JP4166311B2 - ファイバ清浄化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般にインクジェット・プリント装置に関し、特に、インクジェット・プリントヘッドに使用するために使用されるワイパからインク残滓を除去するためのファイバ清浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各インクジェット・プリント装置は、しばしばペン(pen) と言われる複数個のカートリッジを使用し、前記ペンは本発明であまねくインクと呼ぶ液体着色料の液滴を紙面上に発射する。各ペンは、それを通して前記インク液滴が発射される微小ノズルによって形成されるプリントヘッドを有する。
イメージをプリントするために、前記プリントヘッドは前記紙面を横切って前後方向に駆動され、且つ移動するにつれて所望するパターンに前記インク液滴を発射する。前記プリントヘッド内部の特定のインク放出機構は、圧電式又は感熱式プリントヘッド技術を使用している機構のような、当業者に既知の種々異なった形態を取ることができる。
【0003】
例えば、二種類の初期の感熱式インク放出機構が米国特許第5,278,584 号及びび同第4,683,481 号明細書に示されている。感熱式システムにおいて、各インク流路及び各蒸発室を包含するバリア層がノズルオリフィス板と支持体層との間に配設される。前記支持体層は通常、各抵抗器のような、各ヒータ要素の直線配列を包含し、前記各抵抗器は励起されて前記蒸発室内の前記インクを加熱する。
加熱すると、前記インク液滴が励起された前記抵抗器に対応するノズルから放出される。前記プリントヘッドが前記紙面上を横断して移動するとき、前記各抵抗器を選択的に励起することによって、前記インクはプリント媒体上に或るパターンで放出されて所望するイメージ(例えば、画像、図表又は本文等)を生成する。
【0004】
前記プリントヘッドを清浄化し保護(以後、サービスと称する)するため、前記プリントヘッドがサービス・ステーションを越えて移動されるように、該サービス・ステーション機構は通常、プリンタ・シャーシによって支持される。保管又は非作動時中、前記サービス・ステーションは通常、前記各プリントヘッド・ノズルを汚染物及び乾燥から略封止する閉蓋システムを具備する。
幾つかの蓋体は、前記プリントヘッドを減圧化するポンプ装置に接続させるような方法で、プライミング(priming) を容易にするようにも設計される。作動中、前記プリントヘッドにおける目詰まりは、スピッティング(spitting)として知られているプロセスで前記各ノズルを通して、前記サービス・ステーションの排液溜部(spittoon reserver portion) に集液される廃液インクを利用した多数のインク液滴を発射することにより定期的に除去される。
【0005】
前記スピッティング処理後、開蓋中又は時にはプリント中、大抵のサービス・ステーションは、前記プリントヘッド上に集まっている紙屑又は他の微小の屑は勿論、インク残滓も除去するために前記プリントヘッド面を払拭する弾力性ワイパを有する。前記払拭作動は通常、前記ワイパを横切って前記プリントヘッドを移動させるか、あるいは前記プリントヘッドを横断して前記ワイパを移動させることによって達成される。
【0006】
プリントされたイメージの透明さ及びコントラストを向上させるために、最近の研究は、インク自体を改善することに重点が置かれて来た。一層暗い黒色と鮮やかな色彩でより迅速且つ水落ちしないプリントを提供するために、顔料主体のインクが開発されている。これら顔料主体のインクは、初期の染料主体インクよりも固形分含有量が多く、この固体含有量の多さが新しいインクに対しより高い光学密度をもたらしている。
前記両タイプのインクは迅速に乾燥し、このことがインクジェット・プリント装置に普通紙を使用することを可能にさせている。しかしながら、微小ノズルと急速乾燥インクの組合せはプリントヘッドを、乾燥したインク及び微小塵埃粒子又は紙繊維屑だけでなく、前記新しいインク自体の中の前記固形分によって目詰まりを生じ易い状態にさせる。
【0007】
部分的又は完全に目詰まりが生じた前記ノズルは、前記プリント媒体上でのインク液滴の抜け又は誤付着となり、何れの場合もプリント品質を低下させる。従って、前記ノズルの面板を清浄に保つことは、前記顔料主体インクを使用するとき、前記初期の染料主体インクよりも多くの微小異物を蓄積し易いので一層重要になる。
事実、前記顔料主体インクを使用するカートリッジに対して前記ノズルの面板を清浄に保つことは、極めて魅力的なことになって来た。前記初期の染料主体インクでは、前記弾力性ワイパで前記プリントヘッドを定期的に払拭することで十分であった。
【0008】
しかしながら、前記顔料主体インクの出現によって、前記ワイパの二次清浄化操作が、前記ワイパから粘着性を有する顔料インク残滓を除去するために必要になって来た。前記顔料主体インクを使用する初期のプリンタにおいて、前記二次ワイパ清浄化操作は硬質プラスチック製のスクレーパ・バーを使用して遂行されていた。
前記スクレーパ、ワイパ・ブレード、又は両方の相対運動を介して、前記ワイパは前記ワイパ・ブレードの表面から前記インクを除去するために、前記硬質スクレーパ・バーを横断して掻き落とされる。例えば、カリフォルニア州、パロアルト市のヒューレット・パッカード社 (Hewlett-Packard Company)によって製造された Desckjet(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各インクジェット・プリンタに使用されている初期のワイパスクレーパ装置は、前記インクの液体成分を前記スクレーパ主面から吸収性を有するインク吸取紙部材に引き離すために複雑なインク灯芯材の流路を必要とした。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記顔料主体インクの残滓は、しばしば前記ワイパ表面にペースト状に堆積し、前記初期のプラスチック製スクレーパは前記ペースト状堆積物を除去するのに全く有効でなかった。それどころか、前記インク残滓のペースト状粘稠度に遭遇すると、前記プラスチック製スクレーパは、前記残滓を除去するよりもむしろ、前記ワイパの表面に前記インクを塗り付けてしまう傾向にあった。
前記プラスチック製スクレーパの他の短所は、実際に超薄層を除去、又はそうでなければ前記ワイパ表面に凹みを付けて損傷させることによって、前記ワイパの磨耗となると考えられている。前記プラスチック製スクレーパの別の短所は、前記ワイパを通過して移動するとき、前記清浄化面から前記インクを跳ね飛ばす傾向があることである。
【0010】
このインクの跳ね飛ばし又は払い飛ばし作動は、前記インク残滓をプリンタ・サービス・ステーション内の他の領域及び各構成要素に追い出して、それが付着した表面を汚染させる。加えて、前記ワイパが前記スクレーパを横断して前後方向に往復動する場合、前記プラスチック製スクレーパ装置は通常、前記ワイパに対して二つの清浄化面のみを具備するだけであった。最後に、硬質ワイパ・スクレーパの主たる問題点の一つは、前記ワイパの掻き落とし処理によって発生する不快な騒音に在った。
【0011】
従って、本発明は前述した従来技術の問題点を解消し、速乾性染料主体インク及び顔料主体インクの両方に適応可能なワイパ・クリーナを具備するインクジェット・プリントヘッドの清浄化装置、特に、静かで、前記ワイパ上に堆積した前記ペースト状インクに鈍感で、前記ワイパの磨耗及び前記ワイパ・ブレードからの前記インクの跳ね飛ばしを最小限に抑え、且つ前記ワイパに対する拡張された清浄化面を与えるインクジェット・プリントヘッドのファイバ清浄化装置を提供することを目的とするものである。
更に、本発明の他の目的は、特に前記速乾性顔料主体インク及び染料主体インクを使用する場合、シャープで鮮やかなイメージをプリントするインクジェット・プリント装置におけるファイバ清浄化装置を提供することであり、本発明の別の目的は、前記プリントヘッドが前記染料主体インクあるいは顔料主体インクの何れを分配しようとも、清浄なワイパで前記インクジェット・プリントヘッドの前記ノズル面板を確実に清浄化可能な堅固なファイバ清浄化装置をを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、シャーシを有するインクジェット・プリント装置におけるインクジェット・プリントヘッドを払拭した後、ワイパからインク残滓を除去するファイバ清浄化装置であって、前記シャーシにより支持されているサービス・ステーションと、前記サービス・ステーションにより支持されて前記プリントヘッドに選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドから前記インク残滓を除去するワイパと、前記サービス、ステーションによって支持されて前記ワイパに選択的に接触し、払拭して該ワイパから前記インク残滓を除去する複数本のファイバから成るファイバクリーナとを具備して成ることを特徴とするファイバ清浄化装置によって達成される。
