JP3527312B2 - サービスステーションおよびインクジェットプリントヘッド拭き取り方法 - Google Patents

サービスステーションおよびインクジェットプリントヘッド拭き取り方法

Info

Publication number
JP3527312B2
JP3527312B2 JP09297795A JP9297795A JP3527312B2 JP 3527312 B2 JP3527312 B2 JP 3527312B2 JP 09297795 A JP09297795 A JP 09297795A JP 9297795 A JP9297795 A JP 9297795A JP 3527312 B2 JP3527312 B2 JP 3527312B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
wiping
front plate
wiper
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09297795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07276657A (ja
Inventor
ウイリアム・エス・オズボーン
ブレット・テイラー
パトリック・ジェイ・セリエン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/218,391 external-priority patent/US5617124A/en
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH07276657A publication Critical patent/JPH07276657A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3527312B2 publication Critical patent/JP3527312B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16544Constructions for the positioning of wipers
    • B41J2/16547Constructions for the positioning of wipers the wipers and caps or spittoons being on the same movable support
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16538Cleaning of print head nozzles using wiping constructions with brushes or wiper blades perpendicular to the nozzle plate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16541Means to remove deposits from wipers or scrapers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にインクジェットプ
リント機構に関し、更に詳細に述べれば、インクジェッ
トプリントヘッドを掃除する方法及び装置を含む、回転
式のサービスステーションに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】インクジェットプリント機
構は、ここでは一般に「インク」と呼ばれる液体着色剤
の小滴をページ上に発射するペンを使用している。各ペ
ンは、それを通してインク滴を発射する非常に小さいノ
ズルが形成されているプリントヘッドを備えている。画
像をプリントするため、プリントヘッドは、ページを横
断して前後に移動し、移動するにつれて小滴を発射す
る。プリントヘッドを掃除し、保護するため、通常はサ
ービスステーションをプリンタシャーシに取り付けてい
る。貯蔵のため、またはプリントを行っていない期間
中、サービスステーションは普通プリントヘッドノズル
を汚染物質から封止し、乾燥するキャップ装置を備えて
いる。プリントヘッドを真空に引くポンプ装置に接続す
ることによるような、プリントを容易にする幾つかのキ
ャップも設計されている。
【0003】動作に当たって、プリントヘッドの詰まり
は「スピッティング(spitting)」というプロセスで多数
滴のインクを各ノズルから放出することにより定期的に
除去される。典型的には、余分のインクはサービスステ
ーションの、しばしば「廃液溜(spittoon)」といわれ
る、静止型の溜め部分に集められる。スピッティング、
キャップ取り外し後、またはときにはプリント中、殆ど
のサービスステーションはプリントヘッド面を拭いてイ
ンク残滓の他、プリントヘッドに集められた紙屑または
他の屑を除去するエラストマ製ワイパを備えている。
【0004】プリントされた画像の明瞭さ及びコントラ
ストを改善するため、最近の研究はインク自身の改善に
重点を置いている。一層暗い黒及び一層生き生きとした
色で、更に速い、耐水性の更に良好なプリントを行なう
ため、顔料系インクが開発されている。これら顔料系イ
ンクは以前の染料系インクより高い固体含有量を有し、
高い光学的濃度、大きい媒体不依存性、及び新しいイン
クに対する他の長所を生ずる。2つの形式のインクは急
速に乾燥し、インクジェットプリント機構が普通紙を使
用できるようにする。残念ながら、小さいノズルと急速
乾燥インクとを組合せると、乾燥インク及び微小塵埃粒
子または紙繊維ばかりでなく、新しいインクそれ自身の
中の固体によっても、プリントヘッドを詰まりやすくす
る。
【0005】部分的にまたは完全に詰まったノズルはプ
リント媒体へ小滴が飛び出して行かなかったりあるいは
その飛び出す方向が狂ったりし、それによってプリント
品質を低下させる。従って、スピッティングを行なって
ノズルを清浄にすることは、顔料系インクを使用する際
には、そのより高い固体含有量が以前の染料系インクよ
り詰まりの問題に多く寄与するので、一層重要でさえあ
る。残念ながら、静止型の廃液溜は以前の染料系インク
には適していたが、それらは新しく開発された顔料系イ
ンクと共に使用するときは多様な欠点を生ずる。
【0006】たとえば、図8は、新しく現れた種類のイ
ンクの余分なものをある期間受け取った伝統的な従来技
術の廃液溜Sの垂直断面図である。急速に固化する余分
なインクは次第に蓄積されて石筍Iを形成する。インク
石筍Iは最後には成長してプリントヘッドHに接触する
が、これはプリントヘッドの移動や、プリント品質に悪
影響を与え、及び/またはノズルの詰まりに寄与するか
もしれない。事実、廃液溜の側面に沿うインク滴はしば
しば石筍に成長するが、このような石筍は互いに合体し
て廃液溜への入り口を塞ぐブリッジを形成する。この現
象を避けるには、従来の廃液溜を、しばしば幅8mmを
超えて広くして、これらの新しい顔料系インクを処理し
なければならない。この余分な幅はプリンタの幅を全体
として大きくし、材料及び輸送のコストの両方で、余分
のコストをプリンタに付加する。
【0007】この石筍の問題は、カルナウバ蝋またはポ
リアミドのような、ポリマーまたは蝋系のインクについ
て特に深刻である。これまで、ポリアミド系インクを使
用するインクジェットプリンタは図8の従来の廃液溜を
平らなプラスチックのシートで置き換えてきた。ノズル
は熱い蝋インクをプラスチックシート上に「スピッティ
ング」することにより定期的に浄化されている。規則正
しい間隔で、オペレータはこのプラスチックシートをプ
リンタから取り外し、屑かごの上でシートを曲げて廃イ
ンクを取り除き、掃除したシートをプリンタに再設置し
なければならない。この掃除ステップはオペレータが規
則正しく実行するには特に不便であり、また新しい顔料
インクには適していない。蝋またはポリマー系のインク
と比較して、これら新しいインクは、プリント画像のコ
ントラスト及び品質を改善するために使用する大量の固
体により、及び蒸発不能液体部分により、極めて汚れた
廃棄物を残す。従って、顔料インク廃液溜を規則正しく
掃除するためにオペレータが介入した場合、衣服、カー
ペット、室内の各種の布張りなどの経費のかかる汚れを
生ずることがある。
【0008】色のコントラストを高めるため、固体含有
量を増大させる他に、相互に沈殿するインクが開発され
た。たとえば、ある形式の色インクは黒インクの固体を
溶液から沈殿させる。この沈殿は黒い固体をページに急
速に固定し、この作用により、黒い固体がプリント画像
の色領域ににじみ出ることを防止する。残念ながら、相
互に沈殿する色インクと黒インクが従来の廃液溜の中で
混ざり合えば、インクは排出路や吸収剤の方へ流れな
い。そうなる代わりに、一旦混合すると、黒インクと色
インクはいくらかの残余液体を残して瞬時にゲル状に凝
固する。
【0009】従って、黒インクと色インクが混ざると、
瞬時に固体形成という高温溶融インクの欠点や、不必要
な場所に流れたり毛管現象によって浸透していくという
欠点を有している。混合の問題を解決するには、1つは
黒インク用、1つは色インク用の、従来の2つの静止型
の廃液溜が必要である。上述のように、これら従来の廃
液溜は廃液溜側から内側に成長する石筍による詰まりを
避けるよう広くなければならない。その上、2つの廃液
溜を使用すると、プリンタの全体の幅が更に増大し、こ
れはインクジェットプリンタの大きさばかりでなく、そ
の重量及び構築する材料コストも不必要に増大させる。
【0010】インクエーロゾルの発生はインクジェット
ペンに生ずる他の問題点である。エーロゾルの問題は約
600dpi(dots per inch、インチあたりのドット数)の
ような高分解能での顔料系インクの場合特に厳しくなり
得る。インクエーロゾルまたはインクサテライトは、空
中に浮かぶミクロン大のインク粒子であり、プリントヘ
ッドが、プリント中及びスピッティング中の双方でイン
ク滴を放出する度に発生する。残念ながら、新しいイン
クは、部分的には高い分解能及び新しいインクの高い固
体含有量のため、ノズルを新鮮にするために染料系イン
クより多くスピッティングを必要とする。従って、新し
い顔料系インクを使用するとエーロゾルを発生する機会
が一層多くなる。
【0011】これらエーロゾルは大きさ及び質量が小さ
いため、空中に浮遊し、プリンタの内側の表面を含む多
様な望ましくない場所に移動してそこに付着する。プリ
ントヘッドキャリッジの運動により、キャリッジ位置エ
ンコーダ光学系やエンコーダストリップのような、重要
な構成要素にインクエーロゾルを運ぶ空気流が発生する
かもしれない。エンコーダ構成要素のエーロゾルの霧が
付着することにより、光学系が不透明になる他、光の散
乱または屈折を生じ、キャリッジ位置情報が失われるか
もしれない。この移動するインクエーロゾルは摩擦も増
大させ、移動構成要素の腐食を生ずる他、重要な構成要
素の寿命も低下させる。たとえば、インクエーロゾルは
プリントヘッドキャリッジの案内棒に沿って蓄積し、正
常動作中のブッシュの寿命を低下し、摩擦を増大させる
かもしれない。
【0012】更に悪いことには、このエーロゾルはプリ
ンタに近い作業表面に静止することがあり、そこでオペ
レータの指、衣類、または他の近くにある物体に移動す
ることが起り得る。ペンが射出を行って画像をプリント
すると、これらの余分なエーロゾル小滴はプリンタの内
部を漂い続けるのではなく、ページに付着する。残念な
がら、これらの余分なインク滴はその結果プリント品質
を劣化させる。信頼性を改善する努力はエーロゾルの問
題にも影響を与えてきた。たとえば、蒸発速度の低い溶
媒が上述のノズル詰まりの問題を処理するために採用さ
れている。残念ながら、これらの溶媒を使った場合、エ
ーロゾル小滴は、一旦プリンタの内側に付着したら、全
然乾燥しないというわけではないという場合でも、その
乾燥は非常にゆっくりしたものになる。
【0013】ハードコピー画像出力で高いプリント品質
を維持するには新しい拭き取り戦略が顔料系インクにつ
いて必要である。スピッティングで生ずる問題の他に、
新しい課題がこれら新しいインクをプリントヘッドから
拭き取る際にも発生する。所要インク滴の大きさ及び軌
道を維持するには、プリントヘッドノズルの周りの区域
を適度にきれいにしておかなければならない。乾燥イン
ク及び紙繊維はノズル板に固着し、それを取り除かなけ
ればプリント品質上の欠陥を生ずることが知られてい
る。ノズル板を拭くと、ペンの表面に沿って蓄積した余
分のインク及び他の残滓が除去される。
【0014】これまでは、プリントヘッドワイパはエラ
ストマ材料から作られた単独または二重ワイパブレード
であった。通常は、プリントヘッドはワイパを横断して
プリントヘッドの走査軸に平行な方向に平行移動する。
あるプリンタでは、ワイパはプリントヘッド走査軸に垂
直な軸の周りに回転して拭き取りを行なっていた。現
在、殆どのインクジェットペンは走査軸に垂直に走る2
つの線形アレイを成して整列しているノズルを備えてい
る。これら以前の拭き取り法を使用して、最初にノズル
の1つの列を拭き、次に他の列を拭いていた。これら以
前の拭き取り法は従来の染料系インク及び乾きののろい
顔料インクには満足であることが立証されているが、残
念ながら、それらは新しい速乾顔料インクに対しては受
容できない。
【0015】速乾顔料インクの使用に際しては、従来の
ワイパを使用した際の3つの主要故障モードが見いださ
れている。第1に、インクが乾き切り、次に従来のワイ
パが、高力ワイパを使用してさえ、インクを移動させる
ことができないような力で、ノズル板に堅く固着する。
残念ながら、高力ワイパはプリントヘツドを損傷する恐
れがあり、ワイパを支持するために一層重いベース構造
が必要である。第2の故障モードでは、乾いたインク粒
子が時折緩んできて、ワイパにより巻き上げられる。残
念ながら、このような巻き上げられたインクはしばしば
ノズル上に留まり、インク放出を中断させる部分的また
は全体的な閉塞を生じた。第3の故障モードでは、イン
クはノズルの周りで火山のカルデラに似た形状で層を成
して乾き切り、これが小滴軌道の問題を引き起こした。
従来のワイパはカルデラベースの下まで乾燥インクを効
果的に除去することができず、このため始終カルデラの
形成を生じている。
【0016】
【概要】本発明の一局面によれば、インクジェットプリ
ント機構のインクジェットプリントヘッドに役立つサー
ビスステーションが設けられ、プリントヘッドは線形ア
レイの形でそれを貫いて延びる一群のインク放出ノズル
を規定する前面板を備えている。サービスステーション
は拭き方向に移動し得るプラットフォームを備えてい
る。サービスステーションはプラットフォームにより支
持されてプラットフォームが拭き方向に移動するとき線
形ノズルアレイに平行に前面板を拭くプリントヘッドワ
イパも備えている。
【0017】他の実施例では、インクジェットプリント
機構の走査軸に沿って横断する、インクジェットプリン
トヘッドの保守を行なうサービスステーションを備えて
いる。このサービスステーションは実質的に走査軸に平
行な第1の軸の周りに旋回するよう支持されているタン
ブラ本体を備えている。サービスステーションはまたタ
ンブラ本体に支持されてタンブラ本体の旋回移動中プリ
ントヘッドを拭くプリントヘッドワイパを備えている。
【0018】更に他の実施例では、サービスステーショ
ンは拭き方向に移動し得るプラットフォームを備えてお
り、プリントヘッドワイパがプラットフォームに支持さ
れてプラットフォームが拭き方向に移動するときプリン
トヘッドを拭く。このサービスステーションは掻き取り
位置に移動して係合し、ワイパからインク残滓を掻き取
る掻き取り器(scraper)を備えている。
【0019】図解した実施例では、プリントヘッドワイ
パがインクェットプリントヘッドを拭くように設けられ
ている。このワイパは、たとえば、タンブラアセンブリ
を使用して、インクジェットプリント機構に取り付ける
ことができるベースを備えている。ワイパはまたベース
から突出し、プリントヘッドに選択的に係合して拭き取
る一対の互いに離間して設けられたワイパブレードを備
えており、各ブレードは丸みのある縁を有する拭き取り
先端で終っている。好適には、各ブレードの拭き取り先
端は丸みのある縁と反対側に角張った縁、または一層好
適には、直角の縁を備えている。
【0020】本発明の他の局面によれば、インクジェッ
トプリント機構のインクジェットプリントヘッドを拭く
方法が提供されており、それではプリントヘツドはそれ
を貫いて線形アレイの形で延びる一群のインク放出ノズ
ルを規定する前面板を備えている。方法はワイパを前面
板と係合するように位置決めするステップを備えてい
る。拭き取りステップでは、前面板はワイパ及び前面板
の線形ノズルアレイの長さに沿う相対運動により拭かれ
る。
【0021】他の実施例では、それを貫いて延びる少な
くとも2つの隣接するインク放出ノズルを形成する前面
板を備えているインクジェットプリントヘツドを拭く方
法が提供されている。この方法はワイパと前面板との相
対運動により前面板を拭くステップを備えている。抽出
ステップでは、インクは拭き取りステップ中毛管作用に
より1つのノズルから引き出される。移動ステップで
は、引き出されたインクをワイパを有する前面板に沿っ
て移動させる。図解した実施例では、移動ステップは引
き出されたインクを使用して前面板を潤滑するステップ
が含まれている。他の実施例では、移動ステップは引き
出されたインクを他のノズルまで移動させ、この他のノ
ズルに隣接するインク残滓を引き出されたインクを使用
として分解するステップを備えている。
【0022】更に他の実施例では、インクジェップリン
ト機構の走査軸に沿って横断するインクジェットプリン
トヘッドを拭く方法が提供されている。この方法はワイ
パにより係合されるようにプリントヘッドを位置決めす
るステップを備えている。回転ステップでは、ワイパは
実質上走査軸に平行な第1の軸の周りを回転してプリン
トヘッドを拭く。
【0023】本発明の他の局面はインクジェットプリン
トヘッドからの放出インクにより発生された空中に浮く
インクエーロゾルを制御する方法を設けることによりイ
ンクジェットエーロゾルの問題を処理している。この方
法は円筒形または円環状廃液溜を第1の軸の周りを回転
させてプリントヘッドから追い出されたインクを受ける
ステップを備えている。回転式廃液溜が放出浮遊小滴の
源に近接しているため、エーロゾル小滴が付着する便利
