1に示すように、キャリッジ2が退避位置に配
置された状態におけるヘッド3と、キャップ6とが対向
する位置を、テーブル5のキャッピング位置と称する。
【0021】テーブル5には、回転軸8が左右方向に貫
通して延びるように配設されている。テーブル5の右端
部5aには、ガイド孔9が上下方向に延びるように形成
されている。ガイド孔9には、ボールナット10が配設
されている。ボールナット10は回転軸8に螺合され
て、ボールねじを構成している。ガイド孔9の周辺部に
は、ボールナット10がガイド孔9から離脱するのを規
制する係合部11が形成されている。テーブル5はボー
ルナット10に対して上下方向に相対移動可能に形成さ
れている。
【0022】支持盤4上には、テーブル5の右方に駆動
装置としてのモータ12が配設されている。モータ12
には回転軸8の右端部が回転駆動されるように連結され
ている。支持盤4の左端部には、テーブル5がキャッピ
ング位置より左に移動するのを規制するように壁部13
が立設されている。回転軸8の左端部は壁部13に配設
された図示しない軸受に支持されている。テーブル5の
左端部には、図示しない長孔がガイド孔9と同様に上下
方向に延びるように形成されており、該長孔には回転軸
8が貫通されている。
【0023】図2に示すように、支持盤4の中央部には
ガイド孔16が形成されている。ガイド孔16は回転軸
8と平行に延びるように形成されている。テーブル5の
下部には、突部17が形成されている。突部17はガイ
ド孔16に沿って摺動可能に形成されている。支持盤4
には、テーブル5が回転軸8の回転に連れられて回転す
ることを規制するように、前後方向側でテーブル5と当
接する位置に側壁部18が形成されている。なお、図1
における紙面と垂直方向を前後方向とする。側壁部18
は、テーブル5がキャッピング位置で昇降する際に、該
テーブル5の前後方向への移動を規制するように、側壁
部18の高さがヘッド3とキャップ6の間の距離以上の
長さになるように形成されている。
【0024】支持盤4の下方には、キャッピング位置に
対応して昇降手段としての駆動装置20が配設されてい
る。駆動装置20には出力軸21が上方に延びるように
連結されている。出力軸21の先端には支持部22が形
成されている。なお、図1の状態で支持部22と突部1
7の間にはわずかに隙間がある。
【0025】図1及び図2に示すように、キャリッジ2
の右方には、可動部材23が配設されている。可動部材
23の下部には、キャップ6を含み回転軸8と平行で支
持盤4と垂直な平面上に位置するようにキャップカバー
24が形成されている。キャップカバー24は、例えば
ゴム材、エラストマ又はシリコーン等の軟質材により形
成されている。可動部材23は待機位置と、キャップカ
バー24がキャップ6を覆うカバー位置との間を移動可
能に配設されている。なお、カバー位置は図1では待機
位置より右下方に位置する。
【0026】可動部材23は、インクジェット記録装置
のフレームに固定されている支持板25に前後方向側で
当接されている。各支持板25には、斜め右下がりに延
びるようにそれぞれ第1のガイド部としてのガイド孔2
6が形成されている。可動部材23の右側上部には前後
方向に延びるように第2のガイド部としての棒状突部2
7が形成されている。棒状突部27はガイド孔26に貫
通されている。可動部材23の左上部には、付勢手段と
しての引張バネ28の一端が取り付けられている。引張
バネ28の他端は一端より左上方でインクジェット記録
装置のフレームに取り付けられている。
【0027】可動部材23の右端部には、係合部として
の一対の腕部30が下方に延びるように形成されてい
る。腕部30は、その下部がテーブル5の右側上部と係
合可能な高さまで延びるように形成されている。図2に
示すように、腕部30は、両腕部30間にガイド孔9に
相当するスペースを空けるように配設されている。
【0028】次に、前記のように構成された装置の作用
を説明する。図1に示すように、キャリッジ2が印字位
置から退避位置に戻った後にヘッド3にキャップ6を被
せるには、駆動装置20を駆動して出力軸21を上昇さ
せ、支持部22により突部17を押上げ、テーブル5全
体を上昇させてヘッド3にキャップ6を被せる。テーブ
ル5は、ボールナット10に対して上下方向に相対移動
される。次に、キャップ6をヘッド3から外すには、駆
動装置20を駆動して出力軸21を下降させると、テー
ブル5は自重により下降して図1の状態に復帰する。
【0029】次に、キャップ6にキャップカバー24を
被せる動作を説明する。先ず、図1の状態から、モータ
12を駆動して回転軸8を所定方向に回転させる。テー
ブル5は側壁部18に当接されているため、テーブル5
の回転が規制されている。ボールナット10は側面部が