【0013】
【作用】
本発明の一つの局面によれば、シャーシを有するインクジェット・プリント装置におけるインクジェットプ・プリントヘッドを払拭した後、ワイパからインク残滓を除去するためのファイバ清浄化装置が提供される。
前記清浄化装置は、前記プリント装置の前記シャーシによって支持される前記サービス・ステーション、及び該サービス・ステーションによって支持されて前記プリントヘッドに選択的に接触し、前記ワイパを払拭して前記プリントヘッドから前記インク残滓を除去する前記ワイパを具備する。
【0014】
更に、前記清浄化装置は、前記サービス・ステーションによって支持されて前記ワイパに選択的に接触し、前記プリントヘッドを払拭して前記インク残滓を除去する複数のファイバを有するファイバ清浄化装置を具備する。一実施態様において、前記各ファイバは真っ直ぐな剛毛であり、他の実施態様では、前記各ファイバは巻き毛で絡み合っているが、別の実施態様では、前記各ファイバは前記ワイパに対してループ群として与えられる。
本発明の更に別の局面によれば、インクジェット・プリント装置は前述したファイバ清浄化装置を具備して成ることができる。
【0015】
本発明の別の局面によれば、インクジェット・プリント装置におけるインクジェット・プリントヘッドから堆積したインク残滓を払拭する各ステップが提供される。この方法は、前記インクジェット・プリントヘッドを通して前記インクを放出し、その上に前記インク残滓を堆積させる各ステップを包含する。
払拭ステップにおいて、前記堆積されたインク残滓は、前記ワイパを使用して前記プリントヘッドから払拭される。前記払拭ステップの後の清浄化ステップで、前記ワイパは該ワイパと、少なくともその幾つかが前記ワイパに係合する複数本のファイバを有するフアイバ清浄化装置との相対運動を介して該フアイバ清浄化装置によって清浄化される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のフアイバ清浄化装置の一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1は本発明に基づいて構成されたインクジェット・プリント装置の一実施態様を、インクジェット・プリンタ20として図示してあり、該インクジェット・プリンタ20は産業、オフィス、家庭、又は他の環境で、事業報告書、通信文、小型出版物等のプリントに使用される。種々のインクジェット・プリント装置が市販されている。例えば、本発明を具現化可能な幾つかのプリント装置は、プロッタ、携帯式プリント装置、複写機、カメラ、ビデオプリンタ、及びファクシミリ装置を包含する。便宜上、本発明の各概念はインクジェット・プリンタ20の環境下で説明する。
【0017】
前記プリンタの構成要素は型式毎に変更可能であるが、通常のインクジェット・プリンタ20は、一般にプラスチック材料から成るハウジング又はケーシングによって囲まれているシャーシ22を具備する。プリント媒体のシートは、本発明に基づいて構成される適合可能なプリント媒体処理装置26によってプリント領域25を通して供給される。
前記プリント媒体は、紙、厚紙、透明画紙、マイラー(mylar) 等のように如何なるタイプの適当するシート材であるが、便宜上、実施態様は前記プリント媒体として紙を使用して記述する。前記プリント媒体処理装置26は、プリント前の紙シート群を収容するための供給トレー28を有する。通常のモータ駆動された紙駆動ローラ群(図示せず)が、前記プリント媒体を前記供給トレー28からプリントするための前記プリント領域25に移動させるために使用される。
【0018】
プリント後、前記シートはプリント済みシートを受容するように散開されて示されている一対の後退可能な出力シート乾燥翼部材30(output drying wing members)上に載る。前記出力シート乾燥翼部材30は、新しいプリント済みシートを出力トレー32の中に落とすために曲線状の矢印33で示されているように、両側に旋回して後退する前に、前記出力トレー部分32で乾燥中の前回出力されたプリント済みシートの上方に前記新しくプリント済みシートを一時的に保持する。前記媒体処理装置26は、手紙、法律用紙,A-4 版、封筒等を含む異なったサイズの前記プリント媒体に対応するための一連の調節機構、例えば滑動長さ調節レバー34及び封筒供給スロット35を具備することが可能である。
【0019】
前記プリンタ20は更に、通常パーソナル・コンピュータ(図示せず)ようなコンピュータであるホスト装置からの指令を受け取るマイクロプロセサ36として図式的に示したプリンタ・コントローラも具備する。実際に、多くのプリンタ・コントローラの機能はホストコンピュータ、プリンタに搭載された電子装置、又はそれらの間の相互作用によって行なうことができる。
ここで使用されるプリンタ・コントローラ36と言う用語は、ホストコンピュータ、プリンタ、それらの媒介手段、あるいはそれら各要素の組み合わされた相互作用の何れによって行なわれようとも、これらの機能を包含する。前記プリンタ・コントローラ36は、前記ケーシング24の外部に設けられたキーパッド (key pad,図示せず)を介して与えられるユーザ入力に応答して作動することも可能である。
【0020】
前記コンピュータホストに結合されたモニタはオペレータに対して、前記プリンタの状況あるいは前記コンピュータホストで作動中の特定プログラムのような、可視情報を操作者に表示するように利用可能である。パーソナル・コンピュータ、キーボード及び又はマウス装置のようなそれらの入力装置、及びモニタは全て当業者にとって周知である。
キャリッジ案内ロッド38は前記シャーシ22によって支持され、前記キャリッジ案内ロッド38によって限定される走査軸42に沿い前記プリント領域25を横断して前後方向に走行するようにプリントヘッド・キャリッジ40を滑動可能に支持する。適当するタイプのキャリッジ支持装置は、ヒューレット・パッカード社(Hewlett-Packard Company) に譲渡された米国特許第5,366,305 号明細書に示されている。
【0021】
通常のキャリッジ推進装置は、前記プリンタ・コントローラ36にキャリッジ位置信号を伝達する位置フィード系を具備して、前記プリントヘッド・キャリッジ40を駆動するために利用できる。例えば、キャリッジ・ドライブギアとDCモータとの組立体は、前記プリントヘッド・キャリッジ40に通常の方法で固定される無端ベルトに結合され、前記プリンタ・コントローラ36から受け取った制御信号に応答して作動する前記DCモータによって前記無端ベルトを駆動することができる。
前記プリンタ・コントローラ36にキャリッジ位置フィードバック情報を与えるために、通常の光学エンコーダ・リーダは、キャリッジ走行経路に沿って延伸するエンコーダ・ストリップを読み取るように、前記プリントヘッド・キャリツジ40に取り付けられる。
【0022】
前記プリントヘッド・キャリッジ40は、矢印44で概略示したように、前記ケーシング24の内部に配設されたサービス領域内に前記キャリッジ案内ロッド38に沿って推進される。前記サービス領域44は、前記サービス・ステーション45を収容し、該サービス・ステーション45は種々のプリントヘッド・サービス機能を提供することができる。例えば、サービス・ステーション枠体46は、後述するプリントヘッド・サービス機器群を保持する。
図1において、前記サービス・ステーション45の排液溜部48は前記サービス・ステーション枠体46によって少なくとも一部分を限定されるように示されている。
【0023】
前記プリント領域25において、前記媒体シートは、黒インク用カートリッジ50及び又はカラーインク用カートリッジ52のようなインクジェット・カートリッジからインクを受容する。前記各カートリッジ50,52 は当業者によってしばしばペンと呼ばれる。図示したカラーインク用ペン52は三色ペンであるが、他の実施態様において、個別の単色ペンの組合せ体が利用される。
前記カラーインク用ペン52は前記顔料主体のインクを含有することができるが、説明上、前記カラーインク用ペン52は、シアン、イエロー、及びマゼンタのような三種の染料主体のインクを含有するように、一方、前記黒インク用ペン50は顔料主体のインクを含有するように記述してある。染料と顔料の両特性を有するハイブリット又は複合インクは勿論、熱可塑性、蝋、又はパラフィン主体の各インクのような他のタイプのインクも利用可能であることは明らかであろう。
【0024】
前記各ペン50,52 は夫々、補給インクを貯えるためのレザーバを具備する。前記各ペン50,52 は夫々、プリントヘッド54,56 を具備し、それらは当業者にとって周知の方法でそこを貫通して形成される複数個のノズルを有する。前記各プリントヘッド54,56 は感熱式インクジェット・プリントヘッドであるが、圧電式プリントヘッドのような他のタイプのプリントヘッドも利用可能である。前記各プリントヘッド54,56 は通常、前記ノズル群に対応する複数個の抵抗器を有する支持体層を具備する。