な表面が提供されている。これら廃液溜付着面は、廃液
溜掻き取り器によるように、好適に容易に掃除され、蓄
積されたインク滴を除去する。
【0024】本発明の他の局面によれば、線形アレイの
形でそれを貫いて配列されている一群の放出ノズルを形
成する前面板を備え、少なくとも幾つかのノズルに、そ
の中に形成されて正常動作を妨げる凝り固まったインク
が入っているインクジェットプリントヘッドの正常動作
を回復する方法が提供される。この回復方法はワイパと
前面板との線形ノズルアレイの長さに沿う相対運動によ
り前面板をゆっくり拭き、1つのノズルから毛管作用に
よりインクを引き出し、引き出されたインクをワイパを
有する前面板に沿って除去するステップを含んでいる。
掻き取りステップでは、インク残滓を低速拭き取りステ
ップ後ワイパから掻き取る。方法はまたワイパと前面板
との線形ノズルアレイの長さに沿う相対移動により高速
に拭き取るステップを備えている。好適には、ワイパは
各拭き取りサイクル後掻き取られる。
【0025】本発明の更に他の局面によれば、ワイパと
前面板との相対移動により前面板を拭くステップを備え
ているインクジェットプリントヘッドを拭く方法が提供
される。移動ステップで、掻き取り器が掻き取り位置に
移動し、ワイパと係合する。拭き取りステップの後、イ
ンク残滓を掻き取り器を使用してワイパから掻き取る。
図解した実施例では、移動ステップは掻き取り器をワイ
パの運動に応答して掻き取り位置に旋回させるステップ
を備えている。他の図解実施例では、方法は更に、掻き
取りステップを開始してから液体インク残滓を掻き取り
器から向こうに排出し、排出した液体インク残滓を吸収
部材に吸収させるステップを備えている。
【0026】本発明の全体としての目的は、鋭い生き生
きした画像をプリントする、及び更に好適には速乾顔料
系インクの他に染料系インクも使用してそれを行なうイ
ンクジェットプリント機構を提供することである。
【0027】本発明の他の目的は、ペンの健康を維持
し、実質上自己清掃的であり、且つ比較的少ない空間を
占有して一層コンパクトな製品を作り出すインクジェッ
トプリント機構用サービスステーションを提供すること
である。
【0028】本発明の更に他の目的は動作中プリント機
構に取り付けることができるインクジェットペンを掃除
する方法を提供することである。
【0029】
【実施例】図1は、産業、事務所、家庭、または他の環
境で、営業報告書、通信文、小形出版物、などをプリン
トするために使用することができる、本発明により構成
された、ここではインクジェットプリンタ20として示し
てある、インクジェットプリント機構の位置実施例を示
す。多様なインクジェットプリント機構が市場から入手
できる。たとえば、本発明を具体化することができるプ
リント機構の幾つかには、2、3を挙げれば、プロッ
タ、形態用プリント装置、複写機、カメラ、ビデオプリ
ンタ、及びファクシミリ機械がある。便利のため、本発
明の概念をインクジェットプリンタ20の環境で図解して
ある。
【0030】プリンタの構成要素は型式ごとに変わり得
るが、典型的なインクジェットプリンタ20はシャーシ2
2、及びプリント媒体のシートをプリンタ20に供給する
プリント媒体処理装置24を備えている。プリント媒体
は、紙、カードストック、透明画、マイラ、箔、及び類
似のもののような、適切なシート材料のどんな形式のも
のでもよいが、便利のため、図解実施例はプリント媒体
として紙を使用して説明してある。プリント媒体処理装
置24はプリント媒体をたとえば、一連の従来のモータ駆
動ローラ(図示せず)を使用して送給トレイ26からプリ
ント領域25に次いで出力トレイ28に移動させる。
【0031】プリント領域25では、プリント媒体のシー
トは、黒インクカートリッジ30及び/または色インクカ
ートリッジ32のような、インクカートリッジからインク
を受け取る。カートリッジ30、32は当業者により「ペ
ン」とも言われる。図示した色ペン32は3色ペンである
が、或る実施例では、一群の個別単色ペンを使用するこ
とができ、または単一単色黒ペン30を使用することがで
きる。色ペン32は顔料系インクを備えることができる
が、図解の目的で、ペン32は、シアン、黄、及びマゼン
タのような、染料系インクの3色を備えているとして説
明する。黒インクペン30はここでは顔料系インクを備え
ているとして図示してある。パラフィン系インクの他、
染料及び顔料の両特性を持つハイブリッドまたは複合イ
ンクのような、他の形式のインクもペン30、32に使用す
ることができる。
【0032】図示したカートリッジつまりペン30、32は
各々その中に供給インクを貯蔵する溜めを備えている
が、シャーシに沿って取り付けられた溜め(図示せず)
を備えているもののような他の供給インク貯蔵装置も使
用することができる。カートリッジ30、32はそれぞれプ
リントヘッド34、36を備えている。各プリントヘッド3
4、36は、それを貫いて当業者に既知の仕方で形成した
複数のノズルを有するオリフィス板を備えた下面を備え
ている(図18を参照)。図解したプリントヘッド34、
36は熱インクジェットプリントヘッドであるが、圧電プ
リントヘッドのような他の形式のプリントヘッドを使用
することができる。プリントヘッド34、36は典型的にノ
ズルに関連する複数の抵抗器を備えている。所定の抵抗
器に電力を供給すると、ガスの泡が形成されてインクの
小滴をノズルからノズル下のプリント領域25にある紙の
シートに放出する。
【0033】カートリッジまたはペン30、32は従来の駆
動ベルト/プーリ及びモータ装置(図示せず)により駆
動されるキャリッジ38により案内棒40に沿って運ばれ
る。案内棒40はそれに沿ってペン30、32がプリント領域
25の上方を横断する走査方向または走査軸41を規定す
る。ペン30、32は1つまたは複数のインク滴を、シャー
シ22の内部の矢印44で全般的に示してある区域に設置す
ることができるマイクロプロセッサのような、プリンタ
コントローラから導体ストリップ42を経由して受け取る
指令に従ってプリント領域25に設置されているプリント
媒体ページに1つまたは複数のインク滴を選択的に付着
させる。コントローラ44は、典型的にはパーソナルコン
ピュータのような、コンピュータである、ホスト装置か
ら指令信号を受け取ることができる。プリントヘッドキ
ャリッジモータ及び紙処理装置駆動モータは、当業者に
周知の仕方で動作し得るプリンタコントローラ44に応答
して動作する。プリンタコントローラはキーパッド46を
通して供給されるユーザ入力に応答して動作することも
できる。ホストコンピュータに結合されているモニタを
使用して、プリンタの状態またはコンピュータで実行し
ている特定のプログラムのような、可視情報をオペレー
タに表示することができる。パーソナルコンピュータ、
キーボード及び/またはマウス装置のような、その入力
装置、及びモニタはすべて当業者には周知である。
【0034】図2−図4も参照すれば、プリンタシャー
シ22は、キャリッジ38の走行経路の一端に設置されてい
るサービスステーション50を受けるように構成された室
48を備えている。好適には、サービスステーション50は
プリンタ20に単一に挿入し得るモジュール式装置として
構成され、最初の組み立ての他に、現場での保守及び修
理の容易さも高めている。図解したサービスステーショ
ン50は室48の中にプリンタシャーシを滑動可能に受ける
ことができるフレーム52を備えている。しかし、サービ
スステーション50をステーションフレーム52をシャーシ
22の中に一体に形成して構成することもできる。
【0035】サービスステーション50はフレーム52に取
り付けられて軸受56、58で第1の軸またはタンブラ軸55
の周りを回転するタンブラ部分54を備えている。タンブ
ラ軸55は実質上プリントヘツドに平行である。タンブラ
54はモータ及び歯車またはベルトアセンブリ(図示せ
ず)により、または別のモータ(図示せず)により歯車
60を介して駆動することができる。タンブラ54は主本体
62を備え、その上に、色インクキャップ64及び黒のキャ
ップ65のような、従来のインクジェットペンキャップを
取り付けることができる。本体62はそれぞれの色及び黒
のプリントヘッド36、34を拭く色及び黒のインクワイパ
も支持している。プリンタなどのような、主本体62に
は、当業者に既知の他の機能を設けることもできる。ペ
ンのキャッピング、拭き取りなどの機能を指示するため
にタンブラ主本体62ではなく、他の構成を使用できるこ
とが明らかである。たとえば、当業者に既知の歯車また
はリンク(図示せず)をサービスステーション機器64、
65、及び66、68をそれぞれのプリントヘッド36、34に選
択的に係合させるために使用することができる。しか
し、図1−図4に示したタンブラの概念は、モジュール
式使用に対する実施の容易さ及び適合性のため好適であ
る。
【0036】--自己清掃サービスステーション−第1の
実施例-- 図1−図4は、回転式円環トラフまたは「フェリス観覧
車」廃液溜70を備えているような自己清掃サービスステ
ーション50の第1の実施例を示す。廃液溜70は黒及び色
のペン30、32が廃液溜の上方に位置するときそこから吐
き出されるインクを受ける。廃液溜70は歯車60により主
本体62から突出するローラ、スピンドル、または車軸部
分72を介して駆動される。フレーム構造52は下壁73及び
中間壁74を備えている。壁74はサービスステーション50
を廃液溜室75及び主サービス室76に分離している。図3
に示すように、廃液溜室75は壁74とフレーム52の外壁78
との間に設置されている。
【0037】フェリス観覧車廃液溜70は円環トラフまた
は「フェリス観覧車」80により提供される可動プラット
フォームを備えている。車80は円環状下部82及び側壁8
4、85を備えており、車軸72に取り付けられてタンブラ
軸55の周りを回転する。車80はプリントヘド34及び36か
ら追い出されたインクを開口86を通して受け取る。開口
86は、フレーム52の一部分、またはフレーム52にヒンジ
89で枢軸止めされているものとすることができる上壁ま
たは蓋88により形成されている。好適には、車80は、ネ
オプレン、またはニトリルゴム、または当業者に既知の
他の同等の材料のような、エラストマまたは他の弾力の
ある柔軟な材料から作られる。更に好適には、車80はエ
チレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)から作られる。
車の側壁84、86とそれぞれフレームの壁74及び78との間
の区域を封止しやすくするにはエラストマ材料の使用が
望ましい。しかし、柔軟で弾力があって車80とフレーム
52の壁との間を確実に封止する各種材料のような、他の
形式の材料も車80に使用できることは明らかである。
【0038】廃液溜70は、図3に示すように、追い出さ
れたインクをフェリス観覧車80から除去する掻き取り器
部分90も備えている。掻き取り器90に隣接して、主サー
ビス室76をフェルト、厚紙、スポンジ、または他の材料
のものでよい液体吸収剤布地91で裏打ちすることができ
る。布地91はペン30、32から吐き出された液体を吸収す
る。黒及び色のインクが共に廃液溜70に堆積すると、一
旦混合して、これらインクは瞬時にゲルに凝固し、幾ら
かの残余液体が形成される。残余液体も布地91に吸収さ
れることができる。
【0039】図解した実施例では、掻き取り器90は実質
的に剛いプラスチック材料のものである。掻き取り器90
は便利のためフレーム52の残りの部分と一体にモールド
することができるが、掻き取り器90を別々にフレーム52
に組み立てることができることが明らかである。掻き取
り器部分90は好適には、図3に示すように、車80の断面
形状をほぼ近似するために適合している掻き取り面92を
備えている。
【0040】動作に当たっては、図3−図4を参照すれ
ば、最近吐き出されたインクを車の下面82に沿って集め
る。タンブラ54は、放出インク94の大部分が掻き取り器
90によりローラ80から除去されるまで歯車60と接触して
いる歯車アセンブリ(図示せず)を経由して回転する。
最近除去されたインク95掻き取り器90の上縁92に隣接し
て蓄積することができる。最終的に、この蓄積されたイ
ンク94は乾燥して掻き取り器から落下し、廃液溜室75の
下で乾燥インク固体96の堆積を形成する。インクは、図
4に示すインク蓄積98のように、フェリス観覧車側壁8
4、85のリム面に沿って蓄積することもある。有利に
も、蓋88と壁84、85との間の比較的狭い空間を選択する
ことにより、蓋88はインク固体98を車のリムから掻き取
り、固体98がプリントヘッド34、36に接触しないように
する。背景の部分で記したように、放置したままである
と、このようなインク残滓98はノズル板に接触し、プリ
ントヘッドのオリフィスを損傷するか詰まらせる可能性
がある。
【0041】--自己清掃サービスステーション−第2の
実施例-- 図5及び図6は本発明に従って構成されたインクジェッ
ト廃液溜100の第2の代替実施例を示しており、これは
図1−図4のフェリス観覧車廃液溜70に置き換えること
ができる。廃液溜100は、2つあるいはもっと多くのロ
ーラを有する、ここでは4つのローラ102、104、106、
及び108を有するマルチローラ廃液溜から構成されてい
る。ローラ102-108の1つを歯車60により駆動すること
ができ、残りのローラを壁74と78との間に取り付けて自
由旋回させることができる。ローラ102-108は、エラス
トマ、ポリマー、プラスチック、織物、または他の柔軟
材から構成することができる無端ベルト110から構成さ
れた可動プラットフォームを支持している。
【0042】廃液溜100では、ベルト110から最近吐き出
されたインク112を除去する機構は、掻き取り器90を使
用してではなく、ローラ102及び106の輪郭により形成さ
れたインク除去装置から構成されている。図解した実施
例では、ローラ102は蓋88の開口86の下に設置されてい
る。ローラ102はベルト110のトラフ115を形成してイン
ク112を受ける凹面114を備えている。インク112をベル
ト110から追い出すには、下部ローラ106がベルト110を
外側に曲げて消費インク固体112を廃液溜室75の下面に
沿って廃インク堆積118に捨てる凸面116を備えている。
残余液体インクはベルト110から落下する前に凸面116の
最下点に排出される。ローラ104及び108は円筒形でよ
く、または凹面または凸面である構成を備えることがで
きるが、図示したように、ローラ104は凹面であり、ロ
ーラ108は凸面である。更に、掻き取り器90のような、
掻き取り器機構を輪郭付きローラ102、106と関連して使
用し、ベルト110からインク堆積を除去することもでき
る。ローラ102のリム、ベルト110の厚さ及び幅、及び蓋
88のベルト110に対する相対位置は、リム蓄積98につい
て図4に関して上に説明したように、インク蓄積120を
ベルト縁から除去するように選択することができる。
【0043】--自己清掃サービスステーション−第3の
実施例-- 自己清掃廃液溜150の第3の実施例を図7に断面図で示
す。廃液溜150は、無端ベルト155により共に結合されて
いるローラ152及び154のような、2つまたはもっと多く
のローラを備えることができる。好適には、ローラ152
は歯車60により駆動されるタンブラ部分54に結合するこ
とができる。図解した実施例では、ローラ152はフレー
ム蓋88のフレーム蓋開口(図示せず)の下に設置されて
プリントヘッド34、36からのインクを受ける。インク15
6はベルト155の下面に沿って、且つローラ154の周りを
走行し、ローラ154で掻き取り器158と遭遇し、インク固
体160として掻き取られる。代わりに、図示した円筒ロ
ーラ152及び1154を、それぞれ図5及び図6のローラ102
及び106のような、凹及び凸のローラで置き換えること
ができる。このような実施例では、掻き取り器160を凸
形状を有するローラ154と関連して使用することがで
き、またはこのような輪郭付きローラの実施例では掻き
取り器160を省略することができる。ベルト155は曲がり
に関してベルト110について上に説明したとおりでよ
い。
【0044】廃液溜実施例150の1つの長所はインクを
ローラ152に隣接するプリンタの一部で受け、乾燥した
固体をローラ154に隣接する遠い場所で追い出すという
ことである。ベルト155を実質上平らなベルトであると
して図解してあるが、このベルトは図5−図6に関して
上に説明したようにローラの輪郭に適合するように柔軟
にすることができ、または壁84及び86(図3)と同様の
側壁を備えることができることが明らかである。
【0045】--インクジェットペンを清浄にする方法-- 図解実施例の他の局面によれば、プリンタ20のようなイ
ンクジェトプリンタに使用するように取り付けたとき、
ペン30または32のような、インクジェットペンを掃除す
る方法も提供されている。この方法はペン30及び32をサ
ービスステーションの可動プラットフォームの上に位置
決めするステップを備えている。この可動プラットフォ
ームはフェリス観覧車80またはベルト110または155によ
り提供されることができる。インクの一部はペン30また
は32からプラットフォームの上に追い出される。プラッ
トフォームは次に排出位置まで移動する。ここではプラ
ットフォームは回転歯車60または少なくとも1つのロー
ラ102-108及び152-154により駆動されるように図示され
ている。排出位置は隣接掻き取り器90(図3−図4)、
隣接ローラ106(図5−図6)、及び隣接ローラ154、及
び使用していれば、掻き取り器158として図示してあ
る。
【0046】排出ステップで、追い出された廃インクは
排出位置でプラットフォーム面から排出される。図3−
図4に示すように、排出はインクをフェリス観覧車80か
ら掻き取る掻き取り器によるとして図解してある。図5
−図6では、排出はローラ106の凸輪郭116を利用してベ
ルト110を曲げることにより行なわれる。図7で、掻き
取り器158は、ローラ154の凸輪郭に加えて、またはその
代わりに、排出機構を提供している。すなわち、輪郭付
きローラの概念を掻き取り器の上面(図3における品目
92)を凹輪郭で形成し、たとえば、ローラ106の凸面を
補完することにより掻き取り器の概念(図示せず)と混
合することができる。
【0047】このようにして、たとえば図1−図7に示
すような各種実施例に、本発明の可動プラットフォーム