ガイド孔9の側面部に当接されて回転運動が規制され、
右方向に移動される。ボールナット10は係合部11に
よって左右方向が覆われているため、テーブル5全体が
右方向に移動される。
【0030】テーブル5が右方に所定量移動されると、
テーブル5の右端部5aが腕部30に係合される。更に
テーブル5が右方に移動されると、腕部30がテーブル
5によって右方に押され、可動部材23全体がガイド孔
26に沿って引張バネ28の付勢力に抗しながら右下方
のカバー位置へ向けて移動される。棒状突部27はガイ
ド孔26内で摺動される。腕部30がテーブル5により
右方に付勢され、可動部材23が引張バネ28により上
方に付勢されているため、キャップカバー24の当接面
24aはキャップ6の当接面6aに対して常に平行に配
置される。そして、テーブル5と可動部材23がカバー
位置に到達すると、キャップカバー24がキャップ6と
同じ高さまで降下して、図3に示すように、キャップカ
バー24がキャップ6に被せられる。
【0031】キャップカバー24をキャップ6から外す
には、上記順序と逆に動作が行われる。即ち、図3の状
態からモータ12を逆回転させて、回転軸8を前記所定
方向と逆方向に回転させ、テーブル5全体を左方へ、即
ちキャッピング位置へ向けて移動させる。テーブル5が
左方に移動されるにつれて、引張バネ28の付勢力によ
り可動部材23がガイド孔26に沿って左上方へ、即ち
待機位置へ向けて移動される。そして、可動部材23は
図1に示すように待機位置に配置される。テーブル5は
更に左方に移動されて、キャッピング位置に配置され
る。
【0032】以上詳述したように、この実施形態によれ
ば、以下のような効果を有する。 (1) テーブル5がキャッピング位置からカバー位置
に移動する際にテーブル5に腕部30が係合され、可動
部材23がテーブル5に連れられてカバー位置に移動さ
れる。従って、簡単な構成でテーブル5の移動により自
動的にキャップカバー24をキャップ6に被せることが
できる。
【0033】(2) テーブル5が駆動装置20により
上昇されない状態ではヘッド3とキャップ6が上下方向
に離れるように配設されているため、ヘッド3とキャッ
プ6が両者の摺動によってすり減ることが防止される。
【0034】(3) ガイド孔26に棒状突部27が係
合され、可動部材23がガイド孔26によりガイドされ
て待機位置とカバー位置の間で移動されるため、可動部
材23を簡単な構成で確実に待機位置とカバー位置の間
で移動させることができる。
【0035】(4) 可動部材23は、引張バネ28の
付勢力によってカバー位置から待機位置に移動されるた
め、簡単な構成でキャップカバーをカバー位置から待機
位置へ移動させることができる。
【0036】(5) 腕部30がテーブル5により右方
に付勢され、可動部材23が引張バネ28により上方に
付勢されているため、キャップカバー24の当接面24
aがキャップ6の当接面6aに対して常に平行に配置さ
れる。従って、一層確実にキャップ6にキャップカバー
24を被せることができる。
【0037】(6) テーブル5が側壁部18に当接さ
れているため、テーブル5全体の回転運動が規制され、
テーブル5を回り止めすることができる。 (7) テーブル5と回転軸8がボールナット10で連
結されているため、通常のナットで連結された場合と比
較して摩擦を低減できる。
【0038】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
を図4に従って説明する。この実施形態は、テーブル5
を往復動させる構成としてボールねじとモータ12の代
わりに、リニアアクチュエータを使用している点が前記
実施形態と異なっている。前記実施形態と同様の部分に
ついては同一番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0039】図4に示すように、テーブル5の右方に
は、リニアアクチュエータ31が配設されている。リニ
アアクチュエータ31にはロッド32が左右方向に延び
るように設けられている。ロッド32は先端部32aが
上方に延びるように曲げられている。テーブル5の右端
部5aにはガイド孔9が形成されず、ほぼ筒状の係合部
33が上下方向に延びるように形成されている。先端部
32aは係合部33に貫通されている。テーブル5が駆
動装置20と連動して自由に昇降可能なように、テーブ
ル5と先端部32aの間には隙間が存在するように形成
されている。
【0040】ヘッド3にキャップ6を被せる際には、図
4の状態で、駆動装置20を駆動して出力軸21を上昇
させ、テーブル5全体を上昇させてキャップ6をヘッド
3に被せる。係合部33は先端部32aに対して上下方