選択された前記抵抗器を励起すると、ガスの泡が形成されて前記ノズルから前記プリント領域25における前記プリント媒体上にインク液滴を放出する。前記プリントヘッドの各抵抗器は、使用可能化又は発射指令制御信号に応答して選択的に励起され、前記指令制御信号は、通常の多芯導線ストリップ(multi-conductor strip, 図示せず) によって前記プリンタ・コントローラ36から前記プリントヘッド・キャリッジ40に、更に前記プリントヘッド・キャリッジ40と前記各ペン50,52 との間の通常の相互接続を介して前記各プリントヘッド54,56 に伝達される。
【0025】
好ましくは、前記各プリントヘッド54,56 のオリフィス板の外面は、共通のプリントヘッド平面に一致させる。前記プリントヘッド平面は、所望する媒体とプリントヘッドとの間隙を確立させるための基準平面として利用され、該間隙はプリント品質の一つの重要な構成要素となる。
更に、前記プリントヘッド平面は、サービス基準平面としても役立ち、該サービス基準平面に対し前記サービス・ステーション45の種々の機器が最適なペン・サービスのために調節される。適正なペン・サービスはプリント品質を向上させるばかりでなく、前記各プリントヘッド54,56 の健全性を維持することによってペンの寿命も延ばす。
【0026】
図2は、本発明に基づいて構成された過渡期のサービス・ステーション装置100 の好ましい実施態様を示す。前記サービス・ステーション枠体46は、基礎部材102 を具備して成り、該基礎部材102 はその前方部に配設される長孔103 に挿着される例えば、スナップファスナ、リベット、ねじ、又は他の締め付け手段を利用して前記プリンタ・シャーシ22に取り付けられる。
前記プリントヘッド・サービス構成要素の高さを調節するために、調節装置( 図示せず) が例えば、調節ポスト104 のような前記基礎部材102 の両側から外方に突出する一対のポストを使用して、前記サービス・ステーション枠体46に係合するように使用される。後述するように、前記基礎部材102 は更に、図1に示されているような前記排液溜部48としても都合良く役立つ。
【0027】
前記シャーシ22、又は更に好ましくは前記基礎部材102 の外部は、ステッパモータ105 のような通常のサービス・ステーシヨン用駆動モータを支持するために利用可能である。前記ステッパモータ105 は、第1の伝達歯車106 を駆動するために運転可能に噛合されて、一個以上の減速歯車、ベルト、又は当業者にとって周知の他の駆動手段を利用し、此処では第2の伝達歯車108 を駆動するように示されている。
前記第1及び第2の伝達歯車106,108 は、好ましくは前記基礎部材102 の外側から突出する各ポストに取り付けらられる。最後に、前記サービス・ステーション枠体46を完成するために、前記サービス・ステーション枠体46の上方部又はボンネット110 は、好ましくは各スナップフック111 及び各テーパ付案内112 を利用して前記基礎部材102 に固定される。
【0028】
前記第2の伝達歯車108 は、スピンドル・ピニオン駆動歯車組立体115(spindle pinion gear assembly) のピニオン歯車対114 の一方に噛合する。前記ピニオン歯車対114 は、前記基礎部材102 の両側に配設され、軸部116 によって共に結合される。
前記スピンドル・ピニオン駆動歯車組立体115 の前記軸部116 は、図2において前記基礎部材102 の内部から突出して示されている軸受台117 のような一対の軸受台によって支持される。前記ピニオン歯車対114 は夫々、並進的移動が可能なパレット120 の下方面に沿って形成されるラック歯車118 の各対に噛合して、前記パレット120 を両方向の矢印122 によって示された方向に移動させられる。
【0029】
前記パレット120 は、好ましくは前記パレット120 の前方端に向けて配設されるワイパ支持部124 を具備する。前記各黒インク及びカラーインク用プリントヘッド54,56 のオリフィス板を直交して払拭するための黒インク及びカラーインク用の各プリントヘッド・ワイパ組立体125,126 が、前記ワイパ支持部124 の上方面に沿って取り付けられる。
前記黒インク用プリントヘッド・ワイパ組立体125 は、互いに間隔を置いて直立且つ平行して特殊な先端輪郭を有する二個のブレード部128,130 を使用することによって前記黒インク用プリントヘッド54を効率良く清浄化するように設計される。前記カラーインク用プリントヘッド・ワイパ組立体126 も例えば、シアン、マゼンタ、及びイエローの三種染料主体のインクを含有する前記カラーインク用ペン52を払拭するための互いに間隔を置いて直立且つ平行する二個のブレード部132,134 を有する。
【0030】
前記黒インク及びカラーインク用の各プリントヘッド・ワイパ組立体125,126 は、カリフォルニア州パロアルト市のヒューレット・パッカード社製の DeskJet(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各インクジェット・プリンタに適用されている。前記各ワイパ・ブレード128 〜134 は、接着剤、超音波溶接、又はより好ましくは前記各ワイパ・ブレード128 〜134 に基部が、前記ワイパ支持部124 内に形成される各開口部を通して延伸する注型成形法(onsert molding techniques) によるような通常の如何なる方法によっても前記ワイパ支持部124 に接合される。
この実施態様において、前記各ワイパ・ブレード128 〜134 は夫々、エラストマ、プラスチック、ニトリルゴム又は他のゴム状材料、更に好ましくはエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(ethylene-propylene-diene methylene linkage = EPDM) 、又は当業者にとって周知の他の同等材料のような耐磨耗性弾力材料から成る。
【0031】
本発明の実施態様において、前記黒インク用ペン50は、従来技術に関して前述したように、通常のワイパを利用する払拭に対して抵抗する粘着性残滓を発生する顔料主体のインクを含有する。前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 は、それらの遠端部の払拭先端で終端する。前記払拭先端は好ましくは、対応するプリントヘッド上の直線状のノズル配列の個数に一致するフォーク状舌部の個数(この実施態様では、前記黒インク用プリントヘッド54の二個の直線状ノズル配列に対して二個のフォーク状舌部)を有するフォーク形状を形成する。
従って、前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 は夫々、一対の払拭先端部を有し、前記各払拭先端部は後退した平坦ランド部( recessed flat land portion) によって分離され、且つ前記各後退した平坦ランド部によってそれらの外側に側面を接している。前記各カラーインク用ワイパブレード132,134 は、前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 に関して前述したのように構成することが可能であるが、しかし好ましくは、前記フォーク状舌部及び逃げ凹部(escape recesses) を有しない。
【0032】
本発明の実施態様において、前記各カラーインク用ワイパ・ブレード132,134 及び前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 の各ワイパ先端部は夫々、各ブレードの外側に隣接する丸味付けしたエッジを有する。前記丸味付けエッジの反対側で前記各ワイパ・ブレード128 〜134 は角部を付けて終端し、更に好ましくは前記各ワイパ・ブレード128 〜134 の内側に隣接する直角エッジで終端する。前記各丸味付けしたエッジは、前記ワイパ・ブレードと前記ノズルオリフィス板との間における毛管流路の形成に役立ち、前記各ワイパ・ブレード128 〜134 が前記ノズル配列の縦方向に沿って直交すると、前記毛管流路を介した灯芯吸収作用(wicking) によって前記各ノズルから前記インクを吸い出す。
【0033】
前記吸い出されたインクは、先導するワイパ・ブレードの外側の前記丸味付けしたエッジによって前記ノズル配列内の次のノズルまで引き出されて、そこで前記引き出されインクは前記プリントヘッドの面板上に堆積された前記乾燥インク残滓を溶かす溶剤として作用する。後続するワイパ・ブレードの内側角部エッジは、溶けた前記乾燥インク残滓を前記プリントヘッドの面板から掻き取る。