廃液溜を使用することにより多様な長所が達成される。
たとえば、インクはもはや蓄積して従来の廃液溜Sにつ
いて図8に示す石筍Iなるようなことはない。そうなる
代わりに、廃インクは受け取り位置から排出位置まで運
ばれ、そこで小さな断片96、118、160に分けられる。プ
リンタ20の定期的な保守の際に、これら廃インク固体片
96、118、160を容易に取り除くことができ、それらは従
来技術(図8)で生ずる大きい石筍Iより、廃棄に当た
ってコンパクトである。従って、図3−図7に示すよう
に形成された短い石筍の堆積の充填密度は図8に示す大
きい石筍のものよりはるかに少ない。
【0048】更に、可動プラットフォームを使用すれ
ば、図8の静止型の廃液溜Sで達成されるより多数の蓄
積に対処できる。その結果、蓄積したインク固体を除去
するサービスとサービスの間を一層長くしてプリンタ20
を動作させることができる。その他、インク固体95の蓄
積は、以前の図8の静止型の廃液溜Sを使用する高イン
ク固体の場合のようにプリントヘッドの性能を妨げな
い。
【0049】その上、図1−図7の図示した廃液溜は非
常に狭い幅、たとえば、タンブラ軸55に平行な軸方向に
狭い幅を備えることができる。事実、フェリス観覧車80
の、またはベルト110、155の幅は、図8の廃液溜Sの8
mmとは対照的に、インクをそれらから吐き出すことが
できる精度程の、2mmもの小さい広さ、があればよ
い。従って、更に小さいサービスステーションを達成す
ることができ、これによりプリンタ20の全体の大きさが
減り、材料コスト、輸送及び荷造りのコストが減り、消
費者にとって一層コンパクトなプリンタ20が得られる。
【0050】図1−図4のフェリス観覧車80にエラスト
マまたは他の弾力性材料を使用すれば、別の長所が得ら
れる。たとえば、追い出されたインク94からの水性残滓
は重力のもとで下方に走り、廃液溜室75の隅及び縁に沿
って毛管現象によって染み込んでいく傾向がある。車80
のエラストマリム84及び86はそれぞれ壁74及び78に対し
て有利に液体封止を行なう。たとえ液体がリム84及び85
により室75の下部から蓋88に向かって上方に持ち上げら
れても、リムの封止はこの液体が主本体62の残りのサー
ビスステーション構成要素に到達しないようにする。す
なわち、リム84は、シャフト72が通る壁74の開口を封止
する。有利にも、キャップ64及び65、ワイパ66及び68、
及び主本体62に取り付けられている他のサービスステー
ション構成要素は清潔に保たれてプリント品質を維持す
る。
【0051】インクエーロゾルの発生はここに説明した
フェリス観覧車廃液溜装置により取り扱われる他の問題
である。図8に示すような以前の廃液溜構成と比較し
て、図1−図7に示す廃液溜の小滴受け取り面はプリン
トカートリッジ30、32にはるかに近接している。掃除し
やすい表面をプリントヘッドに近付けて設置することに
より、エーロゾル小滴がプリンタ内を漂って他の重要な
構成要素に付着するのを許すのではなく、空中に浮く小
さいインク滴を途中で遮って集めることができる。たと
えば、プリントヘッドに非常に近い廃液溜表面は浮遊小
滴の源であるが、円環状廃液溜70の側壁84及び85のよう
なそのような表面は、エーロゾル小滴が付着するために
便利な付着面となる。これら廃液溜付着面は廃液溜掻き
取り器90により容易に清掃されて蓄積されたエーロゾル
インク滴を除去する。従って、プリント品質は余分なエ
ーロゾル小滴の少なくとも幾分かをそれらがプリント媒
体に付着する前に除去することにより高められる。これ
らの捕らえられたサテライトは摩擦及び腐食によりプリ
ントヘッドを損傷することがなく、光学的エンコーダの
構成部品を曇らせてキャリッジ位置情報を失わせるよう
に作用することもない。エーロゾルのかなり大きい部分
を排除すればオペレータの指、着衣、または他の傍らの
物体の汚れも減少する。
【0052】--直交回転式拭き取り装置-- 図9及び図10は本発明に従って構成した代替の回転式
サービスステーション200を示す。回転式サービスステ
ーション200は2つの車部分またはリム204及び205を有
する対向軸端で終るタンブラ本体部分202を備えてい
る。タンブラ本体202は、図3に示す軸受58のような、
軸受アセンブリによりサービスステーションフレーム52
の中でハブ206及び208に旋回可能に取り付けられてい
る。図解した実施例では、ハブ206はフェリス観覧車80
を通して延びるスピンドル部分72と係合することができ
る。代わりに、サービスステーション壁74に軸受56また
は58と同様の軸受部材を設けて、ハブ206を受け、スピ
ンドル72をハブ206と係合させ、タンブラ軸55の周りの
回転を行なうことができる。いずれの場合でも、タンブ
ラリム204の外周は好適にそれに形成されて駆動歯車60
として働く歯車歯を備えることができるが、明瞭のた
め、歯車歯は図9及び図10からは省略してある。代わ
りに、回転式サービスステーション200を、図1−図4
に示すフェリス観覧車80の代わりに1つ、2つ、または
それより多い固定廃液溜室から構成される従来の廃液溜
と共に使用できることも明らかである。
【0053】回転式ステーション200は図1−図3に示
すキャップ64及び65のようなプリントヘッドキャップ機
構を備えることができるが、これは明瞭のため図9及び
図10からは省略してある。回転式サービスステーショ
ン200は黒インクワイパ210及び色インクワイパ612も備
えており、その双方はタンブラ本体202の取り付けプラ
ットフォーム部214により支持されている。色ワイパ212
は、ベース部215及び1つ以上の、好適には2つの離し
て設けられた好適には相互に平行な直立ブレード部216
及び218を有する実質上従来の構成のものでよい。ベー
ス部215は、接着剤、超音波溶接による結合、または一
層好適にはオンサートまたはインサート成形法によるよ
うな、従来の方法で、プラットフォーム214に接合する
ことができる。この場合ワイパ部215はプラットフォー
ム214に形成された穴を通して広がっている。図解した
実施例では、ワイパ212は、エラストマまたはプラスチ
ック、ニトリルゴムまたは他のゴム様材料のような、非
研磨的弾力性材料から、ただし好適にはエチレンプロピ
レンジエンモノマー(EPDM)、または他の当業者に既知の
同等の材料から作られている。図解した実施例では、色
のワイパ212は色ペン32を拭くように設計されている。
色ペン32には図解した実施例では、シアン、マゼンタ、
及び黄のような3つの染料系色インクが入っている。
【0054】図11を参照すると、黒インクワイパ210
を一層詳細に図示してある。図解した実施例では、黒ペ
ン30には顔料系インクが入っており、このインクをワイ
パ20が従来のワイパより更に効率良く拭くように働く。
図解した実施例では、黒インクワイパ210は離して設置
された2つの直立ブレード部220及び222を備えており、
2つとも、好適には相互に平行な向きに、共通のベース
224に取り付けられている。ブレードワイパ210は色ワイ
パ212について上に説明したいずれかの仕方でプラット
フォーム214に取り付けることができる。図解した実施
例では、2つのブレード220、222は各々外側面226及び
内側面228を備えている。
【0055】各黒ワイパブレード220及び222はその遠端
が拭き取り先端になってっる。好適には、拭き取り先端
はフォーク状幾何学構成を備えており、図18に関して
下に更に詳細に説明するように、対応するプリントヘッ
ドの線形ノズルアレイの数に等しい数のフォーク舌を、
ここでは2つの線形ノズルアレイに対して2つのフォー
ク舌を、備えている。従って、ワイパブレード220、222
の各々は一対の拭き取り面230、232を備えており、それ
らは溝の付いた平らな陸地部分234により分離されてい
る。図解した実施例では、各ワイパ先端230、232は溝の
付いた平らな陸地部分236、238によりそれらの外側で側
面を接している。
【0056】図解した実施例では、色ワイパブレード21
6、218及び黒ブレード220、222ワイパ先端230、232は各
々外盤の丸井縁を備えている。丸みのある拭き取り縁24
0はブレード220、222の外側面226、及び色ブレード21
6、218の隣接外側面242に隣接している。丸みのある先
端240は、下に更に説明するように、拭き取り中有利な
毛細溝を形成する際に役立つ。丸みのある各拭き取り縁
240に対向して、ブレード216、218、220、222の拭き取
り先端が角張っていてよい。更に好適には、先端が直角
の縁244になっているようにできる。角張った拭き取り
縁244はブレード220、222の内側面228、及び色ブレード
216、218の隣接内側面246に隣接している。
【0057】図解した実施例では、必須というわけでは
ないが、ワイパ掻き取り装置250が回転式サービスステ
ーションに入っている。掻き取り装置250は、好適には
サービスステーションフレーム52の中で、たとえば、枢
軸点254、256で旋回可能に取り付けられているフレーム
部分252を備えている。フレーム252に取り付けられてい
るのは、各々掻き取り器ヘッド264で終っている黒及び
色の掻き取り器アーム260、262である。各掻き取り器ヘ
ッド264は上掻き取り縁266及び下掻き取り縁268を備え
ている。掻き取り器アーム260、262の上掻き取り縁266
は、タンブラ本体202がワイパを下向き方向(図10で
は時計方向)に回転させるときそれぞれのワイパ210、2
12を掃除するが、下掻き取り縁268はワイパが上向きに
(図10では反時計方向)回転するときワイパを掃除す
る。
【0058】好適に、タンブラ本体202は掻き取り装置2
50から妨害されずにキャップ64、65のような各種構成要
素をタンブラに取り付けた状態で自由に回転する。やは
りワイパ210、212を掻きながら、この自由走行を容易に
するため、掻き取り装置250は、掻き取り装置250のサー
ビスステーションフレーム52に対する旋回運動を制御す
るカム装置270を備えている。図9に最も良く示すよう
に、図解したカム装置270は掻き取り器フレーム252から
突出するカムアーム272を備えている。カムアーム272は
タンブラリム205の外面に沿って形成されたカム面275に
係合するカムフォロワー274を備えている。
【0059】図12−図15はプリントヘッド34、36を
ワイパ210、212で拭くタンブラ本体202の位置を示す
他、掻き取り装置250を使用する随意選択のワイパ掃除
方法を示している。掻き取り器フレーム252は片持ちば
ねまたは片寄せアーム276を備えており、これはサービ
スステーションフレーム下壁73から上向きに突出する片
寄せ支柱278の端部に沿って載っている。片持ちばねア
ーム276は片寄せ支柱278に抵抗して押し、掻き取り器ヘ
ッド264をタンブラ202から遠くへ移動させる。ばねアー
ム276はカム装置270により発生されるカム作用に応答し
て僅かに圧縮する弾力的性質をそなえているので、掻き
取り器ブレードはタンブラ本体202の回転に応答してワ
イパ210、212との係合に引き込まれる。
【0060】簡単のため、図12−図15は黒インクワ
イパで黒ペン30だけを拭いている回転式ステーション20
0の動作を示しているが、色ワイパが色ペン32を同時に
拭くことができることが明らかである。図12−図15
には、黒ペン30がサービスのため回転式サービスステー
ション200の上に位置決めされて図示されている。図1
2は拭き取り前の位置を示しており、この位置はここで
は0°位置として通常規定されている。この点で、掻き
取り器のカムフォロワー274は、位置280で、タンブラカ
ム面275の上に底をつけている。
【0061】図13はペンの前面板に接触すると曲がる
ワイパ210のブレードにより拭かれているプリントヘッ
ド34を示している。この点で、掻き取り器カムフォロワ
ー274はカム275の位置282にある。図14は掻き取り器
ヘッド264の上縁266によるワイパ210の拭き取りを示
す。この位置で、カムフォロワー274は、カム75の位置2
84にある。図12及び図13に示す掻き取り器アーム26
0及びフレーム252の位置を図14に示すものと比較する
と、フレーム252が枢軸支柱254(図10)及び256の周
りを旋回してアーム260をワイパ係合位置に引き込んで
いることが明らかである。
【0062】図15に、ワイパの掻き取りの終わりの位
置を示してあり、掻き取り器部材260が自由走行または
静止位置に旋回して戻っていてタンブラ本体の回転を妨
げないようにしている。この拭き終わり掻き取り位置
で、タンブラ本体202は図12に示す公称位置から約100
°回転している。図15で、カムフォロワ274はカム面2
75の位置286に位置している。この順序で、タンブラが
図12の拭き取り前位置から図15の拭き取り後位置ま
で反時計方向に回転している状態で(図9、図12−図
15)、掻き取り器上縁266だけが使用されてインク残
滓及び屑をワイパ210から除去した。回転の方向が反対
で、図15の位置から、たとえば、ペン30がサービスス
テーション200の領域から移動していれば、掻き取り器
ヘッド264の下縁268が係合し、残滓をワイパ210から掻
き取る。或るサービス機構ではワイパ210、212の反復掻
き取りに対する往復回転が役立つことがある。
【0063】図16及び図17は、本発明に従って構成
されているワイパ掻き取り装置250と共に使用する、代
わりの自己排出掻き取り器アームアセンブリ300を示
す。自己排出掻き取り器アームアセンブリ300は掻き取
り器アーム262に置き代わる色掻き取り器アーム302を備
えている。排出アーム302は色ワイパ212を掻き取るが、
ここでは簡単のため1つのブレード218だけを掻き取る
ところを示してある。色掻き取り器アーム302だけを示
してあるが、黒掻き取り器アーム260を同じように自己
排出であるように構成できることが明らかである。掻き
取り器装置250の標準動作により、インクは掻き取り器
縁266に堆積することができる。掻き取り器排出装置300
は清浄な掻き取り器を維持し、従って、正規の拭き取り
動作に悪影響を及ぼす掻き取り器ヘッド264へのインク
の堆積を防止することによりノズルの信頼性を助ける。
【0064】アーム302は掻き取り器フレーム252から外
側に突出し、掻き取り器ヘッドが突出している鼻部分30
4で終っている。鼻部分304それを貫通して排出オリフィ
ス306を形成している。アーム302は一連の流体連絡トラ
フまたは溝310を形成するように構成された下面308を備
えている。排出オリフィス306は溝310への入り口として
役立つ。インク残滓がかなり堆積する機会を得る前に、
ワイパ212から掻き取られた液体インク残滓は排出オリ
フィス306に入る。これら溝310は重力及び毛管作用のも
とに液体残滓を矢印312により示した方向に吸収剤領域3
14に向かってブロッターフレーム252の後に運ぶ。ここ
に使用するかぎり「排出」という用語は液体を毛管作用
の力による移動ばかりでなく、重力により誘起される移
動の概念も含んでいる。事実、液体残滓を掻き取り器ア
ーム260、262に沿って推進する優勢な原動力は現実に毛
管作用であると信じられている。
【0065】吸収剤領域314の区域で、溝310は吸収剤吸
い取りパッド部材315の一部と毛管現象による引き出し
が起るように接触している。吸い取りパッド315は液体
インク残滓を吸収し、溝310に沿う毛管引き出しの推進
を助ける。パッド315はフェルト、厚紙、スポンジ、ま
たは他の材料のような、どんな形式の液体吸収材料のも
のでもよい。好適には、吸い取りパッド315は顔料系イ
ンクに対して、掻き取り器フレーム252にはまりこむ体
積以内で、10秒あたり平均1.5−2.0グラムの、
一層好適には約1.7グラムのインクを引き上げる材料
のものである。更に好適には、吸い取りパッド315はポ
リエレタンまたはポリエチレン焼結プラスチック、浸透
性材料のようなポリオレフィン材料、更に詳細には、ジ
ョージア州アトランタのPorex社により製造されている
ものである。代わりに、吸い取りパッド315は、バージ
ニア州リッチモンドのAmerican Filtronaにより作られ
ている押し出しアセテートファイバー束のような、セル
ローズアセテート材料のものでよい。好適には、吸い取
りパッドの外面は、インクのパツドの表面への接着を増
すことにより毛管作用によりインクをパッド315の深く
に引き込むのを助ける、フルオロサーファクタントのよ
うな表面活性剤で処理する。
【0066】好適には、掻き取り器排出306はインクの
引き出し作用をできるかぎり大きくする極小の大きさの
ものである。毛細溝310は最小の大きさ、掻き取り器ア
ーム302に沿ってすべてを確実に毛管現象によって引き
出す製造可能な大きさに決められている。吸い取りパッ
ド315を吸い取り器フレーム252に挿入すると、図16に
破線で示すように、及び図17に断面図でも示してある
ように、吸収剤領域314の吸い取り器フレームの後で毛
細溝310に接触する。自己排出掻き取り器アセンブリ300
の長所には掻き取り器縁266に堆積するインクがかなり
減ることが含まれ、これにより掻き取り器ヘッド264が
一層きれいなままになり、従って標準ワイパの一層良好
なサービスが行なわれる。
【0067】--拭き取り方法-- 動作時、回転式サービスステーション200はインクをペ
ン30、32から毛管現象によって引き出していきペン表面
の潤滑及びペン表面に蓄積されたインク残滓の溶解を補
助する湿式拭き取り装置の1つの例示を行なう。図18
はペン30のプリントヘッド34の一部の拡大下平面図を示
す。黒プリントヘッド34は、それを貫いて延びる一群の
ノズル352を有するノズル板またはペン面350を備えてい
る。ノズル352は2本の列つまり線形アレイ354、355の
形でペン面350の上に設置されており、この列は中央の
ノズルのない領域356により分離され、2つの外盤ノズ
ルのない領域358により側面を接している。線形ノズル
アレイ354及び355は実質上ペンキャリッジ38の走査軸41
に垂直である(図1)。ペンのノズルアレイ354、355に
はノズルの整列に関して幾らかの製造上の変動があるこ
とは明らかである。従って、ここに使用する用語「線
形」は「ほぼ線形」つまり実質的に線形と解釈すること
ができ、互いにわずか偏っているノズル構成、たとえ
ば、ジグザグ構成を含むことがある。
【0068】図解した実施例では、各アレイ354、355は
150個のノズル352を備えており、これらノズルは図