向に相対移動される。キャップ6をヘッド3から外す際
には、出力軸21を下降させるように駆動装置20を駆
動すると、テーブル5が自重により下降される。
【0041】次に、キャップカバー24をキャップ6に
被せるためにテーブル5をキャッピング位置からカバー
位置へ移動させる際には、先ず、図4の状態から、リニ
アアクチュエータ31を駆動させてロッド32を右方に
移動させると、先端部32aと係合部33の係合を介し
て、テーブル5全体が右方に移動される。
【0042】逆に、テーブル5をカバー位置からキャッ
ピング位置へ移動させる際には、リニアアクチュエータ
31を逆に駆動させてロッド32を左方に移動させる
と、テーブル5が先端部32aにより左方に押されてテ
ーブル5全体が左方に移動される。
【0043】この実施形態によれば、前記第1の実施形
態の(1)〜(6)の効果の他に次の効果を有する。 (8) テーブル5にボールナット10を設けたり、ガ
イド孔9を形成したりせず、テーブル5に係合部33を
設けて先端部32aを係合させているだけでテーブル5
とリニアアクチュエータ31を連結しているため、構成
を一層簡単にできる。
【0044】なお、実施形態は上記実施形態に限定され
るものではなく、例えば以下のように変更してもよい。 ・ヘッドをブラックインク用のヘッドとカラーインク用
のヘッドに分けて形成し、キャップもそれぞれに適合さ
せてブラックインク用とカラーインク用に分けて形成
し、キャップカバーもそれぞれに適合させてブラックイ
ンク用とカラーインク用に分けて形成してもよい。
【0045】・上記実施形態において、キャップカバー
をブラックインク用とカラーインク用に分けず、一つの
キャップカバーでブラックインク用とカラーインク用の
両キャップを覆うように形成してもよい。
【0046】・キャップカバー24の材質は、ゴム材、
エラストマ又はシリコーンに限らず、軟質材であればよ
い。 ・キャリッジ2にブラックインク用のカートリッジのみ
を搭載し、ブラックインクのみを吐出するようにヘッド
を形成し、該ヘッドに対応するキャップと、該キャップ
に対応するキャップカバーを形成してもよい。
【0047】・キャリッジにインクを収容する構成はカ
ートリッジタイプに限らず、例えばキャリッジに形成し
たタンクにインクを収容する構成等でもよい。 ・ガイド孔26を、支持板25を貫通させずにガイド溝
として形成し、棒状突部27をガイド溝に嵌合する突部
として形成してもよい。
【0048】・可動部材23に棒状突部27を形成し、
支持板25にガイド孔26を形成することに限らず、可
動部材にガイド孔を形成し、支持板に棒状突部を形成し
てもよい。
【0049】・可動部材が棒状突部とともに回転するの
を規制するように、例えば棒状突部をその断面が四角形
状になるように形成して可動部材を回り止めしてもよ
い。 ・第1のガイド部と第2のガイド部の組合せをガイド孔
と棒状突部で構成することに限らず、例えばレールとそ
のレールに係合するローラ等のランナとの組合せで構成
し、レールの長さをガイド孔26と同様の長さになるよ
うに形成してもよい。
【0050】・引張バネ28の他端を一端より左上方に
取り付けることに限らず、引張バネにより可動部材23
が上方(退避位置側)に付勢されるように配設するので
あればよい。
【0051】・付勢手段は引張バネに限らず、圧縮バネ
でもよい。この場合、圧縮バネの一端を可動部材23に
取り付け、他端をインクジェット記録装置のフレーム等
に取り付け、圧縮バネにより可動部材23が上方(退避
位置側)に付勢されるようにすればよい。
【0052】・付勢手段は引張バネや圧縮バネに限ら
ず、例えばゴムやエアダンパ等であってもよい。 ・テーブル5を駆動装置20により昇降させる構成に限
らず、キャップの当接面とヘッドの当接面が同じ高さに
なるように形成してテーブルを昇降不能に支持し、駆動
装置20を配設せずに構成を一層簡単にしてもよい。
【0053】・第2の実施形態において、テーブル5を
キャッピング位置とカバー位置の間で移動させる駆動装
置は、リニアアクチュエータ31に限らず、例えばエア
シリンダ等でもよい。
【0054】・第2の実施形態において、先端部32a
を上方へ向けて延びるように曲げることに限らず、例え
ばロッドをより上方に配設し、ロッドの先端部を下方へ
延びるように曲げてもよい。
【0055】・引張バネ28は1個に限らず、複数個取
り付けてもよい。 ・腕部30は2個形成されることに限らず、1個又は複
数個であればよい。上記各実施形態から把握できる請求
項以外の技術的思想について、以下に記載する。
【0056】(1) 請求項1〜請求項4のいずれかに
記載の発明において、前記ヘッドはブラックインクを吐
出するヘッドとカラーインクを吐出するヘッドに分けて