即ち、前記ワイパ支持部124 が前記プリンタの後方に(図2の右側に)後退すると、前記黒インク用ワイパ・ブレード130 及び前記カラーインク用ワイパ・ブレード134 は、前記インクをそれらの丸味付けした外側エッジによる前記灯芯吸収作用によって前記インクを吸い出す先導ブレードである一方、前記他の黒インク用ワイパ・ブレード128 及びカラーインク用ワイパ・ブレード132 は、それらの内側角部エッジによって前記乾燥インク残滓を掻き取る後続ブレードとなる。
【0034】
便宜上、前記各ワイパ・ブレード128 〜134 の全ては、特に注記しない限り、一まとめにしてワイパ125,126 として記述する。従来技術に関して前述したように、初期の幾つかの払拭装置は、前記プリントヘッドの下面全体に沿ってインクを汚しながら、前記オリフィス板及び該オリフィス板に隣接する領域を横断して払拭していた。
別の払拭装置は、前記プリントヘッド・オリフィス板だけを払拭し、該オリフィス板の両側の領域は無視した。図3に示したように、前記カラーインク用カートリッジ52は、前記黒インク用カートリッジ50よりも広幅の躯体を有する。前記カラーインク用カートリッジ52の側面は、前記プリントヘッドの領域まで真っ直ぐに立ち下がり、その結果、二個の広い平坦ランド部又はチーク部136,138 (two wide, flat lands or cheeks)が前記プリントヘッド56のオリフィス板両側に形成されていた。
【0035】
この型式のカートリッジを使用した初期のプリンタにおいて、前記各チーク部136,138 は、払拭されない状態に置かれていたので、前記各チーク部136,138 は時折インク粒子又は残滓を堆積し、しかる後、微小な塵埃、紙屑、及び他の微小な異物が前記インク残滓に付着した。払拭されない状態にあると、前記各チーク部136,138 上の微小な異物は、プリンティング中に前記シートを横断して引き出される可能性があるので、十分に微小異物が堆積すると、プリントされたインクを実際に汚し、プリント品質を低下させることになったであろう。
【0036】
前記各チーク部136,138 上の微小な異物問題に対処するために、前記並進移動サービス・ステーション100 は、図3に示され、一般にそれらの設計者達によってマッド・フラップ140,142 (mud flap)と呼ばれる外側及び内側チーク部払拭部材を具備する。前記マッド・フラップ140,142 は前記各ワイパ125,126 と同じ材料から形成可能である。
実際に、前記各ワイパ125,126 及び各マッド・フラップ140,142 のために単一タイプのエラストマの使用は、前記ワイパ及びマッド・フラップが単段成形ステップで形成できるので、製造プロセスの能率を高める。前記各ワイパ・ブレード128 〜134 が湾曲した外側面を有する一方、前記各マッド・フラップ140,142 の好ましい形状の先端部は、前後に角部付き払拭エッジを有する断面形状が長方形のものである。
【0037】
前記各ワイパ125,126 及び各マッド・フラップ140,142 は、前記ワイパ支持体124 と共に注型成形又は当業者にとって周知の種々の方法を利用して取り付けるられることが明らかである。好ましい実施態様において、前記各ワイパ125,126 及び各マッド・フラップ140,142 は、ばね鋼のような金属シート材と共に注型成形され、前記ばね鋼は、図3に示されているように、着脱自在なワイパ台144 を提供するように折り曲げ加工される。
前記ワイパ台144 は先ず平板状態で、前記各ワイパ125,126 及び各マッド・フラップ140,142 の下面領域を貫通する開口群を含めて、完成時の幾つかの形状を画成するように打ち抜かれたステンレスばね鋼から成る長尺帯材として提供される。前記開口群は前記ワイパ台144 の上面に、前記各ワイパ125,126 及び各マッド・フラップ140,142 を注型成形するために利用される。
【0038】
前記ワイパ台144 は、二個の耳部145 を形成するために曲げ下ろされた対向側部を有する一方、別の対向側部は曲げ下ろされ且つそこを貫通する各スロット148 を有する二個の係止タブ146 が形成される。前記ばね鋼の使用は、前記各タブ146 が前記ワイパ支持部124 の前後方向に突出する一対のパレット取り付けフック149 を越えて外側に拡張することを可能にさせる。前記各フック149 は、図3に示されているように、前記各フック149 内に受容されて前記ワイパ支持部124 に前記ワイパ台144 を固定させる。
【0039】
図2に示されているように、前記パレット120 によって支持される他の主要構成要素は閉蓋組立体150(capping assembly) であり、前記閉蓋組立体150 は上昇可能な蓋体支持プラットホーム又はスレッド152(raiseable cap support platform or sled) を具備する。前記閉蓋組立体150 は、前記各黒インク及びカラーインク用プリントヘッド54,56 を密封するための黒インク及びカラーインク用蓋体154,156 を有する。前記黒インク及びカラーインク用蓋体154,156 は、接着剤、超音波溶着、又は更に好ましくは注型成形技術による通常の結合によって前記蓋体支持スレッド152 に接続される。
本発明の実施態様において、前記黒インク及びカラーインク用蓋体154,156 は、エラストマ又はプラスチック、ニトリルゴム又は他のゴム状材料のような耐磨耗性弾力材料から成り、更に好ましくはエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、又は当業者にとって周知の他の同等材料から成る。前記各蓋体154,156 に関して示された構造を有して適当する黒インク及びカラーインク用蓋体は、カリフォルニア州パロアルト市のヒューレット・パッカード社製造の DeskJet(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各インクジェット・プリンタに適用されている。
【0040】
前記蓋体支持スレッド152 は、例えばヨーク部材158 のような一対の旋回可能なリンク部材又はヨーク部材を利用して前記パレット120 に結合でき、前記各ヨーク部材158 は前記蓋体支持スレッド152 に枢着される二本の直立アーム部を有する。前記各ヨーク部材158 も又、前記並進移動するパレット120 に枢着される。
前記プリンタの非作動中に前記黒インク用及びカラーインク用プリントヘッド54、56を密封するために、前記プリントヘッド・キャリッジ40は前記サービス・ステーション100 のサービス位置まで移動させられ、前記パレット120 が図2の左側に向けて前方に移動させられる。
【0041】
前記パレット120 が前方に移動させられると、前記蓋体支持スレッド152 から上方に突出しているポスト群が前記プリントヘッド・キャリッジ40に係合するが、これらのポスト群は前記黒インク用及びカラーインク用ペン50,52 の一部に係合しても同様の結果を達成する。
前記パレット120 の更なる前進は、前記黒インク用及びカラーインク用蓋体154,156 が前記黒インク用及びカラーインク用プリントヘッド54,56 の前記各オリフィス板に係合して密封するまで、曲線状の矢印160 によって示されているように、弓形状経路を通って前記蓋体支持スレッド152 を移送することになる。
【0042】
前記ヨーク部材158 の各スレッド支持アームが、前記パレット120 と前記蓋体支持スレッド152 に対し全て等しい長さと角度方位にあり、閉蓋位置と休止又は開蓋位置との間で前記蓋体支持スレッド152 を移動させる変位平行四辺形構造(shifting parallelogram structure)を形成するので、前記弓形状の閉蓋移動が達成される。
前記閉蓋組立体150 は更に、前記パレット120 の底部を前記サービス・ステーションの前記基礎部材102 の底部を前記黒インク用及びカラーインク用プリントヘッド54,56 に向けて付勢して密封に適当する閉蓋力を与えるばね付勢ピボット・ロッカー部材162(spring-loaded pivot rocker member)も具備する。
【0043】
種々の他の型式の閉蓋組立体が前述した閉蓋組立体150 と置き換えられることは明らかである。更に当業者にとって、図2に示されている滑動パレット組立体120 に代わり、種々の他の機構がプライミング、払拭、及び閉蓋のプリントヘッド・サービス機能を提供するために使用できることも明らかである。実際に種々の異なるサービス機構が市販されているインクジェット・プリント装置に組み入れられ、それらの多くは前記パレット120 を適正に置き換えられる。