示のように並んで設置され、更に好適には、ペン30の内
部の流体力学的理由により、走査軸内に互い違いに配列
されている。図示した色ペン32のノズルも、プリントヘ
ッド36に1色あたり2つのアレイを備えて、黒ノズルア
レイ354、355に平行な線形アレイを成して配列される。
ここに図解した湿式拭き取り装置の概念は他のノズル構
成及びペン装置に適用されることは明らかである。
【0069】図3を再度参照すれば、サービスステーシ
ョン50は、それぞれのプリントヘッド36、34を拭くた
め、図3でキャップ64及び65が占めている直立位置に回
転できるワイパ66及び68を備えている。ワイパ66、68が
直立位置に回転している状態で、ペン32、30はワイパ6
6、68を横断して走査方向41(図1)に往復し、拭き取
りを促進する。この拭き取り装置は図18に矢印360で
示すように正規方向に拭き取っていると言われる。今ま
では、正規方向拭き取りは多様な平行移動拭き取りプラ
ットフォームで実現されており、特に染料系インクを使
用する以前のペンに良く適していた。
【0070】これとは対照的に、回転式サービスステー
ション200はプリントヘッド34、36をサービスステーシ
ョン上にペン30、32を静止して保持し、次にワイパ21
0、212をペン面の上方でタンブラ軸55の周りに回転して
拭き取りを促進することにより、プリントヘッド34、36
を拭き取る。この新しい拭き取り装置は図18で矢印36
2で示すように、直交方向に拭き取っていると言われ
る。比較すると、図1−図4のサービスステーション50
を用いる拭き取りは、ワイパ66、68を最初それぞれのプ
リントヘッド36、34の1つの線形アレイを横断して、次
に他の線形アレイを横断するというように移動させる。
対照的に、図9−図18の直交拭き取り装置はワイパ21
0、212を線形ノズルアレイ354、355の長手方向に沿って
ノズルの各列に平行な方向362に移動させる。
【0071】この直交拭き取り機構では、ワイパ210、2
12が、アレイ352、354のような、各ノズルアレイを下に
進行するにつれて、ワイパはインクを、図13に示すよ
うにワイパブレードとノズル板との間に形成されている
毛細溝370の中に灯心と同様な作用で引き出していく。
このような毛細溝はワイパ210、212の2つのブレードの
間に形成することができるが、主要な毛管引き出しは拭
き取りに当たって先行ブレードの丸みのある縁240によ
り行なわれ、後行ブレードの角張った縁が最終的な拭き
取りを行なう、と我々は信じている。次に、ワイパブレ
ードは引き出されたインクをノズルアレイに沿って隣接
する下流のノズルまで引き出し、そこからもインクは引
き出される。
【0072】灯心と同様な作用で引き出されたインクは
ワイパ210、212、及び面350のようなペン面を潤滑する
ために役立つ。1つのノズルから引き出されたインクは
次のノズルの拭き取りを潤滑するために使用され、以下
同様にアレイに沿って以下同様のことが行われる。この
潤滑はペン面を掃除するために必要な拭き取り力を少な
くするので、サービスステーションの構成要素を更に大
きい拭き取り力を取り扱うように設計する必要がない。
その上、ペン面を損傷する可能性のある大きな拭き取り
力は引き出されたインクを潤滑剤として使用することに
より回避される。この潤滑援助の特徴は図3の通常方向
拭き取り機構を使用することによっては不可能である。
ノズルから引き出されたインクは、正規拭き取り方向36
0には、2つのノズル列354、355の間のノズル無し中央
領域356に、または列の向こうの外側に外れた領域358に
広がるだけである。
【0073】灯心と同様な作用で引き出されたインク
は、面350のような、ペン面に蓄積されたインク残滓を
溶解するためにも役立つ。この湿式拭き取り装置は各拭
き取りデノズル板350まで下方も清掃し、上の背景の部
分で説明したように、以前のワイパを使用して及び以前
の正規方向360拭き取り装置を使用して生ずる火山のカ
ルデラ状構成物の形成を防止する。角張った縁242はイ
ンク及びインク残滓をペン面を下って掻き取り、インク
の火山カルデラの形成を防止するのを有利に援助する。
【0074】各ノズルから灯心と同様な作用で引き出さ
れるインクの量は毛細溝370の寸法の関数であり、溝370
の寸法はワイパブレードとペン面との間の接触角の関数
であると発明者は信じている。長方形拭き取り先端を有
する従来の単一ブレードワイパを使用すれば、接触角の
このような制御は製造過程中に確保するには困難な事柄
であることは明らかである。この困難を救済するため、
ワイパブレード220、222、216、及び218は角ブレードの
外盤側に丸みのある先端240を備えて、ブレードとペン
面との間の接触の角度にかかわらず一貫した接触角を可
能にしている。丸みのある先端は製造公差がはるかにき
つく保持されていれば必要でないこともあるが、丸みの
ある先端は許容公差に関して更に大きい製造プロセス余
裕を可能とし、更に低コストの設計及び経済的なプリン
タ20を提供することができることが明らかである。
【0075】顔料系インクが詰められたペンに対する黒
インクワイパ210のフォーク付き二重ブレード構成を使
用すれば幾つかの利点が実現される。2つの接触面230
及び232を有するワイパ先端のフォーク付き構成は、イ
ンクを潤滑に利用できないノズルのない領域でインク塊
を生ずる可能性を有利に減少させる。ワイパ先端のフォ
ーク付き構成の他に、灯心と同様な作用で引き出された
インクもノズル352の直近でインク塊が形成されないよ
うにする。ブレード220、222の拭き取り面232、234を囲
む凹み区域または凹み部分234、236、及び238は拭き取
り中インク塊がノズル列354、355から遠くに移動する逃
げ道となる。拭き取り中形成されるインク塊は肩234、2
36、238により形成される救済凹所を通ってノズルのな
い領域356、358に押し込まれる。インク塊をノズルのな
い領域に逸らすことにより、塊は、正規方向360拭き取
りを使用する、またはフォーク無しワイパ先端を使用す
る場合のように、ワイパによってノズルの中に押し込ま
れることはない。従ってノズルの詰まりは直交方向36
2、湿式拭き取り装置を使用することにより回避され
る。
【0076】--表面の固くなったノズルを回復するモッ
ピング法-- 長期間使用されないインクジェットプリントヘッド34、
36はノズル上に凝固したインクプラグを形成し、それら
を発射できないようにすることが起り得る。この問題
は、黒ペン30のような顔料系インクの詰まったペンにつ
いて特に深刻である。凝固問題を解決する以前の1つの
方法はスピットシャイン法として知られており、本願出
願人が所有している、1992年4月7日に発行された
米国特許第5,103,244号で説明されている。スピットシ
ャイン法はワイパブレードに関してスピッティングを採
用し、拭き取りを正規方向360、すなわちノズルアレイ3
54、355に垂直に行なって、ペンを低速で前後に拭いて
固まったインクを溶解する。
【0077】本発明による、凝固ノズルを回復するモッ
ピング法は、ワイパを使用して新鮮なインクをペン面35
0にしみ込ませて凝固インクを溶解するという点でスピ
ットシャイン法と同様である。しかし、モッピング法は
少なくとも2つの重要な仕方でスピットシャイン法に対
して独特であると信じられている。第1に、モッピング
法はインクをワイパブレードに吐き出す必要がない。モ
ッピングルーチンのこの特徴には幾つかの長所がある。
たとえば、試験によればワイパブレードに関するスピッ
ティングはノズル352を実際にデプライムすることがわ
かっている。更に、モッピング法は、なおも機能してい
る多数のノズルに依存しないが、スピットシャイン法
は、定義により、ワイパに吐き出すように動作している
幾つかのノズルを備える必要がある。スピットシャイン
法の他の短所はワイパ上に吐き出すことによりワイパ上
に蓄積されるインク残滓の量であり、これは、特に高い
固体含有量、顔料系インクの場合に、ワイパの移動を阻
害することになる可能性がある。その上、モッピング法
を使用すれば、廃インクがスピットシャイン法の場合よ
り少ない。
【0078】スピットシャイン法とモッピング法との間
を区別する第2の点はノズル列354、355に対する拭き取
り方向である。モッピング法では、拭き取りはワイパ21
0、212を、矢印360に従ってアレイに垂直にではなく、
矢印362で示すようにノズルアレイに平行に走らせるこ
とにより直交して行なわれる。モツピング法で直交拭き
取りを使用すると、1つのノズルから引き出されるイン
クは次のノズルまで直ちに運ばれ、そこで凝固インクプ
ラグを溶解するために使用される。スピットシャイン法
の場合、1つのノズルから取り出されたインクは他のノ
ズルに到達する前にノズル板の中心領域358を横断して
引きずられるが、これはノズルを掃除するために使用さ
せるのではなく、更に汚くする。
【0079】モッピング法の図解実施例では、プリント
ヘッド334、36の、それらの少なくとも幾つかのノズル
が凝固インクが詰まったため正常動作を妨げられている
とき正常動作に回復させる1つの方法を記している。説
明を簡単にするため、方法を黒ペン30及びワイパ210を
参照して図解する。このモッピング回復法は前面板350
をワイパ210及び前面板350の線形ノズルアレイ354、355
の長さに沿う相対運動によりゆっくり拭き取り、インク
を毛管作用によりノズル352から引き出し、引き出され
たインクをワイパで前面板350に沿って移動させるステ
ップを備えている。掻き取りステップで、低速拭き取り
ステップの後掻き取り器アーム260を使用してインク残
滓をワイパ210から掻き取る。方法はまたワイパ及び前
面板の線形ノズルアレイの長さに沿う相対運動により前
面板を高速に拭き取るステップも備えている。
【0080】図解したモッピング法では、低速拭き取り
ステップは前面板350を引き出したインクで潤滑するス
テップを含んでいる。低速拭き取りステップは引き出し
たインクを第2のノズルまで移動させ、この第2のノズ
ルに隣接するインク残滓を引き出したインクを使用して
溶解するステップも含んでいる。プリンタ20で、インク
ジェットプリントヘッド374は走査軸41に沿って横断
し、低速及び高速の拭き取りステップは各々ワイパ210
を、実質上走査軸41に平行であるタンブラ軸55の周りを
回転させることから構成されている。掻き取りステップ
は、方法が更に、カムフォロワー274がカム面275を拭き
取り位置282から掻き取り位置284まで横断するにつれ
て、図14に示すように、掻き取り器260を掻き取り位
置に移動させるステップを備えて、ワイパ210をタンブ
ラ軸55の周りを回転させて掻き取り器260でワイパを掻
き取るステップを備えることができる。低速拭き取りス
テップでは、前面板350をワイパを前面板を横断して両
方向に、矢印360及び反対の矢印360で示す方向に、移動
させることにより直交してゆっくり拭き取ることができ
る。この方法はインク滴を廃液溜70のような廃物容器内
に放出することによりプリントヘッドを清浄にするステ
ップを設けることができる。
【0081】1つの好適実施例では、モッピング法は、
プリントヘッドがインクを低速拭き取りステップ前に廃
物容器に放出することから成る初期清浄化サイクルを行
なうステップを備えることもできる。他のステップで
は、掻き取りステップの後プリントヘッドがインクを廃
液溜70のような廃物容器に放出する中間浄化サイクルを
行なう。更に他のステップでは、プリントヘッドがプリ
ントを始める前に廃液溜70にインクを放出する最終浄化
サイクルを行なう。この方法は低速拭き取りを動作させ
るステップ、掻き取り、中間浄化、及び最終浄化ステッ
プの前の高速拭き取りの各ステップを設けることができ
る。
【0082】一実施例では、初期浄化サイクルではノズ
ルあたり第1の数のインク滴を放出し、低速拭き取りス
テップでは前面板を2回から20回拭き取る。中間浄化
サイクルではノズルあたり第1の数の2−10%のイン
ク滴を放出するが、高速拭き取りステップでは前面板を
少なくとも1回拭き取る。最終浄化サイクルではノズル
あたり第1の数の95−105%のインク滴を放出す
る。
【0083】たとえば、初期浄化ステップ中ノズル352
あたり2000滴を各ペン30、32から廃液溜70に吐き出
す。ペン30、32はサービスステーション上をワイパ210
及び212を移動させ、そこで最初にそれらワイパを低速
で、毎秒約1インチの程度で数サイクル拭き取る。低速
拭き取りの後、ワイパ210、212を掻き取り位置(図1
4)まで回転させ、ワイパを掻き取り器260及び262を通
って回転させることによりインク残滓を掻き取って除去
する。中間浄化ステップで、ペン30、32を廃液溜70の上
を移動させて各ノズルあたり100滴を吐き出す。第1
の拭き取りステップで、ペン30、32を高速で、毎秒約2
インチの程度で、1サイクルで拭く。低速拭き取り、掻
き取り、及び高速拭き取りのこれらステップを最終浄化
ステップまで数回繰り返す。最終浄化ステップで、ペン
30、32を廃液溜の上を移動させ、ノズルあたり2000滴を
吐き出す。この最終浄化ステップの後、一旦凝固したノ
ズルを完全動作能力まで回復してプリンタ20がプリント
指令を受け取る態勢が整っていると推測される。
【0084】ペンからインクを引き出しこの引き出され
たインクを使用して凝固したノズルを掃除するという基
本概念を維持しながら、モッピング法の多数の変形が可
能である。1つの例では、低速拭き取りステップはワイ
パ210、212のノズル板を横断する短い前後運動を使用す
ることから構成することができ、これはペン面を新鮮な
インクでマッサージすることにより回復作用を高めるこ
とができる。図解したモッピングを試験した結果、顔料
系インクを使用することを含む凝固ノズルの回復で有効
であることがわかっている。
【0085】以下に、本発明の実施態様の例を列挙す
る。
【0086】〔実施態様1〕インクジェットプリント機
構(20)のインクジェットプリントヘッド(34;36)に使用
されるサービスステーション(200)であって、前記プリ
ントヘッドが線形アレイ(354、355)を成してそれを貫い
て延びる一群のインク放出ノズル(352)を形成する前面
板(350)を備えているサービスステーションにおいて、
拭き取り方向(362)に移動し得るプラットフォーム(21
4)、及び前記プラットフォーム(214)に支持され、前記
プラットフォーム(214)が拭き取り方向(362)に移動する
とき前記前面板(350)を前記線形アレイ(354、355)に平
行に拭くプリントヘッドワイパ(210、212)、を設けたこ
とを特徴とするサービスステーション(200)。
【0087】〔実施態様2〕前記プリントヘッドワイパ
(210、212)は前記線形アレイ内の1つのノズル(352)か
らインクを毛管現象によって引き出し、前記引き出され
たインクを前記線形アレイ(354、355)の他のノズルまで
移動させてその近傍のインク残滓を溶解するように構成
されている拭き取り縁(240)を設けたことを特徴とする
実施態様1記載のサービスステーション(200)。
【0088】〔実施態様3〕前記プリントヘッドワイパ
は、拭き取り面(230、232)及びインク残滓を前記拭き取
り面により前記線形アレイから遠くへ押す逃げ道(234、
236、238)を有する拭き取り縁を設けたことを特徴とす
る実施態様1または2記載のサービスステーション(20
0)。
【0089】〔実施態様4〕前記プリントヘッドワイパ
は、それらの間に内部領域を形成するように離して設け
られた少なくとも2つのワイパブレード(216、218;22
0、222)を備えている実施態様1、2または3記載のサ
ービスステーション(200)。
【0090】〔実施態様5〕前記ワイパブレード(216、
218;220、222)は各々、対向する内側面(246;228)及び外
側面(242;226)を備え、前記ワイパブレードの各々の前
記内側面は前記内部領域の方を向いており、前記ワイパ
ブレード(216、218;220、222)の各々は前記外側面(242;
226)と接続する丸みのある面(240)を有する拭き取り縁
で終っており、前記ワイパブレード(216、218;220、22
2)の各々の前記拭き取り縁は前記内側面(246;228)と角
度をなして(244)終っていることを特徴とする実施態様
4記載のサービスステーション(200)。
【0091】〔実施態様6〕インクジェットプリント機
構(20)のインクジェットプリントヘッド(34;36)を拭く
方法であって、前記インクジェットプリントヘッドが線
形アレイ(354、355)の形でそれを貫いて延びる一群のイ
ンク放出ノズル(352)を形成する前面板を備えており、
前記方法はワイパ(210、212)を前記前面板と係合するよ
うに位置決めするステップ、及び前記前面板(350)を前
記ワイパ及び前記前面板の前記線形ノズルアレイの長手
方向に沿う相対運動により拭くステップ、を設けてなる
インクジェットプリントヘッド拭き取り方法。
【0092】〔実施態様7〕前記相対運動により拭くス
テップに、前記ノズルアレイ(354、355)の1つのノズル
(352)からインク(370)を引き出すステップを含むことを
特徴とする実施態様6記載のインクジェットプリントヘ
ッド拭き取り方法。
【0093】〔実施態様8〕前記引き出されたインクを
使用して前記前面板(352)を潤滑するステップを含むこ
とを特徴とする実施態様7記載の方法。
【0094】〔実施態様9〕前記前面板(352)の上に堆
積したインク残滓を溶解するステップを含むことを特徴
とする実施態様7または8記載のインクジェットプリン
トヘッド拭き取り方法。
【0095】〔実施態様10〕前記引き出されたインク
を他のノズル(352)まで移動させ、前記他のノズルの近
傍のインク残滓を前記引き出されたインクを使用して溶
解するステップを含むことを特徴とする実施態様7、8
または9記載のインクジェットプリントヘッド拭き取り
方法。
【0096】〔実施態様11〕前記ワイパは一対のワイ
パブレード(216、218;220、222)を有する二重ブレード
ワイパ(210;212)を備えており、前記相対運動により拭
くステップは前記一対のワイパプレードのうちの第1の
ブレード(222;218)でインク(370)を引き出して前記ノズ
ルに接触し、前記前面板(350)を前記一対のワイパブレ
ードのうちの第2のブレード(216;220)で拭いて前記1
つのノズル(352)に接触することを含むことを特徴とす
る実施態様6、7、8、9または10記載のインクジェ