形成され、前記キャップもそれぞれに適合させてブラッ
クインク用とカラーインク用に分けて形成され、前記キ
ャップカバーもそれぞれに適合させてブラックインク用
とカラーインク用に分けて形成されている。
【0057】(2) 請求項1〜請求項4のいずれかに
記載の発明において、前記ヘッドはブラックインクを吐
出するヘッドとカラーインクを吐出するヘッドに分けて
形成され、前記キャップもそれぞれに適合させてブラッ
クインク用とカラーインク用に分けて形成され、一つの
前記キャップカバーがブラックインク用とカラー用の前
記両キャップを覆うように形成されている。
【0058】(3) 請求項1〜請求項4及び前記技術
的思想(1)並びに(2)のいずれかに記載の発明にお
いて、前記キャップカバーの材質は、例えばゴム材、エ
ラストマ又はシリコーン等の軟質材である。
【0059】(4) 請求項1に記載の発明において、
前記キャップの当接面と前記ヘッドの当接面が同じ高さ
になるように形成されている。 (5) 請求項3、請求項4及び前記技術的思想(1)
〜(4)のいずれかに記載の発明において、前記第1の
ガイド部としてガイド孔が形成され、前記第2のガイド
部として突部が形成されている。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
4に記載の発明によれば、キャップに埃が溜まることを
簡単な構成で防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャップがヘッドの直下に配置されている状態
を示す一部破断正面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】キャップにキャップカバーが被せられた状態を
示す一部破断要部正面図。
【図4】第2の実施形態を示す一部破断要部正面図。
【図5】(a)は従来のキャップがインク吐出部に被せ
られている状態を示す正面図、(b)はキャップにキャ
ップカバーが被せられた状態を示す正面図。
【符号の説明】
2…キャリッジ 3…ヘッド 5…移動体としてのテーブル 6…キャップ 20…昇降手段としての駆動装置 23…可動部材 24…キャップカバー 26…第1のガイド部としてのガイド孔 27…第2のガイド部としての棒状突部 28…付勢手段としての引張バネ 30…係合部としての腕部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク吐出部としてのヘッドが備えられ
    たキャリッジが走査方向に往復移動可能に備えられ、該
    キャリッジが非印字状態において所定の退避位置に位置
    する状態で前記ヘッドを覆うキャップと、印字状態にお
    いて前記キャップを覆うキャップカバーとを備えたイン
    クジェット記録装置において、 前記退避位置に対応するキャッピング位置と、前記キャ
    ップカバーが前記キャップを覆うカバー位置との間を移
    動可能に設けられるとともに前記キャップが配設された
    移動体と、 前記カバー位置と、該カバー位置から離れる待機位置と
    の間を移動可能に設けられるとともに前記キャップカバ
    ーが配設された可動部材と、 前記可動部材に設けられ前記移動体と係合可能な係合部
    と、 前記可動部材を前記待機位置へ向けて付勢する付勢手段
    とを備え、前記移動体の前記カバー位置への移動時に前
    記可動部材が前記係合部を介してカバー位置へ移動され
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジが前記退避位置に配置さ
    れるとともに、前記移動体が前記キャッピング位置に配
    置された状態で前記ヘッドと前記キャップが上下方向に
    離れるように配設され、前記移動体を前記キャッピング
    位置において昇降させる昇降手段が設けられている請求
    項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部材及び前記インクジェット記
    録装置のフレームのいずれか一方に第1のガイド部が設
    けられ、他方に前記第1のガイド部に係合する第2のガ
    イド部が設けられ、両ガイド部により前記可動部材が前
    記カバー位置と待機位置とに案内される請求項1又は請
    求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段は引張バネである請求項1
    〜請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
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