例えば、適当する並進移動又は浮動スレッド型式のサービス・ステーション作動機構が、米国特許第4,853,717 号及び同第5,155,497 号明細書に示され、両者とも現在の譲受人あるヒューレット・パッカード社に譲渡されている。前記黒インク用及びカラーインク用プリントヘッド54,56 を閉蓋するための前記機構は、本発明の不可欠な構成要件に当たらないので、この機構を更に詳述することは省略する。
【0044】
前記プリントヘッドの前記スピッティング操作を行なうために、前記パレット120 は、前記サービス・ステーション100 の前記基礎部材102 の後方に向けて図2の右側に後退させられ、その後退位置は前記サービス操作中のホーム位置又は休止位置として都合良く使用される。
前記サービス・ステーション駆動モータ105 は、前記パレット120 の後部が前記基礎部材102 の後部に接触するまで前記パレット120 をずっと移動させる。それ以上の後方移動が行なわれなくなると、前記プリンタ・コントローラ36内のロジックが原点に再設定される。前記原点から連続するモータの各駆動ステップが参照されて、前記パレット120 を適正な閉蓋、払拭、及びスピッティングの位置に配置させる。
【0045】
前記パレット120 が休止位置に後退すると、前記黒インク用及びカラーインク用プリントヘッド54,56 は、露出している前記排液溜部48の中にインクを吐き出すことができる。本発明の実施態様において、前記基礎部材102 の内部は前記サービス中に略密封されて、前記各ペン50,52 から吐き出された前記インクを捕捉するように該インクの漏洩を阻止する。
好ましくは、前記排液溜部48は前記基礎部材102 の内面によって画成される下方面を有し、該下方面は吸収性排液パッド、例えばフェルト、板紙、スポンジ、又は連続気泡発泡体スポンジ材料のようなどの種類の液体吸収性材料によっても被覆される。
【0046】
図3において、前記黒インク及びカラーインク用ワイパ125,126 、及び前記各マッド・フラップ140,142 は、前記各プリントヘッド54,56 及び各チーク部136,138 を払拭した直後を図示している。前記払拭行程に引き続き、インク残滓164 が前記各ワイパー125,126 の各先端部に堆積する一方、前記各マッド・フラップ140,142 は他の微小異物165 の混合物を蓄積し、該混合物はインクの跳ね返り、紙繊維、糸屑、塵埃、又は他の微粒子物質を含有する。前記各ワイパー125,126 上の前記インク残滓164 もある程度のこの粒子状異物を含有することがある。
【0047】
本発明の譲受人であるヒューレット・パッカード社の従業員である本発明の発明者達によって開発された初期のサービス・ステーション装置において、前記サービス・ステーション100 は、本発明の実施態様のワイパ・クリーナ取り付け部材又はクリーナ・バー166 と同じ一般的な位置に取り付けられる硬質プラスチックのスクレーパ・バーを具備していた。
前記クリーナ・バー166 は、前記サービス・ステーション枠体46の前記ボンネット110 の覆い部材168 から外側に、好ましくは前記排液溜部48への開口部を横断して外側に突出する。前記各ワイパ及び各マッド・フラップから前記インク残滓を除去するために、前記初期のスクレーパ・バーは前記各ワイパ及び各マッド・フラップの各先端部よりも低い下方端縁を有していた。
【0048】
従って、前記パレットが前方に移動すると、前記各ワイパ及び各マッド・フラップは前記スクレーパ・バーを叩き、前記サービス・ステーション枠体の前方部に過剰のインクを跳ね飛ばした。
前記初期のスクレーパ・バー装置は、複雑なカム機構とスクレーパ・アーム、及び前記インクから余分の液体を吸収する吸い取り紙パッドを必要とするヒューレット・パッカード社製の DeskJet(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各インクジェット・プリンタにおけるサービス・ステーションのような初期のワイパ清浄化装置よりも経済的であった。
【0049】
前記初期の硬質プラスチックスクレーパ・バーは、前記インク残滓164 を前記各ワイパ125,126 から、更に前記微小異物165 を前記各マッド・フラップ140,142 から除去するのに有効であった。しかしながら、前記初期のスクレーパ・バーは、前記各ワイパを清浄化するとき、高振幅の衝撃性ノイズを発生させ、ある顧客達はピシャリ又はカチカチと言うような騒音に苦情を訴えた。前記各ワイパを清浄化する過程で、前記各ワイパが前記スクレーパ・バーに接触することによって屈曲されると、前記硬質プラスチックスクレーパ・バーは、前記各ワイパに大きな位置エネルギの蓄積を可能にさせた。
前記各ワイパが前記スクレーパ・バーの下から解放された走行点で、前記位置エネルギが前記各ワイパ及び前記サービス・ステーション枠体の双方の振動に変換され、共に高音の衝撃性ノイズを放出した。前記ノイズはある顧客達にとって望ましくないものであるので、前記各ワイパ及び前記各マッド・フラップを前記初期のスクレーパ・バーと同等以上の良好な性能を有して、静かで効果的に清浄化する新方法について研究が開始された。
【0050】
図4及び図5は、本発明に基づいて構成されたファイバ・ワイパ清浄化装置170 の第1の実施態様を示す。前記ファイバ・ワイパ清浄化装置170 のクリーナ・バー166 の部分は、前記初期のスクレーパ・バーのように前記排液溜部48の中まで立ち下がらない。
図4で、前記パレット120 は、前記ワイパ125 を前記覆い部材168 の下で前記サービス・ステーションの前方に向けて(図4の左側に)前記ワイパ125 を移動させているように示し、一方、図5は前記覆い部材168 の下から出て行く(図5の右側に移動して)前記ワイパ125 を示している。前記カラーインク用ワイパ・ブレード132,134 及び前記マッド・フラップ140,142 は、前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 について示したもの略同じ清浄化作用を行なうので、明瞭化を図るため図4及び図5から除外してある。
【0051】
図6に最も良く示されているように、前記ファイバ・ワイパ清浄化装置170 は、前記クリーナ・バー166 の下方面から下方に突出する複数本の細長で真っ直ぐなファイバ又は剛毛172 のような、一連の可撓性且つ細長の清浄化部材又は指状小片(fingers) を有する。
前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 が前記各剛毛172 から成るカーテンを通過すると、前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 が前記剛毛172 から成る連続する波を通って進行するにつれ、前記微小の異物164 は箒のような掃き出し作用によって前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 から除去される。
【0052】
前記各剛毛172 の下で前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 を移動させる動作は、164',164" として示されたインク残滓を跳ね飛ばし、しかる後、前記インク残滓164',164" は前記覆い部材168 の下に在る前記排液溜部48の領域内に捕捉される。
更に、前記各剛毛172 の下で前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 を移動させることは、前記各剛毛172 を一緒に圧搾して前記各剛毛172 の間から前記インク残滓164 を追い出すポンプ作用を提供する。
【0053】
前記各剛毛172 上の液体インクは、図6の矢印174 によって示されているように、それらの間に毛管流路を画成するように配設され、密集した各剛毛172 の間の毛管作用によって上方に引き上げられる。前記各剛毛172 の先端部からの前記液体インク残滓の引き離しを援助するために、前記各剛毛172 と前記クリーナ・バー166 との間に吸収性パッド 175 層設可能である。前記液体インク残滓164"は更に、図6の矢印176 によって示される重力を介して下方に流出して、前記排液溜部48の底面上に滴下する。前記各剛毛172 に粘着する重い粒状残滓はやがて乾燥して、やはり前記各剛毛172 から前記排液溜部48の底面上に滴下する。
【0054】
前記各剛毛172 は通常、歯ブラシ、塗装刷毛、又は靴磨きブラシに使用される剛毛のような、種々異なったタイプの柔軟な有機又は人工剛毛材料から成る。例えば、適当するタイプの剛毛材料はポリエステルであり、他の材料は 1083 N.Main, Roxboro, North Carolina 27573 に所在する Collins & Aikman 社で製造されたナイロンブラシ織物であり、特に商品名が、Brush M (0.190インチパイル)、Brush-Up 90(0.190 インチパイル)、Brush-Up(0.220 インチパイル)、Nylo-Bond(0.190 インチパイル)として販売されているものである。