ットプリントヘッド拭き取り方法。
【0097】〔実施態様12〕前記ノズルは前記前面板
上に複数の線形アレイ(354、355)の形で配置され、隣接
する線形アレイ同士はノズルのない領域(356)により分
離されており、前記相対運動により拭くステップは少な
くとも2つの互いに隣接した前記線形アレイ(354、355)
を拭くステップ、及びインク残滓を前記ノズルのない領
域(356;358)に逃がすステップを有することを特徴とす
る実施態様6、7、8、9、10または11記載のイン
クジェットプリントヘッド拭き取り方法。
【0098】
【効果】ここに説明した直交湿式拭き取り装置を使用し
て多様な長所が実現されている。たとえば、湿式拭き取
り装置200は、顔料系インクの特性である、先に言及し
たインク塊の問題を好都合に解決している。直交拭き取
り装置はノズル352の周りに構成されるインク残滓の火
山カルデラ現象ばかりでなく、顔料系インクに関連する
乾燥インクを取り除く問題も解決する。ペン面350を潤
滑するためにインク自身を使用すればワイパの寿命が延
びる。その他に、拭き取り先端の丸みのある部分240は
厳しい製造公差をあまり考慮しなくてよく、これにより
一層経済的なプリンタ20の製造が容易になる。
【0099】直交湿式拭き取り法を用いれば、かなりき
れいなノズル板が達成され、高いプリント品質が得られ
る。引き出されたインクを乾燥インクを掃除する溶媒と
して使用してプラグをノズルから除去すると、ノズルが
高品質プリントを維持する良好な健康状態にまで回復す
る。この方法の他、回転式拭き取り装置200では、ノズ
ル板350に対抗するワイパの力が少なくてよいので、よ
り小さい更に経済的なモータを使用してサービスステー
シヨンのワイパを駆動することができる。更に、以前の
プリンタ装置の場合のように、サービスステーションを
作動させるためにキャリッジを過大走行させる必要がな
いので、従来よりも幅の狭いプリンタを提供できる。従
って、従来よりも狭いプリンタ設置面積、つまり使用中
プリンタ20を収容するための作業面空間しか必要とされ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自己清掃サービスステーションの第1
の実施例を組み込んだ、本発明のインクジェットプリン
ト機構の一形態の斜視図。
【図2】図1の自己清掃サービスステーションの斜視
図。
【図3】図2の線3−3に沿って取った前方垂直立面
図。
【図4】図3の線4−4に沿って取った側方垂直立面
図。
【図5】本発明の自己清掃サービスステーションの第2
の実施例の側方垂直立面図。
【図6】図5の線6−6に沿って取った前方垂直立面
図。
【図7】本発明の自己清掃サービスステーションの第3
の実施例の側方垂直立面図。
【図8】従来技術の従来の廃液溜部分の側方垂直立面
図。
【図9】本発明のサービスステーションの回転式拭き取
り装置部分及びワイパ掻き取り装置部分の代わりの実施
例の反対側から見た斜視図。
【図10】本発明のサービスステーションの回転式拭き
取り装置部分及びワイパ掻き取り装置部分の代わりの実
施例の反対側から見た斜視図。
【図11】図9及び図10に示した1つのワイパの拡大
斜視図。
【図12】動作の各段階を表すための、図9及び図10
の回転式拭き取り装置及びワイパ掻き取り装置の部分的
概略側方垂直立面図。
【図13】動作の各段階を表すための、図9及び図10
の回転式拭き取り装置及びワイパ掻き取り装置の部分的
概略側方垂直立面図。
【図14】動作の各段階を表すための、図9及び図10
の回転式拭き取り装置及びワイパ掻き取り装置の部分的
概略側方垂直立面図。
【図15】動作の各段階を表すための、図9及び図10
の回転式拭き取り装置及びワイパ掻き取り装置の部分的
概略側方垂直立面図。
【図16】本発明のワイパ掻き取り装置の自己排出掻き
取り器アームの代替実施例の拡大斜視図。
【図17】図16の線17−17に沿って取った側方縦
断面図。
【図18】本発明に従ってプリントヘッドを拭く方法を
示すインクジェットプリントヘッドの底部平面図。
【符号の説明】
20:インクジェットプリント機構 34, 36:インクジェットプリントヘッド 200:サービスステーション 210:プリントヘッドワイパ 212:プリントヘッドワイパ 214:プラットフォーム 216:ワイパブレード 218:ワイパブレード 220:ワイパブレード 222:ワイパブレード 226:外側面 228:内側面 230:拭き取り面 232:拭き取り面 234:インク残滓逃げ道 236:インク残滓逃げ道 238:インク残滓逃げ道 240:丸い拭き取り面 242:外側面 246:内側面 350:前面板 352:インク放出ノズル 354:線形アレイ 355:線形アレイ 356:ノズルのない領域 358:ノズルのない領域 362:拭き取り方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブレット・テイラー アメリカ合衆国ワシントン州バンクーバ ー、サウス・イースト 150ス・アベニ ュー 2516 (72)発明者 パトリック・ジェイ・セリエン アメリカ合衆国ワシントン州バトル・グ ラウンド・ノース・イースト・270ス・ ストリート 7403 (56)参考文献 特開 平5−116331(JP,A) 特開 平4−141440(JP,A) 特開 平2−231143(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/165

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットプリント機構のインクジ
    ェットプリントヘッドに使用され、 前記プリントヘッドが、線形アレイを成してそれを貫通
    する一群のインク放出ノズルを形成する前面板を備えて
    いるサービスステーションであって、 拭き取り方向に移動し得るプラットフォームと、 前記プラットフォームが拭き取り方向に移動するとき前
    記前面板を前記線形アレイに平行に拭く、前記プラット
    フォームに支持されたプリントヘッドワイパであって、 前記アレイに隣接する前記前面板に接触する拭き取り面
    (230、232)、及びインク残滓が前記拭き取り面により前
    記線形アレイから離れるように押される逃げ道(234、23
    6、238)を有する拭き取り縁を有するプリントヘッドワ
    イパとを備えるサービスステーション。
  2. 【請求項2】 前記インク放出ノズルが、少なくとも2
    つの線形アレイ状に配置されており、 インク残滓が前記拭き取り面により前記線形アレイから
    遠くへ押される逃げ道(234、236、238)を前記拭き取り
    縁が有する状態で、前記ワイパが、前記アレイに隣接す
    る前記前面板に接触する1つの拭き取り面を1つの線形
    ノズルアレイ毎に有する拭き取り縁を備える請求項1記
    載のサービスステーション。
  3. 【請求項3】 各々のノズルアレイが前記前面板のノズ
    ルのない領域によって囲まれており、 インク残滓が前記前面板の前記ノズルのない領域に向か
    うように、各々の拭き取り面が逃げ道(234、236、238)
    によって囲まれている請求項2に記載のサービスステー
    ション。
  4. 【請求項4】 インクジェットプリント機構(20)のイン
    クジェットプリントヘッド(34;36)を拭く方法であっ
    て、 前記インクジェットプリントヘッドが、線形アレイ(35
    4、355)の形でそれを貫 通する一群のインク放出ノズル
    (352)を形成する前面板を備えており、 前記ノズルは前記前面板上に複数の線形アレイ(354、35
    5)の形で配置され、隣接する線形アレイ同士はノズルの
    ない領域(356)により分離されており、 前記前面板と係合するワイパ(210、212)を位置決めする
    ステップと、 前記前面板(350)を、前記線形ノズルアレイの長手方向
    に沿って、前記ワイパ及び前記前面板の相対運動により
    拭くステップと、を設けてなり、 前記相対運動により拭くステップは、少なくとも2つの
    互いに隣接した前記線形アレイ(354、355)を拭くステッ
    プ、及びインク残滓を前記ノズルのない領域(356;358)
    に逃がすステップを有するインクジェットプリントヘッ
    ド拭き取り方法。
  5. 【請求項5】 前記拭くステップの後に、インク残滓を
    前記ワイパから掻き取るステップをさらに設けてなる請
    求項4に記載のインクジェットプリントヘッド拭き取り
    方法。
  6. 【請求項6】インクジェットプリント機構の走査軸に沿
    って横断するインクジェットプリントヘッドの保守を行
    なうサービスステーションであって、 実質的に走査軸に平行な第1の軸の周りに旋回するよう
    に支持されているタンブラ本体と、 前記タンブラ本体に支持されて、該タンブラ本体の旋回
    移動中に前記プリントヘッドを拭くプリントヘッドワイ
    パとを備え、 前記プリントヘッドワイパは、隣接して平行な向きに
    けられた少なくとも2つのワイパブレード(216、218;22
    0、222)を備え、 前記ワイパブレード(216、218;220、222)は各々対向す
    る内側面(246;228)及び外側面(242;226)を備え、 前記ワイパブレード各々の前記内側面は前記隣接するワ
    イパブレードの方を向いており、 前記ワイパブレード(216、218;220、222)の各々は、前
    記外側面(242;226)と接続する丸みのある面(240)を有す
    る拭き取り縁が終端であることを特徴とするサービスス
    テーション。
  7. 【請求項7】 インクジェットプリント機構のインクジ
    ェットプリントヘッドを拭くプリントヘッドワイパであ
    って、 前記インクジェットプリント機構に取り付けることがで
    きるベースと、 前記ベースから突出して前記プリントヘッドに選択的に
    係合して拭き取る、一対の互いに離間して設けられたワ
    イパブレードとを備えており、 各ブレードは、丸みのある縁を有する拭き取り先端を終
    端としており、 各ブレードの前記拭き取り先端は、角張った縁を備えて
    いるサービスステーション。
  8. 【請求項8】前記ワイパブレードは、隣接して平行な向
    きに設けられており、各ブレードの前記角張った縁は、
    前記離間して設けられたワイパブレードに面する請求項
    7記載のサービスステーション。
  9. 【請求項9】 前記ブレードは、実質的にお互いに平行
    である請求項7に記載のサービスステーション。
  10. 【請求項10】 前記プリントヘッドが、線形アレイを
    成して前面板を貫通する一群のインク放出ノズルを形成
    する前面板を備えており、 前記ベースは、前記線形ノズルアレイに平行に前記前面
    板を拭くように前記ブレードを支持するように取りつけ
    可能である請求項7に記載のサービスステーション。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項3および請求項
    6ないし請求項10のうちのいずれかに記載のサービス
    ステーションを有するインクジェットプリント機構。
  12. 【請求項12】インクジェットプリント機構のインクジ
    ェットプリントヘッドに使用され、 前記プリントヘッドが、線形アレイを成して前面板を貫
    通する一群のインク放出ノズルを形成する前面板を備え
    ているサービスステーション(200)であって、 プラットフォームと、 前記プラットフォームおよび前記前面板の相対運動によ
    って前記前面板を前記線形アレイに平行に拭く、前記プ
    ラットフォームに支持されたプリントヘッドワイパ(21
    0、212)であって、 前記線形アレイ内のノズル(352)から、丸みのある拭き
    取り縁および前記前面板の間に形成された毛細溝へとイ
    ンクを毛管現象によって引き出し、この引き出されたイ
    ンクを前記線形アレイ(354、355)の他のノズルまで移動
    させてその近傍のインク残滓を溶解するように構成され
    ている拭き取り縁(240)を設けられたプリントヘッドワ
    イパとを有するサービスステーション。
  13. 【請求項13】 前記拭き取り縁は、丸みのある拭き取
    り縁である請求項12に記載のサービスステーション。
  14. 【請求項14】 前記プリントヘッドワイパが2つのワ
    イパブレードを有し、 拭き取りストロークの間に前記ノズルに先に対処する方
    の前記ワイパブレードが、前記前面板を拭き取る丸みの
    ある前記拭き取り縁を有し、 前記ノズルに後に対処する他方の前記ワイパブレード
    が、前記ノズルおよび前記他のノズルに隣接する前面板
    から、前記引き出されたインクおよび溶解されたインク
    残滓を拭き取る前記角張った前記拭き取り縁を有する請
    求項13に記載のサービスステーション。
  15. 【請求項15】 前記プラットフォームが、前記相対運
    動を実現するように拭き取り方向に移動可能であり、 前記プリントヘッドワイパが、前記プラットフォームが
    前記拭き取り方向に移動させられたときに、前記前面板
    を前記線形ノズルアレイに平行に拭く請求項12に記載
    のサービスステーション。
  16. 【請求項16】 請求項12ないし請求項15のうちの
    いずれかに記載のサービスステーションを備えるインク
    ジェット印刷機構。
  17. 【請求項17】インクジェットプリント機構(20)のイン
    クジェットプリントヘッド(34;36)を拭く方法であっ
    て、 前記インクジェットプリントヘッドが、前面板を貫通す
    る少なくとも2つの隣接するインク放出ノズル(352)を
    形成する前面板を備えており、 前記前面板(350)を、前記ワイパ及び該前面板の相対運
    動により拭くステップと、 前記拭くステップの最中に、毛管現象によって、前記ワ
    イパの丸みのある拭き取り縁および前記前面板の間に形
    成された毛細溝へと1つのノズル(352)からインク(370)
    を引き出すステップと、 前記引き出されたインクを、前記ワイパを用いて前記前
    面板に沿って、少なくとも1つの他のノズル(352)まで
    移動させ、その近傍のインク残滓を該引き出されたイン
    クを使用して溶解するステップとを含むインクジェット
    プリントヘッド拭き取り方法。
  18. 【請求項18】 前記拭くステップは、前記ワイパの丸
    みのある拭き取り縁を前記前面板を横切らせて移動させ
    るステップを含み、 前記引き出すステップは、前記1つのノズルから毛細溝
    へと毛管現象によってインクを引き出すために、前記丸
    みのある拭き取り縁および前記前面板の間に毛細溝を形
    成するステップを含み、 前記移動させるステップは、前記引き出されたインク
    を、前記丸みのある拭き取り縁を用いて前記前面板に沿
    って引っ張っていくステップを含む請求項17に記載の
    インクジェットプリントヘッド拭き取り方法。
  19. 【請求項19】 前記引き出されたインクおよび溶解さ
    れたインク残滓を、前記拭くステップの少なくとも一部
    の最中に、第2のワイパの清掃縁を用いて前記前面板か
    ら清掃するステップをさらに含む請求項18に記載のイ
    ンクジェットプリントヘッド拭き取り方法。
  20. 【請求項20】線形アレイ(354、355)の形で前面板を貫
    通する一群のインク放出ノズル(352)を形成する前面板
    を備える、インクジェットプリント機構(20)のインクジ
    ェットプリントヘッド(34;36)を拭く方法であって、 ワイパ(210、212)の丸みのある拭き取り縁と前記前面板
    とを位置決めして互いに係合させるステップと、 前記拭き取り縁と前記ノズルに隣接する前記前面板との
    間に毛細溝を形成するステップと、 前記ノズルから毛細溝へと、毛管現象によってインクを
    引き出すステップとを設けてるインクジェットプリント
    ヘッド拭き取り方法。
  21. 【請求項21】 前記引き出すステップの後に、前記引
    き出されたインクを、前記前面板を横切らせて前記線形
    アレイ(354、355)の他のノズルまで移動させるステップ
    と、 前記前面板に堆積した、前記他のノズルの近傍のインク
    残滓を、前記引き出されたインクを用いて溶解させるス
    テップとをさらに設けられた請求項20に記載のサービ
    スステーション。
  22. 【請求項22】インクジェットプリント機構のインクジ
    ェットプリントヘッドに使用され、 前記プリントヘッドが、線形アレイを成して前面板を貫
    通する一群のインク放出ノズルを形成する前面板を備え
    ているサービスステーション(200)であって、 拭き取り方向に移動し得るプラットフォーム、及び前記
    プラットフォームに支持され、前記プラットフォームが
    拭き取り方向に移動するときに前記前面板を前記線形ア
    レイに平行に拭くプリントヘッドワイパ、を設け、前記
    プリントヘッドワイパーは、隣接して設けられた2つの
    ワイパーブレードを備え、前記インク放出ノズル、前記
    ワイパーブレード及び前記前面板をインクで潤滑する
    とを特徴とするサービスステーション。
  23. 【請求項23】 前記プリントヘッドワイパ(210、212)
    には、 前記線形アレイ内の1つのノズル(352)からインクを毛
    管現象によって引き出し、該引き出されたインクを前記
    線形アレイ(354、355)の他のノズルまで移動させてその
    近傍のインク残滓を溶解するように構成されている拭き
    取り縁(240)が設けられた請求項22記載のサービスス
    テーション。
  24. 【請求項24】 前記プリントヘッドワイパは、 拭き取り面(230、232)と、インク残滓が前記拭き取り面
    により前記線形アレイから離れるように押される逃げ道
    (234、236、238)とを有する拭き取り縁を備える請求項
    22または23記載のサービスステーション。
  25. 【請求項25】前記プリントヘッドワイパは、隣接して
    平行な向きに設けられた少なくとも2つのワイパブレー
    ド(216、218;220、222)を備えている請求項22ないし
    24のいずれかに記載のサービスステーション。
  26. 【請求項26】前記ワイパブレード(216、218;220、22
    2)は各々、対向する内側面(246;228)及び外側面(242;22
    6)を備え、 前記ワイパブレード各々の前記内側面は前記隣接するワ
    イパブレードの方を向いており、 前記ワイパブレード(216、218;220、222)の各々は、前
    記外側面(242;226)と接続する丸みのある面(240)を有す
    る拭き取り縁を終端とし、 前記ワイパブレード(216、218;220、222)各々の前記拭
    き取り縁の終端(244)は、前記内側面(246;228)と角度を
    なしていることを特徴とする請求項25記載のサービス
    ステーション。
  27. 【請求項27】インクジェットプリント機構(20)のイン
    クジェットプリントヘッド(34;36)を拭く方法であっ
    て、 前記インクジェットプリントヘッドが、線形アレイ(35
    4、355)の形で前面板を貫通する一群のインク放出ノズ
    ル(352)を形成する前面板を備えており、 前記前面板と係合する隣接して平行な向きに設けられた
    2つのワイパ(210、212)を位置決めするステップと、 前記前面板(350)を、前記隣接して平行な向きに設けら
    れた2つのワイパ及び前記前面板の、前記線形ノズルア
    レイの長手方向に沿う相対運動により拭くステップと、
    を設けてなるインクジェットプリントヘッド拭き取り方
    法。
  28. 【請求項28】 前記相対運動により拭くステップの最
    中に前記ノズルアレイ(354、355)の1つのノズル(352)
    からインク(370)を引き出すステップをさらに設けてな
    ることを特徴とする請求項27記載のインクジェットプ
    リントヘッド拭き取り方法。
  29. 【請求項29】 前記引き出されたインクを使用して前
    記前面板(352)を潤滑するステップを含むことを特徴と
    する請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記前面板(352)の上に堆積したイン
    ク残滓を、前記引き出されたインクを用いて溶解するス
    テップを含むことを特徴とする請求項28または29記
    載のインクジェットプリントヘッド拭き取り方法。
  31. 【請求項31】 前記引き出されたインクを他のノズル
    (352)まで移動させ、該他のノズルの近傍のインク残滓
    を該引き出されたインクを使用して溶解するステップを
    含むことを特徴とする請求項28ないし30のうちのい
    ずれかに記載のインクジェットプリントヘッド拭き取り
    方法。
  32. 【請求項32】 前記ワイパは一対のワイパブレード(2
    16、218;220、222)を有する二重ブレードワイパ(210;21
    2)を備えており、 前記相対運動により拭くステップは、 前記一対のワイパプレードのうちの、前記ノズル(352)
    に接触する第1のブレード(222;218)でインク(370)を引
    き出し、 前記前面板(350)を、前記一対のワイパブレードのうち
    の、前記1つのノズル(352)に接触する第2のブレード
    (216;220)で拭くことを含むことを特徴とする請求項2
    7ないし31のうちのいずれかに記載のインクジェット
    プリントヘッド拭き取り方法。
  33. 【請求項33】 前記ノズルは前記前面板上に複数の線
    形アレイ(354、355)の形で配置され、隣接する線形アレ
    イ同士はノズルのない領域(356)により分離されてお
    り、 前記相対運動により拭くステップは、 少なくとも2つの互いに隣接した前記線形アレイ(354、
    355)を拭くステップ、及び インク残滓を前記ノズルのない領域(356;358)に逃がす
    ステップを有することを特徴とする請求項27ないし3
    2のうちのいずれかに記載のインクジェットプリントヘ
    ッド拭き取り方法。
  34. 【請求項34】 請求項22ないし請求項26のうちの
    いずれかに記載のサービスステーションを有する印刷機
    構。
JP09297795A 1994-03-25 1995-03-27 サービスステーションおよびインクジェットプリントヘッド拭き取り方法 Expired - Fee Related JP3527312B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US218,391 1980-12-19
US08/218,391 US5617124A (en) 1994-03-25 1994-03-25 Self-cleaning service station for inkjet printing mechanisms
US330,461 1994-10-28
US08/330,461 US5614930A (en) 1994-03-25 1994-10-28 Orthogonal rotary wiping system for inkjet printheads

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07276657A JPH07276657A (ja) 1995-10-24
JP3527312B2 true JP3527312B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=26912859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09297795A Expired - Fee Related JP3527312B2 (ja) 1994-03-25 1995-03-27 サービスステーションおよびインクジェットプリントヘッド拭き取り方法

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5614930A (ja)
EP (1) EP0673772B1 (ja)
JP (1) JP3527312B2 (ja)
CA (1) CA2143780C (ja)
DE (1) DE69504731T2 (ja)
ES (1) ES2120680T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030273A (ja) * 2008-07-02 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 廃液装置及び画像形成装置

Families Citing this family (132)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5614930A (en) * 1994-03-25 1997-03-25 Hewlett-Packard Company Orthogonal rotary wiping system for inkjet printheads
US5984450A (en) * 1995-03-06 1999-11-16 Hewlett-Packard Company Inkjet printer having multiple printheads and multiple independent printhead service stations for performing different wiping procedures
US5898445A (en) * 1995-03-06 1999-04-27 Hewlett-Packard Company Translational wiping technique for a stationary inkjet printhead
US5886714A (en) * 1995-03-06 1999-03-23 Hewlett-Packard Company Actuation mechanism for translational wiping of a stationary inkjet printhead
EP0780232B1 (en) * 1995-07-31 2004-03-03 Hewlett-Packard Company, A Delaware Corporation Translational service station system for inkjet printheads
US5980018A (en) * 1995-07-31 1999-11-09 Hewlett-Packard Company Translational service station system for inkjet printheads
US6328412B1 (en) 1995-07-31 2001-12-11 Hewlett-Packard Company Integrated translational service station for inkjet printheads
US5815176A (en) * 1996-01-30 1998-09-29 Hewlett-Packard Company Multi-finned wiping system for inkjet printheads
US6435648B1 (en) 1996-02-13 2002-08-20 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus using air flow to remove mist
US6164754A (en) * 1996-11-06 2000-12-26 Canon Kabushiki Kaisha Liquid discharging recording apparatus with elastic head cleaning member
DE69723215T2 (de) 1996-12-04 2004-04-22 Canon K.K. Ein Tintenstrahlaufzeichnungsgerät
JP3428893B2 (ja) * 1997-02-19 2003-07-22 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録ヘッドの回復方法
US6102518A (en) 1997-04-07 2000-08-15 Hewlett-Packard Company Liquid capping system for sealing inkjet printheads
US5997128A (en) * 1997-05-30 1999-12-07 Hewlett-Packard Company Translational service station for imaging inkjet printheads
US6561643B1 (en) 1997-06-30 2003-05-13 Hewlett-Packard Co. Advanced media determination system for inkjet printing
DE69826206T2 (de) 1997-10-20 2005-10-27 Canon K.K. Tintenstrahldrucker mit einer verbesserten Reinigungseinheit
US6151044A (en) 1997-10-29 2000-11-21 Hewlett-Packard Company Hide-away wiper cleaner for inkjet printheads
EP0913262A1 (en) * 1997-10-31 1999-05-06 Hewlett-Packard Company Narrow and wide wiper blade cleaning system for ink jet printheads
US6145958A (en) * 1997-11-05 2000-11-14 Hewlett-Packard Company Recycling ink solvent system for inkjet printheads
US6145953A (en) * 1998-01-15 2000-11-14 Hewlett-Packard Company Ink solvent application system for inkjet printheads
US6082854A (en) 1998-03-16 2000-07-04 Hewlett-Packard Company Modular ink-jet hard copy apparatus and methodology
US6493937B1 (en) 1998-03-16 2002-12-17 Hewlett-Packard Company Method of manufacture for ink-jet hard copy apparatus using a modular approach to ink-jet technology
US6126748A (en) * 1998-06-25 2000-10-03 Reliance Electric Technologies, Llc Stator core resin remover
US6267466B1 (en) 1998-10-19 2001-07-31 Hewlett-Packard Company Optical encoder system and method for use in printing devices
US6347858B1 (en) 1998-11-18 2002-02-19 Eastman Kodak Company Ink jet printer with cleaning mechanism and method of assembling same
US6164751A (en) * 1998-12-28 2000-12-26 Eastman Kodak Company Ink jet printer with wiper blade and vacuum canopy cleaning mechanism and method of assembling the printer
US6312090B1 (en) 1998-12-28 2001-11-06 Eastman Kodak Company Ink jet printer with wiper blade cleaning mechanism and method of assembling the printer
US6241337B1 (en) 1998-12-28 2001-06-05 Eastman Kodak Company Ink jet printer with cleaning mechanism having a wiper blade and transducer and method of assembling the printer
US6224186B1 (en) 1999-01-08 2001-05-01 Hewlett-Packard Company Replaceable inkjet ink solvent application system
US6520621B1 (en) * 1999-01-08 2003-02-18 Hewlett-Packard Company Dual wiper scrapers for incompatible inkjet ink wipers
US6155667A (en) 1999-01-08 2000-12-05 Hewlett-Packard Company Replaceable snout wiper for inkjet cartridges
EP1029683A1 (en) 1999-02-19 2000-08-23 Hewlett-Packard Company Independent servicing of multiple inkjet printheads
US6323043B1 (en) * 1999-04-30 2001-11-27 Agilent Technologies, Inc. Fabricating biopolymer arrays
US6220691B1 (en) * 1999-04-30 2001-04-24 Hewlett-Packard Company Fiber tracking management system for inkjet printheads
US6189999B1 (en) 1999-04-30 2001-02-20 Hewlett-Packard Company Multi-faceted wiper scraper system for inkjet printheads
GB2381240B (en) * 1999-04-30 2003-12-03 Hewlett Packard Co Fiber tracking management system for inkjet printheads
US6785016B1 (en) 1999-05-25 2004-08-31 Silverbrook Research Pty Ltd. Portable interactive printer
US6536867B1 (en) * 1999-08-23 2003-03-25 Lexmark International, Inc. Apparatus for increasing waste ink accumulation capacity in an ink jet
US6193357B1 (en) 1999-09-24 2001-02-27 Hewlett-Packard Company Contoured cross-sectional wiper for cleaning inkjet printheads
US6273547B1 (en) 1999-10-27 2001-08-14 Lexmark International, Inc. Waste ink collection system for an ink jet printer
US6340218B1 (en) 1999-10-28 2002-01-22 Hewlett-Packard Company Single-pass wiping system for inkjet printheads