【0055】
試作品試験中、ナイロン剛毛ブラシ、特に前述した Brush M 商品が使用されて良好な成果を挙げた。音響圧測定は実際に、前記剛毛ワイパ清浄化装置170 が、前記初期の硬質スクレーパ・バーを使用して体験したノイズと比較して、衝撃性ノイズの80%以上の振幅減少が実現されたことを示した。更に、信頼性試験は、前記剛毛ワイパ清浄化装置170 が前記各ワイパー・ブレード128 〜134 及び各マッド・フラップ140,142 において極めて僅かな磨耗を発生させる一方、前記インク残滓及び微小の異物を効果的に除去して次のプリントヘッド払拭行程のための清浄な払拭面を与えることことを示している。
【0056】
動作中、前記各プリントヘッド54,56 をサービスする好ましい一方法が、前記プリンタ休止期間後の前記プリンタ20の初期始動に在る。保管中、前記各ペン50,52 は前記閉蓋組立体150 によって閉蓋される。始動すると、前記パレット120 は先ず後方に(図2の右側に)移動して前記各ペン50,52 を開蓋する。
この後方移動は継続されて、前記各ワイパー125,126 及び各マッド・フラップ140,142 に前記各プリントヘッド54,56 及び前記カラーインク用ペンの各チーク部136,138 を払拭することを可能にさせる。前記ホーム位置(図2の最右端)まで続く前記パレット120 の後方移動は、前記ボンネット110 の後部覆い部分178 の下に前記閉蓋組立体150 を隠し、前記排液溜部48をスピッティング可能な状態にさせ、以後の他の払拭行程によって引き継がれる。
【0057】
前記開蓋、払拭、及びスピッティングに続いて、前記各ペン50,52 は解放されてプリントのための前記プリント領域25に前記キャリッジ40によって移送される。プリント中、前記休止位置から前方に(図2の左側に)前記パレット120 を移動させることにより達成される迅速払拭作動によって引き継がれるスピッティングのために、定期的に前記各ペン50,52 を前記サービス・ステーシヨン45に復帰させることが望ましい。
多重払拭行程が前記パレット120 を前後方向に往復動させる一方、前記各ワイパー125,126 に前記各プリントヘッド54,56 を往復動で清浄化することを可能にさせることは明らかである。休止状態に戻るために、前記各ペン50,52 は前記サービス領域44に戻されて、前記パレット120 の前方移動の単一行程に介して前記スピッティング、払拭、及び閉蓋を行なうことが可能になる。
【0058】
図7は、本発明に基づいて構成される他の実施態様におけるファイバ・ワイパ清浄化装置180 を示す。前記ファイバ・ワイパ清浄化装置180 は、前記クリーナ・バー166 に取り付けられた前記随意の吸収性パッド175 を具備する。此処でこの実施態様におけるファイバ・ワイパ清浄化要素は、複数本の巻き毛で絡み合ったファイバ182 、又は代わって、細長いループ形ファイバ182'(両者とも図7に図示る)から成る。
前記複数本の絡み合った巻き毛のファイバ 182において、個々のファイバは剛毛172 について前述したようなものでも良いが、真っ直ぐな形態よりもむしろ巻き毛が好ましい。前記巻き毛状のファイバ182 の一例は、ミネソタ州ミネアポリスの3M 社(Minnesota Maining and Manufacturing Company)によって製造されている Scotch Brite (登録商標)キッチン・クリーニングパッドであり、これは実際にワイパ・クリーナ・ファイバの適切な供給源である。
【0059】
複数本のループ形ファイバ182'の一例は、Velcro(登録商標)ループファスナのようなフック及びループ織物ファスナから成るループ形ファスナ部である。前記剛毛172 、プラスチック巻き毛ファイバ182 、及び縫い合わせたループ形ファイバ 182'(threaded loop fibers) に加え、合成ファイバ又は金属ファイバのような真っ直ぐ、曲がった、縮れた、又はループ状の何れかの他のタイプのファイバ材料であっても、前記各ワイパー125,126 及び前記随意の各マッド・フラップ140,142 を清浄化するために利用できることが明らかである。前記剛毛ファイバ172 に関連して前述したように、隣接して密集する各ファイバは、該各ファイバ間に多数の毛管流路を画成する。前記各毛管流路は前記各ファイバの遠端部から、好ましくは前記吸収性パッド175 に向けた前記インク残滓の液体成分の灯芯吸収を援助する。前記各ファイバ182,182'の弾力性は更に、該ファイバから重力で大きなインク液滴を落下させると共に、前記払拭過程中に前記インク残滓を跳ね飛ばすように作用する。
【0060】
図8は、本発明に基づく別の実施態様において、曲線状の矢印193 で示される回転運動で前記各プントヘッド54,56 を清浄化するために取り付けられた回転ワイパ192 を具備するように構成される二方向ワイパ清浄化装置190 を示す。簡単にするため、図8に前記ワイパ192 が一個だけ図示されているが、該回転ワイパ192 は前述したように前記各ワイパ組立体125,126 のために構成することもできる。
前記ワイパ192 は、モータ105 のような、サービス・ステーション用モータに、矢印193 で示されるように前記ワイパ192 に対して回転運動を与えるように例えば、通常の歯車列によって結合できる回転筒形台194 上に取り付けらる。
【0061】
クリーナ支持体195 は、随意の吸収性パッド196 を支持するように前記サービス・ステーション枠体46から突出し、前記吸収性パッド196 は前述した吸収性パッド195 と同じ材料から成る。複数本のワイパ清浄化ファイバ198 は、前記クリーナ支持体195 から、及びもしも具備しているならば前記吸収性ハッド196 から突出し、前記ワイパ192 の表面と交差して清浄化する。
前記ファイバ198 は図6に関連して真っ直ぐな剛毛として図示されているが、図7の巻き毛のファイバ182 及びループ形ファイバ182'が、その構造的均等体は勿論、前記二方向ワイパ清浄化装置190 においても実施できることは明らかである。このような回転払拭装置を利用する市販のインクジェツト・プリンタは、カリフォルニア州パロアルト市のヒューレット・パッカード社製の DeskJet(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各プリンタとして販売され、これらのプリンタは前記二方向ワイパ清浄化装置190 を組み入れるように変更可能である。
【0062】
図9は、本発明に基づく更に別の実施態様において、矢印204 で示される前記パレット120 に対して並進移動するように取り付けられた直立ワイパー202 を具備するように構成されるワイパ清浄化装置200 を示す。前記ワイパー202 は前記各ワイパー組立体125,126 に関して前述したように構成される。好ましくは、前記プリントヘッド・キャリツジ40は、そこから複数本のフアイバ・ワイパ清浄化要素208 を突設する随意の吸収性パッド206 を支持する。
前記フアイバ・ワイパ清浄化要素208 は、図6に関連して前述したような真っ直ぐな剛毛として図示してあるが、図7の巻き毛のファイバ182 又はループ形ファイバ182'が前記二方向ワイパ清浄化装置190 においても実施できることは明らかである。
【0063】
前記キャリッジ取り付け式ワイパ清浄化装置200 において、前記ワイパ202 は先ず、前記パレット120 が矢印204 の方向に移動すると、前記各プリントヘッド54,56 に係合してこれを清浄化する。前記各プリントヘッド54,56 を払拭した後、前記ワイパ202 は矢印204 によって示したように継続し、前記ワイパ清浄化装置200 の前記各ファイバ208 に係合する。この運動は前記ワイパ202 の一方の側面を清浄化し、矢印204 と反対の方向への前記パレット120 の復帰運動は、前記ワイパ202 の反対側面を清浄化して前記払拭行程の最終段階で前記プリントヘッドに清浄な払拭面を提供する。
更に、前記各ファイバ清浄化要素172,182,182',198,208は夫々側面図で示してあるが、前記サービス・ステーション45の全幅にわたり前記ファイバの連続帯であるよりもむしろ、前記各要素が個別の前記各ワイパ組立体125,126 及び各マッド・フラップ140,142 を清浄化することに専用される小幅の清浄化区分に分離されていれば、一層望ましいことは明らかである。
【0064】
前記各ファイバ清浄化要素172,182,182',198,208を各区分に分離することは、前記各ファイバに沿った毛管引力作用又は前記随意の吸収性パッド175,196,206 を介して、前記黒インク用ワイパ組立体125 と前記カラーインク用ワイパ組立体126 間のインクの相互汚染が都合良く回避される。
勿論、前記各専用清浄化区分をそれらの間に単なる間隙で物理的に分離するよりもむしろ、ある実用化においては前記各区分間に水分不浸透性バリアを挿設することが望ましく、前記水分不浸透性バリアは更に、一方の前記区分のファイバから跳ね飛ばされた前記インク残滓と他方の前記区分のファイバへ跳ね飛ばされた前記インク残滓による汚染を防止することに役立つ。
【0065】
前記各ファイバ清浄化要素172,182,182',198,208を前記各ワイパ組立体125,126 を清浄化することに専用される前記各清浄化区分に分離する概念は、サービス中、前記各プリントヘッド54,56 によって分配される異なったインクの化学特性の間に相容れないものが存在する場合特に有用である。例えば、ある種の染料主体のインク合成物と顔料主体のインク合成物は、優れたプリント・イメージを生成するが、しかしながら、サービス中に両者が混合されるとゼリー状の残滓を形成していまう。
前記ゼリー状の残滓は、乾燥しているゴム接着剤の濃度を有し、前記各ワイパ及び又は各プリントへッドから前記ゼリー状の残滓を払拭することが非常に困難である。従って、サービス中不注意に混合された場合、相容れない化学特性を有するインクを使用するインクジェット・プリント装置に対して、全ての前記サービス・ステーション構成要素によるこれらのプリントへッドの個別のサービスは、前記各ファイバ・ワイパ清浄化装置170,180,190,200 によって容易に達成される望ましい特徴点である。
【0066】
以上記述した本発明の各実施態様は限定的なものでなく、例示的なものとして解釈されるべきであり、上述の各実施態様は当業者が本発明の特許請求の範囲に規定する本発明の範囲から逸脱することなくそれらの実施態様を変更例を作ることができることを認めるべきである。
なお、本発明によるファイバ清浄化装置の各実施態様を列挙すれば、概ね以下の通りである。
【0067】
1) シャーシ(22)を有するインクジェット・プリント装置(20)におけるインクジェット・プリントヘッド(54,56) を払拭した後、ワイパ(128,130,132,134,192) からインク残滓(164)を除去するファイバ清浄化装置(170,180,190) であって、前記シャーシ(22)によって支持されるサービス・ステーション(100)、前記サービス・ステーション(100)によって支持されて前記プリントヘッド(54,56)に選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドから前記インク残滓(164)を除去するワイパ(128,130,132,134,192)、及び前記サービスステーション(100)によって支持されて前記ワイパ(128,130,132,134,192)に選択的に接触し、払拭して該ワイパから前記インク残滓(164)を除去する複数本のファイバから成るファイバ・クリーナ(172,182,182',198)を、具備して成ることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0068】
2) シャーシ(22)を有するインクジェット・プリント装置(20)におけるインクジェット・プリントヘッド(54,56) を払拭した後、ワイパ(128,130,132,134,192) からインク残滓(164)を除去するファイバ清浄化装置(200) であって、前記シャーシ(22)によって支持されるサービス・ステーション(100)、プリント領域(25)と前記サービス・ステーション(100)の間で前記プリントヘッド(54,56)を往復動させるためのキャリッジ(40)、前記サービス・ステーション(100)によって支持されて前記プリントヘッド(54,56)に選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドから前記インク残滓(164)を除去するワイパ(128,130,132,134,192)、及び前記サービスステーション(100)によって支持されて前記プリントヘッド(54,56)に選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドから前記インク残滓(164)を除去する複数本のファイバから成るファイバ・クリーナ(208) を、具備して成ることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0069】
3) 上記1)又は2)のファイバ清浄化装置(170,180,190,200) であって、前記ワイパ(128,130,132,134,192,202)が、弾力性材料のブレードから成り、前記複数本のフアイバ(172,182,182',198,208)が、前記ワイパ(128,130,132,134,192,202)のブレードに接触して清浄化する場合、共に押圧されて前記インク残滓(164) を隣接する各ファイバの間から圧搾するように配設されることを特徴とするファイバ清浄化システム。
【0070】
4) 上記1)〜3)の何れかのファイバ清浄化装置(170,180,190,200) であって、前記ファイバクリーナ(172,182,182',198,208)が、少なくとも幾つかの前記複数本のファイバに隣接して前記液体インク残滓(164) を吸収する吸収性部材(175,196) を具備することを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0071】
5) 上記4)のファイバ清浄化装置(170,180,190,200) であって、少なくとも幾つかの前記複数本のファイバ(172,182,182',198,208)が、それらの間に前記インク残滓(164)の液体成分の少なくとも幾らかを毛管作用によって前記吸収性部材(175,196)に向けて引き出す流路(174) を画成するように位置決めされる前記各隣接ファイバによって配列されることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0072】
6) 上記1)〜5)の何れかのファイバ清浄化装置(170,180,190,200) であって、前記複数本のファイバ(172,182,182',198,208)が、略細長の剛毛であることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0073】
7) 上記1)〜6)の何れかのファイバ清浄化装置(170,180,190,200) であって、前記複数本のファイバ(172,182,182',198,208)が、巻き毛の絡み合った形態であることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0074】
8) 上記1)〜7)の何れかのファイバ清浄化装置(170,180,190,200) であって、前記複数本のファイバ(172,182,182',198,208)が、フック及びループ織物ファスナのループ形ファスナ部から成ることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0075】
9) イメージをプリントするためのインクジェット・プリント装置(20) であって、前記インクジェット・プリント装置(20) が、シャーシ(22) 、前記イメージのプリント中にインク残滓(164)を堆積するインクジェット・プリントヘッド(54,56)、前記シャーシ(22)によって支持されるサービス・ステーション(100)、前記サービス・ステーション(100)によって支持されて前記プリントヘッド(54,56)に選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドから前記インク残滓(164)を除去するワイパ(128,130,132,134,192,202)、及び上記1)〜8)の何れかのファイバ清浄化装置に基づくファイバ清浄化装置(170,180,190,200) を具備して成ることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0076】
10) インクジェット・プリント装置(20) におけるインクジェット・プリントヘッド(54,56)から堆積されたインク残滓(164)を払拭する方法であって、前記インクジェット・プリントヘッド(54,56)及びその上に堆積する前記インク残滓(164)を介してインクを排出させ、ワイパ(128,130,132,134,192,202)を利用して前記インクジェット・プリントヘッド(54,56)から前記堆積されたインク残滓(164)を払拭し、しかる後、前記ワイパ(128,130,132,134,192,202)及び少なくともその幾らかが前記ワイパに係合する複数本のファイバを有するファイバ・クリーナ(172,182,182',198,208)の相対運動による前記ワイパを前記ファイバ・クリーナによって清浄化することを特徴とするファイバ清浄化方法。
【0077】
【発明の効果】