US6328411B1 (en) 1999-10-29 2001-12-11 Hewlett-Packard Company Ferro-fluidic inkjet printhead sealing and spitting system
JP2010089519A (ja) * 1999-12-01 2010-04-22 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
US6280014B1 (en) 1999-12-14 2001-08-28 Eastman Kodak Company Cleaning mechanism for inkjet print head with fixed gutter
US6123409A (en) * 2000-01-19 2000-09-26 Hewlett-Packard Company Inkjet printhead with capillary channels for receiving wiped ink and residue
US6238035B1 (en) 2000-01-31 2001-05-29 Hewlett-Packard Company Indexing scraper cleaning method and system for inkjet printheads and printing mechanism including the system
US6402291B1 (en) 2000-01-31 2002-06-11 Hewlett-Packard Company Composite wiper for inkjet printheads
US6318837B1 (en) 2000-01-31 2001-11-20 Hewlett-Packard Company Bristled scraper cleaning system for inkjet printheads
US6561619B1 (en) 2000-01-31 2003-05-13 Hewlett-Packard Company Flipping wiper scraper system for inkjet printheads
US6585347B1 (en) 2000-01-31 2003-07-01 Hewlett-Packard Company Printhead servicing based on relocating stationary print cartridges away from print zone
US6752483B1 (en) 2000-02-11 2004-06-22 Hewlett-Packard Development, L.P. Method for detecting drops in printer device
US6409303B1 (en) 2000-03-31 2002-06-25 Hewlett-Packard Company Two-stage scraper system for inkjet wipers
EP1147900A1 (en) 2000-04-20 2001-10-24 Hewlett-Packard Company, A Delaware Corporation Method of recovering a printhead when mounted in a printing device
EP1577108A3 (en) 2000-04-20 2007-08-08 Hewlett-Packard Company Method of recovering a printhead when mounted in a printing device
US6648448B1 (en) 2000-05-12 2003-11-18 Lexmark International, Inc. Waste ink management system for an ink jet printer
US6367905B1 (en) 2000-06-09 2002-04-09 Eastman Kodak Company Print head cleaning assembly with roller and method for an ink jet print head with fixed gutter
US6460968B1 (en) * 2000-06-14 2002-10-08 Hewlett-Packard Company Wiper for inkjet printers
US6554391B1 (en) 2000-07-20 2003-04-29 Eastman Kodak Company Rotating disk cleaning assembly apparatus and method for an ink jet print head with fixed gutter
US20030017898A1 (en) * 2000-09-20 2003-01-23 Hill Jason J. Lubrication collector and thermal transfer assistance device for a motorized conveyor pulley and method
US6460964B2 (en) 2000-11-29 2002-10-08 Hewlett-Packard Company Thermal monitoring system for determining nozzle health
US6523930B2 (en) 2000-12-28 2003-02-25 Eastman Kodak Company Ink jet printer with cleaning mechanism using laminated polyimide structure and method cleaning an ink jet printer
US6513903B2 (en) 2000-12-29 2003-02-04 Eastman Kodak Company Ink jet print head with capillary flow cleaning
US6755503B2 (en) * 2001-02-23 2004-06-29 Mailroom Technology, Inc. Housekeeping station
US6860582B2 (en) * 2001-04-27 2005-03-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink receiving apparatus and method
US6572215B2 (en) 2001-05-30 2003-06-03 Eastman Kodak Company Ink jet print head with cross-flow cleaning
US6648449B2 (en) * 2001-08-01 2003-11-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printhead cleaner cassette with switchable wipers
US6530640B1 (en) 2001-08-29 2003-03-11 Hewlett-Packard Company Focused ink drop detection
US6644779B2 (en) 2001-09-20 2003-11-11 Lexmark International, Inc. Rotating waste ink accumulation system
US6655781B2 (en) 2001-10-30 2003-12-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Curved wiper blade system for inkjet printheads
US6585351B2 (en) 2001-10-30 2003-07-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Angular wiping system for inkjet printheads
GB2384931B (en) * 2002-01-30 2005-06-29 Hewlett Packard Co Printer device and method
US6733108B2 (en) 2002-01-31 2004-05-11 Hewlett-Packard Development, L.P. Spill resistant spittoon for printer service stations
US6629750B2 (en) 2002-01-31 2003-10-07 Hewlett Packard Development Company L.P. Aerogel foam spittoon system for inkjet printing
GB2394445B (en) 2002-10-22 2005-12-07 Hewlett Packard Co Printhead service station
US6733106B1 (en) * 2002-10-24 2004-05-11 Lexmark International, Inc. Ink jet maintenance station with radial orientation
US6860583B2 (en) * 2002-12-27 2005-03-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Waste ink absorption system and method
US20050035991A1 (en) * 2003-08-12 2005-02-17 Fredrickson Daniel John Inkjet printer cleaning system and method
US7210761B2 (en) * 2003-09-23 2007-05-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Wiper apparatus and method for cleaning a printhead
KR100547160B1 (ko) 2003-12-04 2006-01-26 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터
TWM249817U (en) * 2003-12-05 2004-11-11 Benq Corp Ink removing apparatus
JP2005170041A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Oce Technologies Bv インク滴を取り扱うための装置および方法
KR100828355B1 (ko) * 2004-05-25 2008-05-08 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터
US7188927B2 (en) * 2004-09-16 2007-03-13 Lexmark International, Inc. Printhead wiper cleaning mechanism for an imaging apparatus
US7686419B2 (en) * 2005-10-11 2010-03-30 Silverbrook Research Pty Ltd Method of maintaining a printhead using a roller action
US7753472B2 (en) * 2005-10-11 2010-07-13 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance station having rotational pad engagement
US7506958B2 (en) * 2005-10-11 2009-03-24 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance station
US7658463B2 (en) * 2005-10-11 2010-02-09 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance assembly comprising first and second rollers
TWI300746B (en) * 2005-11-11 2008-09-11 Qisda Corp Maintenance device used for cleaning a print head of an ink cartridge
JP4703623B2 (ja) * 2006-12-27 2011-06-15 京セラミタ株式会社 インク吐出部のクリーニング方法、クリーニング装置及び画像形成装置
JP2009137156A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Canon Inc インクジェット記録装置
US7753477B2 (en) * 2008-01-16 2010-07-13 Silverbrook Research Pty Ltd Rotating printhead maintenance facility with tubular chassis
US20090179957A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with pagewidth absorbent element
US20090179944A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facilty with elongate nozzle face wiper
US7891763B2 (en) * 2008-01-16 2011-02-22 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with nozzle face wiper having multiple contact blades
US20090179947A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with nozzle face wiper having independent contact blades
US8118422B2 (en) * 2008-01-16 2012-02-21 Silverbrook Research Pty Ltd Printer with paper guide on the printhead and pagewidth platen rotated into position
US8596769B2 (en) 2008-01-16 2013-12-03 Zamtec Ltd Inkjet printer with removable cartridge establishing fluidic connections during insertion
US20090179954A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead nozzle face wiper blade with multiple, inclined contact sections
US20090179962A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead wiping protocol for inkjet printer
US7758152B2 (en) * 2008-01-16 2010-07-20 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead nozzle wiper and doctor blade for ink removal
US20090179951A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead nozzle face wiper with multiple overlapping skew blades
US8246142B2 (en) * 2008-01-16 2012-08-21 Zamtec Limited Rotating printhead maintenance facility with symmetrical chassis
US20090179961A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with variable speed wiper element
US8277027B2 (en) 2008-01-16 2012-10-02 Zamtec Limited Printer with fluidically coupled printhead cartridge
US8313165B2 (en) * 2008-01-16 2012-11-20 Zamtec Limited Printhead nozzle face wiper with non-linear contact surface
US7922279B2 (en) * 2008-01-16 2011-04-12 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with ink storage and driven vacuum drainage coupling
US20090179948A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with nozzle face wiper having a single contact blade
US7758149B2 (en) * 2008-01-16 2010-07-20 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with interchangeable stations