種々の利点が前記各ファイバ・ワイパ清浄化装置170,180,190,200 を利用して実現される。例えば、例示した前記各ファイバ・ワイパ清浄化装置170,180,190,200 は、前記各ワイパ組立体125,126 及び各マッド・フラップ140,142 上ばかりでなく、前記各ファイバ清浄化要素172,182,182',198,208の上に堆積するインクも、前記各剛毛を共に圧搾して隣接する前記各剛毛間に捕捉された前記インク残滓を押し出すポンピング運動を介して減少させることが可能になった。
更に、前記各ファイバ清浄化要素172,182,182',198,208の弾力性は、前記初期の硬質スクレーパ・バーよりも柔軟な清浄化面を提供し、前記各ワイパ組立体125,126 の清浄化による該ワイパの磨耗を減少又は排除させることが可能になった。最後に、前記初期の硬質スクレーパ・バーを使用して経験する不快なクリック・ノイズは、前記剛毛ワイパ清浄化装置170 を使用して前記各ワイパー組立体125,126 及び各マッド・フラップ140,142 を清浄化することによって80%以上減少させ、同様の騒音低減効果は此処に例示した前記他のファイバ清浄化要素182,182',198,208を使用しても可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくインクジェット・プリントヘッドを清浄化するためのファイバ清浄化装置を有するプリントヘッド・サービスステーションを一部破断して示したインクジェット・プリンタの斜視図である。
【図2】図1のサービス・ステーションの拡大斜視図である。
【図3】各プリントヘッドを払拭した直後を示すサービス・ステーションの各ワイパ及び各マッド・フラップの拡大正面図である。
【図4】図2の4−4線に沿って切断し示し且つ図2の左側に移動する本発明のファイバ清浄化装置の拡大側面図である。
【図5】図2の4−4線に沿って切断し示し且つ図2の右側に移動する本発明のファイ
【図6】本発明の他の実施態様におけるファイバ清浄化装置の拡大側面図である。
【図7】本発明の別の実施態様におけるファイバ清浄化装置の拡大側面図である。
【図8】本発明の更に別の実施態様におけるファイバ清浄化装置の拡大側面図である。
【図9】本発明の更に別の実施態様におけるファイバ清浄化装置の拡大側面図である。
【符号の説明】
20 インクジェット・プリンタ
22 シャーシ
25 プリント領域
26 プリント媒体処理装置
28 供給トレー
30 出力シート乾燥翼部材
32 出力トレー
34 調節レバー
35 封筒供給スロット
36 プリンタ・コントロラ
38 キャリッジ案内ロッド
40 プリントヘッド・キャリッジ
44 サービス領域
45 サ−ビス・ステーション
46 サ−ビス・ステーション枠体
48 排液溜部
50 黒インク用ペン
52 カラーインク用ペン
54 黒インク用プリントヘッド
56 カラーインク用プリントヘッド
100 サ−ビス・ステーション装置
102 基礎部材
103 長孔
104 調節ポスト
105 ステッパモータ
106 第1 の伝達歯車
108 第2 の伝達歯車
110 ボンネット
112 テーパ付案内
116 軸部
117 軸受台
118 ラック歯車
120 パレット
124 ワイパ支持部
125 プリントヘッド・ワイパ支持部
126 プリントヘッド・ワイパ支持部
128 ワイパ・ブレード部
130 ワイパ・ブレード部
132 ワイパ・ブレード部
134 ワイパ・ブレード部
136 チーク部
138 チーク部
140 マッド・フラップ
142 マッド・フラップ
144 ワイパ台
146 係止タブ
149 フック
150 閉蓋組立体
152 蓋体支持スレッド
154 黒インク用蓋体
156 カラーインク用蓋体
158 ヨーク部材
164 インク残滓
165 微小異物
166 クリナ・バー
168 覆い部材
170 ファイバ・ワイパ清浄化装置
172 剛毛
175 吸収性パッド
180 ファイバ・ワイパ清浄化装置
182 巻き毛のファイバ
190 二方向ワイパ清浄化装置
192 回転ワイパ
196 吸収性パッド
198 ファイバ清浄化要素
200 ファイバ・ワイパ清浄化装置
202 直立ワイパ
208 ファイバ・ワイパ清浄化部材

Claims (9)

  1. シャーシを有するインクジェット・プリント装置におけるインクジェット・プリントヘッドを払拭した後、ワイパからインク残滓を除去するファイバ清浄化システムであって、
    前記シャーシによって支持されるサービス・ステーションと、
    前記サービス・ステーションによって支持されて前記プリントヘッドに選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドからインク残滓を除去するワイパと、
    前記サービスステーションによって支持されて前記ワイパに選択的に接触し、払拭して該ワイパからインク残滓を除去する、複数本のファイバを備えたファイバクリーナと、を具備し
    前記ファイバクリーナが、前記複数本のファイバの少なくともいくつかを突出させる吸収性部材を前記複数本のファイバの少なくとも幾つかと前記サービス・ステーションの間に具備することを特徴とするファイバ清浄化システム。
  2. 前記複数本のファイバの少なくとも幾つかが前記ワイパに係合して該ワイパからインク残滓を除去するような払拭行程において、前記ワイパと前記ファイバクリーナは、互いに相対運動するようにサービス・ステーションに支持されることを特徴とする請求項1記載のファイバ清浄化システム。
  3. サービス・ステーションは枠体を有し、前記ファイバクリーナは前記枠体によって固定的に支持され、前記ワイパーは前記複数本のファイバの少なくとも幾つかを横切って動くよう前記枠体によって動的に支持されることを特徴とする請求項1記載のファイバ清浄化システム。
  4. 記複数本のファイバは巻き毛で絡み合っていることを特徴とする請求項1記載のファイバ清浄化システム。
  5. イメージをプリントするためのインクジェット・プリント装置であって、
    シャーシと、
    前記イメージのプリント中にインク残滓を堆積するインクジェット・プリントヘッドと、
    前記シャーシによって支持されるサービス・ステーションと、
    前記サービス・ステーションによって支持されて前記プリントヘッドに選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドからインク残滓を除去するワイパと、
    前記サービス・ステーションによって支持される複数本のファイバを備え、前記ワイパに選択的に接触し、払拭してインク残滓を除去するファイバクリーナと、を具備し、
    前記ファイバクリーナが、前記複数本のファイバの少なくともいくつかを突出させる吸収性部材を前記複数本のファイバの少なくとも幾つかと前記サービス・ステーションの間に具備することを特徴とするインクジェット・プリント装置。
  6. 前記ワイパが、弾力性材料のブレードから成り、
    前記ワイパのブレードに接触して清浄化する場合、前記複数本のフアイバが、共に押圧されてインク残滓を隣接する各ファイバの間から圧搾するように配設されることを特徴とする請求項5記載のインクジェット・プリント装置。
  7. プリントとサービスのため前記プリントヘッドを往復させるキャリッジをさらに具備し、前記キャリッジによって前記複数本のファイバが支持されることを特徴とする請求項5記載のインクジェット・プリント装置。
  8. 前記ワイパが、前記ファイバクリーナに対して回転動作できるようにサービス・ステーションの枠体によって支持される請求項5記載のインクジェット・プリント装置。
  9. イメージをプリントするためのインクジェット・プリント装置であって、
    シャーシと、
    前記イメージのプリント中にインク残滓を堆積するインクジェット・プリントヘッドと、
    前記シャーシによって支持され、枠体を有するサービス・ステーションと、
    前記サービス・ステーションによって支持されて前記プリントヘッドに選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドからインク残滓を除去するワイパと、
    前記サービス・ステーションの前記枠体に固定的に支持され、複数本のファイバを備え、前記ワイパに選択的に接触し、払拭してインク残滓を除去するように支持されるファイバクリーナと、を具備し、
    前記ワイパが前記複数本のファイバの少なくとも幾つかを横切って動くよう前記枠体によって動的に支持されるとともに、前記ファイバクリーナが、前記複数本のファイバの少なくともいくつかを突出させる吸収性部材を前記複数本のファイバの少なくとも幾つかと前記サービス・ステーションの間に具備することを特徴とするインクジェット・プリント装置。
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