US20090179942A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with nozzle wiper movable parallel to media feed direction
US8277025B2 (en) * 2008-01-16 2012-10-02 Zamtec Limited Printhead cartridge with no paper path obstructions
US20090179930A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead priming protocol
US8277026B2 (en) * 2008-01-16 2012-10-02 Zamtec Limited Printhead cartridge insertion protocol
US8529011B2 (en) * 2008-03-25 2013-09-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Drop detection mechanism and a method of use thereof
US7918528B2 (en) * 2008-05-05 2011-04-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Drop detector system and method with light collector
US8449068B2 (en) * 2009-02-19 2013-05-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Light-scattering drop detector
US8177318B2 (en) * 2008-03-25 2012-05-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Orifice health detection device
US7927708B2 (en) 2008-08-18 2011-04-19 Productive Research Llc Formable light weight composites
US9469112B2 (en) 2009-03-09 2016-10-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Rotary wiper assembly for fluid-ejection printhead
US8272714B2 (en) 2009-05-06 2012-09-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing spittoon
US8511786B2 (en) * 2009-10-19 2013-08-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Light scattering drop detect device with volume determination and method
JP2013511403A (ja) * 2009-11-23 2013-04-04 オセ−テクノロジーズ ビーブイ 部分的に湿潤な又は湿潤に抗するノズル表面のためのインクジェット印刷ヘッドワイパ並びに該ワイパを含む洗浄ユニット及びインクジェットプリンタ
KR102032405B1 (ko) 2010-02-15 2019-10-16 프로덕티브 리서치 엘엘씨 성형가능한 경량 복합 재료 시스템 및 방법
JP5471791B2 (ja) 2010-05-07 2014-04-16 株式会社リコー 画像形成装置
US8355127B2 (en) 2010-07-15 2013-01-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. GRIN lens array light projector and method
JP5741110B2 (ja) * 2011-03-23 2015-07-01 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP5828231B2 (ja) * 2011-06-27 2015-12-02 ブラザー工業株式会社 液体噴射装置
US9144982B2 (en) 2012-12-27 2015-09-29 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
JP6102611B2 (ja) * 2013-07-31 2017-03-29 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及びワイピング方法
JP6378961B2 (ja) * 2014-07-31 2018-08-22 理想科学工業株式会社 インクジェット画像形成装置およびクリーニング方法
JP6897152B2 (ja) 2017-02-27 2021-06-30 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
US11338552B2 (en) 2019-02-15 2022-05-24 Productive Research Llc Composite materials, vehicle applications and methods thereof
EP4081398A4 (en) * 2020-03-24 2023-11-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. MAINTENANCE OF NOZZLES IN PRESSURE EQUIPMENT

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4306245A (en) * 1978-09-21 1981-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet device with cleaning protective means
JPS5945162A (ja) * 1982-09-08 1984-03-13 Seiko Epson Corp インクジエツトプリンタ
JPS5945163A (ja) * 1982-09-08 1984-03-13 Seiko Epson Corp インクジエツトプリンタ
JPS59209876A (ja) * 1983-05-14 1984-11-28 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 液体供給装置
US5339098A (en) * 1984-02-21 1994-08-16 Canon Kabushiki Kaisha Liquid discharge recording apparatus having apparatus for effecting preparatory emission
JPS62111751A (ja) * 1985-11-12 1987-05-22 Canon Inc インクジエツト記録装置
DE3713794A1 (de) * 1987-04-24 1988-11-10 Siemens Ag Vorrichtung zum reinigen und verschliessen der duesenflaeche eines tintenkopfes
US4853717A (en) * 1987-10-23 1989-08-01 Hewlett-Packard Company Service station for ink-jet printer
JPH0210035U (ja) * 1988-06-27 1990-01-23
KR940010881B1 (ko) * 1988-10-07 1994-11-19 캐논 가부시끼가이샤 기록장치
US4982199A (en) * 1988-12-16 1991-01-01 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for gray scale printing with a thermal ink jet pen
US5689293A (en) * 1989-01-23 1997-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet head capping device
JPH02235761A (ja) * 1989-03-10 1990-09-18 Sanyo Electric Co Ltd インク噴射ヘッドのクリーニング方法
JPH0390362A (ja) * 1989-09-04 1991-04-16 Fujitsu Ltd インクジェットヘッドのクリーニング方法
JP2798438B2 (ja) * 1989-09-13 1998-09-17 富士通株式会社 インクジェットヘッドのクリーニング方法
JPH03189163A (ja) * 1989-12-20 1991-08-19 Canon Inc インクジェット記録装置
US5115250A (en) * 1990-01-12 1992-05-19 Hewlett-Packard Company Wiper for ink-jet printhead
JPH02231143A (ja) * 1990-01-17 1990-09-13 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ
JPH0437556A (ja) * 1990-06-04 1992-02-07 Canon Inc インクジェット記録装置
US5103244A (en) * 1990-07-05 1992-04-07 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for cleaning ink-jet printheads
JP2871023B2 (ja) * 1990-07-19 1999-03-17 富士通株式会社 インクジェットヘッドのクリーニング装置
JPH04110156A (ja) * 1990-08-30 1992-04-10 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置メンテナンス方法
JPH04141440A (ja) * 1990-10-02 1992-05-14 Brother Ind Ltd 印字装置
US5081472A (en) * 1991-01-02 1992-01-14 Xerox Corporation Cleaning device for ink jet printhead nozzle faces
JP2953098B2 (ja) * 1991-05-15 1999-09-27 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置
DE69214007T2 (de) * 1991-05-15 1997-02-06 Seiko Epson Corp Tintenstrahlartiges Aufzeichnungsgerät und Reinigungsverfahren des Aufzeichnungskopfes
US5151715A (en) * 1991-07-30 1992-09-29 Hewlett-Packard Company Printhead wiper for ink-jet printers
US5155497A (en) * 1991-07-30 1992-10-13 Hewlett-Packard Company Service station for ink-jet printer
JPH05116331A (ja) * 1991-10-26 1993-05-14 Mita Ind Co Ltd インクジエツトプリンタのヘツドクリーニング装置
JPH05162320A (ja) * 1991-12-13 1993-06-29 Canon Inc インクジェット記録装置および該インクジェット記録装置における記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法
US5300958A (en) * 1992-02-28 1994-04-05 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for automatically cleaning the printhead of a thermal inkjet cartridge
DE69307053T2 (de) * 1992-08-26 1997-04-17 Hewlett Packard Co Abdeckung mit einer federnden Lippe für einen Tintenstrahl-Druckkopf
US5396271A (en) * 1992-11-12 1995-03-07 Xerox Corporation Wiper blade cleaning system for non-coplanar nozzle faces of ink jet printheads
JP3253713B2 (ja) * 1992-11-13 2002-02-04 株式会社リコー 記録ヘッドのヘッド面清掃装置
JP3535885B2 (ja) * 1992-12-16 2004-06-07 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
US5489927A (en) * 1993-08-30 1996-02-06 Hewlett-Packard Company Wiper for ink jet printers
JPH07246708A (ja) * 1994-03-10 1995-09-26 Canon Inc インクジェット記録装置
US5614930A (en) * 1994-03-25 1997-03-25 Hewlett-Packard Company Orthogonal rotary wiping system for inkjet printheads

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030273A (ja) * 2008-07-02 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 廃液装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2143780C (en) 2005-08-09
DE69504731D1 (de) 1998-10-22
EP0673772B1 (en) 1998-09-16
US5614930A (en) 1997-03-25
ES2120680T3 (es) 1998-11-01
DE69504731T2 (de) 1999-02-04
US5896145A (en) 1999-04-20
CA2143780A1 (en) 1995-09-26
JPH07276657A (ja) 1995-10-24
EP0673772A1 (en) 1995-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3527312B2 (ja) サービスステーションおよびインクジェットプリントヘッド拭き取り方法
EP0856404B1 (en) Fiber cleaning system for inkjet printhead wipers
EP0724959B1 (en) Wet capping system for inkjet printheads
US5712668A (en) Rotary Multi-ridge capping system for inkjet printheads
KR100414341B1 (ko) 잉크젯프린트헤드용습식와이핑시스템,잉크젯프린트헤드와이핑방법및잉크젯인쇄기구
JP2872431B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4366175B2 (ja) インクジェット記録装置
EP1350627A1 (en) Cleaning apparatus and method of assembly therefor for cleaning an inkjet print head
JP5515715B2 (ja) 液体噴射装置
JPH09131884A (ja) インクジェットプリントヘッド用吸収性可動スピッティングステーション
JP2009101630A (ja) インクジェット記録装置
KR20100083033A (ko) 와이퍼 클리닝 기능이 개선된 잉크젯 프린터
JP2005199597A (ja) 液体噴射装置
US6435646B2 (en) Fiber tracking management system for inkjet printheads
JP2882478B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2010046962A (ja) 液体吐出装置及びこれを備えた画像形成装置
US6491371B1 (en) Ink blotter for an ink jet printer maintenance station providing increased ink carrying capacity
US8764164B1 (en) Printer service station with spittoon plow
JP2816902B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2003311985A (ja) インクジェットプリンタ
JP5979171B2 (ja) 液体噴射装置及び液体噴射装置のメンテナンス方法
JP2003266715A (ja) インクジェット記録装置
JP2004237462A (ja) 記録装置
JP2003159806A (ja) インクジェット記録装置
JP2000000974A (ja) ワイパ―ブレ―ド清掃装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees